JP2767450B2 - シート材の供給装置 - Google Patents

シート材の供給装置

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JP2767450B2
JP2767450B2 JP1048517A JP4851789A JP2767450B2 JP 2767450 B2 JP2767450 B2 JP 2767450B2 JP 1048517 A JP1048517 A JP 1048517A JP 4851789 A JP4851789 A JP 4851789A JP 2767450 B2 JP2767450 B2 JP 2767450B2
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sheet material
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suction
outlet
loop
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賢一 水野
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Toshiba Mechatronics Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明はシート材の供給装置に係り、特にシート材を
1枚づつ分離供給するに好適なシート材の供給装置に関
する。
[従来の技術] 第5図は従来のシート材の供給装置を示す模式図であ
り、この供給装置は、マガジン1に積層されたシート材
2を、マガジン1の出口部1Aから順に取出して供給する
ものである。
即ち、この供給装置にあっては、まず第5図(A)に
示す如く、出口部1A(最下位置)に位置するシート材2
に真空吸着パッド3を当接させて吸引する。次に第5図
(B)に示す如く、吸着パッド3を下方に揺動させマガ
ジン1内の出口部1Aに位置していたシート材2を相接し
ている隣接シート材より分離する。そして第5図(C)
に示す如く、分離された上記シート材2の自由端を移送
チャック4で保持するとともに、吸着パッド3による吸
引を解除する。尚、移送チャック4は上記シート材2を
所定位置まで移送する。
[発明が解決しようとする課題] 然しながら、上記従来のシート材の供給装置におい
て、シート材が紙等である場合には、吸着パッド3によ
ってマガジン1の出口部1Aに位置するシート材2を吸引
する時、一度に2枚のシート材2を吸引してしまうこと
があり、確実な1枚供給が行なえない。これは、シート
材2が紙等の多孔質体であると、真空吸着パッド3の吸
引力が2枚目以降の隣接シート材にも及んでしまうため
である。
本発明は、マガジン内のシートを確実に1枚づく分離
して供給することを目的とする。
[課題を解決するための手段] 本発明は、マガジン内に積層状態で収納されているシ
ート材を、マガジンの出口部からマガジン外に取出して
供給するシート材の供給装置において、マガジンの出口
部に位置するシート材の端部近傍に当接し、該シート材
を相接している隣接シート材面上にて押ずらす押ずらし
装置と、マガジンの出口部に相対して配設され、押ずら
し装置により押ずらされたシート材をループ状に収納す
るとともに、真空吸引源に連通されている窪み部を備
え、該窪み部に生成される真空吸引力により該シート材
のループ状部を吸引保持して該シート材をマガジン外に
取出し可能とする吸引装置とを有し、吸引装置が備える
窪み部の曲率半径Rが、マガジンの出口部のシート材に
作用する押ずらし装置の押し付け力をF、シート材と押
ずらし装置との摩擦係数をμ1、シート材同士の摩擦係
数をμ2、窪み部に沿ったループをシート材に作るのに
必要な力をPとするとき、Fμ1>P>Fμ2を満たすよ
うなRに定められてなるようにしたものである。
[作用] 本発明の押ずらし装置と吸引装置による作用を第3
図、第4図を参照して説明する。尚、第3図、第4図に
おいて、11はマガジン、11Aは出口部、12はシート材、1
3は押ずらし装置、14は吸引装置、14Aは窪み部である。
まず、第3図(A)に示す如く、積層シートに重力F
が作用する状態で押ずらし装置13を図の左方向に押した
としよう。このとき、押ずらし装置13はマガジン11の出
口部11Aのシート材12に対し押し付け力Fを作用せしめ
るものとし、シート材12と押ずらし装置13の摩擦係数を
μ1とし、シート材12とシート材12の摩擦係数をμ2、μ
3…とすると、押ずらし装置13に接しているシート材12
は押ずらし装置13から移動方向にμ1F、シート材12
から逆方向にμ2Fの摩擦力を受ける(第4図参照)。同
様にシート材12は移動方向にμ2F、逆方向にμ3Fを受
けるわけである。シート材12が同質であれば、摩擦係数
の関係はμ1>μ2=μ3…となり、よって、Fμ1>Fμ
2=Fμ3…となるので、どこで滑るか分からず、シート
材12だけを取り出せる保証はない。
然るに、今仮に、押ずらし装置13を左方向へ移動させ
る時に、シート材12とシート材12の間で滑り出した
としよう。すると、第3図(B)に示す如くシート材12
、にループができる。この時、シート材12はシー
ト材12の内側でループを作るため、シート材12の端部
にはずれlを生ずる。このずれlの発生は、シート材12
とシート材12の間で滑りが発生しているということ
であり、摩擦係数μ2が静摩擦から動摩擦にかわるか
ら、μ1>>μ2となる。よって、下記(1)式が成立す
る。
Fμ1>>Fμ2 …(1) ここで、シート材12を左に移動させ且つループを作
らせている力はFμ1であり、シート材12を左に移動
させ且つループを作らせている力はFμ2である。今、
ループを作るのに必要な力をPとすると、P∝1/Rとな
るので、P=q/R(qが比例定数)となる(第3図参
照)。ここで、下記(2)式を満たすP、即ちRを見出
すことは(1)式より極めて容易である。一般にこのR
の値は55kg紙程度において8〜15mmとする時下記(2)
式を十分に満たし得る。
Fμ1>P>Fμ2 …(2) 尚、押ずらし装置13を左方向へ移動させた時に、シー
ト材12とシート材12、シート材12とシート材12
…の間で滑り出した場合も上記と同様である。
即ち、本発明の押ずらし装置13にてシート材12を押ず
らすとき、吸引装置14の窪み部14Aはその曲率半径Rの
設定により、もっとも出側のシート材12のみを必ず他の
隣接シート材と分離してループ状とすることができる。
然して、上記押ずらし装置13にて隣接シート材と分離
されたシート材12のループ状部は、本発明の吸引装置14
の窪み部14Aに収納され、しかもこの窪み部14Aが真空吸
引源に接続されているから吸引ミスを生ずることなく確
実に吸引保持される。この時、吸引装置14にて吸引保持
されるシート材12の裏側には、隣接シート材との間に、
必ず一定厚みの空隙層が形成されている。従って、シー
ト材12が紙等の多孔質体であっても、吸引装置14の吸引
力が2枚目以降の隣接シート材に及んでそれら隣接シー
ト材を吸引しようがなく、吸引装置14はマガジン11内の
シート材12を確実に1枚づつ分離して取出しこれを供給
できることとなる。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例を示す模式図、第2図は吸
引装置を示す模式図である。
第1図、第2図において、20は供給装置、21はマガジ
ン、21Aは出口部、22はシート材、23は押ずらし装置、2
4は吸引装置、24Aは窪み部、24Bは真空吸引孔、24Cは真
空配管、25は移送チャックである。
供給装置20は、マガジン21内に積層状態で収納されて
いるシート材22を、マガジン21の出口部21Aから外部に
取出して供給する。
押ずらし装置23は、第1図(A)に示す如く、マガジ
ン21の出口部21Aに位置するシート材22の端部近傍に当
接し、該シート材22を相接している隣接シート材面状に
て押ずらす如くに往復直線運動する。
吸引装置24は、第1図(B)に示す如く、マガジン21
の出口部21Aに相対して配設され、押ずらし装置23によ
り押ずらされたシート材22をループ状に収納するととも
に、不図示の真空吸引源に連通されている窪み部24Aを
備える。ここで、窪み部24Aの曲率半径Rは、マガジン2
1の出口部21Aのシート材22に作用する押ずらし装置23の
押し付け力をF、シート材22と押ずらし装置23との摩擦
係数をμ1、シート材22同士の摩擦係数をμ2、窪み部24
Aに沿ったループをシート材22に作るのに必要な力をP
とするとき、Fμ1>P>Fμ2を満たすようなRに定め
られる。これにより、吸引装置24は、窪み部24Aの曲率
半径Rの設定により最も出側のシート材22のみを必ず他
のシート材22と分離してループ状にするとともに、窪み
部24Aに生成される真空吸引力によりそのシート材22の
ループ状部を吸引保持する。更に、吸引装置24は、シー
ト材22のループ状部を窪み部24Aに吸引保持しながら、
下方に揺動して該シート材22を隣接シート材から完全に
分離し、該シート材22をマガジン21外に取出し可能とす
る(第1図(C)参照)。
移送チャック25は、第1図(C)に示す如く、分離さ
れた上記シート材22の自由端を保持し、上記吸引装置24
の吸引解除状態下で、該シート材22をマガジン21外の所
定位置まで移送する。
次に、上記実施例の作用について説明する。
上記供給装置20によれば、マガジン21の出口部21Aに
位置するシート材22を押ずらし装置23により押ずらすと
き、吸引装置24の窪み部24Aはその曲率半径Rの設定に
より、もっとも出側のシート材22のみを確実に他と分離
してループ状とすることができる。
更に、上記押ずらし装置23により隣接シート材と分離
されたシート材22のループ状部は、吸引装置24の窪み部
24Aに収納され、しかもこの窪み部24Aが真空吸引源に接
続されているから吸引ミスを生ずることなく確実に吸引
保持される。この時、吸引装置24にて吸引保持されるシ
ート材22の裏側には、隣接シート材との間に、空隙層が
形成されている。従って、シート材22が紙等の多孔質体
であっても、吸引装置24の吸引力が2枚目以降の隣接シ
ート材に及んでそれら隣接シート材を吸引しようがな
く、吸引装置24はマガジン21内のシート材22を確実に分
離して取出しこれを供給できることとなる。
尚、本発明の実施において、マガジンの出口部は、マ
ガジンの配置状態により、最下端に位置するものに限ら
ず、最上端、最左端、最右端等のいずれの方向に位置す
るものであってもよい。
[発明の効果] 以上のように本発明によれば、マガジン内のシート材
を確実に1枚づつ分離して供給することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例を示す模式図、第2図は吸引
装置を示す模式図、第3図は本発明のループ形成状態を
示す模式図、第4図は本発明の押ずらし状態を示す模式
図、第5図は従来例を示す模式図である。 11、21…マガジン、11A、21A…出口部、12、22…シート
材、13、23…押ずらし装置、14、24…吸引装置、14A、2
4A…窪み部。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】マガジン内に積層状態で収納されているシ
    ート材を、マガジンの出口部からマガジン外に取出して
    供給するシート材の供給装置において、 マガジンの出口部に位置するシート材の端部近傍に当接
    し、該シート材を相接している隣接シート材面上にて押
    ずらす押ずらし装置と、 マガジンの出口部に相対して配設され、押ずらし装置に
    より押ずらされたシート材をループ状に収納するととも
    に、真空吸引源に連通されている窪み部を備え、該窪み
    部に生成される真空吸引力により該シート材のループ状
    部を吸引保持して該シート材をマガジン外に取出し可能
    とする吸引装置とを有し、 吸引装置が備える窪み部の曲率半径Rが、マガジンの出
    口部のシート材に作用する押ずらし装置の押し付け力を
    F、シート材と押ずらし装置との摩擦係数をμ1、シー
    ト材同士の摩擦係数をμ2、窪み部に沿ったループをシ
    ート材に作るのに必要な力をPとするとき、Fμ1>P
    >Fμ2を満たすようなRに定められることを特徴とす
    るシート材の供給装置。
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DE102011007994A1 (de) * 2011-01-04 2012-07-05 Horst Rathert Bogenvereinzelungseinrichtung insbesondere für Verarbeitung von porösen Papierbogen

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JPS6288733A (ja) * 1985-10-15 1987-04-23 Matsushita Electric Works Ltd 積層シ−トの搬送装置

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