JP2747312B2 - グリコリド/p―ジオキサノンブロツク共重合体 - Google Patents

グリコリド/p―ジオキサノンブロツク共重合体

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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はグリコリド及びp−ジオキサノンのブロック
共重合体に関する。
本発明の技術的背景 グリコリド及びp−ジオキサノンから製造された外科
的装置は縫合材、結紮糸、止血クリップ、外科用ステー
プル、等の形態で市販され入手できる。こうした装置の
一つの重要な特徴は、それらが体内で吸収性であり、従
ってそれらの役割が終了した後に結局は体内から消滅す
るということである。p−ジオキサノンから製造された
代表的な重合体は、ドッディ(Doddi)等の米国特許第
4,052,988号に記載されており、グリコリドから製造さ
れた代表的な重合体はシュミット(Schmitt)等の米国
特許第3,297,033号に記載されている。
特殊な要求に応えるために、グリコリド及び/又はp
−ジオキサノンを含む多くの異なった種類の重合体が提
案されている。本発明は高度の初期強度及びコンプライ
アンスを呈するが、体内に埋没された後には迅速にその
強度を失うグリコリドとp−ジオキサノンのブロック共
重合体を提供する。本発明の共重合体から製造された装
置、特に縫合材は、形成外科又は顔面創傷の修復のよう
な、装置がその強度を迅速に失うことが望ましい、或種
の外科的処置に特に有用である。このような処置の一つ
は“ウェブスター(Webster)の手法”として知られて
いる。それはウェブスター等により、Laryngoscope、8
月号、1976、86(8)巻、1280−4頁に記載されてお
り、形成外科において又は迅速な吸収性の縫合材が非緊
張性の皮膚のテーピングと共に使用される皮膚の破傷を
修復するために使用される手法である。通常の縫合処置
は吸収性又は非吸収性縫合材のいずれを用いるにせよ、
屡々痛みや不安を伴って、2ないし5日後には注意深く
取り除かれなければならなかった、皮下又は内皮組織の
縫合材を含んでいた。ウェブスターの手法は、埋没され
た縫合材部分が迅速にその強度を失い、数日後テープを
除去する時には縫合材の外部の部分(即ち、埋没されな
かったので、強度を失っていない)がテープに付着し、
切開創から引き離されるように、迅速に吸収する縫合材
を使用している。内部にあった縫合材の部分は、その強
度が迅速に失われるので、崩壊し、テープと共に引き出
される。患者に対する痛み及び不快感は、縫合材が損な
われずに残っている場合よりも極めて少ない。瘢痕の残
り方は多くの一般的な方法の場合と同様良好である。
本発明の簡単な総括 本発明は少なくとも約40重量%の重合したグリコリド
及び好適にはより多量のグリコリドを有する、グリコリ
ドと、p−ジオキサノンのブロック共重合体を提供す
る。結晶性を発現させるための処理(アニーリングのよ
うな)後、本発明のブロック共重合体は少なくとも約15
%のグリコリドに基づく結晶化度、約140゜ないし約230
℃の溶融温度(本発明の共重合体は又上記に述べた範囲
よりも遥かに低い一次転移点を呈することができる)を
示し、及び外科用フィラメントの形態においては少なく
とも約30,000psiの初期直線(straight)引張り強度を
有し、そして体内に埋没した後には、約14日でその強度
の大部分(例えば50ないし100%)を失う。本発明の共
重合体から製造されアニーリングされたフィラメント
は、ポリグリコリド均質重合体から製造されアニーリン
グされたフィラメントが有するよりも、事実上高いコン
プライアンスを有している。
従来技術 米国特許第4,243,775号においてローゼンサフト(Ros
ensaft)等、及び又米国特許第4,137,921号及び4,157,4
37号においてオクイズミ(Okuizumi)等は多段階重合反
応において単量体の逐次付加によるグリコリド共重合体
の製造を開示している。ローゼンサフト等はグリコリド
と共重合できる単量体の一つはp−ジオキサノン(特許
権者は“2−ケト−1,4−ジオキサン”と称している)
であると開示している。
本発明の詳述 本発明の共重合体は本質的に未反応の単量体を含まな
いp−ジオキサノンの均質重合体(即ち、共重合反応の
以前には未反応の単量体を約3ないし4重量%以上含ま
ない)を、グリコリドが重合反応混合物の約40重量%以
上、好適には重合反応混合物の50重量%以上、更に好適
には重合反応混合物の約60重量%以上で、重合反応混合
物の最高約90重量%まで存在するような比率で、グリコ
リドと反応させることにより製造される。p−ジオキサ
ノン均質重合体とグリコリドの反応は、好適にはグリコ
リドの主要な重合が起こる前に、該均質重合体を最初に
グリコリド単量体中に溶解(又は緊密に混合)するよう
な方式で実行されることが好ましい。これは最終生成物
中に均質重合体に属するものの存在を出来るだけ少なく
するために行なわれる。本発明の共重合体は(A−B)
nの形式のブロック重合体であると考えられる。
本発明の結晶性共重合体は、事実上p−ジオキサノン
単量体を含まない重合したp−ジオキサノン(上記のよ
うな)をグリコリド単量体と反応させることにより製造
される。事実上単量体を含まないポリジオキサノンをグ
リコリドと反応させる(引き続きグリコリドの重合を伴
って)ことにより、グリコリドに基づく結晶化度を著し
く高度に発現させることができるポリグリコリドのブロ
ック又は序列(sequence)を含む重合体の生成が可能と
なる。
原則として、ポリジオキサノンとグリコリドの反応に
使用される反応温度は、約140℃ないし約240℃の範囲内
である。反応体(reaction mass)のグリコリド含量が5
0重量%より少ない時には、反応温度は通常約140℃ない
し約180℃の範囲内にある。グリコリドが反応体の主成
分である場合は、好適な反応温度は通常約200℃ないし
約235℃の範囲内にある。反応温度が低いと、エステル
交換反応の出現が低下するために、ブロックの生成が増
大すると予想される。下記の実施例は溶融体中で行われ
た共重合反応を例示している;しかし低温の固体状態の
重合反応も又使用することができる。
本発明によって製造された共重合体は、約140℃ない
し約230℃の範囲内での溶融の推移、少なくとも約15%
ないし、例えば最高約40%のグリコリドに基づく結晶化
度を有している。グリコリドに基づく結晶化度はX−線
回折分析法のような既知の方法により、又は示差走査熱
量計(“DSC")のような熱分析によって測定することが
できる。X−線回折分析法が使用される時には、グリコ
リドに基づく結晶化度は、ポリジオキサノン序列に由来
する反射と対照的に、重合したグリコリド又はポリグリ
コリド単位の三次元的規則性に由来するX−線回折図形
中の反射のみを考察することにより測定される。グリコ
リドに基づく結晶化度をDSCにより測定する時には、グ
リコリド単位に由来する吸熱的な事象のみが考慮され
る。本発明の共重合体の全体的な結晶化度は、X−線回
折分析法によれば通常約25%ないし約45%の範囲内にあ
るであろう。(本文において結晶化度を論じる際には、
材料が結晶性を発現させるために技術的に既知な方法と
類似の方法により処理されたことを仮定している。アニ
ーリングは結晶性を発現させるための普通の手順であ
る。)本発明の共重合体が寸法的に安定な(例えば少な
くとも約25%の総結晶化度を発現させるためにアニーリ
ングされた)外科用フィラメント(モノフィラメント又
はブレード[braid])に加工される際には、該フィラ
メントは少なくとも約30,000psiの初期直線引張り強
度、及び約700,000psi以下のヤング率を示す。フィラメ
ントが縫合材として使用される際には、それらは普通の
手順により外科用針に付着させることができる。体内に
埋没される際には、これらの外科用フィラメントは約14
日後にその強度の大部分を喪失する(37℃におけるpH7.
25の燐酸塩緩衝液中での試験管内研究によって実証され
たように)。
下記の実施例は本発明の共重合体を製造するために使
用できる典型的な条件を記述する。本発明の共重合体か
ら製造される外科用装置は、当該技術分野で既知の方法
に類似の方法によりエチレンオキシドへの暴露のよう
な、普通の手順によって滅菌することができる。
実施例 1 p−ジオキサノン均質重合体の典型的な製造法。
均質重合体は純粋なp−ジオキサノン、1−ドデカノ
ール(0.192モル%)、及び触媒量の第一錫オクテート
のトルエン溶液(単量体に対し0.0025モル%)を適当な
反応器に装入し、不活性な乾燥窒素雰囲気下で90℃で約
1時間加熱することにより製造される。反応混合物をト
レー中に取り出した後に、反応体を乾燥窒素下で80℃に
96時間加熱(炉内にトレーを入れることにより)する。
重合体を単離、磨砕し、室温で10時間及び次いで80℃で
32時間真空中で乾燥する。(乾燥工程の最初の5時間
は、絶対圧力は900μm又はそれ以下とし;残余の工程
では、絶対圧力は500μm又はそれ以下とする。)真空
乾燥の際、約4%の重量減(主として未反応の単量体)
がある。こうして形成された重合体は、ヘキサフルオロ
イソプロピル アルコール中で0.1g/dlの濃度において2
5℃で測定されたインヘレント粘度(“IV")値が約1.72
dl/gである。(下記の実施例においては、使用された未
染色のポリ(p−ジオキサノン)均質重合体は1.72dl/g
のIVを有していた。)重合体は約3%の残留単量体を含
んでいる。
染色された均質重合体は、反応混合物中に約0.1重量
%のD及びCバイオレット#2を含有し、及び0.182モ
ル%の1−ドデカノール及び0.004モル%の第一錫オク
テート触媒を使用することにより類似の方法で製造でき
る。得られる染色された均質重合体は約1.85dl/gのIVを
有し、約3%の残留単量体を含んでいる。
実施例 2 初期重量組成比20/80のポリ(p−ジオキサノン−co−
グリコリド)ブロック共重合体の製造 火炎乾燥された250mlの丸底の一口フラスコに、実施
例1に記載されたように製造された25.0gのポリ(p−
ジオキサノン)均質重合体(この均質重合体を以下“PD
O"と称する)を装入した。フラスコに真空アダプターを
取り付けた。真空に引き、フラスコを80℃に加熱された
シリコーン油浴中に入れた;残留する水を除去し、及び
出来るだけ残留単量体を除去するために、高真空下にお
ける80℃での加熱を16時間継続した。(この真空加熱工
程の後、重合体の含有する残留単量体は約2%であると
信じられる。) 容器を油浴から取り出し、放冷した。乾燥窒素下で10
0gの純粋なグリコリド単量体をフラスコ中に導入した。
(触媒を追加して添加しないことが注目される;PDO中に
残留する触媒は通常共重合反応を接触するのに充分であ
る。原則として、反応体中のp−ジオキサノン部分及び
グリコリドの合計モル数に対する触媒のモル%は、約0.
0004ないし約0.004、及び好適には約0.001ないし約0.00
2の範囲内にある。)フラスコに火炎乾燥した機械的撹
拌機及びホースと接続したアダプターを取り付けた。フ
ラスコに窒素を通気する前に、乾燥窒素で三回フラスコ
を清掃する。次いでフラスコを予熱された(70℃)油浴
中に入れ;次いで温度を120℃に再設定する。反応器を
浴中に導入後26分間で、浴温は120℃に達した;この時
点で撹拌機を一部下ろし、撹拌速度を遅く保つように設
定した。120℃として10分間以内に、反応体は透明であ
り、極めて粘稠ではないことが注目された。次いで撹拌
速度を増加させた。15分間後、温度を140℃に上げ、且
つ撹拌機を反応混合物中に充分に下ろした。140℃の温
度を10分間保持した;この10分の期間の途中でPDOは完
全に溶解したように見えることが注目された。温度を21
5℃に再設定した;15分間でこの温度に達した。215℃の
浴温を2時間継続した。この段階(及び下記の実施例に
おける対応する段階)で、容器を油浴から取り出し、放
冷した。
共重合体を単離し、磨砕し、室温及び110℃で夫々1.5
時間及び16時間、未反応の単量体を除去するために真空
中で乾燥した。(110℃に達するに要する時間は通常加
熱開始後約2時間である。)11.1%の重量減が認められ
た。得られる共重合体は204゜−216℃の溶融範囲(ホッ
ト・ステージ顕微鏡により)を有し、219℃で溶融する
痕跡量の物質を伴っていた。共重合体は単一相の溶融物
を示し、及び195℃、又はその直下の温度で中程度の迅
速性を以て再結晶した。重合体は1.59dl/gのIVを有して
いた。
実施例 3 初期重量組成比30/70のポリ(p−ジオキサノン−co−
グリコリド)ブロック共重合体の製造 火炎乾燥された250mlの丸底の一口フラスコに37.5gの
PDOを装入した。フラスコに真空アダプターを取り付け
た。真空に引き、フラスコを80℃に加熱されたシリコー
ン油浴中に入れた;残留する水を除去し、及び出来るだ
け残留単量体を除去するために、高真空下における80℃
での加熱を16時間継続した。
容器を油浴から取り出し、放冷した。乾燥窒素下で8
7.5gの純粋なグリコリド単量体をフラスコ中に導入し
た。フラスコに火炎乾燥した機械的撹拌機及びホースと
接続したアダプターを取り付けた。フラスコに窒素を通
気する前に、乾燥窒素で三回フラスコを清掃した。次い
でフラスコを予熱された(70℃)油浴中に入れ;次いで
温度を120℃に再設定した。反応器を浴中に導入後15分
間で、浴温は120℃に達した;120℃に到達後10分間、撹
拌機を一部下ろし、撹拌速度を遅く保つように設定し
た。120℃に20分間保った後、温度を140℃に上げ、撹拌
機を反応混合物中に充分に下ろし、その速度を上げた。
5分間以内に140℃の温度に到達し、その温度に5分間
保った。次いで温度を210℃に再設定した;この温度に
は15分間で到達した。その後温度を215℃に再設定し
た。この温度に5分間で到達し、2時間保持した。
共重合体を単離し、磨砕し、室温及び110℃で夫々1.5
時間及び16時間、未反応の単量体を除去するために真空
中で乾燥した。(110℃に達するのに要する時間は通常
加熱開始後約2時間である。)23.7%の重量減が認めら
れた。得られる共重合体は198゜−214℃の溶融範囲(ホ
ット・ステージ顕微鏡により)を有し、218℃で溶融す
る痕跡量の物質を伴っていた。共重合体は単一相の溶融
物を示し、及び180℃で迅速に再結晶した。重合体は1.9
4dl/gのIVを有していた。
実施例 4 初期重量組成比40/60のポリ(p−ジオキサノン−co−
グリコリド)ブロック共重合体の製造 火炎乾燥された250mlの丸底の一口フラスコに50.0gの
PDOを装入した。フラスコに真空アダプターを取り付け
た。真空に引き、フラスコを80℃に加熱されたシリコー
ン油浴中に入れた;残留する水を除去し、及び出来るだ
け残留単量体を除去するために、高真空下における80℃
での加熱を16時間継続した。
容器を油浴から取り出し、放冷した。乾燥窒素下で75
gの純粋なグリコリド単量体をフラスコ中に導入した。
フラスコに火炎乾燥した機械的撹拌機及びホースと接続
したアダプターを取り付けた。フラスコに窒素を通気す
る前に、乾燥窒素で三回フラスコを清掃した。次いでフ
ラスコを予熱された(70℃)油浴中に入れ;次いで温度
を120℃に再設定した。反応器を浴中に導入後約20分間
で、浴温は120℃に達した。120℃の温度に5分間保った
後、撹拌機を反応体中に一部下ろし、撹拌速度を遅く保
つように設定した。5分間後、撹拌速度を上げた。120
℃に15分間保持した。次いで温度を140℃に再設定し、
次いで撹拌機を反応体中に充分に下ろした。140℃の温
度に到達するのに10分間を要した。140℃の温度に5分
間保ち、次いで温度を210℃に再設定した。210℃に到達
後(10分間を要した)、温度を215℃に再設定した。こ
の温度に5分間で到達し、2時間保持した。
共重合体を単離し、磨砕し、室温及び110℃で夫々1.5
時間及び16時間、未反応の単量体を除去するために真空
中で乾燥した。(110℃に達するのに要する時間は通常
加熱開始後約2時間であった。)7.0%の重量減が認め
られた。得られる共重合体は190゜−210℃の溶融範囲
(ホット・ステージ顕微鏡により)を有していた。共重
合体は単一相の溶融物を示し、及び180℃で徐々に再結
晶した。重合体は1.68dl/gのIVを有していた。
実施例4の共重合体を分析(陽子NMRにより)し、57.
1モル%の重合したグリコリド、2.1モル%のグリコリド
単量体、40.7モル%の重合したp−ジオキサノン、0.2
モル%以下のp−ジオキサノン単量体、及び0.1モル%
以下の1−ドデカノール成分を含むことが見出だされ
た。ポリジオキサノン/グリコリドの初期の40/60(重
量比)装入量は、43.1/56.9モル/モル比に等価であ
る。
実施例 5 初期重量組成50/50のポリ(p−ジオキサノン−co−グ
リコリド)ブロック共重合体の製造 火炎乾燥された250mlの丸底の一口フラスコに62.5gの
PDOを装入した。フラスコに真空アダプターを取り付け
た。真空に引き、フラスコを80℃に加熱されたシリコー
ン油浴中に入れた;残留する水を除去し、及び出来るだ
け残留単量体を除去するために、高真空下における80℃
での加熱を16時間継続した。
容器を油浴から取り出し、放冷した。乾燥窒素下で6
2.5gの純粋なグリコリド単量体をフラスコ中に導入し
た。フラスコに火炎乾燥した機械的撹拌機及びホースと
接続したアダプターを取り付けた。フラスコに窒素を通
気する前に、乾燥窒素で三回フラスコを清掃した。次い
でフラスコを予熱された(70℃)油浴中に入れ;次いで
温度を120℃に再設定した。反応器を浴中に導入後約120
分間で、浴温は120℃に達した。120℃の温度に8分間保
った後、撹拌機を一部反応体中に下ろし、撹拌速度を遅
く保つように設定した。120℃の温度を15分間保持し
た。次いで温度を140℃に再設定し、この温度に5分間
で到達した。140℃の温度に到達した後、撹拌機を更に
僅かに下ろした。140℃の温度に5分間保持した後、温
度を更に210℃に再設定した。5分間後、撹拌機の速度
を上げた。210℃に到達するのに合計で13分間を要し
た。210℃に到達した後、温度を更に高く再設定し、撹
拌機を反応体中に充分に下ろした。2分間で215℃の温
度に到達した;温度を18分以上の間225℃まで上げた。
温度を4分間で215℃に下げ、そこで更に1時間38分間
保持した。容器を油浴から取り出し、放冷した。
共重合体を単離し、磨砕し、室温及び110℃で夫々1.5
時間及び16時間、未反応の単量体を除去するために真空
中で乾燥した。(110℃に達するのに要する時間は通常
加熱開始後約2時間であった。)4.0%の重量減が認め
られた。得られる共重合体は182゜−202℃の溶融範囲
(ホット・ステージ顕微鏡により)を有し、207℃で溶
融する痕跡量の物質を伴っていた。共重合体は単一の溶
融相を示し、及び180゜−160℃で再結晶した。重合体は
1.60dl/gのIVを有していた。
実施例5の共重合体を分析(陽子NMRにより)し、57.
4モル%の重合したグリコリド、0.4モル%のグリコリド
単量体、42.2モル%の重合したp−ジオキサノン、0.2
モル%以下のp−ジオキサノン単量体、及び0.1モル%
以下の1−ドデカノール由来の成分を含むことが見出さ
れた。50/50(重量比)装入量は、53.2/46.8モル/モル
比のポリジオキサノン/グリコリドの装入量に等価であ
る。又共重合体の序列分布を測定するために、共重合体
をカーボン−13NMRにより分析した結果、重合したp−
ジオキサノン序列の平均序列鎖長(“ACSL")は15.8
(プラス又はマイナス3)ジオキサノン単位であり、重
合したグリコリド序列の平均ACSLは17.0(プラス又はマ
イナス3)グリコリド単位であった。
実施例 6 初期重量組成50/50のポリ(p−ジオキサノン−co−グ
リコリド)ブロック共重合体の製造 火炎乾燥された250mlの丸底の一口フラスコに62.5gの
PDOを装入した。フラスコに真空アダプターを取り付け
た。真空に引き、フラスコを80℃に加熱されたシリコー
ン油浴中に入れた;残留する水を除去し、及び出来るだ
け残留単量体を除去するために、高真空下における80℃
の加熱を16時間継続した。
容器を油浴から取り出し、放冷した。乾燥窒素下で6
2.5gの純粋なグリコリド単量体をフラスコ中に導入し
た。フラスコに火炎乾燥した機械的撹拌機及びホースと
接続したアダプターを取り付けた。1−1/2時間、真空
に引いた。フラスコに窒素を通気する前に、乾燥窒素で
三回フラスコを清掃した。次いでフラスコを予熱された
(70℃)油浴中に入れ;次いで温度を120℃に再設定し
た。反応器を浴中に導入後約15分間で、浴温は120℃に
達した。120℃の温度に13分間保った後、撹拌機を一部
反応体中に下ろし、撹拌速度を遅く保つように設定し
た。2分後、温度を140℃に再設定し、5分間で到達し
た。140℃の温度に到達した後、撹拌機を更に僅かに下
ろした。140℃の温度に5分間保ち、次いで温度を210℃
に再設定した。10分後、乳状の反応体中に充分に撹拌機
を下ろした。210℃に到達するのに合計15分間を要し
た。210℃に到達後、温度を215℃に再設定し、2分間で
到達した。215℃で5分間経過後、反応混合物は透明に
なり始め、更に8分間以内には完全に透明であり、且つ
粘稠になった。215℃の温度を2時間継続し、その後油
浴から容器を取り出し、放冷した。
共重合体を単離し、磨砕し、未反応の単量体を除去す
るために真空中で、室温において、及び次いで110℃に
おいて(110℃における時間は32時間であった)乾燥し
た。7.3%の重量減が認められた。得られる共重合体は2
00℃の溶融温度(ホット・ステージ顕微鏡により)を有
し、211−216℃で溶融する痕跡量の物質を伴っていた。
共重合体は単一溶融相を示し、及び再結晶性であった。
重合体は1.65dl/gのIVを有していた。
実施例 7 初期重量組成50/50の染色されたポリ(p−ジオキサノ
ン−co−グリコリド)ブロック共重合体の製造 火炎乾燥された250mlの丸底の一口フラスコに62.5gの
染色されたPDOを装入した。フラスコに真空アダプター
を取り付けた。真空に引き、フラスコを80℃に加熱され
たシリコーン油浴中に入れた;残留する水を除去し、及
び出来るだけ残留単量体を除去するために、高真空下に
おける80℃での加熱を16時間継続した。
容器を油浴から取り出し、放冷した。乾燥窒素下で6
2.5gの純粋なグリコリド単量体をフラスコ中に導入し
た。フラスコに火炎乾燥した機械的撹拌機及びホースと
接続したアダプターを取り付けた。1−1/2時間、真空
に引いた。フラスコに窒素を通気する前に、乾燥窒素で
三回フラスコを清掃した。次いでフラスコを予熱された
(70℃)油浴中に入れ;次いで温度を120℃に再設定し
た。反応器を浴中に導入後約10分間で、浴温は120℃に
達した。120℃の温度に10分間保った後、撹拌機を一部
反応体中に下ろし、撹拌速度を遅く保つように設定し
た。更に5分後、温度を140℃に再設定した。5分間後
に、完全な溶融物が観察され、撹拌速度を僅かに上げ
た。5分後、温度を210℃に再設定し、撹拌機を反応体
中に充分に下ろした。210℃に到達するのに合計18分間
を要した。210℃に到達後、温度を215℃に再設定し、2
分間で到達した。その後、反応体の粘度は迅速に増大
し、撹拌速度は著しく遅くなった。215℃の温度に1時
間保ち、その後油浴から容器を取り出し、放冷した。
共重合体を単離し、磨砕し、未反応の単量体を除去す
るために真空中で、室温において、及び次いで110℃に
おいて(110℃における時間は32時間であった)乾燥し
た。6.7%の重量減が認められた。得られる共重合体は2
02℃の溶融温度(ホット・ステージ顕微鏡により)を有
し、217℃で溶融する痕跡量の物質を伴っていた。共重
合体は単一溶融相を示し、及び再結晶性であった。重合
体は1.65dl/gのIVを有していた。
実施例 8 初期重量組成60/40のポリ(p−ジオキサノン−co−グ
リコリド)ブロック共重合体の製造 火炎乾燥された250mlの丸底の一口フラスコに75.0gの
PDOを装入した。フラスコに真空アダプターを取り付け
た。真空に引き、フラスコを80℃に加熱されたシリコー
ン油浴中に入れた;残留する水を除去し、及び出来るだ
け残留単量体を除去するために、高真空下における80℃
での加熱を16時間継続した。
容器を油浴から取り出し、放冷した。乾燥窒素下で50
gの純粋なグリコリド単量体をフラスコ中に導入した。
次いでフラスコに火炎乾燥した機械的撹拌機及びホース
と接続したアダプターを取り付けた。1−1/2時間、真
空に引いた。フラスコに窒素を通気する前に、乾燥窒素
で三回フラスコを清掃した。次いでフラスコを予熱され
た(70℃)油浴中に入れ;次いで温度を120℃に再設定
した。反応器を浴中に導入後約12分間で、浴温は120℃
に達した。120℃の温度に15分間保った後、温度を140℃
に再設定した。撹拌機を一部下ろし、140℃に6分間内
に到達した時、遅い速度で撹拌を開始した。140℃で5
分後、温度を205℃に再設定し、撹拌機を更に下げた。1
7分間以内に、205後に到達し、温度を215℃に再設定し
た。更に3分間内に最終温度に到達した。撹拌機を反応
体中に充分に下ろした。215℃の温度に合計2時間保
ち、その後油浴から容器を取り出し、放冷した。
共重合体を単離し、磨砕し、未反応の単量体を除去す
るために真空中で、室温において、及び次いで110℃に
おいて(110℃における時間は32時間であった)乾燥し
た。9.5%の重量減が認められた。得られる共重合体は1
60゜−180℃の溶融範囲(ホット・ステージ顕微鏡によ
り)を有し、187℃で溶融する痕跡量の物質を伴ってい
た。共重合体は単一溶融相を示し、及び再結晶性であっ
た。重合体は1.53dl/gのIVを有していた。
押出し 繊維、特に外科用フィラメントの製造においては、共
重合体は通常の方式で実験室的規模の実験用として用い
られる下記の一般的手順に従い、紡糸口金を通して溶融
押出しされ、一本又は多数本のフィラメントを形成す
る。
本文に記載される共重合体の押出しはインストロン
(Instron)・キャピラリCapillary)・レオメター(Rh
eometr)又は一軸スクリュー押出機を用いて行なわれ
た。インストロン・キャピラリ・レオメーター中で検討
された共重合体は予熱(例えば実施例9の場合は120
゜、他の実施例の場合は150℃)されたチャンバー中に
充填され、押出温度で9ないし13分間の滞留時間の後、
40ミルのダイ(L/D=24.1)を通して、2cm/分のラム速
度及び213sec-1の剪断速度で押出された。押出温度は重
合体のTm及び所与の温度における材料の溶融粘度に依存
するが、Tmよりも約10゜ないし75℃高い温度で対象共重
合体を押出せば通常充分である。本文に実例として記載
される共重合体の押出温度は200゜ないし230℃の範囲で
ある。押出物は一般に氷水急冷浴を通して24フィート/
分の速度で引き取られるが、他の浴温及び引き取り速度
も場合により使用された。
押出されたフィラメント(充分に結晶化させたもの−
通常は押出されたフィラメントを1ないし24時間、室温
で貯蔵すれば、必要な結晶化を起こさせるのに充分であ
る−別法として延伸の前に繊維を高温でアニーリングさ
せてもよい。本文に記載された幾つかの実施例では延伸
の前に30ないし45分間60℃でアニーリングした。)は引
き続き分子を配向させて引っ張り性を向上させるために
一段又は多段延伸工程で約5×ないし7.5×に延伸され
る。延伸の方式は下記のようである: 押出物(直径範囲は通常16−20ミル)は1分間4フィー
トの供給速度でローラーを通り、グリセリンの加熱延伸
浴中に入る。延伸浴の温度は約25゜ないし120℃の範囲
であることができる;本文に記載された実施例は52゜な
いし55℃の温度を使用している。この延伸の第一段階の
延伸比は3×ないし約7×の範囲であることができる;
本文に記載された実施例は4×ないし5×の延伸比を使
用している。
部分的に延伸された繊維は二番目の一連のローラー上
を通って50゜ないし約120℃の範囲の温度に保持された
グリセリン浴(第二段階)中に入る;本文に記載された
実施例は72゜ないし75℃の第二段階延伸温度を使用して
いる。約2×までの延伸比がこの第二段階でかけられる
が、1.25×ないし1.4×の範囲の延伸比が実施例中では
使用された。繊維は水洗工程を経てスプール上に引き取
られ、そして乾燥される。一連のホットローラーをグリ
セリン延伸浴の一部又は全部に代用することができる。
得られる配向されたフィラメントは良好な直線及び結節
強度を発揮する。
配向したフィラメントの寸法安定性はフィラメントに
アニーリング処理を施すことにより増強することができ
る。この処理はフィラメントが事実上収縮することを防
止するよう拘束しながら、約40゜ないし約130℃の温度
に延伸されたフィラメントを加熱することから成る。こ
の工程は始めにフィラメントに張力をかけて、又は拘束
の前に最高20%まで収縮させて開始することができる。
フィラメントは温度及び工程条件によって数分間ないし
数日間又はそれ以上アニーリング温度に保持される。一
般に本発明の共重合体には最高約24時間のアニーリング
が充分なものである。最大の体内における繊維の強度の
繊維及び寸法安定性のために最適なアニーリング時間及
び温度は、各繊維組成毎に簡単に実験によって容易に決
定することができる。こうして生成された繊維は縫合材
又は結紮糸に加工され、外科用針に取り付けられ、包装
され、且つ既知の方法により滅菌されることができる。
本発明のフィラメントの特性は普通の試験方法によっ
て容易に測定することができる。本文で示す引張り的性
質(即ち、直線及び結節強度、ヤング率、及び伸び)は
インストロン引張試験機で測定された。直線引張強度、
結節引張強度、破断伸び、及びヤング率を測定するため
の設定は、特に指示しない限り下記のようであった: 直線引張強度は繊維の初期断面積により破断力を除す
ることにより計算される。破断時の伸びは応力−歪曲線
から直接読み取られる。ヤング率は線形弾性域における
試料の応力−歪曲線の傾斜から計算される。
繊維の結節強度は別の実験から測定される。試験物品
を内径1/4インチ及び壁厚1/16インチの軟質の管材料の
周囲にフィラメントの一巻きを外科結びに結ぶ。外科結
びは自由端を最初に輪の中を一回の代わりに二回通し、
一つの結び目が複合した結び目の上に重ねられるように
端をぴんと張るこま結びである。最初の結び目は右端の
上に左端を持ってきて開始され、結び目をしっかりと結
ぶように充分な張力がかけられる。
試験片を結び目がクランプのほぼ中央にくるようにし
てインストロン引張試験機に取り付ける。結節引張強度
は繊維の始めの断面積により破断するのに必要な力を除
することにより計算される。
引張強度値とヤング率(Y.M.)はKPSI又はPSI×103
して報告される。
下記の第1表は実施例2−9の共重合体から押出され
たフィラメントを製造するために使用された条件を示
す。
上記のようにして製造されたモノフィラメントの代表
的な物理的性質を下記の第2表に示す。
本発明の主なる特徴及び態様は以下の通りである。
1.約40ないし90重量%の重合したグリコリドを含み、全
体的な結晶化度が約25ないし45%で、グリコリドに基づ
いた結晶化度が約15ないし40%であり、約140℃ないし
約230℃の範囲の溶融点を有するグリコリド/p−ジオキ
サノン ブロック共重合体。
2.該共重合体が50重量%以上の重合したグリコリドを含
む上記1に記載のグリコリド/p−ジオキサノン ブロッ
ク共重体。
3.該共重合体が60重量%以上の重合したグリコリドを含
む上記1に記載のグリコリド/p−ジオキサノン ブロッ
ク共重合体。
4.上記1に記載のブロック重合体から成り、該フィラメ
ントが約30,000psiより大きな直線引張強度及び約700,0
00psi以下のヤング率を有し、且つ該フィラメントが体
内に埋没された後二週間以内にその強度の50ないし100
%を失う、寸法的に安定な、且つ配向された外科用フィ
ラメント。
5.上記2に記載のブロック重合体から成り、該フィラメ
ントが約30,000psiより大きな直線引張強度及び約700,0
00psi以下のヤング率を有し、且つ該フィラメントが体
内に埋没された後二週間以内にその強度の50ないし100
%を失う、寸法的に安定な、且つ配向された外科用フィ
ラメント。
6.上記3に記載のブロック重合体から成り、該フィラメ
ントが約30,000psiより大きな直線引っ張り強度及び約7
00,000psi以下のヤング率を有し、且つ該フィラメント
が体内に埋没された後二週間以内にその強度の50ないし
100%を失う、寸法的に安定な、且つ配向された外科用
フィラメント。
7.モノフィラメントの形態にある上記4に記載のフィラ
メント。
8.ブレードの形態にある上記4に記載のフィラメント。
9.滅菌された縫合糸の形態にある上記4に記載のフィラ
メント。
10.外科用針に取り付けられた上記9に記載の滅菌され
た縫合糸。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ラオ・スリニバサ・ベズワダ アメリカ合衆国ニユージヤージイ州 08889 ホワイトハウスステイシヨン・ ネビウスロード 1 (72)発明者 ヒユー・ダミアン・ニユーマン・ジユニ ア アメリカ合衆国ニユージヤージイ州 08930 チエスター・ラーチドライブ (番地なし) (56)参考文献 特開 昭62−164726(JP,A) 特開 昭53−83381(JP,A) 米国特許4243775(US,A)

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】約40ないし90重量%の重合したグリコリド
    を含み、全体的な結晶化度が約25ないし45%であり、グ
    リコリドに基づいた結晶化度が約15ないし40%であり、
    そして約140℃ないし約230℃の範囲の溶融点を有するこ
    とを特徴とするグリコリド/p−ジオキサノンブロック共
    重合体。
  2. 【請求項2】特許請求の範囲1項記載のブロック重合体
    から成り、該フィラメントが約30,000psiより大きな直
    線引張強度及び約700,000psi以下のヤング率を有し、且
    つ該フィラメントが体内に埋没された後二週間以内でそ
    の強度の50ないし100%を失うことを特徴とする寸法的
    に安定な、且つ配向された外科用フィラメント。
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