JP2785317B2 - ソフトウェア標準化方法 - Google Patents

ソフトウェア標準化方法

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JP2785317B2 JP1099747A JP9974789A JP2785317B2 JP 2785317 B2 JP2785317 B2 JP 2785317B2 JP 1099747 A JP1099747 A JP 1099747A JP 9974789 A JP9974789 A JP 9974789A JP 2785317 B2 JP2785317 B2 JP 2785317B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ソフトウェア標準化方法に関し、特にデー
タベース化されていない既存のソフトウェアのファイル
や、その中のデータ項目を整理、統合し、データベース
システムに変換する作業全体を一貫して支援すること、
あるいは既存ソフトウェアの解析によりデータディクシ
ョナリを作成し、そのデータディクショナリを利用し
て、保守が容易な形式に既存ソフトウェアを変換するこ
とにより、データベース生成を効率的に支援することが
可能なソフトウェア標準化方法に関する。
〔従来技術〕
従来の事務系ソフトウェアは、同じ内容のデータが複
数のファイルに散在しており、各プログラムの処理の多
くは、ファイルからファイルへとデータを転送する処理
であった。
このような形式のソフトウェアは、同じ内容のファイ
ルデータが複数散在し、それらのデータ項目に別々の名
称や属性が設定されている場合が一般的である。このた
め、ソフトウェアの内容の理解が難しいことや、あるデ
ータ項目の属性を変更する場合、それと同じ内容を持つ
データを全プログラムから探り出して修正する必要があ
ること等、ソフトウェアの保守作業の効率向上に問題が
あった。
このような問題に対処する方法としては、従来形式の
ソフトウェアをデータベースシステムに変換して、デー
タを一元管理する方法がある。この方法では、既存ソフ
トウェアをデータベーシステムに変換するため、既存ソ
フトウェア内のファイルおよびファイル内のデータ項目
を整理、統合して、データベースの論理設計を行うとい
う作業が必要である。
また、この他の方法としては、既存ソフトウェア内の
データ項目の名称や属性を標準化、統一化してデータデ
ィクショナリに登録し、一元管理して、データディクシ
ョナリ内に登録した標準データ項目に既存ソフトウェア
内のデータ項目を置換して標準化することにより、ソフ
トウェアの保守作業の効率を向上させる方法もある。
これらの方法による作業を支援する装置としては、既
存のソフトウェア内のプログラムを解析して、その解析
情報をもとに、プログラムの構造図やデータの流れを示
す情報等を出力するツール、あるいは同様にプログラム
の解析情報をもとにして、対話形式でデータの流れの追
跡を支援するツール等がある。
なお、新規のデータベースソフトウェアを作成する手
順については、例えば“データ中心システム設計技法,
山田他,広がるソフトウェア革命,日経マグロウヒル
社,pp.185〜201(昭和61年9月)”において論じられて
いる。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来技術では、既存ソフトウェア内のデータを整
理、統合して、データベースを設計する作業、あるいは
既存ソフトウェア内のデータを整理、統合してデータデ
ィクショナリを作成し、これを利用して既存ソフトウェ
ア内のデータ標準形式に変換する作業の一部を効率化す
るのみであり、作業全体を一貫して支援するものではな
かった。このため、大部分は手作業によって行われ、作
業効率の点で問題があった。
本発明の目的は、このような問題点を改善し、既存の
ソフトウェア内のデータを整理、統合してデータベース
を設計する作業の全体を一貫して支援すること、あるい
は既存のソフトウェア内のデータを整理、統合して、デ
ータディクショナリを作成し、これを利用して既存ソフ
トウェアを保守が容易な形式に変換する作業を支援する
ことにより、データベース生成の作業効率を向上するこ
とが可能なソフトウェア標準化方法を提供することにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するため、本発明のソフトウエア標準
化方法は、既存のソフトウェアのファイルレコード内の
異名同値の各データ項目を抽出して表示装置に表示し、
異名同値の各データ項目のそれぞれの名称を、入力装置
から入力された標準名称に変換して表示装置に表示し、
入力装置及び表示装置の対話的操作に基づきソフトウェ
ア内の各データの標準化を支援するシステムにおける既
存ソフトウェアの標準化方法であって、それぞれ従属関
係にある各データ項目の、この従属関係を示すリレーシ
ョン情報を、標準名称を用いた表現で生成して表示装置
に表示する第1のステップと、入力装置を介して入力さ
れた分割指定に基づきリレーション情報を分割して、従
属関係の識別に用いるデータ項目(キーデータ項目)
と、このキーデータ項目に従属するデータ項目とからな
る正規化リレーション情報を生成し表示装置に表示する
第2のステップと、正規化リレーション情報の内、同一
のキーデータ項目を持つものを統合し、入力装置を介し
て入力された名称を付与して統合リレーション情報を生
成する第3のステップとを有し、既存ソフトウェアのフ
ァイルレコードを正規化して統合化することを特徴とす
る。
〔作用〕
本発明のソフトウェア標準化方法においては、既存ソ
フトウェアからのデータベース論理設計作業、すなわち
(1)既存ソフトウェア内のデータベース化すべきデー
タ項目の抽出、(2)データベース化に必要なデータの
正規化(正規化リレーションの作成)、(3)各正規化
リレーションに対応したデータベースの論理スキーマの
作成からなる作業の全体を一貫して計算機により支援す
る。
これにより、既存ソフトウェアからのデータベース論
理設計作業の効率を大幅に向上させる。
また、本発明のソフトウェア標準化方法においては、
既存ソフトウェア内のデータを標準化、統一化する作
業、すなわち、(1)既存ソフトウェア内の標準化すべ
きデータ項目の抽出、(2)データ項目の標準化とデー
タディクショナリへの登録、(3)データディクショナ
リに登録された標準データ項目を用いたファイルレコー
ド定義情報やプログラムの標準形成への変換の各作業
を、計算機により一貫して支援する。
これにより、既存ソフトウェアからデータディクショ
ナリを作成して、既存ソフトウェア内のデータを標準化
する作業を効率的に行うことができる。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面により説明する。
まず、本発明の第1の実施例について述べる。
第1図は、本発明のソフトフェア標準化方法の第1の
実施例におけるデータベース生成支援システムの機能お
よび処理手順を示す説明図、第2図は本発明のソフトウ
ェア標準化方法を適用するデータベース生成支援システ
ムの構成図、第3図は第1図の既存プログラム蓄積部に
蓄積されたソースプログラムのデータ定義部例図、第4
図は第1図の既存プログラム蓄積部に蓄積されたソース
プログラムの手続き部例図、第5図は第3図の受注ファ
イルのファイルレコード定義より作成した既存ファイル
レコード情報例図、第6図は第3図および第4図のソー
スプログラムより生成したデータ項目関連情報例図、第
7図は本発明の第1の実施例におけるデータ標準化時の
表示画面例図、第8図は第5図の既存ファイルレコード
情報の変換により作成した標準化ファイルレコード情報
例図、第9図は第1図の正規化リレーション作成部の機
能および処理手順を示す説明図、第10図は第9図のリレ
ーション抽出部が抽出したデータリレーション情報例
図、第11図は本発明の第1の実施例における第1正規形
リレーション情報の作成方法を示す説明図、第12図は本
発明の第1の実施例における第3正規形リレーション情
報の作成方法を示す説明図、第13図は第10図に示したデ
ータリレーション情報から作成した正規形リレーション
情報例図、第14図は第13図に示した正規形リレーション
情報より作成した統合リレーション情報例図、第15図は
第14図の統合リレーション情報により作成した論理スキ
ーマ情報例図である。
本実施例のデータベース設計支援システムは、第2図
のように、表示装置1、入力装置2、メモリ3、CPU4、
外部記憶装置5を備え、既存のソフトウェア内のデータ
を整理、統合してデータベースを設計する作業の全体を
一貫して支援する。
また、その機能構成および処理手順は第1図に示され
る。
第1図において、101は既存プログラム蓄積部、102は
既存プログラム解析部、103は既存ファイルレコード情
報蓄積部、104はデータ項目関連情報蓄積部、105はデー
タ項目標準化部、106は標準化ファイルレコード情報蓄
積部、107は正規化リレーション作成部、108は論理スキ
ーマ情報作成部、109はデータベース論理スキーマ情報
蓄積部である。
次に、本実施例における処理手順について述べる。
まず、既存プログラム蓄積部101は、データベース化
すべき既存ソフトウェア内の少くとも1本のソースプロ
グラムを蓄積する。
このソースプログラムは、例えば第3図および第4図
に示され、COBOLで記述された同一プログラムのデータ
定義部および手続き部を示す。
第3図において、301〜303はファイルレコード定義、
304はファイル名称、305はレベル番号、306,309,310,31
4,315はデータ項目名称、307,308,312,313は属性、311
はプログラム名称である。なお、属性307の中、“S"は
符号(+,−)を示し、“9"は数字であることを示し、
“(6)”は桁数を示す。また、属性308の“10"は繰返
し回数を示す。
また、第4図において、401は手続き部の条件部、402
〜409はデータ項目名である。
次に、第1図の既存プログラム解析部102は、既存プ
ログラム蓄積部101内の既存ソースプログラムを解析
し、その中のファイルレコード定義情報を抽出し、既存
ファイルレコード情報蓄積部103に蓄積するとともに、
既存ソースプログラム内のファイルレコード内の各デー
タ項目の転送、比較関係を解析して、同一内容を持つと
推定されるファイルデータ項目の名称や属性を関連づけ
て、データ項目関連情報蓄積部104に蓄積する。
この既存ファイルレコード情報蓄積部103に蓄積する
既存ファイルレコード情報は、表形式にすると、第5図
のように表わされ、本実施例では第3図のファイルレコ
ード定義301の“受注ファイル”より作成している。こ
の場合、ファイル名称欄、レベル欄、データ項目名欄、
繰返し欄、属性欄の内容は、そのファイルレコードの各
データ項目の定義より生成される。
第5図において、501は第3図のファイル名称304の
“受注ファイル”から生成したファイル名称欄の内容、
502はレベル番号305の“02"から生成したレベル欄の内
容、503はデータ項目名称306の“I−JUCHU−CODE"から
生成したデータ項目名欄の内容、504は属性307の“S9
(6)”から生成した属性欄の内容、505は属性308の
“10"から生成した繰返し欄の内容である。
なお、ファイルレコード定義302の“顧客マスタ”と
ファイルレコード定義303の“商品マスタ”からも同様
のファイルレコード情報が生成され、既存ファイルレコ
ード情報蓄積部103に蓄積される。
また、データ項目関連情報蓄積部104に蓄積するデー
タ項目関連情報は、表形式にすると、例えば第6図のよ
うに表わされ、第3図および第4図のソースプログラム
より生成している。
第6図において、601,602はデータ項目関連情報のデ
ータ項目名(関連するデータ項目の名称)欄の内容、60
3,605はファイル名(そのデータ項目が所属するファイ
ルの名称)欄の内容、604,606は所属プログラム名(開
連が検出されたプログラム名称)欄の内容である。な
お、左側の欄と右側の欄は内容が等しいと推定されたデ
ータ項目を示す。
例えば、データ項目名601の“I−KOKYAKU−CODE"と
データ項目名602の“K−CODE"とは、第4図の条件部40
1の箇所で内容が比較されることにより値が等しいと推
定されて、第6図のように設定される。また、ファィル
名603の“受注ファイル”は、第3図のファイルレコー
ド定義301がファイル名称304の“受注ファイル”と、デ
ータ項目名称309の“I−KOKYAKU−CODE"を含むことに
より設定される。また、ファイル名605の“顧客ファイ
ル”も同様である。また、所属プログラム名604,606の
“MATSUPD"は、第3図のプログラム名称311より得られ
る。
なお、中間データを介して内容が転送、比較される場
合も同様にデータ項目関連情報蓄積部104に蓄積する。
次に、データ項目標準化部105は、既存ファイルレコ
ード情報蓄積部103に蓄積した各既存ファイルレコード
情報内のデータ項目に対し、データベース化するために
使用する標準データ名称、標準データ属性を入力装置2
から与えて既存ファイルレコード情報を変換し、標準化
ファイルレコード情報蓄積部106に蓄積する。この場
合、別々のファイルレコード情報にあるが同じ内容を持
つデータ項目は、同じ標準名称、標準属性を与える。
本実施例では、各データ項目の元の名称、属性、所望
ファイル名、プログラム名を表示装置1に表示し、各々
のデータに対し、標準化データ名、標準属性を入力装置
2から与え、同じ内容を持つと推定される関連データは
データ項目関連情報蓄積部104より得て同時に表示し、
同じ標準名称、属性を与えることを支援する。
この場合の画面表示方法は第7図に示される。
画面の左側の欄は、既存データのデータ項目名(既存
データ項目名)、データ属性(既存属性)、所属ファイ
ル名(ファイル名)、所属プログラム名を表示し、右側
の欄には、それぞれに対する標準名称(標準化データ
名)、標準とするデータ属性(標準属性)を入力する。
すなわち、第6図のデータ項目関連情報として登録さ
れたデータ項目名欄の内容601の“I−KOKYAKU−COD
E"、およびそれに関連するデータ項目名欄の内容602の
“K−CODE"と、それぞれの既存属性、ファイル名、所
属プログラム名が表示される。また既存データ項目名、
ファイル名、所属プログラム名は、対応する既存ファイ
ルレコード情報(第5図)より得られる。
なお、第7図では、この既存データ項目に対して、そ
れぞれ標準化データ名“顧客コード”と標準属性“9
(6)”を指定している。また2個の既存データ項目に
対し、同じ標準データ名、標準属性を与えているが、別
々のデータと見倣した場合は別々の名称、属性を与えて
もよい。
また、標準化ファイルレコード情報蓄積部106に蓄積
する標準化ファイルレコード情報は、表形式にすると、
例えば第8図のように表わされ、第5図の既存ファイル
レコード情報の変換により作成している。
第8図において、801,803,805は第5図のデータ項目
名欄の内容を変換生成した標準データ項目名欄の内容、
802は第5図の属性欄の内容を変換生成した標準属性欄
の内容、804は第5図から生成したファイル名称欄の内
容である。
本実施例では、第5図の506の“I−KOKYAKU−CODE"
と504の“S9(6)”は、第7図の指定により、801の
“顧客コード”と802の“9(6)”に変換される。な
お、他のデータ項目の名称、属性も同様である。
次に、第1図の正規リレーション作成部107は、標準
化ファイルレコード情報蓄積部106内の各標準化ファイ
ルレコード情報を分割、整理、統合して、データベース
化すべき正規化リレーション情報を作成する。
また、その機能構成は第9図に示され、リレーション
抽出部901、リレーション情報蓄積部902、リレーション
正規化部903、リレーション統合部904、統合リレーショ
ン蓄積部905より構成される。
さらに、正規化リレーション作成部107の処理手順を
述べる。
まず、リレーション抽出部901は、標準化ファイルレ
コード情報蓄積部106内の各標準化ファイルレコード情
報から、そのファイルレコード毎に構成するデータ項目
情報(リレーション情報)を抽出して、リレーション情
報蓄積部902に蓄積する。
このリレーション情報蓄積部902に蓄積するリレーシ
ョン情報は、表形式にすると、例えば第10図のように表
わされる。
第10図において、1001,1006〜1008は第8図の標準化
ファイルレコード情報より作成したデータリレーション
情報の項番、1002,1005はリレーション名欄の内容、100
3はリレーション内容欄の内容、1004は元のファイル名
欄の内容であり、各項番に対応して、それぞれ1個の標
準化ファイルレコード情報より抽出されたリレーション
情報を示す。
なお、リレーション名はリレーション情報を識別する
名称であり、本実施例では各標準化ファイルレコード情
報内の01レベルのデータ名称より得ている。例えば、10
02の“受注データ”は第8図の803の“受注データ”よ
り得る。
また、リレーション内容は各リレーション情報を構成
するデータ項目とその関係を示す。第10図の“{ }”
はこの部分が繰り返されることを示し、“A+B+C"は
A,B,Cのデータ項目よりリレーション内容が構成される
ことを示す。
なお、1003のリレーション内容は第8図から得られた
ものである。第8図の805の“受注明細”には繰返し(1
0回)が指定されているため、それ以下の3個の標準デ
ータ項目(商品コード、受注単価、受注数量)に対して
繰返しが指定される。また、元のファイル名欄は各リレ
ーション情報を抽出した元のファイルを示す。例えば10
04の“受注ファイル”は第8図の804の“受注ファイ
ル”より得られる。
次に、リレーション正規化部903は、リレーション情
報蓄積部902に蓄積された各データリレーション情報
を、表示装置1、入力装置2を用いた対話方式により正
規形式のデータリレーション情報となるように分割す
る。
なお、この場合の正規形リレーションには、第1正規
形式、第2正規形式、第3正規形式の3レベルがあり、
それらの作成形式は次の(1)〜(3)に示される。
(1)第1正規形リレーションの作成 第1正規形リレーションは、リレーションが他のリレ
ーションを含まないように構成されたリレーションであ
る。
一般の非正規形リレーションをこの形式にするには、
リレーション中の繰返しを含む部分を、別のリレーショ
ンに分割する必要がある。但し、分割の際、情報が損失
しないようにする。すなわち、各データリレーション
は、リレーションを識別するために必要なキーデータ項
目を含むようにする。
例えば、第10図の1005の“受注確認データ”は繰返し
を示す部分を含むため、第11図に示すように、受注確認
データと受注確認明細の2個の第1正規形リレーション
に分割できる。なお、下線を引いたデータ項目はキーデ
ータ項目である。また、受注確認明細のリレーションは
商品コードのみでは識別できないため、受注コードをキ
ーデータとして含む必要がある。
(2)第2正規形リレーションの作成 第1正規形リレーションを満足するとともに、リレー
ション中の全てのデータ項目が、リレーションを識別す
る全てのキー項目に対して従属しているデータリレーシ
ョンを第2正規形リレーションと呼ぶ。
すなわち、複数のキー項目を持つ第1リレーション内
に、その中の特定のキー項目に対してのみ従属するデー
タ項目がある場合、リレーションを分割しなければ、第
2正規形にはならない。
例えば、第11図の1101の“受注確認データ”はキー項
目が唯一のため、第2正規形リレーションになってい
る。また、1102の“受注確認明細”は、受注コード、商
品コード、商品コードの2個のキー項目を持つが、受注
数量、受注単位、指定納期の各データ項目は全て上記の
2個のキー項目に従属しているため、第2正規形になっ
ている。
(3)第3正規形の作成 第2正規形を満足するとともに、リレーション内のデ
ータ項目がキー項目以外のデータ項目に対しても従属し
ないデータリレーションを第3正規形データリレーショ
ンと呼ぶ。
キー項目以外のデータ項目に従属するデータ項目を持
つデータリレーションは分割しなければ、第3正規形に
はならない。
例えば、第11図の1101の“受注確認データ”は、その
中の顧客名のデータ項目が顧客コードのデータ項目に従
属しているため、第3正規形にするためには、第12図に
示すように、“受注確認データ”と“受注確認データ2"
の2個のリレーションに分割する必要がある。
一般に、ソフトウェア作成や保守を容易にするために
は、データベース内のデータリレーションはできるだけ
第2正規形および第3正規形にする方がよいが、反面、
データリレーションが細分化されるため、ファイルアク
セス必要数が多くなり、性能が低下する場合もある。
本実施例では、分割されたデータリレーションを後で
統合することを前提としているため、できるだけ、一旦
第3正規形のデータリレーションを作成することを想定
している。
また、このリレーション正規化部903の処理の中、繰
返し部を検出して第1正規形に分割する処理は計算機が
支援するが、第2正規形、第3正規形への分割や、各処
理に必要なキー項目の指定、新リレーション名の指定
は、対話により人手で行う。
こうして、第10図に示した非正規形リレーション情報
を対話により分割して作成した正規形リレーション情報
は、表形式にすると、第13図のように表わされる。
第13図において、1301、1302は第10図の1001の非正規
形リレーション情報を分割して作成した正規形リレーシ
ョン情報であり、1305〜1307は、1008の非正規形リレー
ション情報である。また、1303は1006から、1304は1007
から、そのまま作成したデータリレーション情報であ
る。
また、各欄の意味は第10図とほぼ同様であるが、第10
図のリレーション内容欄が正規化リレーション内容欄に
置き換えられている。なお、正規化リレーション内容の
中、下線を引いたデータ項目は、キーデータ項目である
ことを示す。
次に、第9図のリレーション統合部904は、リレーシ
ョン情報蓄積部902内の正規化されたリレーション情報
の中、同一キーデータ項目を持つものを統合して、デー
タベースに作成すべきデータリレーションを作成し、統
合リレーション蓄積部905に蓄積する。なお、統合した
データリレーション情報の名称は入力装置2より入力す
る。
また、第13図の正規形リレーション情報を統合化した
データリレーション情報は、表形式にすると、第14図の
ように表わされる。
第14図において、1401〜1404は第13図の正規形リレー
ション情報より作成した統合リレーション情報であり、
1405はリレーション名称欄の内容、1406は統合リレーシ
ョン内容欄の内容、1407は元のファイル名欄の内容を示
す。
なお、1401は第13図における1303と1306の正規形リレ
ーション情報を、1402は1301と1305の正規形リレーショ
ン情報を、1403は1302と1307の正規形リレーション情報
を、それぞれ統合して作成したデータリレーション情報
である。この場合、同一データ項目の重複は排除する。
また、統合リレーション情報1404は正規形リレーション
情報1304をそのまま転記して作成される。
こうして統合化されたデータリレーション情報が統合
リレーション蓄積部905に蓄積されると、次に、第1図
の論理スキーマ情報作成部108は、統合リレーション蓄
積部905内の各データリレーション情報内のデータ項目
の構成および名称と、標準化ファイルレコード情報蓄積
部106内のファイルレコード情報内の各データ項目の属
性情報とに基づき、リレーションに対応したデータベー
スの論理スキーマ情報を作成して、データベース論理ス
キーマ情報蓄積部109に蓄積する。
例えば、第14図の統合リレーション情報1401に基づい
て作成した論理スキーマ情報を表形式にすると、第15図
のように表わされる。
第15図において、1501は入力装置2より指定して得た
データベース名称欄の内容、1502の01レベルのデータ
“顧客データ”第14図の統合リレーション情報1405の
“顧客データ”から得た論理スキーマ情報、1503は第14
図の元のファイル名1407より、第8図の標準化ファイル
レコード情報内の標準属性情報を検出して得た属性であ
る。なお、他の02レベルのデータ項目名は第14図の1406
の統合リレーション内容より得る。また、それぞれの属
性1503は第14図の元のファイル名欄の内容より標準化フ
ァイルレコード情報内のデータ項目情報の標準属性情報
を検索して得た内容である。
このように、本実施例では、既存ソフトウェアをデー
タベースシステムに変換する際のデータベース論理設計
の作業全体を一貫して支援することにより、作業工数を
削減することが可能である。
さらに、第1の実施例では、1個のファイル内の同一
データがプログラムにより別の名称で定義されている場
合、そのデータが同一であることを検出することができ
ず、同じデータの名称、属性を標準化、統一化すること
が難しくなるため、これを解決する方法について述べ
る。
この解決方法では、第1図における既存プログラム解
析部102の機能を次のように変更する。
すなわち、既存ファイルレコード情報を抽出する際、
各データ項目の先頭からの相対位置および長さを計算し
て、別のプログラムから抽出した同一ファイルのファイ
ルレコード情報から、同じ相対位置および長さを有する
データ項目を検出し、これらを相互に関連づけて、デー
タ項目関連情報蓄積部104に蓄積する。また、第1の実
施例と同様に、比較、転送されるファイルデータ項目
も、関連づけてデータ項目情報蓄積部104に蓄積する。
これにより、データ項目標準化部105は、同じ実体を
持つファイルデータ項目を、同時にユーザに提示するこ
とができるため、同一データに対して標準化、統一化し
た名称および属性を与えることが可能である。
次に、本発明の第2の実施例により、同一のファイル
をプログラムによって別々のファイル名称で参照するこ
とを許すソフトウェア環境に対処する方法について述べ
る。
第16図は、本発明の標準化方法の第2の実施例におけ
るデータベース生成支援システムの機能および処理手順
を示す説明図である。
第16図において、101,103〜109は第1図と同様であ
る。また、1601はファイル実体毎に付与された物理的名
称を関連づけるジョブ制御パラメータを蓄積するジョブ
制御パラメータ蓄積部、1602はジョブ制御パラメータを
用い、別々のプログラム内で別々の名称を持つファイル
を関連づける既存ソフトウェア解析部である。
第1の実施例では、同じファイルについて各プログラ
ムで同一のファイル名称を使用するソフトウェア環境を
想定したが、本実施例では、同一のファイルをプログラ
ムによって別々のファイル名称で参照することを許すソ
フトウェア環境に対処することができる。
すなわち、既存ソフトウェア解析部1601は、プログラ
ムで使用するファイルの論理的名称、およびファイル実
体毎に付与された物理的名称を関連づけるジョブ制御パ
ラメータ、あるいはコマンドプロセジュアの情報を解析
し、別々のプログラム内で別々の名称を持つファイルを
関連づける。
さらに、前記解析方法を用いて、同じ実体を表わすフ
ァイルレコード情報内の同じデータ項目を関連づけ、デ
ータ項目関連情報蓄積部104に蓄積する。
このように、第1および第2の実施例では、複数のプ
ログラムに散在する同一内容のファイルデータ項目を検
出するため、相互に転送や比較を行うデータをプログラ
ムのデータフロー解析により得る方法を採用している。
次に、名称が類似あるいは一致するデータ項目は同じ
内容を持つと推論して、それを利用者に提示し、同じ標
準名称や属性を与えることを支援する方法について述べ
る。
この方法としては、例えば、第1の実施例における既
存プログラム解析部102において、既存プログラムから
抽出した各ファイルレコード内のデータ項目の中、名称
が一致あるいは類似したものを関連づけ、データ項目関
連情報蓄積部104に蓄積することが考えられる。この他
に、既存プログラムから抽出した各ファイルレコード内
のデータ項目の中、名称が一致あるいは類似したものの
みでなく、属性が一致あるいは類似したものも検出し
て、データ項目関連情報蓄積部104に蓄積する方法も考
えられる。
これにより、データ項目関連情報蓄積部104に、実際
に同一内容のデータ項目が蓄積される可能性が高まり、
データ項目標準化部105では、利用者に対して、同一内
容を持たないデータの名称および属性を標準化、統一化
するように誘導することが少なくなる。
さらに、既存プログラム解析部102における関連デー
タの検出の際、関連データが同一内容を持つことの確実
度を求め、データ項目関連情報蓄積部104にこの確実度
情報を記憶して、データ項目標準化部105は、利用者に
対し、この確実度情報を関連データの名称等とともに提
示する方法が考えられる。
これにより、利用者は関連データが同一内容を持つか
否かの判断を容易に行い、正しい標準データ名称および
属性を与えることができる。なお、確実度を決める方法
としては、例えば、2個のデータ項目が単に比較される
場合には、データが転送される場合よりも低く設定した
り、あるいは名称が類似するだけの場合は、更に確実度
を低く設定すること等が考えられる。
次に、データリレーション情報のデータ項目から、デ
ータリレーション情報を識別するキーワード項目の識別
を行う処理を、正規化リレーション作成部107で支援す
る方法について述べる。
例えば、第1の実施例の既存プログラム解析部102に
おいて、キーとなる可能性があるデータ項目をプログラ
ム解析によって推定し、この情報を既存ファイルレコー
ド情報蓄積部103に蓄積する。さらに、データ項目標準
化部105は、この情報を標準化ファイルレコード情報蓄
積部106に転送し、正規化リレーション作成部107では、
データリレーションを抽出する際、この情報を対象デー
タ項目に付け、利用者に対してキーデータ項目である可
能性があることを提示する。
この方法によれば、既存プログラム解析部102におけ
るキーデータ項目の推定は、例えば、VSAM(virtual st
orage access method)ファイルの場合、ファイルレコ
ード定義内に明示されているため、容易に推定すること
ができる。また、別のファイルレコード中のデータ項目
と比較され、その結果、プログラム内の制御ロジックに
影響を与えているファイルレコード内のデータ項目もキ
ーデータ項目である可能性が高い。また、“…CODE"、
“…KEY"等の名称を有するデータ項目もキーデータ項目
である可能性が高い。これらの情報を用いてキーデータ
項目を推定する。
なお、キー項目推定の確実度は場合により異なるた
め、利用者に提示する際、確実度も付けて提示してもよ
い。これは、既存プログラム解析部102で確実度情報を
得ることにより容易に実現できる。
また、この他に、データの正規化を支援する方法とし
ては、正規化リレーション作成部105のリレーション正
規化部903において、第2正規形および第3正規形への
分割を支援することも考えられる。
例えば、複数のデータリレーション情報中に、複数の
同一データ項目があることを検出し、これらのデータ項
目をそれぞれのデータリレーション情報から分離するこ
とにより、第2正規形および第3正規形に分割すること
を支援する。
以上の実施例の中から、対象とする既存ソフトウェア
の性能等に従って、各実施手段を蓄積/選択することに
より、操作性をより向上することができる。
これらの方法により、全て既存ソフトウェアをデータ
ベースシステムに変換することを目的として、既存ソフ
トウェアから論理スキーマ情報を生成する。
次に、本発明の第3の実施例により、既存ソフトウェ
アをデータベースシステムに変換する場合に限らず、レ
コード内データの統一化、標準化と、ファイルレコード
構造の正規形への変換を一般のファイルに利用する方法
について述べる。
第17図は、本発明のソフトウェア標準化方法の第3の
実施例におけるファイル設計支援システムの機能および
処理手順を示す説明図、第18図は本発明の第3の実施例
における新ファイルレコード情報例図である。
第17図において、101〜107は第1の実施例(第1図)
と同様の構成であり、1701は論理スキーマ情報作成部10
8に代わる新ファイルレコード情報作成部、1702はデー
タベース論理スキーマ情報蓄積部109に代わる新ファイ
ルレコード情報蓄積部である。
本実施例では、新ファイルレコード情報作成部1701
は、一般のファイルレコード形式の新ファイルレコード
情報を作成して、新ファイルレコード情報作成部1702に
蓄積する。
また、第15図の論理スキーマ情報のように、第1の実
施例と同様にして得た正規形リレーション情報と標準化
ファイルレコード情報から作成し、COBOL言語形成で記
述した新ファイルレコード情報は、第18図のように表わ
される。
これにより、既存ソフトウェアのレコード内データを
統一化、標準化して、ファイルレコード情報を正規形式
を変換し、新ファイルを作成する。
次に、本発明の第4の実施例について述べる。
第19図は、本発明のソフトウェア標準化方法の第4の
実施例におけるデータベース生成支援システムの機能お
よび処理手順を示す説明図である。
第19図において、101〜109は第1図と同様の構成であ
り、1901はデータベース論理スキーマ情報蓄積部109内
の論理スキーマ情報内のデータ項目情報を、重複を排除
して抽出するデータディクショナリ情報作成部、1902は
データディクショナリ情報作成部1901が抽出したデータ
項目情報を蓄積するデータディクショナリ蓄積部であ
る。
本実施例では、データディクショナリ情報作成部1901
とデータディクショナリ蓄積部1902を追加し、第1の実
施例に示した方法で統一化、標準化したデータ項目情報
をデータディクショナリに登録する。これにより、変換
されたソフトウェアのデータ情報を一元管理することが
できるため、このデータディクショナリ情報を利用し
て、そのソフトウェアの保守作業をより効率化すること
ができる。
また、この他にも、データベース論理スキーマ情報蓄
積部109からではなく、標準化ファイルレコード情報蓄
積部106内の標準化ファイルレコード情報からデータ項
目情報を抽出して、データディクショナリ情報を作成す
ることが考えられる。
次に、本発明の第5の実施例について述べる。
第20図は、本発明のソフトウェア標準化方法の第5の
実施例におけるデータベース生成支援システムの機能お
よび処理手順を示す説明図である。
第20図において、101〜109は第1の実施例(第1図)
と同様の構成であり、2001はデータベース物理情報作成
部、2002はデータベース物理情報蓄積部である。
このデータベース物理情報作成部2001は、データベー
ス論理スキーマ情報蓄積部109内の情報に加え、データ
ベース内のレコード格納順や、付加インデクス等の論理
的格納方法、あるいはデータベースを収納すべき記憶装
置の情報を、入力装置2より辺えることにより、データ
ベースの物理的割り付けを行うべき物理的情報を作成し
て、データベース物理情報蓄積部2002に格納する。
すなわち、第1の実施例では、データベースの論理設
計作業を支援するため、既存のソフトウェア情報からデ
ータベース論理スキーマ情報を作成していたが、本実施
例では、第1の実施例の機能にデータベース物理情報作
成部2001とデータベース物理情報蓄積部2002を加えるこ
とにより、その論理スキーマ情報とともにデータベース
の物理的特性を与えて、データベースの物理的情報を作
成する。
これにより、更にデータベースの設計作業工数を削減
することができる。
このように、第1〜第5の実施例では、既存のソフト
ウェアを解析し、使用するデータ項目の名称や属性を標
準形式に変換するだけでなく、既存のソフトウェアで使
用するファイルレコードを分割、統合して正規形式化し
たファイルレコード定義や、データベースの論理スキー
マ情報を作成している。
次に、既存ソフトウェア内のデータ項目の名称や属性
を標準化、統一化するが、ファイルレコードの分割、統
合による正規化は行わず、既存のソフトウェアの保守、
再利用を効率化する方法、すなわち、既存ソフトウェア
内のデータ名称や属性の標準化、統一化を目的として、
既存ソフトウェアからデータ名称、属性等を抽出し、標
準形式に変換してデータディクショナリに登録し、これ
を利用して既存プログラム内のデータ項目を標準形式に
変換する方法について述べる。
第21図は、本発明のソフトウェア標準化方法の第6の
実施例におけるデータディクショナリ作成利用支援シス
テムの機能および処理手順を示す説明図、第22図は第21
図のデータ項目標準化部により作成した標準データ項目
情報例図、第23図は第21図のデータ項目標準化部により
作成した新旧データ関連情報例図、第24図は第21図のプ
ログラム内データ置換部により作成した標準化ソースプ
ログラムのデータ定義例図、第25図は第21図のプログラ
ム内データ置換部により作成した標準化ソースプログラ
ムの手続き部例図である。
第21図において、101〜104は第1図と同様の構成であ
り、2101はデータ項目標準化部、2102はデータディクシ
ョナリ、2103はデータ項目情蓄積部、2104は新旧データ
項目関連情報蓄積部、2105はファイルレコード情報標準
化部、2106は標準化ファイルレコード情報蓄積部、2107
はプログラム内データ置換部、2108は標準化プログラム
蓄積部である。
このデータ項目標準化部2101は、第1図のデータ項目
標準化部105と異なる機能を有する。すなわち、既存フ
ァイルレコード情報内の各データ項目に対し、標準名称
および属性を与え、与えた標準名称および属性を、重複
を排除してデータディクショナリ2102内の標準データ項
目情報蓄積部2103に蓄積するとともに、標準データ項目
情報蓄積部2103内の各標準データ項目情報と既存ファイ
ルレコード情報蓄積部103内の既存ファイルレコード情
報内の対応するデータ項目情報との関連情報を、新旧デ
ータ項目関連情報蓄積部2104内に蓄積する。
なお、標準名称や属性を付与する際には、別々のファ
イルレコード中にあるが同じ内容を持つデータ項目には
同じ標準名称および標準属性を与える。
また、本実施例においても、第7図に示した画面表示
方法を用い、各データ項目の元の名称、属性、所属ファ
イル名、プログラム名を表示装置1に表示し、各々のデ
ータ項目に対して、標準化データ名および標準属性を入
力装置2から与え、同じ内容を持つと推定した関連デー
タは、データ項目関連情報蓄積部104より得て同時に表
示し、同じ標準名称および標準属性を与えることを支援
する。
また、本実施例では、既存プログラム蓄積部101に蓄
積したソースプログラム(第3図および第4図参照)
を、既存プログラム解析部102で解析し、第3図のファ
イルレコード定義301〜303を抽出して既存ファイルレコ
ード情報蓄積部103へ蓄積し、その中のデータ項目の転
送および比較関係を解析して、同一内容を持つと推定し
たデータ項目の関連情報をデータ項目関連情報蓄積部10
4に蓄積した後、データ項目標準化部2101により、デー
タ項目情報蓄積部2103に標準データ項目情報を蓄積し、
また、新旧データ項目関連情報蓄積部2104に新旧データ
項目関連情報を蓄積する。なお、ファイルレコード定義
301より作成した既存ファイルレコード定義情報は第5
図に示した通りである。
この標準データ項目情報は、第22図に示され、新旧デ
ータ項目関連情報は第23図に示される。
第22図において、2201はデータ項目情報蓄積部2103に
よって、既存ファイルレコード情報蓄積部103内の既存
ファイルレコード内の各データ項目の名称に対して定め
た標準名称を格納する標準化データ名欄であり、2202
は、同様に既存ファイルレコード内の各データ項目に対
して定めた標準属性を格納する標準属性欄である。ま
た、2203は繰返し欄であり、繰返し欄2203の内容は、属
性の一種であるデータ項目の繰返し数であるが、本実施
例では、先のデータ項目の繰返し数のままとする。ま
た、2204は標準化データ名、2206は繰返し、2205は標準
属性である。
例えば、項番“3"における標準化データ名2204の“顧
客コード”および標準属性2205の“9(6)”は、第3
図のファイルレコード定義301内のデータ項目名称309
“I−KOKYAKU−CODE"と属性312“S9(6)”、および
ファイルレコード定義302内のデータ項目名称310“K−
CODE"と属性313“9(6)”に対し、第7図の対話画面
を用いて、統一した標準化データ名および標準属性を与
えたものである。また、項番“5"の繰返し2206の“10"
は、第3図の属性308“OCCURS10"より得たものである。
また、第23図において、2301は第22図の標準化データ
名欄2201の内容と同じ内容を登録する標準化データ名欄
であり、2302はプログラム名欄2303、ファイル名欄230
4、および元のデータ項目名欄2305より構成される使用
箇所欄である。これにより、各標準化データ名に対する
標準化前のデータ項目のあるプログラム名、その所属プ
ログラム名、および元のデータ項目名を登録する。
例えば、項番“3"の標準化データ名2306の“顧客コー
ド”は、第22図の項番“3"の標準化データ名2204“顧客
コード”に対応するものであり、プログラム“MASTUPD"
内の“受注ファイル”内の“I−KOKYAKU−CODE"、およ
び“顧客マスタ”内の“K−CODE"の2個のデータ項目
に対して、統一化、標準化したデータ項目であることを
示す。
このようにして、本実施例ではデータディクショナリ
作成支援を行う。
次に、本実施例のデータディクショナリ2102を利用し
て、既存ソフトウェアを標準形式に変換する方法につい
て述べる。
第21図のファイルレコード情報標準化部2105は、既存
ファイルレコード情報蓄積部103内の各既存ファイル定
義情報内の既存データ項目に対し、新旧データ項目関連
情報蓄積部2104より標準化データ項目名を検出する。さ
らに、データ項目情報により、その標準化データ項目の
属性(繰返しを含む)を検出して、これにより、既存デ
ータ項目の名称および属性を標準形式に変換した標準化
ファイルレコード定義情報を作成し、標準化ファイルレ
コード定義情報蓄積部2106に蓄積する。
本実施例では、第5図に示した既存ファイルレコード
定義情報は、第8図に示した標準ファイルレコード定義
情報の内容に変換される。
例えば、第5図の項番“3"のデータ項目名506の“I
−KOKYAKU−CODE"に対応する標準化データ名称は、その
データがプログラム“MASTUPD"、ファイル“受注ファイ
ル”に属することから、第23図に示した新旧データ項目
関連情報の使用箇所欄より合致するものを探しだし、項
番“3"の標準化データ名2306“顧客コード”が標準デー
タ名称であることを検出する。さらに、第22図のデータ
項目情報により、項番“3"の標準化データ名2204“顧客
コード”に対する標準属性が“9(6)”であることを
検出し、第8図の項番“8"に示されるように、標準化デ
ータ名を標準データ項目名801“顧客コード”、標準属
性を標準属性802“9(6)”に設定した標準ファイル
レコード定義情報を作成する。なお、他のデータ項目内
容についても同様にして作成する。
また、プログラム内データ置換部2107は、既存プログ
ラム蓄積部101内の既存ソースプログラム内のファイル
レコード定義情報の内容を、標準化ファイルレコード情
報蓄積部2106内の対応する標準化ファイルレコード定義
情報の内部に置換するとともに、そのファイルレコード
定義情報内の各データ項目について、ソースプログラム
内の当該データ項目名称の参照箇所を対応する標準デー
タ名称に置換する。この際、必要があれば、一意になる
ようにファイル名称等で修飾してもよい。
こうして、標準化ファイルレコード情報蓄積部2106内
の標準化ファイルレコード定義情報を用い、プログラム
内データ置換部2107によって、第3図および第4図に示
したソースプログラムを置換した例は、第24図および第
25図に示される。
本実施例では、第3図のファイルレコード定義301
は、標準化ファイルレコード情報蓄積部2106内の標準化
ファイルレコード定義情報(第8図参照)により、第24
図の標準化ファイルレコード定義情報2401に置換され
る。また、ファイルレコード定義302,303も、それぞれ
同様に標準化ファイルレコード定義情報2402,2403に置
換される。
また、第3図の314,315および第4図の402〜409のデ
ータ項目参照箇所は、全て該当するデータ項目が既存フ
ァイルレコード定義部301〜303の何れかの中に定義され
ているため、標準化されたファイルレコード定義2401〜
2403内の対応する標準データ項目を参照するように、第
24図の2404,2405、第25図の2501〜2508のように置換さ
れる。この中、2404,2501,2502の“顧客コード”、およ
び2405,2505,2506の“商品コード”は、同じデータ名称
が複数存在するので、一意になるようにファイル名
(“受注ファイル”、“顧客マスタ”あるいは“商品マ
スタ”で修飾するように変換されている。
このように、本実施例によれば、標準化されたデータ
項目名称を登録したディクショナリを効率よく作成する
ことができるとともに、作成したディクショナリを使用
して、標準ファイルコード定義情報やプログラム内で使
用しているデータ名称や属性の標準化、統一化を効率よ
く実行できる。
なお、本実施例の他にも、例えば、既存プログラムを
解析してデータディクショナリを作成することのみを行
う方法も考えられる。この方法によれば、既存ソフトウ
ェア内のデータの標準化、統一化作業の一部を効率化す
ることができる。また、作成したディクショナリを利用
してデータを共用する新規ソフトウェアを、効率的に開
発することができる。
さらに、作成したデータディクショナリ情報から標準
化したファイルレコード定義情報を作成すること、ある
いは、それに加えて、既存プログラム内のデータの定義
箇所、参照箇所を標準名称および属性に変換することの
みを実施する方法も考えられる。この方法によっても、
既存ソフトウェア内のデータを標準化する作業の一部を
効率化できる。
また、第6の実施例では、1個のファイル内のデータ
項目がプログラムの同じデータ項目がプログラムにより
別々の名称で定義されている場合、それらのデータ項目
が同一であることを推定することができない。これを解
決するには、第1〜第5の実施例におけるデータベース
の設計支援方法と同様に、第21図の既存プログラム解析
部102の機能を拡充することが考えられる。すなわち、
既存ファイルレコード情報を抽出する際、各データ項目
のレコード先頭からの相対的位置および長さを計算し
て、別のプログラムから抽出した同一ファイルレコード
情報から、同じ相対位置および長さを有するデータ項目
も検出してデータ項目関連情報蓄積部2104に蓄積する機
能を加える。
これにより、データ項目標準化部2101は、同じ実体を
持つファイルデータ項目を同時にユーザに提示すること
ができるので、同一データ項目に対し、同じ標準名称お
よび属性を与えることが容易である。
次に、プログラムによって、同一のファイルを別々の
ファイル名称で参照することを許すソフトウェア環境に
おいて、同一実体ファイルを関連づけることにより、別
々のプログラムで使用する同一実体ファイル間のデータ
項目の中、実体が同じものの標準化を支援する方法につ
いて述べる。
第26図は、本発明のソフトウェア標準化方法の第7の
実施例におけるデータディクショナリ作成利用支援シス
テムの機能および処理手順を示す説明図である。
本実施例では、第6の実施例(第26図)の既存プログ
ラム解析部102の替わりに、第2の実施例(第16図)の
既存ソフトウェア解析部1602を備え、また、第16図と同
様のジョブ制御パラメータ蓄積部1601を備える。
このジョブ制御パラメータ蓄積部1601には、第2の実
施例と同様に、ファイル実体毎に付与されたファイルの
物理的名称と、プログラムで使用するファイルの論理的
名称を関連づけるジョブ制御パラメータあるいはコマン
ドプロセジュアの情報を蓄積する。
また、既存ソフトウェア解析部1602は、第2の実施例
と同様に、プログラム解析とともに、ジョブ制御パラメ
ータあるいはコマンドプロセジュアの情報を解析するこ
とにより、別々のプログラム内で別々の名称を持つファ
イルを関連づけ、さらに前記の方法を用いて、同じ実体
を示すファイルレコード情報内の同一データ項目を関連
づけ、データ項目関連情報蓄積部2104に蓄積する。
なお、第1〜第5の実施例におけるデータベース設計
支援方法と同様に、名称が類似あるいは一致するデータ
項目は同じ内容を持つと推定して利用者に提示し、利用
者の判断により同じ標準名称および属性を与えることを
支援する方法も考えられる。この場合、第21図の既存プ
ログラム解析部102において、既存プログラムから抽出
した各ファイルレコード情報内のデータ項目の中、名称
が一致あるいは類似したものを関連づけ、データ項目関
連情報蓄積部104に蓄積する。
また、同様に、既存プログラムから抽出した各ファイ
ルレコード内のデータ項目中、データ名称に加えて属性
が一致あるいは類似するものを検出し、データ項目関連
情報蓄積部104に蓄積する方法も考えられる。
また、同様に、既存プログラム解析部102における関
連データ検出の際、関連データが同一内容であることの
確実度を求め、データ項目関連情報蓄積部104にこの確
実度情報を記憶し、データ項目標準化部2101は、利用者
に対して関連データの名称等と確実度情報を提示する方
法も考えられる。これにより、利用者は関連データが同
一内容を持つか否かの判断を容易に行い、正しいデータ
名称および属性を与えることができる。なお、確実度情
報の代わりに、その関連データが同一内容であると判断
した根拠を提示するか、あるいは確実度情報およびその
根拠を提示する方法も考えられる。
このように、第6および第7の実施例におけるデータ
ディクショナリ作成利用方法は、ディクショナリの作成
作業において、既存プログラムから抽出したファイルレ
コード定義情報を用いている。
次に、ディクショナリの作成作業において、既存プロ
グラムから抽出したファイルレコード定義情報を用いる
ことのないデータディクショナリ作成利用方法について
述べる。
第27図は、本発明のソフトウェア標準化方法の第8の
実施例におけるデータディクショナリ作成利用システム
の機能および処理手順を示す説明図、第28図は第27図の
既存プログラム解析部により作成されたデータ項目関連
情報例図である。
第27図において、2701は既存プログラム解析部、2702
はデータ項目関連情報蓄積部、2703はデータ項目標準化
部である。
本実施例の既存プログラム解析部2701は、既存プログ
ラム解析部102と同様に既存プログラムを解析して、既
存ファイルレコード定義情報を既存ファイルレコード情
報蓄積部104に蓄積し、同一内容を持つと推定したデー
タ項目間の関連情報をデータ項目関連情報蓄積部2702に
蓄積する。なお、蓄積するデータ項目関連情報には、デ
ータ項目属性や繰返しの情報が追加されている。このデ
ータ項目関連情報の一例は第28図に示され、データ項目
名、ファイル名、所属プログラム名の他に繰返し欄およ
び属性欄が加わり、第6図に示した例とは異なる。
また、データ項目標準化部2703は、第21図に示したデ
ータ項目標準化部2101とは異なる機能を有する。すなわ
ち、データ項目関連情報蓄積部2702内のデータ項目情報
に対し、表示装置1と入力装置2を用いて標準名称およ
び属性を与え、与えた標準名称および属性を、重複を排
除してデータディクショナリ2102内のデータ項目情報蓄
積部2103に蓄積するとともに、このデータ項目情報蓄積
部2103内の各標準データ項目情報と、データ項目関連情
報蓄積部2702内の対応するデータ項目情報(第28図では
各行の左側あるいは右側の半分)との関連を示す情報を
新旧データ項目関連情報蓄積部2104に蓄積する。この標
準名称および属性を付与する場合、別々のファイルレコ
ード中にあり、同じ内容を持つデータ項目には、同じ標
準名称を与える。
なお、この他の機能については第21図に示したものと
同様である。
本実施例の他には、例えば、データディクショナリを
作成するまでの機能のみを有する支援方法が考えられ
る。また、既存プログラム解析部2701についても、前述
した別法を適用することが考えられる。
このように、ファイルレコードの分割、統合による正
規化を行われない方法でも、既存ソフトウェアの保守、
再利用作業の効率をより向上することができる。また、
ファイルレコードの分割、統合を行わないので、データ
の変換に合わせ、既存プログラムの変換作業を容易に行
うことができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、既存ソフトウェアをデータベースに
変換する際、データベースに含むべきデータ項目の抽
出、データの正規化、論理スキーマの生成等の作業を、
プログラム等の既存ソフトウェア生産物の情報を利用
し、効果的に一貫して支援することができる。
また、既存ソフトウェア内のデータを標準形式に変換
する際、データディクショナリに含むべきデータ項目の
抽出、データ項目の標準化とデータディクショナリへの
登録、このデータ項目を利用した既存ソフトウェアのデ
ータの標準化等の作業を、プログラム等の既存ソフトウ
ェア生産物の情報を利用し、効果的に一貫して支援する
ことができる。
従って、これらの作業の作業工数を大幅に削減するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明のソフトウェア標準化方法の第1の実施
例におけるデータベース生成支援システムの機能および
処理手順を示す説明図、第2図は本発明のデータベース
設計支援方法を適用するデータベース生成支援システム
の構成図、第3図は第1図の既存プログラム蓄積部に蓄
積されたソースプログラムのデータ定義部例図、第4図
は第1図の既存プログラム蓄積部に蓄積されたソースプ
ログラムの手続き部例図、第5図は第3図の受注ファイ
ルのファイルレコード定義より作成した既存ファイルレ
コード情報例図、第6図は第3図および第4図のソース
プログラムより生成したデータ項目関連情報例図、第7
図は本発明の第1の実施例におけるデータ標準化時の表
示画面例図、第8図は第5図の既存ファイルレコード情
報の変換により作成した標準化ファイルレコード情報例
図、第9図は第1図の正規化リレーション作成部の機能
および処理手順を示す説明図、第10図は第9図のリレー
ション抽出部が抽出したデータリレーション情報例図、
第11図は本発明の第1の実施例における第1正規形リレ
ーション情報の作成方法を示す説明図、第12図は本発明
の第1の実施例における第3正規形リレーション情報の
作成方法を示す説明図、第13図は第10図に示したデータ
リレーション情報から作成した正規形リレーション情報
例図、第14図は第13図に示した正規形リレーション情報
より作成した統合リレーション情報例図、第15図は第14
図の統合リレーション情報により作成した論理スキーマ
情報例図、第16図は本発明のソフトウェア標準化方法の
第2の実施例におけるデータベース生成支援システムの
機能および処理手順を示す説明図、第17図は本発明のソ
フトウェア標準化方法の第3の実施例におけるファイル
設計支援システムの機能および処理手順を示す説明図、
第18図は本発明のソフトウェア標準化方法の第3の実施
例における新ファイルレコード情報例図、第19図は本発
明のソフトウェア標準化方法の第4の実施例におけるデ
ータベース生成支援システムの機能および処理手順を示
す説明図、第20図は本発明のソフトウェア標準化方法の
第5の実施例におけるデータベース生成支援システムの
機能および処理手順を示す説明図、第21図は本発明のソ
フトウェア標準化方法の第6の実施例におけるデータデ
ィクショナリ作成利用支援システムの機能および処理手
順を示す説明図、第22図は第21図のデータ項目標準化部
により作成した標準データ項目情報例図、第23図は第21
図のデータ項目標準化部により作成した新旧データ関連
情報例図、第24図は第21図のプログラム内データ置換部
により作成した標準化ソースプログラムのデータ定義部
例図、第25図は第21図のプログラム内データ置換部によ
り作成した標準化ソースプログラムの手続き部例図、第
26図は本発明のソフトウェア標準化方法の第7の実施例
におけるデータディクショナリ作成利用支援システムの
機能および処理手順を示す説明図、第27図は本発明のソ
フトウェア標準化方法の第8の実施例におけるデータデ
ィクショナリ作成利用支援システムの機能および処理手
順を示す説明図、第28図は第27図の既存プログラム解析
部により作成したデータ項目関連情報例図である。 1:表示装置,2:入力装置,3:メモリ,4:CPU,5:外部記憶装
置,101:既存プログラム蓄積部,102:既存プログラム解析
部,103:既存ファイルレコード情報蓄積部,104:データ項
目関連情報蓄積部,105:データ項目標準化部,106:標準化
ファイルレコード情報蓄積部,107:正規化リレーション
作成部,108:論理スキーマ情報作成部,109:データベース
論理スキーマ情報蓄積部,301〜303:ファイルレコード定
義、304:ファイル名称,305:レベル番号,306,309,310,31
4,315:データ項目名称,307,308,312,313:属性,311:プロ
グラム名称,401:手続き部の条件部,402〜409:データ項
目名,501:ファイル名称,502:レベル,503,506:データ項
目名,504,507:属性,505:繰返し,601,602:データ項目名,
603,605:ファイル名,606:所属プログラム名,801,803,80
5:標準データ項目名,802:標準属性,804:ファイル名称,9
01:リレーション抽出部,902:リレーション情報蓄積部,9
03:リレーション正規化部,904:リレーション統合部,90
5:統合リレーション蓄積部,1001,1006〜1008:項番,100
2,1005:リレーション名,1003:リレーション内容,1004:
元のファイル名,1101,1102:リレーション名,1301〜130
7:正規形リレーション情報,1401〜1404:統合リレーショ
ン情報,1405:リレーション名称,1406:統合リレーション
内容,1407:元のファイル名,1501:データベース名称,150
2:論理スキーマ情報,1503:属性,1601:ジョブ制御パラメ
ータ蓄積部,1602:既存ソフトウェア解析部,1701:新ファ
イルレコード情報作成部,1702:新ファイルレコード情報
蓄積部,1901:データディクショナリ情報作成部,1902:デ
ータディクショナリ蓄積部,2001:データベース物理情報
作成部,2002:データベース物理情報蓄積部,2101:データ
項目標準化部,2102:データディクショナリ,2103:データ
項目情報蓄積部,2104:新旧データ項目関連情報蓄積部,2
105:ファイルレコード情報標準化部,2106:標準化ファイ
ルレコード情報蓄積部,2107:プログラム内データ置換
部,2108:標準化プログラム蓄積部,2201:標準化データ名
欄,2202:標準属性欄,2203:繰返し欄,2204:標準化データ
名,2205:標準属性,2206:繰返し,2301:標準化データ名
欄,2302:使用箇所欄,2303:プログラム名欄,2304:ファイ
ル名欄,2305:元のデータ項目名欄,2401〜2403:標準化フ
ァイルレコード定義情報,2404,2405,2501〜2508:標準化
データ項目名,2701:既存プログラム解析部,2702:データ
項目関連情報蓄積部,2703:データ項目標準化部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平1−134624(JP,A) 特開 平2−83731(JP,A) 「情報処理学会第36回(昭和63年前 期)全国大会講演論文集」P.967−968 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06F 9/06

Claims (12)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】既存のソフトウェアのファイルレコード内
    のそれぞれ同じ内容で名称が異なる異名同値の各データ
    項目を抽出して表示装置に表示し、 上記異名同値の各データ項目のそれぞれの名称を、入力
    装置を介して入力された標準名称に変換して上記表示装
    置に表示し、 上記入力装置及び上記表示装置の対話的操作に基づき上
    記ソフトウェア内の各データの標準化を支援するシステ
    ムにおける上記既存ソフトウェアの標準化方法であっ
    て、 それぞれ従属関係にある各データ項目の該従属関係を示
    すリレーション情報を上記変換された標準名称を用いた
    表現で生成し上記表示装置に表示する第1のステップ
    と、 上記入力装置を介して入力された分割指定に基づき上記
    リレーション情報を分割して、上記従属関係の識別に用
    いるデータ項目(キーデータ項目)と該キーデータ項目
    に従属するデータ項目からなる正規化リレーション情報
    を生成し上記表示装置に表示する第2のステップと、 上記正規化リレーション情報の内、同一の上記キーデー
    タ項目を持つものを統合し、上記入力装置を介して入力
    された名称を付与して統合リレーション情報を生成する
    第3のステップとを有し、 上記既存ソフトウェアのファイルレコードを正規化して
    統合化することを特徴とするソフトウエア標準化方法。
  2. 【請求項2】請求項1に記載のソフトウエア標準化方法
    において、上記第2のステップは、上記リレーション情
    報中で繰返されるデータ項目を検出し、該繰り返される
    データ項目の部分を分割して上記正規化リレーション情
    報を生成するステップを含むことを特徴とするソフトウ
    エア標準化方法。
  3. 【請求項3】請求項1、もしくは、請求項2のいずれか
    に記載のソフトウエア標準化方法において、上記第3の
    ステップは、上記統合リレーション情報を構成する各デ
    ータ項目の重複を排除するステップを含むことを特徴と
    するソフトウエア標準化方法。
  4. 【請求項4】請求項1から請求項3のいずれかに記載の
    ソフトウエア標準化方法において、上記第2のステップ
    は、上記リレーション情報内のデータ項目の名称に特定
    の文字列を含むデータ項目を検出して、上記キーデータ
    項目の候補として上記表示装置を介して表示するステッ
    プを含むことを特徴とするソフトウエア標準化方法。
  5. 【請求項5】請求項1から請求項4のいずれかに記載の
    ソフトウエア標準化方法において、上記異名同値の各デ
    ータ項目のそれぞれの名称の上記入力装置を介しての上
    記標準名称への変換時、上記各データ項目の属性を、上
    記入力装置から入力された標準属性情報に変換するステ
    ップと、上記標準属性情報に基づき、上記統合リレーシ
    ョン情報中のデータ項目から、それぞれの従属関係に対
    応したデータベースの論理スキーマ情報を生成するステ
    ップとを有することを特徴とするソフトウエア標準化方
    法。
  6. 【請求項6】請求項1から請求項5のいずれかに記載の
    ソフトウエア標準化方法において、既存のプログラムを
    解析して、該既存のプログラム内から複数のデータ項目
    の名称と属性及び構造情報を含むファイルレコード情報
    を抽出し、上記ファイルレコード情報の各データ項目お
    よび属性に対して上記異名同値に基づく上記データ項目
    の抽出と標準名称への変換を行い、該変換した標準名称
    に基づき上記各ステップでの処理を行うことを特徴とす
    るソフトウエア標準化方法。
  7. 【請求項7】請求項1から請求項6のいずれかに記載の
    ソフトウエア標準化方法において、既存のプログラムを
    解析して、上記各データ項目の転送・比較関係に基づき
    上記異名同値のデータ項目の抽出を行うことを特徴とす
    るソフトウエア標準化方法。
  8. 【請求項8】請求項1から請求項7のいずれかに記載の
    ソフトウエア標準化方法において、既存のプログラムを
    解析して、複数のプログラムで参照するファイルレコー
    ド内の上記データ項目の、上記ファイルレコードの先頭
    からの相対位置及び長さを計算し、同じ相対位置及び長
    さを有するデータ項目を上記異名同値のデータ項目とし
    て抽出することを特徴とするソフトウエア標準化方法。
  9. 【請求項9】請求項1から請求項8のいずれかに記載の
    ソフトウエア標準化方法において、ファイルの論理的名
    称およびファイル実体毎に付けられた物理的名称を関連
    づけるジョブ制御パラメータ、もしくは、コマンドプロ
    セジュアのいずれか一方を解析し、複数のプログラムか
    ら別々の名称で参照される同一ファイルを検出して関連
    付け、該関連付けたファイルから、上記異名同値のデー
    タ項目の抽出を行うことを特徴とするソフトウエア標準
    化方法。
  10. 【請求項10】請求項5に記載のソフトウエア標準化方
    法において、上記生成したデータベースの論理スキーマ
    情報の上記データ項目から、重複を排除して、既存のソ
    フトウエアのデータ項目の置換に用いるデータディクシ
    ョナリを作成するステップを有することを特徴とするソ
    フトウエア標準化方法。
  11. 【請求項11】請求項1から請求項9のいずれかに記載
    のソフトウエア標準化方法において、上記既存のソフト
    ウエアの各データ項目から、上記抽出された異名同値の
    データ項目の重複を排除して、既存ソフトウエアのデー
    タ項目の上記標準名称への置換に用いるデータディクシ
    ョナリを作成するステップを有することを特徴とするソ
    フトウエア標準化方法。
  12. 【請求項12】請求項10、もしくは、請求項11のいずれ
    かに記載のソフトウエア標準化方法において、上記デー
    タディクショナリ内の上記標準名称に対応付けて、該標
    準名称に変換されたデータ項目の元の名称を含む関連情
    報を登録することを特徴とするソフトウエア標準化方
    法。
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