JP2770672B2 - 天井埋込型空気調和機 - Google Patents

天井埋込型空気調和機

Info

Publication number
JP2770672B2
JP2770672B2 JP4241314A JP24131492A JP2770672B2 JP 2770672 B2 JP2770672 B2 JP 2770672B2 JP 4241314 A JP4241314 A JP 4241314A JP 24131492 A JP24131492 A JP 24131492A JP 2770672 B2 JP2770672 B2 JP 2770672B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat insulating
insulating material
side plate
air
air conditioner
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP4241314A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0666431A (ja
Inventor
淳 梅田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Daikin Industries Ltd
Original Assignee
Daikin Kogyo Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Daikin Kogyo Co Ltd filed Critical Daikin Kogyo Co Ltd
Priority to JP4241314A priority Critical patent/JP2770672B2/ja
Publication of JPH0666431A publication Critical patent/JPH0666431A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2770672B2 publication Critical patent/JP2770672B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Duct Arrangements (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、天井埋込型空気調和
機に関するものであり、特に吐出空気による結露防止技
術に関している。
【0002】
【従来の技術】天井埋込型空気調和機(以後、単に空調
機と略称する)の本体を天井内に於いて据付ける従来の
技術としては、例えば実開平1−140429号公報の
第3図に開示されたものがあるが、次の様な構造を有し
ている。
【0003】即ち、空調機本体のケーシング(箱体)の
外面及び内面上に結露防止用の断熱材を貼付し、更に外
面側の断熱材の上から貫通孔を有する吊り金具をネジ止
めする。この吊り金具に天井内に配設された吊りボルト
を通し、ナット締めすることによって、空調機本体が据
付けられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上記従来技術
では断熱材の上から吊り金具をネジ止めしているため、
吊金具と接触した断熱材の部分が吊り金具によって押し
つぶされてしまうために、断熱効果が小さくなり、結露
するという問題が生じていた。更に吊り金具固定用に用
いたネジ自身の伝熱効果によっても、結露が生じてい
た。
【0005】これらの問題点を解決する従来の方法とし
ては、図5に示したものがある。即ち、ケーシングの第
1側板2b(断熱材が据付されている)上にネジ止めさ
れた吊り金具29の部分を覆いつくしてしまう様に、当
該部分上に新たな断熱材30を貼付けるものである。こ
の方法により、確かに結露を防止することができる。し
かしながら、新たな断熱材30を用いる結果、部品点数
の増大及びそれに伴う(貼付け)工数増加という問題が
生じていた。
【0006】本発明はこの様な問題点に鑑みなされたも
のであり、部品点数及び貼付工数を増大させることなく
結露防止機能を発揮し得る天井埋込型空気調和機を提供
しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
(a)第1及び第2側板を有する空気調和機本体の箱体
と、(b)第1及び第2側板の外面上に貼付された第1
断熱材と、(c)第1断熱材を介して第1側板に金具止
めされた吊り金具と、(d)箱体内部に第1及び第2側
板に対向して配設され、吐出空気の通路を形成する第2
断熱材と、(e)第1側板の内面と第2断熱材との間に
形成された空気層と、(f)第1側板と第1断熱材とを
貫通して空気層と外気とを繋げる通気孔とを備えたもの
である。
【0008】請求項2に係る発明は、第1側板に対向し
た第2断熱材の側面の角部と第1側板の内面との間に配
設された第1シール材と、前記第2断熱材の上面が配設
される前記箱体の天板と、化粧パネル上に配設され且つ
前記第1側板の下端と第2断熱材の下面とに接触した第
2シール材とによって、請求項1に於ける空気層を形成
したものである。
【0009】
【作用】請求項1に係る考案では、貫通孔を介して空気
層が外気と繋がっているため、空気層の温度が外気によ
って上昇され、外気の温度に近い値となる。
【0010】請求項2に係る考案では、空気層は第1及
び第2シール材と天板と第2断熱材とによって囲まれて
いる。従って、通気孔を介して空気層に流入した外気
は、空気層内の温度を高める。
【0011】
【実施例】
(1) 空調機の全体構成 図1は、この発明の一実施例である空調機を示した縦断
面図である。同図に示す通り、本体は、吊り金具7を介
して吊りボルト8に据付けられている。又、本体の下面
(底板)には、化粧パネル12が図示しないビスによっ
て取付けられており、化粧パネル12は天井面11の開
口部を覆っている。当該化粧パネル12は、その吸込口
に開閉自在な吸込グリル6を有しており、又、その吹出
口13は本体内部の通風路14に面している。
【0012】本体のケーシング10は鈑金(厚み1mm
程度)より成り、天板9と側板5とから構成される。
尚、側板5は、後述する第1側板に該当する。又、本図
には示されてはいないが、ケーシング10の外面上に
は、第1断熱材(発泡ポリエチレン等)が貼付されてい
る。この点については、後述する図4で明らかとなる。
更に、後述する空気層を側板5との間に形成する形で、
ケーシング10の内面側に、第2断熱材16が挿入配置
されている。この第2断熱材16は、発泡ポリエチレン
等の樹脂によって、その上面(天板9に対面する面)と
側面(側板5に対面する面)とが一体成形されている。
【0013】天板9に据付けられたファン3によって吸
込まれた空気は、送風機2によって熱交換器1へ送ら
れ、冷風又は熱風に変換される。そして、熱交換器1よ
り出た吐出空気24は通風路14を介して吹出口13か
ら吹出される。
【0014】次に、本発明の中核であるケーシング10
の側板とその周辺部の構造について、以下に説明する。
【0015】(2) ケーシングの側板と周辺部構造 図2は、空調機本体を天井9側から眺めた平面図に該当
している。但し、図2に於いては、図1で示した熱交換
器1等の機能部分の図示は省略されている。これは、ケ
ーシング10とその周辺機構とを明確化するためであ
る。
【0016】同図に示す通り、ケーシング10の側板
は、第1側板5と第2側板17とに分類される。第1及
び第2側板5、17の外面上には、全面にわたって第1
断熱材20が据付されている。そして第1側板5上の第
1断熱材20の外面上に、吊り金具7がビス止めされて
いる。
【0017】一方、第2断熱材16は、その側面が第1
及び第2側板5、17に相似形となる様に成形されてお
り、ケーシング10内に挿入される前に、予めその8箇
所の角部にはウレタン材等からなる第2シール材18が
貼付されている。従って、当該第2断熱材16をケーシ
ング10内に挿入・配置すると、ケーシング10の側板
5、17と第2断熱材16との間に空気層19(小空
間)が形成されることとなる。この空気層19は、後述
する図4によって明白となる様に、化粧パネル12上に
貼付された第1シール材(ウレタン系)と天板9と前述
の第2シール材18によって囲まれた閉空間となってい
る。尚、第2シール材18は空気層19の形成部材とし
て働くのみならず、側板5、17と第2断熱材16との
間で生じるキシキ音を減音させる働きをもなす。
【0018】次に、図4の断線B−Bを含んだ紙面に垂
直な平面で仮想的に切断した際の断面図を、図4に示
す。尚、前述の図1の縦断面図は、図4の断線C−Cに
関するものである。
【0019】図4は、吊り金具7の固定部分を拡大表示
した縦断面図である。本図で明らかな様に、空気層19
は、第2シール材15と第2断熱材16と第1側板5と
によって囲まれている。又、複数個の通気孔22が第1
断熱材20と第1側板5とを貫通する様に形成されてい
る。又、上側と下側の通気孔22間には、ビス穴31が
形成されている。一方、吊り金具7の取付け面には、同
じく通気孔22′が形成されており、しかも、吊り金具
7がビス30によって第1側板5にビス止めされた際
に、第1側板5と第1断熱材20とに形成された通気孔
22に連結される様に、通気孔22′の位置が設定され
ている。
【0020】この様な構造を備えているため、空気層1
9内の温度は、外気25の温度に近い値となる。即ち、
外気25の一部は、通気孔22を通って空気層19内に
流入する。しかも、空気層19は通気孔22を除いてほ
ぼ密閉空間となっている。このため、吐出空気24(こ
の場合は冷風)によって空気層19が冷やされても、流
入する外気25によって暖められるので、通気孔22が
形成されていない場合に比べて空気層19内の温度が上
昇することとなる。実測結果によれば、次の通りであ
る。外気温度29.5〜30.5℃に対して(露点温度
27.5〜27.9℃)、吊り金具7の表面温度(点3
2の温度)は27.9℃に高められており、結露は生じ
ていない。一方、通気孔22のない従来技術では、表面
温度(点32に対応する点の温度)は27.0℃と低
く、結露が発生していた。
【0021】尚、図3に、第1断熱材20が貼付された
第1側板5に吊り金具7をビス止めした際の斜視図を示
す。
【0022】以上の様に、本実施例では、予め成形され
た部材を組立てるだけで簡単に結露を防止できる空気調
和機を構成することができる。その際、従来技術の様
な、別に用意した断熱材を貼付する作業を必要としな
い。
【0023】尚、本実施例では、吊り金具7とその固定
面に当たる第1断熱材20と第1側板5とに通気孔19
を複数個設けたが、通気孔の位置はこれに限定されるも
のではない。例えば、図3に示した孔23の様に、吊り
金具7に面していない第1断熱材20と第1側板5との
部分に通気孔を設けることも可能である。この場合、吊
り金具は従来のものをそのまま使用できる。
【0024】
【発明の効果】請求項1及び2に係る発明は、空気層と
通気孔とを使用しているため吊り金具表面の結露を防止
でき、しかも従来技術と比べて新たな断熱材等を必要と
しないため、部品点数及び貼付工数を削減することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例である天井埋込型空気調和
機の縦断面図である。
【図2】この発明の一実施例である天井埋込型空気調和
機のケーシング構造を示した平面図である。
【図3】この発明の一実施例である天井埋込型空気調和
機のケーシング構造を示した斜視図である。
【図4】この発明の一実施例である天井埋込型空気調和
機のケーシング構造を拡大表示した縦断面図である。
【図5】従来技術を示した説明図である。
【符号の説明】
10 ケーシング 5 第1側板 17 第2側板 9 天板 20 第1断熱材 21 ビス 7 吊り金具 24 吐出空気 14 通風路 19 空気層 22 通気孔 16 第2断熱材 25 外気 15 第1シール材 18 第2シール材

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 (a) 第1及び第2側板を有する空気
    調和機本体の箱体と、 (b) 前記第1及び第2側板の外面上に貼付された第
    1断熱材と、 (c) 前記第1断熱材を介して前記第1側板に金具止
    めされた吊り金具と、 (d) 前記箱体内部に前記第1及び第2側板に対向し
    て配設され、吐出空気の通路を形成する第2断熱材と、 (e) 前記第1側板の内面と前記第2断熱材との間に
    形成された空気層と、 (f) 前記第1側板と第1断熱材とを貫通して前記空
    気層と外気とを繋げる通気孔とを、備えたことを特徴と
    する天井埋込型空気調和機。
  2. 【請求項2】 (e−1) 化粧パネル上に配設され且
    つ前記第1側板の下端と第2断熱材の下面とに接触した
    第1シール材と、 (e−2) 前記第1側板に対向した前記第2断熱材の
    側面の両角部の各々と前記第1側板の内面との間に配設
    された第2シール材と、 (e−3) 前記第2断熱材の上面が配設される前記箱
    体の天板とによって、前記空気層を形成したことを特徴
    とする請求項1記載の天井埋込型空気調和機。
JP4241314A 1992-08-18 1992-08-18 天井埋込型空気調和機 Expired - Fee Related JP2770672B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4241314A JP2770672B2 (ja) 1992-08-18 1992-08-18 天井埋込型空気調和機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4241314A JP2770672B2 (ja) 1992-08-18 1992-08-18 天井埋込型空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0666431A JPH0666431A (ja) 1994-03-08
JP2770672B2 true JP2770672B2 (ja) 1998-07-02

Family

ID=17072454

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP4241314A Expired - Fee Related JP2770672B2 (ja) 1992-08-18 1992-08-18 天井埋込型空気調和機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2770672B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008008567A (ja) * 2006-06-30 2008-01-17 Sanyo Electric Co Ltd 室外ユニット
JP4906544B2 (ja) * 2007-03-09 2012-03-28 三菱電機株式会社 天井埋込形空気調和機

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0666431A (ja) 1994-03-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH10246470A (ja) 分離型空気調和装置の室外機
JPH10267325A (ja) 空気調和機の室外機
JP2770672B2 (ja) 天井埋込型空気調和機
JP2000257905A (ja) 天井埋込型空気調和機
JP2573357B2 (ja) ダクト用換気扇
JP4833048B2 (ja) 送風端末装置
WO2018220697A1 (ja) ダクト接続口及び換気装置
JP3257753B2 (ja) 空気調和機
JP3265855B2 (ja) 空気調和装置の内部機器支持構造
JP2602280Y2 (ja) 空気調和機
JP3272913B2 (ja) 空気調和機の前面パネル構造
JP2000065385A (ja) 天井埋込型空気調和機
JPH0868133A (ja) 外壁パネル
JP3144379B2 (ja) 空気調和機
JPS6231797Y2 (ja)
JPH10311551A (ja) 空気調和機
JP2001090995A (ja) 空気調和機の室外機
JPH0633289Y2 (ja) 空気調和機
JPH11201495A (ja) 天井埋込形空気調和機
JP3061522B2 (ja) 空気調和機の室外ユニット
JPS6130100Y2 (ja)
JPH062017U (ja) 天井埋め込み型空気調和機
JPH1163558A (ja) 空調装置の室内機
JPH0541305Y2 (ja)
JP2594110B2 (ja) 空気調和機の据付装置

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080417

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090417

Year of fee payment: 11

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100417

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100417

Year of fee payment: 12

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110417

Year of fee payment: 13

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees