JP2764233B2 - 液体用流量計 - Google Patents
液体用流量計Info
- Publication number
- JP2764233B2 JP2764233B2 JP23767592A JP23767592A JP2764233B2 JP 2764233 B2 JP2764233 B2 JP 2764233B2 JP 23767592 A JP23767592 A JP 23767592A JP 23767592 A JP23767592 A JP 23767592A JP 2764233 B2 JP2764233 B2 JP 2764233B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- container
- siphon tube
- siphon
- discharge
- Prior art date
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- Expired - Lifetime
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は水、油、薬液等の液体の
流量を測定する流量計に関し、特に容器内が一定量の液
体に満たされると自動的に液体を吐出するサイフォン管
を設けたサイフォン管式液体用流量計に関する。
流量を測定する流量計に関し、特に容器内が一定量の液
体に満たされると自動的に液体を吐出するサイフォン管
を設けたサイフォン管式液体用流量計に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来のサイフォン管式液体用流量計は、
上部が開いた開放容器に液体を流入せしめて蓄積し、該
容器に逆Ｕ字管部を有するサイフォン管を取り付け、容
器の液体をその液位がサイフォン管の頂部に達したとき
にサイフォン管を通して吐出せしめ入口開口端まで下が
ったときに停止せしめ、このサイフォン管の吐出回数や
吐出間隔を検出することにより流量を測定するようにし
たものである。
上部が開いた開放容器に液体を流入せしめて蓄積し、該
容器に逆Ｕ字管部を有するサイフォン管を取り付け、容
器の液体をその液位がサイフォン管の頂部に達したとき
にサイフォン管を通して吐出せしめ入口開口端まで下が
ったときに停止せしめ、このサイフォン管の吐出回数や
吐出間隔を検出することにより流量を測定するようにし
たものである。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】上記の上部開放の容器
は水平方向の断面積が上端から下端まで一定であった。
この場合、流量測定の誤差が大きく、高精度に流量を測
定できない問題があった。即ち、容器内の液面が流入流
体によって、また外乱による容器の振動等によって波立
った場合に、サイフォン管の頂部及び流入開口付近の容
器の水平方向断面積が大きいので、実際の吐出開始時及
び終了時の容器内液体体積が所望の吐出開始時及び終了
時の液体体積に比べて大きく相違してしまうためであ
る。従って、本発明の技術的課題は、サイフォン管の吐
出開始時及び終了時の容器内液体体積の誤差を減少させ
ることである。
は水平方向の断面積が上端から下端まで一定であった。
この場合、流量測定の誤差が大きく、高精度に流量を測
定できない問題があった。即ち、容器内の液面が流入流
体によって、また外乱による容器の振動等によって波立
った場合に、サイフォン管の頂部及び流入開口付近の容
器の水平方向断面積が大きいので、実際の吐出開始時及
び終了時の容器内液体体積が所望の吐出開始時及び終了
時の液体体積に比べて大きく相違してしまうためであ
る。従って、本発明の技術的課題は、サイフォン管の吐
出開始時及び終了時の容器内液体体積の誤差を減少させ
ることである。
【０００４】
【課題を解決する為の手段】上記の技術的課題を解決す
るために講じた本発明の技術的手段は、液体が導入蓄積
される上部開放の容器に、逆Ｕ字部を有するサイフォン
管を取り付け、サイフォン管の吐出回数や吐出間隔を検
出することにより液体の流量を測定するものにおいて、
サイフォン管の頂部及び流入開口付近の容器の断面積を
縮小して形成したものである。
るために講じた本発明の技術的手段は、液体が導入蓄積
される上部開放の容器に、逆Ｕ字部を有するサイフォン
管を取り付け、サイフォン管の吐出回数や吐出間隔を検
出することにより液体の流量を測定するものにおいて、
サイフォン管の頂部及び流入開口付近の容器の断面積を
縮小して形成したものである。
【０００５】
【作用】上記の技術的手段の作用は下記の通りである。
サイフォン管の頂部及び流入開口付近の容器の断面積を
縮小して形成したので、容器内の液面に波立ちが生じて
も、実際の吐出開始時及び終了時の容器内液体体積と所
望の吐出開始時及び終了時の液体体積との差を小さくす
ることができる。従って、流量測定の誤差が小さくな
り、高精度に流量を測定できる。尚、サイフォン管の吐
出回数や吐出間隔は、例えば容器に設けた液面計等を利
用することにより検出でき、この吐出回数あるいは吐出
間隔とサイフォン管により１回に吐出される液体量とか
ら流量を測定できる。
サイフォン管の頂部及び流入開口付近の容器の断面積を
縮小して形成したので、容器内の液面に波立ちが生じて
も、実際の吐出開始時及び終了時の容器内液体体積と所
望の吐出開始時及び終了時の液体体積との差を小さくす
ることができる。従って、流量測定の誤差が小さくな
り、高精度に流量を測定できる。尚、サイフォン管の吐
出回数や吐出間隔は、例えば容器に設けた液面計等を利
用することにより検出でき、この吐出回数あるいは吐出
間隔とサイフォン管により１回に吐出される液体量とか
ら流量を測定できる。
【０００６】
【実施例】上記の技術的手段の具体例を示す実施例を説
明する（図１参照）。液体を導入して蓄積する上部開放
の容器１，２を２つ以上の複数設け、それぞれに逆Ｕ字
部を有するサイフォン管３，４を取り付ける。容器１，
２はそれぞれ、サイフォン管３，４の頂部５，６と流入
開口７，８付近の水平方向の断面積を他の部分のよりも
小径に形成する。容器１，２の上方には被測定系の液体
の流入口９が位置する。流入口９からの液体は下記の切
替手段によって容器１と容器２に交互に流入する。
明する（図１参照）。液体を導入して蓄積する上部開放
の容器１，２を２つ以上の複数設け、それぞれに逆Ｕ字
部を有するサイフォン管３，４を取り付ける。容器１，
２はそれぞれ、サイフォン管３，４の頂部５，６と流入
開口７，８付近の水平方向の断面積を他の部分のよりも
小径に形成する。容器１，２の上方には被測定系の液体
の流入口９が位置する。流入口９からの液体は下記の切
替手段によって容器１と容器２に交互に流入する。
【０００７】容器１，２と流入口９の間に流入切替板１
０を回転軸１１を中心に回転可能に配置する。また回転
軸１１に連結棒１２を回転可能に取り付け、連結棒１２
の両端にそれぞれ連結棒１３，１４の一端をピン１５，
１６で連結する。連結棒１３，１４の他端にシ―ソ―１
７をピン１８，１９で取付ける。シ―ソ―１７は回転軸
２０を中心に回転可能に配置する。シ―ソ―１７の両端
はサイフォン管３，４から吐出される液体が衝突するよ
うに延ばし、液体の受皿２１，２２を設ける。流入切替
板１０、連結棒１２，１３，１４、シ―ソ―１７により
切替手段を構成する。
０を回転軸１１を中心に回転可能に配置する。また回転
軸１１に連結棒１２を回転可能に取り付け、連結棒１２
の両端にそれぞれ連結棒１３，１４の一端をピン１５，
１６で連結する。連結棒１３，１４の他端にシ―ソ―１
７をピン１８，１９で取付ける。シ―ソ―１７は回転軸
２０を中心に回転可能に配置する。シ―ソ―１７の両端
はサイフォン管３，４から吐出される液体が衝突するよ
うに延ばし、液体の受皿２１，２２を設ける。流入切替
板１０、連結棒１２，１３，１４、シ―ソ―１７により
切替手段を構成する。
【０００８】図示のものは、被測定系の液体が流入口９
から流入切替板１０に沿って容器１に流入している状態
を示している。容器１内の液体はその液位がサイフォン
管３の頂部５に達するとサイフォン管３を通して吐出さ
れ、入口開口７端まで下がると停止する。サイフォン管
３から吐出された液体はシ―ソ―１７の右端部分に衝突
し、シ―ソ―１７を時計回り方向に回転せしめて右下り
の状態にする。このとき、連結棒１３，１４，１２を介
して流入切替板１０も時計回り方向に回転し、左下がり
の状態になり、流入口９からの液体を容器２に流入せし
める。容器２においても液体は液位がサイフォン管４の
頂部６に達すると吐出され、入口開口８端まで下がると
停止する。サイフォン管４から吐出された液体はシ―ソ
―１７及び流入切替板１０を反時計回り方向に回転せし
めて図示の状態に戻す。以降これを繰り返す。サイフォ
ン管３，４の吐出回数や吐出間隔を容器１，２に取付け
た液面計（図示せず）で検出し、この吐出回数あるいは
吐出間隔とサイフォン管により１回に吐出される液体量
との関係を記憶素子ＲＯＭに書込んだマイクロ・コンピ
ュ―タ・システム（図示せず）で流量を演算して表示す
る。サイフォン管３，４の吐出回数や吐出間隔は上記の
他に、容器１，２に接した圧力センサ―を用いたり、回
転軸１１，２０の回転力によりカウンタ―を作動させた
り、その他の手段により検出することができる。
から流入切替板１０に沿って容器１に流入している状態
を示している。容器１内の液体はその液位がサイフォン
管３の頂部５に達するとサイフォン管３を通して吐出さ
れ、入口開口７端まで下がると停止する。サイフォン管
３から吐出された液体はシ―ソ―１７の右端部分に衝突
し、シ―ソ―１７を時計回り方向に回転せしめて右下り
の状態にする。このとき、連結棒１３，１４，１２を介
して流入切替板１０も時計回り方向に回転し、左下がり
の状態になり、流入口９からの液体を容器２に流入せし
める。容器２においても液体は液位がサイフォン管４の
頂部６に達すると吐出され、入口開口８端まで下がると
停止する。サイフォン管４から吐出された液体はシ―ソ
―１７及び流入切替板１０を反時計回り方向に回転せし
めて図示の状態に戻す。以降これを繰り返す。サイフォ
ン管３，４の吐出回数や吐出間隔を容器１，２に取付け
た液面計（図示せず）で検出し、この吐出回数あるいは
吐出間隔とサイフォン管により１回に吐出される液体量
との関係を記憶素子ＲＯＭに書込んだマイクロ・コンピ
ュ―タ・システム（図示せず）で流量を演算して表示す
る。サイフォン管３，４の吐出回数や吐出間隔は上記の
他に、容器１，２に接した圧力センサ―を用いたり、回
転軸１１，２０の回転力によりカウンタ―を作動させた
り、その他の手段により検出することができる。
【０００９】本実施例においては、サイフォン作用中の
容器には被測定系の液体が流入しないので、流量の測定
制度が向上する。
容器には被測定系の液体が流入しないので、流量の測定
制度が向上する。
【００１０】
【発明の効果】本発明は下記の特有の効果を生じる。上
記のように本発明では、サイフォン管の頂部及び流入開
口付近の容器の断面積を縮小して形成することにより、
容器内の液面に波立ちが生じても、実際の吐出開始時及
び終了時の容器内液体体積と所望の吐出開始時及び終了
時の液体体積との差を小さくすることができ、流量測定
の誤差が小さくなり、高精度に流量を測定できる液体用
流量計を得ることができる。
記のように本発明では、サイフォン管の頂部及び流入開
口付近の容器の断面積を縮小して形成することにより、
容器内の液面に波立ちが生じても、実際の吐出開始時及
び終了時の容器内液体体積と所望の吐出開始時及び終了
時の液体体積との差を小さくすることができ、流量測定
の誤差が小さくなり、高精度に流量を測定できる液体用
流量計を得ることができる。
【図１】本発明の実施例の液体用流量計の断面図であ
る。
る。
１，２ 容器 ３，４ サイフォン管 ５，６ 頂部 ７，８ 流入開口 ９ 流入口 １０ 流入切替板 １２，１３，１４ 連結棒 １７ シ―ソ―
Claims (1)
- 【請求項１】 液体が導入蓄積される上部開放の容器
に、逆Ｕ字部を有するサイフォン管を取り付け、サイフ
ォン管の吐出回数や吐出間隔を検出することにより液体
の流量を測定するものにおいて、サイフォン管の頂部及
び流入開口付近の容器の断面積を縮小して形成したこと
を特徴とする液体用流量計。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23767592A JP2764233B2 (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | 液体用流量計 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP23767592A JP2764233B2 (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | 液体用流量計 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0658790A JPH0658790A (ja) | 1994-03-04 |
| JP2764233B2 true JP2764233B2 (ja) | 1998-06-11 |
Family
ID=17018845
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP23767592A Expired - Lifetime JP2764233B2 (ja) | 1992-08-12 | 1992-08-12 | 液体用流量計 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2764233B2 (ja) |
-
1992
- 1992-08-12 JP JP23767592A patent/JP2764233B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0658790A (ja) | 1994-03-04 |
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