JP2764996B2 - 魚釣り用電動リール - Google Patents

魚釣り用電動リール

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Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は、魚釣りに用いられる電動リールに関するも
のである。
従来の技術 近年、電動リールは魚のいる層に釣りの仕掛けをもっ
てゆく、いわゆる棚取り機能や、仕掛けが竿先ガイドま
で巻き込まないようそれ以前で巻き取りを停止させるい
わゆる船べり停止機能等が付与され、より高付加価値制
御が行なわれる様になってきている。これらの電動リー
ルの制御におけるスプールより繰り出された道糸の長さ
を検出する方法としては、スプールの回転数を検出しそ
のカウント数を表示する方法と、スプール以外にスプー
ルに巻いた道糸に摩擦接触するローラを設け、このロー
ラの回転によりスプールより繰り出される道糸のメート
ル数を検出し、そのメートル数を表示する方法が代表例
として上げられる。
しかしスプールの回転数を検出表示する方法では、道
糸の繰り出し長さや棚の実際長さが把握しにくいという
問題があった。又後者のローラによる道糸のメートル数
表示は、見やすいが、誤差が多分にあった。以下このロ
ーラにより、スプールより繰り出される道糸の長さを検
出し、棚取り等の制御を行う魚釣り用電動リールについ
て説明する。
第2図は、ローラにより、スプールに巻いた道糸の繰
り出し、巻き上げ長さを検出し制御する概要図であり、
第3図はそのリールのブロック図である。
第2図において1はスプール、2はスプールに巻かれ
た道糸、3は検出ローラである。道糸が繰り出しまたは
巻き上げられることによりスプールに巻いた道糸2に接
触したローラ3が糸との摩擦で回転し、このローラの回
転数を読み取ることにより、繰り出し、巻き上げ時の道
糸の長さを検出する。第3図において、4はコントロー
ル部、5はローラによる繰り出し、巻き上げ道糸の長さ
検出部、6はスプール駆動部、7は表示部、8は巻き上
げスイッチ、9はリセットスイッチである。
以上、第3図のように構成された電動リールの道糸の
繰り出し、巻き上げ動作について説明する。まず、リセ
ットスイッチ9を押し、表示部のメートル数をクリアし
た状態で道糸を繰り出すとローラが正方向に回転し、道
糸の長さ検出部5でローラの回転数を検出し、カウント
値を加算していきその時のメートル数をコントロール部
4を通して表示部7により表示する。魚が釣れる棚まで
道糸を繰り出した後、釣針に魚がかかった状態で道糸の
巻き上げ動作に入る。巻き上げ動作は、巻上げスイッチ
8を押すとこれをコントロール部4にて認識し、モータ
を主としたスプール駆動部を制御してスプールを巻き上
げ方向に回転させる。スプールの回転に伴いローラが逆
方向に回転し、長さ検出部でローラの回転数を検出して
カウント値を減算していき、その時のメートル数をコン
トロール部4を通して表示部7により表示する。カウン
ト値がゼロになるとコントロール部4からスプール駆動
部6へ停止信号を送り、スプールの回転を停止する。
発明が解決しようとする課題 電動リールの基本機能として、棚取り機能、仕掛けを
竿先まで巻き込まないようにする船べり停止機能があ
り、電動で自動停止を行なう場合、繰り出し、巻き上げ
動作を何度繰り返しても誤差の累積なく正確に停止する
ことが絶対条件である。しかし前記のような構成では道
糸の繰り出し、巻き上げ速度が速くなった場合またはス
プールに巻かれる道糸によりがかかり、均一でなかった
場合、道糸に接触するローラが回転せずに滑ったり、振
り込み時の振動により空回りしたりして実際のメートル
数と違った値になることがあるため、繰り出し、巻き上
げ動作を繰り返した場合、棚取り位置、船べり停止位置
が変化してくる。また前者のスプールの回転数を検出
し、そのカウント値をそのまま表示する方式において
は、スプールのカウント値を使用者がメートルに換算し
使う必要があり実用上極めて不便であった。
本発明は上記欠点に鑑み、スプールの回転数を検出し
て棚取り時、船べり停止時におけるモータの自動停止を
制御すると同時に、スプールに巻かれる道糸の号数入力
手段と、スプールに巻かれる道糸の長さ入力手段を備
え、一定の計算式を用いて道糸のメートル換算を行って
これを表示する表示手段を備えた魚釣り用電動リールを
提供するものである。
課題を解決するための手段 この目的を達成するために本発明の魚釣り用電動リー
ルは、道糸の号数、道糸量入力部とスプール回転数入力
部とこれに一定の計算式を用いてスプールより繰り出さ
れた道糸の長さをメートル換算を行うマイクロコンピュ
ータと、そのコントロール部と、コントロール部からの
制御信号によりモータを回転するモータ主体のスプール
駆動部とメートル数を表示する表示部からなっている。
作用 この構成により、スプールの回転数によって道糸の棚
取り、船べり停止時におけるモータ制御を行うと同時
に、前記スプール回転数と道糸の号数と道糸巻量により
マイクロコンピュータでメートル換算処理を行なった
後、これを表示することによって道糸の巻き上げ、繰り
出し動作を繰り返した場合でも停止誤差の累積を防ぎ、
正しいメートル表示を可能にすることとなる。
実施例 以下、本発明の一実施例について図面を参照しながら
説明する。第1図はスプールに巻かれている道糸の号数
及び道糸巻量を入力する手段と、3個のセンサによりス
プールの正逆回転を判定しかつ回転数をパルスとしてカ
ウントするカウント手段と、上記道糸号数、道糸巻き量
及びスプールのカウント数を入力として一定の計算式を
用いてスプールより繰り出された道糸のメートル換算を
行う換算手段と、前記スプールの回転数により、棚取
り、船べり停止時におけるスプール駆動用モータの停止
制御を行なうコントロール手段と、前記メートル換算手
段により換算された道糸のメートル数を表示する手段を
示すものである。
第1図において、21は逆接防止用ダイオードであり、
これは電源電池に接続されている。22は制御系回路に対
して安定電圧を供給するための安定化電源回路、23は道
糸巻取り時のスプール駆動用モータである。24はモータ
23を駆動するモータ駆動回路であり、25,26,27はスプー
ルの回転数と方向を検出し、パルスとして出力する3個
のセンサである。28はセンサ25,26,27からのパルスを入
力として、スプールの正逆回転方向を検出し、スプール
の回転数を加算,減算するカウント手段である。29はカ
ウント手段28のカウント数をリセットするリセットスイ
ッチ、30はスプールに巻かれている道糸に位置センサを
接触させ、道糸を含んだスプールの径から道糸の巻量を
検出する手段である。31は道糸の号数を入力する号数入
力手段である。32はスプールのカウント数,道糸巻量,
道糸の号数より繰り出されている道糸の長さをメートル
数に換算する演算手段である。33はスプールのカウント
数により棚取り、船べり停止時におけるモータの駆動、
停止制御を行なうとと共に、演算手段32で換算されたメ
ートル数を表示するための制御を行なうコントロール手
段である。34はスプールより繰り出された道糸の長さを
メートル表示する表示手段である。35はモータでスプー
ルを回転させて道糸を巻き取るためのスイッチである。
36はスプールをフリーまたはセット状態にするクランプ
駆動部であり、マイクロコンピュータはスプール回転数
カウント手段28、メートル換算手段32、コントロール手
段33とこれらのための記憶素子で構成されている。
以上のように構成された魚釣り用電動リールについ
て、以下その動作を説明する。まず、リセットスイッチ
29を押し、スプール回転数検出手段28のカウント値をリ
セットすると共に、この時、道糸巻量検出手段30により
検出された巻き量及び道糸の号数入力手段31により入力
された号数がメートル換算手段32の記憶素子に記憶され
る。次に電動リールのクランプ駆動部36を、スプールが
フリーになる状態に操作し、スプールに巻かれた道糸を
繰り出す。この場合、スプールの繰り出しの方向と回転
数をスプール回転検出センサ25,26,27が検出し、スプー
ル回転数カウント手段28でそのカウント値を加算してい
く。メートル換算手段32では、カウント手段28より逐次
出力されるスプールの回転数の値を入力し、道糸巻量検
出手段30と道糸の号数入力手段31より入力された道糸巻
量及び道糸の号数をもとに一定の計算式を用いてメート
ル換算を行なう。
メートル換算されたスプールからの道糸の繰り出し長
さはコントロール手段33を通して表示手段34にて表示す
る。この方法で道糸を繰り出していき、予めコントロー
ル手段33に記憶しておいた棚の深さ、この場合スプール
の回転数とカウント手段28より出力される値とをコント
ロール手段33で比較し、カウント手段より出力される値
の方が大きくなった時点でクランプ駆動部36がスプール
にセット状態となるように信号を出し、道糸の繰り出し
を停止し棚取りが行われる。次に道糸の巻き上げ動作に
おいては、道糸巻き上げスイッチ35を押すと、これをコ
ントロール手段33で認識し、モータ駆動回路24に信号を
出力し、モータ23を駆動することによって、スプールを
道糸の巻き上げ方向へ回転させる。このスプールの回転
をスプール回転検出センサ25,26,27が検出しスプール回
転数カウント手段28でそのカウント値を減算していく。
メートル換算手段32では繰り出し動作と同様に一定の計
算式を用いてメートル換算処理を行ない演算された、ス
プールへの道糸の巻き取り長はコントロール手段33を通
して表示手段34にて表示する。この方法で道糸を巻き上
げていきカウント手段28から出力されるカウント値がゼ
ロになったことをコントロール手段33が認識すると、モ
ータ駆動回路に停止信号を出力し、モータ23を停止する
ことによってスプールの回転を止め仕掛けが竿先に打ち
当る以前に巻き取りは終了して船べり停止をさせること
ができる。
以上のように本実施例によれば、スプール回転数によ
り、棚取り、船べり停止を行なうと同時にスプールに巻
かれている道糸の号数及び道糸巻き量の値によりスプー
ルより繰り出されている道糸の長さをメートル表示する
機能をもたせることができ、船頭の指示や釣人自体によ
る棚の決定と道糸の棚までの繰り出しを同じメートル表
示で容易に行なうことができる。
発明の効果 以上のように本発明は電動リールの道糸繰り出し、巻
き取り動作において、スプールの回転数で棚取り及び仕
掛けの船べり停止制御を行なうため、道糸停止位置の誤
差の累積はなく、またスプールの回転数をスプールに巻
かれた道糸量及び道糸の号数の値をもとに、一定の計算
式を用いてメートル換算を正確に行なう機能をもたせる
ことが可能となり、その実用的効果は大なるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の魚釣り用電動リール制御回路の一実施
例を示す回路図、第2図は従来のスプールに巻いた道糸
の検出を示す構造図、第3図は従来例を示すブロック図
である。 21……ダイオード、22……安定化電源回路、23……モー
タ、24……モータ駆動回路、25,26,27……スプール回転
検出センサ、28……スプール回転数カウント手段、29…
…カウンタリセットスイッチ、30……スプールに巻かれ
ている道糸巻き量検出手段、31……道糸の号数入力手
段、32……メートル換算手段、33……コントロール手
段、34……表示手段、35……道糸巻き上げスイッチ、36
……クランプ駆動部。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スプールに巻かれる道糸の太さを記憶素子
    に入力する号数入力手段と、スプールに巻かれる道糸長
    さを記憶素子に入力する道糸量入力手段と、スプールの
    正逆回転を判定しその回転数をパルスとして発生するパ
    ルス発生部と、このパルスをカウントするカウント手段
    と、上記道糸の号数入力手段と道糸量入力手段とカウン
    ト手段より入力された記憶素子のデータに一定の計算式
    を用いて上記スプールより繰り出された道糸長さのメー
    トル換算を行う演算手段と上記記憶素子とからなるマイ
    クロコンピュータと、上記スプールを巻き上げ駆動する
    モータと、棚取りのため繰り出した道糸の長さをスプー
    ルの回転数でカウントして記憶素子に記憶させ、次回道
    糸を繰り出した際記憶されたスプールの回転数で上記モ
    ータを回転させてスプールを停止させる棚取り機能と、
    道糸巻取り時に上記カウント手段のカウント値がゼロと
    なると仕掛けが巻き込まれないようスプール巻き上げ用
    モータが停止する船べり停止機能とを備えたモータ制御
    手段と、上記演算手段により換算されたスプールより繰
    り出された道糸長さをメートル数で表示する表示手段を
    有した魚釣り用電動リール。
  2. 【請求項2】道糸量入力手段が、スプールの道糸巻きつ
    け部の径を測定する位置センサと、上記道糸の号数と、
    スプール径に対して一定計算を行ないスプールに巻かれ
    ている道糸量を算出する手段を有する特許請求の範囲第
    1項記載の魚釣り用電動リール。
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