JP2767766B2 - 6軸力覚センサ - Google Patents

6軸力覚センサ

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JP2767766B2 JP3337624A JP33762491A JP2767766B2 JP 2767766 B2 JP2767766 B2 JP 2767766B2 JP 3337624 A JP3337624 A JP 3337624A JP 33762491 A JP33762491 A JP 33762491A JP 2767766 B2 JP2767766 B2 JP 2767766B2
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多加夫 和田
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Kawasaki Jukogyo KK
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は産業用ロボットの手先部
等の作用力を検出する力覚センサに関し、さらに詳しく
は、直交する3軸方向の力およびこれら各軸まわりのモ
ーメントの6成分を検出する6軸力覚センサに関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、例えば産業用ロボットのロボ
ット手先部の作業動作を制御するため、ロボットアーム
とロボットハンドとの間に力覚センサが介装されてい
る。そして、ロボット手先部に作業中に作用する力やモ
ーメントが、前記力覚センサを介して検出されると、こ
の検出結果が情報として制御回路へ入力されて、制御回
路が前記ロボットの作業動作を修正制御するように構成
されている。
【0003】ところで、従来の力覚センサにおいては、
起歪体に貼着された歪ゲージにより、起歪体に働く6自
由度の外力(3軸方向の力とその軸まわりのモーメン
ト)を検出するものであり、歪検出用回路の一つのブリ
ッジ回路に、複数の軸方向力とその軸まわりのモーメン
トが同時に作用する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うに、複数の軸方向力およびモーメントが一つのブリッ
ジ回路に同時に作用する構造では、複雑な変換マトリク
スを必要とし、その演算のため検出のサンプリング時間
に制約を受けたり、あるいは、各作用力の配分が難し
く、力とモーメントとで検出精度や分解能が異なり、均
一に高い検出精度が得られないという欠点があった。
【0005】そこで、近時、何種類かの起歪体が組み合
わされて、6自由度の外力について独立の歪検出部分を
備えた力覚センサが提案されている(例えば、特開昭6
2−162492号公報、特開昭61−83929号公
報参照)。
【0006】このような構造では、起歪体の組立構造が
複雑で、ボルト等による連結を要するため検出精度にも
高い信頼性が得られない。
【0007】また、特開昭61−57825号公報に提
案されている起歪体は、一体構造であるが、構造が複雑
であり起歪体の加工が放電加工により行われるため、製
作コストさらには製品コストが高いという問題がある。
【0008】本発明は、かかる従来技術の問題点に鑑み
てなされたものであって、3軸方向の力および各軸まわ
りのモーメントがそれぞれ独立して高い検出精度検出で
き、しかも構造が簡単で安価な6軸力覚センサを提供す
ることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の6軸力覚センサ
は、ロボットアームの支持側部とロボットハンドの力作
用側部との間に介装される起歪体と、該起歪体の歪を検
出する歪ゲージとを備えてなり、前記起歪体は、前記支
持側部に連結される支持部と、前記力作用側部に連結さ
れる力作用部と、これらを連結する複数の弾性ビームと
からなる単一部材から構成され、前記起歪体は、その中
心部分に前記支持部が配置されるとともに、該支持部の
周囲に前記力作用部が同心状に4つ配置されてなり、こ
れら支持部および力作用部間を連結する前記弾性ビーム
は、直交する2軸上に延びる4本の第1弾性ビームと、
該第1弾性ビームに直交する4本の第2弾性ビームとか
ら構成され、相隣る前記力作用部が前記第2弾性ビーム
により相互に連結されるとともに、該第2弾性ビームの
中央部と前記支持部が前記第1弾性ビームにより相互に
連結され、前記第2弾性ビームの外側面の高さ方向の中
心位置において、その第2弾性ビームに直交している第
1弾性ビームの軸心に対称に一対の歪ゲージが配設さ
れ、かつ、同第2弾性ビームの上面および下面であって
その第2弾性ビームに直交している第1弾性ビームの軸
心の延長上の位置に歪ゲージが配設され、前記第1弾性
ビームの上面および下面においてその軸心上に歪ゲージ
が配設され、かつ、同第1弾性ビームの一方の側面の高
さ方向の中心位置に歪ゲージが配設され、前記一方の側
面に配設されている歪ゲージは、同第1弾性ビームと直
交する第1弾性ビームの軸に関して軸対称に位置する第
1弾性ビームの他方の側面に同様にして配設されている
歪ゲージと点対称とされ、前記直交する一方の軸上の第
1弾性ビームに直交している第2弾性ビームの外側面に
配設されている歪ゲージが、同軸方向の力を検出するよ
うにブリッジ回路が形成され、前記直交する他方の軸上
の第1弾性ビームに直交している第2弾性ビームの外側
面に配設されている歪ゲージが、同軸方向の力を検出す
るようにブリッジ回路が形成され、前記第2弾性ビーム
の上面および下面に配設されている歪ゲージが、前記直
交する2軸に直交する軸方向の力を検出するようにブリ
ッジ回路が形成され、前記直交する一方の軸上の第1弾
性ビームの上面および下面に配設されている歪ゲージ
が、前記直交する他方の軸まわりのモーメントを検出す
るようにブリッジ回路が形成され、前記直交する他方の
軸上の第1弾性ビームの上面および下面に配設され てい
る歪ゲージが、前記直交する他方の軸まわりのモーメン
トを検出するようにブリッジ回路が形成され、前記第1
弾性ビームの側面に配設されている歪ゲージが、前記直
交する2軸に直交する軸まわりのモーメントを検出する
ようにブリッジ回路が形成されてなることを特徴とす
る。
【0010】
【作用】歪検出用回路が、直交する3軸の力およびこれ
ら各軸まわりのモーメントを独立して検出する複数組の
ブリッジ回路群からなるので、複雑な変換マトリクスや
干渉補正演算を必要とすることなく、外力を迅速にしか
も精度良く検出できる。
【0011】また、起歪体が平板状であるので、構造の
簡素化および製造の容易化が図られる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0013】図1は本発明の一実施例の6軸力覚センサ
(以下、単に力覚センサという)の概略図である。図に
おいて、1は力覚センサを示す。この力覚センサ1は、
例えば産業用ロボット用のものであって、図4に示すよ
うに、支持側部であるロボットアーム2と力作用側部で
あるロボットハンド3との間に介装されている。
【0014】力覚センサ1は、単一部品である起歪体4
と、これに貼着される複数の歪ゲージS…、T…とを主
要部として備えてなる。
【0015】起歪体4は、図示のごとく肉厚板状の単一
ブロック体であって、前記ロボットアーム2の取付部2
aに連結される支持部5と、前記ロボットハンド3の取
付フランジ3aに連結される力作用部6と、これらを連
結する複数の弾性ビーム7、8、…とが一体的に形成さ
れている。
【0016】すなわち、前記起歪体4は、図2(a) に示
すような平面略正方形状とされ、その中心部分に支持部
5が配置されるとともに、この支持部5の周囲に、4つ
の力作用部6、6、…が同心状に配置されてなる。ま
た、これら相互間に橋絡状に配設される弾性ビームは、
4本の第1弾性ビーム7a、7b、7c、7dと4本の
第2弾性ビーム8a、8b、8c、8dとからなる。2
0は力作用部6に穿設された取付ボルト用穴である。
【0017】第1弾性ビーム7a、7b、…は、直交す
る2軸X、Y上にそれぞれ延設され、前記支持部5と第
2弾性ビーム8a、8b…に連結されている。第2弾性
ビーム8a、8b…は、第1弾性ビーム7に直交状にそ
れぞれ延設され、相隣る力作用部6、6に連結されてい
る。
【0018】歪ゲージS、T…は、前記各弾性ビーム
7、8、…における歪の最も大きな部位に配設されてい
るとともに、図3に示すような歪検出用回路を形成して
いる。各弾性ビーム7、8、…における歪ゲージS、T
…の配設部位は、FEM解析により得られた、最も延び
た部位と最も縮んだ部位に設定されており、具体的に
は、図2(a)(b)(c) に示すような配置とされている。
【0019】歪ゲージSx1、Sx2、Sx3、Sx4は、X軸
方向の力Fxを検出するためのもので、X軸に直交する
第2弾性ビーム8a、8cの側面に貼設されるととも
に、図3におけるブリッジ回路11を構成している。歪
ゲージSx1、Sx3は、第2弾性ビーム8aの側面におい
て、その高さ方向中心位置で、かつX軸に対して対称位
置に配置されている。歪ゲージSx2、Sx4は、第2弾性
ビーム8cの側面において、その高さ方向中心位置で、
かつX軸に対して対称位置に配置されている。
【0020】歪ゲージSy1、Sy2、Sy3、Sy4は、Y軸
方向の力Fyを検出するためのもので、Y軸に直交する
第2弾性ビーム8b、8dの側面に貼設されるととも
に、図3におけるブリッジ回路12を構成している。歪
ゲージSy1、Sy3は、第2弾性ビーム8dの側面におい
て、その高さ方向中心位置で、かつY軸に対して対称位
置に配置されている。歪ゲージSy2、Sy4は、第2弾性
ビーム8bの側面において、その高さ方向中心位置で、
かつY軸に対して対称位置に配置されている。
【0021】歪ゲージSz1、Sz2、Sz3、Sz4、Sz5
z6、Sz7、Sz8は、Z軸方向の力Fzを検出するため
のもので、Z軸に直交する第2弾性ビーム8a、8b、
8c、8dの上下面に貼設されるとともに、図3におけ
るブリッジ回路13を構成している。歪ゲージSz1、S
z3は、第2弾性ビーム8bの上下面において、その長さ
方向中心つまりY軸上に配置されている。歪ゲージ
z2、Sz4は、第2弾性ビーム8dの上下面において、
その長さ方向中心つまりY軸上に配置されている。歪ゲ
ージSz5、Sz7は、第2弾性ビーム8cの上下面におい
て、その長さ方向中心つまりX軸上に配置されている。
歪ゲージSz6、Sz8は、第2弾性ビーム8aの上下面に
おいて、その長さ方向中心つまりX軸上に配置されてい
る。
【0022】歪ゲージTx1、Tx2、Tx3、Tx4は、X軸
まわりのモーメントMxを検出するためのもので、X軸
に直交する第1弾性ビーム7b、7dの上下面に貼設さ
れるとともに、図3におけるブリッジ回路14を構成し
ている。歪ゲージTx1、Tx2は、第1弾性ビーム7bの
上下面において、その幅方向中心つまりY軸上に配置さ
れている。歪ゲージTx3、Tx4は、第1弾性ビーム7d
の上下面において、その幅方向中心つまりY軸上に配置
されている。
【0023】歪ゲージTy1、Ty2、Ty3、Ty4は、Y軸
まわりのモーメントMyを検出するためのもので、Y軸
に直交する第1弾性ビーム7a、7cの上下面に貼設さ
れるとともに、図3におけるブリッジ回路15を構成し
ている。歪ゲージTy1、Ty2は、第1弾性ビーム7aの
上下面において、その幅方向中心つまりX軸上に配置さ
れている。歪ゲージTy3、Ty4は、第1弾性ビーム7c
の上下面において、その幅方向中心つまりX軸上に配置
されている。
【0024】 歪ゲージTz1、Tz2、Tz3、Tz4は、Z
軸まわりのモーメントMzを検出するためのもので、第
1弾性ビーム7a、7b、7c、7dの側面に貼設され
るとともに、図3におけるブリッジ回路16を構成して
いる。歪ゲージTz1、Tz2は、それぞれ第1弾性ビーム
7c、7bの対向する側面において、その高さ方向中心
位置で、かつその長さ方向中心位置に配置されている。
歪ゲージTz3、Tz4は、それぞれ第1弾性ビーム7a、
7dの対向する側面において、その高さ方向中心位置
で、かつその長さ方向中心位置に配置されている。つま
り、第1弾性ビーム7aおよび7cに設けられている歪
ゲージT z3 およびT z1 は点対称の位置関係とされ、また
第1弾性ビーム7bおよび7dに設けられている歪ゲー
ジT z2 およびT z4 は点対称の位置関係とされている。
【0025】しかして、図3に示す歪検出用回路は、直
交する3軸X、Y、Z方向の力Fx、Fy、Fzと、こ
れら各軸まわりのモーメントMx、My、Mzを独立し
て検出する6組のブリッジ回路11〜16を備えてお
り、図示しないが、これらブリッジ回路11〜16はそ
れぞれ電源に接続されるとともに、各歪検出端の出力
が、例えば増幅器、マルチプレクサ回路、サンプルホー
ルド回路、A/D変換器等を介して、コンピュータから
なる制御回路へ送られる。
【0026】次に、以上のように構成された力覚センサ
による各作用力の検出について説明する(図2参照)。
【0027】X軸方向の力Fx: 起歪体4に力Fxが作用すると、歪ゲージSx1、Sx3
圧縮歪を受けて、その抵抗値はFxに比例して減少し、
一方、歪ゲージSx2、Sx4は引張歪を受けて、その抵抗
値はFxに比例して増大する。この結果、図3のブリッ
ジ回路11の出力のみが変化し、Fxの大きさに比例し
た出力が得られる。
【0028】このとき、歪ゲージTy1、Ty2、Tz3、T
y3、Ty4、Tz1には極めて微小な圧縮歪が発生するが、
ブリッジ回路15におけるTy1とTy2およびTy3とTy4
が、ならびにブリッジ回路16におけるTz1とTz3が互
いに打ち消し合うため、My、Mzは検出されない。
【0029】さらに、歪ゲージTz2とTz4もそれぞれ圧
縮歪および引張歪を検出するが、これらもブリッジ回路
16において互いに打ち消し合うため、やはりMzは検
出されない。
【0030】Y軸方向の力Fy: 起歪体4に力Fyが作用すると、歪ゲージSy1、Sy3
圧縮歪を受けて、その抵抗値はFyに比例して減少し、
一方、歪ゲージSy2、Sy4は引張歪を受けて、その抵抗
値はFyに比例して増大する。この結果、図3のブリッ
ジ回路12の出力のみが変化し、Fyの大きさに比例し
た出力が得られる。
【0031】このとき、歪ゲージTx3、Tx4、Tz4、T
x1、Ty2、Tz2には極めて微小な圧縮歪が発生するが、
ブリッジ回路14におけるTx1とTx2およびTx3とTx4
が、ならびにブリッジ回路16におけるTz2とTz4が互
いに打ち消し合うため、My、Mzは検出されない。
【0032】さらに、歪ゲージTz1とTz3もそれぞれ引
張歪および圧縮歪を検出するが、これらもブリッジ回路
16において互いに打ち消し合うため、やはりMzは検
出されない。
【0033】Z軸方向の力Fz: 起歪体4に力Fzが作用すると、歪ゲージSz1、Sz2
z5、Sz6は圧縮歪を受けて、その抵抗値はFzに比例
して減少し、一方、歪ゲージSz3、Sz4、Sz7、Sz8
引張歪を受けて、その抵抗値はFzに比例して減少す
る。この結果、図3のブリッジ回路13の出力のみが変
化し、Fzの大きさに比例した出力が得られる。
【0034】このとき、歪ゲージTx1、Tx4、Ty1、T
y4には引張歪が、また歪ゲージTx2、Tx3、Ty2、Ty3
には圧縮歪が発生するが、ブリッジ回路14におけるT
x1とTx3およびTx2とTx4が、ならびにブリッジ回路1
5におけるTy1とTy3およびTy2とTy4が互いに打ち消
し合うため、Mx、Myは検出されない。
【0035】X軸まわりの力Mx: 起歪体4にモーメントMxが作用すると、歪ゲージ
x1、Tx3は圧縮歪を受けて、その抵抗値はMxに比例
して減少し、一方、歪ゲージTx2、Tx4は引張歪を受け
て、その抵抗値はMxに比例して増大する。この結果、
図3のブリッジ回路14の出力のみが変化し、Mxの大
きさに比例した出力が得られる。
【0036】このとき、歪ゲージSz1、Sz4には引張歪
が、また歪ゲージSz3、Sz2には圧縮歪が発生するが、
ブリッジ回路13におけるSz1とSz2およびSz3とSz4
が互いに打ち消し合うため、Fzは検出されない。
【0037】Y軸まわりの力My: 起歪体4にモーメントMyが作用すると、歪ゲージ
y1、Ty3は圧縮歪を受けて、その抵抗値はMyに比例
して減少し、一方、歪ゲージTy2、Ty4は引張歪を受け
て、その抵抗値はMyに比例して増大する。この結果、
図3のブリッジ回路15の出力のみが変化し、Myの大
きさに比例した出力が得られる。
【0038】このとき、歪ゲージSz6、Sz7には引張歪
が、また歪ゲージSz8、Sz5には圧縮歪が発生するが、
ブリッジ回路13におけるSz5とSz6およびSz7とSz8
が互いに打ち消し合うため、Fzは検出されない。
【0039】Z軸まわりの力Mz: 起歪体4にモーメントMzが作用すると、歪ゲージ
z1、Tz3は圧縮歪を受けて、その抵抗値はMzに比例
して減少し、一方、歪ゲージTz2、Tz4は引張歪を受け
て、その抵抗値はMzに比例して増大する。この結果、
図3のブリッジ回路16の出力のみが変化し、Mzの大
きさに比例した出力が得られる。
【0040】なお、本発明は図示例に限定されることな
く種々設計変更可能で、例えば、歪検出用回路の構成
は、6軸成分Fx、Fy、Fz、Mx、My、Mzにつ
いての歪情報が独立して得られる限り、図示例以外の他
の構成としてもよい。
【0041】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明によれば、
構造が簡単な起歪体を用いているにもかかわらず各軸の
軸力およびモーメントを精度良く検出できる。また、起
歪体の構造が簡単なので、製作コストさらには製品コス
トの大幅な低減が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の起歪体の概略斜視図であ
る。
【図2】同起歪体における歪ゲージの貼付位置を示す配
置図で、図2(a) は平面図、図2(b) は正面図、図2
(c) は右側面図である。
【図3】本発明の力覚センサの歪検出回路の一実施例の
回路図である。
【図4】同起歪体を備えた産業用ロボットのロボットア
ーム手先部の構造を示す概略図である。
【符号の説明】
1 力覚センサ 2 ロボットアーム 2a ロボットアームの取付部 3 ロボットハンド 3a ロボットハンドの取付フランジ 4 起歪体 5 起歪体の支持部 6 起歪体の力作用部 7a〜7d 起歪体の第1弾性ビーム 8a〜8d 起歪体の第2弾性ビーム 11〜16 ブリッジ回路 Sx1〜Sx4 Fx検出用歪ゲージ Sy1〜Sy4 Fy検出用歪ゲージ Sz1〜Sz4 Fz検出用歪ゲージ Tx1〜Tx4 Mx検出用歪ゲージ Ty1〜Ty4 My検出用歪ゲージ Tz1〜Tz8 Mz検出用歪ゲージ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G01L 5/16

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ロボットアームの支持側部とロボットハ
    ンドの力作用側部との間に介装される起歪体と、該起歪
    体の歪を検出する歪ゲージとを備えてなり、 前記起歪体は、前記支持側部に連結される支持部と、前
    記力作用側部に連結される力作用部と、これらを連結す
    る複数の弾性ビームとからなる単一部材から構成され、 前記起歪体は、その中心部分に前記支持部が配置される
    とともに、該支持部の周囲に前記力作用部が同心状に4
    つ配置されてなり、これら支持部および力作用部間を連
    結する前記弾性ビームは、直交する2軸上に延びる4本
    の第1弾性ビームと、該第1弾性ビームに直交する4本
    の第2弾性ビームとから構成され、相隣る前記力作用部
    が前記第2弾性ビームにより相互に連結されるととも
    に、該第2弾性ビームの中央部と前記支持部が前記第1
    弾性ビームにより相互に連結され、 前記第2弾性ビームの外側面の高さ方向の中心位置にお
    いて、その第2弾性ビームに直交している第1弾性ビー
    ムの軸心に対称に一対の歪ゲージが配設され、かつ、同
    第2弾性ビームの上面および下面であってその第2弾性
    ビームに直交している第1弾性ビームの軸心の延長上の
    位置に歪ゲージが配設され、 前記第1弾性ビームの上面および下面においてその軸心
    上に歪ゲージが配設され、かつ、同第1弾性ビームの一
    方の側面の高さ方向の中心位置に歪ゲージが配設され、
    前記一方の側面に配設されている歪ゲージは、同第1弾
    性ビームと直交する第1弾性ビームの軸に関して軸対称
    に位置する第1弾性ビームの他方の側面に同様にして配
    設されている歪ゲージと点対称とされ、 前記直交する一方の軸上の第1弾性ビームに直交してい
    る第2弾性ビームの外側面に配設されている歪ゲージ
    が、同軸方向の力を検出するようにブリッジ回路が形成
    され、前記直交する他方の軸上の第1弾性ビームに直交
    している第2弾性ビームの外側面に配設されている歪ゲ
    ージが、同軸方向の力を検出するようにブリッジ回路が
    形成され、前記第2弾性ビームの上面および下面に配設
    されている歪ゲージが、前記直交する2軸に直交する軸
    方向の力を検出するようにブリッジ回路が形成され、 前記直交する一方の軸上の第1弾性ビームの上面および
    下面に配設されている歪ゲージが、前記直交する他方の
    軸まわりのモーメントを検出するようにブリッジ回路が
    形成され、前記直交する他方の軸上の第1弾性ビームの
    上面および下面に配設されている歪ゲージが、前記直交
    する他方の軸まわりのモーメントを検出するようにブリ
    ッジ回路が形成され、前記第1弾性ビームの側面に配設
    されている歪ゲージが、前記直交する2軸に直交する軸
    まわりのモーメントを検出するように ブリッジ回路が形
    成されてなることを特徴とする6軸力覚センサ。
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