JP2753856B2 - ベルトコンベア装置 - Google Patents
ベルトコンベア装置Info
- Publication number
- JP2753856B2 JP2753856B2 JP13830789A JP13830789A JP2753856B2 JP 2753856 B2 JP2753856 B2 JP 2753856B2 JP 13830789 A JP13830789 A JP 13830789A JP 13830789 A JP13830789 A JP 13830789A JP 2753856 B2 JP2753856 B2 JP 2753856B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- belt
- cylindrical body
- link
- transport
- finned
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Structure Of Belt Conveyors (AREA)
- Framework For Endless Conveyors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、穀物等の粉粒体を大量に搬送するために利
用されるベルトコンベア装置に関する。
用されるベルトコンベア装置に関する。
（従来技術） 従来、穀物等の搬送にベルトコンベアが使用されてお
り、ベルトの側縁から穀物が落ちこぼれないように樋状
にベルトの両縁部を高く設け、この状態で搬送物を搬送
していた。
り、ベルトの側縁から穀物が落ちこぼれないように樋状
にベルトの両縁部を高く設け、この状態で搬送物を搬送
していた。
（発明が解決しようとする課題） しかしながら、従来のものではベルトの側縁を高くす
るには限度があるので大量の搬送物を搬送することはで
きなかった。出願人の提案による筒体内部に搬送ベルト
の搬送部を挿通するコンベア装置（特願平１−21965号
参照）によれば大量搬送を行うことができる。しかし、
上記筒体に搬送部を挿通した構造では筒体出口と搬送部
端との間でベルトの断面形状が円弧状から平になるの
で、穀物等を筒体内部に大量に投入すると、筒体の終端
において、筒体によってベルトの両端が保持されていた
ものが、急に低くなることにより穀物がベルト両縁に向
って流下する。この場合、搬送部終端の下方に開口部を
大きくした受けホッパを設ける必要があるが、穀物の自
然落下の角度を考慮すると角度を急傾斜のものが必要と
なるため、ホッパの部分は大きくならざるを得ないこと
になる。
るには限度があるので大量の搬送物を搬送することはで
きなかった。出願人の提案による筒体内部に搬送ベルト
の搬送部を挿通するコンベア装置（特願平１−21965号
参照）によれば大量搬送を行うことができる。しかし、
上記筒体に搬送部を挿通した構造では筒体出口と搬送部
端との間でベルトの断面形状が円弧状から平になるの
で、穀物等を筒体内部に大量に投入すると、筒体の終端
において、筒体によってベルトの両端が保持されていた
ものが、急に低くなることにより穀物がベルト両縁に向
って流下する。この場合、搬送部終端の下方に開口部を
大きくした受けホッパを設ける必要があるが、穀物の自
然落下の角度を考慮すると角度を急傾斜のものが必要と
なるため、ホッパの部分は大きくならざるを得ないこと
になる。
本発明は、上記課題を解決するために、穀物等を筒体
を利用して大量に搬送できる構造としたベルトコンベア
において、ベルトコンベアが筒体を出た状態で搬送穀物
をベルトコンベアの側縁側に落ちないように穀物の流れ
を中央に寄せるように設けたベルトコンベア装置を提供
することを目的とする。
を利用して大量に搬送できる構造としたベルトコンベア
において、ベルトコンベアが筒体を出た状態で搬送穀物
をベルトコンベアの側縁側に落ちないように穀物の流れ
を中央に寄せるように設けたベルトコンベア装置を提供
することを目的とする。
（課題を解決するための手段） 上記目的を達成するために、本発明の構造は、無端搬
送ベルトを、その搬送部を筒体の内部に挿通させて回動
自在に設け、前記筒体内において前記筒体の内壁により
断面円弧状にされた搬送ベルトの両縁部に位置し、穀物
流の下流に対して漸次中央側に寄るように斜めに形成し
た一対のフィンを有するフィン付リンクを、前記筒体の
内周面に形成された環状の溝に摺動自在に取付けたこと
を特徴とする。
送ベルトを、その搬送部を筒体の内部に挿通させて回動
自在に設け、前記筒体内において前記筒体の内壁により
断面円弧状にされた搬送ベルトの両縁部に位置し、穀物
流の下流に対して漸次中央側に寄るように斜めに形成し
た一対のフィンを有するフィン付リンクを、前記筒体の
内周面に形成された環状の溝に摺動自在に取付けたこと
を特徴とする。
（作用） 本発明は以上のように構成するものであるので、搬送
ベルトが駆動されると、搬送ベルトは走行と共に筒体内
部で蛇行するがフィン付リンクは溝の中を摺動し搬送ベ
ルトの動きに追従する。そして、搬送ベルト上を搬送さ
れてくる穀物等が、一対のフィンに接触するとベルトの
側縁に位置する穀物等はフィンによって中央に寄せら
れ、搬送ベルトの中央に盛り上げられて搬送される。搬
送ベルトの縁部には僅かな量が搬送されることとなり、
縁部にかかる荷重は軽減される。搬送ベルトの搬送速度
と相伴って、穀物は側方にずぐれる前に搬送ベルトの終
端付近に達することができる。
ベルトが駆動されると、搬送ベルトは走行と共に筒体内
部で蛇行するがフィン付リンクは溝の中を摺動し搬送ベ
ルトの動きに追従する。そして、搬送ベルト上を搬送さ
れてくる穀物等が、一対のフィンに接触するとベルトの
側縁に位置する穀物等はフィンによって中央に寄せら
れ、搬送ベルトの中央に盛り上げられて搬送される。搬
送ベルトの縁部には僅かな量が搬送されることとなり、
縁部にかかる荷重は軽減される。搬送ベルトの搬送速度
と相伴って、穀物は側方にずぐれる前に搬送ベルトの終
端付近に達することができる。
（実施例） 本発明の実施例を第１図ないし第３図に基いて説明す
る。
る。
第１図、第２図に示すように一対のプーリー１（片側
を図示）間に無端搬送ベルトＢが張設されており、搬送
ベルトＢの搬送部の中間部は筒体２で覆われている。搬
送ベルトＢはその下面（筒体２との接触面）に低摩擦性
の布を貼着するか摩擦係数が小さくなる加工を施し、筒
体２の内部では搬送ベルトＢの下面と筒体２の内周面と
が当接している。搬送ベルトＢの搬送部端はプーリー１
に巻回されリターン部はリターンローラ３に掛けられて
いる。
を図示）間に無端搬送ベルトＢが張設されており、搬送
ベルトＢの搬送部の中間部は筒体２で覆われている。搬
送ベルトＢはその下面（筒体２との接触面）に低摩擦性
の布を貼着するか摩擦係数が小さくなる加工を施し、筒
体２の内部では搬送ベルトＢの下面と筒体２の内周面と
が当接している。搬送ベルトＢの搬送部端はプーリー１
に巻回されリターン部はリターンローラ３に掛けられて
いる。
搬送ベルトＢの下面に低摩擦加工を施す代りに、筒体
内部に低摩擦の合成樹脂等をコーティングしておいても
良い。
内部に低摩擦の合成樹脂等をコーティングしておいても
良い。
筒体下流側端部にはフィン付リンク４が設けられてお
り、第４図に示すように、フィン付リンク４は一対のフ
ィン4aを円弧状の支持部材4bの両下端部に取付けたもの
であり、フィン4aの下部外側4cは弯曲した搬送ベルト縁
部に沿う形状に形成され、フィンの面は搬送方向すなわ
ち、穀物流の下流に対し、漸次中央側に寄るように傾斜
している（第５図参照）。そして、第３図、第５図に示
すように筒体端部に取付けた、中心に向かって開口した
断面コ字形の環状のガイドリンク５（環状の溝）に、フ
ィン付リンク４が摺動自在に設けられている。なお、フ
ィン付リンク４と搬送ベルトＢ上端との当接面におい
て、ガイドリンク５の開口部に搬送物が入り込む隙間を
作らせないように、フィン付リンク４に足部4dを形成す
ることが良い。さらにフィン付リンク４のフィン4aの後
方に側縁を規制する枠６が搬送ベルトＢ上に配置され
る。枠６の代りに一対の側板でも良い。
り、第４図に示すように、フィン付リンク４は一対のフ
ィン4aを円弧状の支持部材4bの両下端部に取付けたもの
であり、フィン4aの下部外側4cは弯曲した搬送ベルト縁
部に沿う形状に形成され、フィンの面は搬送方向すなわ
ち、穀物流の下流に対し、漸次中央側に寄るように傾斜
している（第５図参照）。そして、第３図、第５図に示
すように筒体端部に取付けた、中心に向かって開口した
断面コ字形の環状のガイドリンク５（環状の溝）に、フ
ィン付リンク４が摺動自在に設けられている。なお、フ
ィン付リンク４と搬送ベルトＢ上端との当接面におい
て、ガイドリンク５の開口部に搬送物が入り込む隙間を
作らせないように、フィン付リンク４に足部4dを形成す
ることが良い。さらにフィン付リンク４のフィン4aの後
方に側縁を規制する枠６が搬送ベルトＢ上に配置され
る。枠６の代りに一対の側板でも良い。
上記のように構成したことにより、搬送ベルトＢが筒
体２の内部を移動するとき、蛇行をしてもフィン付リン
ク４は搬送ベルトＢの縁部に押され、ガイドリンク５内
を摺動して位置を変え、搬送ベルトＢとの衝突を回避し
ている。
体２の内部を移動するとき、蛇行をしてもフィン付リン
ク４は搬送ベルトＢの縁部に押され、ガイドリンク５内
を摺動して位置を変え、搬送ベルトＢとの衝突を回避し
ている。
また、搬送ベルトＢと筒体２との相対的位置は変化せ
ず、搬送物を中央に寄せて搬送することができる。
ず、搬送物を中央に寄せて搬送することができる。
第６図は他の実施例を示すもので、図に示す一対のフ
ィン7aを筒体の下部内周面に沿った円弧状の支持部材7b
で連結させたフィン付リンク７を使用する。搬送ベルト
Ｂはこの内側を移動し、搬送物はガイドリンク５の開口
部に入り込まないようにされている。
ィン7aを筒体の下部内周面に沿った円弧状の支持部材7b
で連結させたフィン付リンク７を使用する。搬送ベルト
Ｂはこの内側を移動し、搬送物はガイドリンク５の開口
部に入り込まないようにされている。
（発明の効果） 本発明は以上のように構成したものであるから、搬送
ベルト上の搬送物は一対のフィンで搬送物を搬送ベルト
中央に寄せることができ、搬送ベルト上で嵩高状態で搬
送される搬送物は筒体から出たときには、搬送速度と相
伴って側方にくずれることなく所定の距離を搬送される
ので、大量の搬送物を円滑に搬送することができる。
ベルト上の搬送物は一対のフィンで搬送物を搬送ベルト
中央に寄せることができ、搬送ベルト上で嵩高状態で搬
送される搬送物は筒体から出たときには、搬送速度と相
伴って側方にくずれることなく所定の距離を搬送される
ので、大量の搬送物を円滑に搬送することができる。
第１図は本発明の実施例を示す斜視図、 第２図は第１図に示す実施例の平面の断面図、 第３図は実施例の筒体終端部を示す正面図、 第４図は実施例中のフィン付リンクの正面図、 第５図は第３図のＶ−Ｖ矢視方向断面図、 第６図は他の実施例のフィン付リンクの正面図である。 ２……筒体 4,7……フィン付リンク ５……ガイドリンク（環状の溝） Ｂ……搬送ベルト
Claims (1)
- 【請求項１】無端搬送ベルトを、その搬送部を筒体の内
部に挿通させて回動自在に設け、前記筒体内において前
記筒体の内壁により断面円弧状にされた搬送ベルトの両
縁部に位置し、穀物流の下流に対して漸次中央側に寄る
ように斜めに形成した一対のフィンを有するフィン付リ
ンクを、前記筒体の内周面に形成された環状の溝に摺動
自在に取付けたことを特徴とするベルトコンベア装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13830789A JP2753856B2 (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | ベルトコンベア装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13830789A JP2753856B2 (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | ベルトコンベア装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH033808A JPH033808A (ja) | 1991-01-09 |
| JP2753856B2 true JP2753856B2 (ja) | 1998-05-20 |
Family
ID=15218817
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13830789A Expired - Lifetime JP2753856B2 (ja) | 1989-05-31 | 1989-05-31 | ベルトコンベア装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2753856B2 (ja) |
-
1989
- 1989-05-31 JP JP13830789A patent/JP2753856B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH033808A (ja) | 1991-01-09 |
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