JP2779239B2 - 発泡体シートの拡幅・整形方法 - Google Patents

発泡体シートの拡幅・整形方法

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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、発泡体シートの拡幅・整形方法に関し、更
に詳しくは、横型連続発泡炉で発泡体シートを製造する
ときに、前記発泡炉の出口から導出されてきた発泡体シ
ートの両側部を拡幅し、また両側部に発生している波打
ち状の変形を修正することにより、折れ,皺,重なりな
どの発生を防止して、発泡体シートの連続的な拡幅およ
び整形を円滑に行なうことができる発泡体シートの拡幅
・整形方法に関する。
(従来の技術) 発泡ポリウレタンシートや発泡ポリエチレンシートの
ようなプラスチックを主体とする発泡体シートは、断熱
材や緩衝材として広く用いられているが、これら発泡体
シートの製造方法の1つとして横型連続発泡炉を用いた
方法がある。
この方法は、プラスチックの基材,架橋剤および発泡
剤を主成分とする樹脂組成物を成形して成形体シートと
し、ついで架橋剤を作用せしめたり、または電子線を照
射してプラスチック基材を架橋したのち、これを横型連
続発泡炉に導入して加熱することにより、発泡剤を発泡
せしめるという方法である。
この横型連続発泡炉の中には、炉長方向に所定の速度
で走行するエンドレス金網コンベアが配設されていて、
前記した架橋後の成形体シートはこの金網コンベアの上
に載置されて順次出口へと移動し、この過程で周囲から
所定の温度に加熱されることにより発泡体となったのち
に炉の出口から連続的に導出される。
ところで、発泡が略終了している発泡炉の出口付近で
は、発泡体シートの両側部近辺の部分は、シートの移動
方向に沿って大きく波打った状態で変形している。この
状態のまま、発泡体シートを冷却して巻きとると、発泡
体シートには折れ,皺,波同士の重なり等の現象が起
り、製品として不適格になる。
そのため、従来は、発泡体シートが発泡炉から導出さ
れていまだ可塑状態にある時点で、発泡体シートの両側
端をピン,チャック,クリップなどの把持具で把持し、
これら把持具を発泡体シートの移動に追随させつつ、幅
方向に所定の張力をかけて拡幅・整形するという方法が
採られている。
(発明が解決しようとする課題) しかしながら、上記した拡幅・整形方法は、発泡炉か
ら導出された発泡体シートの温度が50℃以下であるよう
な比較的低温の場合には適用可能である。しかし、導出
された発泡体シートの温度が150℃以上の高温の場合に
は、発泡体シートの強度が小さいため、その両側端を上
記把持具で把持して拡幅すると、発泡体シートの破断事
故の発生する場合が多い。
また、発泡炉から導出された時点では、発泡体シート
の両側部近辺は大きく波打っていて、その動線は一定し
ていないので、前記した把持具で発泡体シートの移動方
向に規制正しく両側部を把持することが困難であり、そ
のため、発泡体シートを継続的に拡幅・整形することが
できないという問題もある。
本発明は、従来の拡幅・整形方法における上記した問
題を解決し、横型連続発泡炉の出口から導出された発泡
体シートの全体を、確実にかつ継続的に拡幅,整形する
ことができる発泡体シートの拡幅・整形方法の提供を目
的とする。
(課題を解決するための手段) 上記した目的を達成するために、本発明においては、
横型連続発泡炉の出口から導出されてくる発泡体シート
の両側部近辺の表面に、回転方向が前記発泡体シートの
移動方向に追随するように回転する回転部を備えたシー
ト拡幅装置の前記回転部を所定面圧で押圧せしめて、前
記発泡体シートの全体を拡幅・整形することを特徴とす
る発泡体シートの拡幅・整形方法が提供される。
(作用) 横型連続発泡炉から導出された発泡体シートは軟質で
あり、またその両側部近辺は波打ち状態で変形してい
る。この軟質な両側部近辺にシート拡幅装置の回転部を
適宜な面圧で押し当て、かつ回転部を発泡体シートの移
動方向に追随して回転せしめると、発泡体シートの両側
部の近辺の波打ち状の変形はこの回転部に接触,拘束さ
れることにより、発泡体シート全体の皺,折れなどは起
らなくなる。
(実施例) 第1図から第3図は、本発明の第1の実施例を示す図
である。第1図の概略斜視図で示したように、横型連続
発泡炉1の中に配設された金網コンベア1aの上に載って
移送されてきた発泡体シート2は横型連続発泡炉1の出
口1bから連続的に炉外に導出されてくる。
このとき、発泡体シート2の両側部近辺2a,2aは、そ
の移動方向pに沿って波打って変形している。この変形
は、発泡体シート2の両側部近辺の中心方向への収縮力
が不均一であるために起る。
この発泡体シート2の両側部近辺2a,2aの上には、第
3図の斜視図で示したようなシート拡幅装置3,3が設置
される。
シート拡幅装置3は、例えばウレタンフォームのよう
な軟質の材料から成る車輪状の円板3aをその中心点で支
柱3bに回転自在に軸支した構造になっている。ここで、
円板3aが本発明でいう回転部である。
この装置3は、第2図の平面図で示したように、両側
部近辺2a,2aの上から発泡体シート2を押圧して所定の
面圧がかかるように発泡体シート2の両側に配置され
る。このとき、円板(回転部)3aの板面方向が、発泡体
シート2の移動方向pに対し若干の傾きを形成して八の
字状となるように配置される。
この場合の作用を説明すると、横型連続発泡炉の出口
1bから導出されてきた発泡体シート2は、そのままp方
向に移動していくが、出口1bの近傍に配置されたシート
拡幅装置3の円板(回転部)3aで両側部近辺2a,2aが押
圧される。このとき、円板3aは、発泡体シート2の移動
に追随して矢印qのように自由回転するので、両側部近
辺2a,2aに過度の応力はかからない。
したがって、両側部近辺2a,2aの波打ち状の変形は、
この円板3aで押出されて連続的に拡幅し、しかも平坦な
状態に整形されて、下流方向に移動していく。それゆ
え、放冷後にあっても、得られた発泡体シートの全体に
折れ、皺,重なり等は発生しなくなる。
第4図は本発明方法の第2の実施例で用いるシート拡
幅装置の縦断面図である。
この装置においては、先端部が半球状になっている中
空ロール5とスライド回転ハウジング6が接続されてい
る。ここで、中空ロールが本発明でいう回転部になる。
スライド回転ハウジング6の中心には、往水管7と復水
管8とから成る2重管構造の冷却水管9が挿通され、復
水管8の一方の端部8aは中空ロールの中空部5aに開口し
た状態で中空ロールと液密に接続され、また往水管7の
一方の端部7aは中空ロール5の中空部5aに開口してい
る。
往水管7,復水管8の他方の端部は、ロータリジョイン
ト部10において、それぞれ、給水パイプ11,排水パイプ1
2に接続されている。
スライド回転ハウジング6の一端にはチェーンスプロ
ケット13が設けられ、駆動用モータ14との間に懸けられ
たチェーン15で回転できるようになっている。
この装置4を使用するに際しては、第5図で示したよ
うに、まず横型連続発泡炉1の出口付近の両脇に、支柱
16,16を立設し、この支柱に、第4図で示した装置を取
付け、先端部の中空ロール5,5を発泡体シート2の移動
方向pに対し逆八の字状となるように、発泡体シート2
の両側部近辺2a,2aを押圧してセットし、駆動用モータ1
4を駆動してスライド回転ハウジング6と中空ロール5
を第5図の矢印q方向に回転させる。このとき、給水パ
イプ11から水を供給して中空ロールの中空部5aに流入せ
しめ、排水パイプ12から排出して、中空ロール5を常時
冷却してその加熱を防止すると同時に発泡体シートと粘
着しないための処置が施される。
炉の出口から導出されたばかりの発泡体シートはその
表面が軟かく、かつ粘着性を有しているので、中空ロー
ル5の外表面にはハードクロムめっきやテフロンコーテ
ィングまたはセラミックス溶射を施したり、または中空
ロール5をセラミックス製としてその表面を研磨して、
発泡体シートとの粘着防止を図ることが好ましい。
例えば表面にハードクロムめっきが施されている鋼製
の中空ロール5(直径100mm,長さ600mm)を備え、第4
図に示した構造のシート拡幅装置4を、幅2300mmの発泡
体シートの両側部近辺に第5図で示したようにセットし
て、内部に冷却水を循環させながら、両側部近辺の発泡
体シートに1kg・mのトルクが加わるように稼動したと
ころ、冷却後に得られたシートには折れや皺等の欠陥は
全く認められなかった。
(発明の効果) 以上の説明で明らかなように、本発明方法によれば、
横型連続発泡炉から導出された発泡体シートの両側部近
辺における波打ち状態の変形は、この両側部近辺を所定
の面圧で押圧し発泡体シートの移動に追随して回転する
回転部の働きで拘束または強制拡幅されるので、発泡体
シートの両側部近辺は平坦な面に連続的に拡幅・整形さ
れる。したがって、冷却後に発泡体シートを巻取った場
合でも、シートの全体に折れ,皺,重なり等の不都合は
発生せず、製品の良品率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の1実施例を示す概略斜視図、第2図は
その平面図、第3図は用いるシート拡幅装置例を示す斜
視図、第4図は本発明の他の実施例方法に用いるシート
拡幅装置例を示す側断面図、第5図はその設置状態を示
す平面図である。 1…横型連続発泡炉,1a…金綱コンベア,1b…炉の出口、
2…発泡体シート、2a…発泡体シートの両側部近辺、3,
4…シート拡幅装置、3a…円板(回転部)、3b…支柱、
5…中空ロール(回転部)、5a…中空部、6…スライド
回転ハウング、7…往水管、7a…往水管の先端、8…復
水管、8a…復水管の先端、9…冷却水管、10…ロータリ
ージョイント部、11…給水パイプ、12…復水パイプ、13
…チェーンスプロケット、14…駆動用モータ、15…チェ
ーン、16…支柱、p…発泡体シートの移動方向、q…回
転部の回転方向。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 徳田 正男 東京都千代田区丸の内2丁目6番1号 古河電気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 昭63−185624(JP,A) 特公 昭54−36941(JP,B2) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B29C 67/20 B29C 44/00 - 44/60 B29C 71/00 - 71/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】横型連続発泡炉の出口から導出されてくる
    発泡体シートの両側部近辺の表面に、回転方向が前記発
    泡体シートの移動方向に追随するように回転する回転部
    を備えたシート拡幅装置の前記回転部を所定面圧で押圧
    せしめて、前記発泡体シートの全体を拡幅・整形するこ
    とを特徴とする発泡体シートの拡幅・整形方法。
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