JP2774074B2 - 乗物の補助シートユニット - Google Patents
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- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
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- B60N3/06—Arrangements or adaptations of other passenger fittings, not otherwise provided for of footrests
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60N—SEATS SPECIALLY ADAPTED FOR VEHICLES; VEHICLE PASSENGER ACCOMMODATION NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- B60N2/00—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles
- B60N2/24—Seats specially adapted for vehicles; Arrangement or mounting of seats in vehicles for particular purposes or particular vehicles
- B60N2/30—Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats
- B60N2/3002—Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats back-rest movements
- B60N2/3004—Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats back-rest movements by rotation only
- B60N2/3009—Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats back-rest movements by rotation only about transversal axis
- B60N2/3013—Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats back-rest movements by rotation only about transversal axis the back-rest being hinged on the vehicle frame
-
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- B60N2/3072—Non-dismountable or dismountable seats storable in a non-use position, e.g. foldable spare seats on a lower level of a multi-level vehicle floor
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Aviation & Aerospace Engineering (AREA)
- Seats For Vehicles (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、乗物、特に、地上自動
乗物用の折り畳み式の補助シートユニットに関する。
乗物用の折り畳み式の補助シートユニットに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来から、「エステート・カー」と称さ
れる地上自動乗物の車体の床（プラットフォーム）の長
さは、一般に、その基本となる「サルーン」と称される
地上自動乗物の車体の床よりも長い。かかる構造は、例
えば、貨物又はその他のものに関してその自動車の積載
能力を増すことを可能にするのみならず、必要であれ
ば、人間が乗るためのシート数を増やすことをも可能に
する。実際上、「エステート・カー」と称される自動車
の場合、例えば、従来の後部シート列の後方に第三のシ
ート列を配置するような、その他のシートを装備するの
に十分なスペースがある。このようにして、この第三の
シート列には、比較的小さい体形の大人、又は子供が座
ることができる。そして、そうすることによって、現
在、一般に「ファミリー・カー」と称される乗物とな
る。
れる地上自動乗物の車体の床（プラットフォーム）の長
さは、一般に、その基本となる「サルーン」と称される
地上自動乗物の車体の床よりも長い。かかる構造は、例
えば、貨物又はその他のものに関してその自動車の積載
能力を増すことを可能にするのみならず、必要であれ
ば、人間が乗るためのシート数を増やすことをも可能に
する。実際上、「エステート・カー」と称される自動車
の場合、例えば、従来の後部シート列の後方に第三のシ
ート列を配置するような、その他のシートを装備するの
に十分なスペースがある。このようにして、この第三の
シート列には、比較的小さい体形の大人、又は子供が座
ることができる。そして、そうすることによって、現
在、一般に「ファミリー・カー」と称される乗物とな
る。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、「サル
ーン」型自動車を基本とする「エステート・カー」と、
「ファミリー・カー」と称される自動車とは、明確に異
なる別型式のものである。「ファミリー・カー」は、特
に、第三のシートユニット列に人間が座っていないと
き、その部分の車体の床は、第三のシートユニット列が
存在することによって（たとえフラップ型シートユニッ
ト等のようにして少なくともその一部を折り畳むことが
可能であったとしても）、荷物を置くときの邪魔にな
り、その結果、荷重積載能力は小さくなる。
ーン」型自動車を基本とする「エステート・カー」と、
「ファミリー・カー」と称される自動車とは、明確に異
なる別型式のものである。「ファミリー・カー」は、特
に、第三のシートユニット列に人間が座っていないと
き、その部分の車体の床は、第三のシートユニット列が
存在することによって（たとえフラップ型シートユニッ
ト等のようにして少なくともその一部を折り畳むことが
可能であったとしても）、荷物を置くときの邪魔にな
り、その結果、荷重積載能力は小さくなる。
【０００４】故に、この第三のシートユニット列が存在
することは、特にそこに人間が座っていないときに、短
所となることが理解されよう。この種の問題点の解決手
段は、仏国特許第１，５５２，８９４号の明細書に開示
されている。この文献における解決策によれば、第三の
シートユニット列は、「エステート・カー」等に使用さ
れる着脱式のフレームによって支持されている。この支
持フレームは、子供が座ることを可能にし、また、所望
であれば、そのシートユニットを自動車から引き出し
て、ピクニック用テーブルに転用することが可能であ
る。
することは、特にそこに人間が座っていないときに、短
所となることが理解されよう。この種の問題点の解決手
段は、仏国特許第１，５５２，８９４号の明細書に開示
されている。この文献における解決策によれば、第三の
シートユニット列は、「エステート・カー」等に使用さ
れる着脱式のフレームによって支持されている。この支
持フレームは、子供が座ることを可能にし、また、所望
であれば、そのシートユニットを自動車から引き出し
て、ピクニック用テーブルに転用することが可能であ
る。
【０００５】しかし、この解決策は、全ての状況に適し
ているとは限らない。特に、この付属品としての支持フ
レームは、比較的嵩張り、相当なスペースを占めるの
で、そのシートを使用しないという理由で自動車内に残
す場合に、後部床のスペースをどうするかという問題と
なる。一方、自動車から引き出して、折り畳んでおくの
であれば、今度はガレージ又は地下駐車場のスペースが
問題となる。更に、この付属品としての支持フレーム
は、それを車体の床に固定する点、及び自動車のシート
ユニットに通常装備されている安全ベルトを定着させる
点の双方についての安全基準を満足させることが望まれ
るときに、それが可能であるかについて非常に難しい問
題をかかえる。更に、この解決策によれば、第三のシー
トユニット列に座る人に十分な快適さを与えることがで
きない。
ているとは限らない。特に、この付属品としての支持フ
レームは、比較的嵩張り、相当なスペースを占めるの
で、そのシートを使用しないという理由で自動車内に残
す場合に、後部床のスペースをどうするかという問題と
なる。一方、自動車から引き出して、折り畳んでおくの
であれば、今度はガレージ又は地下駐車場のスペースが
問題となる。更に、この付属品としての支持フレーム
は、それを車体の床に固定する点、及び自動車のシート
ユニットに通常装備されている安全ベルトを定着させる
点の双方についての安全基準を満足させることが望まれ
るときに、それが可能であるかについて非常に難しい問
題をかかえる。更に、この解決策によれば、第三のシー
トユニット列に座る人に十分な快適さを与えることがで
きない。
【０００６】本発明の一つの目的は、床の下にスペアタ
イヤを配置するようか苛酷な状況でも乗物に装備するこ
とができ、また、床において折り畳むことのできるよう
になされ、十分に大きな快適さを与えることのできる、
改良された補助シートユニットを提供することによっ
て、上述したような問題点を解決することである。
イヤを配置するようか苛酷な状況でも乗物に装備するこ
とができ、また、床において折り畳むことのできるよう
になされ、十分に大きな快適さを与えることのできる、
改良された補助シートユニットを提供することによっ
て、上述したような問題点を解決することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、開口部
と、シートユニットを収容可能であり且つシートユニッ
ト収容時には可動カバーによって閉じられる空間を画成
する底部および側壁とを備えているキャビティが設けら
れた乗物の床に折り畳めるようにして該乗物に装備可能
な補助シートユニットにして、側部材、外側クロスバー
および内側クロスバーを有するフレームが設けられたシ
ート本体と、側部柱、上方クロス部材および下方クロス
部材を有するフレームが設けられた背もたれと、を備え
た補助シートユニットにおいて、その各々が、前記底部
に着座し得るようにした自由端部分と、枢着ピンによっ
て前記背もたれの側部柱に接続された定着端部分と、枢
着ピンによってシートの側部材に接続された中間部分と
を備える二つの側部アームと、シートユニットおよびカ
バーの枢軸を画成し、前記キャビティの前記開口部に近
接してキャビティの側壁に固定された固定部分と、前記
背もたれのフレームおよび前記カバーを支承する可動部
分とを備える関節部と、前記背もたれのフレームに対し
て固定され且つフック形状をしており、シートユニット
が前記キャビティ内の折り畳み位置から枢動して該キャ
ビティから出た後に、前記シート本体の前記フレームの
前記内側クロスバーと協働してシートユニットを人間が
座ることが出来るような展開位置に維持可能な少なくと
も一つのフック形状の支持体にして、シートユニットに
座る人間の体重によってシートがある方向に傾動する傾
向となることにより前記シート本体の前記フレームの前
記内側クロスバーが確実に嵌まり且つその状態を維持さ
れるようになされたフック形状の支持体を有する拘束手
段と、を備え、シートユニットが展開位置から折り畳み
位置に移行するとき、シート本体および背もたれが、枢
軸が伸長する方向と直角の方向に相対的にずれるような
状態になるように、前記枢着ピンが配置されていること
を特徴とする補助シートユニットが提供される。
と、シートユニットを収容可能であり且つシートユニッ
ト収容時には可動カバーによって閉じられる空間を画成
する底部および側壁とを備えているキャビティが設けら
れた乗物の床に折り畳めるようにして該乗物に装備可能
な補助シートユニットにして、側部材、外側クロスバー
および内側クロスバーを有するフレームが設けられたシ
ート本体と、側部柱、上方クロス部材および下方クロス
部材を有するフレームが設けられた背もたれと、を備え
た補助シートユニットにおいて、その各々が、前記底部
に着座し得るようにした自由端部分と、枢着ピンによっ
て前記背もたれの側部柱に接続された定着端部分と、枢
着ピンによってシートの側部材に接続された中間部分と
を備える二つの側部アームと、シートユニットおよびカ
バーの枢軸を画成し、前記キャビティの前記開口部に近
接してキャビティの側壁に固定された固定部分と、前記
背もたれのフレームおよび前記カバーを支承する可動部
分とを備える関節部と、前記背もたれのフレームに対し
て固定され且つフック形状をしており、シートユニット
が前記キャビティ内の折り畳み位置から枢動して該キャ
ビティから出た後に、前記シート本体の前記フレームの
前記内側クロスバーと協働してシートユニットを人間が
座ることが出来るような展開位置に維持可能な少なくと
も一つのフック形状の支持体にして、シートユニットに
座る人間の体重によってシートがある方向に傾動する傾
向となることにより前記シート本体の前記フレームの前
記内側クロスバーが確実に嵌まり且つその状態を維持さ
れるようになされたフック形状の支持体を有する拘束手
段と、を備え、シートユニットが展開位置から折り畳み
位置に移行するとき、シート本体および背もたれが、枢
軸が伸長する方向と直角の方向に相対的にずれるような
状態になるように、前記枢着ピンが配置されていること
を特徴とする補助シートユニットが提供される。
【０００８】運動力学の観点を取り入れて検討した結
果、シートをその展開位置に起こしたとき、座った人間
に最大の快適さを付与することと、シートを折り畳み位
置に折り畳んだときに、全体の寸法が最小になるように
することとを組み合わせることが可能であることがわか
った。
果、シートをその展開位置に起こしたとき、座った人間
に最大の快適さを付与することと、シートを折り畳み位
置に折り畳んだときに、全体の寸法が最小になるように
することとを組み合わせることが可能であることがわか
った。
【０００９】
【実施例】本発明の更なる特徴は、一例として掲げた、
添付図面に関する以下の詳細な説明、及び添付図面から
明らかになるであろう。
添付図面に関する以下の詳細な説明、及び添付図面から
明らかになるであろう。
【００１０】乗物、特に、地上乗物（例えば自動車）及
び折り畳み型シートユニットは、当該技術分野で周知で
あるため、以下には、本発明に直接、又は間接的に関係
する事項についてのみ説明する。その他の点について
は、該当する技術分野の当業者は、発生するかも知れな
い個々の問題点に関し、現在利用可能である従来技術の
解決策を用いて、これらを容易に理解することが可能で
あろう。
び折り畳み型シートユニットは、当該技術分野で周知で
あるため、以下には、本発明に直接、又は間接的に関係
する事項についてのみ説明する。その他の点について
は、該当する技術分野の当業者は、発生するかも知れな
い個々の問題点に関し、現在利用可能である従来技術の
解決策を用いて、これらを容易に理解することが可能で
あろう。
【００１１】以下の説明においては、それぞれの実施例
ないし変形例について、同種の構成要素は同一の参照符
号を使用して説明する。
ないし変形例について、同種の構成要素は同一の参照符
号を使用して説明する。
【００１２】説明の便宜上、製造方法、使用方法及び操
作方法などを説明する前に、本発明の改良に係る折り畳
み型補助シートユニットの各構成要素について、順次、
説明する。
作方法などを説明する前に、本発明の改良に係る折り畳
み型補助シートユニットの各構成要素について、順次、
説明する。
【００１３】以下の説明においては、本発明によるシー
トユニットを、特に、「エステート・カー」と称される
乗物に適用した場合について説明する。また、状況とし
ては、後部シートユニット列に人が座っている状態のみ
が示され、床は概略図で示してある。ただし、この適用
例は、本発明の適用範囲を限定するものではなく、本発
明によるシートは、例えば、「クーペ」又は「コンバー
ティブル」などのようなその他の地上乗物にも適用可能
である。
トユニットを、特に、「エステート・カー」と称される
乗物に適用した場合について説明する。また、状況とし
ては、後部シートユニット列に人が座っている状態のみ
が示され、床は概略図で示してある。ただし、この適用
例は、本発明の適用範囲を限定するものではなく、本発
明によるシートは、例えば、「クーペ」又は「コンバー
ティブル」などのようなその他の地上乗物にも適用可能
である。
【００１４】添付図面から理解されるように、乗物の床
１０は、キャビティ１１、ピット、ボックス、コンテナ
等を形成し得るような形状にしてある。このキャビティ
１１は、開口部１１１と、底部１１２及び側壁１１３
（共に包囲体１１０を形成する）とを備えている。必要
であれば、以下に明らかになる理由のため、キャビティ
１１の開口部１１１の少なくとも一部は、切込み溝１４
（あるいはこれに類するもの）と境を接するようにす
る。
１０は、キャビティ１１、ピット、ボックス、コンテナ
等を形成し得るような形状にしてある。このキャビティ
１１は、開口部１１１と、底部１１２及び側壁１１３
（共に包囲体１１０を形成する）とを備えている。必要
であれば、以下に明らかになる理由のため、キャビティ
１１の開口部１１１の少なくとも一部は、切込み溝１４
（あるいはこれに類するもの）と境を接するようにす
る。
【００１５】カバー１２は、シートユニットをその内に
配置したとき、キャビティ１１の開口部１１１を閉じる
ことを可能にする。該カバー１２は、床の伸長部内に位
置し、キャビティ１１を閉じるために、該キャビティ１
１の上に載ったとき、その連続性を確保する。キャビテ
ィ１１を閉じたとき、外側から見えるこのカバー１２の
表面には、必要であれば、例えば、乗物の貨物室に従来
から使用されているパイルカーペット、又はゴム、或は
エラストマーから成るカーペットのようなクラッド材１
２０を敷くことも出来る。このカバー１２は、二つの独
立的な部分から形成し、この独立的な部分の一方は、大
形の板材１２１で形成する一方、その他方は、その具体
的な機能を以下に説明する小形の板材１２２で形成する
ことが望ましい。ここでは、小形の板材１２２は可動式
であり、少なくとも１つのヒンジ１２２１等によって、
キャビティの開口部１１１に近接するように床１０に取
り付けられていると説明するだけで十分であろう。結局
のところ、小形の板材１２２は、以下に説明する理由の
ため、図１に示すような傾斜した姿勢でキャビティ１１
内に支持されることが可能である。また、小形の板材１
２２は、キャビティ１１から外に完全に持ち上げられる
ことが出来、必要であれば、図３に示した位置から半回
転させて旋回させた後に、床に接するように配置するこ
とが出来る。大形の板材１２１及び小形の板材１２２を
備える構成要素の一つとして、図３に示すように、大形
の板材１２１がキャビティ１１の開口部の一部を閉じる
とき、小形の板材１２２を大形の板材１２１の伸長部内
で固定し得るよう、つまみ又はＬ字形断面の部材のよう
なストッパ１２３を設けることが望ましい。この目的
上、このとき、大形の板材１２１は、図３に示すよう
に、切込み溝１１４内に着座している。
配置したとき、キャビティ１１の開口部１１１を閉じる
ことを可能にする。該カバー１２は、床の伸長部内に位
置し、キャビティ１１を閉じるために、該キャビティ１
１の上に載ったとき、その連続性を確保する。キャビテ
ィ１１を閉じたとき、外側から見えるこのカバー１２の
表面には、必要であれば、例えば、乗物の貨物室に従来
から使用されているパイルカーペット、又はゴム、或は
エラストマーから成るカーペットのようなクラッド材１
２０を敷くことも出来る。このカバー１２は、二つの独
立的な部分から形成し、この独立的な部分の一方は、大
形の板材１２１で形成する一方、その他方は、その具体
的な機能を以下に説明する小形の板材１２２で形成する
ことが望ましい。ここでは、小形の板材１２２は可動式
であり、少なくとも１つのヒンジ１２２１等によって、
キャビティの開口部１１１に近接するように床１０に取
り付けられていると説明するだけで十分であろう。結局
のところ、小形の板材１２２は、以下に説明する理由の
ため、図１に示すような傾斜した姿勢でキャビティ１１
内に支持されることが可能である。また、小形の板材１
２２は、キャビティ１１から外に完全に持ち上げられる
ことが出来、必要であれば、図３に示した位置から半回
転させて旋回させた後に、床に接するように配置するこ
とが出来る。大形の板材１２１及び小形の板材１２２を
備える構成要素の一つとして、図３に示すように、大形
の板材１２１がキャビティ１１の開口部の一部を閉じる
とき、小形の板材１２２を大形の板材１２１の伸長部内
で固定し得るよう、つまみ又はＬ字形断面の部材のよう
なストッパ１２３を設けることが望ましい。この目的
上、このとき、大形の板材１２１は、図３に示すよう
に、切込み溝１１４内に着座している。
【００１６】シートユニット２０は、カバー１２によっ
て閉じられたキャビティ１１内に折り畳まれた位置と、
人間が座ることの出来るようキャビティ１１外に展開さ
れた位置との間にて可動である。シートユニット２０
は、主として、シート本体２１と、背もたれ２２と、ア
ーム２３と、関節部２４と、拘束手段２５とを備えてい
る。
て閉じられたキャビティ１１内に折り畳まれた位置と、
人間が座ることの出来るようキャビティ１１外に展開さ
れた位置との間にて可動である。シートユニット２０
は、主として、シート本体２１と、背もたれ２２と、ア
ーム２３と、関節部２４と、拘束手段２５とを備えてい
る。
【００１７】シート本体２１は、側部材２１１１と、外
側及び内側バー２１１２とを有するフレーム２１１を備
えている。例えば、溶接管で製造した任意の従来型式の
このフレームは、支持要素２１２を受け入れ得るように
してあり、この支持要素の上に人間が背中及び大腿部を
乗せて座る。この支持要素は、望ましくは、パッド、詰
物又はクッションの側部ロール及び縦ロールを備えて、
布地片又はシート等で形成される。
側及び内側バー２１１２とを有するフレーム２１１を備
えている。例えば、溶接管で製造した任意の従来型式の
このフレームは、支持要素２１２を受け入れ得るように
してあり、この支持要素の上に人間が背中及び大腿部を
乗せて座る。この支持要素は、望ましくは、パッド、詰
物又はクッションの側部ロール及び縦ロールを備えて、
布地片又はシート等で形成される。
【００１８】背もたれ２２は、側部柱２１１１と、上方
及び下方クロス部材２２１２とを備えるフレーム２２１
にて形成される。このフレームは、シートのフレームに
関して上述したように、任意の適当な公知の型式とす
る。このフレームは、クッションの支持要素に関して上
述した現在の従来型式の支持要素２２２を受け入れ得る
ようにしてある。該背もたれ２２には、図示するよう
に、ヘッドレスト２２３と、側部パッドロールとを設け
ることが望ましい。
及び下方クロス部材２２１２とを備えるフレーム２２１
にて形成される。このフレームは、シートのフレームに
関して上述したように、任意の適当な公知の型式とす
る。このフレームは、クッションの支持要素に関して上
述した現在の従来型式の支持要素２２２を受け入れ得る
ようにしてある。該背もたれ２２には、図示するよう
に、ヘッドレスト２２３と、側部パッドロールとを設け
ることが望ましい。
【００１９】二つの側部アーム２３の各々は、底部１１
２に着座し得るようにした自由端部分２３１と、例え
ば、上方クロス部材２２１２に近接して枢着ピン２３２
０により背もたれ２２の側部柱２２１１に接続された定
着端部分２３２と、例えば、内側バー２１１２に近接し
て枢着ピン２３３０によりシート２１の側部材２１１１
に接続された中間部分２３３とを備えている。これらの
全ては、図２に特に明確に示してある。枢着ピン２３２
０、２３３０は、ピン、スタッド等がその内部に係合し
た軸受、又は開口部等により形成された任意の適当な型
式でよい。
２に着座し得るようにした自由端部分２３１と、例え
ば、上方クロス部材２２１２に近接して枢着ピン２３２
０により背もたれ２２の側部柱２２１１に接続された定
着端部分２３２と、例えば、内側バー２１１２に近接し
て枢着ピン２３３０によりシート２１の側部材２１１１
に接続された中間部分２３３とを備えている。これらの
全ては、図２に特に明確に示してある。枢着ピン２３２
０、２３３０は、ピン、スタッド等がその内部に係合し
た軸受、又は開口部等により形成された任意の適当な型
式でよい。
【００２０】少なくとも一つのヒンジ等のような任意の
適当な公知の型式の関節部２４が枢軸２４０を形成す
る。この関節部２４は、二つの部分２４１、２４２を備
えている。部分２４１は、その開口部１１１に近接して
キャビティ１１の側壁１１３に強固に固定されている。
この固定部分２４１は、例えば、図示するようにねじ止
め、又はリベット止め、溶接、接着剤等のような適当な
任意の従来の方法で固着されている。可動部分２４２
は、図示するように、背もたれ２２のフレーム２２１の
下方クロス部材２２１２に接続されている。この下方ク
ロス部材は、例えば、ねじ止め、リベット止め、溶接、
接着剤等のような適当な任意の従来の方法で可動部分に
固定されている。理解されるように、カバーの大形の板
材１２１は、背もたれ２２のフレーム２２１により支持
され、該フレームに、例えば、ねじ止め、接着剤等のよ
うな任意の適当な方法で保持されている。
適当な公知の型式の関節部２４が枢軸２４０を形成す
る。この関節部２４は、二つの部分２４１、２４２を備
えている。部分２４１は、その開口部１１１に近接して
キャビティ１１の側壁１１３に強固に固定されている。
この固定部分２４１は、例えば、図示するようにねじ止
め、又はリベット止め、溶接、接着剤等のような適当な
任意の従来の方法で固着されている。可動部分２４２
は、図示するように、背もたれ２２のフレーム２２１の
下方クロス部材２２１２に接続されている。この下方ク
ロス部材は、例えば、ねじ止め、リベット止め、溶接、
接着剤等のような適当な任意の従来の方法で可動部分に
固定されている。理解されるように、カバーの大形の板
材１２１は、背もたれ２２のフレーム２２１により支持
され、該フレームに、例えば、ねじ止め、接着剤等のよ
うな任意の適当な方法で保持されている。
【００２１】拘束手段２５は、特に、関節部の可動部分
２４２の上に支持体２５１を備えている。この支持体２
５１は、シートと、より具体的には、シートの内側バー
２１１２と協働し得るようにしてある。この支持体２５
１は、弾性的に延伸可能であり、以下に説明する理由の
ため、テーパー付きの入口を有するリラ形の形状である
ことが望ましい少なくとも一つのフックの形態をしてい
る。このフックは、枢軸２４０に向けて方向決めされて
いる、即ち、枢軸２４０を向くようにしてあることに注
目すべきである。この支持体は、図示するように、可動
部分と一体とし、又は該可動部分の上に取り付ける。拘
束手段２５は、キャビティ１１内に配置され、アーム２
３の少なくとも一つの自由端部分２３１と協働し得るよ
うにした少なくとも一つのストッパ２５２を更に備える
ことが望ましい。このストッパ２５２は、例えば、ねじ
止め、溶接等のような適当な任意の方法にてキャビティ
１１内に固定されたＬ字形部材２５２１と、適当な任意
の従来の方法でアーム２３の自由端部分２３１に固定さ
れたスタッド２５２２、突起等とを備えている。これ
は、全て添付図面の図２に特に明確に示してある。Ｌ字
形断面部材２５２１は、キャビティ１１の底部又は側壁
に固定されて、スタッド２５２２が突出する側のアーム
の側に配置されている。本発明による折り畳み型補助シ
ートユニットの構成要素は、現在の従来型式の材料で製
造し、従来の技術に従って、切断、成形及び組み立てが
為される。
２４２の上に支持体２５１を備えている。この支持体２
５１は、シートと、より具体的には、シートの内側バー
２１１２と協働し得るようにしてある。この支持体２５
１は、弾性的に延伸可能であり、以下に説明する理由の
ため、テーパー付きの入口を有するリラ形の形状である
ことが望ましい少なくとも一つのフックの形態をしてい
る。このフックは、枢軸２４０に向けて方向決めされて
いる、即ち、枢軸２４０を向くようにしてあることに注
目すべきである。この支持体は、図示するように、可動
部分と一体とし、又は該可動部分の上に取り付ける。拘
束手段２５は、キャビティ１１内に配置され、アーム２
３の少なくとも一つの自由端部分２３１と協働し得るよ
うにした少なくとも一つのストッパ２５２を更に備える
ことが望ましい。このストッパ２５２は、例えば、ねじ
止め、溶接等のような適当な任意の方法にてキャビティ
１１内に固定されたＬ字形部材２５２１と、適当な任意
の従来の方法でアーム２３の自由端部分２３１に固定さ
れたスタッド２５２２、突起等とを備えている。これ
は、全て添付図面の図２に特に明確に示してある。Ｌ字
形断面部材２５２１は、キャビティ１１の底部又は側壁
に固定されて、スタッド２５２２が突出する側のアーム
の側に配置されている。本発明による折り畳み型補助シ
ートユニットの構成要素は、現在の従来型式の材料で製
造し、従来の技術に従って、切断、成形及び組み立てが
為される。
【００２２】全ての構成要素は、添付図面に明確に示す
ように、一体化され、組み立てられ且つ取り付けられ
る。
ように、一体化され、組み立てられ且つ取り付けられ
る。
【００２３】
【作用】次に、本発明によるシートユニットの作用につ
いて説明する。
いて説明する。
【００２４】本発明によるシートユニットが、最初に、
図１及び図２に示した展開位置にあるものと仮定する。
この位置にあるとき、シートのフレームの内側クロスバ
ー２１１２、即ち、背もたれ寄りのクロスバーは、拘束
手段の支持体の少なくとも一つのフック２５１１内に保
持されて、又、アーム２３の各々の自由端部分２３１
は、自由な状態で床のキャビティの底部１１２に押し付
けられている。又、枢着ピン２３３０の選択した位置
は、次のような位置であることが理解されよう。即ち、
人間が通常、本発明によるシートユニットに座るとき、
この枢着ピンに関して、その人の重心がシートの外側ク
ロスバーに隣接して、即ち、背もたれから離れた位置と
なり、その人間の体重が、通常、内側クロスバーがフッ
クに嵌まることを確実にし且つその状態を保つのに有利
な方向に向けてシートを傾動させるような方向となるよ
うにする。また、シートユニットの枢着ピン２３２０、
２３３０及び内側クロスバー２１１２は、展開位置にあ
るとき、シートユニットに対して略絶対的な堅固さを付
与する三角形を形成することも理解されよう。故に、本
発明によるシートユニットは、特に、関節部２４によっ
て概ね関節動作されるが、アームの自由端部分をキャビ
ティの底部に支承するだけで、その安定性を確実にする
のに十分であることが理解されよう。
図１及び図２に示した展開位置にあるものと仮定する。
この位置にあるとき、シートのフレームの内側クロスバ
ー２１１２、即ち、背もたれ寄りのクロスバーは、拘束
手段の支持体の少なくとも一つのフック２５１１内に保
持されて、又、アーム２３の各々の自由端部分２３１
は、自由な状態で床のキャビティの底部１１２に押し付
けられている。又、枢着ピン２３３０の選択した位置
は、次のような位置であることが理解されよう。即ち、
人間が通常、本発明によるシートユニットに座るとき、
この枢着ピンに関して、その人の重心がシートの外側ク
ロスバーに隣接して、即ち、背もたれから離れた位置と
なり、その人間の体重が、通常、内側クロスバーがフッ
クに嵌まることを確実にし且つその状態を保つのに有利
な方向に向けてシートを傾動させるような方向となるよ
うにする。また、シートユニットの枢着ピン２３２０、
２３３０及び内側クロスバー２１１２は、展開位置にあ
るとき、シートユニットに対して略絶対的な堅固さを付
与する三角形を形成することも理解されよう。故に、本
発明によるシートユニットは、特に、関節部２４によっ
て概ね関節動作されるが、アームの自由端部分をキャビ
ティの底部に支承するだけで、その安定性を確実にする
のに十分であることが理解されよう。
【００２５】しかしながら、図１に示すように、シート
に座った人間がカバー１２の細い柱１２２によって形成
された足載せ台を極めて強く押し付けるならば、又は乗
物に関して大きい長手方向モーメントを持った衝撃が前
面から加わる場合、シートユニットは、図１及び図２に
示すように、その関節部２４を中心として反時計方向に
傾動する傾向となる。この望ましくない作用は、ストッ
パ２５２が存在することで阻止され、該ストッパのＬ字
形断面形状の部材２５２１がかかる望ましくない傾動に
対抗し得るように正確に方向決めされている。
に座った人間がカバー１２の細い柱１２２によって形成
された足載せ台を極めて強く押し付けるならば、又は乗
物に関して大きい長手方向モーメントを持った衝撃が前
面から加わる場合、シートユニットは、図１及び図２に
示すように、その関節部２４を中心として反時計方向に
傾動する傾向となる。この望ましくない作用は、ストッ
パ２５２が存在することで阻止され、該ストッパのＬ字
形断面形状の部材２５２１がかかる望ましくない傾動に
対抗し得るように正確に方向決めされている。
【００２６】次に、本発明のシートに座った人が立上
り、シートユニットをそのキャビティ内の折り畳み位置
に戻そうとする場合には、次の手順を行う。
り、シートユニットをそのキャビティ内の折り畳み位置
に戻そうとする場合には、次の手順を行う。
【００２７】乗物のハッチバック等（図示せず）を予め
開けて、キャビティの底部の傾動した小さい足載せ台を
引き出して、必要であれば、床に着座し、又は落下させ
ることによってキャビティから外に旋回させる。シート
の外側クロスバーは、保持して、図に示した反時計方向
に持ち上げることが出来る。この間に、内側クロスバー
は、拘束手段のフックとの係合から解放させる。次に、
外側クロスバーを引張ってシートユニットのシート本体
を手前に引張れば十分である。このようにして、上述の
三角形が「解消され」、これでシート及びシートユニッ
トの背もたれが互いに関して枢動することが可能とな
る。次に、そのスタッドがストッパのＬ字形部材との係
合を脱するような方法でアームの自由端が関節部から離
れる方向に向けてキャビティの底部に沿って摺動する。
背もたれは、カバーの大形の板材と共に、折り畳まれ
て、水平位置となり、又、床の高さに関してくぼませた
切込み溝に対して該板材の縁部が押し付けられる。次
に、カバーの足載せ台を旋回させ、該足載せ台が当接部
に押し付けられ、これによって、図３に示すように、乗
物の床の他の部分の伸長部に位置するカバーによって、
再度、略完全な平坦面を構成して、操作が完了する。
開けて、キャビティの底部の傾動した小さい足載せ台を
引き出して、必要であれば、床に着座し、又は落下させ
ることによってキャビティから外に旋回させる。シート
の外側クロスバーは、保持して、図に示した反時計方向
に持ち上げることが出来る。この間に、内側クロスバー
は、拘束手段のフックとの係合から解放させる。次に、
外側クロスバーを引張ってシートユニットのシート本体
を手前に引張れば十分である。このようにして、上述の
三角形が「解消され」、これでシート及びシートユニッ
トの背もたれが互いに関して枢動することが可能とな
る。次に、そのスタッドがストッパのＬ字形部材との係
合を脱するような方法でアームの自由端が関節部から離
れる方向に向けてキャビティの底部に沿って摺動する。
背もたれは、カバーの大形の板材と共に、折り畳まれ
て、水平位置となり、又、床の高さに関してくぼませた
切込み溝に対して該板材の縁部が押し付けられる。次
に、カバーの足載せ台を旋回させ、該足載せ台が当接部
に押し付けられ、これによって、図３に示すように、乗
物の床の他の部分の伸長部に位置するカバーによって、
再度、略完全な平坦面を構成して、操作が完了する。
【００２８】本発明によるシートユニットが図１及び図
２に示したその展開位置から図３に示したその折り畳み
位置に移行するとき、シート本体が変位して、関節部が
位置する位置から離れたキャビティの端部に近接した位
置になることを理解すべきである。このことは、このよ
うにして、背もたれをシート本体に関して「長手方向」
にずらすことが出来るから、著しく有利なことである。
可能な限り「厚さ」を薄くし、又は「高さ」を低くし得
るように、背もたれ及びシートの支持要素が選択されて
いるのに拘わらず、支持体、特に、大腿部及び膝窩部分
の支持体を提供すべく採用された側部及び縦パッドロー
ルが相互に回避し合うから、このずらしは、シートユニ
ットの快適さを著しく増すものである。シートユニット
がこの折り畳み位置にあるときに、背もたれとシートと
の間のこの長手方向へのずれのため、当該パッド材ロー
ルは、干渉せずに、すなわち邪魔されることなく、キャ
ビティ内のそれ自体の特別の位置となる。特に、その長
さ、又は通常の高さにも拘わらず、ヘッドレストは、シ
ートの外側部分のパッド材の側部ロールび縦ロールを当
接させることなく、シートの中央領域の上方に容易に収
容することが可能である。これは、図４に明確に示して
ある。
２に示したその展開位置から図３に示したその折り畳み
位置に移行するとき、シート本体が変位して、関節部が
位置する位置から離れたキャビティの端部に近接した位
置になることを理解すべきである。このことは、このよ
うにして、背もたれをシート本体に関して「長手方向」
にずらすことが出来るから、著しく有利なことである。
可能な限り「厚さ」を薄くし、又は「高さ」を低くし得
るように、背もたれ及びシートの支持要素が選択されて
いるのに拘わらず、支持体、特に、大腿部及び膝窩部分
の支持体を提供すべく採用された側部及び縦パッドロー
ルが相互に回避し合うから、このずらしは、シートユニ
ットの快適さを著しく増すものである。シートユニット
がこの折り畳み位置にあるときに、背もたれとシートと
の間のこの長手方向へのずれのため、当該パッド材ロー
ルは、干渉せずに、すなわち邪魔されることなく、キャ
ビティ内のそれ自体の特別の位置となる。特に、その長
さ、又は通常の高さにも拘わらず、ヘッドレストは、シ
ートの外側部分のパッド材の側部ロールび縦ロールを当
接させることなく、シートの中央領域の上方に容易に収
容することが可能である。これは、図４に明確に示して
ある。
【００２９】次に、本発明の改良に係るシートユニット
は、最初に、図３に示した折り畳んだ位置にあるものと
仮定し、このシートをその展開位置に開く場合には、上
述と反対の手順を行えばよい。最初に、カバーの小形の
足載せ台を完全に持ち上げて、必要であれば、背もたれ
を僅かに持ち上げて操作し易くすることでシートの外側
クロスバーに押圧力を加える。次に、アームの自由端部
分は、関節部に向けた方向に摺動し、アームの自由端部
分により支持されたスタッドは、ストッパのＬ字形断面
部材内のその所定の位置を占める。次に、シートの外側
クロスバーを下降させて、フックの弾性的抵抗力に打ち
勝つようにリラ形のフック内に押し込めばよい。次に、
そのシートユニットを固定し、再度、小形の足載せ板材
を枢動させ、キャビティの底部に着座するその傾斜位置
となるようにすればよい。
は、最初に、図３に示した折り畳んだ位置にあるものと
仮定し、このシートをその展開位置に開く場合には、上
述と反対の手順を行えばよい。最初に、カバーの小形の
足載せ台を完全に持ち上げて、必要であれば、背もたれ
を僅かに持ち上げて操作し易くすることでシートの外側
クロスバーに押圧力を加える。次に、アームの自由端部
分は、関節部に向けた方向に摺動し、アームの自由端部
分により支持されたスタッドは、ストッパのＬ字形断面
部材内のその所定の位置を占める。次に、シートの外側
クロスバーを下降させて、フックの弾性的抵抗力に打ち
勝つようにリラ形のフック内に押し込めばよい。次に、
そのシートユニットを固定し、再度、小形の足載せ板材
を枢動させ、キャビティの底部に着座するその傾斜位置
となるようにすればよい。
【００３０】上記の説明は、このシートユニットが、例
えば、従来の１／３、２／３型シートユニットのよう
な、一部分又は完全に独立的な部分に分割可能であるか
どうかを問わず、一又は複数の作用位置を有するシート
ユニットにも当て嵌まることである。
えば、従来の１／３、２／３型シートユニットのよう
な、一部分又は完全に独立的な部分に分割可能であるか
どうかを問わず、一又は複数の作用位置を有するシート
ユニットにも当て嵌まることである。
【００３１】本発明の改良に係るシートユニットの実施
例に関して、そのシートに座った人が乗物の後方を向く
ような方向にある状態について説明した。その方向を反
対にすることに何の問題も無く、又、本発明のシートユ
ニットに座る人は、乗物の前端を向き又は乗物の側部方
向を向き、二つのシートユニットが対面状態となり、又
はその枢軸が乗物の長手方向軸線に対して平行となるよ
うに背中同士を合わせた状態にすることも可能であるこ
とが明らかである。
例に関して、そのシートに座った人が乗物の後方を向く
ような方向にある状態について説明した。その方向を反
対にすることに何の問題も無く、又、本発明のシートユ
ニットに座る人は、乗物の前端を向き又は乗物の側部方
向を向き、二つのシートユニットが対面状態となり、又
はその枢軸が乗物の長手方向軸線に対して平行となるよ
うに背中同士を合わせた状態にすることも可能であるこ
とが明らかである。
【００３２】
【発明の効果】上記の説明は、本発明によるシートユニ
ットを極めて単純な方法で形成することが出来、又極め
て簡単な運動力学を適用することが可能であることを示
すが、この運動力学は、軸線、枢着ピンの位置を慎重に
選択すること、及び変形不能な三角形を作り出すことに
より、シートユニットに対して「自己安定性」を提供す
るのに利用されている。このシートユニットは、比較的
低廉な価格であり、しかも、背もたれーヘッドレストの
ユニットを略平均的な高さにし、又、パッド保持ロール
をシート及び背もたれの支持要素上に配置することが可
能であるため、快適性を増進することが可能であり、こ
の快適性は、足載せ台が存在することで更に向上する。
ットを極めて単純な方法で形成することが出来、又極め
て簡単な運動力学を適用することが可能であることを示
すが、この運動力学は、軸線、枢着ピンの位置を慎重に
選択すること、及び変形不能な三角形を作り出すことに
より、シートユニットに対して「自己安定性」を提供す
るのに利用されている。このシートユニットは、比較的
低廉な価格であり、しかも、背もたれーヘッドレストの
ユニットを略平均的な高さにし、又、パッド保持ロール
をシート及び背もたれの支持要素上に配置することが可
能であるため、快適性を増進することが可能であり、こ
の快適性は、足載せ台が存在することで更に向上する。
【００３３】上記の説明を別にしても、枢軸が伸長する
方向に対し直角の方向に向けてシート本体及び背もたれ
の中心が大きくずれるようにしたため、折り畳んだ姿勢
にあるとき、本発明の改良に係るシートユニットは、厚
さ方向、又は垂直方向に占めるスペースが極めて小さ
く、シート及び背もたれのパッドロールが互いに関し及
びヘッドレストと干渉するのを回避して、シートの中空
部分内の位置を占めることが可能となる。更に、このシ
ートユニットは、全ての安全基準を満たすものでもあ
る。
方向に対し直角の方向に向けてシート本体及び背もたれ
の中心が大きくずれるようにしたため、折り畳んだ姿勢
にあるとき、本発明の改良に係るシートユニットは、厚
さ方向、又は垂直方向に占めるスペースが極めて小さ
く、シート及び背もたれのパッドロールが互いに関し及
びヘッドレストと干渉するのを回避して、シートの中空
部分内の位置を占めることが可能となる。更に、このシ
ートユニットは、全ての安全基準を満たすものでもあ
る。
【図１】人間が座った展開位置にあるときの、本発明の
補助シートの一実施例の概略図的な部分立面図である。
補助シートの一実施例の概略図的な部分立面図である。
【図２】図１のシートユニットの実施例の概略図的な部
分斜視図である。
分斜視図である。
【図３】図１及び図２のシートユニットの部品を断面図
で示す、概略図的な部分立面図である。
で示す、概略図的な部分立面図である。
【図４】相対的に長手方向にずらした背もたれ及びシー
ト間の重なり合った関係を示す、折り畳み位置にあると
きの本発明のシートユニットの実施例の概略図的な斜視
図である。
ト間の重なり合った関係を示す、折り畳み位置にあると
きの本発明のシートユニットの実施例の概略図的な斜視
図である。
１０ 車体の床 ２０ シートユ
ニット ２１ シート本体 ２２ シート背
もたれ ２３ 側部アーム ２４ 関節部 １１２ 底部 １１３ 側壁 １１４ 切込み溝 １２１ 大形の
板材 １２２ 小形の板材 ２１１、２２１
フレーム ２２３ シートのヘッドレスト ２３１ 自由端
部分 ２３２ 定着端部分 ２３３ 中間部
分 ２４０ 枢軸 ２４１ 固定部
分 ２４２ 可動部分 ２５２ ストッ
パ（拘束手段） ２１１１ 側部材 ２１１２ クロ
スバー ２２１１ 側部柱 ２２１２ クロ
ス部材 ２３２０、２３３０ 枢着ピン ２５１１ ストッパ（拘束手段） ２５２１ Ｌ字形部材 ２５２２ スタ
ッド
ニット ２１ シート本体 ２２ シート背
もたれ ２３ 側部アーム ２４ 関節部 １１２ 底部 １１３ 側壁 １１４ 切込み溝 １２１ 大形の
板材 １２２ 小形の板材 ２１１、２２１
フレーム ２２３ シートのヘッドレスト ２３１ 自由端
部分 ２３２ 定着端部分 ２３３ 中間部
分 ２４０ 枢軸 ２４１ 固定部
分 ２４２ 可動部分 ２５２ ストッ
パ（拘束手段） ２１１１ 側部材 ２１１２ クロ
スバー ２２１１ 側部柱 ２２１２ クロ
ス部材 ２３２０、２３３０ 枢着ピン ２５１１ ストッパ（拘束手段） ２５２１ Ｌ字形部材 ２５２２ スタ
ッド
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6，ＤＢ名) B60N 2/30
Claims (15)
- 【請求項１】 開口部と、シートユニットを収容可能で
あり且つシートユニット収容時には可動カバーによって
閉じられる空間を画成する底部および側壁とを備えてい
るキャビティが設けられた乗物の床に折り畳めるように
して該乗物に装備可能な補助シートユニットにして、 側部材、外側クロスバーおよび内側クロスバーを有する
フレームが設けられたシート本体と、側部柱、上方クロ
ス部材および下方クロス部材を有するフレームが設けら
れた背もたれと、を備えた補助シートユニットにおい
て、 その各々が、前記底部に着座し得るようにした自由端部
分と、枢着ピンによって前記背もたれの側部柱に接続さ
れた定着端部分と、枢着ピンによってシートの側部材に
接続された中間部分とを備える二つの側部アームと、 シートユニットおよびカバーの枢軸を画成し、前記キャ
ビティの前記開口部に近接してキャビティの側壁に固定
された固定部分と、前記背もたれのフレームおよび前記
カバーを支承する可動部分とを備える関節部と、 前記背もたれのフレームに対して固定され且つフック形
状をしており、シートユニットが前記キャビティ内の折
り畳み位置から枢動して該キャビティから出た後に、前
記シート本体の前記フレームの前記内側クロスバーと協
働してシートユニットを人間が座ることが出来るような
展開位置に維持可能な少なくとも一つのフック形状の支
持体にして、シートユニットに座る人間の体重によって
シートがある方向に傾動する傾向となることにより前記
シート本体の前記フレームの前記内側クロスバーが確実
に嵌まり且つその状態を維持されるようになされたフッ
ク形状の支持体を有する拘束手段と、を備え、 シートユニットが展開位置から折り畳み位置に移行する
とき、シート本体および背もたれが、枢軸が伸長する方
向と直角の方向に相対的にずれるような状態になるよう
に、前記枢着ピンが配置されていることを特徴とする補
助シートユニット。 - 【請求項２】 請求項１に記載のシートユニットにし
て、第一の枢軸が上方クロス部材に近接する位置に配置
され、第二の枢軸線が内側クロス部材に近接する位置に
配置されることを特徴とするシートユニット。 - 【請求項３】 請求項１又は２に記載のシートユニット
にして、前記フック形状の支持体が、弾性的に延伸可能
であり且つ竪琴状の形状であることを特徴とするシート
ユニット。 - 【請求項４】 請求項１乃至３の何れかに記載のシート
ユニットにして、前記拘束手段が、前記キャビティ内に
配置され、アームの少なくとも一つの自由端部分と協働
する少なくとも一つのストッパを備えることを特徴とす
るシートユニット。 - 【請求項５】 請求項４に記載のシートユニットにし
て、前記ストッパが、前記キャビティ内に固定されたＬ
字形部材と、前記アームの自由端部分に固定されたスタ
ッドとを備えることを特徴とするシートユニット。 - 【請求項６】 請求項１乃至５の何れかに記載のシート
ユニットにして、前記カバーが二つの独立的な部分から
形成されることを特徴とするシートユニット。 - 【請求項７】 請求項６に記載のシートユニットにし
て、前記カバーの前記部分の一つが、前記背もたれのフ
レームにより支持された第一の板材であり、該カバーの
前記他方が、キャビティに入ることの出来るように前記
キャビティの開口部に近接し且つ関節部から離れた位置
で床の上に取り付けられた可動で且つ小形の第二の板材
であることを特徴とするシートユニット。 - 【請求項８】 請求項１乃至７の何れかに記載のシート
ユニットにして、前記キャビティの開口部の少なくとも
一部が、シートユニットが折り畳んだ位置にあるとき、
その内部に局部的に着座するカバーを受け入れることの
出来る切込み溝と境を接していることを特徴とするシー
トユニット。 - 【請求項９】 請求項７又は８に記載のシートユニット
にして、前記第一の板材が、前記切込み溝内に着座する
ことが出来、前記要素の一方が第一の板材を備え、前記
小形の第二の板材には、シートユニットが折り畳んだ位
置にあるとき、小形の第二の板材を第一の板材の伸長部
内に固定するストッパが設けられることを特徴とするシ
ートユニット。 - 【請求項１０】 請求項７乃至９の何れかに記載のシー
トユニットにして、前記小形の第二の板材が、少なくと
も一つのヒンジによって床の上に取り付けられ、該第二
の板材が、足載せ台として機能する目的にてキャビティ
内に傾斜した姿勢に支持することを特徴とするシートユ
ニット。 - 【請求項１１】 請求項１乃至１０の何れかに記載のシ
ートユニットにして、前記フレームの各々が、座った人
間の身体を受け入れる支持要素を支持することを特徴と
するシートユニット。 - 【請求項１２】 請求項１１に記載のシートユニットに
して、前記支持要素の少なくとも一つには、パッドロー
ルが設けられることを特徴とするシートユニット。 - 【請求項１３】 請求項１乃至１２の何れかに記載のシ
ートユニットにして、前記背もたれには、ヘッドレスト
が設けられることを特徴とするシートユニット。 - 【請求項１４】 請求項１乃至１３の何れかに記載のシ
ートユニットにして、前記シートユニットの少なくとも
一部が、独立部分に分割されていることを特徴とするシ
ートユニット。 - 【請求項１５】 請求項１乃至１４の何れかに記載のシ
ートユニットにして、前記シートユニットが、乗物の後
部を向くように方向決めされていることを特徴とするシ
ートユニット。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR9312760A FR2711590B1 (fr) | 1993-10-26 | 1993-10-26 | Siège auxiliaire escamotable pour véhicule. |
| FR9312760 | 1993-10-26 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07315094A JPH07315094A (ja) | 1995-12-05 |
| JP2774074B2 true JP2774074B2 (ja) | 1998-07-09 |
Family
ID=9452225
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6262915A Expired - Lifetime JP2774074B2 (ja) | 1993-10-26 | 1994-10-26 | 乗物の補助シートユニット |
Country Status (6)
| Country | Link |
|---|---|
| US (1) | US5482346A (ja) |
| EP (1) | EP0649771B1 (ja) |
| JP (1) | JP2774074B2 (ja) |
| DE (1) | DE69400336T2 (ja) |
| ES (1) | ES2091109T3 (ja) |
| FR (1) | FR2711590B1 (ja) |
Families Citing this family (38)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
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