JP2776366B2 - 電子部品の冷却構造 - Google Patents

電子部品の冷却構造

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JP2776366B2
JP2776366B2 JP8083417A JP8341796A JP2776366B2 JP 2776366 B2 JP2776366 B2 JP 2776366B2 JP 8083417 A JP8083417 A JP 8083417A JP 8341796 A JP8341796 A JP 8341796A JP 2776366 B2 JP2776366 B2 JP 2776366B2
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秀晴 谷島
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子部品の冷却構
造に関し、特にプリント配線板に搭載される電子部品の
冷却構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来この種の半導体部品の冷却構造は、
プリント配線板に搭載された半導体部品から発生した熱
を効率よく放熱することを目的として用いられている。
【0003】従来の電子部品の冷却構造の1例は実開昭
61−76998号に記載されている。図4は、この半
導体部品冷却構造の一例を示す断面図である。半導体部
品6は、プリント配線板1の部品実装面2側に実装さ
れ、リード線8をプリント配線板1のスルーホールに挿
入し、はんだ付け面7ではんだ付け等によりプリント配
線板1の配線と接続される。さらに、半導体部品6には
ヒートシンク30が接続される。半導体部品6より発生
した熱は、このヒートシンク30を通して放熱され、空
冷風等により冷却される。半導体部品6とヒートシンク
30との接続は、ネジ等によって行われる。
【0004】また、プリント配線板1上には複数の電子
部品が搭載されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】この従来技術では次の
ような問題があった。
【0006】第1の問題点は、複数実装されている電子
部品によりヒートシンクの大きさが制限されたり、冷却
風が妨げられるということである。
【0007】その理由は、発熱の大きい半導体部品はヒ
ートシンクも大きなものが必要になること、小型化によ
り複数の電子部品がプリント配線板上に搭載され実装が
高密度になるためである。
【0008】第2の問題点は、半導体部品の品名等の表
示の確認が困難であるということである。
【0009】その理由は、小型化により複数の電子部品
がプリント配線板上に搭載され実装が高密度になるため
である。
【0010】このような従来技術の問題に鑑み、本発明
の目的は、半導体部品のプリント配線板上の搭載位置や
他の複数搭載されている電子部品の影響を受けずに効率
よく冷却すること、および、半導体部品の品名等の表示
を困難なく確認可能とし、生産性及び保守性を向上する
ことを目的としている。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明の電子部品の冷却
構造は、電子部品が実装された第1の面と、この第1の
面の反対側に位置する第2の面とを有する配線基板と、
第1のおよび第2の面と開口部とを有し、当該第1の面
と前記配線基板の前記第2の面とが間隙を介して対向す
るように前記配線基板に取り付けられた放熱板と、本体
とこの本体から突出したリードとを有し、前記本体が前
記放熱板の前記第2の面に取り付けられ、前記リード
前記放熱板の前記開口部を貫通するとともに該リードの
端部が前記配線板の前記第2の面に接続された被冷却
電子部品とを含む。
【0012】他の実施態様では、前記被冷却電子部品の
前記本体は第1および第2の面を有し、該第1の面は前
記放熱板の前記第2の面に取り付けられ、前記本体の前
記第2の面には印刷が施されていることを特徴とする。
【0013】他の実施態様では、電子部品が実装された
第1の面と、この第1の面の反対側に位置する第2の面
とを有する配線基板と、第1のおよび第2の面と該第2
の面に設けられた凹部とこの凹部に設けられた開口部と
を有し、当該第1の面と前記配線基板の前記第2の面と
が間隙を介して対向するように前記配線基板に取り付け
られた放熱板と、本体とこの本体から突出したリードと
を有し、前記本体が前記放熱板の前記凹部内に収容され
て取り付けられ、前記リードが前記放熱板の前記開口部
を貫通するとともに該リードの端部が前記配線基板の前
記第2の面に接続された被冷却電子部品とを含む。
【0014】他の実施態様では、前記凹部がL字状の断
面を有する。
【0015】他の実施態様では、前記放熱板が前記配線
基板の前記第2の面全体を被覆する。
【0016】他の実施態様では、前記放熱板がグランド
に接続されている。
【0017】
【実施例】次に、本発明の第1の実施例について図面を
参照して説明する。
【0018】図1(a)を参照すると、第1の実施例
は、プリント基板1の上面が実装面として使用され、複
数の電子部品が実装されている。プリント基板1の下面
ははんだづけ面として使用されている。平板状のヒート
シンク3はスペーサ9を介してプリント基板1に取り付
けられ、プリント基板1の下面と対向している。スペー
サ9により、プリント基板1とヒートシンク3の間には
所定の間隙が形成される。プリント基板1とヒートシン
ク3は、略平行に位置づけられる。
【0019】図1(b)を参照すると、ヒートシンク3
の一部には、プリント基板1に向けられた凹部90が設
けられている。
【0020】図1(a)を再び参照すると、この凹部9
0はL字状の断面を有する。L字状の先端部には、開口
部91が設けられている。この凹部90において、ヒー
トシンク3がプリント基板1に接近する。この凹部90
の下面には、被冷却電子部品である半導体部品6が取り
付けられる。取付方法は、取付部5′のネジ止めであ
る。この他、接着剤やクリップなどの固定方法も使用で
きる。半導体部品6は、例えば、パワートランジスタ等
の比較的多量の熱を発生するものである。
【0021】半導体部品6の本体からは、ヒートシンク
3に平行な方向に、リード線8が突出している。リード
線8は、凹部90とヒートシンク3本体の間に設けられ
た開口部91に挿入される。リード線8は途中で屈曲さ
れ、その先端はプリント基板1の下面に向かう。リード
線8の先端は、プリント基板1に設けられたスルーホー
ルに挿入され、プリント基板1の実装面すなわち上面に
おいてはんだづけされる。凹部90がプリント基板1に
接近しているので、リード線8の長さが短縮される。
【0022】半導体部品6の下面は、部品名などが印刷
された表示面5として使用される。表示面5上の印刷内
容は、ヒートシンク3の開口部4を通して目視できる。
【0023】半導体部品6から発生した熱は、凹部90
を介してヒートシンク3の本体へ伝達する。ヒートシン
ク3の本体に伝達した熱は、冷却風により除去される。
ヒートシンク3が大型なので、冷却効率が高い。
【0024】また、第1の実施例では、凹部90によ
り、半導体部品6のリード線8を延長することなく、プ
リント基板1とヒートシンク3の間の間隙を広くするこ
とができる。プリント基板1とヒートシンク3の間隔を
広くとれるので、この間を通過する冷却風の流量が増加
し、冷却効率がさらに向上する。
【0025】また、冷却風の方向を図1の右から左へ設
定すると、冷却効率がよい。開口部91を通過した冷却
風が、半導体部品6に導かれるためである。
【0026】次に、本発明の第2の実施例について、図
面を参照して説明する。第2の実施例の特徴は、ヒート
シンク3の構造にある。他の構造及び機能は、第1の実
施例のものと実質的に同じである。
【0027】図2を参照すると、第2の実施例のヒート
シンク3には、凹部は設けられない。電子部品6は、ヒ
ートシンク3の下面に取り付けられる。ヒートシンク3
には、開口部10が設けられている。電子部品6のリー
ド線8は、開口部10を通過して、プリント基板1に接
続されている。
【0028】第2の実施例では、プリント基板1とヒー
トシンク3の間隔が狭くなる代わりに、ヒートシンク3
の構造が簡単になる。第2の実施例は、プリント基板1
とヒートシンク3の間を通過する冷却風の流量が小さく
ても十分な冷却効率が得られる場合に有効である。
【0029】次に、本発明の第3の実施例について、図
面を参照して説明する。第3の実施例の特徴は、ヒート
シンク3の構造にある。他の構造及び機能は、第1の実
施例のものと実質的に同じである。
【0030】図3を参照すると、第3の実施例の凹部9
0の底部には、穴状の開口部10が設けられる。半導体
電子部品6のリード線8は、開口部10を通過して、プ
リント基板1に接続される。第1の実施例と異なり、凹
部90の両端がヒートシンク3の本体に接続されてい
る。
【0031】次に、本発明の本体の実施態様について説
明する。
【0032】上述の各実施例では、ヒートシンク3の大
きさが、プリント基板1のはんだづけ面の全面を被覆す
るように設定された。しかし、ヒートシンク3をプリン
ト基板1より小さくしても良い。
【0033】ヒートシンク3をグランドに接続しても良
い。この構成では、外部電磁波を遮蔽する機能をヒート
シンク3に付与できる。ヒートシンク3を外部電磁波遮
蔽の目的に使用するときは、プリント基板1の下面全面
をヒートシンク3で被覆すると都合がよい。
【0034】上述の実施例では、電子部品のリードは配
線基板のスルーホールに挿入されている。しかし、本発
明は表面実装配線基板にも適用できる。この場合、半導
体部品6のリード線8は、プリント基板1の下面にはん
だづけされる。
【0035】上述の実施例では、1つのヒートシンクに
搭載される半導体部品6の個数に制限はない。複数の半
導体部品6を搭載できる。この場合、半導体部品6の個
数にあわせて、凹部90も複数形成される。
【0036】
【発明の効果】本発明は、以下の効果を達成する。
【0037】第1に、被冷却電子部品の冷却効率が向上
する。大型の放熱板が使用できるとともに、冷却風が他
の電子部品に遮られないためである。
【0038】第2に、被冷却電子部品の表示面が見やす
い。他の電子部品が表示面を遮らないからである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例の構造を示す図。
【図2】本発明の第2の実施例の構造を示す図。
【図3】本発明の第3の実施例の構造を示す図。
【図4】本発明の第4の実施例の構造を示す図。
【符号の説明】
1 プリント配線板 2 部品実装面 3 ヒートシンク 4,10 開口部 5 品名等表示面 6 半導体部品 7 はんだ付け面 8 リード線 9 スペーサ

Claims (7)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電子部品が実装された第1の面と、この
    第1の面の反対側に位置する第2の面とを有する配線基
    板と、 第1のおよび第2の面と開口部とを有し、当該第1の面
    と前記配線基板の前記第2の面とが間隙を介して対向す
    るように前記配線基板に取り付けられた放熱板と、 本体とこの本体から突出したリードとを有し、前記本体
    が前記放熱板の前記第2の面に取り付けられ、前記リー
    が前記放熱板の前記開口部を貫通するとともに該リー
    ドの端部が前記配線板の前記第2の面に接続された被
    冷却電子部品とを含むことを特徴とする電子部品の冷却
    構造。
  2. 【請求項2】 前記被冷却電子部品の前記本体は第1お
    よび第2の面を有し、該第1の面は前記放熱板の前記第
    2の面に取り付けられ、前記本体の前記第2の面には印
    刷が施されていることを特徴とする請求項1記載の電子
    部品の冷却構造。
  3. 【請求項3】 電子部品が実装された第1の面と、この
    第1の面の反対側に位置する第2の面とを有する配線基
    板と、 第1のおよび第2の面と該第2の面に設けられた凹部と
    この凹部に設けられた開口部とを有し、当該第1の面と
    前記配線基板の前記第2の面とが間隙を介して対向する
    ように前記配線基板に取り付けられた放熱板と、 本体とこの本体から突出したリードとを有し、前記本体
    が前記放熱板の前記凹部内に収容されて取り付けられ、
    前記リードが前記放熱板の前記開口部を貫通するととも
    に該リードの端部が前記配線基板の前記第2の面に接続
    された被冷却電子部品とを含むことを特徴とする電子部
    品の冷却構造。
  4. 【請求項4】 前記凹部がL字状の断面を有することを
    特徴とする請求項2記載の電子部品の冷却構造。
  5. 【請求項5】 前記放熱板が前記配線基板の前記第2の
    面全体を被覆することを特徴とする請求項1または2
    載の電子部品の冷却構造。
  6. 【請求項6】 前記放熱板がグランドに接続されている
    ことを特徴とする請求項1または2記載の電子部品の冷
    却構造。
  7. 【請求項7】 前記被冷却電子部品の前記本体は第1お
    よび第2の面を有し、該第1の面は前記放熱板の前記凹
    部に取り付けられ、前記本体の前記第2の面には印刷が
    施されていることを特徴とする請求項2記載の電子部品
    の冷却構造。
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JPH06283838A (ja) * 1993-03-26 1994-10-07 Mitsubishi Electric Corp 電子回路モジュール
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