JP2766462B2 - 上下一対の板のみで構成した金属積層形ガスケット - Google Patents
上下一対の板のみで構成した金属積層形ガスケットInfo
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- JP2766462B2 JP2766462B2 JP7133620A JP13362095A JP2766462B2 JP 2766462 B2 JP2766462 B2 JP 2766462B2 JP 7133620 A JP7133620 A JP 7133620A JP 13362095 A JP13362095 A JP 13362095A JP 2766462 B2 JP2766462 B2 JP 2766462B2
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- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16J—PISTONS; CYLINDERS; SEALINGS
- F16J15/00—Sealings
- F16J15/02—Sealings between relatively-stationary surfaces
- F16J15/06—Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces
- F16J15/08—Sealings between relatively-stationary surfaces with solid packing compressed between sealing surfaces with exclusively metal packing
- F16J15/0818—Flat gaskets
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Gasket Seals (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は上下一対の板のみで構成
した金属積層形ガスケットに関するものである。
した金属積層形ガスケットに関するものである。
【０００２】
【従来の技術】上下一対の板のみで構成した金属積層形
ガスケットとしては例えば図３で示す構造のものがあ
る。
ガスケットとしては例えば図３で示す構造のものがあ
る。
【０００３】この図３で示す構造のものは、上板１−１
と下板２−１のみで構成し、上板１−１を下板２−１に
重ならないように折り返して折り返し部３−１を形成
し、該折り返し部３−１で燃焼室穴４−１を構成し、上
板１−１と下板２−１の板厚の総和分まで前記折り返し
部３−１を圧潰させるようにして該折り返し部３−１の
ばね性でシール面圧を確保するようにしたものである。
と下板２−１のみで構成し、上板１−１を下板２−１に
重ならないように折り返して折り返し部３−１を形成
し、該折り返し部３−１で燃焼室穴４−１を構成し、上
板１−１と下板２−１の板厚の総和分まで前記折り返し
部３−１を圧潰させるようにして該折り返し部３−１の
ばね性でシール面圧を確保するようにしたものである。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】前記従来構造のもの
は、上下一対の板のみで構成した金属積層形ガスケット
として相応に実用性を備えたものではあるが、折り返し
部のいわば弾性変形を利用してシール面圧を確保するよ
うにするため、該シール面圧は燃焼室を取り囲む条線上
に現われ、機関のガスケットとの接触面が対称的に水平
であれば良いが、ミクロ単位の傾きが生じたときは該傾
きに追従できずガス漏れが生じるおそれがある。
は、上下一対の板のみで構成した金属積層形ガスケット
として相応に実用性を備えたものではあるが、折り返し
部のいわば弾性変形を利用してシール面圧を確保するよ
うにするため、該シール面圧は燃焼室を取り囲む条線上
に現われ、機関のガスケットとの接触面が対称的に水平
であれば良いが、ミクロ単位の傾きが生じたときは該傾
きに追従できずガス漏れが生じるおそれがある。
【０００５】本発明は斯様な従来例の欠点に着目し、斬
新な構造の上下一対の板のみで構成した金属積層形ガス
ケットを提供することを目的として創案したのである。
新な構造の上下一対の板のみで構成した金属積層形ガス
ケットを提供することを目的として創案したのである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上下一対の板のみで構成
し、一方の板を他の一方の板側に折り返して燃焼室穴を
構成する折り返し部を設け、該折り返し部の折り返し片
に重なり、前記燃焼室穴を取り囲むビードを前記一方の
板に形成すると共に、折り返し部内に存する他の一方の
板の部分片の一方の板側の片面に、前記ビードと相対向
し、前記燃焼室を取り囲む凹入部を設けた構成とする。
し、一方の板を他の一方の板側に折り返して燃焼室穴を
構成する折り返し部を設け、該折り返し部の折り返し片
に重なり、前記燃焼室穴を取り囲むビードを前記一方の
板に形成すると共に、折り返し部内に存する他の一方の
板の部分片の一方の板側の片面に、前記ビードと相対向
し、前記燃焼室を取り囲む凹入部を設けた構成とする。
【０００７】なお、他の一方の板厚をａ、部分片の燃焼
室穴側の周縁部の板厚をｂおよび凹入部の板厚をｃとし
たとき、ａ＞ｂ＞ｃの関係にしたシール機能を尚一層増
大させる手段もある。
室穴側の周縁部の板厚をｂおよび凹入部の板厚をｃとし
たとき、ａ＞ｂ＞ｃの関係にしたシール機能を尚一層増
大させる手段もある。
【０００８】
【作用】シリンダヘッドとシリンダブロック間に装置し
て締付けボルトで締め付けるとビードは変形して凹入部
内に嵌入し、その変形は、一方の板と他の一方の板の板
厚の総和分に規制される。従って、ビードは凹入部の深
さ分だけ変形量が少なくなり、変形量に比例してばね性
を保持してシール面圧を確保する。
て締付けボルトで締め付けるとビードは変形して凹入部
内に嵌入し、その変形は、一方の板と他の一方の板の板
厚の総和分に規制される。従って、ビードは凹入部の深
さ分だけ変形量が少なくなり、変形量に比例してばね性
を保持してシール面圧を確保する。
【０００９】
【実施例】図１は本発明に係る上下一対の板のみで構成
した金属積層形ガスケットの一実施例を示す断面図、図
２は下板の拡大断面図である。
した金属積層形ガスケットの一実施例を示す断面図、図
２は下板の拡大断面図である。
【００１０】図中、１は上板、２は上板１より板厚の厚
い下板をそれぞれ示し、上板１を下板２側に折り返し
て、燃焼室穴４を構成する折り返し部３を形成し、折り
返し部３の折り返し片５に重なり、前記燃焼室穴４を取
り囲むビード６を上板１に設け、このビード６の直下に
して前記折り返し部３内に存する前記下板２の部分片７
の上板１側の片面に、前記ビード６と相対向し、前記燃
焼室穴４を取り囲む凹入部８を設けてある。
い下板をそれぞれ示し、上板１を下板２側に折り返し
て、燃焼室穴４を構成する折り返し部３を形成し、折り
返し部３の折り返し片５に重なり、前記燃焼室穴４を取
り囲むビード６を上板１に設け、このビード６の直下に
して前記折り返し部３内に存する前記下板２の部分片７
の上板１側の片面に、前記ビード６と相対向し、前記燃
焼室穴４を取り囲む凹入部８を設けてある。
【００１１】そして、下板２の板厚をａ、下板２の部分
片７の燃焼室穴４側の周縁部７ａをｂおよび凹入部８の
板厚をｃとしたとき、ａ＞ｂ＞ｃの関係にしてある。
片７の燃焼室穴４側の周縁部７ａをｂおよび凹入部８の
板厚をｃとしたとき、ａ＞ｂ＞ｃの関係にしてある。
【００１２】また、燃焼室穴４側の周縁部７ａの板厚ｂ
と、凹入部８の板厚ｃの差でビード６に発生するシール
面圧を調整すると共に、上板１の板厚をｄとした時に、
燃焼室穴４側の周縁部７ａの板厚ｂと下板２の板厚ａの
関係をｂ＋ｄ＞ａにすることで、折り返し部の厚さを確
保し、ビード６のシール面圧の低減を保ぐと共に、折り
返し部４の外側にして下板２に設けた第二ビード９に発
生するシール面圧を調整する構造となっている。
と、凹入部８の板厚ｃの差でビード６に発生するシール
面圧を調整すると共に、上板１の板厚をｄとした時に、
燃焼室穴４側の周縁部７ａの板厚ｂと下板２の板厚ａの
関係をｂ＋ｄ＞ａにすることで、折り返し部の厚さを確
保し、ビード６のシール面圧の低減を保ぐと共に、折り
返し部４の外側にして下板２に設けた第二ビード９に発
生するシール面圧を調整する構造となっている。
【００１３】なお、図中１０は液体穴（水、油など
の）、１１は該液体穴１０を取り囲む液体穴ビードをそ
れぞれ示し、液体穴ビード１１は他のビード６，９より
バネ定数を小さくしてある。また、１２は下板２の内面
に層設したフッ素ゴム（ＮＢＲ、シリコンゴム或いはエ
ポキシ樹脂でも良い）より成る被膜層でこの被膜層１２
が上板１の内面に密接して上下板１，２間への液体の侵
入を防ぐ。
の）、１１は該液体穴１０を取り囲む液体穴ビードをそ
れぞれ示し、液体穴ビード１１は他のビード６，９より
バネ定数を小さくしてある。また、１２は下板２の内面
に層設したフッ素ゴム（ＮＢＲ、シリコンゴム或いはエ
ポキシ樹脂でも良い）より成る被膜層でこの被膜層１２
が上板１の内面に密接して上下板１，２間への液体の侵
入を防ぐ。
【００１４】
【発明の効果】本発明は前記の通りの構成であるから、
ビードの形状を一定としたとき、燃焼室穴周縁部の板厚
と、凹入部の板厚を変化させることで、燃焼室穴を囲
む、ビードの変形量を調整することができ、従って、素
材を代えることなく、面圧調整の行える構造のガスケッ
トを提供できる。
ビードの形状を一定としたとき、燃焼室穴周縁部の板厚
と、凹入部の板厚を変化させることで、燃焼室穴を囲
む、ビードの変形量を調整することができ、従って、素
材を代えることなく、面圧調整の行える構造のガスケッ
トを提供できる。
【図１】断面図。
【図２】下板の拡大断面図。
【図３】従来例の断面図。
１ 上板 ２ 下板 ３ 折り返し部 ４ 燃焼室穴 ５ 折り返し片 ６ ビード ７ 部分片 ８ 凹入部
Claims (2)
- 【請求項１】 上下一対の板のみで構成し、一方の板を
他の一方の板側に折り返して燃焼室穴を構成する折り返
し部を設け、該折り返し部の折り返し片に重なり、前記
燃焼室穴を取り囲むビードを前記一方の板に形成すると
共に、折り返し部内に存する他の一方の板の部分片の一
方の板側の片面に、前記ビードと相対向し、前記燃焼室
を取り囲む凹入部を設けた、金属積層形ガスケット。 - 【請求項２】 他の一方の板厚をａ、部分片の燃焼室穴
側の周縁部の板厚をｂおよび凹入部の板厚をｃとしたと
き、ａ＞ｂ＞ｃの関係にした請求項１記載の上下一対の
板のみで構成した金属積層形ガスケット。
Priority Applications (6)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7133620A JP2766462B2 (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 上下一対の板のみで構成した金属積層形ガスケット |
| US08/652,030 US5700016A (en) | 1995-05-31 | 1996-05-21 | Metal laminate gasket with surface pressure adjustment mechanism |
| DE69606224T DE69606224T2 (de) | 1995-05-31 | 1996-05-29 | Mehrschichtige Metaldichtung mit einer Vorrichtung zur Flächenpressungsregelung |
| EP96303851A EP0745792B1 (en) | 1995-05-31 | 1996-05-29 | Metal laminate gasket with surface pressure adjustment mechanism |
| ES96303851T ES2140789T3 (es) | 1995-05-31 | 1996-05-29 | Junta de laminas metalicas con mecanismo de ajuste de presion superficial. |
| KR1019960019942A KR100199520B1 (ko) | 1995-05-31 | 1996-05-31 | 한쌍의 판만으로 구성된 금속 적층형 가스킷 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7133620A JP2766462B2 (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 上下一対の板のみで構成した金属積層形ガスケット |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08326916A JPH08326916A (ja) | 1996-12-10 |
| JP2766462B2 true JP2766462B2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
ID=15109083
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7133620A Expired - Fee Related JP2766462B2 (ja) | 1995-05-31 | 1995-05-31 | 上下一対の板のみで構成した金属積層形ガスケット |
Country Status (2)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2766462B2 (ja) |
| KR (1) | KR100199520B1 (ja) |
-
1995
- 1995-05-31 JP JP7133620A patent/JP2766462B2/ja not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-05-31 KR KR1019960019942A patent/KR100199520B1/ko not_active IP Right Cessation
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| KR960041808A (ko) | 1996-12-19 |
| KR100199520B1 (ko) | 1999-06-15 |
| JPH08326916A (ja) | 1996-12-10 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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