JP2779498B2 - 耐力壁フレーム - Google Patents

耐力壁フレーム

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JP2779498B2
JP2779498B2 JP63088520A JP8852088A JP2779498B2 JP 2779498 B2 JP2779498 B2 JP 2779498B2 JP 63088520 A JP63088520 A JP 63088520A JP 8852088 A JP8852088 A JP 8852088A JP 2779498 B2 JP2779498 B2 JP 2779498B2
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惠一 冨山
道夫 細川
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Sekisui House Ltd
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Sekisui House Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、建設用の耐力壁フレームに関するもので
ある。
従来の技術 外壁の軸組となるフレームを一体に製作し、その表面
に表面板を張り付けるか又はそのまま現場へ運び込んで
アンカーボルト等へ取り付けるプレハブ工法の住宅にお
いては、水平力に対抗させるため、一部の外壁フレーム
を、ブレースを配した耐力壁フレームとして、これを要
所々々へ配することが行なわれている。
第5図は、このように水平力に対抗させるようにした
所謂耐力壁フレームを示したもので、この図で示すよう
に、方形枠状フレーム(21)の対角コーナー間に渡され
たブレース(22)(22)が、フレーム(21)の中央部を
斜めに横断するため、このような耐力壁フレーム(21)
部分には、窓或いは出入口等の開口部を取ることができ
ない不都合がある。
発明が解決しようとする課題 そのため、従来においては、耐力壁フレーム以外の他
のフレーム部分で開口部を取らなければならず、それだ
け開口部の取付け位置に制限を受けることになる。ま
た、かかるブレース(22)を備えた耐力壁フレーム(2
1)と、開口部を設けるためのパネルとを夫々別に製作
しなければならず、フレーム(21)の種類が増加すると
ともに、設計段階においてその配置を考慮しなければな
らないことから、設計もそれだけ面倒になるという欠点
がある。
また、上記フレーム(21)は、軽量形鋼を溶接したも
のであるが、その溶接端部は構造的に見ればピン接合と
なっており、水平力が作用したときのアンカーボルト側
にかかる引抜き力が大きく、そのため、アンカーボルト
の引抜き耐力を大きくするためボルト本数が増えるとい
った欠点を有している。
この発明は、かかる従来の欠点を解消して、上記フレ
ームをラーメン構造とすることによって、フレーム中央
部分に任意の大きさの開口部を取れるようにした建築用
耐力壁フレームを提供するものである。
課題を解決するための手段 そして、上記の目的を達成するため、この発明では、
左右一対の柱材(3)(3)とこの柱材(3)(3)間
に設けた斜材(6)とによって構成される一対の柱体
(1)(1)と、これらの柱体(1)(1)上端間に取
り付けられる普通形鋼梁材(2)とからなり、上記柱体
(1)上端を梁材(2)下面へボルト接合して予め一体
のラーメン構造フレームとしてなることを特徴としてい
る。
作用 この発明の実施例を示す第1図において、(1)
(1)は左右一対の柱体、(2)は、これらの柱体
(1)(1)の上端部間に取り付けられる梁材を示して
いる。
柱体(1)は、左右一対の柱材(3)(3)と、両柱
材(3)(3)の上下両端間に取り付けた横枠(4)
(4)、及び、同じく柱材(3)(3)の中央部間に取
り付けた横桟(5)とを有し、横桟(5)によって分割
される上下の長方形空間内に斜材(6)(6)を取り付
けている。第3図で示すように、柱材(3)、横枠
(4)、横桟(5)及び斜材(6)は、何れも軽量溝形
鋼からなるものであり、柱材(3)よりも断面の小さい
横枠(4)及び斜材(6)等の端部を、その柱材(3)
に嵌合して溶接している。(7)は、柱体(1)を梁材
(2)へ固定するためのL形の接合プレート、(8)
は、同じく柱体(1)の内側を梁材(2)へ接合するた
めのT字形の接合プレートを示している。これら接合プ
レート(7)(8)上端の水平面を、梁材(2)の下面
に当接し、両接合プレート(7)(8)の対向するコー
ナー部分に、柱体(1)上端のコーナー部分が嵌るよう
にして柱体(1)を配置し、その横枠(4)、接合プレ
ート(7)(8)の水平部、及び、梁材(2)の下部フ
ランジに形成したボルト穴(9)(9)…へ、下方より
ボルト(10)を挿し込んで、上部側のナット(11)とで
締付け固定するものである。同時に、各接合プレート
(7)(8)の垂直部に形成したボルト穴(11)と、柱
体(1)の柱材(3)(3)に形成したボルト穴(12)
へ、ボルト(13)を挿し込んで、内側からナットで締付
け固定するようにしている。梁材(2)は、そのフラン
ジ(14)(14)が上下平行となるようにして配置した普
通溝形鋼を用いる。そして、上記柱体(1)(1)の上
部横枠(4)を梁材(2)へ固定することによって、全
体が剛接接合されたラーメン構造となる。
上記において、梁材(2)のフランジ(14)に形成さ
れるボルト穴(9)を、柱体(1)の壁方向の取付け位
置に応じて複数個予め形成しておくことにより、それら
のボルト穴(9)(9)…を適宜選択すことにより、壁
方向の任意の位置に、柱体(1)(1)を配置すること
が可能となる。第4図では、一方の柱体(1)を梁材
(2)の端部よりやや内側に配置して固定した場合の実
施例を示している。第1図及び第4図の構成では、柱体
(1)(1)間に開口部(15)が設けられるが、更に、
柱体(1)の外側にも開口部を設ける場合には、第4図
の内側に移動した柱体(1)を、更に内側に移動させる
ことによって可能となる。
発明の効果 この発明によれば、フレーム全体がラーメン構造を構
成しており、それゆえ、従来の耐力壁パネルのように中
央部にブレースを設ける必要がないことから自由に開口
部を取ることができ、そのため、耐力壁フレームと開口
部用フレームを別々に製作する必要がなく、フレーム或
いはパネルの種類も少なくて済むという効果がある。し
かも、上記のように、フレームがラーメンを構成してい
ることから、水平力によって発生するアンカーボルトに
対する引抜き力が小さくなり、アンカーボルトの本数を
それだけ少なくできるとともに、コーナー柱のようなも
のも不要である。
特に、この発明においては、各柱体を梁材へボルトで
取り付けるようにしており、そのため、例えば溶接で接
合する場合に比較して、梁材側に、柱体の壁方向の複数
の取付け位置に応じて夫々ボルト穴を形成しておけば、
その柱体の位置を壁方向に任意に移動させて取り付ける
ことができ、各柱体間に開口部を設けたり或いは柱体の
外側に開口部を設ける等、その開口部の位置を任意に選
択できるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明の実施例を示す壁フレームの正面
図、第2図は、同じく要部の拡大正面図、第3図は、同
じく要部の分解斜視図、第4図は、この発明の他の実施
例を示す壁フレームの正面図、第5図は、従来の耐力壁
フレームの概略正面図である。 (1)……柱体、(2)……梁材、 (9)(11)(12)……ボルト穴、 (10)(13)……ボルト。
フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E04B 2/56 E04C 2/00 - 2/54

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】左右一対の柱材とこの柱材間に設けた斜材
    とによって構成される一対の柱体と、これらの柱体上端
    間に取り付けられる普通形鋼の梁材とからなり、上記柱
    体上端を梁材下面へボルト接合して予め一体のラーメン
    構造フレームとしてなることを特徴とする耐力壁フレー
    ム。
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JP2006336410A (ja) * 2005-06-06 2006-12-14 Sumitomo Metal Ind Ltd 枠組壁工法による木造建物および開口付き枠組壁

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