JP2752155B2 - 触媒組成物 - Google Patents
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Description
【発明の詳細な説明】 本発明は一酸化炭素と1つ又はそれ以上のオレフィン
性不飽和化合物(以下モノマーAと略称する場合もあ
る)とのポリマーの製造に際して、触媒として好適に使
用し得る新規な組成物に関する。
性不飽和化合物(以下モノマーAと略称する場合もあ
る)とのポリマーの製造に際して、触媒として好適に使
用し得る新規な組成物に関する。
モノマー単位−(CO)−と、使用したモノマーAに基
づくA′単位とが交互に存在する一酸化炭素と1つ又は
それ以上のオレフィン性不飽和化合物との高分子直鎖ポ
リマーは、温度及び圧力を上昇させてモノマーを a)パラジウム化合物、 b)pKaが2未満の酸の陰イオン、及び c)トリアリールホスフィン又はトリアリールアルシン
に基づいて成る触媒化合物と接触させることにより製造
可能である。
づくA′単位とが交互に存在する一酸化炭素と1つ又は
それ以上のオレフィン性不飽和化合物との高分子直鎖ポ
リマーは、温度及び圧力を上昇させてモノマーを a)パラジウム化合物、 b)pKaが2未満の酸の陰イオン、及び c)トリアリールホスフィン又はトリアリールアルシン
に基づいて成る触媒化合物と接触させることにより製造
可能である。
これらの触媒組成物の欠点は、重合活性が乏しいこと
である。
である。
上記触媒組成物を用いて実施した最近の研究におい
て、成分(c)としてトリフェニルホスフィンを含有す
る触媒組成物の重合活性は、フェニル基上でリンのオル
ト位に極性置換基を結合させることにより改良可能であ
ることが判明した。例えば、成分(c)としてトリス
(2−メトキシフェニル)ホスフィンを含有する触媒組
成物は、成分(c)としてトリフェニルホスフィンを含
有する同様の触媒組成物よりも高い重合活性を示す。研
究をさらに進めるうちに、成分(c)としてトリアリー
ルアルシンを含有する触媒組成物の重合活性は、成分
(d)としてフェノール性ヒドロキシル基を含有する化
合物を加えることにより増大させることが可能であるこ
とが判明した。例えば、成分(c)としてトリフェニル
アルシンを含有する触媒組成物の重合性は成分(d)と
してフェノールを加えることにより増大する。最後に、
成分(c)としてトリアリールホスフィンを含有する触
媒組成物の重合活性はアリール基の1つを水素を含まな
い以下の窒素原子含有基で置換することにより増大させ
ることが可能であることが研究から見出された。すなわ
ちこの基は、このようにして得られるリン/窒素化合物
において、連結部分に(in the bridge)少なくとも2
個の炭素原子を含有する有機連結基(organic bridging
group)を経て窒素原子がリン原子に結合するような構
造を有するものである。例えば、成分(c)としてジフ
ェニルホスフィノ−N,N−ジ(メチル)チオアセトアミ
ドを含有する触媒組成物は、成分(c)としてトリフェ
ニルホスフィンを含有する同様の触媒組成物よりも高い
重合活性を示す。
て、成分(c)としてトリフェニルホスフィンを含有す
る触媒組成物の重合活性は、フェニル基上でリンのオル
ト位に極性置換基を結合させることにより改良可能であ
ることが判明した。例えば、成分(c)としてトリス
(2−メトキシフェニル)ホスフィンを含有する触媒組
成物は、成分(c)としてトリフェニルホスフィンを含
有する同様の触媒組成物よりも高い重合活性を示す。研
究をさらに進めるうちに、成分(c)としてトリアリー
ルアルシンを含有する触媒組成物の重合活性は、成分
(d)としてフェノール性ヒドロキシル基を含有する化
合物を加えることにより増大させることが可能であるこ
とが判明した。例えば、成分(c)としてトリフェニル
アルシンを含有する触媒組成物の重合性は成分(d)と
してフェノールを加えることにより増大する。最後に、
成分(c)としてトリアリールホスフィンを含有する触
媒組成物の重合活性はアリール基の1つを水素を含まな
い以下の窒素原子含有基で置換することにより増大させ
ることが可能であることが研究から見出された。すなわ
ちこの基は、このようにして得られるリン/窒素化合物
において、連結部分に(in the bridge)少なくとも2
個の炭素原子を含有する有機連結基(organic bridging
group)を経て窒素原子がリン原子に結合するような構
造を有するものである。例えば、成分(c)としてジフ
ェニルホスフィノ−N,N−ジ(メチル)チオアセトアミ
ドを含有する触媒組成物は、成分(c)としてトリフェ
ニルホスフィンを含有する同様の触媒組成物よりも高い
重合活性を示す。
さらに、上記触媒組成物について行った研究により、
成分(c)としてトリアリールホスフィン又はトリアリ
ールアルシンを含有する触媒組成物の重合活性を、アリ
ール基の1つをR3SR−基又はR3SeR−基(式中、R3は任
意に極性基で置換されていてもよい炭化水素基を示し、
Rは連結部分に少なくとも2個の炭素原子を含有する2
価の連結基を示す)で置換することにより大いに増強し
得ることが判った。さらに一般的に、一酸化炭素と1つ
又はそれ以上のオレフィン性不飽和化合物の重合に関し
て興味深い活性を有する触媒組成物は、前記成分(a)
及び成分(b)並びに成分(c)として一般式R1R2M1−
R−M2R3(式中、M1はリン又はヒ素、M2はイオウ又はセ
レン、R1及びR2は同一であっても異なってもよい任意に
極性基で置換されていてもよいアリール基、R3は任意に
極性基で置換されていてもよいヒドロカルビル基であ
り、Rは連結部分に少なくとも2個の炭素原子を含む2
価の連結基である)の化合物に基づいて構成され得るこ
とが判明した。
成分(c)としてトリアリールホスフィン又はトリアリ
ールアルシンを含有する触媒組成物の重合活性を、アリ
ール基の1つをR3SR−基又はR3SeR−基(式中、R3は任
意に極性基で置換されていてもよい炭化水素基を示し、
Rは連結部分に少なくとも2個の炭素原子を含有する2
価の連結基を示す)で置換することにより大いに増強し
得ることが判った。さらに一般的に、一酸化炭素と1つ
又はそれ以上のオレフィン性不飽和化合物の重合に関し
て興味深い活性を有する触媒組成物は、前記成分(a)
及び成分(b)並びに成分(c)として一般式R1R2M1−
R−M2R3(式中、M1はリン又はヒ素、M2はイオウ又はセ
レン、R1及びR2は同一であっても異なってもよい任意に
極性基で置換されていてもよいアリール基、R3は任意に
極性基で置換されていてもよいヒドロカルビル基であ
り、Rは連結部分に少なくとも2個の炭素原子を含む2
価の連結基である)の化合物に基づいて構成され得るこ
とが判明した。
成分(a)及び成分(b)、並びに成分(c)として
一般式R1R2M1−R−M2R3の化合物に基づく触媒組成物は
新規な組成物である。さらに、この新規な触媒組成物中
で成分(c)として好適に使用可能な化合物のいくつか
は新規化合物である。
一般式R1R2M1−R−M2R3の化合物に基づく触媒組成物は
新規な組成物である。さらに、この新規な触媒組成物中
で成分(c)として好適に使用可能な化合物のいくつか
は新規化合物である。
したがって、本特許出願は、 a)パラジウム化合物、 b)pKaが2未満の酸の陰イオン、及び c)一般式R1R2M1−R−M2R3(式中M1,M2,R1,R2,R3及び
Rは前記と同じ意味を有する)の化合物に基づいて成る
新規な接触組成物に関する。
Rは前記と同じ意味を有する)の化合物に基づいて成る
新規な接触組成物に関する。
さらに本特許出願は、一酸化炭素と1つ又はそれ以上
のオレフィン性不飽和化合物とのポリマーの製造に際し
てのこれらの触媒組成物の使用、これにより調製される
ポリマー、及び少なくとも一部はこれらのポリマーより
成る成型物とに関する。最後に、本特許出願は新規化合
物であり、触媒組成物中で成分(c)として好適に使用
し得る多数の化合物、及びこれらの化合物の製造方法と
に関する。
のオレフィン性不飽和化合物とのポリマーの製造に際し
てのこれらの触媒組成物の使用、これにより調製される
ポリマー、及び少なくとも一部はこれらのポリマーより
成る成型物とに関する。最後に、本特許出願は新規化合
物であり、触媒組成物中で成分(c)として好適に使用
し得る多数の化合物、及びこれらの化合物の製造方法と
に関する。
成分(a)として使用するパラジウム化合物は好まし
くはカルボン酸のパラジウム塩であり、特に酢酸パラジ
ウムが好ましい。その陰イオンが成分(b)として触媒
組成物中に存在すべき、pKaが2未満(18℃で水溶液中
で測定)である好適な酸の例としては、パラトルエンス
ルホン酸のようなスルホン酸及びトリフルオロ酢酸のよ
うなハロカルボン酸を挙げることができる。触媒組成物
中に成分(b)は、パラジウム1モル当たり0.5〜50当
量、特に1〜25当量の量で存在するのが好ましい。成分
(b)は酸の形態で、及び/又は銅塩のような非貴金属
の遷移金属塩の形態で組み入れられてもよい。
くはカルボン酸のパラジウム塩であり、特に酢酸パラジ
ウムが好ましい。その陰イオンが成分(b)として触媒
組成物中に存在すべき、pKaが2未満(18℃で水溶液中
で測定)である好適な酸の例としては、パラトルエンス
ルホン酸のようなスルホン酸及びトリフルオロ酢酸のよ
うなハロカルボン酸を挙げることができる。触媒組成物
中に成分(b)は、パラジウム1モル当たり0.5〜50当
量、特に1〜25当量の量で存在するのが好ましい。成分
(b)は酸の形態で、及び/又は銅塩のような非貴金属
の遷移金属塩の形態で組み入れられてもよい。
本発明の触媒組成物中で成分(c)として使用する上
で好ましい化合物は、一般式R1R2M1−R−M2R3(式中M1
はリン又はヒ素、M2はイオウ又はセレン、R1及びR2は同
一であっても異なってもよい任意に極性基で置換されて
いてもよいアリール基、R3は任意に極性基で置換されて
いてもよい炭化水素基を示し、Rは連結部分に少なくと
も2個の炭素原子を含む2価の連結基を示す)で表わさ
れる、成分(c)では、R1基及びR2基は好ましくは任意
に極性基で置換されていてもよいフェニル基である。適
した極性置換基としては、メトキシ基のようなアルコキ
シ基が挙げられる。成分(c)においては、R1基及びR2
基は好ましくは同一のものである。任意に極性基で置換
されていてもよいアルキル基と任意に極性基で置換され
ていてもよいアリール基はともに適切なR3基である。R3
基がアリール基であるときには、任意に極性基で置換さ
れていてもよいフェニル基が好ましい。R3基中に存在し
ていてもよい適した極性置換基としては、メトキシ基の
ようなアルコキシ基が挙げられる。一般式中で、M1はリ
ン又はヒ素であり、M2はイオウ又はセレンであって、す
なわちホスフィノ/スルホ,ホスフィノ/セレノ,アル
シノ/スルホ及びアルシノ/セレノ化合物はいずれも成
分(c)として好適に使用可能である。本目的のために
は、M1がリンでありM2がイオウである化合物が極めて好
適な化合物である。成分(c)においては、2価の連結
基Rは好まくは連結部分に3個の炭素原子を含む。
で好ましい化合物は、一般式R1R2M1−R−M2R3(式中M1
はリン又はヒ素、M2はイオウ又はセレン、R1及びR2は同
一であっても異なってもよい任意に極性基で置換されて
いてもよいアリール基、R3は任意に極性基で置換されて
いてもよい炭化水素基を示し、Rは連結部分に少なくと
も2個の炭素原子を含む2価の連結基を示す)で表わさ
れる、成分(c)では、R1基及びR2基は好ましくは任意
に極性基で置換されていてもよいフェニル基である。適
した極性置換基としては、メトキシ基のようなアルコキ
シ基が挙げられる。成分(c)においては、R1基及びR2
基は好ましくは同一のものである。任意に極性基で置換
されていてもよいアルキル基と任意に極性基で置換され
ていてもよいアリール基はともに適切なR3基である。R3
基がアリール基であるときには、任意に極性基で置換さ
れていてもよいフェニル基が好ましい。R3基中に存在し
ていてもよい適した極性置換基としては、メトキシ基の
ようなアルコキシ基が挙げられる。一般式中で、M1はリ
ン又はヒ素であり、M2はイオウ又はセレンであって、す
なわちホスフィノ/スルホ,ホスフィノ/セレノ,アル
シノ/スルホ及びアルシノ/セレノ化合物はいずれも成
分(c)として好適に使用可能である。本目的のために
は、M1がリンでありM2がイオウである化合物が極めて好
適な化合物である。成分(c)においては、2価の連結
基Rは好まくは連結部分に3個の炭素原子を含む。
本発明の触媒組成物中の成分(c)として非常に好適
に使用可能な化合物は一般式(R1)2M1−(CH2)3−M2
R3(式中、R1はフェニル基を表わし、M1,M2及びR3は前
記と同じ意味を有する)で表わされる化合物である。こ
れらの化合物は新規化合物である。それらは、例えば一
般式(R1)2M1−(CH2)3−Xの化合物を一般式R3M2Y
の化合物(式中、Xはハロゲン原子を示し、Yはアルカ
リ金属原子を示す)と反応させることにより製造でき
る。
に使用可能な化合物は一般式(R1)2M1−(CH2)3−M2
R3(式中、R1はフェニル基を表わし、M1,M2及びR3は前
記と同じ意味を有する)で表わされる化合物である。こ
れらの化合物は新規化合物である。それらは、例えば一
般式(R1)2M1−(CH2)3−Xの化合物を一般式R3M2Y
の化合物(式中、Xはハロゲン原子を示し、Yはアルカ
リ金属原子を示す)と反応させることにより製造でき
る。
これらの新規化合物としては、1−ジフェニルホスフ
ィノ−3−フェニルチオプロパン,1−ジフェニルホスフ
ィノ−3−メチルチオプロパン,1−ジフェニルホスフィ
ノ−3−(2−メトキシフェニル)チオプロパン,1−ジ
フェニルアルシノ−3−フェニルチオプロパン、及び1
−ジフェニルホスフィノ−3−フェニルセレノプロパン
を例示しうる。
ィノ−3−フェニルチオプロパン,1−ジフェニルホスフ
ィノ−3−メチルチオプロパン,1−ジフェニルホスフィ
ノ−3−(2−メトキシフェニル)チオプロパン,1−ジ
フェニルアルシノ−3−フェニルチオプロパン、及び1
−ジフェニルホスフィノ−3−フェニルセレノプロパン
を例示しうる。
本発明の触媒組成物において、成分(c)の好ましく
はパラジウム1モル当たり0.5〜2モル、特に0.75〜1.5
モルの量で使用する。ある場合には、触媒組成物の性能
は、1,4−ベンゾキノン又は1,4−ナフトキノンのような
1,4−キノンを含有することによりさらに増強可能であ
る。
はパラジウム1モル当たり0.5〜2モル、特に0.75〜1.5
モルの量で使用する。ある場合には、触媒組成物の性能
は、1,4−ベンゾキノン又は1,4−ナフトキノンのような
1,4−キノンを含有することによりさらに増強可能であ
る。
本発明の触媒組成物を使用しての重合反応は、好まし
くはモノマーと、ポリマーが不溶又は実質的に不溶であ
る希釈液中に触媒組成物を溶解した溶液とを接触させる
ことにより実施する。メタノールのような低級アルコー
ルは非常に好適な希釈剤である。所望により重合を気相
で実施してもよい。本発明の触媒組成物を使用すること
により一酸化炭素と重合し得るオレフィン性不飽和化合
物は、炭素と水素のみから成る化合物、あるいは炭素及
び水素に加えて1つ又はそれ以上のヘテロ原子を含む化
合物である。本発明の方法は、好ましくは一酸化炭素と
1つ又はそれ以上のオレフィン性不飽和炭化水素とのポ
リマーの製造用に適用される。適切な炭化水素モノマー
の例としては、エテン並びにプロペン,ブテン−1,ヘキ
セン−1及びオクテン−1のようなα−オレフィンを挙
げることができる。本発明の方法は一酸化炭素とエテン
との共重合体の製造及び一酸化炭素とエテンとの他のオ
レフィン性不飽和炭化水素、特にプロペンとの三元共重
合体の製造に用いるのに特に適している。
くはモノマーと、ポリマーが不溶又は実質的に不溶であ
る希釈液中に触媒組成物を溶解した溶液とを接触させる
ことにより実施する。メタノールのような低級アルコー
ルは非常に好適な希釈剤である。所望により重合を気相
で実施してもよい。本発明の触媒組成物を使用すること
により一酸化炭素と重合し得るオレフィン性不飽和化合
物は、炭素と水素のみから成る化合物、あるいは炭素及
び水素に加えて1つ又はそれ以上のヘテロ原子を含む化
合物である。本発明の方法は、好ましくは一酸化炭素と
1つ又はそれ以上のオレフィン性不飽和炭化水素とのポ
リマーの製造用に適用される。適切な炭化水素モノマー
の例としては、エテン並びにプロペン,ブテン−1,ヘキ
セン−1及びオクテン−1のようなα−オレフィンを挙
げることができる。本発明の方法は一酸化炭素とエテン
との共重合体の製造及び一酸化炭素とエテンとの他のオ
レフィン性不飽和炭化水素、特にプロペンとの三元共重
合体の製造に用いるのに特に適している。
ポリマー製造に使用する触媒組成物の量は広範な範囲
内で変化し得る。重合されるオレフィン性不飽和化合物
1モル当たりに用いる触媒の量としては、好ましくは10
-7〜10-3モル、特に10-6〜10-4モルのパラジウムが含ま
れる量であることが好ましい。
内で変化し得る。重合されるオレフィン性不飽和化合物
1モル当たりに用いる触媒の量としては、好ましくは10
-7〜10-3モル、特に10-6〜10-4モルのパラジウムが含ま
れる量であることが好ましい。
ポリマー製造は、好ましくは温度40〜120℃及び圧力2
0〜150バールで、特に温度50〜100℃及び圧力30〜100バ
ールで実施するのが好ましい。重合される混合物中のオ
レフィン性不飽和化合物と一酸化炭素とのモル比は好ま
しくは10:1〜1:5、特に5:1〜1:2であることが好まし
い。
0〜150バールで、特に温度50〜100℃及び圧力30〜100バ
ールで実施するのが好ましい。重合される混合物中のオ
レフィン性不飽和化合物と一酸化炭素とのモル比は好ま
しくは10:1〜1:5、特に5:1〜1:2であることが好まし
い。
以下、実施例等により本発明をさらに詳しく説明す
る。
る。
例 1 以下の通りに一酸化炭素/エテン共重合体を調製し
た。
た。
容量250のオートクレーブ中に、メタノール100ml,
酢酸パラジウム0.1mmol,トリフルオロ酢酸2mmol,及びト
リフェニルホスフィン0.1mmolより成る触媒溶液を入
れ、70℃で機械的に撹拌した。
酢酸パラジウム0.1mmol,トリフルオロ酢酸2mmol,及びト
リフェニルホスフィン0.1mmolより成る触媒溶液を入
れ、70℃で機械的に撹拌した。
圧力が20バールに達するまでエテンをオートクレーブ
内に送入し、その後一酸化炭素を40バールになるまで送
入した。1時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、圧
力を下げて重合を停止した。ポリマーを過し、メタノ
ールで洗浄して60℃で乾燥した。
内に送入し、その後一酸化炭素を40バールになるまで送
入した。1時間後に、反応混合物を室温まで冷却し、圧
力を下げて重合を停止した。ポリマーを過し、メタノ
ールで洗浄して60℃で乾燥した。
その結果、10mgの共重合体が得られた。
例 2 ジフェニルジスルフィドをナトリウムと反応させ、そ
の後得られた硫化フェニルナトリウムを1−ジフェニル
ホスフィノ−3−クロロプロパンと反応させて1−ジフ
ェニルホスフィノ−3−フェニルチオプロパンを製造し
た。触媒溶液がトリフェニルホスフィンの代わりに1−
ジフェニルホスフィノ−3−フェニルチオプロパン0.1m
molを含むことを除いて、実質的に例1の共重合体の場
合と同じ方法で一酸化炭素/エテン共重合体を製造し
た。
の後得られた硫化フェニルナトリウムを1−ジフェニル
ホスフィノ−3−クロロプロパンと反応させて1−ジフ
ェニルホスフィノ−3−フェニルチオプロパンを製造し
た。触媒溶液がトリフェニルホスフィンの代わりに1−
ジフェニルホスフィノ−3−フェニルチオプロパン0.1m
molを含むことを除いて、実質的に例1の共重合体の場
合と同じ方法で一酸化炭素/エテン共重合体を製造し
た。
その結果、100mgの共重合体を得た。
例 3 トリフェニルホスフィンの代わりに1−ジフェニルホ
スフィノ−3−フェニルチオプロパン、トリフルオロ酢
酸の代わりにパラトルエンスルホン酸2mmolを触媒溶液
に含む以外は、実質的には例1の共重合体の場合と同じ
方法で一酸化炭素/エテン共重合体を製造した。
スフィノ−3−フェニルチオプロパン、トリフルオロ酢
酸の代わりにパラトルエンスルホン酸2mmolを触媒溶液
に含む以外は、実質的には例1の共重合体の場合と同じ
方法で一酸化炭素/エテン共重合体を製造した。
その結果、200mgの共重合体を得た。
例 4 トリフェニルホスフィンの代わりに1−ジフェニルホ
スフィノ−3−フェニルチオプロパン0.1mmol、トリフ
ルオロ酢酸の代わりにパラトルエンスルホン酸2mmolを
触媒溶液に含み、1,4−ナフトキノン10mmolを添加した
以外は、実質的に例1の共重合体の場合と同じ方法で一
酸化炭素/エテン共重合体を製造した。
スフィノ−3−フェニルチオプロパン0.1mmol、トリフ
ルオロ酢酸の代わりにパラトルエンスルホン酸2mmolを
触媒溶液に含み、1,4−ナフトキノン10mmolを添加した
以外は、実質的に例1の共重合体の場合と同じ方法で一
酸化炭素/エテン共重合体を製造した。
その結果、100mgの共重合体を得た。
例 5 トリフェニルホスフィンの代わりに1−ジフェニルホ
スフィノ−3−フェニルチオプロパン0.1mmol、トリフ
ルオロ酢酸の代わりにトリフルオロメタンスルホン酸2m
molを触媒溶液に含む以外は、実質的に例1の共重合体
の場合と同じ方法で一般化炭素/エテン共重合体を製造
した。
スフィノ−3−フェニルチオプロパン0.1mmol、トリフ
ルオロ酢酸の代わりにトリフルオロメタンスルホン酸2m
molを触媒溶液に含む以外は、実質的に例1の共重合体
の場合と同じ方法で一般化炭素/エテン共重合体を製造
した。
その結果、300mgの共重合体を得た。
例 6 トリフェニルホスフィンの代わりに1−ジフェニルホ
スフィノ−3−フェニルチオプロパン0.1mmolを含み、
ニトロベンゼン1mlを添加した以外は実質的に例1の共
重合体の場合と同じ方法で一酸化炭素/エテン共重合体
を製造した。
スフィノ−3−フェニルチオプロパン0.1mmolを含み、
ニトロベンゼン1mlを添加した以外は実質的に例1の共
重合体の場合と同じ方法で一酸化炭素/エテン共重合体
を製造した。
その結果、100mgの共重合体を得た。
例 7 トリフェニルホスフィンの代わりに1−ジフェニルホ
スフィノ−3−フェニルチオプロパン0.1mmol、メタノ
ール100mlの代わりにメタノール75mlを含み、N−メチ
ルピロリドン25mlを添加した以外は、実質的に例1の共
重合体の場合と同じ方法で一酸化炭素/エテン共重合体
を製造した。
スフィノ−3−フェニルチオプロパン0.1mmol、メタノ
ール100mlの代わりにメタノール75mlを含み、N−メチ
ルピロリドン25mlを添加した以外は、実質的に例1の共
重合体の場合と同じ方法で一酸化炭素/エテン共重合体
を製造した。
その結果、100mgの共重合体を得た。
例 8 ジメチルジスルフィドをナトリウムと反応させ、その
後、得られた硫化メチルナトリウムを1−ジフェニルホ
スフィノ−3−クロロプロパンと反応させて1−ジフェ
ニルホスフィノ−3−メチルチオプロパンを製造した。
後、得られた硫化メチルナトリウムを1−ジフェニルホ
スフィノ−3−クロロプロパンと反応させて1−ジフェ
ニルホスフィノ−3−メチルチオプロパンを製造した。
トリフェニルホスフィンの代わりに1−ジフェニルホ
スフィノ−3−メチルチオプロパン0.1mmolを触媒溶液
に含む以外は、実質的に例1の共重合体の場合と同じ方
法で一酸化炭素/エテン共重合体を製造した。
スフィノ−3−メチルチオプロパン0.1mmolを触媒溶液
に含む以外は、実質的に例1の共重合体の場合と同じ方
法で一酸化炭素/エテン共重合体を製造した。
その結果、200mgの共重合体を得た。
例 9 2−リチオ−アニソールをイオウと反応させ、その
後、得られた硫化メトキシフェニルリチウムを1−ジフ
ェニルホスフィノ−3−クロロプロパンと反応ささて、
1−ジフェニルホスフィノ−3−(2−メトキシフェニ
ル)チオプロパンを製造した。
後、得られた硫化メトキシフェニルリチウムを1−ジフ
ェニルホスフィノ−3−クロロプロパンと反応ささて、
1−ジフェニルホスフィノ−3−(2−メトキシフェニ
ル)チオプロパンを製造した。
トリフェニルホスフィンの代わりに1−ジフェニルホ
スフィノ−3−(2−メトキシフェニル)チオプロパン
0.1mmolを触媒溶液に含む以外は、実質的に例1の共重
合体の場合と同じ方法で一酸化炭素/エテン共重合体を
製造した。
スフィノ−3−(2−メトキシフェニル)チオプロパン
0.1mmolを触媒溶液に含む以外は、実質的に例1の共重
合体の場合と同じ方法で一酸化炭素/エテン共重合体を
製造した。
その結果、200mgの共重合体を得た。
例 10 ジフェニルジスルフィドをナトリウムと反応させた
後、得られた硫化フェニルナトリウムを1−ジフェニル
アルシノ−3−クロロプロパンと反応させて1−ジフェ
ニルアルシノ−3−フェニルチオプロパンを製造した。
後、得られた硫化フェニルナトリウムを1−ジフェニル
アルシノ−3−クロロプロパンと反応させて1−ジフェ
ニルアルシノ−3−フェニルチオプロパンを製造した。
トリフェニルホスフィンの代わりに1−ジフェニルア
ルシノ−3−フェニルチオプロパン0.1mmolを触媒溶液
に含む以外は実質的に例1の共重合体の場合と同じ方法
で、一酸化炭素/エテン共重合体を製造した。
ルシノ−3−フェニルチオプロパン0.1mmolを触媒溶液
に含む以外は実質的に例1の共重合体の場合と同じ方法
で、一酸化炭素/エテン共重合体を製造した。
その結果、400mgの共重合体を得た。
例 11 ジフェニルジセレニドをナトリウムと反応させ、その
後、得られたナトリウムフェニルセレニドを1−ジフェ
ニルホスフィノ−3−クロロプロパンと反応させて1−
ジフェニルホスフィノ−3−フェニルセレノプロパンを
製造した。
後、得られたナトリウムフェニルセレニドを1−ジフェ
ニルホスフィノ−3−クロロプロパンと反応させて1−
ジフェニルホスフィノ−3−フェニルセレノプロパンを
製造した。
トリフェニルホスフィンの代わりに1−ジフェニルホ
スフィノ−3−フェニルセレノプロパン0.1mmolを触媒
溶液に含む以外は実質的に例1の共重合体の場合と同じ
方法で一酸化炭素/エテン共重合体を製造した。
スフィノ−3−フェニルセレノプロパン0.1mmolを触媒
溶液に含む以外は実質的に例1の共重合体の場合と同じ
方法で一酸化炭素/エテン共重合体を製造した。
その結果、200mgの共重合体を得た。
例 12 N,N−ジ(メチル)チオアセトアミドをリチウムジイ
ソプロピルアミドと反応させ、その後得られたリチオ−
N,N−ジメチルチオアセトアミドをジフェニルクロロホ
スフィンと反応させてジフェニルホスフィノ−N,N−ジ
(メチル)チオアセトアミドを製造した。
ソプロピルアミドと反応させ、その後得られたリチオ−
N,N−ジメチルチオアセトアミドをジフェニルクロロホ
スフィンと反応させてジフェニルホスフィノ−N,N−ジ
(メチル)チオアセトアミドを製造した。
トリフェニルホスフィンの代わりにジフェニルホスフ
ィノ−N,N−ジメチルチオアセトアミド0.1mmolを触媒溶
液に含む以外は実質的に例1の共重合体の場合と同じ方
法で、一酸化炭素/エテン共重合体を製造した。
ィノ−N,N−ジメチルチオアセトアミド0.1mmolを触媒溶
液に含む以外は実質的に例1の共重合体の場合と同じ方
法で、一酸化炭素/エテン共重合体を製造した。
その結果、100mgの共重合体を得た。
例1〜12のうち、例2〜11は本発明に従った実施例で
ある。例2及び例8〜11では、一般式(C6H5)2M1−(C
H2)3−M2R3で表わされる新規化合物の製造について説
明している。また例2〜11においては、成分(c)とし
てこれらの新規化合物を含有する触媒組成物を用いて、
一酸化炭素/エテン共重合体を製造している。例1及び
例12は、比較のために本明細書に記載した。触媒成分で
あるトリフェニルホスフィンのフェニル基の1つが−RM
2R3基で置換された場合に得られる重合活性の増大は、
例2〜9及び11の結果と例1の結果を比較すると明らか
である。例12は、成分(c)としてトリフェニルホスフ
ィンを含有する触媒組成物の重合活性はフェニル基の1
つをある種の窒素含有基で置換することによっても改良
し得るという詳細な説明の最初の部分で述べた知見の実
例である。例12においては、この基は−CH2(C=S)
N(CH3)2基であった。
ある。例2及び例8〜11では、一般式(C6H5)2M1−(C
H2)3−M2R3で表わされる新規化合物の製造について説
明している。また例2〜11においては、成分(c)とし
てこれらの新規化合物を含有する触媒組成物を用いて、
一酸化炭素/エテン共重合体を製造している。例1及び
例12は、比較のために本明細書に記載した。触媒成分で
あるトリフェニルホスフィンのフェニル基の1つが−RM
2R3基で置換された場合に得られる重合活性の増大は、
例2〜9及び11の結果と例1の結果を比較すると明らか
である。例12は、成分(c)としてトリフェニルホスフ
ィンを含有する触媒組成物の重合活性はフェニル基の1
つをある種の窒素含有基で置換することによっても改良
し得るという詳細な説明の最初の部分で述べた知見の実
例である。例12においては、この基は−CH2(C=S)
N(CH3)2基であった。
13C−NMR分析により、例1〜12において製造された一
酸化炭素/エテン共重合体が直鎖構造を有し、且つ−
(CO)−(C2H4)−の単位より成ることが確認された。
酸化炭素/エテン共重合体が直鎖構造を有し、且つ−
(CO)−(C2H4)−の単位より成ることが確認された。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ヨハンネス・ヤコブス・マリア・スネル オランダ国、1031・セー・エム・アムス テルダム、バトハアイスウエヒ・3 (56)参考文献 特公 昭45−9366(JP,B1) 特公 昭47−42243(JP,B1) 米国特許4687874(US,A) 国際公開80/1690(WO,A1)
Claims (13)
- 【請求項1】(a)パラジウム化合物 (b)pKaが2未満の酸の陰イオン、及び (c)一般式R1R2M1−R−M2R3(式中M1はリン又はヒ
素、M2はイオウ又はセレン、R1及びR2は同一であっても
異なってもよい任意に極性基で置換されていてもよいア
リール基、R3は任意に極性基で置換されていてもよいヒ
ドロカルビル基、並びにRは連結部分に少なくとも2個
の炭素原子を含む二価の連結基を示す)で表わされる化
合物 に基づいて成ることを特徴とする触媒組成物。 - 【請求項2】成分(a)としてカルボン酸のパラジウム
塩に基づくものであることを特徴とする特許請求の範囲
第1項記載の触媒組成物。 - 【請求項3】カルボン酸のパラジウム塩が酢酸パラジウ
ムである特許請求の範囲第2項記載の触媒組成物。 - 【請求項4】成分(b)としてスルホン酸の陰イオン又
はハロカルボン酸の陰イオンに基づくものであることを
特徴とする特許請求の範囲第1項から第3項のいずれか
1項に記載の触媒組成物。 - 【請求項5】成分(b)としてパラトルエンスルホン酸
の陰イオン又はトリフルオロ酢酸の陰イオンに基づくも
のであることを特徴とする特許請求の範囲第4項記載の
触媒組成物。 - 【請求項6】成分(b)がパラジウム1モル当たり1〜
25当量の量その中に存在することを特徴とする特許請求
の範囲第1項から第5項のいずれか1項に記載の触媒組
成物。 - 【請求項7】成分(c)として、R1及びR2が任意に極性
基で置換されていてもよいフェニル基である化合物を含
有することを特徴とする特許請求の範囲第1項から第6
項にいずれか1項に記載の触媒組成物。 - 【請求項8】成分(c)R3基が任意に極性基で置換され
ていてもよいフェニル基である化合物であることを特徴
とする特許請求の範囲第1項から第7項のいずれか1項
に記載の触媒組成物。 - 【請求項9】成分(c)としてM1がリンを表わしM2がイ
オウを表わす化合物を含有することを特徴とする特許請
求の範囲第1項から第8項のいずれか1項に記載の触媒
組成物。 - 【請求項10】成分(c)として、2価の連結基Rがそ
の連結部分に3個の炭素原子を含むものである化合物を
含有することを特徴とする特許請求の範囲第1項から第
9項のいずれか1項に記載の触媒組成物。 - 【請求項11】成分(c)がパラジウム1モル当たり0.
75〜1.5モルの量でその中に存在することを特徴とする
特許請求の範囲第1項から第10項のいずれか1項に記載
の触媒組成物。 - 【請求項12】一酸化炭素と1つ又はそれ以上のオレフ
ィン性不飽和化合物との混合物を、温度及び圧力を上げ
て、特許請求の範囲第1項から第11項のいずれか1項に
記載の触媒組成物と接触させることを特徴とするポリマ
ーの製造方法。 - 【請求項13】温度50〜100℃、圧力30〜100バール及び
重合すべき混合物中のオレフィン性不飽和化合物と一酸
化炭素とのモル比が5:1〜1:2で実施し、オレフィン性不
飽和化合物1モル当たり10-6〜10-4モルのパラジウムを
含有する量の触媒組成物を使用することを特徴とする特
許請求の範囲第12項記載の方法。
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Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NL8801365 | 1988-05-27 | ||
NL8801365 | 1988-05-27 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
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---|---|---|---|
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---|---|
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---|---|---|---|---|
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US5030712A (en) * | 1988-11-11 | 1991-07-09 | Shell Oil Company | Polymerization of CO/olefin with aryl phosphine sulfide |
CA2091413A1 (en) * | 1992-03-11 | 1993-09-12 | Anna Sommazzi | Homogeneous catalytic system and process for copolymerizing olefins with carbon monoxide |
CA2091412A1 (en) * | 1992-03-11 | 1993-09-12 | Anna Sommazzi | Catalytic system and process for copolymerizing carbon monoxide with one or more olefins |
EP0646147A1 (en) * | 1992-06-15 | 1995-04-05 | Akzo Nobel N.V. | Improved gas phase process for forming polyketones |
US5440010A (en) * | 1994-06-27 | 1995-08-08 | Akzo Nobel N.V. | Gas phase process for forming polyketones |
US5849864A (en) * | 1996-08-01 | 1998-12-15 | Ashland Chemical Company | Sulfonic acid blocked metal catalysts for amine trigger urethane reactions |
US6362309B1 (en) | 1999-04-01 | 2002-03-26 | Symyx Technologies, Inc. | Polymerization catalyst ligands, catalytic metal complexes and compositions and processes using and method of making same |
US9211212B2 (en) | 2006-04-20 | 2015-12-15 | Cerêve, Inc. | Apparatus and method for modulating sleep |
US8425583B2 (en) | 2006-04-20 | 2013-04-23 | University of Pittsburgh—of the Commonwealth System of Higher Education | Methods, devices and systems for treating insomnia by inducing frontal cerebral hypothermia |
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---|---|---|---|---|
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CH533590A (de) * | 1968-11-05 | 1973-02-15 | Toray Industries | Verfahren zur Herstellung von B-Alkenyl-a,y-dicarbonylverbindungen |
US3694412A (en) * | 1971-03-04 | 1972-09-26 | Shell Oil Co | Process for preparing interpolymers of carbon monoxide in the presence of aryl phosphine-palladium halide complex |
WO1980001691A1 (en) * | 1979-02-12 | 1980-08-21 | Exxon Research Engineering Co | Process for the preparation of aldehydes |
DE3480845D1 (de) * | 1983-04-06 | 1990-02-01 | Shell Int Research | Verfahren zur herstellung von polyketonen. |
NL8403035A (nl) * | 1984-10-05 | 1986-05-01 | Shell Int Research | Werkwijze ter bereiding van polyketonen. |
IN166314B (ja) * | 1985-08-29 | 1990-04-07 | Shell Int Research | |
US4786714A (en) * | 1985-11-29 | 1988-11-22 | Shell Oil Company | Catalytic process for polymerizing carbon monoxide and olefin(s) with nitrogen bidentate ligand |
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IE60363B1 (en) * | 1986-05-27 | 1994-07-13 | Shell Int Research | Process for the preparation of polymers |
CA1305695C (en) * | 1986-08-22 | 1992-07-28 | Eit Drent | Catalyst compositions and process for olefin/co copolymerization |
US4831114A (en) * | 1986-10-01 | 1989-05-16 | Shell Oil Company | Polymerization of carbon monoxide and olefin with acid catalyst |
US4843145A (en) * | 1986-10-06 | 1989-06-27 | Shell Oil Company | Catalytic polymerization of CO/olefin with ortho polar substituted aryl bidentate p ligand |
US4841020A (en) * | 1986-11-27 | 1989-06-20 | Shell Oil Company | Catalytic polymerization of carbon monoxide with functional substituted ethylenically unsaturated monomer |
US4806630A (en) * | 1986-12-01 | 1989-02-21 | Shell Oil Company | Catalytic polymerization of carbon monoxide and olefin, with organo nitro or organo nitrite compound additive |
US4855399A (en) * | 1987-02-26 | 1989-08-08 | Shell Oil Company | Carbon monoxide/olefin co-polymerization process with phosphino substituted sulfonic acid catalyst |
CA1333619C (en) * | 1987-06-24 | 1994-12-20 | Johannes Adrianus Van Doorn | Catalyst compositions |
US4822871A (en) * | 1987-12-18 | 1989-04-18 | Shell Oil Company | Polymerization process |
-
1989
- 1989-05-12 US US07/350,828 patent/US4948870A/en not_active Expired - Fee Related
- 1989-05-19 DE DE89201284T patent/DE68908270T2/de not_active Expired - Fee Related
- 1989-05-19 EP EP89201284A patent/EP0343734B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-05-25 JP JP1132538A patent/JP2752155B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1989-05-25 AU AU35191/89A patent/AU609991B2/en not_active Ceased
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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Publication number | Publication date |
---|---|
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EP0343734A1 (en) | 1989-11-29 |
AU609991B2 (en) | 1991-05-09 |
AU3519189A (en) | 1989-11-30 |
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DE68908270D1 (de) | 1993-09-16 |
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