JP2758527B2 - 無線テレメ−タ装置 - Google Patents

無線テレメ−タ装置

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JP2758527B2
JP2758527B2 JP5611092A JP5611092A JP2758527B2 JP 2758527 B2 JP2758527 B2 JP 2758527B2 JP 5611092 A JP5611092 A JP 5611092A JP 5611092 A JP5611092 A JP 5611092A JP 2758527 B2 JP2758527 B2 JP 2758527B2
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Enu Tei Tei Hotsukaido Ido Tsushin Kk
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Kokusai Electric Corp
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Enu Tei Tei Hotsukaido Ido Tsushin Kk
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、無線テレメ−タ装置に
係り、特に、収集したデ−タの伝送路として公衆電話回
線に接続されたポケットベル受信器を利用した無線テレ
メ−タ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】テレメ−タ装置は、遠隔地において計測
等されたデ−タを、所定の基地局に収集し、各デ−タ収
集対象の動作状況等を監視等するための装置である。従
来、このテレメ−タ装置において、情報伝達路として
は、有線通信路又は無線通信路が装置の使用環境に応じ
て選択的に用いられていた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、有線通
信路を情報伝送に用いた方式の装置にあって、この有線
通信路は専用の通信ケ−ブルを必要とするものであるた
め、ケ−ブル敷設等に要する設備費が大きく、このため
高価な装置となるばかりでなく、一旦設置するとその後
の移動が容易でないという問題があった。また、無線通
信路を用いた方式にあっては、特定の無線周波数を占有
するために、無線周波数の利用効率が悪く、無線周波数
の新規割り当てが困難になりつつある現状においては、
特に、新たな無線通信路を利用したテレメ−タ装置を設
置することは難しく無線本来の移動容易性という利点を
活かすことができないという問題があった。
【0004】本発明は、上記実情に鑑みてなされたもの
で、新たな無線周波数の割り当てを要することのない無
線通信路を用いた無線テレメ−タ装置を提供することを
目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
め請求項1記載の発明に係る無線テレメ−タ装置は、収
集されたデ−タをポケットベルシステムを介して伝送す
る無線テレメ−タ装置であって、送信装置及び受信装置
を具備し、前記送信装置がデ−タを収集するデ−タ収集
手段と、前記デ−タ収集手段に収集されたデ−タをポケ
ットベル用の信号に変換する信号変換手段と、前記信号
変換手段の出力信号を公衆加入電話回線に送出するポケ
ットベル信号送出手段とを具備し、前記受信装置がメッ
セ−ジ表示機能を有するポケットベル受信器と、前記ポ
ケットベル受信器に設けられたメッセ−ジ表示用素子の
表示を読み取る表示読取手段と、前記表示読取手段の出
力信号に基づいて所望の情報を表示する表示作動手段と
を具備し、前記ポケットベル受信器を伝送路の一部とし
てデ−タを伝送するものである。また、請求項2記載の
発明に係る無線テレメ−タ装置は、収集されたデ−タを
ポケットベルシステムを介して伝送する無線テレメ−タ
装置であって、送信部及び受信部を具備し、前記送信部
が駐車場に入場及び退場する車を検知する車検知手段
と、前記車検知手段の検知信号に基づいて駐車場内の駐
車台数あるいは空き台数を計数する計数手段と、前記計
数手段の計数結果をポケットベル用の信号に変換する信
号変換手段と、前記信号変換手段とポケットベル受信器
の呼び出し用基地局とを接続する接続手段とを具備し、
前記受信部がポケットベル受信器の表示部に表示された
デ−タを読み取る表示デ−タ読取手段と、前記表示デ−
タ読取手段により読み取られたデ−タを基に前記駐車場
の利用状況を表示する表示手段と、を具備してなるもの
である。さらに、請求項3記載の発明に係る無線テレメ
−タ装置は、収集されたデ−タをポケットベルシステム
を介して伝送する無線テレメ−タ装置であって、送信部
及び受信部を具備し、前記送信部が駐車場に入場及び退
場する車を検知する車検知手段と、前記車検知手段の検
知信号に基づいて駐車場内の駐車台数あるいは空き台数
を計数する計数手段と、前記計数手段の計数結果をポケ
ットベル用の信号に変換する信号変換手段と、前記信号
変換手段とポケットベル受信器の呼び出し用基地局とを
接続する接続手段とを具備し、前記受信部がポケットベ
ル受信器の呼び出し用基地局からの送信電波を受信して
増幅する受信・増幅手段と、前記受信・増幅手段の出力
信号をポケットベル受信器へ入力する入力手段と、ポケ
ットベル受信器の表示部に表示されたデ−タを読み取る
表示デ−タ読取手段と、前記表示デ−タ読取手段により
読み取られたデ−タを基に前記駐車場の利用状況を表示
する表示手段と、を具備してなるものである。さらに、
上述のいずれにおいても、表示手段の表示内容を読み取
る副表示読取手段と、前記副表示読取手段による読取結
果と文字デ−タ読取手段の出力デ−タとが一致している
か否か判定する表示デ−タ判定手段と、前記表示デ−タ
判定手段により不一致と判定された場合に、使用者にデ
−タの不一致を知らしめる警報手段とを具備するように
構成しても好適である。また、請求項5記載の発明に係
る無線テレメ−タ装置用受信装置は、メッセ−ジ表示機
能を有するポケットベル受信器と、前記ポケットベル受
信器に設けられたメッセ−ジ表示用素子の表示を読み取
る表示読取手段と、前記表示読取手段の出力信号に基づ
いて所望の情報を表示する表示作動手段と、を具備する
ものである。
【0006】
【作用】請求項1記載の発明に係る無線テレメ−タ装置
においては、デ−タ収集手段により収集された各種デ−
タは、信号変換手段によりポケットベル用の信号に変換
されてポケットベル信号送出手段を介してポケットベル
受信器に送られ、このポケットベル受信器に設けられた
表示素子に表示される。そして、この表示素子に表示さ
れたメッセ−ジは、表示読取手段により読み取られた後
に、表示作動手段に入力され、表示作動手段においては
この入力されたデ−タに基づいて、文字、図形等の表
示、警報ランプ等の点灯等の情報の表示が行われること
となる。請求項2記載の発明に係る無線テレメ−タ装置
においては、各駐車場における駐車台数等のデ−タは、
信号変換手段によってポケットベルシステムに合致した
信号に変換され、変換後の信号は接続手段によってポケ
ットベルシステムを介してポケットベル受信器に送信さ
れる。ポケットベル受信器に受信されたデ−タは、ポケ
ットベル受信器の数字等を表示する表示部に表示され、
この表示された内容は、表示デ−タ読取手段によって読
み取られ、さらに、この読み取られたデ−タは表示手段
によって文字等のデ−タとして表示され、利用者が駐車
場の駐車状況を視覚的に把握することがきるものであ
る。特に、受信・増幅手段及び入力手段を設けた請求項
3記載の発明に係る無線テレメ−タ装置においては、一
旦増幅された電波がポケットベル受信器へ入力されるこ
ととなるため、ポケットベル受信器の受信環境が良好で
ない場所であっても確実にデ−タが伝送されることとな
る。さらに、表示デ−タ判定手段を設けた請求項4記載
の発明に係る無線テレメ−タ装置においては、表示手段
における表示と、ポケットベル受信器の表示部内容を読
み取った文字デ−タ読取手段の出力とが表示デ−タ判定
手段において判定され、両者の内容が一致していないと
判定された場合、表示デ−タ判定手段の出力信号に基づ
いて警報手段により内容不一致の警報がなされることと
なるものである。
【0007】
【実施例】本発明に係る無線テレメ−タ装置の一実施例
について、図1乃至図3を参照しつつ説明する。ここ
で、図1は無線テレメ−タ装置全体の概略構成図、図2
は送信部の具体的構成例を示す構成図、図3は受信部の
具体的構成例を示す構成図である。先ず、図1には、本
実施例の無線テレメ−タ装置の全体構成が概略的に示さ
れており、同図を参照しつつ本実施例の無線テレメ−タ
装置の全体構成について述べる。この無線テレメ−タ装
置は、複数の駐車場で収集された各駐車場の利用状況
(駐車状況)に関する情報をポケットベル受信器3を介
して伝送し、所定の表示装置にその周辺の駐車場の空き
の有無を表示するようにしたものである。そして、この
無線テレメ−タ装置は、駐車場の駐車台数を計数し、こ
の計数結果をポケットベル受信器へ伝送するための信号
に変換して公衆有線通信路へ送出する等の機能を果たす
送信部1と、ポケットベル受信器3で受信された情報を
読取り、この情報を表示する等の機能を有する受信部2
とからなるものである。
【0008】送信部1は、駐車場に出入りする車両の台
数を駐車場毎に計数するデ−タ収集部4と、このデ−タ
収集部4に収集されたデ−タをポケットベル受信器用の
信号形式に変換する等の機能を有するエンコ−ダ部5
と、ポケットベル受信器3を呼び出すための呼び出し信
号を発生するポケットベル呼出送出器6とから構成され
るものである。そして、この送信部1の出力段は、公衆
加入電話回線7に接続され、この公衆加入電話回線7を
介してポケットベル基地局8に接続されている。このポ
ケットベル基地局8は、公衆電話網を敷設して公衆電話
通信サ−ビスを提供している会社(例えば、日本電信電
話株式会社等)によって既に設置されているもので、ポ
ケットベル呼出送信装置8aと送信用アンテナ8bとか
ら構成されている。
【0009】受信部2は、上述のポケットベル基地局8
を介して送信部1から送られた駐車場に関する情報を受
信したポケットベル受信器3の表示器3aから、光学的
にその駐車場に関する情報を読取り、これを表示するも
ので、ポケットベル基地局8からの送信電波を受信し、
これを増幅して再び送信する補償増幅器9と、ポケット
ベル受信器3と、このポケットベル受信器3に表示され
た表示デ−タを読み取る表示読取部10と、この表示読
取部10で読み取られたデ−タを解読するデコ−ド部1
1と、デコ−ド部11でデコ−ドされたデ−タを基に駐
車場に関する情報を画像表示する表示部12とから構成
されているものである。
【0010】かかる構成例においては、デ−タ収集部4
によりデ−タ収集手段が、エンコ−ダ部5により信号変
換手段が、ポケットベル呼出送出器6によりポケットベ
ル信号送出手段が、表示読取部10により表示読取手段
が、デコ−ド部11及び表示部12により表示作動手段
が、それぞれ構成されていることとなる。
【0011】次に、図2に示された送信部1の具体構成
例を参照しつつその詳細について説明する。本実施例に
おける送信部1は、先に説明したようにデ−タ収集部
4、エンコ−ダ部5及びポケットベル呼出送出器6とか
ら構成されるもので、その内、先ず、デ−タ収集部4
は、駐車場へ入る車両を検知する車検知手段としての入
口センサ13と、駐車場から出る車両を検知する同じく
車検知手段としての出口センサ14と、前記2つのセン
サ13,14からの検知信号を入力し、この検知信号を
基に駐車場の駐車台数及び空き台数を計数して、その結
果を記憶する計数手段としての計数器15と、この計数
器15の記憶デ−タをエンコ−ダ部5へ送るために所定
の信号形式に変換してエンコ−ダ部5へ送出するデ−タ
送出器16とから構成されているものである。このデ−
タ収集部4は、駐車状況を把握しようとする駐車場毎に
一つづつ設けられるもので、例えば、n箇所の駐車場の
駐車情報を得ようとする場合には、デ−タ収集部4は全
部でn台設けられることになる。
【0012】入口センサ13及び出口センサ14は、具
体的には、例えば、発光素子と受光素子からなるもの等
が好適である。すなわち、車両が通過する適宜な場所
に、車両の通行方向に対して略直交する方向に、発光素
子と受光素子とを車両の幅程度の距離を隔てて対向状態
に設置し、車両がこの部分を通過する際に発光素子から
受光素子へ向かう光線が遮断されることにより、受光素
子に生ずる出力変化を捕えるようにして、車両の出入り
を検知するように構成することが考えられる。計数器1
5は上述した入口センサ13及び出口センサ14からの
信号によって計数動作を行う回路が中心として構成され
ているもので、具体的には入口センサ13からの信号に
よって計数値を増やし、出口センサ14からの信号によ
ってその計数値を減ずる機能を有する計数回路(図示せ
ず)と、駐車場の駐車可能台数から計数回路の計数結果
すなわち、現実に駐車されている車両の台数を減じこの
減算結果すなわち、駐車場の空き台数及び先の計数回路
の計数結果である実際の駐車台数を記憶する記憶回路
(図示せず)と、前述した入口及び出口センサ13、1
4から入力された信号の波形整形する回路(図示せず)
を具備しているものである。
【0013】デ−タ送出器16は、計数器15に記憶さ
れている駐車台数及び空き台数を、一定間隔(例えば3
分毎)及びエンコ−ダ部5からの要求信号があった際
に、その都度、エンコ−ダ部5へ送出するもので、その
デ−タ送出の方式は同期式となっており、後述するエン
コ−ダ部5のデ−タ受信器18に各デ−タ収集部4から
のデ−タが入力されるようになっている。また、本実施
例において送出信号の形式は、伝送線路数を最小限にす
る観点からシリアル信号としている。そして、このデ−
タ送出器16の出力段と次述するエンコ−ダ部5のデ−
タ受信器18の入力段とは、デ−タ伝送路17で接続さ
れている。
【0014】次に、エンコ−ダ部5について説明する。
この実施例のエンコ−ダ部5は、デ−タ受信器18と、
デ−タ処理器19と、ポケットベル信号エンコ−ダ20
と、状態監視表示器21とから構成されている。このエ
ンコ−ダ部5とポケットベル呼出送出器6は、一ケ所に
設置されるもので、その設置場所は、特定の場所に限定
されるものではないが、デ−タ伝送路17の距離を最小
にする観点から、各駐車場から略同程度の距離に位置す
る場所に設置するのが望ましい。デ−タ受信器18は、
前述したn台のデ−タ収集部4から送出された信号を受
信し、この受信信号に波形整形を施した後に、このデ−
タ受信器18の後段に接続されているデ−タ処理器19
へ送出するものである。このデ−タ受信器18へは、エ
ンコ−ダ部5からの要求信号(詳細は後述)が発生した
際を除いて、n台のデ−タ送出器16から順にデ−タが
入力されるようになっており、入力されたデ−タは、次
述するデ−タ処理器19へ順に、出力されるようになっ
ている。デ−タ処理器19は、デ−タ受信器18から入
力された各駐車場の駐車状況に関するデ−タを次述する
状態監視表示器21で表示するのに必要な信号形式(以
下、「イメ−ジ表示画面信号」と言う。)に変換すると
共に、一定間隔(例えば、3分間隔)で後述するポケッ
トベル信号エンコ−ダ20へ出力するものである。
【0015】状態監視表示器21は、デ−タ収集部4で
収集された各駐車場の駐車状況に関するデ−タに基づい
て、駐車場状況をいわゆるイメ−ジ画面として表示する
ものである。この状態監視表示器21は、例えばいわゆ
るパ−ソナルコンピュ−タのモニタとして用いられるC
RT、液晶等の表示装置を有する(図示せず)もので、
その表示内容は、例えば図4に示されるようなものであ
る。すなわち、状態監視表示器21は先ず、本発明に係
る無線テレメ−タ装置が用いられる地域、すなわちデ−
タ収集部4が設置された場所及びその周辺の地域の概略
図(以下、「周辺図」と言う。)を表示すると共に、こ
の周辺図上に各駐車場の駐車状況を表示するようになっ
ている。より具体的には、図4を用いて説明すれば、同
図においては5つの駐車場A,B,C,D,Eが表示さ
れている例が示されているが、例えば、駐車場Aを例に
採って説明すれば、駐車場全体を矩形の枠で表すと共
に、その矩形の枠の右側に縦(図4において紙面上下方
向)に5つの小さな矩形を区切って表し、この各々の小
さな矩形を車両5台分としている。そして、その内、下
側の2つの矩形が他の矩形の色とは異なる色(図4にお
いて斜線部分)となっており(以下、このように画面上
特定の部分の色を、周囲の色と異なる色とする処理を
「色表示」と言う。)、これより10台の車両が駐車さ
れていることが即座に確認できるようになっている。
尚、図4においては示されていないが、上述の小さな矩
形内はさらに縦方向(図4において紙面上下方向)に5
つに区切られており、基本的には駐車車両が1台増える
毎に1台分に区切られた部分の色が変わるようになって
いる。さらに、駐車場が未だ空きがあるか否かを、
「空」又は「満」の文字を、該当する駐車場に表示して
満車状態か否かが即座に確認できるようになっている。
【0016】状態監視表示器21は、キ−ボ−ド(図示
せず)を有しており、このキ−ボ−ドから駐車場周辺の
交通情報等のメッセ−ジを入力して、それを例えば、図
4の表示画面例で言えば、画面下側に示されるような交
通事故の発生及びそれに伴う周辺の交通情報を表示でき
るようになっている。そして、この状態監視表示器21
で入力されたメッセ−ジは前述したデ−タ処理器19へ
送られるようになっている。したがって、ポケットベル
信号エンコ−ダ20へは、デ−タ処理器19がデ−タ収
集部4から入力した駐車場の駐車状況に関するデ−タ
と、状態監視表示器21からのメッセ−ジとが送られる
こととなる。尚、状態監視表示器21における駐車状況
に関する表示の仕方としては、上述したように単に駐車
台数に相当する矩形部分を色表示するだけでなく、デ−
タ収集部4から定期的に入力されるデ−タが、前回のデ
−タと異なる場合には、当該駐車場の色表示されている
矩形部分の全部又は1個の矩形だけを点滅させるいわゆ
るフリッカ表示を行わせて、駐車状況の変化をより一層
適確に把握できるようにしてもよい。
【0017】また、上述した状態監視表示器21におい
ては、駐車場における一台の駐車車両を画面上1個の矩
形に割り当てて、これを色表示することによって、駐車
台数を確認できるようにしたが、例えば、図4の各駐車
場の横に、その駐車場の最大収容台数と現在の駐車台数
とを数値表示するようにしてもよい。さらに、状態監視
表示器21は、デ−タ収集部4に対してデ−タの送信を
任意に要求することができる機能を有している。図5に
はこの状態監視表示器21による任意なデ−タ要求時及
び定時間毎のデ−タ収集部4からのデ−タ入力処理のフ
ロ−チャ−トが示されており、以下、同図を参照しつつ
デ−タ入力処理について説明する。
【0018】先ず、デ−タ入力処理の実行は、ステップ
100から開始されステップ102へ進んで状態監視表
示器21においてデ−タ要求が発生したか否かを判定す
る。すなわち、状態監視表示器21の図示しないキ−ボ
−ドから、その時点でデ−タ収集部4に収集されている
デ−タをデ−タ受信器18へ入力することを要求する命
令(要求信号)が入力されたか否かを判定し、デ−タ要
求有りと判定された場合(YES)はステップ106
へ、また、デ−タ要求無しと判定された場合(NO)は
ステップ104へ、それぞれ進む。ステップ106にお
いては、デ−タ送出器16がデ−タ受信器18へデ−タ
の送信を開始するに必要な送信信号をデ−タ送出器16
へ出力するような命令が与えられ、ステップ108へ進
む。一方、ステップ104においては、デ−タ送出器1
6からデ−タ受信器18へデ−タを定期的に送信する時
間になったか否かを判定し、所定の時間が経過した(T
ime up)と判定された場合(YES)は次のステ
ップ108へ進み、所定の時間が未だ経過しないと判定
された場合(NO)は、先のステップ102へ戻って再
び同様な処理が繰り返される。ステップ108おいて
は、デ−タ送出器16からデ−タ送信が行われデ−タ受
信器18へデ−タ入力が行われて一連の処理が終了する
こととなる(ステップ110)。
【0019】信号変換手段としてのポケットベル信号エ
ンコ−ダ20は、前述したデ−タ処理器19を介して送
られた駐車場に関するデ−タ及び周辺の交通情報をポケ
ットベル受信器3へ送出するために必要とされる信号形
式に変換するものである。図6は、このポケットベル信
号エンコ−ダ20で変換された後の信号形式の一例が示
されており、以下、同図を参照しつつその内容について
説明する。先ず、このポケットベル信号エンコ−ダ20
で生成される同期信号(図6において点線表示)に続い
てデ−タ構成案内と称される部分が配置される。このデ
−タ構成案内は、ポケットベル信号エンコ−ダ20から
出力される一区切りの信号の構成、すなわち、デ−タ構
成案内に続いてポケットベル呼出番号コ−ド、デ−タコ
−ドが配置されていること及びデ−タメッセ−ジ内のデ
−タの種類についての情報が所定のの表現形式に従って
既述されている部分である。
【0020】デ−タ構成案内に続いては、ポケットベル
呼出番号コ−ドが配置されている。このポケットベル呼
出番号は、この無線テレメ−タ装置によって駐車情報の
提供を受ける者が有するポケットベル受信器の呼出番号
であり、予め確定されているものである。この呼出番号
は、例えばポケットベル信号エンコ−ダ20内に設けら
れるROM(Read Only Memory)等の
記憶素子(図示せず)に記憶されており、通常は複数の
ポケットベル呼出番号が記憶されているので、一つづつ
順にポケットベル呼出番号を読み出されて、その都度図
6に示されような信号形式の信号で本ポケットベル信号
エンコ−ダ20から出力されるようになっている。ポケ
ットベル呼出番号コ−ドに続いてデ−タコ−ドが配置さ
れている。このデ−タコ−ドの具体的内容としては、各
駐車場の識別番号、各駐車場毎の駐車台数及び空き台数
等の駐車場に関するデ−タであって、これらは、前述し
たようにデ−タ収集部4で収集され又は状態監視表示器
21から入力されたものである。そして、これらのデ−
タは、ポケットベルシステムで定められた規格に沿って
コ−ド化されている。上述したような形式に変換された
信号は、次述するポケットベル呼出送出器6に入力され
ることとなる。
【0021】接続手段としてのポケットベル呼出送出器
6は、前述したポケットベル信号エンコ−ダ20から入
力された信号を公衆加入電話回線7を介してポケットベ
ル基地局8へ送出するもので、送信部1をポケットベル
システムへ接続する(具体的にはポケットベル基地局8
へ接続する)役割を果たしており、公衆加入電話回線7
において予め規定されているいわゆるダイヤルル−ルに
則りダイヤルパルス又はDTMF(Dail Tone Multi-Fr
equency Code) 信号を出力するようになっている。この
ポケットベル呼出送出器6の出力信号は、公衆加入電話
回線7を介してポケットベル基地局8へ入力され、ポケ
ットベル呼出送信装置8aによって所定の変調を受けて
無線搬送波に重畳されて送信される。尚、ポケットベル
基地局8自体は、公衆加入電話網の既存の設備であるの
で、ここでの詳細な説明は省略する。
【0022】次に、受信部2の具体構成例について図3
を参照しつつ説明する。まず、この図3に示された受信
部2において、受信・増幅手段及び送信手段としての補
償増幅器9は、先に説明したようにポケットベル基地局
8から信号を受信し、再増幅すると共に、本実施例にお
いてはル−プコイル22を用いて再度送信するものであ
るが、このようにするのは次のような理由からである。
すなわち、本来、ポケットベル受信器3は、ポケットベ
ル基地局8からの電波を受信して十分に動作できるよう
になっているものであるから、補償増幅器9は基本的に
は必須のものではない。しかし、ポケットベル受信器3
を利用する周囲の地理的条件、電磁環境条件等によって
は、ポケットベル受信器3が必ずしも十分に動作するに
必要な受信電界強度が得られるとは限らないことから、
地理的条件等に伴う受信電界強度の低下に拘らず、ポケ
ットベル受信器3の動作を確実に確保するためである。
【0023】次に、表示読取部10であるが、図3に示
された構成例における表示読取部10は、液晶素子(L
CD)等によって構成され、文字、数字等のメッセ−ジ
を表示する表示器3aに表示された内容を読み取る表示
デ−タ読取手段としてのポケットベルLCD表示読取器
23と、ポケットベル受信器3が受信状態にあるか否か
を表示するためにポケットベル受信器3に設けられてい
る発光ダイオ−ド3bの点灯状況を検知するポケットベ
ルLED表示検知器24とから構成されている。本実施
例のポケットベル受信器3に設けられた表示器3aは、
液晶素子(LCD)からなり12桁の数値表示ができる
もので、各桁は7セグメント表示の構造を有しているも
のである。ポケットベルLCD表示読取器23は、この
ような表示器3aの表示内容を読み取るための構成を有
している。すなわち、図7に示されるように、このポケ
ットベルLCD表示読取器23は、LCDの1セグメン
トに対して、一方の先端が表示器の1セグメントの中央
付近に臨むように設けられた第1及び第2の光ケ−ブル
25a、25bと,第1の光ケ−ブル25aの他端に光
学的に接続されたLED光源26と,第2の光ケ−ブル
25bの他端に設けられた読取り用フォトトランジスタ
27とを有しているものである。したがって、本実施例
においては、1桁当り7セグメントで構成されているの
で、12桁の読取りを行うために、ポケットベルLCD
表示読取器23には、上述した構成が7×12=84組
設けられている。
【0024】図8には、第2の光ケ−ブル25bで読取
り可能な範囲が示されており、本実施例においては、1
セグメント当り、同図において点線円に示される範囲の
読取りが可能である。尚、本実施例においては、第1の
光ケ−ブル25aと第2の光ケ−ブル25bの先端を合
わせた部分の太さとしては、直径0.8mm程度となっ
た。
【0025】図7に示された構成において、その動作に
ついて説明すれば、LED光源26から射出された光
は、第1の光ケ−ブル25aを介してその先端部(LC
D側)へ導かれ、さらに先端部から出てLCDの1セグ
メントを照射する。照射された光はLCDによって反射
され、この反射光は第2の光ケ−ブル25bを介して読
取用フォトトランジスタ27に入射することとなる。こ
の読取用フォトトランジスタ27に入射するLCDから
の反射光の量は、LCDの表示状態によって異なるの
で、読取用フォトトランジスタ27の出力は、LCDの
表示状態に応じて変化することとなる。したがって、読
取用フォトトランジスタ27の出力を判別することによ
って、表示内容の識別が可能となるものである。
【0026】ポケットベルLED表示検知器24は、ポ
ケットベル受信器3に設けられ、その動作状態を表示す
るLED3bが点灯か否かを検知するもので、例えばフ
ォトダイオ−ド等の光に応答する素子を用いて構成され
ているものである。そのような光を検知するための回路
構成は、一般的によく知られているので、ここでの説明
は省略する。これらポケットベルLCD表示読取器23
及びポケットベルLED表示検知器24の出力信号は、
次述するデコ−ド部11の受信処理マイクロプロセッサ
28に入力されるようになっている。デコ−ド部11
は、受信処理マイクロプロセッサ28と、表示制御部2
9と、テ−ブルROM30と、書込・点検器31とから
構成されている。
【0027】受信処理マイクロプロセッサ28は、いわ
ゆるIC化されたマイクロプロセッサからなり、受信部
2全体の制御を行う他、表示読取部10からの入力信号
を後段の表示部12へ渡すために必要なデ−タの処理、
表示部12における表示内容がこの受信処理マイクロプ
ロセッサ28で出力した内容と一致しているか否かの点
検等の処理を行うものである(詳細は後述)。表示制御
部29は、表示部12の表示切替スイッチ33を介し
て、同じ表示部12の表示灯群32の点灯、消灯制御を
行うもので、受信処理マイクロプロセッサ28から出力
された表示灯群32への表示デ−タに基づいて、表示切
替スイッチ33を制御するものである。すなわち、表示
灯群32は複数の表示灯の集合であり、表示切替スイッ
チ33はこの表示灯群32を構成する複数の表示灯の点
灯、消灯を制御するトランジスタ等からなる複数の電子
スイッチ(図示せず)を有しており、表示制御部29は
この電子スチッチの動作を制御するものである。
【0028】テ−ブルROM30は、ポケットベルLC
D表示読取器23から読み込まれたデ−タを表示部12
の表示灯群32に表示するための変換テ−ブルが記憶さ
れているもので、電気的消去可能なROM(例えば、E
EPROM等)から構成されている。すなわち、ポケッ
トベルLCD表示読取器23から読み込まれたデ−タ
は、そのまま表示灯群32を点灯するに適したデ−タ形
式になっているわけではなく、また、表示されるべきデ
−タのみではないので、先ず、受信処理マイクロプロセ
ッサ28によって解読処理がなされる。そして、解読処
理によって、表示部12に表示されるべきデ−タが分離
され、このデ−タを表示部12に表示するに際して、表
示部12に入力すべきデ−タが予め定めてあり、テ−ブ
ルROM30には、そのための変換テ−ブルが記憶され
ている。したがって、受信処理マイクロプロセッサ28
から解読処理によってデ−タがこのテ−ブルROM30
に入力されると、入力デ−タはその内容に応じて、表示
部12用のデ−タに変換され、一旦、受信処理マイクロ
プロセッサ28に入力される。そして、受信処理マイク
ロプロセッサ28から表示制御器29を介して表示部1
2に入力されることとなる。
【0029】書込・点検器31は前述したテ−ブルRO
M30の記憶内容を書き替える機能を有すると共に、受
信部2全体の動作状態を点検するものである。この書込
・点検器31は、欧文及び数字からなる一般的なキ−ボ
−ド(図示せず)を有しており、テ−ブルROM30の
書き込みデ−タは、このキ−ボ−ドによって入力するよ
うになっている。また、受信部2の動作状態の点検は、
点検を行なおうとする事項について予め定めされたコマ
ンドをこのキ−ボ−ドから入力することによって行なう
ようになっており、先のキ−ボドと共にこの書込・点検
器31を構成するCRTディスプレイ(図示せず)に点
検の結果が表示されるようになっている。尚、点検結果
の表示はCRTディスプレイである必要はなく、例え
ば、プリンタを使用して紙等の被印字部材に印字するよ
うにしてもよい。
【0030】図9には、受信処理マイクロプロセッサ2
8によるデ−タ処理に関するフロ−チャ−トが示されて
おり、以下、同図を参照しつつ受信処理マイクロプロセ
ッサ28によるデ−タ処理について説明する。受信処理
マイクロプロセッサ28は、先ず、ステップ120から
実行を開始してステップ122へ進み、ポケットベルL
ED表示検知器24によって検知されたポケットベル受
信器3の動作状態表示用のLED3bの点灯状態を動作
検知信号として入力し、次のステップ124へ進む。ス
テップ124においては、入力したポケットベルLED
表示検知器24からの動作検知信号のレベルを判定して
ポケットベル受信器3が動作状態にあるか否かを判定す
る。すなわち、ポケットベルLED表示検知器24の出
力信号がいわゆるHigh状態と判断されれば、ポケッ
トベル受信器3が動作状態(ポケットベル受信器3に呼
が入力されており、動作状態表示用のLED3bが点灯
している状態)と判定し(YES)、ステップ126へ
進む。一方、ポケットベル受信器3が非動作状態と判定
された場合(NO)には、先のステップ122に戻り,
再びポケットベルLED表示検知器24の動作検知信号
を入力することとなる。
【0031】ステップ126においては、ポケットベル
受信器3からのデ−タを入力しステップ128へ進み、
同ステップ128において、入力されたデ−タの解読を
行なう。すなわち、入力されたデ−タは、表示部12に
おいて表示される駐車場に関する情報に加えて、ポケッ
トベル呼出番号等が、12桁の数値で予め定めた表現形
式で表されているものであるので、この数値を駐車場に
関するデ−タとそれ以外のデ−タとに分離すると共に、
駐車場に関するデ−タをこの受信処理マイクロプロセッ
サ28内での処理に適した数値表現に変換し、次のステ
ップ130へ進む。ステップ130においては、上述の
ステップ128で解読されたデ−タの内、駐車場に関す
るデ−タが表示部12で表示するに適したデ−タに変換
される。すなわち、既に説明したように、駐車場に関す
るデ−タを表示部12で表示するための変換テ−ブル
は、テ−ブルROM30に記憶されているが、先ず、駐
車場に関するデ−タがある数値で表現されているとする
と、テ−ブルROM30にはこの数値で表される記憶番
地が設定されている。そして、この番地には、当該駐車
場に関するデ−タに対する表示部12へ送るに適した変
換デ−タが記憶されており、番地が指定されることによ
って変換デ−タが受信処理マイクロプロセッサのレジス
タ(図示せず)に一旦、読み込まれ、その後このレジス
タから受信処理マイクロプロセッサ28のI/Oポ−ト
(図示せず)を介して表示制御部29へ出力されること
によって、一連のデ−タ処理が終了するようになってい
る(ステップ132参照)。
【0032】図10には受信処理マイクロプロセッサ2
8における表示監視処理のフロ−チャ−トが示されてお
り、以下、同図を参照しつつその内容について説明す
る。先ず、この表示監視処理は、表示部12の表示灯群
32における表示内容が、受信処理マイクロプロセッサ
28から表示制御部29及び表示切替スイッチ33を介
して出力した内容と一致しているか否かを点検するため
の処理をいう。先ず、受信処理マイクロプロセッサ28
はスタ−トステップ140から実行を開始し、ステップ
142へ進んで、前回の処理から一定時間Aが経過した
か否かを判定する。そして、一定時間Aが未だ経過して
いないと判定された場合(NO)は、一定時間Aが経過
するまで判定を繰り返す一方、一定時間Aが経過したと
判定された場合(YES)は、次のステップ144へ進
む。
【0033】ステップ144においては、表示部12を
構成する点灯センサ34の出力信号を点灯デ−タとして
入力してステップ146へ進む。ここで、点灯センサ3
4は、この点灯センサ34と共に表示部12を構成する
表示灯群32の点灯、消灯状態を検出すると共に、その
検出信号を表示灯群32に表示されている内容を表す信
号に変換するものである。そして、この点灯センサ34
は、例えば、CCDイメ−ジセンサ等のいわゆるイメ−
ジセンサを用いて構成されている。ステップ146にお
いては、点灯センサ34から入力された表示灯群32の
表示内容を表すデ−タと受信処理マイクロプロセッサ2
8から表示制御部29へ出力されたデ−タとが一致して
いるか否かを判定し、一致していると判定された場合
(YES)は前述のステップ142へ戻り、再び上述し
た処理が繰り返されることとなる。一方、ステップ14
6において、一致していないと判定された場合(NO)
は、ステップ148へ進み、表示灯群32を消灯状態と
するべく必要な信号を表示制御部29へ出力し、前述し
たステップ142へ戻り、再び同様な処理が行われるこ
ととなる。このように、本実施例においては、上述のス
テップ146により表示デ−タ判定手段が、また、ステ
ップ148により警報手段が、それぞれ形成されてい
る。
【0034】次に表示部12について説明する。この表
示部12は、表示灯群32の各表示灯(図示せず)の点
灯、消灯を制御する表示切替スイッチ33と、表示灯群
32の表示灯の点灯状態を検出する副表示読取手段とし
ての点灯センサ34と、駐車場に関する情報を視覚的に
表示する表示灯群32とからなるものである。表示切替
スイッチ33の機能及びその構成については、表示制御
部29についての説明と共に、また、点灯センサ34の
機能及び構成については、受信処理マイクロプロセッサ
28における表示監視処理の説明と共に、それぞれ説明
したので、ここでの再度の説明は省略する。表示灯群3
2は、例えば、白熱電球、発光ダイオ−ド素子、プラズ
マ発光素子、マグサイン等を用いて構成されているもの
で、その表示内容は、図4において状態監視表示器21
の表示例として示したものと基本的に同じであるので、
ここでの説明は省略する。
【0035】次に、上記構成における本装置の動作につ
いて概括的に述べる。先ず、各駐車場A,B,C,D,
E(図4参照)においては、それぞれに配置されたデ−
タ収集部4によって、駐車台数及び空き台数が計数さ
れ、この各駐車場A〜Eの駐車状況に関するデ−タは、
3分毎にエンコ−ダ部5に収集される。エンコ−ダ部5
においては、各駐車場からの駐車状況に関するデ−タ
と、ポケットベル呼出番号等のポケットベル受信器3を
呼び出すに必要なデ−タとが、ポケットベルシステムに
おいて定められている信号形式に変換され、公衆加入電
話回線7を介してポケットベル基地局8へ送出される。
また、このエンコ−ダ部5の状態監視表示器21におい
ては、表示部12の表示灯群32に表示される内容と同
一の内容が表示されるようになっており、基本的に表示
灯群32における表示内容を視認できるようになってい
る。さらに、この状態監視表示器21においては、デ−
タ収集部4からの駐車場に関する情報に加えて、交通情
報等の付加的情報が任意に入力されるようになってお
り、この付加的情報を表示部12において表示すること
ができるようになっている。例えば、図4に示された表
示画面の下部(図4において紙面下方向)に示された
「駅前で事故・交通規制中」の文字は、状態監視表示部
21から入力された情報の一例である。
【0036】エンコ−ダ部5からポケットベル基地局8
へ送出された信号は、無線送信されて、受信部2の補償
増幅器9によって受信、増幅された後、ル−プアンテナ
22から再送信されて、ポケットベル受信器3に受信さ
れる。そして、ポケットべル受信器3において、受信さ
れたデ−タは、12桁数値を表示することができる液晶
素子(LCD)からなる表示器3aに表示される。この
表示デ−タは、ポケットベルLCD表示読取器23によ
って読み取られ、受信処理マイクロプロセッサ28にお
けるデ−タ処理(図9参照)によって、表示部12の表
示灯群32における表示に適したデ−タに変換され、表
示部12へ入力される。その結果、表示灯群32におい
ては、図4に示されるように、各駐車場A〜Eの概略位
置がその周辺の主な建築物等と共に表示された上に、各
駐車場A〜E毎に空車か満車かを「空」又は「満」の文
字で表示する。さらに、各駐車場A〜E毎に、駐車台数
が、矩形を色表示することによって表示されるようにな
っている。
【0037】本実施例においては、駐車場に関するデ−
タを、既存のポケットベルシステムを介して送信し、そ
の送信された駐車場に関するデ−タをポケットベル受信
機3の表示器3aに表示させ、その表示を読み取ること
によって、最終的に表示灯群32に視覚的に表示するよ
うに構成することによって、専用の通信回線を設ける必
要がないので、利用場所が一定の場所に限定されること
がなく、設備費が少なくて済む。また、既存の無線通信
回線を利用するので、新たな無線周波数の確保を必要と
することがなく電波の効率的利用を図るものである。さ
らに、補償増幅器9を設けてポケットベル基地局8から
の電波を増幅して再送信するようにしたので、受信電界
が弱い場合でも確実な動作を確保することができる。
【0038】
【発明の効果】本発明によれば、収集したデ−タの伝送
路として既存のポケットベルシステムを利用するように
構成することにより、専用の通信回線を必要としないの
で、それだけ設備費が節約でき安価な無線テレメ−タ装
置を提供することができる。また、既存のポケットベル
システムの無線回線を利用するので、新たな無線周波数
を確保する必要がなく、無線周波数の新たな割り当てが
困難な昨今の状況にあって、無線回線の利用効率を向上
させるものである。特に、駐車場の駐車台数等のデ−タ
をポケットベルシステムを介して伝送するようにした請
求項2記載の発明に係る無線テレメ−タ装置において
は、上述の効果に加えて、ポケットベル受信器を介して
周囲の複数の駐車場の利用状況が表示手段によって一目
瞭然となり、新たに専用の回線を設置することなく即座
に駐車場の利用状況に関する情報を得ることができるも
のである。また、特に、ポケットベル受信器の呼び出し
用基地局からの信号を受信し増幅する受信・増幅手段
と、この受信・増幅手段の出力信号をポケットベル受信
器へ入力する入力手段とを設けた請求項3記載の発明に
係る無線テレメ−タ装置においては、ポケットベル受信
器の呼び出し用基地局からの信号がポケットベル受信器
にとって十分な強度でなくなるような受信環境にあって
も、ポケットベル受信器には受信・増幅手段によって増
幅された信号が入力されることとなるので、安定且つ確
実に駐車場に関する情報を得ることができるものであ
る。さらに、表示手段における表示が、本来そこに表示
されるべき内容であるか否かを判定する表示デ−タ判定
手段を設けた請求項4記載の発明に係る無線テレメ−タ
装置においては、表示内容が送られてきたもとのデ−タ
と食い違っていないかどうかを確認することができ、装
置全体の信頼性を向上することができるというものであ
る。そのうえ、請求項5記載の無線テレメ−タ用受信装
置においては、既存のポケットベル受信器を利用するよ
う構成することにより、その分受信装置としての構成が
簡易で済み、比較的廉価な装置を提供することができる
ものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る無線テレメ−タ装置の全体構成図
である。
【図2】本発明に係る無線テレメ−タ装置を構成する送
信部の一構成例を示す構成図である。
【図3】本発明に係る無線テレメ−タ装置を構成する受
信部の一構成例を示す構成図である。
【図4】状態監視表示器及び表示灯群における表示例を
示す説明図である。
【図5】デ−タ収集部からエンコ−ダ部へデ−タを送る
ためのデ−タ入力処理のフロ−チャ−トである。
【図6】デ−タ処理器における信号変換後の信号の構成
を説明するための説明図である。
【図7】ポケットベルLCD表示読取器の構成を示す説
明図である。
【図8】ポケットベルLCD表示読取器による1セグメ
ント当りの読取範囲を説明するための説明図である。
【図9】受信処理マイクロプロセッサによるデ−タ処理
のフロ−チャ−トである。
【図10】受信処理マイクロプロセッサによる表示監視
処理のフロ−チャ−トである。
【符号の説明】
1…送信部、 2…受信部、 3…ポケットベル受信
器、 3a…表示器、3b…発光ダイオ−ド(LE
D)、 4…デ−タ収集部、 5…エンコ−ダ部、6…
ポケットベル呼出送出器、 9…補償増幅器、 10…
表示読取部、 11…デコ−ド部、 12…表示部、
13…入口センサ、 14…出口センサ、15…計数
器、 18…デ−タ受信器、 19…デ−タ処理器、
20…ポケットベル信号エンコ−ダ、21…状態監視表
示器、 23…ポケットベルLCD表示読取器、 28
…受信処理マイクロプロセッサ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高橋 徹 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 田保 瑞夫 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日本電信電話株式会社内 (72)発明者 安倍 幸夫 北海道札幌市中央区南2条東1丁目1番 地14 住友生命札幌中央ビル エヌ・テ ィ・ティ北海道移動通信株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−155463(JP,A) 特開 平1−173199(JP,A) 特開 平4−33100(JP,A) 特開 昭61−212929(JP,A) 特開 平2−117259(JP,A) 特開 平3−129995(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) H04M 11/00 - 11/10 H04Q 9/00 311

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 収集されたデ−タをポケットベルシステ
    ムを介して伝送する無線テレメ−タ装置であって、送信
    装置及び受信装置を具備し、前記送信装置がデ−タを収
    集するデ−タ収集手段と、前記デ−タ収集手段に収集さ
    れたデ−タをポケットベル用の信号に変換する信号変換
    手段と、前記信号変換手段の出力信号を公衆加入電話回
    線に送出するポケットベル信号送出手段とを具備し、前
    記受信装置がメッセ−ジ表示機能を有するポケットベル
    受信器と、前記ポケットベル受信器に設けられたメッセ
    −ジ表示用素子の表示を読み取る表示読取手段と、前記
    表示読取手段の出力信号に基づいて所望の情報を表示す
    る表示作動手段とを具備し、前記ポケットベル受信器を
    伝送路の一部としてデ−タを伝送することを特徴とする
    無線テレメ−タ装置。
  2. 【請求項2】 収集されたデ−タをポケットベルシステ
    ムを介して伝送する無線テレメ−タ装置であって、送信
    部及び受信部を具備し、前記送信部が駐車場に入場及び
    退場する車を検知する車検知手段と、前記車検知手段の
    検知信号に基づいて駐車場内の駐車台数あるいは空き台
    数を計数する計数手段と、前記計数手段の計数結果をポ
    ケットベル用の信号に変換する信号変換手段と、前記信
    号変換手段とポケットベル受信器の呼び出し用基地局と
    を接続する接続手段とを具備し、前記受信部がポケット
    ベル受信器の表示部に表示されたデ−タを読み取る表示
    デ−タ読取手段と、前記表示デ−タ読取手段により読み
    取られたデ−タを基に前記駐車場の利用状況を表示する
    表示手段と、を具備してなることを特徴とする無線テレ
    メ−タ装置。
  3. 【請求項3】 収集されたデ−タをポケットベルシステ
    ムを介して伝送する無線テレメ−タ装置であって、送信
    部及び受信部を具備し、前記送信部が駐車場に入場及び
    退場する車を検知する車検知手段と、前記車検知手段の
    検知信号に基づいて駐車場内の駐車台数あるいは空き台
    数を計数する計数手段と、前記計数手段の計数結果をポ
    ケットベル用の信号に変換する信号変換手段と、前記信
    号変換手段とポケットベル受信器の呼び出し用基地局と
    を接続する接続手段とを具備し、前記受信部がポケット
    ベル受信器の呼び出し用基地局からの送信電波を受信し
    て増幅する受信・増幅手段と、前記受信・増幅手段の出
    力信号をポケットベル受信器へ入力する入力手段と、ポ
    ケットベル受信器の表示部に表示されたデ−タを読み取
    る表示デ−タ読取手段と、前記表示デ−タ読取手段によ
    り読み取られたデ−タを基に前記駐車場の利用状況を表
    示する表示手段と、を具備してなることを特徴とする無
    線テレメ−タ装置。
  4. 【請求項4】 表示手段の表示内容を読み取る副表示読
    取手段と、前記副表示読取手段による読取結果と文字デ
    −タ読取手段の出力デ−タとが一致しているか否か判定
    する表示デ−タ判定手段と、前記表示デ−タ判定手段に
    より不一致と判定された場合に、使用者にデ−タの不一
    致を知らしめる警報手段と、を具備することを特徴とす
    る請求項2又は3記載の無線テレメ−タ装置。
  5. 【請求項5】 無線テレメ−タ装置用受信装置であっ
    て、メッセ−ジ表示機能を有するポケットベル受信器
    と、前記ポケットベル受信器に設けられたメッセ−ジ表
    示用素子の表示を読み取る表示読取手段と、前記表示読
    取手段の出力信号に基づいて所望の情報を表示する表示
    作動手段と、を具備することを特徴とする受信装置。
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