JP2762186B2 - 大形容器の凍結アイスクリームの柔軟化方法及び撹拌機 - Google Patents

大形容器の凍結アイスクリームの柔軟化方法及び撹拌機

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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、凍結アイスクリーム
をデイッシヤーやボーラーで小出しし易くすることを目
的とした大形容器の凍結アイスクリームの柔軟化方法及
び撹拌機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来大形容器からデイッシヤーやボーラ
ーでアイスクリームを小出しするとき、アイスクリーム
の品温が−15℃であっても、組織が固化していると、
固いので、デイッシヤー等の先端で数回に亘り掻き取っ
てから、アイスクリームをデッシヤー等に満たしている
のが現状である。
【0003】
【発明により解決すべき課題】前記のようにデイッシヤ
ー等で掻き取るには、相当の強い力を必要とし、時には
デイッシヤーの変形を来すなど、時間と労力的にも問題
点があった。また前記人力によることなく、アイスクリ
ームの品温を高くすれば、小出しが容易となるが、アイ
スクリームの品質を低下するおそれがあるので、品温を
高くすることは好ましくない。
【0004】
【課題を解決する為の手段】然るにこの発明は、アイス
クリームを機械的に部分撹拌することにより、前記従来
の問題点を解決したのである。
【0005】大形容器に入ったアイスクリームは、冷凍
保管中(約−15℃)に固化している。これを店頭のス
トッカー(−15℃〜−17℃)に移すときに、部分的
に一度掻きまぜると、アイスクリーム中に空気が混入
し、再び固化することがなくなり、デイッシヤー等によ
る小出しが容易となる。この発明は、前記アイスクリー
ムの特質を利用し、機械撹拌して、小出しを容易にした
ものである。
【0006】即ち方法の発明は、凍結アイスクリームを
撹拌手段により部分撹拌して掻きまぜることを特徴とし
た大形容器の凍結アイスクリームの柔軟化方法である。
また撹拌手段は、低速回転軸に、羽根を突設し、回転軸
の先端をガイド棒としたものである。次に機械の発明
は、可逆回転手段と連結した回転軸に撹拌用の羽根を突
設し、前記回転軸の先端にガイド棒を設けたことを特徴
とする大形容器の凍結アイスクリームの柔軟化用撹拌機
である。前記回転手段は、モーターであるが、手動入力
方式を採用することもできる。また回転軸をフレキシブ
ルシヤフトに連結することができる。
【0007】前記における撹拌機は、小型軽量で、ハン
デー型が好ましく、アイスクリームの飛散を極力少なく
する為に、羽根の形状は細く(例えば巾は15mm以下)
低速回転(例えば350w のときは300r.p.m.〜40
0r.p.m.)であり、可逆回転することが必要である。例
えば羽根をアイスクリームから抜く時に逆回転すると、
スムースに抜け出す。また回転軸の先端(羽根の下方)
にガイド棒を設けておけば安定性よく、所定位置を掻き
回すことができる。更に回転軸を六角形(角鉛筆のよう
な断面形状)にすることにより、ドリルとの連結性を確
実にできる。
【0008】前記撹拌機としては、例えばハンデー型ド
リルに小さい羽根(例えば直径70mm)を取付けた構造
で、十分目的を達成できる。
【0009】
【作用】この発明によれば、凍結したアイスクリームを
機械撹拌するので、アイスクリーム間に空気層を生じデ
イッシヤー等で容易に小出し出来るソフト状となり、し
かも再凍結することがない。この発明の撹拌機は小型で
あるから、片手操作が可能であり、容易にアイスクリー
ムの部分撹拌ができるので、比較的短時間に目的を達成
し得る。
【0010】
【実施例1】モーターにより、300r.p.m.とした回転
軸2の先端に2枚の羽根3を直径的(直径80mm)に突
設した、撹拌機を、アイスクリームの上面所定位置に直
立させ、回転軸2を回転させ乍ら、これに下圧力を加え
ると、アイスクリームは、前記羽根3の直径より若干大
き目の範囲で撹拌されるので、そのまゝ回転軸2に設け
たガイド棒4の先端が容器底に近接するまで下圧力を持
続する。前記回転軸2の上部に、深度印7を付しておけ
ば、ガイド棒4の先端により容器底を損傷するおそれは
ない。前記におけるモータは、100V、350w 、0
〜1100r.p.m.で、変速及び可逆回転式であり、重量
は約2.0Kgである。
【0011】前記において、羽根3の回転は、遅い程ア
イスクリームの飛散量が少ないが、羽根3の直径80mm
の場合に回転数を300r.p.m.より遅くすると、羽根が
アイスクリームの中へ埋没した時にモーターが停止する
おそれがある。そこでモーター容量を350w 以上にす
ると、能力の増大に伴って低速回転ができるが、撹拌機
の総重量が大きくなり、片手操作に支障を来すので、自
ら制約がある。また羽根3の直径を小さくすれば低速化
が可能であり、かつ飛散量も少なくてすむが、能率が低
下する。そこで実用的に、回転数は300r.p.m.〜40
0r.p.m.で、羽根の直径は60mm〜80mmである。
【0012】
【実施例2】撹拌機本体1から突出した回転軸2の先端
にガイド棒4を設け、その後方に羽根3を直径的に突設
する。前記羽根3は、直径80mm、巾15mmで、若干の
リード(20度)をもたせて撹拌機8を構成した。
【0013】前記撹拌機8を使用するには、アイスクリ
ーム容器を固定器12に入れて、流し13に固定した
後、図3のようにアイスクリーム6の所定位置へ、回転
軸2をほゞ垂直にして押し込む。この場合に羽根3に掛
る抵抗力を勘案し、押し込み力を加減する。回転軸2が
深度印7まで沈んだ時に、モーターのスイッチを切り、
逆回転に切替えて回転軸を靜かに引抜く。
【0014】図3に示す容器5は、縦横140mm×24
0mmであるが、この位の面積に対しては、羽根を2回押
し込んで撹拌すれば、隅部までデイッシヤー11又はボ
ーラー10で容易に取出すことができる。前記実施例に
おいては、羽根の直径を80mmとし、回転軸を300r.
p.m.で回転した。羽根が小さい程、回転数が遲い程アイ
スクリームの飛散量は少ないが、能率との関係で制約が
ある。また羽根の直径を大きくし、回転数を遲くするこ
とにより能率を低下させずに、アイスクリームの飛散量
を押えることができるが、回転数を遲くすると、羽根の
回転抵抗が増大し、モーターが止るので、モーターの容
量を大きくしたり、減速機を付けたりしなければならな
い。そこで必然的に重量が大きくなり、ハンデー型でな
くなるおそれがある。操作者が女子従業員である場合も
考慮すれば、総重量2.0Kg以内が好ましい。従って羽
根の直径も80mm前後、回転数も300r.p.m.前後とな
ってくる。然し乍ら前記制約をクリヤーできれば、必ず
しも前記寸法及び回転数に制限されることはない。
【0015】
【実施例3】この実施例は、図2のように実施例2の、
モーター軸と、回転軸2との間に、フレキシブルシヤフ
ト9を介装したものである。この実施例において、図2
に示す撹拌機本体を適宜の台上に固定し、回転軸2をア
イスクリーム上へ持って行って撹拌できるので、総重量
を考慮することなく、低速かつ高能率撹拌を実現するこ
とができる。図中14は軸受である。
【0016】
【発明の効果】この発明によれば、凍結アイスクリーム
(シヤーベットも同じ)を機械撹拌するので、デイッシ
ヤー等で容易に取出し得る効果がある。この発明におけ
る撹拌機は、回転軸に羽根を突設したものであるから、
撹拌範囲は円柱状であるけれども、影響力があるので容
器の隅まで撹拌する必要はない。従ってアイスクリーム
容器が角形でも円形でも同様に目的を達成できる効果が
ある。またフレキシブル回転軸を用いれば、操作が一層
簡易化される効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例の正面図。
【図2】同じく他の実施例の正面図。
【図3】同じく使用状態を示す拡大斜視図。
【図4】同じく使用状態を示す断面図。
【図5】従来使用されているボーラーの斜視図。
【図6】同じくデイッシヤーの斜視図。
【符号の説明】
1 撹拌機本体 2 回転軸 3 羽根 4 ガイド棒 5 アイスクリーム容器 6 アイスクリーム 7 深度印 8 撹拌機 9 フレキシブルシヤフト 14 軸受

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 凍結アイスクリームを撹拌手段により部
    分撹拌して掻きまぜることを特徴とした大形容器の凍結
    アイスクリームの柔軟化方法
  2. 【請求項2】 撹拌手段は、低速回転軸に、羽根を突設
    し、回転軸の先端をガイド棒としたものであることを特
    徴とする請求項1記載の大形容器の凍結アイスクリーム
    の柔軟化方法
  3. 【請求項3】 可逆回転手段と連結した回転軸に撹拌用
    の羽根を突設し、前記回転軸の先端にガイド棒を設けた
    ことを特徴とする大形容器の凍結アイスクリームの柔軟
    化用撹拌機
  4. 【請求項4】 回転手段はモーターとした請求項3記載
    の大形容器の凍結アイスクリームの柔軟化用撹拌機
  5. 【請求項5】 モーターの軸と回転軸との間に、フレキ
    シブルシヤフトを介装した請求項3又は4記載の大形容
    器の凍結アイスクリームの柔軟化用撹拌機
  6. 【請求項6】 回転軸を六角形とした請求項3、4、5
    項の何れか1つ記載の大型容器の凍結アイスクリームの
    柔軟化用撹拌機
JP32252391A 1991-11-11 1991-11-11 大形容器の凍結アイスクリームの柔軟化方法及び撹拌機 Expired - Fee Related JP2762186B2 (ja)

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JPH05130834A (ja) 1993-05-28

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