JP2757215B2 - すだれ織用経糸吊糸検知器 - Google Patents

すだれ織用経糸吊糸検知器

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JP2757215B2 JP1266984A JP26698489A JP2757215B2 JP 2757215 B2 JP2757215 B2 JP 2757215B2 JP 1266984 A JP1266984 A JP 1266984A JP 26698489 A JP26698489 A JP 26698489A JP 2757215 B2 JP2757215 B2 JP 2757215B2
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はすだれ織、特にタイヤコード用のすだれ織の
経糸整経工程において、管糸の喰込みやくぐりなどに起
因する管糸の解舒不能による経糸整経時のテンシヨン増
加に由来する所謂吊糸を検知する検知器に関するもので
ある。
〔従来の技術〕
従来すだれ織機の製織中の経糸切断の原因には一般的
に織機における原因と整経における原因、所謂、管糸の
喰込みやくぐり等で解舒不能となり、吊糸が発生して経
糸切れとなるものとの2種類がある。
本発明は上記吊糸が発生した場合の検知器に関するも
のである。
従来コードの経糸切断を検出する装置としては例えば
クリールのメール板に設けられたドロッパー式経糸切れ
検出装置又は織機の送り出し部に設けられた光電管式経
糸切れ検出装置などがある。
〔発明が解決しようとする課題〕
従来の上記ドロッパー式経糸切れ検出装置にしても、
光電管式経糸切れ検出装置にしても、何れも、織機に付
属し、すだれ織製織中に経糸が切断して始めて作動する
が故にコードの経糸が切断されないと検出装置が作動せ
ず、従つて経糸が切断する以前における経糸テンシヨン
の増加を検出することができない欠点があつた。本発明
は上記従来の欠点に鑑み、経糸コードの張力が上昇する
原因で生起する所謂吊糸が発生した場合、即ち経糸切断
前にそのテンシヨンに異常が発生した場合、経糸のテン
シヨンを検出することによつて、織機を停止せしめるに
至る糸切れを吊糸の段階で予知することを目的とするす
だれ織用経糸吊糸検知器を提供するものである。
〔課題を解決するための手段〕
本発明はすだれ織のクリールの管糸送り出し部に検知
プレートと圧縮スプリング装置とマイクロスイツチとと
を設置した経糸吊糸検知器において、クリール管糸から
送り出されるすだれ織機用経糸に吊糸の発生によって経
糸の張力が上昇した場合に、該経糸の張力が切断荷重以
下で、かつ動作荷重を超過して上昇した場合、該経糸の
張力によって、経糸が接触している検知プレートが押圧
されて、検知プレートが下方に変位して検知プレートに
接続している圧縮スプリングが圧縮され、検知プレート
がマイクロスイッチに接触し、マイクロスイッチが作動
して、織機を停台せしめることによって、吊糸の発生を
検知するようならしめたことを特徴とするすだれ織用経
糸吊糸検知装置に関するものである。
本発明は第1図に本発明のすだれ織用経糸吊糸検知器
の1ユニツトの概略断面図の一実施例を示すように、検
知プレート(4)上を通過する経糸(3)のテンシヨン
が増加すると圧縮スプリング(2)が圧縮され検知プレ
ート(4)がマイクロスイツチ(1)に接触してマイク
ロスイツチを駆動させ、マイクロスイツチの作動により
織機が停台する。
更に詳細説明すれば (a)管糸のコードが正常に解舒されている場合は、検
出装置の検知プレートは下記に説明するように約6Kgの
荷重が掛かっており、検出装置の検知設定荷重(圧縮ス
プリングA,B各6Kg)以下にある。そのため検出装置は作
動しないのである。
(b)管糸のフードが「絡み、ガイド等に引っ掛かり」
等で正常に解舒されることなく、経糸の張力が上昇し、
検出装置の検知プレートに、検知設定荷重以上の荷重が
掛かると下記(イ)〜(ハ)の何れかの動作状態にな
る。そのため検出装置は作動し、織機を停止させ、経糸
の切断を未然に防止することができる。
(イ)経糸の張力異状が検知プレートのL側部で起る場
合。(第4図参照)検知プレートのL側部に下方向に押
し下げの荷重が掛かる。そのため、圧縮スプリング
(A)が圧縮され、検知プレートのL側部が沈み込み、
マイクロスイッチ(A)が検知プレートのL側部で押し
下げられる。そのため織機を停止する。
(ロ)緯糸の張力異状が検知プレートの中央部で起る場
合。(第4図参照)検知プレートの中央部に下方向に押
し下げの荷重が掛かり、圧縮スプリング(A)と(B)
とが圧縮される。検知プレート全体が沈み込み、マイク
ロスイッチ(A),(B)が検知プレートのL,R側部で
押し下げられる。そのため織機が停止する。
(ハ)経糸の張力異状が検知プレートのR側部で起る場
合。(第4図参照)検知プレートのR側部に下方向に押
し下げの荷重が掛かり、圧縮スプリング(B)が圧縮さ
れる。検知プレートのR側部が沈み込み、マイクロスイ
ッチ(B)が検知プレートのR側部によって押し下げら
れる。そのため織機が停止する。本発明の吊糸検知器は
第1図に示すようにタイヤコードすだれ織のクリール管
糸が1636本の場合、上側及び下側のスプリング及びマイ
クロスイツチがそれぞれ各2個により1ユニツトを構成
し、上下各10ユニツト、合計20ユニツト存在する。
〔作用〕
本発明の吊糸検知器は第1図に示すように1ユニツト
として圧縮スプリング2個、マイクロスイツチ2個によ
り構成され、この1ユニツトが上下に10個づつ合計20個
取付けられているが故に1ユニツトに掛る設計上の経糸
本数は最大100本前後である。従つて経糸1本当りの想
定荷重(テンシヨン)は120g前後であり、吊糸検知器に
接する経糸の平均の入射角度は45°前後であるから、検
知プレートに及ぼすテンシヨンは垂直方向の分力として である。
即ち(イ) 経糸本数、1ユニツト 100本 (ロ) 経糸テンシヨン 120g/本 (ハ) 検知器設定荷重 120Kg/ユニツト (ニ) 経糸切断荷重 20Kg/1500d×2本撚りであ
る。従つて、 (ホ) 検知器に掛る経糸荷重 R=3Kg、C=6Kg、L=3Kg (A) (ヘ) 検知器設定荷重 R=6Kg、C=12Kg、L=6Kg (B) (ト) 経糸切断時検知器に掛る荷重 10Kg/100本 (C) 上記の関係を第3図に図示した。
ここにRは右方、Cは中央部、Lは左方である。第3
図において、●動作荷重、○設定荷重である。
(チ) 本吊糸検知器の動作原理は であり、織機運転時には12Kg/100本の糸の荷重(テンシ
ヨン)が掛る。平均して糸の検知器への入射角度が45°
であることより、その水平分力として約6Kgの平均荷重
が掛つていることになる。これを2個のスプリングの反
発力で受けている。
上記の記載並びに第3図より明らかなように、設定荷
重と経糸荷重との差、即ち動作荷重を超過したテンシヨ
ンが掛つた場合、吊糸検知器が作動する。
この検知条件は動作荷重く切断荷重になるように設定
されている。即ち動作荷重を超過して切断荷重の方に向
うと、スプリングの変位によつてマイクロスイツチが動
作して織機が停台し、吊糸の発生が検知される。
吊糸検知器の圧力スプリングの代りに空気圧、油圧を
使用することも可能である。
〔実施例〕
次に本発明を図面によつて説明する。
第1図は第2図に示す管糸クリールとすだれ織機との
間のすだれ織のクリール管糸送り出し部(D)に設けら
れた本発明のタイヤコードすだれ織用経糸吊糸検知器の
1ユニツトの一実施例の概略縦断面図を示すもので、
(1)はマイクロスイツチ、(2)は圧縮スプリング、
(3)はそれぞれ本発明の検知プレート(4)上を通過
する経糸のコード、(5)は検知器に糸が擦れるのを防
止するためのカバー、(6)はブラケツトを示すもので
下側と上側との夫々1ユニツトとして構成されている。
本実施例では、上下に各10ユニツト、合計20ユニツト
がある。
経糸コードとしては撚数40T/10cmで、1500d/2のエス
テル糸を使用し、経糸の本数は総計1636本である。前記
第3図に示したように動作荷重を本発明吊糸検知器の1
ユニツトにおける設定荷重をR,6Kg、C,12Kg、L,6Kgにす
ると、動作荷重はR,3Kg、C,6Kg、L,3Kgであるが故に通
常の操業時においては切断荷重の10Kgよりも小さいが経
糸のテンシヨンが設定荷重と経糸荷重の差の荷重以上に
掛つた場合、即ち動作荷重く切断荷重のように設定する
ことによつて、吊糸検知器に動作荷重を超過してテンシ
ヨンが掛つた場合、マイクロスイツチがオンになり、吊
糸検知器が作動して織機が停台され、クリール管糸の切
断前、即ち吊糸の状態で検知されるようになる。
〔発明の効果〕
本発明によつてすだれ織機の経糸整経中における経糸
コード切れが防止される。そのため経糸整経中の糸つな
ぎなどによるすだれ織機の製織能力が低下することなく
円滑な製織ができる。更に張力の不均一な経糸コードの
製織が防止されるため、常に所定の張力の範囲内で経糸
整経が可能であり、製織されたタイヤコードすだれ織の
部分的なテンシヨン歪及びデイツピング工程における経
糸のテンシヨン斑に起因する樹脂の附着斑が防止される
利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の経糸吊糸検知器がすだれ織のクリール
の管糸送り出し部にセツトされた1ユニツトの概略縦断
面図、第2図は本発明の経糸吊糸検知器の取付位置を示
す一実施例、第3図は本発明の経糸吊糸検知器をセツト
した場合の1ユニツトのそれぞれ右(R)、中央
(C)、左(L)側における動作荷重と設置荷重との関
係を示す図、第4図は本発明の経糸吊糸検知器がスダレ
織のクリールの管糸送り出し部にセットされた1ユニッ
トの縦断面図を示す第1図の詳細説明図、第5図は第4
図のA−A断面図、第6図は第4図のB−B断面図を示
す。 1……マイクロスイツチ、2……圧縮スプリング 3……経糸コード、4……検知プレート 5……カバー、6……ブラケツト 7……クリールスタンド、8……メール板 D……本発明のタイヤコードすだれ織用経糸吊糸検知器
取付位置
フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭53−74164(JP,A) 特開 昭61−128749(JP,A) 特開 昭62−238846(JP,A) 特開 昭61−138749(JP,A) 特開 昭63−99350(JP,A) 実開 昭61−167536(JP,U) 実開 昭61−180184(JP,U) 実開 昭62−114081(JP,U) 実公 昭50−9416(JP,Y1)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】すだれ織機のクリール管糸送り出し部にお
    いて、検知プレート(4)と圧縮スプリング装置(2)
    とマイクロスイッチ(1)とを設置した経糸吊糸検知器
    において、クリールの管糸から送り出されるすだれ織用
    経糸に吊糸の発生によって、経糸の張力が上昇した場合
    に、該経糸の張力が切断荷重以下で、かつ動作荷重を超
    過して上昇した場合、該経糸の張力によって、経糸が接
    触している検知プレートが押圧されて、検知プレートが
    下方に変位して検知プレートに接続している圧縮スプリ
    ングが圧縮され、検知プレートがマイクロスイッチに接
    触し、マイクロスイッチが作動して、織機を停止せしめ
    ることによって、吊糸の発生を検知するようならしめた
    ことを特徴とするすだれ織用経糸吊糸検知器。
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