JP2749563B2 - 接続シール部材 - Google Patents

接続シール部材

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JP2749563B2
JP2749563B2 JP16496396A JP16496396A JP2749563B2 JP 2749563 B2 JP2749563 B2 JP 2749563B2 JP 16496396 A JP16496396 A JP 16496396A JP 16496396 A JP16496396 A JP 16496396A JP 2749563 B2 JP2749563 B2 JP 2749563B2
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浩一 山田
貴光 馬路
宏純 清水
次郎 越島
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、簡易水洗にも本水
洗にも対応できる便器で、簡易水洗から本水洗に切り替
えるために排出口にトラップ部材を接続するとき排出口
とトラップ部材との間に介装して接続部をシールする接
続シール部材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、簡易水洗用と本水洗用とを兼用す
ることができる便器として実公平6−34455号公報
に開示されるものがある。これは便器のボウルの底部の
排出口に連結する部材を変えることで簡易水洗用と本水
洗用とに切り替えることができるようになっている。つ
まり、排出口に弁ユニットを連結することで簡易水洗用
として用いることができ、排出口にトラップ部材を連結
することで本水洗用として用いることができるようにな
っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】簡易水洗から本水洗に
切り替えるとき、弁ユニットを外してトラップ部材が排
出口に接続されるが、この場合、排出口とトラップ部材
との間のシールは簡単且つ確実に行わなければならな
い。ところで、便器などの陶器面のあるものとの間のシ
ールを行うシール部材としてよくブチルゴム単体が使用
されるが、ブチルゴム単体では軟らかくて形が崩れやす
いために現場作業を行いにくいという問題がある。
【0004】本発明は叙述の点に鑑みてなされたもので
あって、簡易水洗から本水洗に切り替えるためにトラッ
プ部材を取り付けるとき、排出口とトラップ部材との間
のシール施工が簡単且つ確実にできるようにすることを
課題とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の接続シール部材Aは、環状の芯材A1 と芯材A
1 の両面に一体に積層した表面層A2 とからなり、芯材
1 は圧縮可能で形崩れしない材料で形成されると共
に、表面層A2 は軟らかさと接着性を備えた材料にて形
成されたことを特徴とする。接続シール部材Aは圧縮可
能で形崩れしない材料で形成された芯材A1 を有するこ
とにより、接続シール部材Aを取り扱うときに形崩れし
なく施工しやすくなり、しかも芯材A1 があっても芯材
1 が圧縮可能であることと、表面層A2 が軟らかさと
接着性を備えた材料で形成されていることで接続シール
部材Aで確実にシールできる。
【0006】また表面層A2 の表面には離型紙Bが貼着
されていることを特徴とすることも好ましい。この場
合、表面層A2 に接着性があっても施工するまでは離型
紙Bで被覆されているために取り扱いが容易にでき、し
かも離型紙Bを剥がして簡単に接着できる。さらに芯材
1 はゴムや合成樹脂の独立発泡体であることを特徴と
することも好ましい。
【0007】
【発明の実施の形態】図2、図3は簡易水洗用として便
器1を用いる場合を示す。便器1にはボウル3が設けら
れており、ボウル3の底部の中央には排出口10が設け
られている。ボウル3の上端にはボウル3の上端の周方
向の全周に亙るようにリム部11が一体に設けられてい
る。リム部11の下方の位置でボウル3の上部の内周に
全周に亙るように通水段部14を設けてある。ボウル3
の後部でリム部11内には給水部15を設けてあり、便
器1の後部の内部に設けた便器通水路9と給水部15と
が連通開口16にて連通している。給水部15の下部に
は通水段部14に臨むように下開口部17を設けてあ
る。給水部15の前方には前壁18を設けてあり、前壁
18の下端から後方に向けて突出するように返し部19
を突設してある。便器1の後部の上面にはロータンクの
ような給水タンク2を載設してあり、給水タンク2の底
部には洗浄水の排水口20を設けてあり、この排水口2
0に対応するように便器1の上面には便器通水路9と連
通する連通開口21を設けてある。
【0008】本例は簡易水洗用のために便器1内の後部
に給水管4を配設してある。給水管4は便器通水路9に
挿通してあり、給水管4の一端側を連通開口21を介し
て排水口20に連通させてある。給水管4の他端側には
ノズル6を設けてあり、ノズル6の先端部は連通開口1
6を介して給水部15内に臨ませてあり、ノズル6の先
端には下方に向けて開口する噴射孔を設けてある。また
ボウル3の排出口10の下方には弁22を有する弁ユニ
ット23が装着してある。弁ユニット23の弁22はワ
イヤー24を介して給水タンク2に取り付けられたレバ
ー25に接続されており、レバー25を回転させること
により、弁22が軸26を中心に回転し、レバー25の
操作で排出口10を閉じたり開いたりすることができる
ようになっている。一方、給水タンク2内の底部にはダ
グラスバルブ27が取り付けられており、鎖28を介し
てレバー25に取り付けられたフロート弁29の開閉に
より排水口20から排水できるようになっている。な
お、フロート弁29には重りが設けられており、簡易水
洗用のときと本水洗用のときとで重りを変えるようにな
っている。つまり、簡易水洗用のときはフロート弁29
を開く時間を短くして洗浄水の供給量を少なくし、本水
洗用のときはフロート弁29が開く時間を長くして洗浄
水の供給量を多くしている。また給水タンク2にはボー
ルタップ弁30を介して過剰に供給された水を給水タン
ク2外に排出する水抜き栓31や水抜きパイプ32が設
けられている。
【0009】しかして洗浄時にはレバー25を回転させ
ることにより、フロート弁29が開き、給水タンク2の
洗浄水が排水口20を介して給水管4に送り込まれ、給
水部15の下開口部17から洗浄水としてボウル3に吐
出される。これと同時に弁22も開き、排出口10から
ボウル3内の汚物及び洗浄水等が便器1外に排出され
る。簡易水洗用のときにはノズル6の噴射孔から下開口
部17を介して通水段部14に吐出され、洗浄水が通水
段部14に沿って流れて全周の通水段部14からボウル
3の内面に沿って洗浄水が流下させられてボウル3内が
洗浄される。これにより少ない洗浄水量でボウル3内が
効果的に洗浄される。なお、図3中の矢印は簡易水洗用
の洗浄時の洗浄水の流れを示す。
【0010】図4、図5は本水洗用として便器1を用い
る場合を示す。この場合、図2や図3の簡易水洗用の使
用状態から弁ユニット23、ワイヤー24及び洗浄管4
やノズル6を取り除き、トラップ部材33を排出口10
に連結する。トラップ部材33は内部が空洞で、ボウル
3と相俟ってボウル3の底部に水を溜めてトラップの機
能を果たす。排出口10とトラップ部材33との間のシ
ールを行う環状の接続シール部材Aは環状の芯材A1
両面に表面層A2 を積層して形成されている。芯材A1
は圧縮可能で形崩れしない材料にて形成されるもので、
独立発泡のスポンジのようなもので形成されている。具
体的には例えばEPTゴムの独立発泡体にて形成されて
いる。表面層A2 は軟らかさと接着性を備えた材料にて
形成されており、例えばブチルゴムにて形成されてい
る。また接続シール部材Aの表面層A2 の表面には離型
紙Bを積層してある。排出口10にトラップ部材33を
接続する場合、離型紙Bを剥がして排出口10とトラッ
プ部材33との間に接続シール部材Aを介在して排出口
10とトラップ部材33とを接合する。このように接続
シール部材Aを介して排出口10とトラップ部材33と
を接合することにより簡単且つ確実にシールすることが
できる。また給水ンク2の排水口20と連通開口21と
は接続部材34を介して水密的に接続される。
【0011】しかして洗浄時にはレバー25を回転させ
ることにより、フロート弁29が開き、給水タンク2の
洗浄水が排水口20、連通開口21を介して便器通水路
9に送られ、便器通水路9から連通開口16を介して給
水部15に給水され、給水部15の下開口部17から洗
浄水がボウル3内に吐出され、多量の洗浄水にてボウル
3内が奇麗に洗浄される。ボウル3内の汚物及び洗浄水
はトラップ部材33を通り便器1外に排出される。な
お、図5中の矢印は本水洗用の洗浄時の洗浄水の流れを
示す。
【0012】
【発明の効果】本発明の接続シール部材は、環状の芯材
と芯材の両面に一体に積層した表面層とからなり、芯材
は圧縮可能で形崩れしない材料で形成されると共に、表
面層は軟らかさと接着性を備えた材料にて形成されたも
のであって、接続シール部材は圧縮可能で形崩れしない
材料で形成された芯材を有することにより、接続シール
部材を取り扱うときに形崩れしなく施工しやすくなるも
のであり、しかも芯材があっても芯材が圧縮可能である
ことと、表面層が軟らかさと接着性を備えた材料で形成
されていることで接続シール部材で排出口とトラップ部
材との間を確実にシールできるものである。
【0013】また本発明の請求項2の接続シール部材
は、表面層の表面に離型紙が貼着されているので、表面
層に接着性があっても施工するまでは離型紙で被覆され
ているために取り扱いが容易にでき、しかも離型紙を剥
がして簡単に接着できるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の接続シール部材を示し、
(a)は平面図、(b)は断面図である。
【図2】本発明の便器を簡易水洗用の仕様とした状態の
一部切欠斜視図である。
【図3】(a)は同上の一部切欠平面図、(b)は同上
の正面から見た断面図である。
【図4】本発明の便器を本水洗用の仕様にした状態の一
部切欠斜視図である。
【図5】同上の正面から見た断面図である。
【符号の説明】
A 接続シール部材 A1 芯材 A2 表面層 B 離型紙 1 便器 3 ボウル 10 排出口 33 トラップ部材
フロントページの続き (72)発明者 越島 次郎 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工 株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) E03D 11/10 E03D 5/012 E03D 11/13

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便器のボウルの排出口にトラップ部材を
    接続するときに排出口とトラップ部材との間に介装され
    る接続シール部材であって、環状の芯材と芯材の両面に
    一体に積層した表面層とからなり、芯材は圧縮可能で形
    崩れしない材料で形成されると共に、表面層は軟らかさ
    と接着性を備えた材料にて形成されたことを特徴とする
    接続シール部材。
  2. 【請求項2】 表面層の表面には離型紙が貼着されてい
    ることを特徴とする請求項1記載の接続シール部材。
  3. 【請求項3】 芯材はゴムや合成樹脂の独立発泡体であ
    ることを特徴とする請求項1記載の接続シール部材。
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JP6819022B2 (ja) * 2017-03-28 2021-01-27 Toto株式会社 水洗大便器装置
JP6889801B2 (ja) * 2018-10-19 2021-06-18 株式会社Lixil 水洗式大便器

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