JP2746544B2 - 連動扉のローラーのロック防止装置 - Google Patents

連動扉のローラーのロック防止装置

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JP2746544B2
JP2746544B2 JP6210795A JP6210795A JP2746544B2 JP 2746544 B2 JP2746544 B2 JP 2746544B2 JP 6210795 A JP6210795 A JP 6210795A JP 6210795 A JP6210795 A JP 6210795A JP 2746544 B2 JP2746544 B2 JP 2746544B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、組立建物等の開口部
に設ける連動引違扉のローラーのロック防止装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】本願出願人は特願平06−329700
号の「連動扉の取付装置」を発明している。その構成は
建物開口部の上端縁に沿って1本の溝形の固定レールを
前面開口状に架設し、該固定レールに内扉の上端縁上に
設けたローラーを転動自在に遊嵌し、外扉の上端縁上に
延設した可動レールを前記内扉上端のローラー上に載架
し、外扉上端部で可動レールの両側部に対設した両ロー
ラーを前記固定レールに遊嵌するよう構成した連動扉装
置である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】前記出願の連動扉の構
成においては、通常の使用では扉の作動上に異常はない
が、図6に示すように、外扉2を急激に瞬時に閉めよう
とする時には、可動レール6がローラーBとの接触点X
でスリップして、外扉2のみが進行し内扉1が連動でき
ずに取り残されて、外扉2が完全に閉まる前に内扉1の
ローラーBと外扉2のローラーCが衝突してZ点で接触
した状態となる。この状態において扉を閉じようと更に
力を加えると、ローラーBはX点とZ点で反時計回りの
回転を阻止されているため、固定レール4との接触点Y
でスリップせざるを得なく、かなり強力に無理な力を加
えないと外扉2と内扉1を同時に動かすことができない
ロック状態となってしまう欠点があった。そこで本発明
においては、前発明を改良して上記のように急激な力を
加えることによって生じた連動扉の異常状態において
も、ローラーがロックすることなく比較的軽い力で容易
に扉を開閉することができる連動扉のローラーのロック
防止装置を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記課題解決の手段とし
て、建物開口部の上端縁に沿って1本の溝形の固定レー
ルを前面開口状に架設し、該固定レールに内扉の上端縁
上に設けたローラーを転動自在に遊嵌し、外扉の上端縁
上に延設した可動レールを前記内扉上端のローラー上に
載架し、外扉上端部で可動レールの両側部に対設した両
ローラーを前記固定レールに遊嵌するよう構成した連動
扉の取付装置において、可動レールの下のローラーBと
両側端の両ローラーC、Dとの間に僅かの隙間を保持す
るようローラーBの軸受7に当接する切起突片6b、6
bを可動レールの垂直面の左右端部寄りに内側向きに設
ける。またこの状態のとき、可動レール下面がローラー
Bに接触しないように切欠孔6a、6aを可動レール水
平面の左右端部寄りに開口する。
【0005】
【作用】扉を開閉するにあたり、外扉を急速に動かした
ために、内扉が外扉の動作に連動できず、可動レールと
可動レール下のローラーとがスリップした場合に、外扉
のローラーと内扉のローラーとが衝突をする寸前で切起
突片が内扉ローラーの軸受に当接することにより、ロー
ラー同士の接触を防止し、同時に内扉のローラーの上端
は可動レールに設けた切欠孔に嵌入することによって可
動レールの下面に接触せず、よって各ローラーは回動自
在であるから外扉と内扉を一緒に同速度で軽く動かすこ
とができ、扉の開閉を完了することができる。また通常
の使用状態において、可動レール下のローラーの摩擦力
を大きくするため、外扉には可動レール下のローラーを
支点とする天秤状態で僅かの揺動角度を与えている。ゆ
えに前回発明の連動扉は全開または全閉の状態の時には
外扉は若干、傾斜している状態であった。しかし本発明
においては、全開または全閉の時は可動レール下のロー
ラーが切欠孔に嵌入するため、可動レールは水平にな
り、すなわち外扉は鉛直状態になるので戸当り部に隙間
が生じなく密接する。
【0006】
【実施例】本発明の一実施例を図示した添付図面の各図
につき説明する。図1は、本発明に係る連動扉の取付装
置を施した組立建物を、右側上部を破断して扉の取付要
部を示した斜視図であって、図中の符号1は内扉、2は
外扉、3は固定袖壁、4は固定レール、5は上枠、6は
可動レール、Dは外扉1のローラー、8は閉塞板、9は
前床枠兼敷居、10は四隅部の各隅柱、11は間柱、1
2は前記隅柱と間柱の間に嵌合固定した各壁板、13は
屋根板、14は屋根化粧板、15は棚板、矢印は正面を
夫夫示す。
【0007】図2は、前記組立建物の前面開口上部にお
ける固定レール4に対する内扉1と外扉2の嵌着係合状
態を示す拡大斜視図であって、固定レール4は前面を開
口した1本の溝形材であって、その溝上に内扉1の上端
部左右にローラー軸受7、7を介して設けたローラー
A、Bを転動自在に載置し、さらに、外扉2の上端縁に
設けた可動レール6を前記ローラーBの上に被せ、可動
レールの左右端部に連設したローラー軸受6c、6cを
介して取り付けたローラーC、Dも前記固定レール4の
溝上に転動自在に載置してある。よって外扉を移動する
ことにより、ローラーBは可動レール6と固定レール4
の間で回動し、内扉1は1/2の速度で外扉2に追従す
る。なお、可動レール6の水平面6eの左右両端部寄り
には切欠孔6a、6aを、また垂直面6dの左右両端部
寄りには切起突片6b、6bを夫夫設けてある。図中の
矢印は正面を示す。
【0008】図3は、前記固定レール4に内外両扉1,
2を吊持させた状態において、内外両扉の中間部を破断
省略して示した縦断面図であって、閉塞板8で固定レー
ルの前面開口部を塞いで内部の各ローラーと可動レール
の嵌着係合部が上方へ動揺して離脱しないよう、また、
内部へ雨水や塵埃等が侵入しないよう保護すると共に、
固定レール4の前面部の体裁を良好にし併せて建物開口
部を補強する。
【0009】固定レール4の溝上にはローラーがD、
B、C、Aの順に手前から1列に並んでおり(図面では
すべてDに重なっている。)、内扉1はローラーA、B
により、また外扉2はローラーC、Dにより吊設されて
いる。外扉2のローラーC、D間には可動レール6が縦
断面形状逆L字形に形成され、ローラーB上に覆い被さ
っている。また可動レール6の垂直面6dには、軸受7
に当接するよう切起突片6bが設けられている。
【0010】図4及び図5は、ローラーの位置関係がよ
く分かるよう扉の内側から外側に向かって視た状態の扉
取付要部であるが、図4は通常の使用状態での扉閉鎖途
中を示したものであり、ローラーBを支点に外扉2が天
秤状態にあり、重心が右寄りのためローラーDと固定レ
ール4の間に隙間Gが生じている。このため外扉2を矢
印の方にLの距離だけ動かすと可動レール6とローラー
Bとの間に摩擦力が生じローラーBが反時計回りに回転
して固定レール4の上を転がることにより、内扉1が矢
印方向にL/2の距離だけ移動する。
【0011】図5は扉閉鎖途中において、外扉2を急激
に移動させたためローラーBが可動レール6とスリップ
してローラーCに衝突寸前の状態を示したものであり、
切起突片6bがローラーBの軸受7に当接しているため
ローラーBとローラーCの衝突が避けられ、さらにロー
ラーBは切欠孔6aに上端が嵌入するので可動レール6
の下面に接触しないから固定レール上で転動が可能であ
り、外扉2を矢印方向に距離Lを移動すると各ローラー
は反時計回りに回転して内扉1も矢印方向に同距離Lだ
け移動する。この時、まだ建物開口の左端部が開いてい
るので更に内外両扉を同時に引っ張ることになるが、各
ローラーが夫夫円滑回転するので軽い力で移動させ建物
開口部を全閉することができる。
【0012】またこの状態の内外両扉の位置関係は全
開、全閉時と同じであり、天秤の支点となるローラーB
が切欠孔に嵌入するため外扉は天秤状態とはならず可動
レールは水平となり、外扉における傾斜はなくなり上下
に隙間なく閉じることができるものである。
【0013】図6は従来例の場合のローラーのロック状
態を示すものであり、図4、5と同様に扉の内側から外
側に向かって視た扉取付要部である。外扉2を急激に移
動させることにより、ローラーBが可動レール6とスリ
ップをしてローラーCと衝突をした状態であり、ローラ
ーBは可動レール6との接合点XとローラーCとの接合
点Zにより反時計回りの回転を阻止されるので固定レー
ル4との接合点Yにおいてはスリップせざるを得なく、
外扉2を矢印方向に距離Lを移動させると内扉はローラ
ーBをロックさせたままで同距離Lだけ移動する。この
時、ローラーBには外扉の1/2の荷重と内扉の1/2
の荷重とがかかるため固定レール4との摩擦力は強大と
なるからローラーBは固定レール上できしみ、移動が無
理な異常状態になるので扉の移動には通常の何倍もの力
を要することになる。
【0014】
【発明の効果】外扉を乱暴に開閉作動し、または急激に
移動する等の異常な取扱いに際して、内扉が連動せずに
開閉途中で内外両扉の重なりが最小となった場合に、あ
たかも1枚扉であるかのように内外両扉を同時に開閉し
なくてはならず、それを通常の開閉に要する力とかわら
ぬ力で行うためには、ローラーが固定レール上をスリッ
プすることを防止しなければならず、可動レールの左右
両端部寄りの水平面と垂直面に切欠孔と切起突片を夫夫
形成したことにより、可動レール下のローラーが他のロ
ーラーと接触して転動を阻止されることがなく、よって
軽い力でもって容易に内外両扉を開閉移動することがで
き、建物の前面開口部を全開または全閉することができ
る。
【0015】また、全開、全閉時においては可動レール
下のローラーが切欠孔に嵌入するため外扉が天秤状態で
なくなり、内扉と同じく鉛直状態で吊設されるので扉の
上下左右に隙間なく閉じることができ、両扉の建てつけ
が正常になる。
【0016】さらに可動レールの左右両端部に切欠孔と
切起突片を設けたので、扉を上下逆さにしてローラーを
付け替えて右開き、または左開きに変更した場合でも前
述の作用効果に変わりはなく、別の部材を必要とするこ
となく簡単な部材交換により確実な効果を発揮するもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る連動扉の取付装置を施した組立建
物の一部を破断して要部を示す斜視図
【図2】図1における内外両扉の取付要部を示す拡大斜
視図
【図3】固定レールに内外両扉を吊持させた状態におけ
る中間部破断の縦断面図
【図4】扉の裏面から視た通常状態の扉開閉途中を示す
【図5】扉の裏面から視た扉開閉途中の異常状態を示す
【図6】扉の裏面から視た従来例のローラーのロック状
態を示す図
【符号の説明】
1 …内扉 2 …外扉 3 …固定袖壁板 4 …固定レール 5 …上枠 6 …可動レール 6a…切欠孔 6b…切起突片 6c…ローラー軸受 6d…可動レール垂直面 6e…可動レール水平面 7 …ローラー軸受 8 …閉塞板 9 …前床枠兼敷居 10…隅柱 11…間柱 12…壁板 13…屋根板 14…屋根化粧板 15…棚板 A、B…内扉ローラー C、D…外扉ローラー G …隙間 L…移動距離 X…可動レールとローラーBとの接合点 Y…固定レールとローラーBとの接合点 Z…ローラーBとローラーCとの接合点

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建物開口部の上端縁に沿って1本の溝形
    の固定レール4を前面開口状に架設し、該固定レールに
    内扉1の上端縁上に設けた両ローラーA、Bを転動自在
    に遊嵌し、外扉2の上端縁上に延設した可動レール6を
    前記内扉上端のローラーB上に載架し、可動レール6が
    左右に移動することにより前記ローラーBが回動するよ
    う係合し、外扉上端部で可動レール6の両側部に対設し
    た両ローラーC、Dを前記固定レール4に遊嵌するよう
    構成した連動扉の取付装置において、可動レール下のロ
    ーラーBと両側端部のローラーC、Dとの間に僅かの隙
    間を保持してローラーBの軸受7に当接するよう、切起
    突片6bを可動レール垂直面6dの左右両側端部寄りに
    内側向きに設けると共に、可動レール水平面6eの左右
    両端部寄りに切欠孔6aを開口し、ローラーBの上端が
    前記切欠孔6aに嵌入して可動レール下面に接触しない
    よう構成した連動扉のローラーのロック防止装置。
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EA033504B1 (ru) * 2013-08-07 2019-10-31 Jt Int Sa Дверной блок для витринного шкафа и витринный шкаф

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