JP2757654B2 - バーコード復調装置およびバーコード復調方法 - Google Patents

バーコード復調装置およびバーコード復調方法

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JP2757654B2
JP2757654B2 JP4033668A JP3366892A JP2757654B2 JP 2757654 B2 JP2757654 B2 JP 2757654B2 JP 4033668 A JP4033668 A JP 4033668A JP 3366892 A JP3366892 A JP 3366892A JP 2757654 B2 JP2757654 B2 JP 2757654B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、例えば、アドオンバ
ーコードシンボルの読取出力から、このシンボルにより
表されたアドオンバーコードを復調するためのバーコー
ド読取装置およびバーコード読取方法に関する。
【0002】近年、バーコードを使った情報管理システ
ムにおいては、管理情報の多種多様化に伴い、バーコー
ドとしてコード体系の異なる2つのバーコードを組み合
わせたものを用いることがある。
【0003】このようなバーコードを用いる場合には、
2つのバーコードのいずれも復調可能なバーコード復調
装置が必要となる。
【0004】
【従来の技術】コード体系の異なる2つのバーコードを
組み合わせたバーコードとしては、アドオンバーコード
付バーコードがある。
【0005】図5は、右ブロックと左ブロックを備えた
UPC系バーコード(UPC/A、EAN8、EAN1
3)をメインバーコードとするアドオンバーコード付バ
ーコードのシンボル構成を示す図である。
【0006】メインバーコードシンボルMBSは、左側
マージン部LMと、左側ガードバーLGBと、左側キャ
ラクタ部LCと、センタバーCBと、右側キャラクタ部
RCと、右側ガードバーRGBと、右側マージン部RM
1により構成されている。
【0007】アドオンバーコードシンボルABSは、ス
ペシャル左側ガードバーSLGBと、アドオンキャラク
タ部ACと、右側マージン部RM2により構成されてい
る。
【0008】上記左側ガードバーLGBは、読取り出力
がバーコードシンボルの読取り出力か否かを判定するた
めに設けられる。また、この左側ガードバーLGBは、
左側キャラクタ部LCの左端部に位置しており、左側マ
ージン部LMとを仕切る機能も有する。
【0009】なお、詳細な説明は省略するが、他のガー
ドバーRGB,SLGBも、左側ガードバーLGBと同
じ機能を有する。
【0010】センタバーCBは、左側キャラクタ部LC
の右端部に位置しており右側キャラクタ部RCとを区別
するための仕切りである。
【0011】また、アドオンバーコードシンボルABS
が左側マージン部を有しないのは、メインバーコードシ
ンボルMBSの右側マージン部RM1がこの左側マージ
ン部の機能を果たすからである。
【0012】図6は、ブロックが1つしかないUPC系
バーコード(UPC/E)をメインバーコードとするア
ドオンバーコード付バーコードのシンボル構成を示す図
である。
【0013】この場合の構成は、メインバーコードシン
ボルMBSのブロックが1つである点と、このために、
センタバーCBがない点を除けば、2つのブロックを有
する場合の構成とほぼ同じである。
【0014】上述したようなアドオンバーコードを復調
する場合は、メインバーコードを復調する場合と同様
に、予め定めた複数の区間ごとにモジュール数が算出さ
れる。以下、この区間を復調用モジュール数算出区間と
いう。各復調用モジュール数算出区間のモジュール数
は、この区間の検出幅と、キャラクタの検出長により求
められる。
【0015】しかしながら、このような構成では、アド
オンバーコードシンボルABSが右側から走査された場
合、アドオンバーコードを復調するこができないことが
ある。
【0016】すなわち、バーコードシンボルを走査する
場合、最初に走査される黒バーの検出幅が見かけ上大き
くなることがある。この原因としては、マージン部につ
いたごみ等により、シンボルの読取り出力の振幅レベル
が変化してしまうことが挙げられる。
【0017】このような状態が生じても、最初に走査さ
れる黒バーが、ガードバーのものである場合には問題が
ない。これは、ガードバーの場合、黒バーの検出幅より
も、2本の黒バーの相対的な位置が重要だからである。
【0018】これに対し、キャラクタの場合、復調用モ
ジュール数算出区間の検出幅やキャラクタの検出長に基
づいて復調がなされるため、バーの検出幅が変化する
と、これらも変化し、復調が不可能となる場合が生じ
る。
【0019】これを、図7及び図8を用いて説明する。
図7は、シンボルの走査方向を示す図である。図におい
て、は、シンボルが左側から走査された場合を示し、
は右側から走査された場合を示す。図8(a)は、
の場合のシンボルの読取り出力を示し、同図8(b)
は、の場合の読取り出力を示す。
【0020】の場合は、図8(a)に示す如く、アド
オンキャラクタ部ACの右端部の黒バーRBが太くなる
ことがない。これに対し、の場合は、図8(b)に示
す如く、この黒バーRBが太くなることがある。
【0021】これにより、この黒バーRBを含む復調用
モジュール数算出区間の検出幅やキャラクタの検出長が
大きくなる。その結果、この黒バーRBを含む復調用モ
ジュール数算出区間のモジュール数が本来の値からず
れ、この黒バーRBを含むキャラクタの復調が不可能と
なる。
【0022】特に、バーコードシンボルの読取り装置と
して、定置式読取り装置を使用する場合は、との走
査が交互になされるので、上述したような問題が生じや
すくなる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたように、従
来のアドオンバーコード復調装置においては、シンボル
が右側から走査された場合、復調が不可能になる場合が
あるという問題があった。
【0024】そこで、この発明は、シンボルが右側から
走査された場合であっても、アドオンバーコードを確実
に復調することができるバーコード復調装置を提供する
ことを目的とする。
【0025】
【課題を解決するための手段】図1は、請求項1に係る
発明の構成を示すブロック図である。
【0026】図において、11は、バーコードシンボル
の読取り出力に基づいて、キャラクタの長さを推定する
キャラクタ長推定手段である。12は、上記キャラクタ
から一端部がこのキャラクタの一端部と一致する復調用
モジュール数算出区間を除いた区間の幅を検出する幅検
出手段である。
【0027】13は、キャラクタ長推定手段11の推定
結果と幅検出手段12の検出結果とに基づいて、前記復
調用モジュール数算出区間のモジュール数を算出する復
調用モジュール数算出手段である。
【0028】14は、この復調用モジュール数算出手段
13の算出結果を、上記復調用モジュール数算出区間の
モジュール数として、上記キャラクタを復調するキャラ
クタ復調手段(14)である。
【0029】
【作用】上記構成においては、復調用モジュール数算出
区間のモジュール数は、この区間以外の区間の検出幅
と、キャラクタの推定長に基づいて算出される。
【0030】したがって、復調用モジュール数算出区間
の検出幅やキャラクタの検出長が見かけ上変化しても、
これに応じて、算出モジュール数が変化することがな
い。これにより、アドオンバーコードシンボルが右側に
走査される場合であっても、右端部のキャラクタを確実
に復調することができる。
【0031】
【実施例】以下、図面を参照しながらこの発明の実施例
を詳細に説明する。図2は、この発明の一実施例のバー
コード復調装置を備えたバーコード読取り装置の構成を
示すブロック図である。
【0032】ここで、この図2の構成及び動作を説明す
る前に、図4を参照しながら、従来の復調処理モード
(以下、「第1の復調処理モード」という)と、この実
施例の復調処理モード(以下、「第2の復調処理モー
ド」という)を説明する。
【0033】まず、第1の復調処理モードを説明する。
図4は、アドオンキャラクタ部ACの右から一番目のキ
ャラクタC1と2番目のキャラクタC2の読取り出力を
示す図である。
【0034】図示の如く、アドオンバーコードの場合、
各キャラクタC1,C2は、4つのバーにより構成され
ている。各バーの色は、左から順に白→黒→白→黒に設
定されている。以下、これらのバーを左から順に、W
1,B1,W2,B2と表す。
【0035】また、各キャラクタC1,C2は、デリニ
エータ(D)と呼ばれるバーにより仕切られている。こ
のデリニエータ(D)は、幅の等しい1対の白バーと黒
バーにより構成されている。
【0036】各キャラクタC1,C2のモジュール数は
7モジュールに設定されている。この7モジュールは、
キャラクタC1,C2の内容(“0”,“1”,
“2”,…)に応じて、4つのバーW1,B1,W2,
B2に適宜振り分けられる。
【0037】したがって、復調用モジュール数算出区間
を各バーW1,B1,W2,B2ごとに設定すれば、キ
ャラクタC1,C2を復調することができる。
【0038】しかし、一般には、復調用モジュール数算
出区間は、バー単位ではなく、白バーと黒バーを組み合
わせたエッジ、ツー、エッジ単位で設定されている。こ
れは、シンボルの印刷誤差の影響を極力受けないように
するためである。
【0039】エッジ、ツー、エッジ単位による復調用モ
ジュール数算出区間としては、一般に、黒バーB1の立
上がりエッジから黒バーB2の立上がりエッジまでの区
間と、黒バーB1の立下がりエッジから黒バーB2の立
下がりエッジまでの区間が使用される。
【0040】両復調用モジュール数算出区間のモジュー
ル数M1,M2は、それぞれ次式(1),(2)に基づ
いて求められる。
【0041】 M1=(T1/Lc)×7 ・・・・・・・・・・・・(1) M2=(T2/Lc)×7 ・・・・・・・・・・・・(2)
【0042】ここで、T1,T2は、各復調用モジュー
ル数算出区間の検出幅であり、通常、デルタディスタン
スといわれている。また、Lcは、キャラクタの検出長
である。これら、デルタディスタンスT1,T2やキャ
ラクタ検出長Lcは、シンボルの読取り出力から検出さ
れる。
【0043】このようにして求められたモジュール数M
1,M2の配列(M1,M2)は、例えば、予め各キャ
ラクタごとにテーブルに登録された正規の配列との照合
される。これにより、キャラクタの復調がなされる。
【0044】なお、モジュール数M1,M2を算出した
だけでは、キャラクタ“1”と“7”及び“2”と
“8”を区別することができない。そこで、実際には、
いずれか1つのバー、例えば、白バーW1のモジュール
数も算出することにより、上記区別を行うようになって
いる。
【0045】以上が第1の復調処理モードにおける復調
処理の内容である。次に、第2の復調処理モードについ
て説明する。
【0046】シンボルが右側から走査された場合(図7
のの場合)、キャラクタC1において、右端部に位置
するバー、すなわち、黒バーB2が、図4に破線で示す
ように、太くなる。
【0047】これにより、キャラクタの検出長Lcとデ
ルタディスタンスT2が、本来の値より大きくなる。そ
の結果、第1の復調処理モードで算出されたモジュール
数M2が本来のモジュール数からずれ、キャラクタC1
の復調が不可能となる。
【0048】そこで、第2の復調処理モードにおいて
は、モジュール数M2を、キャラクタC1の検出長Lc
とデルタディスタンスT2からではなく、キャラクタC
1の推定長と、デルタディスタンスT3とから求めるよ
うにしたものである。
【0049】ここで、デルタディスタンスT3とは、デ
リニエータ(D)の黒バーの立下がりエッジから黒バー
B1の立下がりエッジまでの区間の検出幅である。言い
換えれば、キャラクタからデルタディスタンスT2に対
応する復調用モジュール数検出区間を除いた区間の検出
幅である。
【0050】なお、デルタディスタンスT2に対応する
復調用モジュール数検出区間とは、黒バーB2を含む区
間である。言い換えれば、右端部がキャラクタC1の右
端部と一致する区間である。
【0051】上述した第1の復調処理モードにおける復
調処理は、基本的には、次の5つの処理からなる。
【0052】(1)シンボルの読取り出力の基づいて、
キャラクタC1の長さを推定する処理。 (2)シンボルの読取り出力から、デルタディスタンス
T3を検出する処理。 (3)キャラクタC1の推定長とデルタディスタンスT
3とから、このT3に対応する区間のモジュール数M3
を算出する処理。
【0053】(4)このモジュール数をM3をキャラク
タC1のモジュール数から減じる処理。 (5)この減算により得られたモジュール数を、デルタ
ディスタンスT2に対応する区間のモジュール数M2と
して、これとモジュール数M1を用いて、キャラクタC
1を復調する処理。
【0054】なお、(1)の推定方法としては、例え
ば、キャクラタC1の長さLcをすぐ隣のキャラクタC
2の長さLcで代用する方法が用いられている。
【0055】以上が第2の復調処理モードによる復調処
理の内容である。次に、図2に基づいて、上述したよう
な復調機能を備えたバーコード読取り装置全体の構成及
び動作を説明する。
【0056】図2において、レーザビーム発光部21か
ら出力されるレーザビームは、ビーム偏向部22により
偏向されながら、バーコードシンボルが印刷されたラベ
ルに照射される。これにより、バーコードシンボルがレ
ーザビームにより走査される。
【0057】この走査において、ラベルから反射された
レーザビームは、ビーム受光部23により受光された
後、電気信号に変換される。この変換出力は、波形整形
部24により波形整形される。
【0058】この波形整形出力は、バー幅検出部25に
供給され、バー幅の検出に供される。この検出処理によ
り得られた各バーの幅データは、順次、バーコード検出
部26に供給されるとともに、データバッファ27に格
納される。
【0059】バーコード検出部26においては、入力デ
ータからバーコードを検出し、このバーコードの復調に
必要な各種ポインタ信号を出力する処理が実行される。
データバッファ27に格納された幅データは、このポイ
ンタ信号に基づいて、中央処理装置(以下、「CPU」
という)28により復調される。
【0060】この復調出力は、ランダムアクセスメモリ
(以下、「RAM」という)29に格納された後、イン
ターフェース部30を介して図示しないホストコンピュ
ータに転送される。
【0061】上記レーザビーム発光部21及びビーム偏
向部22の動作は、CPU28の制御の下に、制御部3
1により制御される。
【0062】CPU28の各種制御プログラムは、読出
し専用メモリ(以下、「ROM」という)32に格納さ
れている。
【0063】図3は、このROM32に格納されている
復調用制御プログラムの内容を示すフロチャートであ
る。ここで、この図3を参照しながら、CPU28によ
る復調処理を説明する。
【0064】この処理においては、まず、メインバーコ
ードの復調処理が実行される(ステップS1)。次に、
必要に応じてアドオンバーコードの復調処理が実行され
る(ステップS2〜S6,S13〜S17)。最後に、
復調結果の検査処理が実行される(ステップS7〜S1
2,S18〜S20)。
【0065】メインバーコードの復調は、上述した第1
の復調処理モードにより実行される。この復調結果は、
RAM29の復調用領域に格納される。
【0066】この格納処理が終了すると、アドオンバー
コードの復調要求を示すアドオンフラグが立っているか
否かを判定する処理が実行される(ステップS2)。こ
のアドオンフラグ立てるか否かは、オペレータにより決
定される。
【0067】アドオンフラグが立っているという判定結
果が得られると、右側キャラクタ部RCのパリティが奇
数パリティか否かを判定する処理が実行される(ステッ
プS3)。この判定処理により、メインバーコードが、
図5で説明したような2つのブロックを有するUPC系
のバーコードか否かが判定される。
【0068】奇数パリティであるという判定結果が得ら
れると、次にバーコードシンボルの走査方向を判定する
処理が実行される(ステップS4)。
【0069】この判定処理により、左側から走査された
という判定結果が得られると、第1の復調モードに基づ
いて、アドオンバーコードの復調処理が実行される(ス
テップS5)。この復調結果は、RAM19の復調用領
域に格納される。
【0070】この復調処理が終了すると、アドオンバー
コードの復調処理が実行されたことを示すアドオン有り
フラグを立てる処理が実行される(ステップS6)。
【0071】この処理が終了すると、アドオン有りフラ
グが立っているか否かを判定する処理が実行される(S
7)。アドオン有りフラグが立っているという判定結果
が得られると、各バーコードの復調出力をRAM29の
検査用領域に格納する処理が実行される(ステップS
8)。
【0072】この格納処理が終了すると、各バーコード
の復調出力が正常か否かを検査するための処理が実行さ
れる(ステップS9〜S12)。この処理により、正常
であると判定されば、復調出力をホストコンピュータへ
転送する転送処理ルーチンへ移行する。一方、正常では
ないと判定されると、読取り誤り等が生じている可能性
があるので、これらに対処するためのエラー処理ルーチ
ンに移行する。
【0073】上記ステップS4で、右側から走査された
という判定結果が得られると、まず、復調すべきキャラ
クタが右端部に位置するキャラクタC1か否かを判定す
る処理が実行される(ステップS13)。
【0074】この判定処理により、キャラクタC1であ
るという判定結果が得られると、このキャラクタC1の
黒バーB2の検出幅XB2が所定の幅より大きいか否か
を判定する処理が実行される(ステップS14)。ここ
で、所定の幅としては、デリニエータDの検出長Ldの
6倍の幅に設定されている。
【0075】この判定処理により、検出幅XB2が6L
dより大きいと判定されると、第2の復調処理モードに
よる復調処理が実行される(ステップS15)。この復
調結果は、RAM19の復調用領域に格納される。
【0076】この後、再び、ステップS13の判定処理
が実行される。この判定処理では、C1の復調が終了し
ているので、上記ステップS5に移行する。
【0077】これにより、第2の復調処理モードによる
復調処理は、キャラクタC1に対してだけ実行され、そ
のほかのキャラクタに対しては、第1の復調処理モード
による復調処理が実行される。
【0078】なお、上記ステップS14で、検出幅XB
2が6Ldより大きくないという判定結果が得られる
と、エラー処理ルーチンに移行する。これは、シンボル
が右側から走査された場合、ステップS14の判定条件
が満たされる可能性が高いにもかかわらず、この条件が
満たされなかったということは、読取り誤り等が生じて
いる可能性が高いからである。
【0079】上記ステップS3において、右側キャラク
タ部RCのパリティが奇数パリティではないと判定され
ると、メインバーコードがUPC/Eコードか否かを判
定する処理が実行される(ステップS16)。
【0080】この判定処理により、UPC/Eコードで
あるという判定結果が得られると、この場合もアドオン
バーコードが付加されているので、走査方向に応じた復
調処理が実行される(ステップS4,S5,S13〜S
15)。
【0081】一方、UPC/Eコードではないという判
定結果が得られた場合は、アドオンバーコードが付加さ
れていないので、アドオンバーコードの復調処理を実行
する必要がない。これにより、この場合は、ステップS
1で復調されたバーコードの検査処理が実行される(ス
テップS18,S19,S20)。これは、ステップS
2でアドオンフラグが立っていないという判定結果が得
られた場合も同様である。
【0082】以上詳述したこの実施例によれば、次のよ
うな効果が得られる。
【0083】(1)キャラクタC1の推定長とデルタデ
ィスタンスT3とに基づいて、モジュール数M2を算出
するようにしたので、シンボルが右側から走査された場
合でも、キャラクタC1を確実に復調することができ
る。
【0084】(2)また、キャラクタC1の長さを推定
する方法として、これをすぐ隣のキャラクタC2の検出
長Lcで代用する方法を用いたので、推定長の信頼性を
高めることができる。
【0085】(3)また、走査方向の判定機能を設け、
シンボルが左側から走査された場合は、第1の復調処理
モードによる復調処理を実行するようにしたので、この
場合の復調処理速度の低下を防止するできる。
【0086】(4)また、バー幅の判定機能を設け、黒
バーB2の検出幅XB2が所定の幅より小さい場合は、
エラー処理ルーチンに移行するようにしたので、読取り
誤り等が生じているにもかかわらず、復調処理が実行さ
れる不都合を回避することができる。
【0087】以上この発明の一実施例を詳細に説明した
が、この発明はこのような実施例に限定されるものでは
ない。
【0088】(1)例えば、先の実施例では、キャラク
タC1の長さを、キャラクタC2の検出長Lcで代用す
る場合を説明したが、このほかにも、例えば、デリニエ
ータ(D)の検出長Ldを3.5倍したもので代用する
ようにしてもよい。
【0089】(2)また、先の実施例では、モジュール
M2を算出する方法として、まず、モジュール数M3を
求め、次に、このM3をキャラクタC1のモジュール数
から引くことによりM2を求める方法を説明した。
【0090】しかし、この発明は、まず、キャラクタC
1の推定長とデルタディスタンスT3からデルタディス
タンスT2を求め、このデルタディスタンスT2とキャ
ラクタC1の推定長からモジュール数M2を求めるよう
にしてもよい。
【0091】(3)また、先の実施例では、右側から走
査された場合だけ、第2の復調処理モードの復調処理を
実行する場合を説明したが、左側から走査された場合に
も、この復調処理を実行するようにしてもよい。
【0092】(4)また、先の実施例では、キャラクタ
C1に対してだけ、第2の復調処理モードによる復調処
理を実行する場合を説明したが、アドオンキャラクタ部
AC全体に、この復調処理を実行するようにしてもよ
い。
【0093】(5)復調用モジュール数算出区間を、エ
ッジ、ツー、エッジ単位で設定するバーコード復調装置
に、この発明を適用する場合を説明したが、この発明
は、例えば、バー単位で設定するような装置にも適用可
能である。
【0094】(6)また、先の実施例では、この発明
を、アドオンバーコードの復調に適用する場合を説明し
たが、この発明は、そのほかのバーコードの復調にも適
用することができる。
【0095】この場合、アドオンバーコードのように、
一端部にのみガードバーを有しないバーコードだけでな
く、両端部にガードバーを有しないバーコードの復調に
も適用することができる。また、ガードバーを有しない
バーコードの復調だけでなく、ガードバーを有するバー
コードの復調にも適用することができる。
【0096】(7)このほかにも、この発明は、その要
旨を逸脱しない範囲で種々様々変形実施可能なことは勿
論である。
【0097】
【発明の効果】以上詳述したようにこの発明によれば、
アドオンバーコードシンボルを右側から走査した場合で
あっても、右端部のキャラクタを確実に復調することが
できるバーコード復調装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1に係る発明の構成を示すブロック図で
ある。
【図2】この発明の一実施例の構成を示すブロック図で
ある。
【図3】この発明の一実施例の復調処理を示すフローチ
ャートである。
【図4】この発明の一実施例の復調処理の概略を説明す
るための図である。
【図5】アドオンバーコードが付加されたUPC/A、
EAN8、EAN13コードのシンボル構成を示す図で
ある。
【図6】アドオンバーコードが付加されたUPC/Eバ
ーコードのシンボル構成を示す図である。
【図7】シンボルの走査方向を示す図である。
【図8】従来の問題を説明するための信号波形図であ
る。
【符号の説明】
11 キャラクタ長推定手段 12 第1の幅検出手段 13 復調用モジュール数算出手
段 14 キャラクタ復調手段
フロントページの続き (72)発明者 渡辺 光雄 神奈川県川崎市中原区上小田中1015番地 富士通株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) G06K 7/10

Claims (8)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 バーコードシンボルの読取出力から、こ
    のシンボルにより表されるバーコードを復調するバーコ
    ード復調装置において、 前記バーコードシンボルの読取出力に基づいて、前記バ
    ーコードシンボルのャラクタの長さを推定するキャラ
    クタ長推定手段と、 前記キャラクタから、その一端部がこのキャラクタの一
    端部と一致する第一の区間を除いた、第二の区間の幅を
    検出する幅検出手段と、 前記キャラクタ長推定手段により推定されたキャラクタ
    長と、前記幅検出手段により検出された前記第二の区間
    の幅とに基づいて、前記第一の区間幅を算出する復調用
    モジュール数算出手段と、 この復調用モジュール数算出手段により算出された前記
    第一の区間幅を、前記復調用モジュール数算出区間のモ
    ジュール数として、前記キャラクタを復調するキャラク
    タ復調手段と、 を具備したことを特徴とするバーコード復調装置
  2. 【請求項2】 前記復調用モジュール数算出手段は、 前記キャラクタ長推定手段により推定されたキャラクタ
    長と、前記幅検出手段により検出された第二の区間の幅
    とに基づいて、前記第二の区間のモジュール数を算出す
    る第一のモジュール数算出手段と、 この第一のモジュール数算出手段の算出結果に基づい
    て、前記第一の区間のモジュール数を算出する第二のモ
    ジュール数算出手段と、 を具備したことを特徴とする請求項1記載のバーコード
    復調装置。
  3. 【請求項3】 前記復調用モジュール数算出手段は、 前記キャラクタ長推定手段により推定されたキャラクタ
    長と、前記幅検出手段により検出された第二の区間の幅
    とに基づいて、前記復調用モジュール数区間の幅を算出
    する幅算出手段と、 前記キャラクタ長推定手段により推定されたキャラクタ
    長と、前記幅検出手段により検出された第二の区間の幅
    とに基づいて、前記第一の区間のモジュール数を算出す
    るモジュール数算出手段と、 を具備したことを特徴とする請求項1記載のバーコード
    復調装置。
  4. 【請求項4】 前記バーコードシンボルの読取出力から
    検出された前記復調用モジュール数算出区間の幅が所定
    の幅より大きい場合、前記キャラクタ復調手段による復
    調処理が実行されるように、前記復調処理を制御する復
    調処理制御手段を具備したことを特徴とする請求項1記
    載のバーコード復調装置。
  5. 【請求項5】 前記キャラクタが、ガードバーを介さな
    いで前記マージン部と接するキャラクタである場合、前
    記キャラクタ復調手段による復調処理が実行されるよう
    に、背前記復調処理を制御する復調処理制御手段を具備
    したことを特徴とする、請求項1記載のバーコード復調
    装置。
  6. 【請求項6】 前記バーコードシンボルがその一端にガ
    ードバーを有しておらず、且つ前記キャラクタ部の一端
    部側から前記バーコードシンボルが走査された場合、前
    記キャラクタ復調手段による復調処理が実行されるよう
    に、この復調処理を制御する復調処理制御手段を具備し
    たことを特徴とする請求項1記載のバーコード復調装
    置。
  7. 【請求項7】 既に得られたバーコードの部分の構成に
    基づいて、復調対象キャラクタのキャラクタ長を推定
    し、 復調対象キャラクタの第一の区間を検出し、 前記推定されたキャラクタ長と前記検出れさた第一の区
    間とに基づいて、前記復調対象キャラクタから前記第一
    の区間を除いた第二の区間長を算出し、 前記算出された第二の区間長を用いて前記復調対象キャ
    ラクタの復調を行なうことを特徴とする、バーコード復
    調方法。
  8. 【請求項8】 前記バーコード復調方法において、 前記第一の区間は前記復調対象キャラクタの一端を含
    む、複数のバーを足し合わせたものであり、 前記第二の区間は、前記復調対象キャラクタの他端を含
    み、且つ前記第一の区間を含まない区会であることを特
    徴とする、請求項7記載のバーコード復調方
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