JP2779212B2 - ワイド画面/標準画面テレビジョン信号受信装置 - Google Patents

ワイド画面/標準画面テレビジョン信号受信装置

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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、表示時にほぼ4:3のアスペクト比となる標
準画面をもつ標準画面テレビジョン信号と、表示時にほ
ぼ16:9のアスペクト比となるワイド画面をもつワイド画
面テレビジョン信号、たとえばEDTV信号やMUSE信号の如
き本来的にワイドな画面アスペクト比をもつテレビジョ
ン信号を選択的に受信することが可能であり、何れのテ
レビジョン信号を受信した場合でも、画面表示はワイド
なアスペクト比で行うことのできるワイド画面/標準画
面テレビジョン信号受信装置に関するものである。
〔従来の技術〕
最近の大型テレビジョンの普及に伴い、高精細な映像
の提供が必須のものとなりつつある。このような動きの
中、特開昭61−123295号公報に見られるようにテレビジ
ョン受信装置においてフレームメモリを用い3次元処理
をするIDTV(Improved Definition Television)が登
場した。IDTVでは、静止画が送られてきたときに垂直解
像度が大幅に向上する上、標準テレビジョン特有の妨害
成分を全く取り除くことができる。
また、送信側と受信側の双方において高画質処理をす
るEDTV(Enhanced Definition Television)の研究も
盛んに行なわれている。例えば、特開昭63−78685号や
特開昭63−36693号の公報にその具体的例を見ることが
できる。
EDTVでは前記IDTVによる高画質化を達成した上、さら
に水平解像度の向上と画面のアスペクト比のワイド化を
狙う。第一世代のEDTV方式では送信側でゴースト除去の
ための基準信号を挿入すること、受信側でフレームメモ
リを用いた3次元の信号処理すること、また倍速走査を
行なうことが主である。
第二世代のEDTV方式では、これに加えて画面のワイド
化と高精細情報の挿入が主になると予測される。この水
平解像度の向上と画面のワイド化の方法については、ま
だ研究段階であるが走査線数525本、フレーム周波数60H
zのノンインターレース画像が、EDTV受信機では、ワイ
ドアスペクトのディスプレイで表示されることとなる。
一方、NHKの開発した高品位テレビジョンの伝送方式
であるMUSE(Multiple Sub−Nyquist Sampling Enco
ding)方式も、注目をあびている。MUSE方式は、いわゆ
るハイビジョンと呼ばれるもので、高品位テレビジョン
の映像信号を帯域圧縮して伝送する方式の一種である。
この伝送方式は、既に実験放送も行なわれており、1989
年の春から定期的な試験放送が開始される予定となって
いる。
MUSE方式は、資料「NHK技術研究誌 昭62 第39巻
第2号 通巻第172号 p18〜p53」にあるように、輝度
信号と色差信号を時間軸で多重し、さらに2フレームで
1巡するように画素を間引くことによって、帯域圧縮す
る方式である。走査線数は1125本、フレーム周波数は30
Hzのインターレース信号で、さらに画面のアスペクト比
は16:9と定められており、原稿放送方式であるNTSCとは
大幅に規格が異なっている。
また、これを受信するためには、フレームメモリを用
いた回路規模の大きな受信機が必要となる。現在、上記
EDTV、ハイビジョンともそれぞれ独立の受信機としての
開発が進められているが、今後これら複数のテレビジョ
ン放送を同一の受信機で選択的に受信することのできる
受信機が、必要になると予想される。
しかし、こうした複数のテレビジョン放送方式の存在
を考慮した受信機はまだ存在しない。わずかに、ハイビ
ジョン放送を現行の受信機で見るための信号変換装置が
最近発表されたのみである。この信号変換装置は、ダウ
ンコンパレータと呼ばれるもので、NHKによって開発さ
れた。
現行放送方式であるNTSC方式は、走査線数が525本、
フレーム周波数が30Hzのインターレース信号で、画面の
アスペクト比は4:3である。すなわち、ダウンコンバー
タでは走査線数を1125本から525本とすることと、画面
のアスペクト比を16:9から4:3とすることを必要とす
る。現在、ダウンコンバータには、2つの表示形態があ
る。この様子を第2図に示す。
第2図はダウンコンバータの表示範囲を示したもの
で、太枠はアスペクト比4:3のディスプレイを示してい
る。第1の方式は、第2図(a)に示すように、ワイド
画面の両端を切り取って16:9から4:3に変換するもの、
第2の方式は、第2図(b)に示すように、現行のディ
スプレイの上下を切り取って、4:3のディスプレイに16:
9の画面を映しだすものである。上記2つの方式は、ワ
イドアスペクト比の画面を現行の4:3のディスプレイに
表示するのに有効な手段となっている。
しかしながら、上記2つの表示形態のダウンコンバー
タは、以下の問題点をもつ。第1の方式、すなわちハイ
ビジョンの信号の両端を切り取る方式では、 (1)表示画面の左右の情報が欠落する、(2)垂直
解像度が低下する、という問題をもち、第2の方式、す
なわち現行のディスプレイの上下を切り取る方式では、
(3)垂直解像度がさらに低下する、(4)ディスプレ
イにブランキング期間が見える、という問題をもつ。
上記(1)の問題は、MUSE信号のアスペクト比をNTSC
信号のアスペクト比に合わせるために起きるもので、ハ
イビジョンでは見える両サイドがダウンコンバータでは
見えなくなる。この問題は、例えば文字などの映像信号
の場合に読むことができなくなるので、大きな問題とな
る可能性がある。
上記(2)の問題は、1125本の走査線を525本の走査
線数に間引くために生ずる。(3)の問題は、1125本の
走査線を約390本に間引くために生ずる。(4)の問題
は、現行のディスプレイの上下に映像を無い期間を挿入
し、16:9の画像を全て表示するために生ずる。
以上のようにダウンコンバータは、それを使用すれば
現行の受像機でもハイビジョンを見ることができるとは
いえ、十分なものではない。
〔発明が解決しようとする課題〕
以上述べたように、将来EDTV方式やハイビジョン受像
機が普及した時点では、テレビジョンの画面表示装置と
して、アスペクト比が16:9のワードのもの、4:3の現行
標準のもの、走査線数が1125本のもの、525本のもの、
走査線速度が標準速のもの、倍速のものと多くの形態を
とる多種類のものが存在する可能性がある。
したがって、テレビジョン受信機個々の画像表示形態
に合わせた信号処理が必要となる事は言うまでもなく、
VTR等のテレビジョン信号の記録再生機器も同様に複雑
な処理条件が要求されることとなり、ワイドテレビジョ
ン方式普及の妨げとなる。
そこで、本発明の目的は、表示時にほぼ4:3のアスペ
クト比となる標準画面をもつ標準画面テレビジョン信号
と、表示時にほぼ16:9のアスペクト比となるワイド画面
をもつワイド画面テレビジョン信号、たとえばEDTV信号
やMUSE信号の様な本来的に表示画面がワイドアスペクト
比をもつテレビジョン信号を選択的に受信する場合、い
ずれのテレビジョン信号を受信した場合でも、画面表示
はワイドアスペクト比で行なう事ができ、しかもこのよ
うなテレビジョン信号を現行の標準方式のテレビジョン
信号に対応したVTR(ビデオテープレコーダ)等におい
て、記録(再生)する事を可能とする手段を備えたワイ
ド画面/標準画面テレビジョン信号受信装置を提供する
ことにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的は、表示時にほぼ4:3のアスペクト比となる
標準画面をもつ標準画面テレビジョン信号と、表示時に
ほぼ16:9のアスペクト比となるワイド画面をもつワイド
画面テレビジョン信号とを選択的に受信し、ほぼ16:9の
ワイドアスペクト比を持つディスプレイ手段に表示可能
とするワイド画面/標準画面テレビジョン信号受信装置
において、 入力されるワイド画面テレビジョン信号と標準画面テ
レビジョン信号とのいずれもワイドアスペクト比をもつ
ディスプレイ手段に表示可能とするテレビジョン信号処
理手段と、 前記ワイド画面テレビジョン信号を入力して、走査速
度と走査線数を標準方式のテレビジョン方式の走査速度
と走査線数をもつテレビジョン信号に変換する変換手段
と、 前記変換手段から入力されるテレビジョン信号にワイ
ド画面識別信号を付加して出力するワイド画面識別信号
付加手段と、 前記ワイド画面識別信号付加手段からのテレビジョン
信号を入力して標準テレビジョン方式のテレビジョン信
号を出力するエンコーダと、 前記エンコーダからのテレビジョン信号を出力する出
力端子と、 を具備することによって達成できる。
〔作用〕
まず、最初にテレビジョン信号処理手段について説明
する。
NTSC方式によるテレビジョン信号は、走査線数は525
本、フィールド周波数60Hzのインターレース表示を行う
信号である。また、ワイド画面テレビジョンであると予
想される第二世代のEDTV方式は、走査線数が525本、フ
レーム周波数が60Hzのノンインターレース表示である。
さらに、もう一つのワイド画面テレビジョンであるMU
SE方式では、前述したように走査線数は1125本、フィー
ルド周波数は60Hzのインターレース信号で、画面のアス
ペクト比は16:9のワイドアスペクト比である。
このように、テレビジョンの信号源としてNTSC方式、
EDTV方式、MUSE方式が存在する場合にも、表示装置は1
6:9のワイド画面のディスプレイに表示する。さらに、N
TSC信号にたいしては、映像信号を時間軸で圧縮し、空
いた期間にブランキング等の他の信号を乗せるアスペク
ト比変換手段を用いて、アスペクト比変換を行なう。こ
の結果、4:3の標準アスペクト比をもつNTSC信号を16:9
のワイドなアスペクト比をもつディスプレイに出力して
も表示内容がつぶれることなく正常に表示することがで
きる。
EDTV方式やMUSE方式の様なワイドアスペクト比の信号
が入力された場合には、EDTVプロセッサやMUSEデコーダ
で信号処理を行なった後、ワイドアスペクト比のディス
プレイにそのまま表示する。この時、EDTV方式やMUSE方
式を判別する手段を用いて、表示する信号を切り換え
る。
このように、ワイドアスペクト比のテレビジョン信号
と通常の標準アスペクト比のテレビジョン信号をもとに
ワイドアスペクト比のディスプレイに表示可能にしてい
る為、三つの異なるテレビジョン方式の信号を一つの受
信機で選択的に受信することが可能となり、問題は発生
しない。
次に、ワイド画面のテレビジョン信号を現行の標準方
式を採るVTRに記録し再生する方法について説明する。
先ず、現行の家庭用VTRで記録再生する場合について
説明する。現行の家庭用VTRは、たとえばS−VHSタイプ
のものを用いると、輝度信号の帯域で約5MHzの信号を記
録することが可能である。これは水平解像度で表すと約
400本となる。NTSC信号の帯域は約4MHzであり、すなわ
ちこれは約320本程度の解像度となる。
従って、NTSC信号を記録する場合は、VTRの帯域にま
だ多少の余裕があり、ワイド画面のテレビジョン信号を
そのまま記録することが可能となる。この時、ワイド画
面のテレビジョン信号の解像度は、5MHzの帯域をもって
いるため約300本である。つまりNTSC方式のそれと同程
度の水平解像度をもった信号を再生できる。このような
考え方に基づいて、家庭用のVTRにワイド画面の信号を
記録再生することができる。
この方法で記録した信号をそのまま通常のNTSC信号と
して扱って通常のアスペクト比4:3のディスプレイで再
生すると、縦につぶれた画面となる。しかし、ワイドな
アスペクト比16:9のディスプレイでそのまま再生すれ
ば、自然な画像となる。この様に、再生時にそのままワ
イドなディスプレイに表示すれば画面が切れることも無
く、またEDTVプロセッサの処理を利用して垂直解像度の
劣化を最小にした画像を再生することができる。
次に、高品位テレビジョンの信号帯域を標準方式を採
る普通のVTRで記録再生する場合について説明する。こ
の場合には、記録再生帯域は十分であるので問題はな
い。そこで、テレビジョン信号倍速化手段で、倍速化し
た信号と高品位テレビジョン信号とを切り換え回路で切
り換えて、エンコーダにて倍速テレビジョン信号として
出力することにより、倍速テレビジョン信号のみの出力
を可能とする。さらに、入力時は倍速入力端子と切り換
え回路を経て、倍速ディスプレイに入力されるため、記
録した状態でそのまま再生され、多様な入力ソースに対
してもそれぞれの放送内容を記録再生可能となる。
〔実施例〕
本発明の実施例の理解に役立つテレビジョン信号受信
回路の一例を第1図に示して、先ずこれから説明する。
第1図において、101はアンテナ等からの地上放送の信
号入力端子、102は衛星放送(BS)の信号入力端子、103
はチューナ、104はBSチューナ、105はNTSC方式による標
準信号を処理して高画質の信号とするIDTVプロセッサ、
106はEDTVプロセッサ、107はEDTV信号検出回路、108は
アスペクト比変換回路、109は標準信号とEDTV信号を切
り換えて出力するスイッチ回路、110は16:9のワイドな
アスペクト比をもつディスプレイである。
第1図において、地上放送も衛星放送も、チューナ10
2,104によって選局された後、IDTVプロセッサ105、EDTV
プロセッサ106に入力されて処理され、それぞれ倍速走
査の信号として出力される。
IDTVプロセッサ105で処理されて出力された信号は4:3
の標準的なアスペクト比をもち、走査線を倍に増やした
倍速信号であるが、アスペクト比が4:3であるから16:9
のワイドなアスペクト比をもつディスプレイ110にその
まま表示すると、たとえば円が横長の楕円になるように
歪んでしまう。そのため、16:9のワイドアスペクト比の
ディスプレイに表示する場合は、アスペクト比変換回路
108においてアスペクト比変換を行い、水平方向に信号
を時間圧縮し、両端をブランキングで隠して中央に4:3
の画面を表示することになる。このアスペクト比変換回
路108の簡単な構成例を第3図に示す。
第3図(a)は、実際に4:3のアスペクト比をもつ信
号を16:9のアスペクト比をもつディスプレイに表示した
様子である。
また、第3図(b)は、アスペクト比変換回路108の
一例を示すブロック図である。第3図(b)において、
301はIDTVプロセッサ105からの倍速化されたNTSC信号の
入力端子、302はアスペクト比変換後の信号出力端子、3
03,304は第1,第2のラインメモリ、305はブランキング
信号を挿入するための第1のスイッチ回路、306はブラ
ンキング期間の信号レベルを決めるための固定レベル発
生回路である。
また、第3図(c)にアスペクト比変換回路108の動
作タイミング図を示す。
第3図(c)において、(ア)は入力端子301へ供給
される、すなわち第1、第2のラインメモリ303,304の
入力信号の一例を示し、(イ)は第1のラインメモリ30
3の書き込みクロック(WCK1)、(ウ)は第1のライン
メモリ303の読みだしクロック(RCK1)、(エ)は第1
のラインメモリ303の書き込み制御信号(WE1)、(オ)
は第1のラインメモリ303の読みだし制御信号(OE1)、
(カ)は出力端子302へ出力される出力信号である。
この時、メモリの読みだしクロックを書き込みクロッ
ク周波数の約4/3倍にして、画像の圧縮を図る。第2の
ラインメモリ304については、(イ)〜(オ)の信号タ
イミングを1ライン分シフトした形となる。したがっ
て、第1,第2のラインメモリ303,304は1ラインごとに
交互に動作し、さらに画像の縮まったことにより空いた
画像に、固定レベルの信号を挿入することで、NTSC信号
を第3図(a)のように表示することが可能となる。
この時ブランキング期間に挿入する信号のレベルは第
3図(b)の306のように、固定レベルとする必要はな
く、他の映像信号を挿入するようにすることも可能であ
る。また、第3図(a)の様に、ブランキングは画面の
両端とは限らず、左右のどちらか一方とすることも、非
対称な幅とすることも可能である。
第1図に戻り、EDTV信号はEDTVプロセッサ106から出
力された時点で、16:9のアスペクト比をもっているた
め、アスペクト比を変換する必要はない。EDTV信号と標
準信号の切り換えを行なうスイッチ回路109の制御は、E
DTV信号検出回路107でEDTV信号を検出したときその検出
出力信号で行なう。
EDTV信号の検出は、例えば、垂直帰線期間に挿入され
たEDTV信号とその他の信号を区別するための識別信号を
用いて行う。この信号を検出する回路がEDTV信号検出回
路107である。したがって、EDTV信号検出回路107の出力
信号を制御信号に用いれば、スイッチ回路109の切り換
えを自動的に行なうこと可能となる。
なお、16:9のワイドアスペクト比をもつディスプレイ
110は倍速化されたNTSC信号に同期するものである。
以上では、ワイド画面テレビジョン信号と標準画面テ
レビジョン信号を共にワイドアスペクト比をもつディス
プレイに表示する方法を説明した。
以上を踏まえて第4図により本発明の一実施例を説明
する。第4図は本発明の一実施例を示すブロック図であ
る同図において、401は後述のY/C分離型のVTR用のテレ
ビジョン信号の入力端子(S入力端子という)、402は
前記VTR用の信号にワイド画面識別信号が多重されてい
たらこれを検出するワイド画面識別信号検出回路、403,
406はスイッチ回路、404は信号形式変換回路,405はワイ
ド画面識別信号付加回路、407は高画質映像信号の授受
用に輝度信号と色信号とが分離したコンポーネント方式
テレビジョン信号(Y/C分離型のVTR用信号で、以下S信
号と略す)を作成する回路で、換言すれば入力信号をVT
R用の信号フォーマットに変換して出力するS信号エン
コーダ、408はVTR記録用のY/C分離型の信号を図示せざ
る標準方式の普通のVTRへ向けて出力するための出力端
子、その他は第1図の回路におけるのもと同じである。
本実施例において、地上放送と衛星放送の信号は、第
1図の回路の場合と同様に、チューナ103,104で選局さ
れた後、IDTVプロセッサ105とEDTVプロセッサ106で信号
処理される。
第1図の回路においては、IDTVプロセッサ105とEDTV
プロセッサ106は、倍速走査化された信号を出力した
が、実際には倍速走査化する前の標準速の信号を取りだ
すことも可能である。この様子を第5図,第6図を用い
て簡単に説明する。
第5図はIDTVプロセッサの一例である。第5図におい
て、501は映像信号の入力端子、502は倍速走査化された
映像信号の出力端子、503は標準速の映像信号の出力端
子、504はA/Dコンバータ、505は動き適応Y/C分離回路、
506は動き適応走査線補間回路、507は倍速変換回数、50
8は同期処理回路である。
また、第6図はEDTVプロセッサの一例である。第6図
において、601はEDTVデコーダ、その他は第5図の構成
例と同じである。
第5図,第6図の構成例とも入力された映像信号をA/
Dコンバータでディジタル化した後、信号処理する。動
き適応Y/C分離回路505は、画像の動きに応じて、フレー
ム間のフィルタとフィールド内のフィルタを適応的に切
り換える。この処理によって、静止画像に対しては、妨
害のない輝度信号と色差信号を得ることができる。動き
適応走査線補間回路506は、画像の動きによって、フィ
ールド間補間とフィールド内補間を適応的に切り換え
る。
この処理によって、静止画に対しては、垂直解像度の
大幅に向上した輝度信号と色差信号が得られる。動き適
応Y/C分離回路505より得られた実走査線の信号と動き適
応走査線補間回路506によって得られた補間走査線の信
号を倍速変換回路507によって倍速走査化し出力する。
第6図の構成例においては、EDTVデコーダ601によっ
て動き適応のY/C分離や、水平解像度向上のための信号
処理、あるいはワイド画面信号のデコードを行なう。そ
の他の処理は、第5図の構成例と同じである。
したがって、第4図の実施例におけるIDTVプロセッサ
105と、EDTVプロセッサ106は、倍速走査の信号と標準速
走査の信号を出力することができる。EDTVプロセッサ10
6から出力される標準速の信号は、標準方式による普通
のVTRにおける再生に備えて、それがワイド画面の信号
であることを検出可能とするために、ワイド画面識別信
号付加回路405においてワイド画面識別信号を多重す
る。
その識別信号は、例えば垂直帰線期間に特定の輝度信
号パルス、または色信号パルスを多重することで実現可
能である。また多重位置は、帰線期間に限ったものでは
なく、ブラウン管に表示されないオーバースキャン領域
にあたる映像期間でも問題ない。
さらに、EDTV識別信号がVTRで記録再生可能なとき
は、ワイド画面識別信号として、EDTV識別信号を兼用す
ることも回路規模削減の点で効果がある。
次に、IDTVプロセッサ105からの標準速信号とワイド
画面識別信号付加回路405で識別信号を付加されたEDTV
プロセッサ106からの標準速信号は、スイッチ回路406に
よって切り換えて、S信号エンコーダ407に出力され
る。このときスイッチ回路406の切り換えはEDTV信号検
出回路107の出力信号を用いれば自動的に行なえる。
S信号エンコーダ407では、バースト信号の付加や帯
域制限等の処理をし、VTR記録用の信号としてのフォー
マットを整えた後、S出力端子408より出力する。
このようにして図示せざるVTRに記録した信号を再生
する場合は、その再生信号をS入力端子401から入力し
てIDTVプロセッサ105において処理する。この信号は、
ワイドアスペクト比の信号と標準アスペクト比のものと
2通りのものが存在するため、ワイド画面識別信号検出
回路402によって区別する。
ワイドアスペクト比の信号が入力された場合には、ア
スペクト比変換を行なう必要がないため、スイッチ回路
403において、端子を上側に切り替えてこれをパスす
る。入力された信号が標準のアスペクト比をもつ場合に
は、第1図の回路の場合と同様に、アスペクト比変換を
行なって16:9の表示アスペクト比をもつディスプレイ11
0に4:3の画面を表示する。
本実施例によれば、標準のテレビジョン信号とEDTV信
号を受信し、これを共に16:9のワイドアスペクト比をも
つディスプレイ110に表示することができる。さらに、
ワイドアスペクト比をもった信号はワイドアスペクト比
をもったまま標準方式を採る普通のVTRに記録し、ま
た、ワイドアスペクト比を保ったまま再生できる効果が
ある。
第7図に、本発明の他の一実施例を示す。第7図にお
いて、700はテレビジョン信号倍速化処理回路、701はMU
SEデコーダ、702はMUSE信号検出回路、703はスイッチ回
路、704はNTSC信号の倍速走査周波数とMUSE信号の走査
周波数に同期可能な16:9のアスペクト比をもつディスプ
レイ、その他は第1図の回路の場合と同じである。
本実施例においては、前記16:9のアスペクト比をもつ
ディスプレイが、MUSE信号にも対応可能にした点が第1
図の回路と異なる。MUSEデコーダ701では、前述したよ
うに走査線数1125本、フレーム周波数30Hzのインターレ
ース信号を再生する。MUSE信号検出回路702は、たとえ
ばMUSEデコーダの再生同期が到来信号にロックしている
かどうかによって、MUSE信号の有無を検出して、スイッ
チ回路703を制御する。
したがって、MUSE信号到来時には、スイッチ回路703
は下側に接続されており、MUSE信号がディスプレイ704
に表示される。MUSE信号が到来していないときは、スイ
ッチ回路703は上側に接続されていて、NTSC信号あるい
はEDTV信号がディスプレイ704に表示される。
なお、実際の回路では切り換え回路109,703には、こ
のEDTV信号検出回路107やMUSE信号検出回路702からの出
力信号のほかに、利用者によるチューナ103,104の選択
やチャンネルの選択を優先して切り換え制御する切り換
え制御回路が付加され、これによって切り換えられるこ
とになるが本質的には第7図の回路となる。
また、700は本実施例ではNTSC信号とEDTV信号の両方
を処理できる形態で説明したが、どちらか一方のみが存
在する形態でも本発明は有効である。
この様に、本実施例においてはNTSCに準拠した信号と
MUSE信号の到来を自動的に検出して、同一のディスプレ
イに表示できる効果がある。
第8図に本発明の更に他の一実施例を示す。第8図に
おいて、801はEDTV信号とMUSE信号の信号形式をVTR用の
信号形式に変換する信号形式変換回路、802はMUSE信号
の走査速度と走査線数をNTSC用の走査速度と走査線数に
変換する速度・走査線数変換回路、803はスイッチ回
路、804はMUSE信号からNTSC用の同期を再生するNTSC用
同期信号再生回路、その他は第1図,第4図,第7図の
回路におけるのと同じである。
第8図において、NTSC信号とEDTV信号が到来している
場合についての動作は、第4図の実施例のそれと同じで
ある。
衛星放送の入力端子(BS入力端子)102からMUSE信号
が到来した場合、本実施例では、MUSEデコーダ701が動
作して、MUSE用の輝度・色差信号が得られる。MUSE信号
を受信している時は、第7図の実施例で説明したよう
に、前記MUSE信号検出回路702によってスイッチ回路703
はb側に接続され、このMUSE用の輝度・色差信号は、1
6:9のディスプレイ704に表示される。
さらに、前述した記録再生に関する問題点に対応する
ため、以下の回路が接続されている。
信号形式変換回路801は、MUSE用の信号仕様とEDTV用
の信号仕様をNTSC用の信号仕様へ変換するためのもので
ある。一般には、垂直に低域通過フィルタをかけて走査
線数を間引くことで実現できる。
ごく簡単な走査線数変換の様子を第9図に示す。第9
図は、走査線構造を側面から見た概念図である。すなわ
ち、第1フィールドは変換前の走査線を単純に1本おき
にして変換後の第1フィールドを作成し、第2フィール
ドは変換前の走査線の上下2本の平均値から変換後の1
本の走査線を作り結果的に、走査線数を1/2に間引く。
この時、速度・走査線数変換回路802への書き込みはM
USE信号の同期信号で行ない、読み出しはNTSC方式の同
期信号で行なう。MUSE方式の同期信号からNTSC方式の同
期信号を再生するのがNTSC用同期信号再生回路804であ
る。
さらに、VTRで再生する場合のためにワイド画面識別
信号付加回路405でワイド画面識別信号を挿入する。ス
イッチ回路406は、EDTV信号検出回路107とMUSE信号検出
回路702によってb側に接続されており、S信号エンコ
ーダ407によって、バースト信号の付加や帯域制限等を
した後コンポーネント方式テレビジョン信号としてS出
力端子408から出力する。
ここで、前記NTSC用同期信号発生回路804について詳
しく説明する。第14図にMUSE方式の規格とNTSC方式の規
格を比較して示す。VTR記録時の出力信号は、MUSE信号
に同期していることが必要条件となる。MUSE方式の同期
信号から、ある程度簡単にNTSC方式の同期信号を作りだ
すことが可能となる数値関係を第15図に示す。MUSE方式
の水平同期信号とNTSC方式の水平同期信号の関係が簡単
な整数比で表すことができれば、PLL(Phase Locked
Loop回路)を用いてNTSC方式の基準クロックを比較的簡
単に再生できる。
第15図に示すように、その他インターレースの関係
や、水平走査期間に占める映像信号の割合等を考慮し
て、MUSE方式の基準クロック16.2MHzの7/8倍の14.175MH
zをNTSC方式の基準クロック(第15図で番号5の欄参
照)とすればよいことがわかる(第15図で番号2の欄、
番号8の欄も好適である)。
ここで説明を補足すると、高品位テレビジョン信号
(MUSE)と標準テレビジョン信号(NTSC)は第14図にも
示したように様々な点で仕様が異なっている。特に走査
周波数と、1水平走査期間の中の映像信号の占める割合
(これは第14図には示していないが)も、異なってい
る。従ってVTR用の出力信号を作成する場合に、これを
標準テレビジョン信号の仕様にほぼ合わせないと、VTR
に記録できない事態や、画像が歪む等の問題が出てく
る。この意味で両者について、1水平走査期間の中の映
像信号の占める割合をほぼ同じにすることが重要とな
る。
この変換には、高品位テレビジョン信号のクロックか
ら、新たなクロックを作成して用いる必要がある。この
とき両クロックの関係が簡単な整数比で表わすことがで
きないと、回路規模が非常に大きくなる問題が生じる。
従って、簡単な整数比を持ち、なおかつ上記仕様を満足
するようなクロックを採用することが、VTR用への信号
変換手段の重要なポイントとなる。この関係をまとめた
ものが第15図であり、各種パラメータで比較している。
前記速度・走査線数変換回路802の簡単な構成例を第1
0図に示す。第10図(a)において、1001はMUSE信号形
式の輝度・色差信号の入力端子、1002はNTSC信号形式の
輝度・色差信号の出力端子、1003,1004はMUSE信号の垂
直同期信号と水平同期信号の入力端子、1005,1006はNTS
C信号の垂直同期信号と水平同期信号の入力端子、1007
はMUSE用のクロック信号、1008は1Hメモリ(1Hは1走査
線を表わす)、1009は加算器、1010は前記入力端子1001
からの入力信号と前記加算器1009の出力信号とをフィー
ルドごとに切り換えるスイッチ回路、1011はフィールド
メモリ、1012はフィールドメモリ1011の書き込み制御信
号を発生するMUSE同期カウンタ、1013はフィールドメモ
リ1011の読みだし制御信号を発生するNTSC同期カウン
タ、1014は入力端子1007からのMUSE用クロック信号から
NTSC用のクロック信号を簡単に発生するためのPLL回路
である。
入力端子1001より入力された水平走査周波数が33.75k
HzのMUSE形式の輝度あるいは色差信号は、1Hメモリ1008
と加算器1009によって上下の走査線の平均値が作られる
(実際には加算器1009の出力を1/2して平均値が作られ
るわけであるが、ディジタル加算器の場合、その出力桁
を1つずらすだけで簡単に1/2することができるので、
あえて1/2回路は図示していない)。スイッチ回路10101
はフィールド毎に切り換わり、入力信号と加算器1009の
出力信号をフィールド毎に交互に出力する。
フィールドメモリ1011は、バッファメモリとして動作
し、入力した水平走査周波数が33.75kHzの信号を、水平
走査周波数が15.75kHzの信号に変換する。この時のタイ
ミングを第10図(b)に示す。
第10図(b)において、(ア)は入力信号を示し、
(イ)は書き込みクロック(W.CLK)をゲートするパル
ス(W.Gate)であり、Lowレベルの期間だけ書き込みが
行なわれる。(ウ)は読みだしクロック(R.CLK)をゲ
ートするパルス(R.Gate)であり、Lowレベルの期間だ
け読みだしが行われる。(エ)はフィールドメモリ1011
からの出力信号を示す。
この様にして、走査線を一本おきに間引くことができ
る。この時、NTSC信号用、すなわち読みだし用のクロッ
ク信号(R.CLK)はPLL回路1014を用いて、MUSE用のクロ
ックから簡単に再生可能である。但し、以上の方法で
は、走査線の本数を1125/2本にしたにすぎないので、52
5本にするためには、多少上下の走査線を削らなければ
ならない。これは第10図の(ウ)の信号の挿入タイミン
グで簡単に制御可能である。
次に、水平信号帯域の制限について考える。MUSE信号
は静止画伝送時で最大約20MHzの水平信号帯域をもつ
が、前記速度・走査線数変換回路802によって約9MHzに
帯域が落とされる。前述したように、S−VHSのVTR用信
号の記録再生可能な帯域は約5MHZであるから、さらに帯
域を5MHzに制限しておく。約5MHzの信号は、アスペクト
比が16:9のディスプレイに映した場合に約300本程度の
水平解像度となる。
従って、この形式で記録再生すれば、現行のS信号に
対応したVTRを用いてMUSE信号を記録でき、再生画の水
平解像度も現行のNTSC信号より多少劣るだけである。し
かもダウンコンバータのように、両端の画像が切れた
り、垂直解像度が極端に劣化することも無い。
なぜなら、S端子より再び入力される映像信号は、ID
TVプロセッサにより高画質化処理されたうえ、第8図の
アスペクト比変換回路108をパスすることによってもと
の16:9のアスペクト比の画面に戻されるからである。
なお信号の帯域制限はS信号エンコーダ407で行なえ
ば、アナログ回路のフィルタで、簡単な回路構成ででき
る。また、これに限らずスイッチ回路803の後段等の位
置で帯域制限を行ってもよい。
前記速度・走査線数変換回路802より出力された信号
は、ワイド画面識別信号付加回路405によって通常のNTS
C信号と区別が可能な識別信号が多重される。例えば、
垂直ブランキング期間である260ラインめに、特定幅の
パルスを多重しておけば、これを検出してワイド信号と
判定することが容易にできる。
本実施例においては、NTSC方式の信号、EDTV方式のワ
イド画面の信号、MUSE方式の信号のいずれについても、
入力信号を自動的に検出して高画質な再生信号を得、さ
らにこれらの信号全てをVTRに記録可能な形式に変換で
き、またこのVTRに記録した信号をワイド画面の信号は
ワイド画面のまま再生できる効果がある。
本発明のなお更に他の一実施例を第11図に示す。第11
図において、1100はテレビジョン信号倍速化処理回路、
1101は動き適応型のY/C分離回路を備えたIDTVプロセッ
サ、1102は画面のワイドアスペクト比や水平解像度の向
上を図るEDTVプロセッサ、1103は動き適応型の走査線補
間を行なう倍速変換回路、1104は16:9のアスペクト比を
もちNTSC信号の倍速の走査周波数とMUSE信号の走査周波
数に同期可能なディスプレイ、その他は第1図,第4
図,第7図,第8図の回路におけるものと同じである。
本実施例の内容は第8図の実施例とほぼ同じである。
前述した実施例においては、IDTVプロセッサ105とEDTV
プロセッサ106を並列に配置していたが、実際にはIDTV
プロセッサ105とEDTVプロセッサ106は信号処理の上で同
じ動作をする部分が多く、回路の共用化が図れる。
第5図,第6図に示したように、EDTVプロセッサ106
はIDTVプロセッサ105の信号処理に、ワイド化を図るた
めの信号処理と水平解像度の向上を図るための信号処理
をつけ加えたものと考えてよい。この様な観点から、ID
TV処理とEDTV処理を同一の処理系統をもって行なったの
が本実施例である。
第11図の実施例において、IDTVプロセッサ1101は、動
き適応型のY/C分離を行なって、NTSC方式特有の妨害成
分を除去し、EDTVプロセッサ1102ではワイド画面用の信
号の復調と水平解像度向上のための高精細信号の復調を
行なう。倍速変換回路1103は前記IDTVプロセッサ1101と
前記EDTVプロセッサ1102の出力信号から補間走査線を作
りだし、動き適応型の走査線補間処理をして高画質化を
図る。その他の回路動作は第8図の実施例のそれと同じ
である。
本実施例においても、NTSC方式の信号、EDTV方式ワイ
ド画面の信号、MUSE方式の信号のいずれについても、入
力信号を処理できる形態としたが、その内の一つ、ある
いは二つだけが存在する形態でも本発明は有効である。
さらに、本実施例ではIDTV用の信号処理とEDTV用の信号
処理の共通部分の回路を共用化することにより、回路規
模の縮小を図れる。
第12図に本発明の更に別の一実施例を示す。第12図に
おいて、1201は第1の速度・走査線数変換回路、1202は
第2の速度・走査線数変換回路、1203はNTSCの倍速走査
周波数に同期する16:9のアスペクト比をもったディスプ
レイ、その他は第11図の実施例におけるものと同じであ
る。
本実施例においては表示装置であるディスプレイ1203
がNTSC信号の倍速走査周波数にのみ同期することが第11
図の実施例と異なる点である。すなわち、MUSE信号のよ
うに33.75kHzの水平同期周波数で動作する信号には対応
できない。したがって、MUSE信号にたいして、多少の工
夫をする必要がある。
まず、第1の速度・走査線数変換回路1201では、1125
本ある走査線の上下を多少削って、1050本とすれば、水
平同期周波数が31.5kHzとなりインターレース表示が可
能となる。この走査線を1050本に変換する処理を第1の
速度・走査線数変換回路1201で行なう。この処理は第10
図と同様の考え方で達成できるが、PLL回路より作り出
す読みだしクロックは、32.4MHzに対して7/8倍の28.35M
Hzが必要となる。以上の処理によって、前記ディスプレ
イ1203には、走査線数1050本のインターレース表示が可
能となる。
本実施例の場合は、テレビジョン信号をVTRに記録す
る場合、さらに第2の速度・走査線数変換回路1202が必
要となる。ここでは、前記第1の速度・走査線数変換回
路1201で走査線数を1050本、水平走査周波数を31.5kHz
となったものを、さらに走査線数を1/2に間引いて、走
査線数525本、水平走査周波数15.75kHzとする。この第
2の速度・走査線数変換回路は、第10図に示した構成の
回路で比較的簡単に、実現できる。
第2の速度・走査線数変換回路で、NTSC方式の信号に
変換されたMUSE信号は、ワイド画面識別信号とバースト
信号等を付加した後、VTRに記録される。本実施例のそ
の他の回路動作は、第12図の実施例の回路動作と同じで
ある。
本実施例によれば、ディスプレイがNTSCの倍速信号に
しか同期しないものであっても、MUSE信号やNTSC信号さ
らにはEDTV信号に対応して表示が行なえ、またVTRにも
記録して再生することが可能となる。
なお、以上の第11図,第12図の実施例では、第8図の
場合と同様、切り換え回路109,403,703,406には、利用
者によるチューナ103,104のS入力端子を選択する切り
換え回路が付加され、これによって、切り換えられるこ
とになるが、本質的な制御信号の流れは、第11図,第12
図に示す通りである。
以上述べてきた実施例は、NTSC信号、EDTV信号さらに
MUSE信号に対応可能なシステムであることを一つの特徴
としている。ここに発生する一つの問題点は、単体であ
ってもかなりの高価格が予想されるMUSE受信機が、一つ
のシステムに内蔵されることである。したがって、シス
テム全体としては、かなりの高価格になることが確実で
あり、システムとしてのコストダウンが、重要なポイン
トとなる。前記の実施例において、大きなコストダウン
が見込まれる箇所は、MUSEデコーダ内部の処理方式であ
る。以下、このMUSEデコーダ内部の簡易化について説明
する。
MUSEデコーダのコストダウンに関する一つの答えは、
従来の技術にも示したように、ダウンコンバータであ
る。しかしながらダウンコンバータは、EDTV等のNTSCに
準拠した信号の高画質化が図られている中、垂直解像度
の大幅な劣化というハイビジョンの表示装置として許容
できない問題を抱えている。そこで、解像度の劣化や、
妨害成分の発生を最小限に抑え、しかもコストの大幅な
低減を図った構成のMUSEデコーダが、第13図に示す簡易
型MUSEデコーダである。
第13図において、1301はMUSE信号の入力端子、1302は
MUSE信号をディジタル化するA/Dコンバータ、1303は簡
易MUSEデコーダのディジタル信号処理部、1304はディエ
ンファシス処理部、1305はフィールド内の内挿フィル
タ、1306は色信号の時間軸伸長処理部(以下、TCIデコ
ーダと記す。)、1307は線順次デコーダ、1308は同期信
号発生回路、1309から1311はそれぞれ輝度信号と色差信
号をアナログ信号に戻すD/Aコンバータ、1312は16:9の
アスペクト比をもつディスプレイである。
第13図に示す簡易MUSEデコーダでは、通常静止画処理
部分で行なうフレーム間やフィールド間の内挿フィルタ
処理を行なわずに、静止画部分も動画部分もすべてフィ
ールド内の内挿フィルタ1305をもって行なう。この処理
方式によって、通常のMUSEデコーダに必要となるフレー
ムメモリやフレーム間の内挿フィルタ、あるいは動き検
出回路等の複雑な信号処理回路が不要となり、第13図に
示すような非常に簡単な信号処理ですむ。
ただし、第13図の簡易MUSEデコーダは、従来例で述べ
たダウンコンバータのように走査線数の変換を行なって
いない。すなわち、この簡易デコーダは、走査線数が11
25本で16:9のディスプレイに表示することを念頭におい
ている。したがって、通常のMUSEデコーダには及ばない
ものの、ダウンコンバータと比較すると、垂直解像度の
大幅に向上した画像が比較的簡単な回路構成をもって得
られる。
この様な簡易MUSEデコーダ1303を、前述した実施例の
中のMUSEデコーダ701の代わりに用いることは可能であ
る。この場合にもEDTVやMUSE方式の信号の様なワイド画
面をもった信号と標準画面の信号をともに受信し、これ
をVTRで記録再生することができ、またこれを比較的低
価格で実現できる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、以下に示す効果が期待できる。
(1)EDTV方式、MUSE方式の信号をワイドアスペクト比
を保ったまま標準方式を採る普通のVTRに記録できる。
(2)ワイドアスペクト比をもってVTRに記録されたEDT
V方式、MUSE方式の信号は、ワイドアスペクト比を保っ
たまま再生し、標準のアスペクト比をもってVTRに記録
された信号は、標準のアスペクト比を保ったまま再生す
ることが可能となる。
(3)入力信号の種類を自動的に判別して、それぞれの
入力信号に対応した処理を自動的に行なえる。
なお、以上の実施例はすべて、コンポーネント信号で
記録再生するVTRを対象にして考えてきたが、解像度を
犠牲にしても構わないならば、通常の家庭用VTRに記録
する形式にしても構わない。但し、その時の水平解像度
は、二百数十本となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例の理解に役立つテレビジョン信
号受信回路を示すブロック図、第2図はダウンコンバー
タを用いた場合のディスプレイにおける表示範囲を示し
た説明図、第3図はアスペクト比変換画面、変換回路及
びその動作波形を示した説明図、第4図は本発明の一実
施例を示すブロック図、第5図は第4図におけるIDTVプ
ロセッサの構成例を示すブロック図、第6図は第4図に
おけるEDTVプロセッサの構成例を示すブロック図、第7
図、第8図はそれぞれ本発明の別の実施例を示すブロッ
ク図、第9図は走査線数変換の動作例を示す説明図、第
10図は速度・走査線数変換回路の構成例及びその動作波
形を示した説明図、第11図乃至第13図はそれぞれ本発明
の更に別の実施例を示すブロック図、第14図はNTSC方式
とMUSE方式の仕様比較説明図、第15図はMUSE方式の同期
信号からNTSC方式の同期信号を作り出すことを可能にす
る数値関係説明図、である。 符号の説明 101,102……入力端子、103……チューナ、104……BSチ
ューナ、105……IDTVプロセッサ、106……EDTVプロセッ
サ、107……EDTV信号検出回路、108……アスペクト比変
換回路、109……スイッチ回路、110……ディスプレイ回
路、401……S信号入力端子、402……ワイド画面識別信
号検出回路、403……スイッチ回路、404……信号形式変
換回路、405……ワイド画面識別信号付加回路、406……
スイッチ回路、407……S信号エンコーダ、408……S信
号出力端子、700……テレビジョン信号倍速化処理回
路、701……MUSEデコーダ、702……MUSE信号検出回路、
703……スイッチ回路、704……ディスプレイ回路、801
……信号形式変換回路、802……速度・走査線数変換回
路、803……スイッチ回路、804……NTSC同期再生回路、
1100……テレビジョン信号倍速化処理回路、1101……ID
TVプロセッサ、1102……EDTVプロセッサ、1103……倍速
変換回路、1104……ディスプレイ回路、1201……速度・
走査線数変換回路、1202……速度・走査線数変換回路、
1303……簡易型MUSEデコーダ。
フロントページの続き (72)発明者 中川 一三夫 神奈川県横浜市戸塚区吉田町292番地 株式会社日立製作所家電研究所内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04N 5/46

Claims (11)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表示時にほぼ4:3のアスペクト比となる標
    準画面をもつ標準画面テレビジョン信号と、表示時にほ
    ぼ16:9のアスペクト比となるワイド画面をもつワイド画
    面テレビジョン信号とを選択的に受信し、ほぼ16:9のワ
    イドアスペクト比を持つディスプレイ手段に表示可能と
    するワイド画面/標準画面テレビジョン信号受信装置に
    おいて、 入力されるワイド画面テレビジョン信号と標準画面テレ
    ビジョン信号とのいずれもワイドアスペクト比をもつデ
    ィスプレイ手段に表示可能とするテレビジョン信号処理
    手段と、 前記ワイド画面テレビジョン信号を入力して、走査速度
    と走査線数を標準方式のテレビジョン方式の走査速度と
    走査線数をもつ信号に変換する変換手段(802,1202)
    と、 前記変換手段から出力される信号にワイド画面識別信号
    を付加して出力するワイド画面識別信号付加手段と、 前記ワイド画面識別信号付加手段からの信号を入力して
    ワイド画面識別信号付きの標準テレビジョン方式のテレ
    ビジョン信号を出力するエンコーダと、 前記エンコーダからのテレビジョン信号を出力する出力
    端子と、 を具備したことを特徴とするワイド画面/標準画面テレ
    ビジョン受信装置。
  2. 【請求項2】請求項1記載のワイド画面/標準画面テレ
    ビジョン信号受信装置において、 入力されたテレビジョン信号がワイド画面テレビジョン
    信号であるとき、そのことを検出する検出手段(107)
    と、 入力されたテレビジョン信号がワイド画面テレビジョン
    信号であるときは、前記ワイド画面識別信号付加手段に
    よりワイド画面識別信号を付加された当該ワイド画面テ
    レビジョン信号を、入力されたテレビジョン信号がワイ
    ド画面テレビジョン信号でないときは、ワイド画面識別
    信号を付加されない当該テレビジョン信号を、各々出力
    して前記エンコーダに供給すべく、前記検出手段の検出
    出力にしたがって信号切換を行う信号選択手段(406)
    と、を具備し、 入力されたテレビジョン信号がワイド画面テレビジョン
    信号である場合のみ、ワイド画面識別信号が付加された
    テレビジョン信号を前記出力端子から出力することを特
    徴とするワイド画面/標準画面テレビジョン信号受信装
    置。
  3. 【請求項3】請求項1記載のワイド画面/標準画面テレ
    ビジョン信号受信装置において、 入力されるテレビジョン信号がワイド画面テレビジョン
    信号であるとき、そのワイド画面テレビジョン信号は高
    品位テレビジョン信号であり、 前記テレビジョン信号処理手段は、 入力されるテレビジョン信号が標準画面テレビジョン信
    号であるとき、当該標準画面テレビジョン信号に所定の
    信号処理を行なう第1の信号処理手段(105)と、前記
    第1の信号処理手段の出力信号の表示するアスペクト比
    の変換を行なって出力するアスペクト比変換手段(10
    8)と、入力されるテレビジョン信号が前記高品位テレ
    ビジョン信号であるとき、当該高品位テレビジョン信号
    を処理して出力する第2の信号処理手段(701)と、入
    力されるテレビジョン信号が前記高品位テレビジョン信
    号であるとき、そのことを検出する高品位テレビジョン
    信号検出手段(702)と、前記アスペクト比変換手段の
    出力信号と前記第2の信号処理手段の出力信号とを前記
    高品位テレビジョン信号検出手段の検出出力にしたがっ
    て切り換えて出力する信号選択手段(703)と、 で構成される事を特徴とするワイド画面/標準画面テレ
    ビジョン信号受信装置。
  4. 【請求項4】請求項1記載のワイド画面/標準画面テレ
    ビジョン信号受信装置において、 入力されるテレビジョン信号がワイド画面テレビジョン
    信号であるとき、そのワイド画面テレビジョン信号はED
    TV信号であり、 前記テレビジョン信号処理手段は、 入力されるテレビジョン信号が標準画面テレビジョン信
    号であるとき、当該標準画面テレビジョン信号に所定の
    信号処理を行なう第1の信号処理手段(105)と、前記
    第1の信号処理手段の出力信号の表示するアスペクト比
    の変換を行なって出力するアスペクト比変換手段(10
    8)と、入力されるテレビジョン信号が前記EDTV信号で
    あるとき、当該EDTV信号を処理して出力する第2の信号
    処理手段(106)と、入力されるテレビジョン信号が前
    記EDTV信号であるとき、そのことを検出するEDTV信号検
    出手段(107)と、前記アスペクト比変換手段の出力信
    号と前記第2の信号処理手段の出力信号とを前記EDTV信
    号検出手段の検出出力にしたがって切り換えて出力する
    信号選択手段(109)と、 で構成される事を特徴とするワイド画面/標準画面テレ
    ビジョン信号受信装置。
  5. 【請求項5】請求項1記載のワイド画面/標準画面テレ
    ビジョン信号受信装置において、 前記変換手段は、入力されたワイド画面テレビジョン信
    号の水平走査期間に占める映像信号の割合が、標準画面
    テレビジョン信号の水平走査期間に占める映像信号の割
    合に概ね一致するように、入力されたワイド画面テレビ
    ジョン信号の走査速度と走査線数を標準方式の走査速度
    と走査線数に変換する走査速度、走査線数変換回路であ
    ることを特徴とするワイド画面/標準画面テレビジョン
    受信装置。
  6. 【請求項6】請求項1記載のワイド画面/標準画面テレ
    ビジョン信号受信装置において、 前記ワイド画面識別信号付加手段は、ワイド画面識別信
    号をテレビジョン信号の垂直帰線期間に多重する手段で
    あることを特徴とするワイド画面/標準画面テレビジョ
    ン信号受信装置。
  7. 【請求項7】請求項1記載のワイド画面/標準画面テレ
    ビジョン信号受信装置において、 前記出力端子は、輝度/色信号分離型の出力端子である
    ことを特徴とするワイド画面/標準画面テレビジョン信
    号受信装置。
  8. 【請求項8】請求項3または4記載のワイド画面/標準
    画面テレビジョン信号受信装置において、 前記テレビジョン信号処理手段は、 前記第1の信号処理手段(105)へテレビジョン信号を
    導くためのテレビジョン信号入力端子(401)と、前記
    テレビジョン信号入力端子へ入力されたテレビジョン信
    号にワイド画面識別信号が多重されているか否かを検出
    するワイド画面識別信号検出手段(402)と、前記ワイ
    ド画面識別信号検出手段の検出出力により、前記第1の
    信号処理手段の後段に位置している前記アスペクト比変
    換手段の変換動作を停止させ、前記第1の信号処理手段
    からのスルー信号を出力するアスペクト比切り換え手段
    (403)と、 をさらに備えた事を特徴とするワイド画面/標準画面テ
    レビジョン信号受信装置。
  9. 【請求項9】表示時にほぼ4:3のアスペクト比となる標
    準画面をもつ標準画面テレビジョン信号と、表示時にほ
    ぼ16:9のアスペクト比となるワイド画面をもつワイド画
    面テレビジョン信号とを入力可能なテレビジョン信号入
    力端子(401)を備えると共に、 前記テレビジョン信号入力端子へ入力されたテレビジョ
    ン信号にワイド画面識別信号が多重されているか否かを
    検出するワイド画面識別信号検出手段(402)と、 前記入力端子より入力されたテレビジョン信号の表示ア
    スペクト比を変換するアスペクト比変換手段(108)
    と、 前記入力端子より入力されたテレビジョン信号が前記ワ
    イド画面をもつワイド画面テレビジョン信号であると
    き、前記ワイド画面識別信号検出手段の検出出力によ
    り、前記アスペクト比変換手段の変換動作を停止させ、
    アスペクト比変換を行なわないままのスルー信号をディ
    スプレイ手段に向けて出力するアスペクト比切り換え手
    段(403)と、 を具備した事を特徴とするワイド画面/標準画面テレビ
    ジョン信号受信装置。
  10. 【請求項10】請求項8または9記載のワイド画面/標
    準画面テレビジョン信号受信装置において、 前記テレビジョン信号入力端子は、輝度/色分離型の入
    力端子であることを特徴とするワイド画面/標準画面テ
    レビジョン信号受信装置。
  11. 【請求項11】請求項8または9記載のワイド画面/標
    準画面テレビジョン信号受信装置において、 前記ワイド画面識別信号検出手段は、テレビジョン信号
    の垂直帰線期間に多重されているワイド画面識別信号を
    検出する回路であることを特徴とするワイド画面/標準
    画面テレビジョン信号受信装置。
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