JP2775621B2 - カーテンウオールの支持構造 - Google Patents

カーテンウオールの支持構造

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JP2775621B2
JP2775621B2 JP5142956A JP14295693A JP2775621B2 JP 2775621 B2 JP2775621 B2 JP 2775621B2 JP 5142956 A JP5142956 A JP 5142956A JP 14295693 A JP14295693 A JP 14295693A JP 2775621 B2 JP2775621 B2 JP 2775621B2
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仁 木村
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TOYO SHATSUTAA KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建築物の外壁側に配置
されるカーテンウオールの支持構造に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のカーテンウオールは、新設の建築
物の例えばコンクリート打ち放しの躯体外壁面を覆い飾
る新装用や、既存建築物の陳腐化したり傷んだりした躯
体外壁面を覆い飾る改装用として広く利用されるもの
で、建築物の外壁側に下地構造を設けて、この下地構造
にパネル保持手段を介して外装用パネルを上下方向なら
びに左右方向に連ねて張設している。
【0003】この内の例えば既存建築物の改装用を対象
にしたカーテンウオールが、特公平4−42513号公
報によって提案されている。ここでは、旧外壁に基台を
固着し、この基台に、外装用パネル(新外壁)の芯出し
を兼ねた縦材を旧外壁の上下全長間にわたらせて固着
し、しかる後、この縦材に水平方向に延びる横材を固着
して、以上の構成によってパネル固定用の下地構造と成
し、この下地構造の横材に外装用パネルと新窓枠とを取
付ける形態をとっている。
【0004】かゝる構成においては、縦材を所定の芯出
し状態で固定すれば、爾後の縦材に対する横材の芯出し
固定、並びに新窓枠を含む外装用パネルの横材に対する
芯出し固定が簡易に達成される。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、これは横材な
らびに外装用パネルの製作誤差を考慮してのことではな
く、基本となる縦材を如何に芯出し固定しても、横材と
外装用パネルの二つの製作誤差が要因となることから、
縦材に対して単純に横材と外装用パネルを固定するだけ
では、外装用パネルを所定の芯出し状態で固定し得ない
ものであった。特に反射ガラスを使用したガラスパネル
式のカーテンウオールにおいては、反射ガラスに映る景
色が大きく歪み、結局多数のパネルの芯出し微調整を必
要とし、非常に手間がかかっていた。
【0006】本発明は、外装用パネルを作業性よく高精
度で固定できるカーテンウオールの支持構造の提供を目
的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの手段を、以下のように構成している。すなわち、建
物躯体の外壁面に植設されたアンカーボルトに対してL
字状ブラケットの上下方向に形成された長孔を被嵌挿入
し、そのL字状ブラケットを上下に位置調整自在にナッ
トで締結する一方、そのL字状ブラットの内外方向に形
成された長孔に挿通させたボルトに、横材に係合させた
ナット部材を螺合締結させることにより、その横材を前
記L字状ブラケットにより上下方向と出代の調整が可能
に支持すると共に、その横材に横方向に位置調整が可能
に係合させたブラケットに、外壁用パネルを支持するた
めの縦材を、ボルトとナットにより仮固定できるように
構成してなることを特徴としている。
【0008】
【作用】上記の特徴構成によれば、建築物の外壁側に対
して上下及び出代の調整が可能に取り付けた横材に横方
向(左右方向)の調整が可能となる縦材を設けて、この
縦材に外装用パネルを取付けることで、作業性よく高精
度に外装用パネルを張設することができる。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は建築物の躯体外壁1を覆い飾るように配置
した新装用または改装用のカーテンウオールの配置形態
図を示し、図2,3はカーテンウオールの配置断面図を
示す。
【0010】これらの図において、図中の2はカーテン
ウオールの下地構造(支持構造)で、図4にも示すよう
に、アンカーボルト3とナット4とによって、上下方向
ならびに左右方向に所定の間隔を隔ててL字状のブラケ
ット5を躯体外壁1に設け、このブラケット5の左右方
向で隣合うものにわたって、仮止め用のボルト・ナット
6を介して且つ溶接によって下向き開口のC字状横材7
を取付け、更に、この横材7の下向き開口部に係合保持
させたブラケット8の上下方向で隣合うものにわたっ
て、仮止め用のボルト・ナット9を介して外向き開口の
C字状縦材10を取付けて成る。
【0011】前記ブラケット5のボルト挿通孔a,bは
それぞれ長孔であって、当該ブラケット5の上下位置の
調節ならびに横材7の外壁1に対する出代の調節が可能
であり、かつ、ブラケット5に対する横材7の長手方向
の位置調節ならびに横材7に対するブラケット8の保持
位置の調節も可能となっている。
【0012】また、前記横材7に保持させたブラケット
8と縦材10とのボルト連結用の孔c,dはボルト径よ
りも大であって、縦材10を所定の芯出し状態(例えば
下げふり等による上下方向の所謂建ちと外壁1に対する
出代)で仮止め調節が可能に構成され、かつ、所定の芯
出し状態で当該縦材10がブラケット8に溶接されるよ
うになっている。
【0013】11はカーテンウオールを構成する外装用
パネルで、それぞれが例えばアルミ材である板状のパネ
ル部材12の周部に補強枠13を設けて成り、上下方向
ならびに左右方向に連ねる状態で且つ外壁1を覆うよう
にして、パネル保持手段14を介して各パネル11の上
部側が下地構造2の縦材10に取付けられている。
【0014】より具体的には、図5,6にも示すよう
に、前記パネル保持手段14は、縦材10の外向き開口
側のフランジ部e外面に当接する被当接部材15の下部
側に、上向きと下向きの係止部材f,fを一体に連設し
て成るもので、被当接部材15に形成された左右方向の
長孔hに挿通されるボルト16と、縦材10のフランジ
部e内面に係止されるナット部材17とによって、上下
ならびに左右方向に位置調節可能な状態で縦材10に取
付けられるように構成されている。
【0015】そして、このパネル保持手段14の上下方
向の位置ずれを防止させるための位置固定手段18が下
地構造2に設けられている。この位置固定手段18は、
前記被当接部材15に形成された凹溝iに係合するL字
状の部材19を、止めボルト20を介して且つ必要に応
じて溶接により縦材10に固定させて成る。
【0016】一方、外装用パネル11を構成する補強枠
13は、それの上枠13aに、前記パネル保持手段14
の係止部材f,fを係入する溝部材21を有し、かつ、
この溝部材21の長手方向両側にパネル保持手段14を
予め係入させて、これを止めピン22によって固定保持
している。更に、前記溝部材21に連ねる状態で上向き
の係止部材23が一体に連設されていて、前記パネル保
持手段14の長孔hは、この係止部材23の上縁よりも
上位に位置するように開設されている。
【0017】前記補強枠13の下枠13bには、所定の
パネル取付け状態で下側パネル11の前記係止部材23
に対して、それの外面側に相対峙する水切り用の板部2
4が垂下連設され、更に、ボルト頭部をスライドのみ可
能に係入する溝部25が連設されている。そして、前記
水切り用の板部24とによって前記係止部材23を係合
する状態の係止部材、換言すれば、前記係止部材23の
内面側に係止してパネル11の外方への煽りを規制する
係止部材26が、前記溝部25に係入されたボルト・ナ
ット27によって取付けられている。
【0018】28は例えばアルミ材製の水返し部材で、
左右方向で隣合うパネル11の一方の側枠13cと各パ
ネル11の下枠13bに、それぞれ弾性的に嵌合保持さ
れている。
【0019】尚、前記補強枠13の左右の側枠13c
は、係止部材26を有しない下枠13bと同じであり、
かつ、これらの枠13b,13cは、上枠13aの溝部
材21の上部側を切除したものと断面形状が同じであ
る。また、パネル下部側の係止部材26は、パネル上部
両側のパネル保持手段14,14間の中央部に位置する
ように設けられている。
【0020】上記の構成による外装用パネル11の設置
は次のようにして行われる。即ち、先の工程で下地構造
2の縦材10に取付けられたパネル11の上部側係止部
材23に、次に直接すべき上側パネル11の下部側係止
部材26を係止させて、この上側パネル11の外方への
煽りを規制させた状態で当該上側パネル11を下側パネ
ル11に預け持たせる。
【0021】そして、この上側パネル11に予め固定保
持させたパネル保持手段14を介して、当該上側パネル
11の上部側を下地構造2の縦材10に取付けること
で、上下方向で隣合う上側パネル11の固定保持が成さ
れるのであり、後は同様に、上下方向ならびに左右方向
に外装用パネル11を設置することでカーテンウオール
の張設が達成される。
【0022】この外装用パネル11の設置に際して、ブ
ラケット5を介して建築物の外壁1に横材7を設けて、
この横材7に所定の芯出し状態で縦材10を設け、か
つ、この縦材10に外装用パネル11を取付けるように
しているので、前記下地構造2に対する外装用パネル1
1の取付け精度が高くなる。
【0023】即ち、最終的に外装用パネル11を取付け
る対象を縦材10に求めて、これを所定の芯出し状態で
横材7に設けることで、横材7の取付け位置を微調整せ
ずにラフに設けても、更には、横材7ならびに外装用パ
ネル11の製作誤差を見込んでも、この横材7の取付け
誤差や製作誤差が外装用パネル11の芯出し固定に何ら
影響しなくなり、つまりは、構成上で取付け精度の低下
要因となっていた横材7を、外壁1側と芯出し固定され
る縦材10との間に設けて、外装用パネル11の取付け
精度を低下させる要因の一つをなくすしたことで、下地
構造2の取付けが従来と同じ作業手数でありながら、し
かも横材7の取付けをラフに行いながらも、外装用パネ
ル11の取付けを高精度で成し得るのである。
【0024】尚、上記の実施例では、パネル保持手段1
4を介して縦材10に外装用パネル11を設けている
が、外装用パネル11を直接的に縦材10に取付ける構
成での実施が可能であることは言うまでもない。
【0025】
【発明の効果】以上説明したように本発明は、外装用パ
ネルの取付け対象を縦材に求めて、これを所定の芯出し
状態で横材に設ける合理的な下地構造の改良によって、
構成上で取付け精度の低下要因となっていた横材を、外
装用パネルを直接的に芯出し固定する構成系から外すよ
うにした点に構成上の特徴を有し、而して、横材ならび
に外装用パネルの製作誤差を見込んでも、更に横材の取
付けをラフに行っても、横材によるパネル取付け精度の
低下要因が一つ少なくなることから、従来と変わりのな
い作業手数による下地構造の取付けでありながら、外装
用パネルの取付けが高精度で達成されるに至ったのであ
る。特に反射ガラスのパネルを使用したカーテンウオー
ルにおけるパネル微調整工数の減少には瞠目すべきもの
がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】カーテンウオールの配置形態を示す分解斜視図
である。
【図2】下地構造と共に示すカーテンウオールの縦断側
面図である。
【図3】下地構造と共に示すカーテンウオールの横断平
面図である。
【図4】下地構造の分解斜視図である。
【図5】外装用パネルの縦断面図である。
【図6】下地構造に対する外装用パネルの取付け説明用
の分解斜視図である。
【符号の説明】
1…外壁、2…下地構造(支持構造)、3…アンカーボ
ルト、4…ナット、5…L字状のブラケット、6,9…
ボルト,ナット、7…横材、10…縦材、11…外装用
パネル。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物躯体の外壁面に植設されたアンカー
    ボルトに対してL字状ブラケットの上下方向に形成され
    た長孔を被嵌挿入し、そのL字状ブラケットを上下に位
    置調整自在にナットで締結する一方、そのL字状ブラッ
    トの内外方向に形成された長孔に挿通させたボルトに、
    横材に係合させたナット部材を螺合締結させることによ
    り、その横材を前記L字状ブラケットにより上下方向と
    出代の調整が可能に支持すると共に、その横材に横方向
    に位置調整が可能に係合させたブラケットに、外壁用パ
    ネルを支持するための縦材を、ボルトとナットにより仮
    固定できるように構成してなることを特徴とするカーテ
    ンウオールの支持構造。
JP5142956A 1993-05-22 1993-05-22 カーテンウオールの支持構造 Expired - Lifetime JP2775621B2 (ja)

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JPH0633064Y2 (ja) * 1989-05-12 1994-08-31 新日軽株式会社 石材板ユニット取付装置

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