JP2754282B2 - 平版印刷版の修正剤 - Google Patents

平版印刷版の修正剤

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JP2754282B2 JP2288245A JP28824590A JP2754282B2 JP 2754282 B2 JP2754282 B2 JP 2754282B2 JP 2288245 A JP2288245 A JP 2288245A JP 28824590 A JP28824590 A JP 28824590A JP 2754282 B2 JP2754282 B2 JP 2754282B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、平版印刷版の修正剤に関するものであり、
特に写真製版法により製造された平版印刷版の画像部
(平版印刷時に使用される湿し水を反撥して油性インク
を受容する領域)を消去する為に使用される修正剤に関
するものである。
〔従来の技術〕
特公昭51−33442号公報(これは英国特許第1,408,709
号に対応する。)にはo−キノンジアジド化合物からな
る感光層を有する、感光性平版印刷版(PS版と省略され
る。)から製版された平版印刷版の修正剤として、炭素
原子数3〜6のラクトンを含有する修正剤が開示されて
いる。また、特公昭46−16047号公報(これは、英国特
許第1,272,868号に対応する。)には、写真製版法で製
造された平版印刷版の修正剤として、 1)グリコール、ポリグリコール、グリコールエーテル
又はポリグリコールエーテル20〜60重量%、 2)1)で挙げた以外の中性有機溶剤10〜50重量%、 3)水3〜25重量%、 4)酸又は水溶液中で酸性を示す物質0.5〜15重量%及
び 5)粘稠剤5〜25重量% を含み、その際に1)、2)及び3)に挙げた液体は、
相互に完全に溶けていることを特徴とする組成物が開示
されている。
特開昭62−27190号公報には、成分Aとしてエチレン
グリコールジアセテート、ジエチレングリコールジメチ
ルエーテル、ジエチレングリコールモノメチルエーテ
ル、ラクトン、N,Nジメチルホルムアミド、N−メチル
ピロリドンおよびシクロヘキサノンより選ばれる少なく
とも一種の化合物と、成分Bとしてリン酸および酢酸、
成分Cとして硼弗化水素等の組合せ組成物、特開昭58−
127156号公報にはホスホン酸類等が開示されている。
しかし、これら公知の修正剤は、次のような欠点を有
していた。即ち、前記の前者の修正剤においては、含有
されている溶剤の蒸気が、所望の修正部分以外の画像部
にまで作用してしまう為に、消去したい画像部に近接し
た必要な画像部までも消去されてしまう欠点がある上、
消去の速度も遅いという欠点があった。また、前記後者
の修正剤においては、その組成の特質上、弗素化合物を
含有させざるを得なかった為、修正剤を平版印刷版の画
像部に施す為に使用される筆などの用具が侵される欠点
があった上に、公害を引き起こす可能性を秘めていると
いう安全性についての問題点を有していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
従って、本発明の目的は、近接する必要な画像部に悪
影響を与えることなく、所望の画像部だけを消去できる
平版印刷版の修正剤を提供することである。
本発明の別の目的は、画像部を迅速に消去することが
できる平版印刷版の修正剤を提供することである。
本発明の更に別の目的は、公害を引き起こす恐れがな
い、安全性の高い平版印刷版の修正剤を提供することで
ある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明者は、上記目的を達成する為、鋭意研究を重ね
た結果、本発明をなすに至った。
本発明は、(a)炭素原子数4〜6のラクトンと、
(b)下記の一般式〔I〕で表される化合物を含有する
ことを特徴とする平版印刷版の修正剤である。
R1は、炭素原子数1〜4のアルキル基を示し、 R2は、水素原子又は炭素原子数1〜4のアルキル基を
示し、 nは、1〜3の整数を示す。
上記成分(a)および(b)を組合せ含有させた本発
明の修正剤は、成分(a)または成分(b)を各々単独
で含有する修正剤に比べて、平版印刷版の画像部の消去
に必要とされる時間が著しく短縮され、しかも消去すべ
き不必要な画像部に近接する必要な(即ち、消去される
べきでない)画像部に対しては何ら悪影響を及ぼさない
優れた性能を有している。さらに、成分(a)と成分
(b)を組み合せることにより、経時における安定性が
大巾に改善されることは特異的に得られるものであって
極めて驚くべきことである。
上記の如く本発明の修正剤は(a)ラクトンと、
(b)一般式〔I〕で示される化合物とを含有するもの
であるが、更に(c)上記成分(a)および(b)以外
の有機溶剤、(d)酸性物質、(e)水溶性高分子化合
物、(f)界面活性剤、(g)水、(h)着色剤、及び
/又は(i)粘度調節剤などを含有させることができ
る。
以下本発明の修正剤組成物に含まれる各成分について
詳細に説明する。
成分(a)の炭素原子数が4〜6のラクトンとして
は、例えば、ブチロラクトン、バレロラクトン及びヘキ
サノラクトン等が含まれる。これらの内でも特にγ−ブ
チロラクトンが好ましい。これらのラクトン類は、単独
もしくは2種以上組み合わせて使用することができる。
一方成分(b)の一般式〔I〕で示される化合物とし
ては、例えばプロピレングリコールモノメチルエーテ
ル、プロピレングリコールモノエチルエーテル、プロピ
レングリコールモノブチルエーテル、プロピレングリコ
ールモノn−プロピルエーテル、プロピレングリコール
モノイソプロピルエーテル、ジプロピレングリコールモ
ノメチルエーテル、ジプロピレングリコールモノエチル
エーテル、ジプロピレングリコールモノブチルエーテ
ル、ジプロピレングリコールモノ−n−プロピルエーテ
ル、ジプロピレングリコールモノイソプロピルエーテ
ル、トリプロピレングリコールモノメチルエーテル、ト
リプロピレングリコールモノエチルエーテル、トリプロ
ピレングリコールモノブチルエーテル、トリプロピレン
グリコールモノプロピルエーテル、トリプロピレングリ
コールモノイソプロピルエーテル等が挙げられる。又こ
れらの化合物のジアルキルエーテルも同様に含まれる。
これらの成分(b)の化合物は単独もしくは2種以上組
み合わせて使用することができる。
上記のような成分(b)に使用される化合物の中で特
に好ましいものは沸点が140℃以上のものであり、その
中で特に臭気の少い化合物が有利である。
成分(a)と成分(b)は広範囲に比率で使用するこ
とができるが、重量比で約4:1〜約1:5の範囲が適当であ
り、より好ましくは3:1〜1:4、最も好ましくは2:1〜1:3
の範囲である。また成分(a)と成分(b)は、本発明
の修正剤の総重量に対して両者の総和で約15重量%から
100重量%の範囲で含有させるのが適当であり、より好
ましくは30〜90重量%、最も好ましくは45〜75重量%の
範囲で含有させられる。
本発明の修正剤に、必要に応じて含有させられる成分
(a)および成分(b)以外の有機溶剤(成分(c))
としては、例えばトルエン、キシレン、テレピン油、n
−ヘプタン、ソルベントナフサ、例えばケロシン、ミネ
ラルスピリットなどのような石油留分で沸点が120〜250
℃付近の炭化水素溶媒が含まれ、これらは単独もしくは
2種以上組み合わせて使用することができる。成分
(c)の有機溶剤は、本発明の修正剤の総重量に対して
約20重量%以下、より好ましくは3〜15重量%の範囲で
含有させることができる。
本発明の修正剤は、酸性を示す範囲において、その効
果が十分発揮され、より好ましくはpHが1〜5、最も好
ましくは1〜3の範囲とされる。
本発明の修正剤に含まれる成分(a)のラクトンは、
水溶液中で解離して酸性を示すので、付加的な酸性物質
(これには、所謂酸だけでなく、水溶液中で酸性を示す
物質も含まれる。以下、成分(d)と記す。)を含有さ
せる必要は必ずしもないが、上記の好ましいpH域に調整
する為には必要とされる。かかる成分(d)の酸性物質
としては、例えば燐酸、硫酸、硝酸等の鉱酸、くえん
酸、たんにん酸、りんご酸、氷酢酸、乳酸、蓚酸、p−
トルエンスルホン酸、フィチン酸、ホスホン酸等の有機
酸およびそれらの塩がある。
ホスホン酸としては例えば、1−ヒドロキシエチリデ
ン−1,1−ジホスホン酸、1,2−ジホスホノ−1,2−ジカ
ルボキシエタン、1,2,2,3−テトラホスホノプロパン、
2(2′−ホスホノエチル)ピリジン、アミノトリ(メ
チレンホスホン酸)、ビニルホスホン酸、ポリビニルホ
スホン酸、2−ホスホノエタン−1−スルホン酸、ビニ
ルホスホン酸とアクリル酸および/または酢酸ビニルと
の水溶性コポリマー等を挙げることができる。
この内燐酸は特に優れており、特に本発明の修正剤の
総重量に対して好ましくは約0.5〜約20重量%、最も好
ましくは2〜10重量%の範囲で含有させることができ
る。
本発明の修正剤には更に水溶性高分子化合物(成分
(e))を含有させることにより一層優れた性能、即ち
筆を用いて平版印刷版上に修正剤を施す場合ののび易さ
(かすれたりしないこと)およびにじみの防止等の性質
を修正剤にもたせることができる。好ましい水溶性高分
子化合物には例えば、メチルセルロース、ヒドロキシプ
ロピルセルロース、ヒドロキシプロピルメチルセルロー
ス、カルボキシメチルセルロース・Na塩等の改質セルロ
ース、アラビアガム、ポリビニルプロリドン、ポリビニ
ルメチルエーテル、ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、ビニルメチルエーテル−無水マレイ
ン酸共重合体、酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合体等
の高分子化合物が挙げられる。中でも改質セルロース、
ポリビニルピロリドン、プルラン、ストラクタン等が有
用である。
上記の水溶性高分子化合物は単独もしくは2種以上組
合わせて使用することができ、その使用量は本発明の修
正剤の総重量に対して0.5〜10重量%、最も好ましくは
1〜5重量%の範囲で使用される。
本発明の修正剤には、必要に応じて界面活性剤(成分
(f))を含有させておくことができる。成分(f)は
本発明の修正剤に、その中に含まれる各成分が平版印刷
版の画像部へより良好に浸透する性能を付与することが
でき、更に修正剤中に含まれる各成分が良好に混合して
安定な溶液を形成し得るようにする為に有効である。か
かる成分(f)の界面活性剤としては、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフ
ェニルエーテル、ポリオキシエチレンポリスチリルフェ
ニルエーテル、ポリオキシエチレンポリオキシプロピレ
ンアルキルエーテル、グリセリン脂肪酸部分エステル、
ソルビタン脂肪酸部分エステル、ペンタエリストール脂
肪酸部分エステル、プロピレングリコールモノ脂肪酸エ
ステル、しょ糖脂肪酸成分エステル、オキシエチレンオ
キシプロピレンブロックポリマー、ポリオキシエチレン
ソルビタン脂肪酸部分エステル、ポリオキシエチレンソ
ルビトール脂肪酸部分エステル、ポリエチレングリコー
ル脂肪酸エステル、ポリグリセリン脂肪酸部分エステ
ル、ポリオキシエチレン化ひまし油、ポリオキシエチレ
ングリセリン脂肪酸部分エステル、脂肪酸ジエタノール
アミド、N,N−ビス2−ヒドロキシアルキルアミン、ポ
リオキシエチレンアルキルアミン、トリエタノールアミ
ン脂肪酸エステル、トリアルキルアミンオキシドなどの
非イオン性界面活性剤、脂肪酸塩、アビエチン酸塩、ヒ
ドロキシアルカンスルホン酸塩、アルカンスルホン酸
塩、ジアルキルスルホこはく酸エステル塩、直鎖アルキ
ルベンゼンスルホン酸塩、分枝鎖アルキルベンゼンスル
ホン酸塩、アルキルナフタレンスルホン酸塩、アルキル
フェノキシポリオキシエチレンプロピルスルホン酸塩、
ポリオキシエチレンアルキルスルホフェニルエーテル
塩、N−メチル−N−オレイルタウリンナトリウム、N
−アルキルスルホこはく酸モノアミド二ナトリウム塩、
石油スルホン酸塩、硫酸化ひまし油、硫酸化牛脂油、脂
肪酸アルキルエステルの硫酸エステル塩、アルキル硫酸
エステル塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸
エステル塩、脂肪酸モノグリセリド硫酸エステル塩、ポ
リオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸エステ
ル塩、ポリオキシエチレンスチリルフェニルエーテル硫
酸エステル塩、アルキルりん酸エステル塩、ポリオキシ
エチレンアルキルエーテルりん酸エステル塩、ポリオキ
シエチレンアルキルフェニルエーテルりん酸エステル
塩、スチレン−無水マレイン酸共重合物の部分けん化
物、オレフィン−無水マレイン酸共重合物の部分けん化
物、ナフタレンスルホン酸塩ホルマリン縮合物などのア
ニオン性界面活性剤、アルキルアミン塩、第四級アンモ
ニウム塩、ポリオキシエチレンアルキルアミン塩、ポリ
エチレンポリアミン誘導体などのカチオン性界面活性
剤、カルボキシベタイン、アミノカルボン酸、スルホベ
タイン、アミノ硫酸エステル、イミダゾリンなどの両性
界面活性剤、フッ素系シリコン系界面活性剤が挙げられ
る。以上挙げられた界面活性剤の中でポリオキシエチレ
ンとあるものは、ポリオキシメチレン、ポリオキシプロ
ピレン、ポリオキシブチレンなどのポリオキシアルキレ
ンに読み替えることもできる。
これらのうち、非イオン界面活性剤、陰イオン界面活
性剤が好ましく、修正剤中に含まれる各成分が良好に混
合することからHLBが9以上の界面活性剤がより好まし
い。さらに、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエー
テル、オキシエチレンオキシプロピレンブロックコポリ
マー、ポリオキシエチレンソルビタン脂肪酸部分エステ
ル、ポリオキシエチレンソルビトール脂肪酸部分エステ
ル、ポリエチレングリコール脂肪酸エステル、ポリグリ
セリン脂肪酸部分エステルは、修正剤の画像部消去効果
を良好にするため好ましい。最も好ましいものはオキシ
エチレンオキシプロピレンブロックコポリマーである。
これらの界面活性剤は単独でも2種以上混合してもよ
く、本発明の修正剤の総重量に対して1〜40重量%、好
ましくは3〜25重量%の範囲で含有させる。
本発明の修正剤には、更に水(成分(g))を含有さ
せることができる。成分(g)の水は、成分(e)の水
溶性高分子化合物の溶解を促進し又成分(d)の酸性物
質の活性を高めるものであり、更に各成分を相互に混合
させて安定させるのに有用である。使用量は本発明の修
正剤の総重量に対して約0.5〜約20重量%、最も好まし
くは1〜10重量%の範囲である。
成分(h)の着色剤は、本発明の修正剤に所望の色調
を付与して視覚的コントラストを与えるために使用され
るものであり広範囲の染料から選ぶことができる。特に
好ましい染料としては青色、紫色、紅色等の濃い染色を
有する指示染料等が優れた効果を発揮する。具体的に
は、例えばクリスタルバイオレット、サフラニン、ブリ
リアントブルー、マラカイトグリーン、アシドローダミ
ンB等の染料を始めとして無機顔料、有機顔料等があ
る。
しかしこのような着色剤を含まなくともよいことは言
うまでもない。着色剤を使用する場合その使用量は本発
明の修正剤の総重量に対して約0.001〜約0.10重量%で
あり、好ましくは0.004〜0.05重量%の範囲である。
本発明の修正剤には、更に粘度調節剤(成分(i))
を含有させておくことが好ましい。これは、本発明の修
正剤に、より良い筆記性を与え、例えば筆を使って本発
明の修正剤を平版印刷版の画像部に施す場合に、修正剤
が筆からしたたり落ちてしまうような不都合が生じない
様にする上で有効である。かかる成分(i)としては、
前記の成分(e)の水溶性高分子化合物も一部機能する
が、珪酸微粉末、コロイドシリカ等がすぐれた性能を発
揮するのでこれを含有させておくことが好ましい。そし
て、その使用量は修正剤の総重量に対して1〜10重量%
で好ましくは3〜6重量%の範囲である。
本発明の修正剤は、特にo−キノンジアジド化合物か
らなる感光層を支持体上に設けたPS版から製版されて得
られた平版印刷版の画像部を消去する場合に有利に使用
されるので、このPS版について、以下に詳細に説明す
る。
ポジ型感光性組成物に用いられるジアゾ化合物として
は従来知られているものが使用できるが、代表的なもの
としてはo−キノジアジド類が挙げられ、好ましくはo
−ナフトキノンジアジド化合物が挙げられる。o−ナフ
トキノンジアジド化合物の内でも、特に種々のヒドロキ
シ化合物のo−ナフトキノンジアジドスルホン酸エステ
ル又はo−ナフトキノンジアジドカルボン酸エステル、
及び芳香族アミノ化合物のo−ナフトキノンジアジドス
ルホン酸アミド又はo−ナフトキノンジアジドカルボン
酸アミドが好適である。好ましいヒドロキシル化合物と
してはフェノール類とカルボニル基含有化合物との縮合
樹脂が挙げられる。該フェノール類としてはフェノー
ル、クレゾール、レゾルシン及びピロガロール等が挙げ
られ、該カルボニル基含有化合物としてはホルムアルデ
ヒド、ベンズアルデヒド及びアセトン等が挙げられる。
好ましいヒドロキシ化合物としては、フェノール・ホル
ムアルデヒド樹脂、クレゾール・ホルムアルデヒド樹
脂、ピロガロール・アセトン樹脂、レゾルシン・ベンズ
アルデヒド樹脂が挙げられる。
o−キノンジアジド化合物の代表的な具体例として
は、ベンゾキノン−(1,2)−ジアジドスルホン酸又は
ナフトキノン−(1,2)−ジアジドスルホン酸とフェノ
ール・ホルムアルデヒド樹脂又はクレゾール・ホルムア
ルデヒド樹脂とのエステル、特開昭56−1044号公報に記
載されているナフトキノン−(1,2)−ジアジド−
(2)−5−スルホン酸とレゾルシン−ベンズアルデヒ
ド樹脂とのエステル、米国特許第3,635,709号明細書に
記載されているナフトキノン−(1,2)−ジアジドスル
ホン酸とピロガロール・アセトン樹脂とのエステル、特
開昭55−76346号公報に記載されているナフトキノン−
(1,2)−ジアジド−(2)−5−スルホン酸とレゾル
シン−ピロガロール−アセトン共重縮合物とのエステル
が挙げられる。その他有用なo−キノンジアジド化合物
としては、特開昭50−117503号公報に記載されている末
端ヒドロキシル基を有するポリエステルにo−ナフトキ
ノンジアジドスルホニルクロライドをエステル化反応さ
せたもの、特開昭50−113305号公報に記載されているよ
うなp−ヒドロキシスチレンのホモポリマー又は他の共
重合し得るモノマーとの共重合体にo−ナフトキノンジ
アジドスルホニルクロライドをエステル化反応させたも
の、特開昭54−29922号公報に記載されているビスフェ
ノール・ホルムアルデヒド樹脂とo−キノンジアジドス
ルホン酸とのエステル、米国特許第3,859,099号明細書
に記載されているアルキルアクリレート、アクリロイル
オキシアルキルカルボネート及びヒドロキシアルキルア
クリレートの共重合体とo−キノンジアジドスルホニル
クロライドとの縮合物、特公昭49−17481号公報記載の
スチレンとフェノール誘導体との共重合体生成物とo−
キノンジアジドスルホン酸との反応生成物、米国特許第
3,759,711号明細書に記載されているようなp−アミノ
スチレンと共重合しうるモノマーとの共重合体とo−ナ
フトキノンジアジドスルホン酸または、o−ナフトキノ
ンジアジドカルボン酸とのアミド、及びそのほかにポリ
ヒドロキシベンゾフェノンとo−ナフトキノンジアジド
スルホニルクロライドとのエステル化合物等が挙げられ
る。
これらのo−キノンジアジド化合物は単独で使用する
ことができるが、アルカリ可溶性樹脂と混合し、この混
合物を感光層として設ける方が好ましい。好適なアルカ
リ可溶性樹脂には、ノボラック型フェノール樹脂が含ま
れ、具体的にはフェノールホルムアルデヒド樹脂、クレ
ゾールホルムアルデヒド樹脂、特開昭55−57841号公報
に記載されているようなフェノール・クレゾールホルム
アルデヒド共重縮合体樹脂などが含まれる。更に、特開
昭50−125806号公報に記されているように、上記のよう
なフェノール樹脂と共にt−ブチルフェノール・ホルム
アルデヒド樹脂のような炭素数3〜8のアルキル基で置
換されたフェノール又はクレゾールとホルムアルデヒド
との縮合物とを併用すると、より一層好ましい。
更に上記アルカリ可溶性ノボラック型フェノール樹脂
以外のアルカリ可溶性樹脂を必要に応じて配合すること
ができる。例えば、スチレン−アクリル酸共重合体、メ
チルメタクリレート−メタクリル酸共重合体、アルカリ
可溶性ポリウレタン樹脂、特公昭52−28401号公報記載
のアルカリ可溶性ビニル系樹脂及びアルカリ可溶性ポリ
ブチラール樹脂等を挙げることができる。
o−キノンジアジド化合物の含有量は感光性組成物全
固形分に対し、5〜80重量%が好ましく、特に好ましく
は10〜50重量%である。アルカリ可溶性樹脂の含有量は
感光性組成物の全固形分に対し30〜90重量%が好まし
く、特に好ましくは50〜85重量%である。
感光性組成物層は多層に分けて設けることもでき、ま
た、必要に応じて染料、可塑剤、プリントアウト性能を
与える成分などの添加剤を加えることもできる。
支持体上に設けられる上記感光性組成物の塗布量は0.
1〜7g/m2が好ましく、更に好ましくは0.5〜4g/m2であ
る。
必要により、支持体と感光性組成物層の間に特公昭57
−16349号公報記載の金属塩と親水性セルロース、特公
昭46−35685号公報記載のポリビニルホスホン酸、特開
昭60−149491号公報記載のβ−アラニン、又は特開昭60
−232998号公報記載のトリエタノールアミン・塩酸塩な
どの下塗層を設けてもよい。
本発明に用いられる感光性平版印刷版に使用される支
持体としては、アルミニウム(アルミニウム合金を含
む)、紙、プラスチック(例えば、ポリエチレン、ポリ
プロピレン、ポリエチレンテレフタレート、二酢酸セル
ロース、三酢酸セルロース、プロピオン酸セルロース、
ポリビニルアセタール、ポリカーボネート、等)及び亜
鉛、銅等の金属の上にアルミニウムがラミネート又は蒸
着された複合支持体が好適に用いられる。
アルミニウム材の表面は、保水性を高め、感光層との
密着性を向上させる目的で粗面化処理されていることが
望ましい。
粗面化方法としては、一般に公知のブラシ研磨法、ボ
ール研磨法、電解エッチング、化学的エッチング、液体
ホーニング、サンドブラスト等の方法及びこれらの組合
せが挙げられ、好ましくはブラシ研磨法、電解エッチン
グ、化学的エッチング及び液体ホーニングが挙げられ、
これらのうちで特に電解エッチングの使用を含む粗面化
方法が好ましい。また、電解エッチングの際に用いられ
る電解浴としては、酸、アルカリ又はそれらの塩を含む
水溶液あるいは有機溶剤を含む水性溶液が用いられ、こ
れらのうちで特に塩酸、硝酸又はそれらの塩を含む電解
液が好ましい。更に粗面化処理の施されたアルミニウム
板は、必要に応じて酸又はアルカリの水溶液にてデスマ
ット処理される。こうして得られたアルミニウム板は陽
極酸化処理されることが望ましく、特に好ましくは、硫
酸又はリン酸を含む浴で処理する方法が挙げられる。更
に必要に応じて封孔処理、その他弗化ジルコニウム酸カ
リウム水溶液への浸漬などによる表面処理を行うことが
できる。
かくして得られたPS版は透明原図を通してカーボンア
ーク灯、水銀灯、メタルハライドランプ、タングステン
ランプ等の活性光線の豊富な光源により露光され、次い
で湿式処理による現像処理工程にて現像される。
上記現像処理工程に際して使用される現像液は水を主
溶媒とするアルカリ性溶液であり、アルカリ剤の必要に
応じて有機溶剤、アニオン界面活性剤、無機塩等を含む
ものが用いられる。
現像液中には必要に応じて更に消泡剤、湿潤剤等を含
有させておくことも有用である。
上記のような現像液で画像露光させたPS版を現像する
方法としては従来公知の種々の方法が可能である。具体
的には、画像露光されたPS版を現像液中に浸漬する方
法、PS版の感光層に対して多数のノズルから現像液を噴
射する方法、現像液で湿潤されたスポンジでPS版の感光
層を拭う方法、PS版の感光層の表面に現像液をローラ塗
布する方法などが挙げられる。また、このようにしてPS
版の感光層に現像液が施された後、感光層の表面をブラ
シなどで軽く擦ることもできる。
上記のような現像処理の後、水洗、リンク、不感脂化
処理などを組み合せた処理を行い、PS版の現像処理を完
了させる。
上記の如く、PS版に画像露光および現像を施して得ら
れた平版印刷版に不必要な画像部がある場合に、その画
像部の上に本発明の修正剤を施して画像部が消去され
る。
本発明の修正剤を平版印刷版の画像部に施す場合、現
像後直ちに施すよりも、現像後の平版印刷版を十分水洗
したのちに施す方が好ましい。平版印刷版の画像部に本
発明の修正剤を施す具体的方法としては、本発明の修正
剤を毛筆に含ませ、これを所望の消去したい画像部へ塗
布する方法が一般的である。塗布した修正剤は、そのま
ま約10秒〜約1分間放置したのち、水洗して修正剤を流
し去れば、修正剤が塗布された部分の画像部は綺麗に除
かれ、非画像部となる。その後は、通常の方法で処理
(例えばガム引きなど。)され、平版印刷版として使用
される。
〔発明の効果〕
本発明の修正剤は、画像部の消去速度が著しく早い。
従って消去工程が短縮され、製版作業の能率が向上す
る。
本発明の修正剤は、近接する画像部に悪い影響を与え
ることなく、所望の画像部を消去できる利点がある。従
って、込み入った細部の画像部の消去も容易且つ完全に
行なうことができる。本発明の修正剤は、経時安定性に
優れている。
本発明の修正剤は、例えば弗素化合物のような劇物が
含まれていない。従って公衆衛生を害する恐れが少な
く、しかもこれを取扱う作業者の健康を損う恐れも低減
される。
〔実施例〕
以下、本発明を実施例により更に詳細に説明する。な
お、他に明記しない限り「部」は重量部を、「%」は
「重量%」を意味するものとする。
実施例1 厚さ0.3mmのアルミニウム板を硝酸溶液中で電気化学
的に粗面化し、よく洗浄した後硫酸溶液中で陽極酸化を
行って2.5g/m2の酸化皮膜を上記アルミニウム板表面上
に形成させた。
水洗、乾燥後、特開昭56−1044号公報の実施例に従っ
て合成したレゾルシンベンズアルデヒド樹脂とナフトキ
ノン1,2−ジアジド−5−スルホニルクロライドとのエ
ステル化物3部とクレゾールホルマリンノボラック樹脂
9部ならびにビクトリア・ピュア・ブルーBOH(保土谷
化学工業株式会社製)0.12部を2−メトキシエタノール
100部に溶解した感光液を回転式塗布機で上記支持体上
に塗布乾燥し、2.8g/m2の感光性層を有するポジ型PS版
を得た。
この上に網点写真透明陽画を密着させて、0.8mの距離
からメタルハライドランプにて60秒間露光し、次の現像
液にて現像し、印刷版を得た。
(現像液) ケイ酸カリウムA (SIO226%、K2O13.5%) 120部 86%水酸化カリウム 15.5部 水 500部 こうして得られた平版印刷版には陽画フィルムのエッ
ジが版面に画像として薄く残っていた。一方、本発明の
修正剤を次のようにして調製した。先ず、γ−ブチロラ
クトン60.0部、プロピレングリコールモノエチルエーテ
ル20部、純水4部を混合した液中に、ヒドロキシプロピ
ルメチルセルロース(メトキシ基:28〜30%、ヒドロキ
シプロポキシ基:7〜12%で、20℃における2%水溶液の
粘度が40〜60cpsのもの。)1.5部を溶解し、次に、オキ
シエチレンオキシプロピレンブロックポリマー(平均分
子量2,000のポリプロピレングリコールの両端にエチレ
ンオキサイドを重合させたもの。分子量:10,000、エチ
レンオキサイド含量:80%)8.5部を分散させた。燐酸
(85%)2部およびクリスタルバイオレット0.003部を
添加し、充分撹拌して均一な溶液とした。これに粉末二
酸化珪素4.0部を添加して分散させ、粘稠な修正剤を得
た。この修正剤のpHは25℃において1.46であった。
調製された修正剤を毛筆に含ませて前記の平版印刷版
上のフィルムのエッジが画像として残った領域に塗布し
30秒後に水を噴霧して洗い流した。上記フィルム切口に
よる画像部は完全に親水層が露呈し他の非画像域と区別
することができなかった。
このようにして修正の完了した版をアラビアガム14゜
Be水溶液でガム引きを行ない、オフセット印刷機に取付
けて1万枚印刷したが、消去した画像部に汚れの発生は
見られず美しい印刷物が得られた。本発明の修正剤は細
部の消去においても液のにじみが極小のため安心して修
正作業をすることができ又生理的な点でも安全性が高く
不快なことが殆んどなく使用適性が優れていた。
以下実施例2〜9まで実施例1の場合と同様の方法で
調製し本発明の修正剤を得た。これを用いて実施例1の
場合と同様な方法で消去を行なったが、結果はいづれも
良好であった。
又、強制経時テストとして修正剤を50℃/80%RHの中
で7日間保存後、消去性の劣化について調べたが、新液
と同様にいずれも良好であった。
実施例2 γ−ブチロラクトン …50.0 プロピレングリコールジメチル エーテル …22.0 燐酸(85%) …7.0 ビニルメチルエーテル/無水マレ イン酸(1:1モル比)共重合体 (メチルエチルケトン100gに 1g溶解した溶液の25℃におけ る極限粘度が2.6〜3.5) …1.5 アルキルベンゼンスルホン酸ナトリウム …0.5 オキシエチレンオキシプロピレン ブロックポリマー(実施例1にお いて使用したものと同じもの。) …5.0 純水 …10.0 クリスタルバイオレット …0.003 粉末二酸化珪素 …4.0 この修正剤のpHは25℃で1.55であった。
実施例3 γ−ブチロラクトン …48.8 プロピレングリコールモノメチルエーテル …15.0 キシレン …7.0 燐酸(85%) …5.0 メチルセルロース(メトキシ基: 27〜32%、20℃における2 %水溶液の粘度が550〜750 cpsのもの) …2.0 オキシエチレンオキシプロピレン ブロックポリマー(実施例1にお おいて使用したものと同じもの。) …6.0 ラウリルアルコール硫酸エステル ナトリウム塩 …0.2 水 …11.2 染料(C.I.ベイシック レッド2、50240) …0.005 粉末二酸化珪素 …5.0 この修正剤のpHは25℃で1.71であった。
実施例4 δ−バレロラクトン …29.5 シプロピレングリコールモノブチ ルエーテル …30.0 石油留分(沸点:160〜180 ℃、炭素原子数が8〜11のアル キルベンゼン類を含む。) …10.0 燐酸(85%) …5.0 オキシエチレンオキシプロピレン ブロックポリマー(HLB:12) …10.0 ヒドロキシプロピルメチルセルロ ース(実施例1において使用した ものと同じもの。) …1.5 純水 …9.0 染料(C.I.ベイシック レッド2,50240) …0.005 粉末二酸化珪素 …5.0 この修正剤のpHは25℃で1.78であった。
実施例5 γ−ブチロラクトン …25.0 δ−バレロラクトン …16.0 トリプロピレングリコールモノ メチルエーテル …21.0 キシレン …8.0 燐酸(85%) …4.0 酢酸 …1.0 ヒドロキシプロピルメチルセル ロース(実施例1において使用 したものと同じもの。) …2.0 オキシエチレンオキシプロピレ ンブロックポリマー(HLB:12) …7.0 ポリオキシエチレンオレイルエ ーテル(HLB:16.2) …1.0 純水 …10.0 粉末二酸化珪素 …5.0 この修正剤のpHは25℃で1.03であった。
実施例6 γ−ブチロラクトン …41.0 プロピレングリコールジエチル エーテル …21.0 トルエン …5.0 キシレン …5.0 燐酸(85%) …2.5 蟻酸 …1.5 ヒドロキシプロピルセルロース (ヒドロキシプロポキシ基: 53:77.5%) …2.0 オキシエチレンオキシプロピレ ンブロックポリマー(実施例1 において使用したものと同じも の。) …4.0 オキシエチレンオキシプロピレ ンブロックポリマー (HLB:16) …4.0 純水 …9.0 染料(C.I.ベイシック ブルー9,52015) …0.007 粉末二酸化珪素 …5.0 この修正剤のpHは25℃で1.72であった。
実施例7 γ−ブチロラクトン …32.3 プロピレングリコールモノメチ ルエーテル …12.0 ジプロピレングリコールモノエ チルエーテル …12.0 キシレン …13.7 燐酸(85%) …3.0 硫酸(96%) …1.0 オキシエチレンオキシプロピレ ンブロックポリマー(実施例1 において使用したものと同じも の。) …5.0 オキシエチレンオキシプロピレ ンブロックポリマー (HLB:16.5) …5.0 純水 …11.0 染料(C.I.ベイシック レッド2,50240) …0.005 粉末二酸化珪素 …5.0 この修正剤のpHは25℃で1.38であった。
実施例8 γ−ブチロラクトン …38.0 トリプロピレングリコールモノ メチルエーテル …20.0 メチルイソブチルケトン …6.0 キシレン …10.0 ポリオキシエチレンアルキルフ ェニルエーテル硫酸ナトリウム …0.5 オキシエチレンオキシプロピレ ンブロックポリマー(実施例1 において使用したものと同じも の。) …6.0 燐酸(85%) …4.0 p−トルエンスルホン酸 …0.5 純水 …10.0 クリスタルバイオレット …0.004 粉末二酸化珪素 …5.0 この修正剤のpHは25℃で1.42であった。
実施例9 γ−ブチロラクトン …30.0 プロピレングリコールモノフェ ニルエーテル …23.0 シクロヘキサノン …10.0 石油留分(実施例4において使 用したものと同じもの。) …10.0 ポリオキシエチレンノニルフェ ニルエーテル(HLB:7.8) …1.0 ポリビニルピロリドンK−30 …1.5 オキシエチレンオキシプロピレ ンブロックポリマー (HLB:15.5) …8.0 燐酸(85%) …3.0 クエン酸 …0.5 純水 …8.0 染料(C.I.ベイシック レッド2,50240) …0.005 粉末二酸化珪素 …5.0 この修正剤のpHは25℃で1.47であった。
比較例1 γ−ブチロラクトン …80.0部 純水 …4.0 ヒドロキシプロピルメチルセル ロース(実施例1と同じもの) …1.5 オキシエチレンオキシプロピレ ンブロックポリマー(実施例1 と同じもの) …8.5 リン酸(85%) …2 粉末二酸化珪素 …4 比較例2 メチルカルビトール …23部 シキロヘキサノン …38 ジオキサン …10 水 …10 リン酸 … 5 ヒドロキシプロピルメチルセル ロース(比較例1と同じもの) …1.5 オキシエチレンオキシプロピレ ンブロックポリマー(比較例1 と同じもの) …8.5 粉末二酸化珪素 … 4 実施例1〜9と比較例1〜2の性能比較試験の結果を
第1表に示した。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】炭素原子数4〜6のラクトンおよび下記の
    一般式〔I〕で表される化合物を含有することを特徴と
    する平版印刷版の修正剤。 式中、R1は炭素原子数1〜4のアルキル基を示し、R2
    水素原子又は炭素原子数1〜4のアルキル基を示し、n
    は1〜3の整数を示す。
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