JP2751055B2 - 車輛用パーキング装置 - Google Patents

車輛用パーキング装置

Info

Publication number
JP2751055B2
JP2751055B2 JP3267315A JP26731591A JP2751055B2 JP 2751055 B2 JP2751055 B2 JP 2751055B2 JP 3267315 A JP3267315 A JP 3267315A JP 26731591 A JP26731591 A JP 26731591A JP 2751055 B2 JP2751055 B2 JP 2751055B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
parking
piston
shaft
clevis
output shaft
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP3267315A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0577699A (ja
Inventor
冨士男 籾山
興平 秋山
順一 加藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Jidosha Kogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hino Jidosha Kogyo KK filed Critical Hino Jidosha Kogyo KK
Priority to JP3267315A priority Critical patent/JP2751055B2/ja
Publication of JPH0577699A publication Critical patent/JPH0577699A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP2751055B2 publication Critical patent/JP2751055B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
    • F16H63/34Locking or disabling mechanisms
    • F16H63/3416Parking lock mechanisms or brakes in the transmission
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/02Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
    • F16H63/30Constructional features of the final output mechanisms
    • F16H63/34Locking or disabling mechanisms
    • F16H63/3416Parking lock mechanisms or brakes in the transmission
    • F16H63/3483Parking lock mechanisms or brakes in the transmission with hydraulic actuating means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H63/00Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
    • F16H63/40Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism comprising signals other than signals for actuating the final output mechanisms
    • F16H63/48Signals to a parking brake or parking lock; Control of parking locks or brakes being part of the transmission

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Arrangement Or Mounting Of Control Devices For Change-Speed Gearing (AREA)
  • Braking Elements And Transmission Devices (AREA)
  • Gear-Shifting Mechanisms (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車輛用パーキング装置
に係り、特に出力軸、即ちトランスミッションのアウト
プットシャフト又はプロペラシャフトが回転している車
輛の走行時には、パーキングポールの作動を阻止してP
レンジ(パーキングレンジ)にチェンジレバーをセット
できないようにし、車輛が停止しているときのみパーキ
ングポールとパーキングギヤとを係合させてPレンジに
チェンジレバーをセットできるようにした安全性の高い
車輛用パーキング装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オートマチックトランスミッショ
ンを採用したバス、トラック等の大型車輛においては、
強度上の問題から、チェンジレバーがセットされる1ポ
ジションであるパーキングレンジ、いわゆるPレンジを
設けることが難しく、従って従来のこの種の車輛にはパ
ーキングレンジは設けられていないのが普通であり、駐
車時にはチェンジレバーをニュートラル位置にセットし
て、パーキングブレーキをかける方法が採られていた。
【0003】また近年、強度の強い素材が開発されてこ
の種の大型車輛にもパーキングレンジが設けられるよう
になって来たが、該車輛用パーキング装置は、出力軸に
固定されたパーキングギヤにパーキングポールを係合さ
せて出力軸の回転を阻止するものであり、パーキングポ
ールの作動は、作動軸に嵌合する筒状カムを作動させて
行っていた。
【0004】しかし、該従来の車輛用パーキング装置で
は、作動軸の作動をプッシュプルケーブル等を介して手
動で行っていたので、操作力が重く、操作性が劣るとい
う欠点があった。
【0005】またこの欠点を解決するために作動軸を油
圧装置により作動させるものも提案されているが、作動
軸の操作力は軽減されているものの、該操作は、車輛の
状態をチェックして行うものではなく、任意のときにい
つでも作動させることができてしまう構造であったた
め、もし運転者の不注意により、万一車輛の走行中にチ
ェンジレバーをパーキングレンジにセットすると、回転
中の出力軸に固定されたパーキングギヤにパーキングポ
ールが強制的に係合することになるため、パーキング装
置が破壊されるおそれがあった。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は,上記した従
来技術の不具合を除くためになされたものであって、そ
の目的とするところは、作動軸と一体的に形成されたピ
ストンが収容され該ピストンの両側の前室及び後室を連
通させる連通孔が該ピストンに形成された流体圧シリン
と、該流体圧シリンダに供給する圧力流体の圧力を
ェンジレバーの操作によりピストンの連通孔を開閉する
ことにより制御する流体圧制御装置とを備えることによ
り、作動軸の操作力を軽減させて運転性能を向上させ快
適な運転ができるようにすることである。また他の目的
は、出力軸の回転の有無を検出する回転センサと該回転
センサからの回転検出信号に応答してチェンジレバーの
作動軌跡上に阻止部材を突出させて該チェンジレバーの
Pレンジへの操作を阻止すると共に流体圧制御装置によ
るピストンの連通孔の閉操作を防止するシフトロック装
置とを備えることにより、車輛の走行時にはパーキング
ポールの作動を阻止してPレンジにチェンジレバーをセ
ットできないようにすることであり、またこれによって
誤操作によるパーキング装置の破壊を防止することであ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】要するに本発明は、出力
軸に固定されたパーキングギヤと、ケーシングに回動自
在に配設され前記パーキングギヤと係合して前記出力軸
の回転を防止するパーキングポールと、作動軸に摺動自
在に嵌合し弾性部材によって前記パーキングポールを前
記パーキングギヤと係合する方向に回動させる筒状カム
とを備えた車輛用パーキング装置において、前記作動軸
を前記パーキングギヤと前記パーキングポールとの係合
を解除する方向に作動させるように該作動軸と一体的に
形成されると共に両側の前室及び後室を連通させる連通
孔が形成されたピストンと、前記ケーシングに一体的に
形成されて前記ピストンが摺動自在に収容され前記後室
に連通する圧縮流体の供給通路と前記前室に連通する前
記圧力流体の排出通路とが形成された流体圧シリンダ
と、前記ピストンの前記後室側において限定された範囲
で前記作動軸に摺動自在に嵌挿され前端に前記ピストン
の前記連通孔を開閉するシールリングが取り付けられ後
端にチェンジレバーに連結されたプッシュプルケーブル
が連結されたクレビスが固定されたスリーブと該クレビ
スの内部に収容され該クレビスと前記作動軸とを常に離
間させるように押圧付勢する圧縮ばねとからなり前記
体圧シリンダに供給される圧力流体の圧力をチェンジレ
バーの操作により前記プッシュプルケーブルを動かして
前記クレビスを介して前記スリーブを前記作動軸に対し
て摺動させて前記ピストンの前記連通孔を開閉すること
により該ピストンに作用する前記圧力流体の圧力を制御
する流体圧制御装置と、前記出力軸の回転の有無を検出
して信号を送出する回転センサと、前記出力軸が回転し
ていないとき前記回転センサからの信号に応答して前記
チェンジレバーのパーキングレンジへの作動を可能とし
て前記プッシュプルケーブルを牽引して前記作動軸を後
退させて前記筒状カムを前記パーキングポールに係合さ
せることでパーキングブレーキを作動させかつ前記出力
軸が回転しているとき前記回転センサからの信号に応答
して前記チェンジレバーの作動軸軌跡上に阻止部材を突
出させて該チェンジレバーの前記パーキングレンジへの
操作を阻止することで前記プッシュプルケーブル及び前
記スリーブの動きを阻止することにより前記作動軸の後
退を阻止して前記筒状カムの前記パーキングポールへの
係合を阻止して前記パー キングブレーキの作動を防止す
シフトロック装置とを備えたことを特徴とするもので
ある。
【0008】
【実施例】以下本発明を図面に示す実施例に基いて説明
する。図1から図3において、本発明に係る車輛用パー
キング装置1は、パーキングギヤ2と、パーキングポー
ル3と、筒状カム4と、流体圧シリンダ5と、流体圧制
御装置6と、回転センサ8と、シフトロック装置9とを
備えている。
【0009】パーキングギヤ2は、車輛の走行を阻止す
るためのものであって、外周にギヤ状の歯形2aが複数
形成されており、トランスミッション10の出力軸11
に固定され、出力軸11と共に回転するようになってい
る。
【0010】パーキングポール3は、パーキングギヤ2
の歯形2aと噛合してパーキングギヤ2の回転を阻止す
るためのものであって、一端3aがケーシング12に固
定された支持軸13に回動自在に嵌合し、他端は筒状カ
ム4と接触して支持軸13を中心としてパーキングポー
ル3を揺動させるようにカム部3bが形成されている。
また略中央部にはパーキングギヤ2の歯形2aに対応し
て噛合する形状の爪3cが形成されている。支持軸13
にはねじりコイルばね14が装着されパーキングポール
3を常にパーキングギヤ2から離脱させる方向に押圧付
勢している。
【0011】筒状カム4は、パーキングポール3をコイ
ルばね14の付勢力に抗してパーキングギヤ2に接近さ
せる方向に作動させるためのもので、パーキングポール
3のカム部3bと共同してパーキングポール3をパーキ
ングギヤ2に接近させる方向に回動させるカム面4aが
形成され、ケーシング12に摺動自在に配設された作動
軸15に摺動自在に嵌合し、圧縮ばね16によって図中
右方向に常に押圧付勢されている。作動軸15には、ス
トッパ18が固定されており、圧縮ばね16によって図
中右方向に押圧される筒状カム4のそれ以上の移動を阻
止するようになっている。
【0012】流体圧シリンダ5は、作動軸15を圧縮流
体の圧力により駆動するためのものであって、ケーシン
グ12に設けられたシリンダ12aと作動軸15上に一
体的に形成されたピストン15aとから構成され、該ピ
ストン15aはOリング19によって圧縮流体の漏れが
防止されてシリンダ12a中に摺動自在に嵌挿してい
る。また、ケーシング12には、ピストン15aによっ
て区画されるシリンダ12aの後室12bに連通する圧
縮流体の供給通路12cと、前室12dとリザーブタン
ク(図示せず)と連通する圧縮流体の排出通路12eと
が設けられている。更にピストン15aには、シリンダ
12aの後室12bと前室12dとを連通させる連通孔
15bがあけられている。
【0013】流体圧制御装置6は、流体圧シリンダ5に
供給される圧縮流体の圧力を制御するためのものであっ
て、シリンダ12aの後室12b側の作動軸15にはス
リーブ20が軸線方向に摺動自在に嵌挿され、該スリー
ブ20の前端20aにはピストン15aの連通孔15b
を開閉するシールリング21が取り付けられている。作
動軸15の端部には、軸線方向に長い長穴15cがあけ
られていて、該長穴15cにピン22を挿通させてクレ
ビス23が連結され、該クレビス23と作動軸15の軸
端15dとの間には圧縮ばね27が装着されており、ク
レビス23と作動軸15とを常に離間させるように押圧
付勢している。クレビス23はプッシュプルケーブル2
6によって自動変速機24のチェンジレバー25と連結
され、該チェンジレバー25によって作動軸15を操作
できるようになっている。
【0014】回転センサ8は、出力軸11の回転の有無
を検出するためのものであって、出力軸11に近接して
配設された例えば磁気検出装置であり、出力軸11が回
転しているとき、これを検出して電気ケーブル28を介
してシフトロック装置9に信号を送出するようになって
いる。
【0015】シフトロック装置9は、チェンジレバー2
5の作動を阻止するためのものであって、回転センサ8
からの信号を受信して所定の手順に従って演算処理し指
令信号を電気ケーブル29を介して送出するコンピュー
タ30と、作動したときにチェンジレバー25の作動軌
跡上に阻止部材(図示せず)を突出させてチェンジレバ
ー25のPレンジへの操作を防止する如く構成された電
磁ソレノイドを含む阻止機構(図示せず)とから構成さ
れている。
【0016】本発明は、上記のように構成されており、
図3から図7をも参照して、以下その作用について説明
する。図3に示すチェンジレバー25がPレンジにセッ
トされたパーキング状態においては、チェンジレバー2
5に連結されているプッシュプルケーブル26によって
作動軸15が図中右方向に移動しているので、筒状カム
4は、圧縮ばね16によって図中右方向に押圧付勢さ
れ、作動軸15上を摺動してカム面4aがパーキングポ
ール3のカム部3bに当接してパーキングポール3をね
じりコイルばね14の力に抗して時計方向に回転させ、
爪3cをパーキングギヤ2の歯形2aに噛合させて出力
軸11の回転を阻止してパーキング作用を行う。
【0017】このとき、ピストン15aは、プッシュプ
ルケーブル26、クレビス23、長穴15cに挿通され
たピン22を介して図中右方向に移動させられ、シリン
ダ12aの後退端に移動し、またスリーブ20も後退端
に位置してシールリング21はピストン15aから離間
し、連通孔15bを開口させている。これにより圧縮流
体の供給通路12cから後室12bに供給される圧縮流
体は、連通孔15bを通過して前室12dに入り、更に
排出通路12eからリザーブタンクに排出される。従っ
て、ピストン15aには圧縮流体による力は作用せず、
パーキング状態を保持している。
【0018】パーキング状態からパーキングを解除する
場合には、図4及び図5をも参照して、チェンジレバー
25をパーキング解除位置に移動させると、プッシュプ
ルケーブル26がクレビス23を矢印A方向に前進させ
るが、クレビス23はピン22が長穴15c内で遊動す
るストローク分だけ圧縮ばね27を圧縮しながらスリー
ブ20を作動軸15に対して相対移動させるので、シー
ルリング21がピストン15aに当接し、連通孔15b
を閉鎖する。これにより、供給通路12cから後室12
bに供給される(矢印B方向)圧縮流体の排出が遮断さ
れるので、後室12b内の圧力が上昇し、ピストン15
aを矢印C方向に移動させる。このとき、前室12d内
にある圧縮流体は排出通路12eから矢印D方向にリザ
ーブタンクに排出される。
【0019】ピストン15aと一体的に形成された作動
軸15は、矢印C方向に移動するので、ストッパ18が
圧縮ばね16を圧縮しながら筒状カム4を矢印C方向に
移動させる。該移動によって筒状カム4は、パーキング
ポール3から離脱し、パーキングポール3は、ねじりコ
イルばね14の作用により矢印E方向に回動して爪3c
がパーキングギヤ2の歯形2aから離脱して噛合が解除
され、パーキングが解除される。
【0020】車輛の走行時には、図6を参照して、圧縮
されていた圧縮ばね27が伸張することによりクレビス
23を長穴15c内でピン22が遊動するストローク分
だけ図中右方向に移動させるので、スリーブ20もこれ
に伴なって移動し、シールリング21がピストン15a
から離脱して連通孔15bを開放する。これにより供給
通路12cから後室12bに供給される圧縮流体は、連
通孔15bを通過して前室12dに入り、更に排出通路
12eからリザーブタンクに排出されてピストン15a
に圧縮流体による力が作用することはなく、パーキング
ポール3はパーキングギヤ2から離脱したままとなり、
パーキング解除状態が保持され、車輛は走行することが
できる。
【0021】次に、図7を参照して、パーキング解除状
態からパーキング状態にするには、チェンジレバー25
をPレンジにセットすると、該チェンジレバー25に連
結されているプッシュプルケーブル26によってクレビ
ス23が矢印F方向に牽引され、該牽引力はピン22を
介して作動軸15に伝達されて作動軸15を矢印F方向
に移動させる。これにより、筒状カム4は圧縮ばね16
によって図中右方向に押圧付勢され、作動軸15上を摺
動してカム面4aがパーキングポール3のカム部3bに
当接してパーキングポール3をねじりコイルばね14の
力に抗して時計方向(矢印G方向)に回転させ、爪3c
をパーキングギヤ2の歯形2aに噛合させて出力軸11
の回転を阻止してパーキング状態とする。
【0022】またこのとき、ピストン15aは、プッシ
ュプルケーブル26、クレビス23、長穴15cに挿通
されたピン22を介して図中右方向に移動させられ、シ
リンダ12aの後退端に移動し、またスリーブ20も後
退端に位置しているので、シールリング21はピストン
15aから離間し、連通孔15bを開放している。これ
により供給通路12cから後室12bに供給される圧縮
流体は、連通孔15bを通過して前室12dに入り、更
に排出通路12eからリザーブタンクに排出されてピス
トン15aには圧縮流体による力は作用せず、パーキン
グ状態が保持される。
【0023】パーキング装置1は、上記した如く作用し
てパーキング状態とパーキング解除状態が切り換えられ
る。次に、図1を参照して、本発明の主要部をなすシフ
トロック装置9の作用を説明すると、車輛が走行してい
て出力軸11が回転しているときには、回転センサ8が
出力軸11の回転を検出して回転検出信号をコンピュー
タ30に伝達する。コンピュータ30は、該信号を受信
して所定の手順に従って演算処理した後、電磁ソレノイ
ド操作指令信号を電気ケーブル29を介して送出して電
磁ソレノイド(図示せず)を作動させてチェンジレバー
阻止機構の阻止部材をチェンジレバー25の作動軌跡上
に突出させてチェンジレバーをロックし、車輛走行時の
パーキング装置1の作動を不能にし、車輛が停止して出
力軸11が回転していないときにのみ、パーキング装置
1の作動を可能として該パーキング装置の破損が防止さ
れる。
【0024】
【発明の効果】本発明は、上記のように作動軸と一体的
に形成されたピストンが収容され該ピストンの両側の前
室及び後室を連通させる連通孔が該ピストンに形成され
流体圧シリンダと、該流体圧シリンダに供給する圧力
流体の圧力をチェンジレバーの操作によりピストンの連
通孔を開閉することにより制御する流体圧制御装置とを
備えたので、作動軸の操作力を軽減させて運転性能を向
上させ快適な運転ができるようにすることができる効果
がある。また出力軸の回転の有無を検出する回転センサ
と該回転センサからの回転検出信号に応答してチェンジ
レバーの作動軌跡上に阻止部材を突出させて該チェンジ
レバーのPレンジへの操作を阻止すると共に流体圧制御
装置によるピストンの連通孔の閉操作を防止するシフト
ロック装置とを備えたので、車輛の走行時にはパーキン
グポールの作動を阻止してPレンジにチェンジレバーを
セットできないようにすることが可能となり、またこの
結果誤操作によるパーキング装置の破壊を防止すること
ができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1はトランスミッションの一部に装着された
パーキング装置の、部分斜視図を含む要部縦断面図であ
る。
【図2】パーキング装置の全体縦断面図である。
【図3】パーキング装置のパーキング状態を示す要部縦
断面図である。
【図4】パーキング装置のパーキング解除作動の初期の
状態を示す要部縦断面図である。
【図5】パーキング装置のパーキング解除作動の後期の
状態を示す要部縦断面図である。
【図6】パーキング装置のパーキング解除状態の状態を
示す要部縦断面図である。
【図7】パーキング装置のパーキング状態への作動の状
態を示す要部縦断面図である。
【符号の説明】
1 車輛用パーキング装置 2 パーキングギヤ 3 パーキングポール 4 筒状カム 5 流体圧シリンダ 6 流体圧制御装置 8 回転センサ 9 シフトロック装置 11 出力軸 12 ケーシング 12b 後室12c 供給通路 12d 前室12e 排出通路 15 作動軸 15a ピストン 15b 連通孔 16 弾性部材20 スリーブ 21 シールリング 23 クレビス 25 チェンジレバー27 圧縮ばね

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 出力軸に固定されたパーキングギヤと、
    ケーシングに回動自在に配設され前記パーキングギヤと
    係合して前記出力軸の回転を防止するパーキングポール
    と、作動軸に摺動自在に嵌合し弾性部材によって前記パ
    ーキングポールを前記パーキングギヤと係合する方向に
    回動させる筒状カムとを備えた車輛用パーキング装置に
    おいて、前記作動軸を前記パーキングギヤと前記パーキ
    ングポールとの係合を解除する方向に作動させるように
    作動軸と一体的に形成されると共に両側の前室及び後
    室を連通させる連通孔が形成されたピストンと、前記ケ
    ーシングに一体的に形成されて前記ピストンが摺動自在
    に収容され前記後室に連通する圧縮流体の供給通路と前
    記前室に連通する前記圧力流体の排出通路とが形成され
    た流体圧シリンダと、前記ピストンの前記後室側におい
    て限定された範囲で前記作動軸に摺動自在に嵌挿され前
    端に前記ピストンの前記連通孔を開閉するシールリング
    が取り付けられ後端にチェンジレバーに連結されたプッ
    シュプルケーブルが連結されたクレビスが固定されたス
    リーブと該クレビスの内部に収容され該クレビスと前記
    作動軸とを常に離間させるように押圧付勢する圧縮ばね
    とからなり前記流体圧シリンダに供給される圧力流体の
    圧力をチェンジレバーの操作により前記プッシュプルケ
    ーブルを動かして前記クレビスを介して前記スリーブを
    前記作動軸に対して摺動させて前記ピストンの前記連通
    孔を開閉することにより該ピストンに作用する前記圧力
    流体の圧力を制御する流体圧制御装置と、前記出力軸の
    回転の有無を検出して信号を送出する回転センサと、
    記出力軸が回転していないとき前記回転センサからの信
    号に応答して前記チェンジレバーのパーキングレンジへ
    の作動を可能として前記プッシュプルケーブルを牽引し
    て前記作動軸を後退させて前記筒状カムを前記パーキン
    グポールに係合させることでパーキングブレーキを作動
    させかつ前記出力軸が回転しているとき前記回転センサ
    からの信号に応答して前記チェンジレバーの作動軸軌跡
    上に阻止部材を突出させて該チェンジレバーの前記パー
    キングレンジへの操作を阻止することで前記プッシュプ
    ルケーブル及び前記スリーブの動きを阻止することによ
    り前記作動軸の後退を阻止して前記筒状カムの前記パー
    キングポールへの係合を阻止して前記パーキングブレー
    キの作動を防止するシフトロック装置とを備えたことを
    特徴とする車輛用パーキング装置。
JP3267315A 1991-09-17 1991-09-17 車輛用パーキング装置 Expired - Fee Related JP2751055B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3267315A JP2751055B2 (ja) 1991-09-17 1991-09-17 車輛用パーキング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP3267315A JP2751055B2 (ja) 1991-09-17 1991-09-17 車輛用パーキング装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0577699A JPH0577699A (ja) 1993-03-30
JP2751055B2 true JP2751055B2 (ja) 1998-05-18

Family

ID=17443114

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP3267315A Expired - Fee Related JP2751055B2 (ja) 1991-09-17 1991-09-17 車輛用パーキング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2751055B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3736870B2 (ja) * 1995-02-20 2006-01-18 本田技研工業株式会社 車両用パーキング装置
JP4612929B2 (ja) * 2000-04-12 2011-01-12 本田技研工業株式会社 車両のパーキング機構
KR100911528B1 (ko) * 2007-12-17 2009-08-10 현대자동차주식회사 자동변속기용 파킹시스템
DE102009023498B4 (de) 2009-06-02 2016-09-22 Gkn Driveline International Gmbh Parksperre für ein Kraftfahrzeug und Verfahren zum Betätigen einer Parksperre
CN102022194B (zh) * 2010-12-29 2013-01-30 龙口龙泵燃油喷射有限公司 机械调速器的停车机构
DE102013222843A1 (de) * 2013-11-11 2015-05-13 Schaeffler Technologies Gmbh & Co. Kg Parksperrenvorrichtung für ein Kraftfahrzeuggetriebe sowie Kraftfahrzeuggetriebe

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5992224A (ja) * 1982-11-18 1984-05-28 Kyokuto Kaihatsu Kogyo Co Ltd タンクロ−リにおける底弁開閉装置
JPS62122467A (ja) * 1985-11-22 1987-06-03 Ricoh Kiyouiku Kiki Kk 電子ラツシユ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0577699A (ja) 1993-03-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7650978B2 (en) Actuator device for actuating a locking mechanism
US7188710B2 (en) Hydraulic brake actuator comprising electrically actuable lock for park brake
US4610338A (en) Brake device for controlling brake operation on inclines
US4090739A (en) Vehicle anti-skid brake system including restricted by-pass flow passage
JP2003200820A (ja) 車輛のブレーキシステム
US5029950A (en) Anti-lock braking and traction control system
JP2751055B2 (ja) 車輛用パーキング装置
US6309029B1 (en) Vehicle braking device
US4925252A (en) Automobile brake system
EP1108921B1 (en) Locking apparatus for change lever of vehicle
JPH03501376A (ja) 液圧カップリング装署及びこれを有するブレーキシステム
JPS6132185B2 (ja)
US5988333A (en) Brake fluid blocking vehicle theft prevention system
JP2007132394A (ja) 車両用ブレーキ装置
US4809508A (en) Clutch-disengaging hydraulic actuators preventing wheel slip
JP3804240B2 (ja) クラッチ倍力装置
JP2002211370A (ja) トレーラの誤発進防止システム
JP3547176B2 (ja) 車両用停止維持装置
EP0250692B1 (en) Bi-fluidic brake actuator for a vehicule braking circuit
KR100224395B1 (ko) 자동차용 브레이크의 라이닝슈우 자동리턴장치
JPS59100039A (ja) 自動車の制動装置
KR20080012465A (ko) 전자식 주차 브레이크 시스템
KR100383933B1 (ko) 자동차의 제동장치
JP2007132392A (ja) 車両用ブレーキ装置
KR100398261B1 (ko) 자동차의 파킹브레이크 시스템

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080227

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090227

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees