JP2788134B2 - 液圧式制御装置 - Google Patents

液圧式制御装置

Info

Publication number
JP2788134B2
JP2788134B2 JP12579191A JP12579191A JP2788134B2 JP 2788134 B2 JP2788134 B2 JP 2788134B2 JP 12579191 A JP12579191 A JP 12579191A JP 12579191 A JP12579191 A JP 12579191A JP 2788134 B2 JP2788134 B2 JP 2788134B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
control device
hydraulic control
line
valve
pressure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP12579191A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH04226296A (ja
Inventor
ブルナー ルドルフ
Original Assignee
ハイルマイア ウント バインライン ファブリク フュル オエル − ハイドロリク ゲ−エムベ−ハー ウント コンパニー,カーゲー
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority claimed from DE4021347A external-priority patent/DE4021347A1/de
Application filed by ハイルマイア ウント バインライン ファブリク フュル オエル − ハイドロリク ゲ−エムベ−ハー ウント コンパニー,カーゲー filed Critical ハイルマイア ウント バインライン ファブリク フュル オエル − ハイドロリク ゲ−エムベ−ハー ウント コンパニー,カーゲー
Publication of JPH04226296A publication Critical patent/JPH04226296A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2788134B2 publication Critical patent/JP2788134B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Jib Cranes (AREA)
  • Fluid-Pressure Circuits (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、特許請求項1の包括的
な節で言及された形式の液圧式制御装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来技術、および発明が解決しようとする課題】揺動
積荷移動システムは、例えばクレーンであり、その場
合、矢張り大きなてこ比に起因する揺動運動が急速な積
荷移動の最初と最後に発生し、前記揺動運動が単数また
は複数の液体使用器具に反動を及ぼし、液圧系統内の圧
力変動を結果として生ずる。理論的に非圧縮性の媒質の
液圧柱は実際の作動中に弾性的な反動を示し、そのため
各種因子の組合せ効果により、不都合にも、揺動運動と
圧力変動とが長期間、即ち積荷の移動中にも保持され
る。
【0003】少なくとも1組の開放可能な積荷支持弁を
包有する液圧回路内の液体使用器具の揺動する傾向を、
積荷支持弁のパイロット管路内の可調整運動減衰絞りに
より抑制することが周知(ハイルマイヤー・アンド・ワ
インライン(Heilmeier & Weinlei
n)商会の1986年6月の刊行物、D7100第2ペ
ージ)されていることは事実であるが、前記運動減衰絞
りのみによりもたらされる効果は多くの場合充分なもの
ではない。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、それにより圧
力変動の効果な減衰が簡単且つ徳用価格の様態で達成さ
れる、開示の如き液圧式制御装置を提供するという課題
に基づくものである。
【0005】本発明によれば、提起された課題は、特許
請求項1の特徴を表わす節に開示された諸特徴によって
解決される。
【0006】圧力変動を減衰させるために積荷支持弁の
制御圧力回路のみが作用するが、減衰は、作動回路およ
び液体使用器具に至り且つその中にまで効力を生ずる。
使用される制御弁の形式とは無関係に、且つ前記制御弁
の構造的設計とは無関係に所望の減衰が達成されるが、
これは、任意の制御弁を選択し得ることを意味する。供
給流量調整器や負荷圧力検出を伴う複雑な制御弁を使用
することも可能ではあるが、揺動する傾向のあるシステ
ムにおけるこの種の制御弁の使用は、それが圧力変動を
生成する恐れがあるので原則的に危険である。この減衰
効果は恐らく、パイロット管路からバイパス管路を経由
して排出される液圧媒質の量により、圧力変動の場合の
圧力曲線に発生する頂上や谷間が切り放される、という
事実に基づくもので、主管路内での、また液体使用器具
内での揺動圧力の挙動は、圧力振動が急速に衰退するよ
うな態様で妨げられる。減衰の目的でパイロット管路か
ら排出される液圧媒質の量はわずかである。
【0007】フォーク・リフト・トラックの場合、下降
ブレーキによりリフト・シリンダを固定することは周知
されており、前記下降ブレーキにより、荷重とは無関係
に最大下降速度が限定される。前記下降ブレーキの主流
路には、絞られないバイパス通路が包含され、それが圧
力変動の抑制に関し総合的な制御特性を円滑にさせる。
しかし、この原理は、複動式の液体使用器具を装備した
クレーンに用いるには適していない。
【0008】請求項2の実施例の場合、積荷支持弁を包
含するブロックは、在来のもののままである。それは、
生産技術の見地から、ほとんど出費を伴わずに、付加的
な機能が得られるように修正されている。既に作動中の
液圧式制御装置は、その後、単にブロックを交換するこ
とにより、リセットすることができる。
【0009】請求項3による実施例は、選択的に組み合
わせ得る構成要素を得るための近代的なユニット構成原
理に対応するものである。構成ユニットは、適切な位置
でパイロット回路内へ容易に組み込むことができる。こ
れまで減衰されなかったシステムの場合、減衰の可能性
は、その後、構成ユニットを取り付けることによって得
られる。望むならば構成ユニットは主回路内へ組み込ま
れるが、この場合バイパス管路および干渉絞り開口は寸
法を増大される。
【0010】絞り開口と、パイロット管路から排出され
る干渉体積が通る干渉絞り開口との間の協働が請求項4
による迅速に効力を発揮する圧力変動の減衰を結果とし
て生ずる。
【0011】干渉絞り開口の大きさが絞り開口のそれを
超える場合には積荷支持弁の開放が阻害されることを予
期しなければならないが、それは驚くべきことに、請求
項5による普通見られない設計の場合、予期しない減衰
効果が達成され、積荷支持弁が乱されずに作動する、と
いうことになる。
【0012】絞り開口として用いられる孔は例えば約
0.8mmの直径を有し、干渉絞り開口として用いられ
る孔は例えば約1.0mmの直径を有する。孔の比およ
び大きさは常に、各々の個々の場合におけるそれぞれの
要求に適応するようにされる。
【0013】上述の諸実施例の場合、バイパス管路がパ
イロット管路から分岐している。但し、積荷支持弁の制
御ピストンを包有するシリンダ内または制御ピストン自
体内にバイパス管路を配置し且つそれを制御ピストンの
背部でシリンダ部材に接続することも可能であるが、何
れにせよ前記シリンダ部材は通気されている。
【0014】運動減衰絞りは作動温度を有する圧力媒質
に合わされ、あるいはそれが矢張り別の理由で、圧力媒
質が低温の場合、または突然の指令に応答して、積荷支
持弁の急速な閉鎖を遅延させるようにきつく調整され
る。これは、荷重を受ける液体使用器具のアフタランニ
ングを結果として生ずる。平行管路内の逆止め弁が請求
項7に従ってこの危険を除去するが、それは、前記の一
方の主管路およびパイロット管路内の圧力が積荷支持弁
の閉鎖運動に対抗する圧力よりも低下する場合、積荷支
持弁を閉鎖するために、運動減衰絞りを通る圧力媒質の
急速な流出がこの逆止め弁により生ずるからである。前
記の一方の主管路内の圧力による下降の場合、逆止め弁
は閉鎖されたままに保たれる。積荷が下降している間に
圧力変動が発生すると、運動減衰絞りを通って圧力媒質
が移動され、前記の一方の主管路内の極度の圧力降下は
逆止め弁が短時間開放されるという影響を及ぼし、かく
して前記逆止め弁は減衰効果に寄与する。圧力媒質が低
温であるか、または運動減衰絞りがきつく調整されてい
る場合、アフタランニングは全く生じない。
【0015】請求項8による実施例の場合、減衰装置お
よび運動減衰絞りは、可能な最良の減衰効果が達成され
るように相まって作用する。
【0016】制御ピストンの閉鎖移動は、圧力媒質がバ
イパス管路を経由して流出するので、請求項9による逆
止め弁により阻害されることはない。
【0017】請求項10によるバイパス管路と干渉絞り
開口とを経て流出する圧力媒質は、積荷支持弁を包含す
る主管路へ流入する。バイパス管路とためとの間の連結
部は省略することができる。バイパス管路内に設けられ
た逆止め弁により、他の主管路に圧力が加えられても、
バイパス管路を経て前記の一方の主管路に至る圧力媒質
の流れが生起されないことが保証される。
【0018】請求項11によれば、圧力変動が減衰させ
る目的で流出する圧力媒質を排出するために主管路が使
用されることはない。
【0019】請求項12による圧力だめは、圧力変動の
急速な衰退に寄与する。
【0020】そのほかの適宜の実施例にて、その場合積
荷支持弁がその中に、主管路内に位置する弁座上へ閉鎖
方向にばねの力で押圧される密閉部材と、パイロット管
路内の圧力で作動し且つ密閉部材へ開放方向に荷重を加
える制御ピストンとを備えるようにした実施例が、請求
項13により開示されている。通常、弁座と制御ピスト
ンとの間の1:3という幾何学的面積比が、世界中にわ
たる揺動積荷移動システム用液圧式制御装置の場合に用
いられる。特に複動式差動液圧シリンダの場合、これが
有用であることが立証されている。標準として一般に容
認されるに至ったこの面積比から逸脱することにより、
バイパス管路を経て流出する圧力媒質から結果として生
ずる差圧が補償され、効果的な減衰を達成し且つまた開
放する目的で、これまでよくある場合と同じ力を制御ピ
ストンに加えるために大量の圧力媒質が移動される、と
いう利点が得られる。
【0021】当業者は請求項14により、液圧式制御装
置の制御挙動にいかなる変化をも生ずることなく、いか
にして可能な最良の圧力変動の減衰が得られるかを示
す、容易に理解できる教示を与えられる。
【0022】請求項15によれば、液体使用器具の双方
の主管路が積荷支持弁により確保される。積荷の移動方
向とは関わりなく、圧力変動の効果的な減衰が達成され
る。相互接続されたバイパス管路の備えにより、構造的
見地から、配列が更に簡素になる。
【0023】本発明の内容の実施例を、図面に基づいて
説明する。
【0024】
【実施例】図1による揺動積荷移動システムSは例え
ば、トラック1へ、その車両フレーム2上で取り付けら
れた液圧クレーン3であり、そのブーム部材が、積荷F
を動かす場合に液体使用器具V、例えば複動液圧シリン
ダ、によって動かされる。積荷Fの移動の始めと終わり
若しくはその間にも力が発生し、それが特に大きなてこ
比の故にブーム部材を揺動させ、それにより知覚し得る
程の圧力変動が液体使用器具V内に生成され、次いでこ
れが危険ないし不快な積荷の移動を結果として生ずる。
【0025】図2は、例えば左の液体使用器具Vを差動
させる液圧式制御装置Lをブロック図で示したもので、
前記の左の液体使用器具Vは図1に示されている。液圧
式制御装置Lは、パイロット回路Aおよび減衰装置Xな
らびに概略的に表示した制御弁Cを包含する積荷支持弁
Hを含み、ためTをそこに結合した圧力源Pからの圧力
媒質がそこに供給されている。
【0026】この液体使用器具Vは、ピストン・ロッド
8を介し積荷Fによって作動されるピストン5を備えた
複動式差動シリンダ4である。シリンダ4の室6,7は
主管路9,10を経由して制御弁Cに接続され、それら
は、ピストン5を両方向へ動かすために圧力源Pまたは
ためTへ交互に接続するようにされている。積荷を停止
させるため、制御弁には、零位置が設けられている。積
荷支持弁Hは他方の主管路9内に配置され、積荷Fを下
降させるためにそれが前記の一方の主管路10からの開
放圧力をそこに付加しており、前記開放パイロット圧力
は制御弁Cにより調整される。
【0027】積荷支持弁Hには、ばね12により、且つ
また制御弁Cに向かう他方の主管路9の一部から分岐す
るパイロット管路15b内のパイロット圧力によって閉
鎖方向にそこへ荷重を付加する密閉部材13を備えた弁
11が包含されている。流れの方向に見て制御弁Cに向
かう方向について遮断する逆止め弁14が弁11をう回
している。開放方向においては、パイロット管路15a
のパイロット圧力により、密閉部材13がばね12の力
に抗して作動されるが、前記パイロット管路15aは図
面に略記されており、液体使用器具Vに向かう他方の主
管路9の一部から分岐している。
【0028】パイロット回路Aには、前記の一方の主管
路10の分岐17から分岐して弁11の接続部18に至
るパイロット管路16が設けられている。密閉部材13
の、および密閉部材をその開放位置へ動かすために用い
られ且つそれと結合された制御ピストン(図5参照)の
運動を減衰させるため、パイロット管路16はそこに、
望ましくは調整可能な運動減衰絞り20と、前記の一方
の主管路10の方向について遮断するバイパス逆止め弁
21とを含む構成要素19を包含することができる。前
記バイパス逆止め弁21が設けられなくても、密閉部材
13の閉鎖ならびに開放移動は減衰される。
【0029】パイロット管路16の分岐22からバイパ
ス管路23が分岐し、前記バイパス管路23には干渉絞
りD2 が包含されている。この実施例の場合、バイパス
管路23は、制御弁Cに向かう他方の主管路9の一部に
位置する接合点24に至る。パイロット管路16内の分
岐17,22間に絞り開口D1 が設けられるが、これ
は、干渉絞り開口D2 よりも小さい(例えば絞り開口D
1 は0.8mm、干渉絞り開口D2 は1.0mm)。干
渉絞り開口D2 へ向かう方向について遮断する逆止め弁
25を、干渉絞り開口D2 と接合点24との間に設ける
ことができる。
【0030】図2に示される位置では、弁11が積荷を
保持している。逆止め弁14はふさがっている。積荷支
持弁Hと制御弁Cとの間に位置する主管路9の一部は、
ためTに通気されている。
【0031】積荷Fを上昇させるためには、主管路9が
圧力源Pへ接続され且つ主管路10がためTへ接続され
るよう、制御弁Cがシフトされる。密閉部材13は依然
その閉鎖位置にある。逆止め弁14は開放される。室7
はそこへ圧力を付加される。ピストン5は延伸される。
圧力媒質は主管路10を経て室6から排出される。
【0032】積荷Fを停止させるためには、制御弁Cが
その以前の位置へ戻り、図2による状態が回復される。
【0033】積荷Fを下降させるためには、室6とパイ
ロット管路16とがそこへ圧力を付加され、前記圧力に
より、ばね12の力に抗して密閉部材13が開放され
る。積荷Fは沈下し始める。圧力媒質は、バイパス管路
23を経由してためTと連通する他方の主管路9へ連続
的に流れる。主管路9,10の室6,7内および積荷支
持弁Hのパイロット回路内に圧力変動が発生すると、前
記圧力変動は、バイパス管路23と干渉絞り開口D2
を経て流出する圧力媒質により、且つまた運動減衰絞り
20によって減衰される。
【0034】積荷Fを停止させるためには、一方の主管
路10が通気される。逆止め弁14はその閉そく位置に
ある。密閉部材13はその閉鎖位置へ移動されるが、前
記移動は運動減衰絞り20によって減衰される。圧力媒
質は、前記の一方の主管路10へ流れ且つ/または逆止
め弁25を介しバイパス管路23を経て排出される。
【0035】図3による液圧式制御装置Hは、バイパス
管路23がためTと直接に連通しているという事実に関
して図2によるそれと異なっている。更にまたパイロッ
ト管路16は、一方の主管路10へ向かう方向について
遮断する逆止め弁26をそこに備えている。図2による
実施例の場合にも、逆止め弁26を同じ位置に配置する
ことができる。制御装置の機能は、図2に示した制御装
置のそれに対応する。唯一の相違点は、圧力媒質が前記
の一方の主管路10内へ流れ戻り得ないことである。
【0036】図4によれば、パイロット管路16が、最
も都合良くは構成要素19と分岐22との間に位置する
圧力だめ27をそこに接続させている。図3の逆止め弁
26は同じ位置に設けても良い。更にまた、バイパス管
路23がためTへ直接に、または図2の場合における如
く第二主管路9に、の何れかで到達していることが略示
されている。
【0037】図5においては液体使用器具V(例えば図
1におけるバックリング・シリンダ)が、両作動方向に
ついて積荷支持弁Hにより防護されている。両減衰装置
Xのバイパス管路23が、それぞれの他方の主管路16
へ接続されている。
【0038】図6は、積荷支持弁の弁11の略図を示
す。ボール29として構成された密閉部材13は、その
ハウジング28内のばね12により弁座30上へ押圧さ
れ、前記弁座30は二つの室31,32を相互接続させ
ている。室31はそこへ、室7に至る他方の主管路9の
一部を接続し、室32はそこへ、制御弁Cに至る主管路
9の一部を接続している。逆止め弁14は室31,32
間に位置している。制御ピストン34は、タペット33
を介して密閉部材13をその開放位置へ移動させるた
め、パイロット管路16内の圧力で作動されるようにさ
れている。制御ピストン34の背後に位置する室部分3
5は通気されている。弁座30は断面積A1 を有し、こ
の断面積A1 と、圧力により作動され制御ピストン34
の面積A2 とは、1:4より大、望ましくは1:6.5
より大、なる幾何学的面積比を有している。室32内の
圧力は、密閉部材13に、閉鎖方向へばね12と平行に
作用する。室31内の圧力は、密閉部材13に、開放方
向へ制御ピストン34と平行に作用する。
【0039】バイパス管路23はまた、制御ピストン3
4を経て室35へ延びることができ、それに干渉絞り開
口D2 が包有されても良い。しかしバイパス管路23
を、その出口が、圧力で作動される開放ピストン34の
側に位置するように配置することも可能である。
【0040】図7は、垂直軸線が圧力を表示し、水平軸
線が時間を表示するようにした線図を示す。曲線D17
分岐17における圧力の挙動の代表的なものである。下
方の曲線D18は接続部18における圧力の挙動の代表的
なものである。双方の圧力は最初に激しく変動し、その
後鎮静し、最後にそれらは一定したままになる。バイパ
ス管路23と干渉絞り開口D2 とを経由して流出する圧
力媒質のため、圧力P 17,P18間には差圧dPが存在す
る。この差圧は、圧力で作動される制御ピストン34
(図5)の面積の大きさにより、積荷支持弁Hが通常の
方法で作動するように補整される。
【0041】具体的な一実施例の場合、絞り開口D1
0.8mmの直径を有し、干渉絞り開口D2 が1.0m
mの直径を有し、制御ピストン34が17mmの直径を
有している。分岐17における圧力は約90barであ
り、接続部18における圧力P18は約40barであ
る。約40barの差圧は、バイパス管路23および干
渉絞り開口D2 を介して除去される。
【0042】図8による液圧式制御装置Lの場合には、
図2または図3の実施例に加えて平行管路36が設けら
れ、前記平行管路36は構成要素19と弁11との間で
パイロット管路16から分岐し、絞り開口D1 と分岐1
7との間でパイロット管路16に終わっている。それは
運動減衰絞り20をう回し、前記の一方の主管路10の
方向について開放する逆止め弁37を包有している。ま
た平行管路36を前記の一方の主管路10へ直接に接続
することもできる。低温の圧力媒質の場合、またはきつ
く調整された減衰絞りの場合、逆止め弁37には、弁1
1を迅速に閉鎖するために圧力媒質が絞り20を通って
流出する、という効果がある。更にまた前記逆止め弁3
7は、それにより圧力のピークを消去させ得るため、減
衰効果に寄与する。バイパス管路23は他方の主管路9
へ、または直接にためTへ、接続することもできる。こ
のシステムにおける圧力変動の場合は、絞り開口D1
存在する圧力により逆止め弁37が閉鎖したままに保た
れ、従って運動減衰絞り20は所期の様態で有効とな
る。
【0043】逆止め弁37を備え若しくは備えない減衰
装置Xは、揺動を受け易く且つ供給流量調整器や積荷圧
力検出を含む比較的に複雑な制御弁が設けられるように
した積荷移動システムの制御装置用として特に好都合で
あり、前記制御弁は、一方ではポンプ側の圧力変動に影
響されず積荷と無関係な様態で作動するが、他方ではそ
れら自体がシステム内の圧力変動を生成しまたは保持す
る傾向を示す。本発明に従った実施例により、このシス
テム内の圧力変動は、それらの起始点とは関わりなく、
有効且つ迅速に減衰される。
【図面の簡単な説明】
【図1】揺動する積荷移動システムの略図。
【図2】液圧式制御装置を示すブロック図。
【図3】細部の変更態様を示す図。
【図4】別の細部の変更態様を示す図。
【図5】更に別の細部の変更態様を示す図。
【図6】積荷支持弁の略断面図。
【図7】液圧式制御装置における減衰効果を示す圧力/
時間線図。
【図8】ほかの実施例のブロック図。
【符号の説明】 9,10 主管路 13 密閉部材 16 パイロット管路 20 運動減衰絞り 21 バイパス逆止め弁 17,22 分岐 23 バイパス管路 25,26,37 逆止め弁 30 弁座 34 制御ピストン 36 平行管路 B ブロック C 制御弁 D1 絞り開口 D2 干渉絞り開口 H 積荷支持弁 P 圧力源 T ため V 複動液体使用器具 X 液圧減衰装置

Claims (15)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 揺動する積荷の移動システム用の液圧式
    制御装置にて、二つの別個の主管路(9),(10)と
    制御弁(C)とを介して圧力源(P)またはため(T)
    へ選択的に接続するようにされた複動液体使用器具
    (V)を含み、更に前記制御弁(C)と前記液体使用器
    具(V)との間の前記主管路(9),(10)の少なく
    とも一方に配置され且つパイロット管路(16)を介し
    て前記主管路(9),(10)の別のそれにより開かれ
    るようにされた積荷支持弁(H)を含む液圧式制御装置
    において、前記積荷支持弁(H)の前記パイロット管路
    (16)がその中に、前記パイロット管路(16)から
    分岐し且つ干渉絞り開口(D 2 )を備えるバイパス管路
    (23)から成る、圧力変動を減衰させる液圧減衰装置
    (X)を配置していることを特徴とする液圧式制御装
    置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載された液圧式制御装置に
    おいて、前記積荷支持弁(H)を包有するブロック
    (B)内へ前記減衰装置(X)が組み込まれることを特
    徴とする液圧式制御装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載された液圧式制御装置に
    おいて、前記減衰装置(X)が、前記積荷支持弁(H)
    の前記パイロット管路(16)へ接続された独立の構成
    ユニットであることを特徴とする液圧式制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項1から請求項3に記載された液圧
    式制御装置において、前記バイパス管路(23)の分岐
    (22)と前記主管路(10)との間の前記パイロット
    管路(16)内に絞り開口(D1 )が設けられることを
    特徴とする液圧式制御装置。
  5. 【請求項5】 請求項4に記載された液圧式制御装置に
    おいて、前記干渉絞り開口(D2 )が前記絞り開口(D
    1 )よりも大きいことを特徴とする液圧式制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載された液圧式制御装置に
    おいて、前記絞り開口(D1 ),(D2 )の直径比が約
    1:1.25であることを特徴とする液圧式制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1から請求項6に記載された液圧
    式制御装置にて、運動減衰絞り(20)と前記運動減衰
    絞り(20)用バイパス逆止め弁(21)とが前記パイ
    ロット管路(16)に設けられ且つ前記バイパス逆止め
    弁(21)が前記積荷支持弁(H)の開放方向に開くよ
    うにした液圧式制御装置において、前記主管路(10)
    へ向かう方向に開く逆止め弁(37)が、前記運動減衰
    絞り(20)をう回する平行管路(36)内に配置され
    ることと、前記平行管路(36)が前記絞り開口
    (D1 )と前記主管路(10)との間で前記パイロット
    管路(16)へ接続され、または前記主管路(10)へ
    直接に接続されることとを特徴とする液圧式制御装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7の何れか一つの項
    に記載された液圧式制御装置において、前記バイパス管
    路(23)が、前記運動減衰絞り(20)と前記絞り開
    口(D1 )との間で前記パイロット管路(16)から分
    岐することを特徴とする液圧式制御装置。
  9. 【請求項9】 請求項8に記載された液圧式制御装置に
    おいて、前記主管路(10)へ向かう方向にふさぐ逆止
    め弁(26)が、前記絞り開口(D1 )と前記主管路
    (10)との間で前記パイロット管路(16)内に配置
    されることを特徴とする液圧式制御装置。
  10. 【請求項10】 請求項4から請求項9の何れか一つの
    項に記載された液圧式制御装置において、排出側で前記
    積荷支持弁(H)を包有する前記主管路(9)へ前記バ
    イパス管路(23)が接続されることと、前記パイロッ
    ト管路(16)へ向かう方向にふさぐ逆止め弁(25)
    が前記干渉絞り開口(D2 )と前記主管路(9)との間
    で前記バイパス管路(23)内に配置されることとを特
    徴とする液圧式制御装置。
  11. 【請求項11】 請求項4から請求項9の何れか一つの
    項に記載された液圧式制御装置において、前記バイパス
    管路(23)が前記ため(T)へ直接に接続されること
    を特徴とする液圧式制御装置。
  12. 【請求項12】 請求項1から請求項11の何れか一つ
    の項に記載された液圧式制御装置において、圧力だめ
    (27)が前記絞り開口(D1 )と前記干渉絞り開口
    (D2 )との間で前記パイロット管路(16)へ接続さ
    れることを特徴とする液圧式制御装置。
  13. 【請求項13】 請求項1から請求項12の何れか一つ
    の項に記載された液圧式制御装置にて、前記主管路
    (9)内に位置する弁座(30)上へ閉鎖方向にばねの
    力で押圧される密閉部材(13)と、前記パイロット管
    路(16)内の圧力の作用を受け且つ前記閉鎖部材へ開
    放方向に荷重を付加する制御ピストン(34)とが前記
    積荷支持弁(H)に設けられるようにした液圧式制御装
    置において、前記弁座(30)と圧力の作用を受ける前
    記制御ピストン(34)の面積との間の幾何学的面積比
    (A1 :A2 )が1:4より大、望ましくは1:6.5
    より大、であることを特徴とする液圧式制御装置。
  14. 【請求項14】 請求項1から請求項13の何れか一つ
    の項に記載された液圧式制御装置において、前記制御ピ
    ストン(34)と前記弁座(30)との前記幾何学的面
    積比(A1 :A2 )と、前記絞り開口(D1 ),
    (D2 )の直径比とが、前記制御ピストン(34)にお
    ける開放圧力(P18)と開放圧力(P17)を付与する前
    記主管路(10)内の圧力との間の選択可能な比につい
    て、前記液体使用器具(V)内の圧力変動の急速な減衰
    が達成されるような方法で互いに適応されることを特徴
    とする液圧式制御装置。
  15. 【請求項15】 請求項1から請求項14の何れか一つ
    の項に記載された液圧式制御装置において、前記液体使
    用器具(V)の主管路(9),(10)の双方が前記積
    荷支持弁(H)を包有し且つ前記積荷支持弁(H)に減
    衰装置(X)が設けられることと、両バイパス管路(2
    3)が相互連結されることとを特徴とする液圧式制御装
    置。
JP12579191A 1990-07-05 1991-05-29 液圧式制御装置 Expired - Lifetime JP2788134B2 (ja)

Applications Claiming Priority (5)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE4021347A DE4021347A1 (de) 1990-07-05 1990-07-05 Hydraulische steuervorrichtung
DE40213471 1990-07-05
AT40213471 1991-02-07
EP91101694A EP0464305B1 (de) 1990-07-05 1991-02-07 Hydraulische Steuervorrichtung
AT911016947 1991-02-07

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04226296A JPH04226296A (ja) 1992-08-14
JP2788134B2 true JP2788134B2 (ja) 1998-08-20

Family

ID=25894738

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP12579191A Expired - Lifetime JP2788134B2 (ja) 1990-07-05 1991-05-29 液圧式制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2788134B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2158637T3 (es) * 1998-09-08 2001-09-01 Palfinger Ag Grua.
JP6479530B2 (ja) * 2015-03-30 2019-03-06 株式会社加藤製作所 クレーン車のジブ駆動装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH04226296A (ja) 1992-08-14

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5191826A (en) Hydraulic control device
US7104181B2 (en) Hydraulic control circuit for a hydraulic lifting cylinder
JP3819857B2 (ja) 分離アクチュエータ機械機構を動作させる油圧制御回路
JP3857382B2 (ja) 緩衝制御装置
US7497452B2 (en) Hydro-pneumatic vehicle suspension system with a double acting cylinder and accumulators
US7448309B2 (en) Hydraulic arrangement
CA2482738C (en) Hydraulic arrangement and process for its use
US3550993A (en) Level regulated hydro-pneumatic spring suspension system for vehicles
JPH04262072A (ja) 水圧モータ制御装置
EP2330302A1 (en) Cylinder apparatus
US4506751A (en) Tilt cab truck with anti-dive and anti-sway control
JPH05196003A (ja) 油圧制御装置
WO1994005916A1 (en) Pressure-actuated cylinder with internal pressure relief valve
US7377523B2 (en) Hydraulic suspension with a lock-out mechanism for an off-highway vehicle
KR970075391A (ko) 중장비의 재생장치
US5117950A (en) Hydraulic shock absorber controller for a wheel crane
JP2788134B2 (ja) 液圧式制御装置
JPH08500418A (ja) 液圧制御装置
US3572363A (en) Fluid flow control device
JP2017506598A (ja) 減衰装置およびスリップ制御可能な車両ブレーキ装置
EP1335850B1 (en) Hydraulic tilting device for tilting a vehicle cab, and vehicle provided with a tilting device of this type
US20100275771A1 (en) Hydraulic System and Mobile Construction Machine
GB2076182A (en) Fluid Control Valve
JPS62289419A (ja) ハイドロニユ−マチツクサスペンシヨン機構
JP2002317801A (ja) 油圧差動装置

Legal Events

Date Code Title Description
S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090605

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100605

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 13

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110605

EXPY Cancellation because of completion of term