JP2774305B2

JP2774305B2 - 照明器具

Info

Publication number: JP2774305B2
Application number: JP1080748A
Authority: JP
Inventors: 友紀木村; 正志大坪
Original assignee: Toshiba Lighting and Technology Corp
Current assignee: Toshiba Lighting and Technology Corp
Priority date: 1989-03-30
Filing date: 1989-03-30
Publication date: 1998-07-09
Anticipated expiration: 2013-07-09
Also published as: JPH02260310A

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）本発明は、器具本体にランプソケットを有するランプ
保持体を設けた照明器具に関する。

（従来の技術）従来、この種の照明器具としては、たとえば実開昭56
-130209号公報に記載の構成が知られている。

この実開昭56-130209号公報に記載の構成は、器具本
体にコードにて接続されたランプソケットを、この器具
本体に着脱自在に取り付けられるランプ保持体に保持さ
れたランプに接続する構成が記載されている。

（発明が解決しようとする課題）しかしながら、上記実開昭56-130209号公報に記載の
照明器具では、器具本体にコードにて接続されたランプ
ソケットをランプ保持体に保持されているランプとの接
続または解除操作を行なわなくてはならず、作業性が悪
い問題を有している。

本発明は、上記問題点に鑑みなされたもので、ランプ
保持体を簡単に構成して組立てを容易にでき、ランプ保
持体を器具本体に容易に着脱操作できる照明器具を提供
することを目的とする。

（課題を解決しようとする手段）請求項１記載の照明器具は、嵌合凹部を有する器具本
体と；ランプの接続ピンが差し込まれる挿通孔をそれぞ
れ有する２つ割りの絶縁部材、挿通孔内に配設される接
続導体、および絶縁部材に挟着されるとともに接続導体
に電気的に接続される導電パターンが形成されたソケッ
ト回路基板を有し、嵌合凹部に嵌合されて器具本体に機
械的に着脱自在に取り付けられるランプ保持体と；を具
備したものである。

請求項２記載の照明器具は、嵌合凹部、嵌合凹部に配
設される給電用のコネクタ、コネクタに設けられるコネ
クタ片受け孔、および機種に応じたガード受け孔を有す
る器具本体と；ランプの接続ピンが差し込まれる挿通孔
をそれぞれ有する２つ割りの絶縁部材、挿通孔内に配設
される接続導体、絶縁部材に挟着されるとともに接続導
体に電気的に接続される導電パターンが形成されたソケ
ット回路基板、ソケット回路基板に形成されコネクタ片
受け孔に差し込まれるコネクタ片、およびコネクタ片の
両面に相対向して突設され機種に応じて対応するガード
受け孔に差し込まれるガードを有し、嵌合凹部に嵌合さ
れて器具本体に機械的に着脱自在に取り付けられるラン
プ保持体と；を具備したものである。

（作用）請求項１記載の照明器具は、導電パターンが形成され
たソケット回路基板を２つ割りの絶縁部材で挟着するこ
とにより、ソケット保持体を簡単に構成し、組立てを容
易にする。ソケット保持体を器具本体の嵌合凹部に機械
的に着脱自在とし、ソケット保持体の器具本体に対する
着脱操作を容易にする。

請求項２記載の照明器具は、導電パターンが形成され
るとともに器具本体側に電気的に接続されるコネクタ片
が形成されたソケット回路基板を２つ割りの絶縁部材で
挟着することにより、ソケット保持体を簡単に構成し、
組立てを容易にする。しかも、ソケット保持体を器具本
体の嵌合凹部に機械的に着脱自在とするとともに、ソケ
ット本体のソケット片を嵌合凹部のコネクタに電気的に
接続可能とし、ソケット保持体の器具本体に対する着脱
を容易にする。さらに、ランプ保持体から突設したガー
ドにより、コネクタ片を保護するとともに、ランプ保持
体と器具本体との機種が対応する場合にのみランプ保持
体を器具本体に取り付けられるように規制し、異なる機
種のランプ保持体が取り付けられる誤装置を防止する。

（実施例）以下、本発明の照明器具の一実施例を図面を参照して
説明する。

図において、１は器具本体で、この器具本体１は、下
面開口の皿状の基板部２と略球孤面状の本体カバー３と
にて構成され、この本体カバー３の外側面は白色とした
拡散反射面または銀色の拡散反射面などの反射面４に形
成されている。そして、この反射面４には直径方向に細
長の嵌合凹部５が形成されている。

また、この嵌合凹部５の両側面部の中央部左右にはそ
れぞれ係止孔６が形成され、器具本体１の嵌合凹部５の
内底面の中央部にはプルスイッチ嵌合突部７が形成さ
れ、このプルスイッチ嵌合突部７の下面にはプルスイッ
チ８の引紐９の挿通孔10が形成されている。さらに、こ
の嵌合凹部５の内底面の一側にはコネクタ孔11が形成さ
れている。

そして、この嵌合凹部５の内底面の他側には略筒状の
常夜灯配設部12が突設され、この常夜灯配設部12の下面
は開口され、常夜灯配設部12には透光性カバー13が着脱
自在に嵌着されている。また、本体カバー３の外側面に
形成した嵌合凹部５の中央部両側外縁部には半円凹孤状
の操作部14が形成されている。

また、15は略四角形状に形成された回路基板で、この
回路基板15の一面側にはプルスイッチ８、インバータ回
路、電子安定器回路などの点灯回路を形成する部品が接
続されている。そして、この回路基板15は本体カバー３
の一面側に嵌合されてこの本体カバー３の一面に当接さ
れ、この回路基板15は本体カバー３の内面とこの回路基
板15の周縁部は本体カバー３の内面から突設されている
図示しない複数の係止爪にて挟着係止され、この回路基
板15は本体カバー３内に配設される。

そして、この回路基板15の内面略中央部に取り付けら
れたプルスイッチ８の一側に位置してコネクタ16が取り
付けられている。そして、この回路基板15を本体カバー
３に嵌着した状態で、プルスイッチ８の下部がプルスイ
ッチ嵌合突部７に配設され、このプルスイッチ嵌合突部
７の下面の挿通孔10からプルスイッチ８の引紐９が挿通
孔10から引き出され、この回路基板15に接続した発光ダ
イオード17が常夜灯配設部12に配設され、コネクタ16の
下面は嵌合凹部５の内底面に形成されたコネクタ孔11に
臨ませられる。そして、このコネクタ16の側面に形成し
た係止段部18は、本体カバー３の嵌合凹部５の内側に位
置して突設した係止鉤部19に係止される。

また、コネクタ16の下面には嵌合凹部５の内底面に開
口したコネクタ孔11に臨ませられるコネクタ片受け孔20
とガード受け孔21とが形成されている。

さらに、器具本体１の嵌合凹部５には略細長形状のラ
ンプ保持体22が嵌着され、一側には上面にそれぞれ大小
の管径の異なるランプとしての環形ランプ23,24の口金
部25の接続ピンを接続するソケット部26,27を設けたラ
ンプソケット28が外側に向かって下方に傾斜状に設けら
れ、他側には上面に環形ランプ23,24を弾性的に保持す
る保持部29,30を設けたランプ保持アーム31が外側に向
かって下方に傾斜状に設けられている。そして、ランプ
ソケット28は２つ割りの絶縁部材32,33にて形成され、
この絶縁部材32,33にはソケット部26,27を形成する環形
ランプ23,24の口金部25の接続ピンを挿通する挿通孔34
を開口したランプ受け部35が形成され、この挿通孔34の
内側に接続導体36がそれぞれ配設される導体収納部35a
が形成されている。

そして、挿通孔34から挿通された環形ランプ23,24の
接続ピンは接続導体36にそれぞれ接続される。また、両
絶縁部材32,33は接続導体36に接続される導電パターン3
7をそれぞれ両面に形成したソケット回路基板38を挟着
してねじ部材などで固着結合され、ソケット回路基板38
の基部にはコネクタ16のコネクタ片受け孔20に差し込み
接続されるコネクタ片40が形成されている。さらに、絶
縁部材32,33の基部にはランプ保持体22の一側下部に形
成した取付孔41の内側周縁に係合されるつば部42が突設
され、この絶縁部材32,33の基部にはコネクタ16のガー
ド受け孔21に挿通されるガード43がそれぞれ一体的に突
設されている。

また、このランプ保持体22は両側面中央部には器具本
体１の係止孔６に係脱自在に係止される係止機構、たと
えば弾性係止片44を両側に形成した操作片部45が切り溝
46にて形成され、このランプ保持体22を器具本体１の嵌
合凹部５に嵌合したとき、係止片44が係止孔６に弾性的
に係合されてこのランプ保持体22が器具本体１に取り付
けられる。そして、器具本体１の操作部14から中央の操
作片部45を押圧すると、ランプ保持体22の係止片44は係
止孔６との係止が解かれ、ランプ保持体22は嵌合凹部５
から取り外しできる。

さらに、ランプ保持体22の中央部にはプルスイッチ嵌
合突部７を挿通する挿通孔47が上下面に貫通形成され、
この挿通孔47の他側に位置して常夜灯配設部12を挿通す
る挿通孔48が上下面に貫通形成されている。また、この
ランプ保持体22の器具本体１の嵌合凹部５の内底面に接
合される接合面となる上面部49の一側部には、コネクタ
片40とこのコネクタ片40の両側面に対向してガード43が
突設されている。そして、このランプ保持体22を本体カ
バー３の嵌合凹部５に嵌着した状態でプルスイッチ嵌合
突部７は挿通孔47に挿通されて引紐９が引き出され、常
夜灯配設部12の透光性カバー13が挿通孔48に露出され、
コネクタ片40はガード43とガード受け孔21との係合案内
でコネクタ16のコネクタ片受け孔20に差し込み接続され
る。

そして、器具本体１の本体カバー３の外側面の反射面
４は下面部まで連続して全体を略球孤面状に形成し、こ
の略球孤面状の反射面４の下面部に形成した直径方向に
横断する嵌合凹部５に嵌着されるランプ保持体22の下面
部50も略球孤面状に形成し、このランプ保持体22を器具
本体１の嵌合凹部５に嵌着した時に、器具本体１の反射
面４の略球孤面状の下面部の曲面とランプ保持体22の下
面部50の略球孤面状の曲面とが略面一の曲面に形成され
る。また、ランプ保持体22の下面部50も必要に応じて反
射面に形成されている。

次に、この実施例の作用について説明する。

まず、ランプ保持体22の一方のランプソケット28の下
側のソケット部26に大径の環形ランプ23の口金部25の接
続ピンを接続するとともに他方の環形ランプ保持アーム
31の下側の保持部29に上方から嵌着保持し、一方のラン
プソケット28の上側のソケット部27に小径の環形ランプ
24の口金部25の接続ピンを差し込み接続するとともに、
他方のランプ保持アーム31の上側の保持部30に上方から
嵌着保持して環形ランプ23,24をランプ保持体22に保持
する。

そして、環形ランプ23,24を装着保持したランプ保持
体22を器具本体１の嵌合凹部５に嵌着すると、このラン
プ保持体22の両側の弾性係止片44が、器具本体１の係止
孔６に弾性的に係脱自在に機械的に係止され、、このラ
ンプ保持体22は器具本体１の嵌合凹部５に嵌合保持され
る。このとき、コネクタ片40はガード43とガード受け孔
21との係合案内でコネクタ16のコネクタ片は受け孔20に
差込み接続され、ランプソケット28のソケット回路基板
38の導電パターン38は回路基板15の点灯回路に接続され
る。

また、ランプ保持体22の中央部の挿通孔47にはプルス
イッチ嵌合突部７が挿通され、常夜灯配設部12が挿通孔
48に挿通され、挿通孔47にはプルスイッチ８の引紐９が
引き出され、常夜灯配設部12の透光性カバー13が挿通孔
48に露出される。このとき、コネクタ片40がコネクタ16
に接続される際などに、ランプ保持体22のコネクタ片40
は両面に突出されているガード43に保護され、コネクタ
片40が器具本体などに接触することがなく、欠損などの
おそれがない。また、コネクタ片40がコネクタ16に接続
するとき、回路基板15が押圧変形されることなく、コネ
クタ片40は確実にコネクタ16に接続される。そして、こ
の状態でランプ保持体22の下面部50は器具本体１の反射
面４と略面一の曲面を形成している。

さらに、環形ランプ23,24の交換などに際しては、操
作部14からランプ保持体22の操作片部45を押圧して、係
止片44と係止孔６との係止を解き、ランプ保持体22を器
具本体１の嵌合凹部５から取り外すと、環形ランプ23,2
4はランプ保持体22に装着した状態でランプ保持体22を
器具本体１から分離できる。そして、このランプ保持体
22を環形ランプ23,24を交換し易い低い位置に運び、環
形ランプ23,24の交換を容易にできる。

（発明の効果）請求項１記載の照明器具によれば、導電パターンが形
成されたソケット回路基板を２つ割りの絶縁部材で挟着
するだけで、ソケット保持体を簡単に構成することがで
き、組立てを容易にできる。しかも、ソケット保持体が
器具本体の嵌合凹部に機械的に着脱自在であるので、ソ
ケット保持体を器具本体に容易に着脱操作できる。

請求項２記載の照明器具によれば、導電パターンが形
成されるとともに器具本体側に電気的に接続されるコネ
クタ片が形成されたソケット回路基板を２つ割りの絶縁
部材で挟着するだけで、ソケット保持体を簡単に構成す
ることができ、組立てを容易にできる。しかも、ソケッ
ト保持体が器具本体の嵌合凹部に機械的に着脱自在で、
ソケット本体のソケット片が嵌合凹部のコネクタに電気
的に接続されるので、ソケット保持体を器具本体に容易
に着脱できる。さらに、ランプ保持体から突設したガー
ドにより、コネクタ片を保護できるとともに、ランプ保
持体と器具本体との機種が対応する場合にのみランプ保
持体を器具本体に取り付けられるように規制するので、
異なる機種のランプ保持体が取り付けられる誤装着を防
止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の照明器具の一実施例を示す斜視図、第
２図は同上ランプを装着した状態を示す斜視図、第３図
は同上分解斜視図、第４図はランプ保持体を示す斜視
図、第５図は同上器具本体を示す分解斜視図、第６図は
照明器具を示す縦断正面図、第７図は同上ソケットアー
ムを示す分解正面図、第８図は同上ランプソケット部を
示す分解斜視図、第９図は同上コネクタを示す底面図で
ある。１……器具本体、５……嵌合凹部、16……コネクタ、20
……コネクタ片受け孔、21……ガード受け孔、22……ラ
ンプ保持体、23,24……ランプとしての環形ランプ、32,
33……絶縁部材、34……挿通孔、36……接続導体、37…
…導電パターン、38……ソケット回路基板、40……コネ
クタ片、43……ガード。

フロントページの続き (56)参考文献特開昭61−195502（ＪＰ，Ａ) 実開昭62−23085（ＪＰ，Ｕ) 実開昭62−23081（ＪＰ，Ｕ) (58)調査した分野(Int.Cl.⁶，ＤＢ名) F21V 19/00 350 Z F21V 19/00 Z H01R 33/08

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】嵌合凹部を有する器具本体と；ランプの接続ピンが差し込まれる挿通孔をそれぞれ有す
る２つ割りの絶縁部材、挿通孔内に配設される接続導
体、および絶縁部材に挟着されるとともに接続導体に電
気的に接続される導電パターンが形成されたソケット回
路基板を有し、嵌合凹部に嵌合されて器具本体に機械的
に着脱自在に取り付けられるランプ保持体と；を具備したことを特徴とする照明器具。
【請求項２】嵌合凹部、嵌合凹部に配設される給電用の
コネクタ、コネクタに設けられるコネクタ片受け孔、お
よび機種に応じたガード受け孔を有する器具本体と；ランプの接続ピンが差し込まれる挿通孔をそれぞれ有す
る２つ割りの絶縁部材、挿通孔内に配設される接続導
体、絶縁部材に挟着されるとともに接続導体に電気的に
接続される導電パターンが形成されたソケット回路基
板、ソケット回路基板に形成されコネクタ片受け孔に差
し込まれるコネクタ片、およびコネクタ片の両面に相対
向して突設され機種に応じて対応するガード受け孔に差
し込まれるガードを有し、嵌合凹部に嵌合されて器具本
体に機械的に着脱自在に取り付けられるランプ保持体
と；を具備したことを特徴とする照明器具。