JP2768461B2 - ポリエチレンとポリプロピレンのブレンド構造体からなる繊維及びその繊維を用いた不織布 - Google Patents

ポリエチレンとポリプロピレンのブレンド構造体からなる繊維及びその繊維を用いた不織布

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【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は,線状低密度ポリエチレンと結晶性ポリプロ
ピレンとのブレンド構造体からなる繊維及びその繊維を
用いた不織布に関するもので,特に柔らかさと風合が優
れている不織布を提供するものである。 (従来の技術) 従来より異なる溶融温度を有する繊維を含有する不織
布は不織布業界においてよく知られている。低い溶融温
度を有する繊維は高い溶融温度を有する繊維同士を結合
させる接着剤として作用する。ポリエチレンとポリプロ
ピレンの含有繊維は比較的低い溶融温度を有しているこ
と,繊維同士の接着力が強いこと,或いは繊維の風合が
優れていること等の望ましい特性を有していることか
ら,不織布としてよく使用される。しかしながら,ポリ
エチレンは高速で製糸しにくいため,製糸とウエブ作成
を連続的に行ういわゆるスパンポンド方式でポリエチレ
ンとポリプロピレンの両者を含有する不織布は得られに
くかった。また,ポリエチレン繊維は低密度ポリエチレ
ンや高密度ポリエチレンが用いられてきたが,最近に至
り特開昭60−209010号公報に示されるようにエチレンと
炭素数3〜12のα−オレフィンを共重合して得られる線
状低密度ポリエチレンが用いられるようになってきた。 (発明が解決しようとする問題点) 近年スパンポンド方式で不織布を得るため,或いはマ
ルチフイラメントの糸条等について製造原価を低減化す
るため紡糸の高速化の傾向が強くなってきている。しか
し,密度及びメルトインデックスを一定化した上記公報
に記載の線状低密度ポリエチレンでは高速紡糸が難し
く,可紡性も不満足のものであった。すなわち,紡糸温
度を線状低密度ポリエチレンの溶融温度より極端に高い
温度で紡糸すると,高速紡糸が可能であり細いデニール
の繊維を得ることができるが,経時的に口金面が汚れや
すくニーリング,断糸といったトラブルが生じる問題点
があった。 本発明の目的は上記問題点を解消し,製糸操業性が経
時的に安定しており,かつ高速紡糸ができるブレンド構
造体からなる繊維に関するもので,特に,風合のソフト
な不織布を提供することにある。 (問題点を解決するための手段および作用) すなわち,本発明はエチレンと少なくとも一種の炭素
数4〜8のα−オレフィンとの線状低密度コポリマー
で,炭素数4〜8のα−オレフィンを実質的に1〜15重
量%含有し,密度が0.900〜0.940g/cm3,メルトインデツ
クスがASTMのD−1238(E)の方法で測定して25〜100g
/10分であり,融解熱が25cal/g以上からなる線状低密度
ポリエチレンが99〜50重量%と,メルトフローレートが
ASTMのD−1238(L)の方法で測定して20g/10分より小
さい結晶性ポリプロピレンが1〜50重量%とから構成さ
れ,これら線状低密度ポリエチレンと結晶性ポリプロピ
レンとが溶融紡糸されて繊維が形成されており,前記繊
維の強度が2.30g/d以上であり,かつ前記繊維の伸度が1
80%以上であることを特徴とするブレンド構造体からな
る繊維及びその繊維を用いた不織布を要旨とするもので
ある。 本発明において融解熱は以下のようにして測定したも
のである。パーキンエルマー社(Perkin−Elmer)製DSC
−2型差動熱量計を使用し,試料を約5mgを採取し,走
査速度(Scan Rate)を20℃/分とし,室温より昇温し
て得られるDSC曲線から同装置マニュアルに従って求め
る。 本発明におけるブレンド構造体からなる繊維に用いら
れる線状低密度ポリエチレンは,エチレンと少なくとも
一種の炭素数4〜8のα−オレフィンを共重合したコポ
リマーであり,該α−オレフィンを実質的に1〜15重量
%含有したものである。炭素数4〜8のα−オレフィン
とはブテン−1,4−メチルペンテン−1,ヘキセン−1,オ
クテン−1等のエチレン系列炭化水素であり,該エチレ
ン系炭化水素を共重合したコポリマーは,ポリプロピレ
ンとの混合性が良好となる。共重合成分が炭素数3のプ
ロピレンの場合,エチレンとの共重合モル比を種々変更
しても風合の硬い繊維しか得られない。一方,共重合成
分が炭素数9以上となると,熱接着性が良好で,風合の
ソフトな繊維が得られるが,結晶性が低く,低強力の繊
維しか得られない。また,エチレンと少なくとも一種の
炭素数4〜8のα−オレフィンの他に,該α−オレフィ
ンの重量の15%以下の範囲で他の炭素数4〜8のα−オ
レフィンを含有してもよい。 なお,該線状低密度ポリエチレンに吸湿剤や潤滑剤,
顔料,安定剤,難燃剤等の添加剤を加えてもよい。 本発明において,線状低密度ポリエチレンの炭素数4
〜8の含有量が15重量%を超えると,高速紡糸による細
いデニールよりなる繊維が得にくくなり,逆にこれが1
重量%未満の場合,得られる繊維は硬くなり,不織布に
なってからの風合がよくない。本発明において線状低密
度ポリエチレンの密度が0.940g/cm3を超えると,繊維の
軽量化及び風合のソフト化が図れない。一方,0.900g/cm
3未満では溶融紡糸時において,ポリエチレン成分の強
力が低く,高性能の繊維を得ることが困難となる。本発
明におけるブレンド構造体からなる繊維はポリエチレン
とポリプロピレンの両者の溶融粘性が特に重要な構成要
件となる。すなわち,線状低密度ポリエチレンのメルト
インデックスが25g/10分未満では溶融粘性が高過ぎ,高
速紡糸による細いデニールの繊維が得られにくい。ま
た,線状低密度ポリエチレンのメルトインデックスが10
0g/10分を超えると両者の粘性があまりにも異なるた
め,溶融紡糸時において,均一なブレンド状態が得られ
ない。その結果,吐出糸条が口金直下で断糸するという
重大な欠格を生じる。上述した理由で,線状低密度ポリ
エチレンのメルトインデックスは上記範囲が必要であ
り,好ましくは35〜80g/10分,更により好ましくは40〜
70g/10分の範囲が最適である。線状低密度ポリエチレン
の融解熱が25cal/g未満であると,理由については不明
であるが,ブレンド状態が均一にならず,高速紡糸によ
る細いデニールの繊維が得られにくい。本発明のブレン
ド構造体からなる繊維に用いるもう一つの成分である結
晶性ポリプロピレンはイソタクチックポリプロピレンで
あり,そのメルトフローレートは20g/10分以下のものに
限定される。なぜならば,この範囲を外れると,従来公
知の通常紡糸設備では線状低密度ポリエチレンとのブレ
ンドが均一に行われず,高速紡糸することが困難とな
る。 本発明によるブレンド構造体からなる繊維を得るに
は,線状低密度ポリエチレンと結晶性ポリプロピレンと
をそれぞれチップ状態でブレンドし,次いで従来公知の
通常紡糸設備で紡糸すればよい。しかし,線状低密度ポ
リエチレンと結晶性ポリプロピレンとのブレンド比率は
高速紡糸性に影響を与える。すなわち,結晶性ポリプロ
ピレンのブレンド量が線状低密度ポリエチレンの量より
多くなると高速紡糸がしにくくなる。これは,溶融状態
における両者の相分離性と関係がある。該ブレンド機構
は繊維断面及び軸方向に対し,線状低密度ポリエチレン
の海成分にポリプロピレンが島成分として存在する。製
糸性に影響を与えるのは島成分の大きさである。両成分
の溶融粘性が近づき過ぎると島成分の大きさが小さくな
るので,その結果,溶融弾性が高くなり過ぎ高速紡糸が
しにくくなる。一方,両成分の溶融粘性が大きく異なっ
た場合,島成分が大きくなり過ぎ,両成分がマクロな形
状で吐出されるため高速紡糸が難しくなる。 次に,本発明の特徴は,一定化したポリエチレンとポ
リプロピレンとをブレンドすることで,それぞれのポリ
マーの最適温度より低い温度で高速紡糸が可能となるこ
とである。すなわち,上述の一定化した線状低密度ポリ
エチレンに特定の溶融粘度を有する結晶性ポリプロピレ
ンをブレンドすることにより低い紡糸温度でも高速紡糸
が可能となる。このため,従来より高温紡糸の時,問題
となっている口金の汚れを防止することが可能となる。
線状低密度ポリエチレン単体の場合,高速紡糸するには
先に本発明者らが特願昭61−126745号に記載のように紡
糸温度を250℃程度が,一方結晶性ポリプロピレン単体
では270℃付近が通常適用される。本発明のブレンド構
造体からなる繊維における紡糸温度は200〜250℃,さら
に好ましい紡糸温度は210〜230℃である。なお,繊維断
面形状は円形に限定されず,スリット部を有する扁平等
の異形或いは中空断面のいずれを使用してもよい。 本発明における第2番目の特徴としてブレンド構造か
らなる繊維を用いた不織布の場合,線状低密度ポリエチ
レン(以下,LLDPEと略称することもある。)単体やポリ
プロピレン単体からなる不織布に比べ,引張強力が優れ
ており,またソフト性に関してもLLDPE単体に匹敵する
良好な風合を有している。なお,本発明によるブレンド
構造体からなる繊維を用いて不織布を得るにはスパンポ
ンド方式の他,製糸工程とウエブ作成工程とに分けて不
織布を製造するいわゆる短繊維不織布法によっても差し
支えない。つまり,通常の紡糸法で得られる未延伸糸を
延伸し,捲縮を与えた後,適当な繊維長に切断してステ
ープルとし,該ステープルからなる不織布或いは該ステ
ープルと他の素材からなるステープルとの混合体からな
る不織布とすることも勿論可能である。しかしながら,
一般的には,生産性,コスト面から次のように連続工程
によって得る方が好ましい。スパンポンド方式により溶
融ブレンド構造体を高速吸引ガンで吸引開繊し,移動す
る金網状物の上に堆積させ,ウエブを形成し,次いでエ
ンボスロールに導き,圧縮,加熱処理を施して不織布を
得るものである。 (実施例) 次に,実施例により本発明を具体的に説明する。 なお,実施例中に示した物性値の測定方法は次のとお
りである。 (1) 不織布の引張強力 JIS L−1096に記載のストリップ法に準じ,幅30mm,長
さ100mmの試験片から最大引張強力を測定した。 (2) 不織布のトータルハンド これは柔らかさを示すものでJIS L−1096に記載のハ
ンドルオメータ法に準じでスロット幅10mmで測定した。 実施例1 第1表のとおり種々のポリエチレンとポリプロピレン
を準備した。 (注) 第1表において線状低密度ポリエチレンをLLDPE,高密
度ポリエチレンをHDPE,低密度ポリエチレンをLDPE,ポリ
プロピレンをPPで示す。また,メルトインデックスをM
I,メルトフローレートをMFRで示す。 次に,第2表に示す条件で製糸した。第2表における
ポリエチレンとポリプロピレンとのブレンド比の項のア
ルファベットの記号と第1表の信号はそれぞれ対応して
いる。 各試料とも孔径0.4mm,孔径80の紡糸口金を用い,1孔当
たり吐出量は1.5g/分とした。製糸性の評価結果を第3
表に示し,糸質性能結果を第4表に示した。なお,第3,
4表の試料No.と第2表の試料No.とはそれぞれ対応して
いる。 第1〜第4表から明らかなように,ポリエチレンとポ
リプロピレンのブレンド構造体からなる繊維で高性能の
ものを操業よく得るには本発明の範囲外では困難である
ことが分かる。 例えば比較例No.1の線状低密度ポリエチレン単体と本
発明による試料No.3のブレンド構造体からなる繊維を比
較すると両者とも吸引速度,糸質性能,風合等に関して
は優れている。ところが,製糸性を調べると,本発明の
No.3の製糸性が優れているが,比較例のNo.1の場合口金
汚れが多く,これに起因する糸切れが認められた。これ
は,ブレンド比率においても比較例No.5と比較例No.6の
ようにポリプロピレンが重量%で50%を超えると製糸性
が低下する。比較例No.8,比較例No.9及び比較例12等は
本発明の範囲以外のメルトインデッケス又はメルトフロ
ーレートを有するポリエチレンやポリプロピレンを用い
た場合であり,比較例No.10及び比較例11は低密度ポリ
エチレンや高密度ポリエチレンを用いた場合でいずれも
それらの製糸性が悪いことが分かる。 実施例2 線状低密度ポリエチレン75重量%と結晶性ポリプロピ
レン25重量%からなるブレンド物で紡糸温度220℃,吸
引速度8800m/分としてその他の製造条件は実施例1の試
料No.3と同じ条件で繊維を吸引開繊し,移動する金網状
物の上に繊維を堆積させ,ウエブを形成し,次いでエン
ボスロールに導き圧縮,加熱処理を行い不織布とした。
得られた不織布の性能は優れたもので,風合のソフトな
シートであった。不織布の性能は,単糸繊度1.5デニー
ル,目付10g/m2,引張強力0.90kg/3cm,トータルハンド6g
で使い捨ておむつの内側の被覆紙に好適なものであっ
た。 実施例3 線状低密度ポリエチレン90重量%と結晶性ポリプロピ
レン10重量%からなるブレンド物を実施例1の試料No.1
3と同じ条件で紡糸して得た単糸繊度1.7デニールの繊維
を,実施例2と同様の製造法により不織布とした。得ら
れた不織布は目付15g/m2,引張強力1.35kg/3cm,トータル
ハンド8gを示し,強力,ソフト性ともに優れたものであ
った。 (発明の効果) 本発明で得られるブレンド構造体からなる繊維は,特
定範囲のメルトインデックス及び融解熱を有する線状低
密度ポリエチレンを含み,しかもこの線状低密度ポリエ
チレンに特定範囲のメルトフローレートを有する結晶性
ポリプロピレンが特定範囲のブレンド率でブレンドした
状態で溶融紡糸したブレンド構造体からなるように構成
し,さらに得られた繊維の強度及び伸度が一定値以上で
あるように構成したことで,たとえば8000m/分以上の高
速でも製糸可能な繊維とすることができ,しかも製糸時
に紡糸口金面の汚れの発生が少なく,このため製糸時の
糸切れの発生を防止できて経時的に安定して製糸性良く
製造することができるうえに,欠点の少ない不織布を製
造することが可能であり,また本発明の繊維自体はこの
ようなブレンド構造体であることから柔軟性に優れたも
のであるうえにポリプロピレン特有の「ぬめり」が全く
ないものであり,このため良好な風合を有する不織布を
得るのに好適なものであり,また本発明の繊維は,一定
以上の強度と伸度とを兼ね備えることによって,高配向
の未延伸糸とすることができ,このため延伸処理を行わ
なくても十分な強度を得ることができ,このように延伸
処理が不要であることによっても繊維の柔軟性を向上さ
せることができ,したがって得られた不織布の風合がソ
フトで,かつ強力が優れているので使い捨ておむつの内
張り等の用途に特に適している。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 宮原 芳基 宇治市宇治小桜23番地 ユニチカ株式会 社中央研究所内 (72)発明者 桐山 俊一 宇治市宇治小桜23番地 ユニチカ株式会 社中央研究所内 (72)発明者 三嶋 康伸 宇治市宇治小桜23番地 ユニチカ株式会 社中央研究所内 (56)参考文献 特開 昭59−137552(JP,A) 特開 昭60−209010(JP,A)

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 1.エチレンと少なくとも一種の炭素数4〜8のα−オ
    レフィンとの線状低密度コポリマーで,炭素数4〜8の
    α−オレフィンを実質的に1〜15重量%含有し,密度が
    0.900〜0.940g/cm3,メルトインデツクスがASTMのD−12
    38(E)の方法で測定して25〜100g/10分であり,融解
    熱が25cal/g以上からなる線状低密度ポリエチレンが99
    〜50重量%と,メルトフローレートがASTMのD−1238
    (L)の方法で測定して20g/10分より小さい結晶性ポリ
    プロピレンが1〜50重量%とから構成され,これら線状
    低密度ポリエチレンと結晶性ポリプロピレンとが溶融紡
    糸されて繊維が形成されており,前記繊維の強度が2.30
    g/d以上であり,かつ前記繊維の伸度が180%以上である
    ことを特徴とするブレンド構造体からなる繊維。 2.エチレンと少なくとも一種の炭素数4〜8のα−オ
    レフィンとの線状低密度コポリマーで,炭素数4〜8の
    α−オレフィンを実質的に1〜15重量%含有し,密度が
    0.900〜0.940g/cm3,メルトインデツクスがASTMのD−12
    38(E)の方法で測定して25〜100g/10分であり,融解
    熱が25cal/g以上からなる線状低密度ポリエチレンが99
    〜50重量%と,メルトフローレートがASTMのD−1238
    (L)の方法で測定して20g/10分より小さい結晶性ポリ
    プロピレンが1〜50重量%とから構成され,これら縁状
    低密度ポリエチレンと結晶性ポリプロピレンとが溶融紡
    糸されて繊維が形成されており,前記繊維の強度が2.30
    g/d以上であり,かつ前記繊維の伸度が180%以上である
    ことを特徴とするブレンド構造体からなる繊維を用いた
    不織布。
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