JP2747667B2 - 吊り金具用耐震補助具 - Google Patents

吊り金具用耐震補助具

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JP2747667B2
JP2747667B2 JP2847796A JP2847796A JP2747667B2 JP 2747667 B2 JP2747667 B2 JP 2747667B2 JP 2847796 A JP2847796 A JP 2847796A JP 2847796 A JP2847796 A JP 2847796A JP 2747667 B2 JP2747667 B2 JP 2747667B2
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hanging
locking
seismic
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locking rod
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潔 安井
誠治 野瀬
孝 池田
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BURESUTO KOGYO KENKYUSHO KK
Nippon Densetsu Kogyo Co Ltd
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BURESUTO KOGYO KENKYUSHO KK
Nippon Densetsu Kogyo Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、形鋼に装着した吊
り金具が、地震等の振動によって形鋼から外れるのを防
止するために用いる吊り金具用耐震補助具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、H形鋼やL形鋼等を使用した造営
材に吊りボルトを下げる場合は、形鋼の水平突起部に係
止する吊り金具が使用されている。この種の吊り金具
は、形材の水平突起部を上下から挟着把持するもので、
水平突起部上面に係止し、水平突起部下面から締付ボル
トを緊締して固定するものである。そして、この吊り金
具に連結する吊りボルトにて、電気設備や空調設備等の
機器を懸吊支持するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の吊り
金具では、地震等の大きな振動があると、締付ボルトが
緩んだり、あるいは、吊り金具に対し横方向に作用する
荷重によって吊り金具自体が外れるおそれがあった。先
の阪神大震災の影響を受けた建築物の中に、このように
して締付ボルトが外れ、造営材から吊り金具が落下して
いるケースが検証されている。
【0004】また、このタイプの吊り金具は、既存の建
築物の電気設備等の懸吊支持として極めて多く使用され
ており、しかも、既設の吊り金具を交換するには、極め
て多くの時間と労力を要することから、既設の吊り金具
の耐震対策は、今後の電気設備等における耐震対策の一
環として急務な課題になっている。
【0005】そこで、本発明は、上述の課題を解消すべ
く創出されたもので、極めて簡単な装着作業によって、
既存の建築物の電気設備等に使用されている吊り金具の
耐震性能を高め、吊り金具に大きな振動や横揺れが加わ
っても吊り金具が外れるのを確実に防止し、電気設備等
における耐震対策の一環として使用できる吊金具用耐震
補助具の提供を目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述の目的を達成するた
め本発明の第1の手段によると、形鋼を使用した造営材
Pの水平突起部P1に係止する略コ字状の開口部11
と、この開口部11内の水平突起部P1を下から締め付
け固定する締付ボルト12とを有する吊り金具10に装
着する補助具であって、吊り金具10側面に係止する略
U字形状の係止杆体1と、開口部11の開口方向に延長
された係止杆体1の一対の開放端1Aに連結する固定板
体2とを有し、造営材Pにおける吊り金具10を固定し
た水平突起部P1の反対がわに固定板体2を係止して吊
り金具10を補強することにある。
【0007】また、第2の手段は、係止杆体1の開放端
1Aを挿通ネジ止めする挿通孔2Aを固定板体2に開穿
すると共に、造営材Pの水平突起部P1上面に係止する
係止片2Bと水平突起部P1下面に先端部が当接する屈
曲片2Cとを固定板体2に設ける。
【0008】更に、第3の手段は、係止杆体1の開放端
1Aを挿通ネジ止めする挿通孔2Aを固定板体2に開穿
すると共に、造営材Pの垂直面P2に当接し、この垂直
面P2の上端に係止する係止片2Bを固定板体2に設け
たことを課題解消のための手段とする。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を説明
する。
【0010】本発明耐震補助具は、既設の吊り金具10
に装着するものである。この吊り金具10の構造は、形
鋼を使用した造営材Pの水平突起部P1に係止する略コ
字状の開口部11と、この開口部11内の水平突起部P
1を下から締め付け固定する締付ボルト12とを有する
もので、吊り金具10に連結した吊りボルトQを介して
電気設備や空調設備等の機器を懸吊支持する(図1参
照)。
【0011】そこで、この吊り金具10の振動等による
落下を防ぐために、吊り金具10側面に係止する略U字
形状の係止杆体1を設ける。この係止杆体1は、平面略
U字形状を成し、その一対の開放端1Aに夫々ナット3
をネジ止めすることで、後述する固定板体2に連結す
る。また、係止杆体1の屈曲した中央部は係止部1Bで
あり、吊り金具10の側面に当接係止する。図1及び図
2に示す係止部1Bは、係止杆体1から上方に向けて屈
曲している。これは、係止部1Bによる係止部分を係止
杆体1よりも上方に位置することで、吊り金具10に対
して下向き及び造営材P向きに負荷が生じるから、例
え、締付ボルト12が緩んでも、吊り金具10は、造営
材Pから落下しないものになる。
【0012】一方、図4に示す係止部1Bは、係止杆体
1から水平な位置に設けている。こうすることで、吊り
金具10を水平方向に緊締することができる。
【0013】固定板体2は、造営材Pにおける吊り金具
10を固定した水平突起部P1の反対がわに配置し、係
止杆体1と連結することで、吊り金具10を造営材Pに
挟着固定するものである。その為、固定板体2は、係止
杆体1の開放端1Aを挿通する挿通孔2Aを開穿してい
る。
【0014】図1乃至図3に示す固定板体2は、造営材
Pの水平突起部P1上面に係止する係止片2Bと、水平
突起部P1下面に先端部が当接する屈曲片2Cとを設け
ている。これら係止片2B及び屈曲片2Cは、主に、H
形鋼の造営材Pに使用するもので、固定板体2の固定力
をより確実にすることができる。
【0015】一方、図5及び図6に示す固定板体2は、
造営材Pの垂直面P2に当接するタイプで、造営材Pの
垂直面P2の上端に係止する係止片2Bを設けている。
このタイプは、主に、山形鋼の造営材Pに使用するもの
であり、特に造営材Pの垂直面P2に当接する広い板面
が安定した固定力を提供する。
【0016】本発明の使用に際しては、既設の吊り金具
10の側面に係止杆体1の係止部1Bを係止し、一方、
係止杆体1の開放端1Aを造営材Pの反対側へ配置す
る。そして、この係止杆体1の開放端1A側で造営材P
に係止した固定板体2と、この係止杆体1とを連結して
ネジ止め緊締することで、既存の吊り金具10を造営材
Pに確実に固定補強するものである。
【0017】本発明補助具は、このように既存の吊り金
具10を補強するために用いるものであるが、新規の設
備において、吊り金具10と共に新たにセットで使用で
きることは言うまでもない。
【0018】
【発明の効果】本発明は、上述の如く構成したことによ
り、当初の目的を達成する。
【0019】すなわち、請求項1により、既存の建築物
の電気設備に使用されている吊り金具の耐震性能を高
め、吊り金具に大きな振動や横揺れが加わっても締付ボ
ルト12の緩みを防止するだけでなく、万が一、締付ボ
ルト12が緩んだとしても、吊り金具10の落下を確実
に防止する。
【0020】また、請求項2によると、特にH形鋼を使
用した造営材Pに好適なものになり、固定板体2の確実
な固定力を有する。
【0021】請求項3では、山形鋼を使用した造営材P
に適した補強が可能になり、安定した固定力を有する。
【0022】この結果、既存の建築物の電気設備等に多
用されている既設の吊り金具の交換を要することなく、
耐震性能を高めることが可能になり、今後の電気設備や
空調機器等における耐震対策の一環として急務な課題を
解消する一助となり得るものである。
【0023】このように、本発明によると、極めて簡単
な装着作業によって、既存の建築物の電気設備等に使用
されている吊り金具の耐震性能を高め、吊り金具に大き
な振動や横揺れ等が加わっても吊り金具が造営材から落
下するのを確実に防止し、電気設備等における耐震対策
の一環として使用できるなどといった産業上有益な種々
の効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の装着状態を示す側面図。
【図2】本発明の一実施例を示す分解斜視図。
【図3】本発明の固定板体の一実施例を示す要部側面
図。
【図4】本発明の係止部の他の実施例を示す要部側面
図。
【図5】本発明の他の実施例の装着状態を示す側面図。
【図6】本発明の他の実施例を示す分解斜視図。
【符号の説明】
P 造営材 P1 水平突起部 P2 垂直面 Q 吊りボルト 1 係止杆体 1A 開放端 1B 係止部 2 固定板体 2A 挿通孔 2B 係止片 2C 屈曲片 3 ナット 10 吊り金具 11 開口部 12 締付ボルト
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 池田 孝 東京都江戸川区中央1丁目3番3号 株 式会社 ブレスト工業研究所内 (56)参考文献 実開 平2−114206(JP,U) 実開 昭61−39729(JP,U) 実開 昭61−90921(JP,U) 実開 昭55−106707(JP,U) 実開 昭63−96316(JP,U) 実開 平3−20780(JP,U) 実開 平2−87817(JP,U) 登録実用新案3010326(JP,U)

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 形鋼を使用した造営材の水平突起部に係
    止する略コ字状の開口部と、この開口部内の水平突起部
    を下から締め付け固定する締付ボルトとを有する吊り金
    具に装着する補助具であって、吊り金具側面に係止する
    略U字形状の係止杆体と、開口部の開口方向に延長され
    た係止杆体の一対の開放端に連結する固定板体とを有
    し、造営材における吊り金具を固定した水平突起部の反
    対がわに固定板体を係止して吊り金具を補強することを
    特徴とする吊り金具用耐震補助具。
  2. 【請求項2】 係止杆体の開放端を挿通ネジ止めする挿
    通孔を固定板体に開穿すると共に、造営材の水平突起部
    上面に係止する係止片と水平突起部下面に先端部が当接
    する屈曲片とを固定板体に設けた請求項1記載の吊り金
    具用耐震補助具。
  3. 【請求項3】 係止杆体の開放端を挿通ネジ止めする挿
    通孔を固定板体に開穿すると共に、造営材の垂直面に当
    接し、この垂直面の上端に係止する係止片を固定板体に
    設けた請求項1記載の吊り金具用耐震補助具。
JP2847796A 1996-01-23 1996-01-23 吊り金具用耐震補助具 Expired - Lifetime JP2747667B2 (ja)

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