JP2785688B2 - ラケットフレームのグリップ構造 - Google Patents

ラケットフレームのグリップ構造

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JP2785688B2
JP2785688B2 JP6120786A JP12078694A JP2785688B2 JP 2785688 B2 JP2785688 B2 JP 2785688B2 JP 6120786 A JP6120786 A JP 6120786A JP 12078694 A JP12078694 A JP 12078694A JP 2785688 B2 JP2785688 B2 JP 2785688B2
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grip
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racket frame
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高志 藤田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、バトミントン用ラケ
ットにおけるラケットフレームのグリップ構造の改良に
関し、特に、グリップ部をシャフト部の端末部側に固着
されるシャフト保持部材と握持部材とで分割形成するこ
とにより、プレーヤの好みに応じた剛性分布及びフレッ
クスポイントの設定を容易に行なえるようにしたもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のラケットフレームのグリ
ップ構造においては、図13に示すように、例えばFR
P(繊維強化プラスチックス)製のシャフト部aの端末
部側に木材からなる芯素材bをエポキシ樹脂等の接着剤
にて固着し、この芯素材bの前後両端部にトップキャッ
プc及びエンドキャップdを設けてなるものや、図14
に示すように、芯素材bを発泡性合成樹脂にて形成して
なるものや、図15に示すように、芯素材bを発泡性合
成樹脂にて形成するとともに、トップキャップcをシャ
フト部aと一体に形成してなる構成を有するものがほと
んどである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た従来構造のラケットフレームのグリップにあっては、
芯素材bがいずれも単一部品からなるために、木製の芯
素材bの場合には、天然素材が故に、製品毎に強度のバ
ラツキがある。
【0004】このような木製の芯素材bにおける強度の
バラツキは、切削加工による肉厚の調整により剛性分布
をプレーヤの好みに応じて変化させることが可能である
が、単一素材が故に剛性分布を大幅に変化させることが
できず、しかも、十分な薄肉化が行なえないために、フ
レックスポイントの設定も限られるばかりでなく、軽量
化を図ることができない。
【0005】また、芯素材bを発泡性合成樹脂にて形成
してなるものでは、剛性分布を変化させることができな
いために、フレックスポイントの設定が行なえないとい
う問題があった。
【0006】
【発明の目的】この発明の目的は、剛性分布及びフレッ
クスポイントの設定を容易に行なえ、プレーヤの好みに
応じたグリップ部の形状やサイズ等の変更及び交換、打
球時の衝撃や振動の大きさに対する調整、あるいは握持
時の手に感じる固さ調整を簡便に行なうことができるよ
うにしたラケットフレームのグリップ構造を提供するこ
とにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ために、この発明は、フレーム本体のシャフト部の端末
部側に形成されるグリップ部を、前記シャフト部に固着
されるシャフト保持部材と握持部材とで分割形成すると
ともに、この握持部材を前記シャフト部に対して非接触
状態にしてなる構成としたものである。
【0008】
【作用】すなわち、この発明は、上記の構成を採用する
ことにより、グリップ部を形成するシャフト保持部材と
握持部材との材料を任意に選択することが可能になるた
めに、これらの材料の組合わせにより、プレーヤの好み
に応じた剛性分布及びフレックスポイントの設定が容易
に行なえるとともに、握持部材をシャフト部に対して非
接触状態にしてなるために、打球時におけるシャフト部
の衝撃や振動がプレーヤに伝達しにくい
【0009】
【実施例】以下、この発明を各実施例を図1から図12
に示す図面を参照しながら詳細に説明すると、図1及び
図2はこの発明に係るラケットフレームのグリップ構造
の第1実施例を示すものである。
【0010】図1に示すように、図中1はフレーム本体
で、このフレーム本体1は、例えば繊維強化プラスチッ
クス(FRP)等からなる中空構造を有し、ガットGが
張設されるほぼ楕円形状のフレーム張弦部2と、この張
弦部2にジョイント部材3を介してT字型に接合された
シャフト部4とで構成されているとともに、このシャフ
ト部4の端末部4a側には、グリップ部5が形成されて
いる。
【0011】このグリップ部5は、図2に示すように、
前記シャフト部4の端末部4a側外周に固着されたシャ
フト保持部材6と、このシャフト保持部材6の外周に被
嵌状態で接合され固着された筒状体からなる握持部材7
とで分割形成されているとともに、この握持部材7は、
前記シャフト部4に対して非接触状態にて固着してなる
構成を有する。
【0012】また、前記シャフト保持部材6の前端部
は、テーパ状に形成することにより、前記グリップ部5
の前端部5aを形成してなる一方、前記グリップ部5の
後端部5bを形成するシャフト保持部材6の後端面に
は、例えばナイロンあるいはABS樹脂等の熱可塑性合
成樹脂からなるエンドキャップ20が設けられている。
【0013】すなわち、前記シャフト保持部材6として
は、例えば木材,ゴムあるいは合成樹脂等のシャフト保
持力及び必要とするグリップ剛性に応じた材料が選択的
に用いられるようになっている一方、前記握持部材7と
しては、例えば発泡体,金属あるいはFRP等の必要と
するグリップ剛性に応じた材料が選択的に用いられるよ
うになっているもので、これらの選択的な材料の組合せ
により、プレーヤの好みに応じた剛性分布及びフレック
スポイントの設定が行なわれるものである。
【0014】図3はこの発明に係るグリップ部5の第2
実施例を示すもので、前記握持部材7の外周にウレタン
等の発泡体からなるクッション材8を添設してなる構成
を有するものである。
【0015】図4はこの発明に係るグリップ部5の第3
実施例を示すもので、前記シャフト部4の端末部4a側
に固着されるシャフト保持部材6内に、後方に向け拡開
するテーパ状の中空部61を形成し、この中空部61内
に後方に向け拡開するテーパ管状の筒状体からなる握持
部材7を差し込み嵌合させて、前記シャフト部4の端末
部4aと非接触状態にて固着してなる構成を有するもの
である。
【0016】図5はこの発明に係るグリップ部5の第4
実施例を示し、前記シャフト部4の端末部4aにグリッ
プ前端部位となるシャフト保持部材6を固着し、その後
端接 合部6aに握持部位となるように分割形成される筒
状体からなる握持部材7の前端接合部7aを突合せて、
前記シャフト部4の端末部4aと非接触状態にて接合
てなる構成を有するもので、この場合には、前記グリッ
プ部5の後端部5bを形成する握持部材7の後端面にエ
ンドキャップ20が設けられるようになっている
【0017】図6はこの発明に係るグリップ部5の第5
実施例を示すもので、前記シャフト部4の端末部4aに
グリップ前端部位となるシャフト保持部材6を固着し、
その後端面に握持部位となるように分割形成される筒状
体からなる握持部材7を突合せ接合するとともに、この
握持部材7の前端接合部7aを前記シャフト保持部材6
の後端接合部6aに差込み嵌合させて、前記シャフト部
4の端末部4aと非接触状態にて固着してなる構成を有
するものである。
【0018】図7はこの発明に係るグリップ部5の第6
実施例を示すもので、前記シャフト部4の端末部4aに
グリップ前端部位となるシャフト保持部材6を固着し、
その外周の後端接合部6aに握持部位となるように分割
形成される筒状体からなる握持部材7の前端接合部7a
を差込み嵌合させて、前記シャフト部4の端末部4aと
非接触状態にて固着してなる構成を有するものである。
【0019】図8はこの発明に係るグリップ部5の第7
実施例を示すもので、図7に示す上記第6実施例におけ
る握持部材7の外周にウレタン等の発泡体からなるクッ
ション材8を添設してなる構成を有するものである。
【0020】図9はこの発明に係るグリップ部5の第8
実施例を示すもので、図5に示す上記第4実施例におけ
るシャフト保持部材6と握持部材7との突合せ接合部6
a,7a間にゴム,エラストマー等の弾性体9を介在さ
せてなる構成を有するものである。
【0021】図10はこの発明に係るグリップ部5の第
9実施例を示すもので、図7に示す 上記第6実施例にお
けるシャフト保持部材6と握持部材7との突合せ接合部
6a,7a間にゴム,エラストマー等の弾性体9を介在
させてなる構成を有するものである。
【0022】図11はこの発明に係るグリップ部5の第
10実施例を示すもので、図7に示す上記第6実施例に
おける握持部材7の外周に皮革からなるグリップレザー
10を巻付けてなる構成を有するものである。
【0023】図12はこの発明に係るグリップ部5の第
11実施例を示すもので、図8に示す上記第7実施例に
おけるシャフト保持部材6と握持部材7との接合部6
a,7a間に抜止めピン11を設けて互いに連結して
る構成を有するものである。
【0024】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、この発
明は、グリップ部をシャフト部の端末部側に固着される
シャフト保持部材と握持部材とで分割形成してなること
から、シャフト保持部材と握持部材との材料を任意に選
択して組合わせることにより、プレーヤの好みに応じた
剛性分布及びフレックスポイントの設定を容易に行なう
ことができる。
【0025】 しかも、握持部材をシャフト部に対して非
接触状態にしてなるために、打球時におけるシャフト部
の衝撃や振動がプレーヤに伝達しにくい。
【0026】 また、請求項2において、グリップ前端部
位をシャフト保持部材にて形成するとともに、このシャ
フト保持部材に握持部位となる握持部材を接合し固着し
てなることから、フレックスポイントをフレーム張弦部
側に寄りに位置させることができるために、フレックス
性を高めることができ、これによって、しなりの良いラ
ケットフレームを得ることができ、特に、スイングスピ
ードの遅いプレーヤに適した打球力を得ることができ
る。
【0027】 さらに、請求項3において、握持部材を筒
状体にて形成してなるために、軽量化を図ることができ
る。
【0028】 さらにまた、請求項4において、シャフト
保持部材と握持部材との接合部間に弾性体を介在させて
なるために、打球時のシャフト部の振動が握持部材を介
してプレーヤに伝達しにくくなるのを更に助長させるこ
とができる。
【0029】 また、請求項5において、シャフト保持部
材と握持部材との接合部間に互いに連結する抜止めピン
を設けてなるために、シャフト保持部材と握持部材との
結合を確実にし、シャフト抜けを防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明に係るラケットフレームのグリップ構
造の第1実施例を示すラケット全体構成の説明図。
【図2】同じくグリップ部の要部拡大断面図。
【図3】この発明に係る第2実施例を示す要部拡大断面
図。
【図4】この発明に係る第3実施例を示す要部拡大断面
図。
【図5】この発明に係る第4実施例を示す要部拡大断面
図。
【図6】この発明に係る第5実施例を示す要部拡大断面
図。
【図7】この発明に係る第6実施例を示す要部拡大断面
図。
【図8】この発明に係る第7実施例を示す要部拡大断面
図。
【図9】この発明に係る第8実施例を示す要部拡大断面
図。
【図10】この発明に係る第9実施例を示す要部拡大断
面図。
【図11】この発明に係る第10実施例を示す要部拡大
断面図。
【図12】この発明に係る第11実施例を示す要部拡大
断面図。
【図13】 従来のラケットフレームにおけるグリップ部
の例を示す要部拡大断面図。
【図14】 同じく従来のグリップ部の他の例を示す要部
拡大断面図。
【図15】 同じく従来のグリップ部の他の例を示す要部
拡大断面図。
【符号の説明】 1・・・フレーム本体、 4・・・シャフト部、 4a・・・シャフト端末部、 5・・・グリップ部、 6・・・シャフト保持部材、6a・・・接合部、 7・・・握持部材、7a・・・接合部、 9・・・弾性体、 11・・・抜止めピン

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】フレーム本体のシャフト部の端末部側に形
    成されるグリップ部を、前記シャフト部に固着されるシ
    ャフト保持部材と握持部材とで分割形成するとともに、 この握持部材を前記シャフト部に対して非接触状態に
    たことを特徴とするラケットフレームのグリップ構造。
  2. 【請求項2】グリップ前端部位をシャフト保持部材にて
    形成し、このシャフト保持部材に握持部位となる握持部
    材を接合し固着してなることを特徴とする請求項1に記
    載のラケットフレームのグリップ構造。
  3. 【請求項3】握持部材を筒状体にて形成したことを特徴
    とする請求項1または2に記載のラケットフレームのグ
    リップ構造。
  4. 【請求項4】シャフト保持部材と握持部位との接合部間
    に弾性体を介在させたことを特徴とする請求項1,2ま
    たは3に記載のラケットフレームのグリップ構造。
  5. 【請求項5】シャフト保持部材と握持部材との接合部間
    に互いに連結する抜止めピンを設けたことを特徴とする
    請求項1,2,3または4に記載のラケットフレームの
    グリップ構造。
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