JP2759513B2 - アルコール濃度検出装置 - Google Patents

アルコール濃度検出装置

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JP2759513B2 JP20396089A JP20396089A JP2759513B2 JP 2759513 B2 JP2759513 B2 JP 2759513B2 JP 20396089 A JP20396089 A JP 20396089A JP 20396089 A JP20396089 A JP 20396089A JP 2759513 B2 JP2759513 B2 JP 2759513B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、アルコール濃度検出装置の改良に関する。
特に、アルコール性飲料等アルコールを含有する液体や
平版印刷に使用される所謂しめし水の中に含まれるアル
コールの濃度を検出するアルコール濃度検出装置の改良
に関する。更に詳しくは、連続測定が可能であり、万
一、被検アルコール含有液体中に不純物が混入していて
も連続測定が可能な期間が長く、また、被検アルコール
含有液体の液深の如何にかゝわらず使用が可能であり、
しかも、測定精度が極めて良好であるようにすることを
目的とするアルコール濃度検出装置の改良に関する。
〔従来の技術〕
従来から、アルコール性飲料等アルコールを含有する
液体や平版印刷に使用される所謂しめし水の中に含まれ
るアルコールの濃度を検出することは必要である。
従来技術に係るアルコール濃度検出方法の一例とし
て、比重計等を使用する方法の他、その都度アルコール
を含有する被検液体を汲み出して、その被検アルコール
含有水溶液の比重を測定し、この比重にもとづいて、被
検液体に含有されるアルコールの濃度を検出する方法が
知られている。
しかし、上記のような検出方法は、非連続的測定方法
であるから、検出の都度、アルコールを含有する被検液
体を汲み出す必要があると云う欠点を避け難かった。
そこで、第3図に示す半連続的測定手段(検出の都
度、アルコールを含有する被検液体を汲み出す必要がな
い。)が提供されるに至った。
第3図参照 図において、1はアルコールを含有する被検液体であ
り、2はその下面に設けられた開口が上記の被検液体1
の自然液面に面し、その側壁が被検液体中に浸漬され
て、上記の被検液体1の自然液面との間に空間が残留し
ている箱状体であり、3はこの箱状体の側面を貫通して
おり、この箱状体2と上記の被検液体1の自然液面との
間に残留している空間の内部に空気を挿入する送風パイ
プであり、4はこの箱状体2の他の側面を貫通してお
り、この箱状体2と上記の被検液体1の自然液面との間
に残留している空間から空気を外部に排出する排気パイ
プであり、6は上記の空間の内部に蒸発して貯留される
ガスに含有されるアルコールの濃度を測定する目的をも
って箱状体2に取り付けられたガスセンサである。
このアルコール濃度測定手段を使用して被検液体1に
含まれるアルコールの濃度を検出するときには、送風パ
イプ3から空気を送入した後、そのまゝ排気パイプ4か
ら箱状体2内の空気を排出して、箱体2と被検液体1の
自然液面との間に残留している空気内にあったアルコー
ルの蒸気を除去して、箱体2と被検液体1の自然液面と
の間に残留している空間内をパージした後、一定時間放
置して、被検液体1に含まれるアルコールを十分蒸発さ
せた後に、上記の空間の中に充満しているガス中のアル
コール濃度をガスセンサ6をもって測定し、その結果に
もとづいて被検液体1に含まれるアルコールの濃度を検
出するものである。
従って、この測定手段をもってアルコール濃度を測定
する場合も、完全な連続測定は不可能であった。
また、同時に、アルコールの飽和蒸気圧は、被検液体
1の温度に依存するので、蒸発したアルコールを含有す
るガス中のアルコールの濃度が、正確に、被検液体1に
含まれるアルコールの濃度を代表するとは限らないこと
は明らかである。
そこで、アルコールを含んだ被検液体から蒸発するア
ルコールの濃度をガスセンサで連続測定するとともに、
アルコールを含んだ被検液体の温度も測定しておき、温
度補正を付加することによって、アルコールを含んだ被
検液体のアルコール濃度を測定する手段が提供されるに
至った。この測定手段を第4図に示す。
第4図参照 図において、1はアルコールを含んだ被検液体であ
り、3は送風パイプであり、一端は通風ポンプ9に接続
され、他端は被検液体1の中に浸漬されている。4は排
気パイプであり、その一端は被検液体1の中に浸漬さ
れ、他端は大気中に開放されている。6はガスセンサで
あり、上記の排気パイプ4の中間に設けられている。7
は被検液体1の中に浸漬されている送風パイプ3の端部
と被検液体1の中に浸漬されている排気パイプ4の端部
とに両端を接続されている、多孔質高分子膜等よりなる
気液分離膜によって形勢された気体採取管である。8は
温度センサであり、被検液体1の温度を測定するために
被検液体1中に浸漬されている。
この測定器を使用して、被検液体1のアルコール濃度
を検出するときには、通風ポンプ9を使用して、空気を
送風パイプ内に送り込み、気体採取管・排気パイプ・ガ
スセンサを通して大気中に放出して、気体採取管7内を
パージする。被検液体1中に含まれているアルコールは
蒸気となって気体採取管7を構成している、多孔質高分
子膜等よりなる気液分離膜を透して気体採取管内に入
り、送風空気とともにガスセンサ6に導かれる。このガ
スセンサ6によってアルコール濃度が測定され、温度セ
ンサ8によって測定された被検液体1の温度にもとづい
て上記の測定されたアルコール濃度が温度補正され、そ
の結果にもとづいて被検液体1に含まれるアルコール濃
度を測定するものである。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記の第4図に示すアルコール濃度の測定手
段は、不純物をあまり含んでいないアルコール水溶液、
例えば、完成したアルコール性飲料等(醸造中ではない
アルコール性飲料等)の濃度測定等には適しているが、
醸造中のアルコール性飲料等や、平版印刷に使用するし
めし水のようにその中にインクカス等の不溶分を含有し
ているアルコール水溶液等のような被検液体に対して
は、この不溶分が気液分離膜を覆い、アルコールだ気液
分離膜を透過して蒸気化することを阻害し、測定結果に
おいて誤差が発生するという欠点を有している。
実験の結果によると、約40日の使用によって、同一ア
ルコール濃度であっても測定値が約10%程度低下するこ
とがあった。
本発明の目的は、上記各種のアルコール濃度検出装置
において不可避であった種々な欠点を解消することにあ
り、(イ)被検液体に不純物が混入していても連続測定
が可能であり、(ロ)被検液体の液深の如何にかゝわら
ず使用可能であり、(ハ)被検液体の温度変化に対する
補正もなされ、(ニ)周囲の空気温度変化に対する補正
もなされており、測定精度が十分良好であるように改良
されたアルコール濃度検出装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的は、下記のいずれの手段によっても達成さ
れる。
第1の手段は、 上端(211)は上端閉止部材(20)をもって閉塞さ
れ、下端(212)は開放端とされてなる筒状部材(21)
と、 前記の上端閉止部材(20)を貫通して、前記の筒状部
材(21)中に垂下し、その下端(221)は前記の筒状部
材(21)の下端(212)より上部において終了してお
り、送気手段(24)を有し、その下端が被検液中に浸漬
されるガス供給管(22)と、 前記の上部閉止部材(20)を貫通して設けられるガス
吸出管(26)と、 このガス吸出管(26)中に設けられ、前記のガスの温
度を検出するガス温度検出手段(27)と、 このガス温度検出手段(27)の検出する温度にもとづ
き、前記のガスの温度変化を検出するガス温度変化検出
手段(28)と、 このガスの温度変化を、被検アルコール濃度に更正す
る温度変化/アルコール濃度更正手段(29)と、 この更正されたアルコール濃度を表す情報を出力する
アルコール濃度出力手段(30)と を有するアルコール濃度検出装置において、 前記のガス吸出管(26)を流れるガス流量を検出する
ガス流量検出手段(261)と、 このガス流量検出手段(261)の流量と基準値との偏
差に応答して、前記のガス供給管(22)を流れるガス量
を制御する流量制御手段(31)と を有する アルコール濃度検出装置である(請求項1に対応)。
第2の手段は、 上端(211)は上端閉止部材(20)をもって閉塞さ
れ、下端(212)は開放端とされてなる筒状部材(21)
と、 前記上端閉止部材(20)を貫通して、前記の筒状部材
(21)中に垂下し、その下端(221)は前記筒状部材(2
1)の下端(212)より上部において終了しており、送気
手段(24)を有し、その下端が被検液中に浸漬されるガ
ス供給管(22)と、 前記の上部閉止部材(20)を貫通して設けられるガス
吸出管(26)と、 このガス吸出管(26)中に設けられ、前記ガスの温度
を検出するガス温度検出手段(27)と、 前記の上部閉止部材(20)に支持され、前記の筒状部
材(21)の下端(221)近傍に設けられる被検アルコー
ルを含有する液体の温度を検出する被検液体温度検出手
段(32)と、 この被検液温度と前記ガス温とを比較して前記のガス
の温度変化を検出するガス温度変化検出手段(33)と、 このガスの温度変化を、被検アルコール濃度に更正す
る温度変化/アルコール濃度更正手段(29)と、 この更正されたアルコール濃度を表す情報を出力する
アルコール濃度出力手段(30)と を有するアルコール濃度検出装置において、 前記のガス吸出管(26)を流れるガス流量を検出する
ガス流量検出手段(261)と、 このガス流量検出手段(261)の流量と基準値との偏
差に応答して、前記のガス供給管(22)を流れるガス量
を制御する流量制御手段(31)と を有する アルコール濃度検出装置である(請求項2に対応)。
〔作用〕
本発明に係るアルコール濃度検出装置は、ガス供給管
22から、被検液体の液深の如何にかゝわらず適切な量の
空気を被検液体10中に吹き込み、被検液体10中に含まれ
るアルコールの濃度に比例した量のアルコール蒸気を蒸
発させ、この被検液体10中に含まれるアルコールの濃度
に比例した量のアルコール蒸気をガス吸出管26を介して
吸出し、この吸出されたアルコール蒸気を、同時に供給
される空気中の酸素をもって酸化し、この化学反応の際
に発生する熱量をもってガス温度検出手段27例えば感温
用抵抗体を加熱し、この加熱による抵抗体等ガス温度検
出手段27の温度変化にもとづくガス温度検出手段抵抗体
等27の抵抗値等の変化を電気的に計測して被検液体10中
に含まれるアルコールの濃度を検出する装置である。
本発明に係るアルコール濃度検出装置においては、単
位時間当り一定量の空気を、ガス供給管22を介して、被
検液体10中に送出する。被検液体10中に送出された空気
は気泡となり、被検液体10中を上昇し、液面から筒状部
材21内の大気空間に放出される。この際、供給される空
気量は単位時間当り一定であるので、上記の気泡、すな
わち、ガス吸出管26から吸出されるガスは、常時、被検
液体10中に含まれるアルコールの濃度を代表しうる量の
アルコールを含有することゝなる。従って、このアルコ
ール蒸気を含有するガスが供給空気中の酸素によって酸
化される際に発生する単位時間当りの発生熱量は、被検
液体10中に含まれるアルコールの濃度を代表することに
なる。この発生熱量がガス温度検出手段例えば感温用抵
抗体等27を加熱し、この発生熱量が、ガス温度検出手段
例えば感温用抵抗体等27の温度を、上記のアルコール濃
度におゝむね比例して上昇させ、その温度上昇に対応し
て、発生熱量がガス温度検出手段例えば感温用抵抗体等
27の抵抗値を変化する。この抵抗値の変化をガス温度変
化検出手段28を用いて電気的に計測する。この際、周囲
の空気の温度や被検液体10の温度も測定しておき、これ
らの温度変化に起因して、上記のガス温度検出手段の出
力に及ぼされる測定値誤差を除去するための温度補正を
実行して精度をあげることは有効である。
上記したとおり、本発明に係るアルコール濃度検出装
置における重要なポイントは、ガス供給管22を介して被
検液体10中に送出され、気泡となって被検液体10中を上
昇し、液面から筒状部材21内の大気空間に放出される空
気の流量を一定に維持することである。しかるに、アル
コール濃度検出装置が固定されている場合、一定圧を出
力する送気手段をもってしては、液深が変動して液面か
らガス供給管22の下端221までの深さが変動した時に
は、一定流量の空気をガス供給管22に送出することが不
可能となり、測定誤差を発生することになる。アルコー
ル濃度検出装置の浸漬深さが変化したときの濃度の測定
値の変動を第2図に示す。
第2図参照 図において、3本の曲線は、アルコール濃度検出装置
の浸漬深さが変化したときの濃度の測定値の変動を示し
ており、濃度もパラメータとして示してある。いずれの
曲線も浸漬度が増し、ある値以上になると、急速に測定
値が降下する傾向、換言すれば、急速に測定誤差が増大
する傾向を有していると云う欠点がある。
この欠点は、特に平版印刷に使用される所謂しめし水
のアルコール濃度を検出する場合のように、予期しない
アルコール濃度検出装置の浸漬深さの変化が避けられな
い性質の場合、看過し難い欠点である。
このような測定誤差の増大を回避する目的のために、
本発明に係るアルコール濃度検出装置には、ガス吸出管
26に流れるガス流量を検出するガス流量検出手段261を
設け、このガス流量検出手段261によって検出されるガ
ス流量を基準値32と比較し、両者の偏差に応答して、上
記のガス供給管22に流れるガス流量を制御する流量制御
手段31を設けてある。この流量制御手段31によって、ア
ルコール濃度検出装置を安定的に支持した状態において
液深が変動した場合においても、送気手段24の出力圧を
調節して一定流量の空気をガス吸出管26に送り込むこと
が可能であり、アルコールを含有する被検液体のアルコ
ール濃度の測定精度を著しく向上することができる。
〔実施例〕
以下、図面を参照しつゝ、本発明の二つの実施例に係
るアルコール濃度検出装置を説明する。
第1例 請求項1記載のアルコール濃度検出装置 第1a図参照 図において、20は上端閉止部材であり筒状部材21とガ
ス供給管22とガス吸出管26とを支承する。筒状部材21の
上端211が上記の上端閉止部材20によって閉止され、そ
の下端212が開放端とされて、アルコールを含む被検液
体10の中に浸漬されている。また、ガス供給管22の下端
221は上記の筒状部材21の下端212より上方において終了
している。このガス供給管22には、送気手段24が設けら
れているので、空気等が筒状部材21の内部にあるアルコ
ールを含む被検液体10の中に供給される。
ところで、ガス供給管22の下端221は上記の筒状部材2
1の下端212より上方において終了しているので、供給さ
れた空気等は筒状部材21の外部に漏洩することが防止さ
れ、気泡となって筒状部材21の内部を上昇し、この時、
アルコールを含む被検液体10を気化して、アルコールを
含む被検液体10のアルコール濃度を代表するアルコール
ガス濃度を有するガスを筒状部材21の上部の空間に供給
する。この筒状部材21の上部の空間に供給されたガス
は、ガス吸出管26を介して吸出され、ガス吸出管26内に
おいて空気中の酸素と反応して、発熱する。
27は、ガス吸出管26内に設けられたガス温度検出手段
をなす抵抗体であり、アルコール蒸気が酸化する際の発
熱によって加熱されて抵抗値が変化する。この抵抗体の
抵抗値は、上記のガス温度検出手段27を1辺に有するホ
イートストンブリッジ等の抵抗値測定器によって測定さ
れる。
ところで、アルコールを含む被検液体10のアルコール
濃度は、上記の抵抗体の温度上昇すなわち抵抗値の変化
(温度の変化)に依存するのであるから、上記の抵抗体
の温度の変化(抵抗値の変化)を測定する必要がある。
ところが、発熱と同時に放熱も発生しているので、上記
の抵抗体の抵抗値は、周囲の空気の温度に依存し、ま
た、アルコールを含む被検液体10の温度と周囲の空気の
温度との差は、周囲の空気の相対湿度等にも依存するの
であるから、上記の抵抗体の抵抗値から上記の抵抗体の
温度上昇すなわち抵抗値の変化(温度の変化)を求める
ためには、何等かの更正が必要である。この更正をなす
機能要素がガス温度変化検出手段28であり、このガス温
度変化検出手段は、上記の抵抗体の抵抗値の他、上記の
種々なパラメータを原始情報として、上記の抵抗体の抵
抗値を上記の抵抗体の温度上昇すなわち温度の変化に換
算して、これを出力する。この機能は、上記の種々なパ
ラメータを使用してなした実験の結果にもとずいて作成
されたテーブルを使用してなすテーブルルックアップ方
式を使用すれば、容易に実現しうる。
この出力に応答して温度変化/アルコール濃度更正手
段29が入力された温度変化値にもとづいてアルコール濃
度を出力し、次段のアルコール濃度出力手段30において
所望の出力方式に従ってアルコール濃度が出力される。
この機能も、上記の種々なパラメータを使用してなした
実験の結果にもとずいて作成されたテーブルを使用して
なすテーブルルックアップ方式を使用すれば、容易に実
現しうる。
31が本発明の要旨に係る流量制御手段であり、この流
量制御手段31に、ガス吸出管26の中間に設けられている
ガス流量検出手段261によって検出されるガス流量と基
準値34とを入力し、両者の偏差に応答して送気手段24の
出力圧を調節し、上記のガス吸出管26に流れるガス流量
を一定の基準値に制御する。35はアルコール濃度検出装
置の支持手段であり、例えばアルコールを含有する被検
液体10を収容する槽36にアルコール濃度検出装置を安定
的に支持する。
本発明に係るアルコール濃度検出装置においては、被
検液体10の液深の如何にかゝわらず、単位時間当り一定
量の空気を、ガス供給管22を介して被検液体10中に送出
することができ、被検液体10中に送出された空気は気泡
となり、被検液体10中を上昇し、液面から筒状部材21内
の大気空間に放出される。この際、供給される空気量は
単位時間当り一定であるので、上記の気泡は、被検液体
10の液深の如何にかゝわらず、被検体10中に含まれるア
ルコールの濃度を代表する量のアルコール蒸気を含有す
ることゝなる。従って、このアルコール蒸気が供給空気
中の酸素によって酸化される際に発生する単位時間当り
の発生熱量は、被検液体の液深の如何にかゝわらず、被
検体10中に含まれるアルコールの濃度を代表することに
なる。この発生熱量が感温用抵抗体27を加熱し、この感
温用抵抗体27は上記のアルコール濃度に比例した温度上
昇をし、その温度上昇に対応した抵抗値の変化を来す。
この抵抗値の変化を電気的に計測してガスの温度上昇値
として出力し、この温度上昇値が温度変化/アルコール
濃度更正手段29に入力され被検液体の種類・空気中の湿
度等をパラメータとしたアルコール濃度のリストにもと
づいて被検液体のアルコール濃度を検出し、アルコール
濃度出力手段30をもって所望の出力方式に従ってアルコ
ール濃度が出力される。
31が本発明の要旨にかかる流量制御手段であり、ガス
流量検出手段261によって検出したガス流量と基準値34
との偏差にもとづいて送気手段24の出力圧を調節し、吸
出管26に流れるガス流量を一定の基準値に制御する。こ
の結果、アルコールを含む被検液体10の液深の如何にか
ゝわらず、被検液体のアルコール濃度の測定精度を著し
く向上することができる。また上記のアルコール濃度検
出装置は支持手段35によって安定的に被検液体槽36等に
支持される。
第2例 請求項2記載のアルコール濃度検出装置 第1b図参照 第1例との相違は、第1例においては、空気温度を補
正の基準値としているに反し、第2例においては、被検
体10の液の温度を補正の基準値としていることである。
図において、32は被検液体温度検出手段であり、その
下端に被検液体温度センサ321を有する。その他の動作
は、おゝむね第1例の場合と同一である。
〔発明の効果〕
以上説明せるとおり、本発明に係るアルコール濃度検
出装置は送気手段をもって空気等のガスをガス供給管を
通して被検体中に気泡として送出し、この気泡が被検体
中に含まれるアルコールの濃度に比例した量のアルコー
ル蒸気を伴ってガス吸出管に入り、このアルコール蒸気
が酸化する際の反応熱によってガス吸出管内にある感温
抵抗体が温度上昇して抵抗値を変化し、この抵抗値の変
化を測定して被検体中のアルコール濃度を検出するとさ
れており、また、送気手段の出力圧を調節して空気の流
量を制御する流量制御手段が設けられているので、本来
的に連続測定が可能であり、万一、被検体に不純物が混
入しても連続測定が可能であり、また、被検体の液深の
如何にかゝわらず使用可能で、しかも、精度が極めて良
好である。
【図面の簡単な説明】
第1a図は、本発明の実施例に係る請求項1記載のアルコ
ール濃度検出装置の断面図である。 第1b図は、本発明の実施例に係る請求項2記載のアルコ
ール濃度検出装置の断面図である。 第2図は本発明の実施例に係るアルコール濃度検出装置
の被検体中浸漬深さと測定値との関係を示す特性曲線図
である。 第3図は、従来技術に係るアルコール濃度検出装置の断
面図である。 第4図は、従来技術に係る他のアルコール濃度検出装置
の断面図である。 1……被検体、2……箱状体、3……送風パイプ、4…
…排気パイプ、6……ガスセンサ、7……気体採取管、
8……温度センサ、9……通風ポンプ、10……被検液
体、20……上端閉止部材、21……筒状部材、211……筒
状部材の上端、212……筒状部材の下端、22……ガス供
給管、221……ガス供給管の下端、24……送気手段、26
……ガス吸出管、261……ガス流量検出手段、27……ガ
ス温度検出手段、28……ガス温度変化検出手段、29……
温度変化/アルコール濃度更正手段、30……アルコール
濃度出力手段、31……流量制御手段、32……被検液体温
度検出手段、321……被検体温度センサ、33……ガス温
度変化検出手段、34……基準値、35……支持体、36……
槽。
フロントページの続き (72)発明者 松沢 隆嗣 東京都杉並区上荻1丁目15番1号 根本 特殊化学株式会社内 (72)発明者 永江 啓夫 東京都杉並区上荻1丁目15番1号 根本 特殊化学株式会社内 (56)参考文献 特開 昭57−82758(JP,A) 特開 昭56−2540(JP,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上端(211)は上端閉止部材(20)をもっ
    て閉塞され、下端(212)は開放端とされてなる筒状部
    材(21)と、 前記上端閉止部材(20)を貫通して、前記筒状部材(2
    1)中に垂下し、その下端(221)は前記筒状部材(21)
    の下端(212)より上部において終了しており、送気手
    段(24)を有し、その下端が被検液中に浸漬されるガス
    供給管(22)と、 前記上部閉止部材(20)を貫通して設けられるガス吸出
    管(26)と、 該ガス吸出管(26)中に設けられ、前記ガスの温度を検
    出するガス温度検出手段(27)と、 該ガス温度検出手段(27)の検出する温度にもとづき、
    前記ガスの温度変化を検出するガス温度変化検出手段
    (28)と、 該ガスの温度変化を、被検アルコール濃度に更正する温
    度変化/アルコール濃度更正手段(29)と、 該更正されたアルコール濃度を表す情報を出力するアル
    コール濃度出力手段(30)と を有するアルコール濃度検出装置において、 前記ガス吸出管(26)を流れるガス流量を検出するガス
    流量検出手段(261)と、 該ガス流量検出手段(261)の流量と基準値との偏差に
    応答して、前記ガス供給管(22)を流れるガス量を制御
    する流量制御手段(31)と を有することを特徴とするアルコール濃度検出装置。
  2. 【請求項2】上端(211)は上端閉止部材(20)をもっ
    て閉塞され、下端(212)は開放端とされてなる筒状部
    材(21)と、 前記上端閉止部材(20)を貫通して、前記筒状部材(2
    1)中に垂下し、その下端(221)は前記筒状部材(21)
    の下端(212)より上部において終了しており、送気手
    段(24)を有し、その下端が被検液中に浸漬されるガス
    供給管(22)と、 前記上部閉止部材(20)を貫通して設けられるガス吸出
    管(26)と、 該ガス吸出管(26)中に設けられ、前記ガスの温度を検
    出するガス温度検出手段(27)と、 前記上部閉止部材(20)に支持され、前記筒状部材(2
    1)の下端(221)近傍に設けられ、被検アルコールを含
    有する液体の温度を検出する被検体温度センサ(321)
    を有する被検液体温度検出手段(32)と、 該被検液温度と前記ガス温度とを比較して前記ガスの温
    度変化を検出するガス温度変化検出手段(33)と、 該ガスの温度変化を、被検アルコール濃度に更正する温
    度変化/アルコール濃度更正手段(29)と、 該更正されたアルコール濃度を表す情報を出力するアル
    コール濃度出力手段(30)と を有するアルコール濃度検出装置において、 前記ガス吸出管(26)を流れるガス流量を検出するガス
    流量検出手段(261)と、 該ガス流量検出手段(261)の流量と基準値との偏差に
    応答して、前記ガス供給管(22)を流れるガス量を制御
    する流量制御手段(31)と を有することを特徴とするアルコール濃度検出装置。
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