JP2769190B2 - 軌道回路用送信器及び軌道回路 - Google Patents

軌道回路用送信器及び軌道回路

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【発明の詳細な説明】 〈産業上の利用分野〉 本発明は、軌道回路用送信器及び軌道回路に関し、送
信器を構成する増幅回路の出力電圧及び出力電流を検出
し、その検出信号を加算し、加算信号が一定となるよう
に、増幅回路に負帰還制御を加えて、増幅回路の出力イ
ンピーダンスを任意の値で一定に保つようにし、電力効
率を犠牲にすることなく、列車検知特性を向上させるこ
とができるようにしたものである。
〈従来の技術〉 第5図は軌道回路の一般的な構成を示す図である。軌
道回路の構成としては、各区間の境界において軌道の継
目に絶縁物を挟み込む等の手段によって絶縁する絶縁軌
道回路と、無絶縁軌道回路とがあるが、この例では無絶
縁軌道回路を示している。1及び2は軌道、3は列車で
ある。軌道1、2は適当な間隔で区間1T、2T、3T....に
区画されている。4は送信器、5は受信器である。送信
器4及び受信器5は各区間1T、2T、3Tの両端側の境界付
近にそれぞれ配置してある。
第5図において、区間2Tに着目した場合、列車3が区
間1Tから区間2T内へ進入する前は、区間2Tに備えられた
送信器4から送信された信号は軌道1、2に伝送され、
区間2Tに備えられた受信器5によって受信されている。
列車3が区間2Tに進入し、車軸31により区間2T内の軌道
1−2間が短絡されると、送信器4から、区間2Tの受信
器5への信号伝送が車軸短絡によって遮断される。従っ
て、区間2Tに備えられた受信器5の受信状態により、区
間2T内への列車3の進入及び区間2Tからの列車進出を検
知することができる。
送信器4は、列車検知信号を発生する信号源及び増幅
回路を等を備え、信号源の列車検知信号を増幅回路で増
幅し、その出力を軌道1、2に供給するようになってい
る。従来、送信器4の増幅回路は、定電流型か定電圧型
の何れかによって構成されている。第6図は定電流型増
幅回路を用いた送信器のブロック図、第7図は定電圧型
増幅回路を用いた送信器4のブロック図をそれぞれ示し
ている。図において、41は信号源、42は定電流型増幅回
路または定電圧型増幅回路、Rsは抵抗である。
〈発明が解決しようとする課題〉 軌道回路において、送信器4側における軌道1−2間
の電圧レベルは、送信器4の出力インピーダンスZaと、
軌道回路インピーダンスZxとの比によって定まる。列車
検知を行なう場合、第8図(a)に示すように、列車3
が送信点Psに位置したときに、軌道1−2間のレベルが
ステップ状に急落する特性が得られるように、上記イン
ピーダンス比を定めることが理想である。
ところが、従来、送信器4の増幅回路42が定電流型
か、または定電圧型の何れかによって構成されていたた
め、次のような問題点があった。
(イ)定電流型増幅回路を用いた送信器4の場合、軌道
回路インピーダンスZxとの対比において、送信器4の出
力インピーダンスZaが高くなる。このため、第8図
(b)に示すように、列車3が送信点Psから遠く離れた
位置を走行しているときから、レベル低下が始まってし
まい、理想の特性である第8図(a)から乖離した特性
L1となってしまう。この特性を改善するため、従来は、
第6図に示したように、増幅回路42の出力側に並列に抵
抗Rsを接続し、出力インピーダンスZaを低下させ、特性
L2を得ていた。このため、抵抗Rsによる電力消費を招
き、電力効率を低下させてしまうという問題点があっ
た。
(ロ)定電圧型増幅回路を用いた送信器4の場合は、上
記とは逆に、送信器4の出力インピーダンスZaが低くな
る。このため、第8図(c)の特性L3で示すように、列
車3が送信点Psに接近するまで、レベルが低下しない。
この特性を改善するため、従来は、第7図に示したよう
に、増幅回路42の出力側に直列に抵抗Rsを接続して、出
力インピーダンスZaを高くし、特性L4を得ていた。この
ため、抵抗Rsによる電力消費を招き、電力効率を低下さ
せてしまうという問題点があった。
しかも、上述のような抵抗Rsの接続によっても、列車
検知特性の向上には限界があり、いわゆる切れのよい列
車検知を行なうことができなかった。
そこで、本発明の課題は、電力効率を犠牲にすること
なく、列車検知特性を向上させ得る軌道回路用送信器及
び軌道回路を提供することである。
〈課題を解決するための手段〉 上述する課題解決のため、本発明は、信号源、増幅回
路及び制御回路を含む軌道回路用送信器であって、 前記増幅回路は、前記信号源から供給された信号を増
幅して軌道に供給する回路であり、 前記制御回路は、前記増幅回路の出力電圧及び出力電
流を検出すると共に、その検出信号を加算し、加算信号
が一定となるように前記増幅回路を制御することによ
り、前記増幅回路の出力インピーダンスを任意の値で一
定に保つようにする回路であること を特徴とする。
また、本発明に係る軌道回路は、軌道に対して間隔を
隔てて送信器及び受信器を接続した軌道回路であって、
送信器は、上述した本発明に係る送信器であることを特
徴とする。
〈作用〉 制御回路は、増幅回路の出力電圧及び出力電流を検出
すると共に、その検出信号を加算し、加算信号が一定と
なるように増幅回路を制御するので、送信器がある一定
値の出力インピーダンスを持つようになる。このため、
理想に近い列車検知特性が得られる。しかも、出力イン
ピーダンス調整用の抵抗を必要としないので、電力効率
が向上する。
〈実施例〉 第1図は本発明に係る送信器を備えた軌道回路の構成
を示す図である。図において、第5図と同一の参照符号
は同一性ある構成部分を示している。送信器4は、信号
源41、増幅回路42及び制御回路43を含んで構成されてい
る。実施例に示す制御回路43は、電圧検出回路431、電
流検出回路432、加算回路433及びゲインコントロール回
路434を備える。
電圧検出回路431は、増幅回路41の出力電圧を検出す
る回路であって、トランスT1と、レベル調整器VR1と、
整流器D1とを備えて構成されている。トランスT1は、入
力巻線N11、出力巻線N12及び電圧検出巻線N13とを備え
て構成されている。入力巻線N11には増幅回路42の出力
側が接続されており、電圧検出巻線N13にはレベル調整
器VR1が接続されている。レベル調整器VR1の出力側は整
流器D1の入力側に接続されている。
電流検出回路432は、増幅回路42から軌道回路1、2
に供給される電流を電圧信号として検出する回路であっ
て、電流トランスT2、レベル調整器VR2及び整流器D2
備える。電流トランスT2は、巻線N21をトランスT1の出
力巻線N12と軌道回路1、2との間に挿入接続してあ
る。巻線N21はレベル調整器VR2に接続されており、レベ
ル調整器VR2の出力側は整流器D2の入力側に接続されて
いる。
加算回路433は、電圧検出回路431から供給された検出
信号Vv及び電流検出回路432から供給された検出信号Vi
を加算(Vv+Vi)し、加算信号Va=(Vv+Vi)をゲイン
コントロール回路434に供給する。
ゲインコントロール回路434は、加算回路433から供給
された加算信号Vaに基づき、増幅回路41のゲインを制御
する。ゲインコントロール回路434による増幅回路41の
ゲイン制御は、加算信号Vaが一定となる方向である。加
算信号Vaを一定の値に制御する手段として、ゲインコン
トロール回路434は、内部に加算信号Vaと比較される基
準値を持ち、加算信号Vaがこの基準値と等しくなるよう
に、増幅回路42のゲインを制御する。
第3図は上記構成の送信器4を軌道1、2に接続した
場合の電気的等価回路図、第4図は同じく軌道回路イン
ピーダンスZxと電圧信号Vv及び電流信号Viのレベル関係
を示す図である。Zaは送信器4の出力インピーダンスで
ある。本発明においては、加算信号Va=(Vv+Vi)が一
定となるように制御されるから、送信器4の出力インピ
ーダンスZaは一定値RLとなる。
列車が送信点Psから離れた距離にある場合は、回路イ
ンピーダンスは、出力インピーダンスRLと、軌道回路イ
ンピーダンスZxとによって定まり、電圧検出回路431及
び電流検出回路43には、それに対応する電圧信号Vv及び
電流信号Viが得られている。
列車が送信点Psに近づくにつれて、軌道回路インピー
ダンスZxが低下し、電圧信号Vvが低下してゆく。そし
て、送信点Psが列車の車軸によって短絡された状態で
は、出力インピーダンスRLによって定まる電圧信号Vv
得られる。従って、軌道回路インピーダンスZxに対する
出力インピーダンRLを適切に選ぶことにより、第8図
(d)に示すような、理想特性(第8図(a))に近似
する特性が得られる。
実施例の回路構成の場合、電圧信号Vv及び電流信号Vi
は、レベル調整器VR1、VR2によって可変調整できる。従
って、出力インピーダンスRLも可変調整が可能である。
また、実施例の場合、トランスT1、T2によって得られた
交流の電圧信号Vv及び電流信号Viを整流器D1、D2で整流
した後に加算回路433で加算しているので、直流レベル
加算となり、加算時に両信号Vv、Viの位相差の問題を考
慮する必要がない。
第2図は別の実施例を示し、ゲインコントロール回路
434を、電界効果トランジスタFETによって構成してあ
る。44は増幅回路である。この実施例では、加算回路43
3で得られた加算信号Vaを電界効果トランジスタFETに供
給し、電界効果トランジスタFETを電圧制御型可変抵抗
器として動作させることにより、増幅回路44のゲインを
コントロールするようになっている。R1、R2は抵抗、R
DSは電界効果トランジスタFETのドレイン.ソース間抵
抗である。増幅回路44のゲインAgは、 Ag=(R1+R2+RDS)/(R1+RDS) となる。従って、電界効果トランジスタFETの抵抗RDS
可変し、増幅回路44のゲインAgをコントロールできる。
加算信号Vaの一定化制御は、ゲート.ソース間電圧の、
ある値を基準値として設定し、この基準値と等しくなる
ように制御することによって行なう。
〈発明の効果〉 以上述べたように、本発明は、信号源、増幅回路及び
制御回路を含む軌道回路用送信器であって、制御回路
は、増幅回路の出力電圧及び出力電流を検出すると共
に、その検出信号を加算し、加算信号が一定となるよう
に増幅回路を制御する回路となっているから、電力効率
を犠牲にすることなく、列車検知特性を向上させるよう
にした送信器及び軌道回路を提供できる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る送信器を備えた軌道回路の構成を
示す図、第2図は同じく別の実施例における回路図、第
3図は本発明に係る送信器を軌道に接続した場合の電気
的等価回路図、第4図は同じく軌道回路インピーダンス
と電圧信号及び電流信号のレベル関係を示す図、第5図
は列車検知に用いられる軌道回路の構成を示す図、第6
図及び第7図は従来の送信器の回路図、第8図は本発明
に係る送信器を用いた場合の列車検知特性を、従来の送
信器を用いた列車検知特性と比較して示す図である。 1、2……軌道、3……列車 4……送信器、5……受信器 41……信号源、42……増幅回路 43……制御回路

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】信号源、増幅回路及び制御回路を含む軌道
    回路用送信器であって、 前記増幅回路は、前記信号源から供給された信号を増幅
    して軌道に供給する回路であり、 前記制御回路は、前記増幅回路の出力電圧及び出力電流
    を検出すると共に、その検出信号を加算し、加算信号が
    一定となるように前記増幅回路を制御することにより、
    前記増幅回路の出力インピーダンスを任意の値で一定に
    保つようにする回路であること を特徴とする軌道回路用送信器。
  2. 【請求項2】軌道に対して間隔を隔てて送信器及び受信
    器を接続した軌道回路であって、 前記送信器は、信号源、増幅回路及び制御回路を含み、 前記増幅回路は、前記信号源から供給された信号を増幅
    して軌道に供給する回路であり、 前記制御回路は、前記増幅回路の出力電圧及び出力電流
    を検出すると共に、その検出信号を加算し、加算信号が
    一定となるように前記増幅回路を制御することにより、
    前記増幅回路の出力インピーダンスを任意の値で一定に
    保つようにする回路であること を特徴とする軌道回路。
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