JP2783685B2 - カ−ド搬送装置 - Google Patents

カ−ド搬送装置

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JP2783685B2
JP2783685B2 JP40087290A JP40087290A JP2783685B2 JP 2783685 B2 JP2783685 B2 JP 2783685B2 JP 40087290 A JP40087290 A JP 40087290A JP 40087290 A JP40087290 A JP 40087290A JP 2783685 B2 JP2783685 B2 JP 2783685B2
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康二 井口
務 麻田
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Fujitsu Ltd
Nidec Instruments Corp
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Fujitsu Ltd
Sankyo Seiki Manufacturing Co Ltd
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  • Control Of Vending Devices And Auxiliary Devices For Vending Devices (AREA)
  • Feeding Of Articles By Means Other Than Belts Or Rollers (AREA)
  • Conveying Record Carriers (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】磁気カード等を搬送するカード搬
送装置に関する。近年、磁気カード等の需要が増えてい
る。特に、金融機関等で使用される磁気カードは、誤っ
たデータの書き込み、読み出しを行うと、トラブルの原
因となるため、磁気カードに対し、書き込まれたデータ
を正確に読み出し或いは、データを正確に書き込むこと
が必要である。そのため、誤ったデータの書き込み、読
み出し処理の原因の一つである速度変動を起こすことな
く、カードを定速で搬送するための装置が求められてき
た。
【0002】
【従来の技術】図2は、カードリードライト部の磁気ヘ
ッドの書き込み方式を示すタイムチャート。
【0003】図3は、従来のカードインプリンタプリン
タ装置の正面図。図4は、従来のカードインプリンタプ
リンタ装置内のカードリードライト部を示す上面図及び
正面図。
【0004】図中、1はカードリードライト部、2はカ
ード挿入部、3はカード伝票処理ユニット、4は磁気カ
ード、5は磁気ストライプ、6はエンボス部、7aは第
1のピンチローラ、7bは第2のピンチローラ、7cは
第3のピンチローラ、8aはガイド、9は磁気ヘッド、
10aは第1の駆動ローラ、10bは第2の駆動ロー
ラ、10cは第3の駆動ローラ、11はガイド、14は
基準面、15は搬送路を示す。
【0005】尚、ガイド11は、カードリードライト部
1の基準面側に設けられている。以下、磁気カード4の
一方の端面を基準面14と称す。基準面14は、磁気カ
ード4の一方の端面である。
【0006】図3に示すように、この装置はカードリー
ドライト部1とカード挿入部2とカード伝票処理ユニッ
ト3とで構成する。カードリードライト部1は、磁気カ
ード4上の磁気ストライプ5のデータをカードリードラ
イト部1にある磁気ヘッド9で読み取り及び磁気ストラ
イプ5へデータの書き込みを行う。
【0007】カード挿入部2は、操作者に磁気カード4
を挿入させるものである。カード伝票処理ユニット3
は、磁気カード4の磁気ストライプ5に書き込まれたデ
ータを磁気ヘッド9で読み出して印字ヘッドで伝票に印
字するとともに、磁気カード4上のエンボス部6をセン
サで読み取り、その結果を伝票に印字する。
【0008】磁気カード4は、カード挿入部2に挿入さ
れ、挿入された磁気カード4をカードリードライト部1
へ搬送される。カードリードライト部1へ搬送された磁
気カード4は、カードリードライト部1にある磁気ヘッ
ド9の処理位置へ搬送される。
【0009】磁気ヘッド9は、磁気カード4の磁気スト
ライプ5へデータの書き込み或いは磁気ストライプ5上
のデータの読み出し処理を行う。その処理後に、磁気カ
ード4は、カード伝票処理ユニット3に搬送される。カ
ード伝票処理ユニット3は、前処理工程で磁気カード4
に書き込まれたデータを磁気ヘッドで読み出して、印字
ヘッド9で伝票に印字するとともに、磁気カード4のエ
ンボス部6をセンサ等で光学的に読み取り、その結果も
上記伝票に印字する。
【0010】データの印字が終了した伝票はカード4と
ともに排出され、伝票に印字したデータと同じデータを
印字したジャーナルは装置内に残される。次に、図4を
用いてカードリードライト部1の動作を説明する。
【0011】カードリードライト部1内の磁気カード4
を搬送する為に、第1のピンチローラ7a及び駆動ローラ
10a は、磁気カード4の磁気ストライプ5と基準面14
との間の面を上下方向より挟持し、磁気カード4を第2
のピンチローラ7b及び駆動ローラ10b まで搬送する。
【0012】この際、磁気カード4は、図4の上面図に
示したように搬送路15の両側にあるガイドによって、
磁気カード4上の磁気ストライプ5が、磁気ヘッド9の
下を通過するように搬送する位置を規定されている。
【0013】第2の駆動ローラ10b、第2のピンチロ
ーラ7b及び磁気ヘッド9へ搬送される磁気カード4
は、磁気カード4の磁気ストライプ5が磁気ヘッド9下
を通過する際には、第2の駆動ローラ10b及び第2の
ピンチローラ7bにより定速度で搬送される。そのとき
の磁気ヘッド9は、定速度で搬送される磁気カード4の
磁気ストライプ5上の直列に書き込まれたデータの読み
出し、又は新たなデータの磁気ストライプ5上への書き
込みを行う。
【0014】磁気ヘッド9によるデータの書き込み方法
について図2を用いて説明する。図2(a) に示されたよ
うに磁束が所定時間tの間変化しなければ、2進データ
は、“0”として扱われる。また、図2(b) に示すよう
に磁束が所定時間tの1/2 で変化する場合には、2進デ
ータは、“1”として扱われる。例えば、「10100
0」の2進データを現す場合には、図2(c) に示すよう
に最初の所定時間tの1/2 で磁束を変化させ、更に、次
の所定時間tでは、磁束を変化させない。
【0015】以下、磁気ストライプ5に図2(a) 、(b)
で説明した様に磁束を変化させて、データを記録する。
このデータを磁気ヘッド9で読み取り、2進データに変
換する。並びに、2進データに変換されたデータを磁気
ストライプ5に書き込む。
【0016】その後に、磁気カード4は第2の駆動ロー
ラ10b及びピンチローラ7bとで挟持され、第3の駆
動ローラ10c及びピンチローラ7cへ搬送される。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】従って、磁気カードの
磁気ストライプ上のデータを磁気ヘッドで読み取り或い
は磁気ストライプ上への書き込みを行う場合、磁気スト
ライプの長手方向に沿った帯状の部分を磁気ヘッドに対
して直線的に定速で搬送し、走査する必要が有る。
【0018】そこで、磁気カードを基準面側にガイドで
押しつけながら搬送する。搬送時、磁気カードは、カー
ドの端面の汚れ等により、カードの端面及びガイドの面
が鏡面であるため、カードの端面とガイドとが塵等を介
在し、接触して起こる吸着等で、磁気カードの搬送速度
に大きな変動が生じる。その為に、磁気カードは、搬送
中に速度変動が大きくなる。
【0019】それにより、磁気カードの磁気ストライプ
のデータを読み出したり、或いは磁気ストライプへデー
タを書き込んだりする時に、磁気ストライプ上のデータ
のビット間隔が安定せず、正常なデータを書き込んだり
読み出したり出来ない。
【0020】本発明は、吸着による搬送速度の変動を低
減し、安定したカード搬送できる装置を提供することを
目的とする。
【0021】
【課題を解決するための手段】本発明は、カードを搬送
する搬送路と、該搬送路の側面に設けられ、該カードの
端面をガイドする第1のガイドと、該第1のガイドに対
向し、該カードの他端面をガイドする第2のガイドと、
該第2のガイドと別個に設けられて該第2のガイドを支
持するとともに、該第2のガイドを該第1のガイドに向
かって付勢するスプリングとを有し、該第2のガイドの
長さは、前記カードの搬送方向長さよりも長く、且つ該
第2のガイドには、前記カードと部分的に接触する複数
の部分接触部、例えば、突起状の接触部により構成され
る。
【0022】
【作用】本発明では、磁気カードに対し、スプリングに
より付勢されたカードよりも長い第2のガイドにて均一
に圧力をかける。また、第2のガイドにはカードに部分
的に接触する部分接触部(複数の突起)が設けられてい
る。これにより、カードは基準面である第1のガイドに
押しつけられるが、部分接触部によりカードと第2のガ
イドとの接触面積は少なくなり、それによりカードの搬
送時にカードの端面の汚れから発生する吸着領域を無く
して、搬送速度の変動を削減する。また、カードは第2
のガイドにより均一に圧力をかけられている、突起への
突入時、離間時の負荷変動は少なく、負荷変動から生じ
る速度変動も最小限に抑える。
【0023】
【実施例】図1は、本発明の一実施例を示すカードイン
プリンタプリンタ装置内のカードリード部を示す上面図
及び正面図を示す。
【0024】カードインプリンタプリンタ装置内で磁気
カード4をカード挿入部からカードリードライト部1へ
の搬送する動作については、従来の技術で述べたのと同
様である。
【0025】カードリードライト部1に設けられた基準
面14に対向する面を押さえるガイド8bについて説明
する。カードリードライト部1に設けられた基準面14
に対向する面を押さえつけるガイド8bには、幅4 〜5m
m 、高さ0.2 〜0.3mm の緩やかな形状を持つ突起部12
が設けられている。その突起部12の詳しい形状につい
ては、図5に示している。前記の形状によりガイド8b
とカード4との接触面積の少くしている。
【0026】前記突起部12は、カード4が移動する時
に少なくとも1つ以上でカード4の面と接触するような
間隔をガイド8bに配置している。前記突起部12を持
つガイド8aは、カードリードライト部1内でカード4
を搬送する時に、その搬送する位置を固定する為にスプ
リング13の押圧力により基準面14に対向する面を押
さえつける。
【0027】尚、突起部12を持つガイド8bは、スプ
リング13で支持されており、磁気カード4の基準面1
4を基準面側に押し付ける様になっている。次に、カー
ドリードライト部1での磁気カード4の搬送動作につい
て述べる。
【0028】磁気カード4は、第1の駆動ローラ10a
及び第1のピンチローラ7aから第2の駆動ローラ10
b及び第2のピンチローラ7bへ搬送される。その時装
置は、磁気カード4を基準面14側のガイド11に突起
部12を持つガイド8bで押さえつけて搬送する。
【0029】このとき、ガイド8bに設けられた突起部
12により、ガイド8bとカード4の端面との接触する
領域が少なくなる。そのため、カード4の端面とガイド
8bとの間の吸着領域が少なくなる。
【0030】その結果、搬送速度が変動する原因となる
吸着を無くすことができる。第2の駆動ローラ10a及
び第1のピンチローラ7aに搬送された磁気カード4は
前記に述べた様に搬送する位置を規定して、磁気カード
4上の磁気ストライプ5上のデータを第2の駆動ローラ
10bの部分に位置する磁気ヘッド9の所へ搬送され
る。
【0031】磁気ヘッド9は、搬送されたカード4を順
次直列なデータを読んだり或いは直列にデータを書き込
んだりする。その磁気ヘッド9によって磁気ストライプ
5のデータを書き込む方法は従来の技術で述べたような
方法で行う。
【0032】第2の駆動ローラ10b及びピンチローラ
7bは前記述べた磁気カード4を搬送する位置を規定す
る方法により第3の駆動ローラ10c及び第3のピンチ
ローラ7cへ搬送する。
【0033】また、カード搬送時の吸着等によるびびり
を少なくするために磁気カード4の両端をローラで搬送
することが考えられる。他に、突起部12を基準面側の
ガイド11に設けても、同じ様な効果が得られる。
【0034】本発明の搬送装置により、磁気ストライプ
5上のデータのビッド間隔を正確に読み取ったり書き込
んだり出来き、正確な情報の書き込み読み取りを行う。
尚、実施例として、突起部を有するガイドについて説明
してきたが、ガイドの接触面に部分的に穴を設けて部分
接触しても、同様の効果が得られるのは勿論のことであ
る。
【0035】
【発明の効果】以上説明した様に、搬送路のガイドに部
分的に接触する接触面をもつことにより、磁気カード搬
送時のガイドと磁気カードの接触による吸着等を無く
し、搬送速度を安定させる。また、このような接触面を
有するガイドの長さはカード長さよりも長く、このガイ
ド全体をスプリングにより付勢してカードの端面に均一
に圧力をかけるので、突起への突入時、離間時の負荷変
動も小さく、負荷変動から生じる速度変動も防止するこ
とができるとともに、カードの姿勢変化も抑止すること
が可能である。更には、突起を有する第2のガイドと、
この第2のガイドをカード側に付勢するスプリングとは
分けて構成されており、ガイドそのものは変形すること
が無いことから、カードの搬送位置に応じて突起の間隔
が変化することも無く常にカードに対して安定した負荷
を与えることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示すカードインプリントプ
リンタ装置内のカードリードライト部を示す上面図及び
正面図である。
【図2】カードリードライト部の磁気ヘッドの読み取り
書き込み方式を示すタイムチャートである。
【図3】カードインプリンタプリンタ装置の正面図であ
る。
【図4】従来のカードインプリンタプリンタ装置内のカ
ードリードライト部を示す上面図及び側面図である。
【図5】カードリードライト部のガイドに設けられた突
起部の一部の形状を示す上面図である。
【符号の説明】 1,カードリードライト部 2,カード挿入部 3,カード伝票処理ユニット 4,磁気カード 5,磁気ストライプ 6,エンボス部 7a,第1のピンチローラ 7b,第2のピンチローラ 7c,第3のピンチローラ 8a、8b:ガイド 9,磁気ヘッド 10a,第1の駆動ローラ 10b,第2の駆動ローラ 10c,第3の駆動ローラ 11,基準面側のガイド 12,突起部 13,スプリング 14,基準面 15,搬送路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 実開 昭63−40861(JP,U) 実開 平1−142075(JP,U) 実開 昭55−117054(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06K 13/07

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カード(4)を搬送する搬送路(5)
    と、 該搬送路(15)の側面に設けられ、該カード(4)の
    端面をガイドする第1のガイド(11)と、 該第1のガイド(11)に対向し、該カード(4)の他
    端面をガイドする第2のガイド(8b)と、該第2のガイドと別個に設けられて該第2のガイドを支
    持するとともに 、該第2のガイドを該第1のガイドに向
    かって付勢するスプリング(13)とを有し、 該第2のガイド(8b)の長さは、前記カード(4)の
    搬送方向長さよりも長く、且つ該第2のガイド(8b)
    には、前記カード(4)と部分的に接触する複数の部分
    接触部(12)が設けられて成ることを特徴とするカー
    ド搬送装置。
JP40087290A 1990-12-07 1990-12-07 カ−ド搬送装置 Expired - Fee Related JP2783685B2 (ja)

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JPS6340861U (ja) * 1986-09-02 1988-03-17
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