JP2777689B2 - 調節弁 - Google Patents
調節弁Info
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- JP2777689B2 JP2777689B2 JP35511792A JP35511792A JP2777689B2 JP 2777689 B2 JP2777689 B2 JP 2777689B2 JP 35511792 A JP35511792 A JP 35511792A JP 35511792 A JP35511792 A JP 35511792A JP 2777689 B2 JP2777689 B2 JP 2777689B2
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は管路における各種流体の
流れを閉止したり制御するための調節弁に関し、特に弁
座部材に摩耗や傷等が生じて完全閉弁できなくなっても
弁座部材を再利用できるようにしたものに関する。
流れを閉止したり制御するための調節弁に関し、特に弁
座部材に摩耗や傷等が生じて完全閉弁できなくなっても
弁座部材を再利用できるようにしたものに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来の調節弁は、弁ケ―シングで入口と
弁室と出口を形成し、入口と弁室を連通する弁口を形成
した弁座部材を弁ケ―シングに取り付け、弁座部材に離
着座して弁口を開閉する弁体を配置し、弁体に操作棒を
連結した構造で、操作棒を外部から操作することによっ
て、弁体を弁座に着座せしめたり、離座せしめて弁口の
開口面積を調節したりして、流体の流れを閉止したり、
流量を制御したりするものである。
弁室と出口を形成し、入口と弁室を連通する弁口を形成
した弁座部材を弁ケ―シングに取り付け、弁座部材に離
着座して弁口を開閉する弁体を配置し、弁体に操作棒を
連結した構造で、操作棒を外部から操作することによっ
て、弁体を弁座に着座せしめたり、離座せしめて弁口の
開口面積を調節したりして、流体の流れを閉止したり、
流量を制御したりするものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記の調節弁における
弁座部材は、通常弁ケ―シングとは別体に形成され、弁
口のシ―ル面に摩耗や傷等が生じて完全閉弁できなくな
った場合に交換できるようにしている。しかしながら、
一度の使用のみで弁座部材を廃棄することは非経済的で
ある。また、交換のために分解しなければならないので
手間が掛かり、交換時には流体が弁に流入しないように
する手段を講じる必要がある。
弁座部材は、通常弁ケ―シングとは別体に形成され、弁
口のシ―ル面に摩耗や傷等が生じて完全閉弁できなくな
った場合に交換できるようにしている。しかしながら、
一度の使用のみで弁座部材を廃棄することは非経済的で
ある。また、交換のために分解しなければならないので
手間が掛かり、交換時には流体が弁に流入しないように
する手段を講じる必要がある。
【０００４】従って本発明の技術的課題は、弁座部材の
弁口のシ―ル面に摩耗や傷等が生じても、分解すること
なく、再利用できる調節弁を得ることである。
弁口のシ―ル面に摩耗や傷等が生じても、分解すること
なく、再利用できる調節弁を得ることである。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の技術的課題を解決
するために講じた本発明の技術的手段は、弁ケ―シング
で入口と弁室と出口を形成し、入口と弁室を連通する弁
口を形成した弁座部材を弁ケ―シングに取り付け、弁座
部材に離着座して弁口を開閉する弁体を配置し、弁体に
操作棒を連結したものにおいて、弁座部材を球形に形成
し、同一開口面積の複数の弁口を球形弁座部材に形成
し、それぞれの弁口を弁体で開閉される位置に回転せし
める弁軸を球形弁座部材に連結したことを特徴とするも
のである。
するために講じた本発明の技術的手段は、弁ケ―シング
で入口と弁室と出口を形成し、入口と弁室を連通する弁
口を形成した弁座部材を弁ケ―シングに取り付け、弁座
部材に離着座して弁口を開閉する弁体を配置し、弁体に
操作棒を連結したものにおいて、弁座部材を球形に形成
し、同一開口面積の複数の弁口を球形弁座部材に形成
し、それぞれの弁口を弁体で開閉される位置に回転せし
める弁軸を球形弁座部材に連結したことを特徴とするも
のである。
【０００６】
【作用】上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
弁口のシ―ル面に摩耗や傷等が生じて完全閉弁できなく
なった場合には、弁軸で球形弁座部材を回転操作するこ
とによって、他の弁口を弁体で開閉される位置に回転せ
しめることができる。従って、分解することなく、弁口
を切換えるとができ、弁座部材を再利用できる。
弁口のシ―ル面に摩耗や傷等が生じて完全閉弁できなく
なった場合には、弁軸で球形弁座部材を回転操作するこ
とによって、他の弁口を弁体で開閉される位置に回転せ
しめることができる。従って、分解することなく、弁口
を切換えるとができ、弁座部材を再利用できる。
【０００７】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する（図１と図２参照）。弁ケ―シングは本体１に蓋
部材２，３をそれぞれボルト（図示せず）で締結するこ
とにより形成する。本体１に入口４と出口５を形成し、
本体１と蓋部材２の間に弁室６を形成する。蓋部材３に
は複数の流体通過孔７を形成している。
明する（図１と図２参照）。弁ケ―シングは本体１に蓋
部材２，３をそれぞれボルト（図示せず）で締結するこ
とにより形成する。本体１に入口４と出口５を形成し、
本体１と蓋部材２の間に弁室６を形成する。蓋部材３に
は複数の流体通過孔７を形成している。
【０００８】本体１に形成した横断壁８に、弁室６側端
を小径に形成した貫通孔９を形成する。貫通孔９の環状
段部に環状の上シ―ル部材１０を配置し、上シ―ル部材
１０に当てて球形弁座部材１１を配置し、球形弁座部材
１１に当てて下シ―ル部材１２を配置し、蓋部材３の上
端面で固定する。球形弁座部材１１の上下方向に同一開
口面積の第１弁口１３と第２弁口１４を形成し、横方向
に同一開口面積の第３弁口１５と第４弁口１６を形成す
る。第１及び第２弁口１３，１４の開口面積は第３及び
第４弁口１５，１６の開口面積よりも大きく形成してい
る。
を小径に形成した貫通孔９を形成する。貫通孔９の環状
段部に環状の上シ―ル部材１０を配置し、上シ―ル部材
１０に当てて球形弁座部材１１を配置し、球形弁座部材
１１に当てて下シ―ル部材１２を配置し、蓋部材３の上
端面で固定する。球形弁座部材１１の上下方向に同一開
口面積の第１弁口１３と第２弁口１４を形成し、横方向
に同一開口面積の第３弁口１５と第４弁口１６を形成す
る。第１及び第２弁口１３，１４の開口面積は第３及び
第４弁口１５，１６の開口面積よりも大きく形成してい
る。
【０００９】球形弁座部材１１に凹部１７を形成し、本
体１を貫通して配置した弁軸１８の一端を嵌合し、ホル
ダ―１９で固定する。弁軸１８の他端側にハンドル２０
を取り付けてナット２１で固定する。ハンドル２０を操
作して弁軸１８を回転させることにより、球形弁座部材
１１が回転する。
体１を貫通して配置した弁軸１８の一端を嵌合し、ホル
ダ―１９で固定する。弁軸１８の他端側にハンドル２０
を取り付けてナット２１で固定する。ハンドル２０を操
作して弁軸１８を回転させることにより、球形弁座部材
１１が回転する。
【００１０】弁室６内に出口５側から球形弁座部材１１
に離着座する弁体２２を配置する。弁体２２に凹部２３
を形成し、弁体２２を開閉操作する操作棒２４の一端を
嵌合し、ピン２５で固定する。操作棒２４の他端は、蓋
部材２に開けた嵌合孔２１を通して上方に延びる。参照
番号２６は蓋部材２と操作棒２４との間のパッキングで
ある。操作棒２４を上下に変位させることにより、弁体
２２が球形弁座部材１１に離着座して弁口１３，１４，
１５，１６を開閉する。
に離着座する弁体２２を配置する。弁体２２に凹部２３
を形成し、弁体２２を開閉操作する操作棒２４の一端を
嵌合し、ピン２５で固定する。操作棒２４の他端は、蓋
部材２に開けた嵌合孔２１を通して上方に延びる。参照
番号２６は蓋部材２と操作棒２４との間のパッキングで
ある。操作棒２４を上下に変位させることにより、弁体
２２が球形弁座部材１１に離着座して弁口１３，１４，
１５，１６を開閉する。
【００１１】図示のものは、弁体２２が第１弁口１３を
閉じた閉弁状態を示している。操作棒２４を引上げるこ
とにより開弁状態になる。そして、第１弁口１３に摩耗
や傷等が生じた場合には、ハンドル２０で弁軸１８を回
転させて球形弁座部材１１を１８０度回転させ、第２弁
口１４を弁体２２で開閉されるように位置させる。ま
た、図示の状態から球形弁座部材１１を９０度回転させ
ることにより、第３あるいは第４弁口１５，１６を弁体
２２で開閉されるように位置させることができ、小さな
流量特性の弁を得ることができる。
閉じた閉弁状態を示している。操作棒２４を引上げるこ
とにより開弁状態になる。そして、第１弁口１３に摩耗
や傷等が生じた場合には、ハンドル２０で弁軸１８を回
転させて球形弁座部材１１を１８０度回転させ、第２弁
口１４を弁体２２で開閉されるように位置させる。ま
た、図示の状態から球形弁座部材１１を９０度回転させ
ることにより、第３あるいは第４弁口１５，１６を弁体
２２で開閉されるように位置させることができ、小さな
流量特性の弁を得ることができる。
【００１２】
【発明の効果】本発明は下記の特有の効果を生じる。上
記のように本発明によれば、弁ケ―シングを分解するこ
となく、球形弁座部材を回転させて他の弁口に切換えら
れるので、弁座部材を再利用できる。また、弁ケ―シン
グを分解する必要がないので、流体が弁に流入しないよ
うにする手段も不要である。
記のように本発明によれば、弁ケ―シングを分解するこ
となく、球形弁座部材を回転させて他の弁口に切換えら
れるので、弁座部材を再利用できる。また、弁ケ―シン
グを分解する必要がないので、流体が弁に流入しないよ
うにする手段も不要である。
【図１】本発明の実施例の調節弁の断面図である。
【図２】図１の中央縦断面図である。
１ 本体 ２，３ 蓋部材 ４ 入口 ５ 出口 ６ 弁室 １１ 球形弁座部材 １３ 第１弁口 １４ 第２弁口 １５ 第３弁口 １６ 第４弁口 １８ 弁軸 ２２ 弁体 ２４ 操作棒
Claims (1)
- 【請求項１】 弁ケ―シングで入口と弁室と出口を形成
し、入口と弁室を連通する弁口を形成した弁座部材を弁
ケ―シングに取り付け、弁座部材に離着座して弁口を開
閉する弁体を配置し、弁体に操作棒を連結したものにお
いて、弁座部材を球形に形成し、同一開口面積の複数の
弁口を球形弁座部材に形成し、それぞれの弁口を弁体で
開閉される位置に回転せしめる弁軸を球形弁座部材に連
結したことを特徴とする調節弁。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35511792A JP2777689B2 (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 調節弁 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35511792A JP2777689B2 (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 調節弁 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH06185633A JPH06185633A (ja) | 1994-07-08 |
| JP2777689B2 true JP2777689B2 (ja) | 1998-07-23 |
Family
ID=18442041
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35511792A Expired - Fee Related JP2777689B2 (ja) | 1992-12-16 | 1992-12-16 | 調節弁 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2777689B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US11326742B2 (en) * | 2017-07-31 | 2022-05-10 | Fujikin Incorporated | Valve |
-
1992
- 1992-12-16 JP JP35511792A patent/JP2777689B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH06185633A (ja) | 1994-07-08 |
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Legal Events
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