JP2759286B2 - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

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JP2759286B2
JP2759286B2 JP1238134A JP23813489A JP2759286B2 JP 2759286 B2 JP2759286 B2 JP 2759286B2 JP 1238134 A JP1238134 A JP 1238134A JP 23813489 A JP23813489 A JP 23813489A JP 2759286 B2 JP2759286 B2 JP 2759286B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、多色の現像剤を内蔵した複数の現像手段と
像担持体とを装置本体に着脱自在に設けられ得るカラー
プロセスカートリッジを有する小型・軽量な電子写真式
カラー画像形成装置、特にコンパクトな構造のカラープ
リンタに関するものである。
〔発明の背景〕
電子写真法を用いてカラー画像を得るには多くの方法
・装置が提案されている。例ば特開昭61−100770号公報
に開示されているように、感光体ドラム上に原稿像の分
解色数に応じた潜像形成と現像を行い、現像の都度転写
ドラム上に転写して転写ドラム上に多色像を形成したの
ち、記録紙上に転写してカラーコピーを得る方法があ
る。この方法による装置は、感光体ドラムの他に1枚分
の画像をその周面上に転写できる大きさをもった転写ド
ラムを設ける必要があり、装置は大型でかつ複雑な構造
となることは避けられない。
また半導体レーザ、LED等のドット露光走査書込系に
よって像担持体上に潜像形成を行ったり、更にはCCD、
a−Si等の固体撮像素子によるカラー画像の情報読取系
を有する、いわゆるデジタルカラー画像処理を行うもの
としては特開昭61−73977号公報による提案等が開示さ
れているが、何れも上述したような問題を生じている。
また感光体ドラム上に原稿像の分解色数に応じた潜像
形成と、カラートナーによる現像を繰り返し、感光体ド
ラム上で色粉体を重ねたのち転写してカラー画像を得る
方法がある。この多色画像形成の基本プロセスは本出願
人による特開昭60−75850号、同60−76766号、同60−95
456号、同60−95458号、同60−158475号公報等によって
開示されている。
このような重ね合せによってカラー画像を得るように
した多色画像形成装置にあっては、感光体ドラムの周縁
に色の異ったカラートナーを収納した複数の現像器が配
置してあり、一般には感光体ドラムを複数回回転させ、
感光体ドラム上の潜像を現像してカラー画像を得るよう
にしている。
一方、構造面に関し、一般の複写機については特公昭
58−54392号公報に開示されているように、感光体ド
ラ、現像器、クリーナを一体的に支持部材に取付け、各
ユニットの交換や補修等を容易にする提案がなされてい
る。
また小型で一般のユーザが容易に取扱える簡易型のモ
ノカラー対応の装置としては、これ等の一体化されたも
のをさらに使い捨て形式に構成したものが特開昭57−15
4255号公報に開示されている。
さらに、ほぼ同様の装置にレーザ書込み系を組入れ処
理するプリンターとしては、特開昭59−147366号公報が
開示されている。
更に、上記モノカラー、或はフルカラー画像を形成す
べき装置として、使い捨て可能な単色プロセスカートリ
ッジとやはり使い捨て可能な複数現像器を内蔵する(カ
ラー)カートリッジとを交換可能にしたものとして、特
開昭58−72159号公報にて開示される多色画像形成装置
が提案されているが、操作性が簡単で小型で安価な装置
ではなく、カラー画像再生に際して必ずしもユーザに満
足のいく画像を提供するまでには至っていない。
更に本出願人が特開昭63−293563号公報にて先に同様
のものとして単色カートリッジや複数現像器を有するカ
ラーカートリッジなどの種々の交換形態についての開示
し、また装置本体に挿脱可能な架台を設け、該架台上に
感光体ドラム、複数現像器或はクリーナ等を着脱可能と
したカラー画像形成装置を特願昭62−234493号、同62−
239748号等にて提案を行っているが、複数現像器に収納
されるトナー或は現像剤等消耗品の寿命のアンバランス
によるユーザの使い勝手の良さの欠落、内部機構が複雑
で且つ装置が大形となり、コンパクトで安価な装置の提
供には至らずユーザ損失につながる問題が大きく残され
ていた。
特に前記の使い捨てカートリッジを開示した公報にお
いては2分割の構造の上部筐体に使い捨てプロセスカー
トリッジを交換可能とした構成が採られ、カートリッジ
交換の作業性と、ジャム処理の容易性を解決しようとし
ている。また特に補給用トナーカートリッジや回収トナ
ー用クリーニングカートリッジを主とするプロセスカー
トリッジの交換作業の容易性に重点をおき2分割特に下
部筐体にプロセスカートリッジを置いて来てメンテナン
スの作業性の向上を図ったものが特開昭58−1161号公報
にて開示されている。
〔発明が解決しようとする問題点〕
然しながら、これら複数現像器と像担持体とを装置本
体に対して交換可能となしたカラープロセスカートリッ
ジに於いて装置本体への装填・離脱が取扱い易く、且つ
複数現像器よりのトナー或は現像剤等の洩れ、コボレ等
の心配がなく、特に転写材のジャム処理時等において
も、これらの問題のないカラープロセスカートリッジを
有するコンパクトなカラープリンタは提案されていな
い。
特に前記ジャム処理を容易とした2分割構造での上部
筐体に使い捨ていカートリッジを設けた構造の特開昭58
−72159号公報等におけるものや、補給や回収トナーの
交換の容易化を計り下部筐体にプロセスカートリッジを
設け、ジャム処理時に現像、クリーニング、感光体ドラ
ム等のプロセスカートリッジを上方に持ち上げて処理す
る特開昭58−1161号公報における構造のものにおいては
それぞれ交換の作業性とジャム処理の容易性とが相反
し、さらにこれらプロセスカートリッジの下部に給紙・
搬送系をもつためプロセスカートリッジの交換や機器本
体への外部からの振動、衝撃によりカートリッジを厳重
にシールしてトナーこぼれ等を防止しても現像器やクリ
ーナ部からのトナーこぼれが生じ、機内や転写紙の汚損
を生ずる原因となっていた。
一方かかる構造上の欠陥を回避し得る構成として実開
昭63−195357号公報にて第7図に示す如きプリンタが開
示されている。前記プリンタは同じく内部にプロセスカ
ートリッジを内蔵し、上部に平坦な給送搬送路を形成し
ているが転写されたトナー画像面が下向きとなることと
同時に感光体ドラム101の転写材分離部から定着部102に
至る間の搬送路に制限があって搬送部の問題が解消され
ておらず、さらに2分割の際のジャム処理の容易性、ア
ップスタンドのスタック給紙構成のための全体としての
コンパクト性に欠け特に軸103を支点として2分割した
場合に上部筐体の開口角が制約される等ユーザにとって
必ずしも操作性に優れた装置を提供するに至っていな
い。
同様な搬送性、ジャム処理の問題をそれぞれ解消すべ
きものとして、特開昭64−40850号、同63−244059号公
報等の開示があるが、何れも給紙カセット,スペース等
も含めてコンパクト性や使い易さについて欠けるもので
あった。
特にカラー複写において感光体ドラム回りが必然的に
大きくなる傾向となりカラー画像形成に必要な複数の現
像器の配置に当たりこれらの位置を回転あるいは移動す
る等してドラム回りスペースを小さくする等種々考案、
実施されているが、ドラム回りとしてさして小径化され
得ずドラム径の大型化に伴う分離性能の低下に伴う分離
機構・プロセスの必要性とスペースの確保またこれと併
せてドラム転写・分離位置と定着部との間での搬送部特
に転写紙が給紙部4Aあるいは4Bから重力によって落下し
搬送される場合における搬送プロセスの欠除が大きな問
題となる。
さらに前記重ね合わせプロセスによるカラー画像形成
に当たっては少なくとも最大画像幅(短径で可)に相当
するドラム周長を必要とするためドラム径の大型化に係
わる上記問題は特に重要な問題となる。
従ってかかる画像形成装置に画面コピーの機能を追設
しようとすると機構が複雑化すると同時に装置の容積特
に上下方向の高さが増大して操作性が著しく低下する結
果となる。
本発明は上記種々の問題を解決することを目的として
成されたものである。
〔発明の構成〕
上記目的は、像担持体ドラムとその周縁に帯電器、カ
ラートナー現像器および黒トナー現像器を含む現像器
群、クリーニング装置および転写紙の転写搬送手段を有
し、上下に2分割に開口可能とするカラー画像形成装置
において、上部筐体には転写搬送手段として転写ベルト
を有し、該上部筐体の上面には開口状態でほぼ水平に位
置する給紙カセットの装着部と、装着した該給紙カセッ
トから転写紙を1枚宛分離し前記転写搬送手段に給紙す
る給紙手段と、さらに転写材反転のための中間スタッカ
とを設けたことを特徴とするカラー画像形成装置によっ
て達成される。
〔実施例〕
本発明の一実施例を第1図ないし第7図に示す。
第1図は本発明をプリンタに適用した実施例である。
前記プリンタは転写ベルトを含む上部筐体1とカラー
プロセスカートリッジを含む下部筐体に該当する装置本
体2とに分割されたクラムシェル型式の構造がとられて
いて、上部筐体1は装置本体2に結合する蝶番により所
定角度開放して保持可能であり、また閉止状態では止メ
金具によって装置本体2と一体とされる。
前記プリンタの画像形成部を構成する像形成体たる感
光体ドラム30、イエロー、マゼンタ、シアン、黒色の各
現像剤を収容した現像器36,37,38,39、像形成体に対し
圧着解除機構を有するクリーニング装置40それに帯電器
35の各機材は、一体のカラープロセスカートリッジ3内
に収めてユニット化される。
ユニット化された前記プロセスカートリッジ3は、第
2図に示すように上部筐体1を開蓋することによって装
置本体2の内部に上方から垂直に挿入して底部の受け台
4に載置されたあと上部筐体1の閉蓋に連動する押圧部
材(図示せず)の作用によってその収納位置に固定され
る。
前記プロセスカートリジ3においては、前記各現像器
36,37,38,39が感光体ドラム30の中心線に対し左右に分
配された状態すなわち感光体ドラム30の軸心を境にして
現像器36と37が右側の、また現像器38と39が左側のそれ
ぞれに対称の位置に配置された上、さらに右側に配置し
た前記現像器36と37の各現像スリーブが時計方向に、ま
た左側に配置した前記現像器38と39の各現像スリーブが
反時計方向に回転されることによってそれぞれの画像の
現像作用が行われるようになっている。
このような現像装置群の配置をとりさらに現像スリー
ブの回転を逆方向とすることにより、前記プロセスカー
トリッジ3は重量の面でも動力伝達機構の面でも左右の
バランスが均衡して取り扱い性が良く、また有害な振動
の発生等も未然に防止される。
また、左右の対称位置に置かれる各現像器はそれぞれ
構造を共通とすることも可能となる他、現像作用を終え
たあとの現像スリーブからのトナーの掻き落としもその
重力の作用によって極めて効率良く行われ常に新鮮な適
正量のトナーを供給することの出来る利点がある。
一方、感光体ドラム30に対して前記クリーニング装置
40の対称の位置にトナー回収ボックス47を設置して前記
プロセスカートリッジ3の左右の重量バランスのより良
好なものとしている。前記トナー回収ボックス47と前記
クリーニング装置40との間にはトナー搬送スクリュー48
を内蔵するトナー搬送管49がプロセスカートリッジ3の
前面において架設されていて、ブレード40Aによって感
光体ドラム30の周面より剥離された廃トナーが前記トナ
ー搬送スクリュー48の推力によって搬送されて前記トナ
ー回収ボックス47の内部に回収される。
また各現像器は何れもその開口部を上方とした姿勢に
保たれるので現像剤が流出して落下したり他の現像器内
の混入したりするようなことが起こらない。
前記プリンタはレーザ書込み系ユニットBを前記プロ
セスカートリッジ3の側方のスペース内に、また記録紙
の搬送面を前記プロセスカートリッジ3の上部の上部筐
体1と装置本体2の双方にまたがる部分に配設してい
て、前記感光体ドラム30は斜め下方から前記レーザ書込
み系ユニットBによるレーザ走査を受けまたその周面に
重ね合わせて形成したカラーのトナー現像を記録紙の下
面に転写する方式をとっている。
前記プリンタによるカラー画像コピーのプロセスは次
のようにして行われる。
まず本実施例による多色像の形成は、第3図の像形成
システムに従って遂行される。即ちオリジナル画像を撮
像素子が走査するカラー画像データ入力部(第3図
(イ))で得られたデータを、計算機を備えた画像デー
タ処理部(第3図(ロ))で演算処理して画像データを
作成し、これは一旦画像メモリ(第3図(ハ))に格納
される。次いで該画像メモリは、記録時とり出されて記
録部(第3図(ニ))である例えば第1図の実施例で示
したカラー画像形成装置へと入力される。
すなわち前記プリンタとは別体の画像読取装置から出
力される色信号が前記レーザ書込み系ユニットBに入力
されると、レーザ書込み系ユニットBにおいては半導体
レーザ(図示せず)で発生されたレーザビームは駆動モ
ータ31により回転されるポリゴンミラー32により回転走
査され、fθレンズ33を経てミラー34により光路を曲げ
られて、予め帯電手段たる帯電器35によって電荷を付与
された感光体ドラム30の周面上に投射され輝線を形成す
る。
一方では走査が開始されるとビームがインデックスセ
ンサによって検知され、第1の色信号によるビームの変
調が開始され、変調されたビームが前記感光体ドラム30
の周面上を走査する。従ってレーザビームによる主走査
と感光体ドラム30の回転による副走査により感光体ドラ
ム30の周面上に第1の色に対応する潜像が形成されて行
く。この潜像は現像手段の内イエロー(Y)のトナー
(顕像媒体)の装填された現像器36により現像されて、
ドラム表面にトナー像が形成される。得られたトナー像
はドラム面に保持されたまま感光体ドラム30の周面より
引き離されている清掃手段たるクリーニング装置40の下
を通過し、つぎのコピーサイクルに入る。
すなわち、前記感光体ドラム30は前記帯電器35により
再び帯電され、次いで信号処理部から出力された第2の
色信号が前記書込み系ユニットBに入力され、前述した
第1の色信号の場合と同様にしてドラム表面への書込み
が行われ潜像が形成される。潜像は第2の色としてマゼ
ンタ(M)のトナーを装填した現像器37によって現像さ
れる。
このマゼンタ(M)のトナー像はすでに形成されてい
る前述のイエロー(Y)のトナー像の存在下に形成され
る。
38はシアン(C)のトナーを有する現像器で、信号処
理部で発生される制御信号に基づいてドラム表面にシア
ン(C)のトナー像を形成する。
さらに39は黒色のトナーを有する現像器であって、同
様の処理によりドラム表面に黒色のトナー像を重ね合わ
せて形成する。これ等各現像器36,37,38および39の各ス
リーブには直流あるいはさらに交流のバイアスが印加さ
れ、顕像手段である2成分現像剤によるジャンピング現
像が行われ、基体が接地された感光体ドラム30には非接
触で現像が行われるようになっている。
かくして感光体ドラム30の周面上に形成されたカラー
画像は、帯電器9により再帯電後転写部において上部筐
体1の上面に水平状態に装着した給紙カセットCより給
紙ローラ、給紙ガイドを経て送られてきた記録紙の下面
に転写される。
すなわちこの多色トナー像は、転写前帯電器9により
帯電されて転写され易くされた後、転写開始より回転さ
れている転写搬送手段すなわち転写ベルト50を感光体ド
ラム30に接触させ、給紙カセットCから同じく上部筐体
1に設けた給紙手段である給紙ローラ12およびタイミン
グローラ13を介して像形成とタイミングを合わせて供給
された記録紙に転写される。
転写ベルト50の構成は基体としての導電布入りコムベ
ルトの外周に0.5mm厚の弾性体層が設けられ、さらにそ
の外周に50μmの絶縁体層(誘電体層)が設けられたも
ので、ローラ60a,60b,60cの間に張架しローラ60aの駆動
により回動し、ローラ60bが上下することで、転写ベル
ト50は感光体ドラム30と接触し或は離間する。転写ベル
ト50への帯電は転写器51によってなされ、転写ベルト50
表面には1.5KV〜3.0KV程度のトナーの逆極性の転写電荷
が印加されて転写がなされる。
一方、記録紙をドラム周面より分離した感光体ドラム
30には、前記クリーニング装置40のブレード40Aが接触
して残留したトナーの除去を行い、その終了をまって再
びドラム周面より引き離され、新たなカラー画像形式の
プロセスに入る。
このようにして記録紙が前記プロセスカートリッジ3
の上部を水平方向に搬送されかつ転写面が下向きである
ことからクリーニング装置40等からトナーがこぼれ落ち
たり飛散するようなことがあっても画像面を汚損する迄
に至ることがない。なお転写を受けた記録紙は定着ロー
ラ80、排紙ローラ90を経て外部に排出される。
さらに本発明のカラー画像形成装置は、一方の面に画
像を転写した記録紙の表裏反転機構を内蔵していて、引
続き他方の面にも画像を転写していわゆる両面コピーが
行えるようになっている。
第1図において、200は片面に画像を転写した転写材
すなわち記録紙を一時的に載置する中間スタッカであっ
て前記転写ベルト50と前記給紙カセットCの装着部との
中間部に設けられている。
前記中間スタッカ200はその一方の端部が搬送ガイド2
00Aを介して排紙ローラ90の排紙口に接続し、他方の端
部が搬送ガイド200Bを介して給紙カセットCからタイミ
ングローラ13に至る給紙部Aに接続している。
T1およびT2は前記搬送ガイド200Aと排紙ローラ90の排
紙口との接続点および前記搬送ガイド200Bと給紙部Aと
の接続点にそれぞれ取付けられた切換部材であって何れ
も実線あるいは破線をもって示す位置に揺動が出来るよ
うになっている。
また210は手差し給紙台であって前記給紙ローラ12の
上部に取付けられ搬送ガイド210Aを経て前記給紙部Aに
手差しにより記録紙を給紙出来るようになっている。
前記搬送ガイド210Aと給紙ローラ12からの給紙路との
接続点にも前記切換部材T1およびT2と同じく揺動可能な
切換部材T3が設られている。
記録紙の一面にのみ画像の転写を行ういわゆる片面コ
ピーの実施に当たっては前記各切換部材T1,T2およびT3
は何れも実線をもって示す状態に置かれ従って給紙カセ
ットCより搬出された記録紙は給紙部Aを直線的に搬出
されてタイミングローラ13に至り、転写を終えたあとは
排紙ローラ90によって外部に排出されてコピーを終了す
る。
両面コピーに際してはコピーモードの選択によって記
録紙の給紙部Aの通過後に前記切換部材T1およびT3が破
線をもって示す状態に回動されて前記搬送ローラ201が
回転を始める。
従って第1面のコピーを終了した記録紙は、切換部材
T1に案内されて搬送ガイド200Aに入り、搬送ローラ201
の作用によって画像面を上向きの状態で前記中間スタッ
カ200上に送られて一旦停止する。
続く第2面のコピー作動のスタートに応じ搬送ローラ
202と搬送ローラ203が回転を始めるので、記録紙は再び
搬送を開始し切換部材T2に案内されて給紙部A内を上方
に向け搬送される。
ここで記録紙は一時的に逆回転状態とされている搬送
ローラ11の作用により切換部材T3に案内されて画像面を
下向きの状態で前記手差し給紙台210の上にその先端を
表裏反転して搬送されるが、転写紙後端部が切替部T2を
通過後給紙部A内にあって送りローラ対11を通過する前
にセンサ300による後端通過検知により切替部材T2を実
線の位置に切替えるとともに前記搬送ローラ12が正回転
へ復帰され転写紙後端部を前向きとして給紙部A内を下
方向に転写紙が切替部材T2に引っ掛かることなく通路内
を搬送され転写部に送られ画像面を下向きとした第2面
への画像の転写が行われる。従って裏面への像形成とし
ては画像信号として、後端部を先端としてレーザ書込み
されたものが転写される。
かくして両面コピーが終了すると両面コピーモードは
自動的にリセットして前記の各搬送ローラ201,202およ
び203の回転は停止し同時に各切換部材T1およびT3がと
もに実線をもって示す状態に復帰されて再び片面コピー
のモードに戻り両面コピーを終えた記録紙を外部に排出
する。
また本発明のカラー画像形成装置は記録紙の同一面に
2つ以上の画像を区分して転写するいわゆる合成画像の
作成も可能としている。
合成コピーモードの選択によって切換部材T1およびT2
は共に破線をもって示す状態に置かれるので両面コピー
の場合と同様に片面に画像を転写した記録紙はコピー面
を下とした状態で前記中間スタッカ50上に一旦載置され
搬出、搬送ローラ202および203の回転により切換部材T2
により案内されてタイミングローラ13へと搬送される。
従って続いて形成される合成用の画像をすでに転写を
した記録紙の同一面上に再び転写することにより合成し
た画像を得ることが出来る。
合成する画像の数は予めセットされ所定の画像数のコ
ピーが終了すると合成コピーモードはリセットされて各
搬送ローラ201,202および203の回転は停止し同時に各切
換部材T1およびT2が共に実線をもって示す状態に復帰さ
れて再び通常の片面コピーのモードに戻る。
以上の説明にあるように本発明のカラー画像形成装置
においては通常の片面コピーの他両面コピーさらに合成
コピー或はこれらの組合わせ等多様なコピー形式(モー
ド)を任意に選択(図示せぬ操作部或は外部入力指令に
より(選択)することが自由であるので外部に排出して
積層した記録紙を各コピー形式ごとに自動的に仕分け出
来ることが望ましく、その場合には手差し給紙台210よ
り色別等をした仕分け用紙を給紙して転写ベルト50を経
由して排出された記録紙の上に割り込ませるインサート
(モード)選択とすることが出来る。この場合画像処理
の機能はすべて停止され搬送機能のみが作動する。
なお、仕分け用紙を転写ベルト50を介せず前記の中間
スタッカ200を経由して直接外部の積層した記録紙上に
搬送することも可能でこの場合には前記の各搬送ローラ
201,202および203は何れも逆回転の機能を備えまた前記
の切換部材T1は搬送路より退避出来る構造がとられる。
前記中間スタッカ200は、上部筐体1の開蓋時には蓋
上部筐体1に対しさらに回動出来るよう構成されてい
て、それによって記録紙の搬送面を全面的に開放するこ
とが出来るようになっている。
第4図は装置本体2に対し開蓋状態にある上部筐体1
を示したもので、該上部筐体1は前記搬送ローラ11の一
方のローラ軸を支点として第2図に示す如く反時計方向
に開放して所定の角度に保持することが出来る。
前記の中間スタッカ200各搬送ローラ201および203の
各圧着ローラならびに転写ベルト50とタイミングローラ
13の圧着ローラさらに定着ローラ80および排紙ローラ90
の各一方のローラ等の各部材は、上部筐体1の対し支持
軸Sを支点として回動するよう取付けられた別体の基板
(図示せず)に配設されていて、該基板を時計方向に回
動することにより前記の各部材を破線をもって示す各位
置より実線をもって示す位置に移動してそれによって中
間スタッカ200の搬送面を開放することが出来るように
なっている。
中間スタッカ200等の回動角度は機構的に制限されて
いる他、前記各部材を破線に示す位置に戻した場合のみ
上部筐体1の閉蓋が可能となるような安全機構も設けら
れている。
以上の説明に明らかな如く本発明のカラー画像形成装
置は両面コピー、合成コピーさらに手差給紙等の多様な
コピー機能を備えるものでありながら給紙カセットCを
上部筐体1の上面に装着するため給紙の取扱い操作が容
易であると同時に搬送の経路も自由にとることが出来る
のでジャム等のトラブルを起こし難い緩やかな搬送路を
構成することも可能となる。
さらに装着された給紙カセットCが何れも水平の姿勢
に係止されるので上部筐体1の開放角度を大きくとって
も給紙カセットCが移動したり落下したりするおそれが
なく、従ってプロセスカートリッジ30を容易に取出し得
る迄上部筐体1を開放することも出来ることとなる。
さらに前記のカラー画像形成装置は、その上面を示す
第5図にある如く、前記タイミングローラ13を含む縦方
向の給紙部Aを一点鎖線をもって示す如く水平方向に開
閉できる構造とすれば、プロセスカートリッジ3とは別
体に設けたトナー回収ボックス47Aを前記給送部Aとと
もに装置本体2の外部に取出すことが出来るので、その
分前記トナー回収ボックス47Aを大型化することが出来
る。
また本発明のカラー画像形成装置は、上部筐体を装置
本体の奥側に開放する構造をとることも可能であってそ
れによって例えば補給用トナーカートリッジの交換を容
易に行うこともで出来る。
第6図は何れも装置の右側面を示したもので第6図
(A)の場合には上部筐体1Aを装置本体2Aに対し充分大
きく開放して補給ホッパ70Aに接続するトナーカートリ
ッジ71Aを上方に引き出すよう構成した例である。
第6図(B)は補給ホッパ70Bを不使用時に直立した
状態から左方向に若干倒すことが出来るように構成し、
それによって上部筐体1Bを小さな角度開放するのみにて
トナーカートリッジ71Bを引き出せるようにした例であ
る。
第6図(C)はトナーの補給部を左側部すなわち装置
本体2Cの前面側に設けた例でこの場合は上部筐体1Cの開
放角度の大小に関係なくトナーカートリッジ71Cを容易
に引き出すことが可能であり最も望ましい例と云うこと
が出来る。
〔発明の効果〕
本発明により両面コピー、合成コピー識別紙,区分け
紙挿入等の多様なコピー機能・モードに対応出来得るコ
ンパクトなカラー画像形成装置が提供されることとなっ
た。
また前記装置は高度の機能を備えながら2分割して上
部筐体を開蓋出来るクラムシェル構造とすることも可能
であるので、ジャム処理を始め各種のメンテナンスの作
業を容易に行うことの出来る実用に適したカラー画像形
成装置としても極めて有用なものである。すなわち本発
明によれば上部筐体上面部とほぼ水平な面に配置された
転写紙収納部或はカセットより給送された転写紙は転写
ベルトにほぼ密着して感光体ドラム転写部へ搬送され、
特に従来のUターン給紙における感光体ドラム転写部へ
の搬送時でのトラブル(通常転写紙が急角度にて折返さ
れ転写部に密着投入されたり、また給紙搬送速度と感光
体速度を転写紙の密接時に同期させなければならぬ等の
条件より引き起こされるジャムトラブル、転写ズレ等)
を生ぜず、しかもトナー転写後の転写紙の搬送におい
て、下面にトナー像を有する転写紙を転写ベルトの吸着
力により搬送し、且つ曲率部での分離により定着部へと
搬送するため感光体ドラムと定着部との距離に係わりな
く下面搬送を可能なし、更に上部筐体の転写ベルト部を
搬送部として分離開放されるのでジャム処理が容易とな
り、プロセスカートリッジ等の交換に際し上部筐体上に
転写紙収納カセットを袋状にくわえ込まれた状態にて開
口されるので、カセットや転写紙等の脱落を生ぜず、少
なくともドラム及び/又は現像プロセスカートリッジを
上部に引き出し得るのに充分な開口角(従来通常最大90
゜前後のものが90゜以上の開口も充分可能となせる)を
採り得る事が可能となり更に転写ベルトを利用して上部
に搬送部及びその開口面を持つ事が可能となった事によ
り給紙搬送部、転写紙への現像部からのトナーコボレや
交換メンテ時等でのコボレ、汚れ等も起こさず且つ転写
ベルトに至る給送搬送部での内面ガイド側板を上部筐体
開口に併って転写ベルト、転写紙カセット等と一体的に
開口させ得る事が可能となりジャム処理等のトラブルへ
の対応も極めて簡便になし得るものとなった。
上記の如く本発明により、通常の水平搬送時と同等の
記録紙の給送ならびに画像転写後の感光体からの分離が
確実に行われて搬送トラブルが極めて少なく、且つカセ
ット収納部をコンパクトに本体装着出来得てさらにジャ
ム処理とか各プロセス機材の保守点検の作業を容易に行
うことの出来る実用性に優れたカラー画像形成装置が提
供されることとなった。
【図面の簡単な説明】
第1図、第2図および第4図は本発明のカラー画像形成
装置の断面構成図およびその要部図、第3図は像形成シ
ステムを示すブロック図、第5図は前記装置の平面外観
図、第6図は本発明にかかわる上部筐体の各開閉形式の
説明図、第7図は2分割式画像形成装置の他社例。 1,1A,1B,1C……上部筐体 2,2A,2B,2C……装置本体 3,3A,3B,3C……プロセスカートリッジ 9……転写前帯電器 30……感光体ドラム 35……帯電器 36,37,38,39……現像器 40……クリーニング装置 47,47A……トナー回収ボックス 50……転写ベルト 51……転写器 70A,70B……補給ホッパ 71A,71B……トナーカートリッジ 200……中間スタッカ 200A,200B,210A……搬送ガイド 201,202,203……搬送ローラ 210……手差し給紙台 A……給紙部 B……レーザ書込系ユニット C,CA,CB,CC……給紙カセット T1,T2,T3……切換部材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長沼 整子 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ 株式会社内 (72)発明者 板谷 正彦 東京都八王子市石川町2970番地 コニカ 株式会社内 審査官 島▲崎▼ 純一 (56)参考文献 特開 平1−145943(JP,A) 特開 昭61−80269(JP,A) 特開 昭62−231963(JP,A) 特開 昭62−134654(JP,A) 特開 平1−308323(JP,A) 特公 昭55−20577(JP,B2)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】像担持体ドラムとその周縁に帯電器、カラ
    ートナー現像器および黒トナー現像器を含む現像器群、
    クリーニング装置および転写紙の転写搬送手段を有し、
    上下に2分割に開口可能とするカラー画像形成装置にお
    いて、上部筐体には転写搬送手段として転写ベルトを有
    し、該上部筐体の上面には開口状態でほぼ水平に位置す
    る給紙カセットの装着部と、装着した該給紙カセットか
    ら転写紙を1枚宛分離し前記転写搬送手段に給紙する給
    紙手段と、さらに転写材反転のための中間スタッカとを
    設けたことを特徴とするカラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】前記中間スタッカは前記転写搬送手段の上
    部で前記給紙カセットの装着部の下部に位置することを
    特徴とする請求項1記載のカラー画像形成装置。
  3. 【請求項3】前記像担持体ドラムは下部筐体に設け、前
    記像担持体ドラムの下側には現像器群を設けるととも
    に、すくなくも前記像担持体ドラムと現像器群とを含む
    プロセスカートリッジは開口状態にある装置本体に対し
    上下方向に着脱可能としたことを特徴とする請求項1又
    は2記載のカラー画像形成装置。
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JP2002287601A (ja) * 2002-02-08 2002-10-04 Ricoh Co Ltd 画像形成装置
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