JP2744412B2 - 排尿用バッグ - Google Patents

排尿用バッグ

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JP2744412B2
JP2744412B2 JP6225022A JP22502294A JP2744412B2 JP 2744412 B2 JP2744412 B2 JP 2744412B2 JP 6225022 A JP6225022 A JP 6225022A JP 22502294 A JP22502294 A JP 22502294A JP 2744412 B2 JP2744412 B2 JP 2744412B2
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光雄 谷田部
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光雄 谷田部
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、主として、携帯用とし
て有効な、排尿用バッグに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の排尿器としては、しびん形の物が
一般的である。また、高速道路などの自動車走行中やト
イレの設備がないボート等の海上乗物内では、プラスッ
チックの袋内に排尿し、トイレのある場所まで運搬して
排出することがおこなわれている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、しびん形の排
尿器では、持ち運びに不便であり、プラスチックの袋内
に排尿する場合には、排尿時及び運搬時に袋の口が開い
て尿がこぼれ易いという課題がある。
【0004】
【発明の目的】本発明は上記事情に基いてなされたもの
で、持ち運びに便利であり、排尿時及び運搬時に尿がこ
ぼれることの無い排尿用バッグを提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】次に、上記の課題を解決
するための手段を図示の実施例を参照して説明する。本
願の請求項1の発明に係る排尿用バッグは、表側布(1
b)と裏側布(1c)の2枚の軟質プラスチックシート
を重ねて周縁部を封着してなり、その表側布(1b)に
ファスナー(2)により開閉自在とされたスリット状の
開口部(1a)を有するバッグ本体(1)と、上記バッ
グ本体(1)の上記周縁部に突設されバッグ本体(1)
を持ち運ぶための把手部(6)と、上記バッグ本体
(1)の表側布(1b)の外側における上記開口部(1
a)の両側部に設けられた布片よりなり、開口部(1
a)を開放状態に保持するとともに閉鎖状態にある開口
部(1a)の全体を覆うための掴み部(5)とが設けら
れていることを特徴としている。
【0006】本願の請求項2の発明に係る排尿用バッグ
は、上記請求項1に記載の構成において、上記バッグ本
体(1)内に配置されて上記開口部(1a)とバッグ本
体内部とを連通する中バッグ(3)とを具備しており、
上記中バッグ(3)内には、その表裏布片(3b,3
c)の対向面が上記開口部(1a)側からバッグ本体内
部との連通開口部(3a)側にかけて線状又は棒状に固
着されていることにより、上記開口部(1a)と連通開
口部(3a)との間にジグザグ状の排尿通路(3d)を
形成おり、また、バッグ本体(1)の周縁部の上下縁部
には把手部(6)、(6)が形成されていることを特徴
としている。
【0007】
【作用】請求項1及び2の発明に係る排尿用バッグを使
用するためには、ファスナー2を開いて開口部1aを左
右に大きく開き、排尿する。排尿後ファスナー2を閉
じ、開口部1aを上方として床面等に置いておき、内部
の排尿をトイレ等に排出する。請求項1の排尿用バッグ
では、開口部1a両側に掴み部5を備えているので、排
尿などの使用に際して、特に、女性が使用する場合に、
開口部1aを大きく開いて置くことができ、便利であ
る。なお、この掴み部の一方は、開口部1aを覆う働き
があるために、液体による汚れ部分を外側に露出しない
機能も発揮できる。請求項2の排尿用バッグでは、内部
の排尿の圧力により、中バッグ3が偏平に圧迫されるこ
とから、閉鎖中のバッグ本体1内部の排尿が開口部1a
の方向に逆流することが阻止される。また、仮に、使用
後に排尿用バッグを床面などに放置して、バッグ本体1
から中バッグ3に液体が戻っても、ジグザグの排尿通路
3dを経由しなければ、開口部1aまで逆流できないの
で、この間に、中バッグ3の偏平状態の部分で押さえ込
まれ、開口部1aからの漏出を実質的に確実に防止でき
る。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図を参照しながら説
明する。本発明に係わる排尿用バッグは、表側布1bと
裏側布1cの2枚の軟質プラスチックシートなどの非通
水性のシートを重ねて周縁部を封着してバッグ本体1を
構成すると共に、その表側布1bの上部に形成したスリ
ット状の開口部1aにスライダー2aにより開閉される
スライドファスナーよりなるファスナー2を装着してい
る。また、バッグ本体1内には、上記封着に先立って、
同じく、2枚の非通水性の軟質プラスチックシートを重
ねてその左右縁部を封着した偏平筒状の中バッグ3を配
置しており、中バッグ3内部を介して開口部1aとバッ
グ本体1内部とを連通するように、中バッグ3の開口部
を、開口部1aの内側に位置して、バッグ本体1内側に
熔着している。
【0009】中バッグ3は、その開口部から導入された
液体を、その底部に形成した連通開口部3aを介してバ
ッグ本体1内に導入する働きをするが、それ自体は、バ
ッグ本体1内部に収納された液体の圧力で偏平に押圧さ
れる。特に、本発明では、中バッグ3は、その表裏布片
3b,3cの対向面の中間面が上記開口部1a側を大き
くした略逆八字状に線状又は棒状に固着した線状固着線
4a.4aによって、その開口部内側に、液体を最初に
受け入れる滞留室3eを形成すると共に、滞留室3eと
バッグ本体1内への連通開口部3aとの間にジグザグの
排尿通路3dを形成している。中バッグ3の下面の中間
に上記連通開口部3aが形成され、その左右の中バッグ
3の下面の表裏布片3b,3cの対向面間は、下面線状
固着線4b,4bによって封着されている。
【0010】また、バッグ本体1外側に、開口部1aを
開放状態に保持するためのヒレ状の掴み部5、5が、開
口部1a両側に位置して、備えられている。掴み部5、
5は、開口部1aと略同幅かやや広い幅の布体により形
成され、その一方の掴み部5は開口部1aを覆う蓋体を
兼ねている。掴み部5、5を形成する布体は、四角形の
みならず半円形又は三角形等の多角形でも良く、掴み用
孔を設けても良い。
【0011】さらに、バッグ本体1の上下縁部に、これ
を二つ折りにして持ち歩くために、把手部6、6が形成
されている。把手部6には、把手孔6aが形成されてい
る。また、バッグ本体1には、開口部1a脇に位置して
又は適当な箇所に、内部に連通する液体排出用のチュー
ブ式開閉弁7が1個又は複数個設けられている。開閉弁
7は、図4に示すように、開閉孔8が栓体9によって開
閉される。開閉弁7と重合する中バッグ3の中間部に
は、表裏に貫通する案内孔10が形成され、案内孔10
の周囲は、中バッグ3の内部と連通しないように封着さ
れている。この案内孔10を通って、中バッグ3の裏面
側の排尿が開閉弁7から排出される。
【0012】従って、ファスナー2を開いて、開口部1
aから排尿すると、液体は、滞留室3eを介して、更
に、ジグザグの排尿通路3dを経由し、連通開口部3a
に到り、そこからバッグ本体1内に導入される。この状
態で、仮に、使用後に排尿バッグを床面などに放置する
と、通常、バッグ本体1内の液体で中バッグ3が外側か
ら押され、偏平状態となって、中バック3内の排尿通路
3dは閉塞状態となる。
【0013】また、仮に、移動中の振動で中バッグ3の
偏平状態が局部的に解除されて、バッグ本体1から中バ
ッグ3に液体が戻っても、液体はジグザグの排尿通路3
dを経由しなければ、開口部1aまで逆流できないの
で、この間に、中バッグ3の他の偏平状態の部分で押さ
え込まれ、開口部1aからの漏出を実質的に防止でき
る。このため、ファスナー2による封止が不完全な場合
でも、床に排尿をこぼして、汚損する虞がない。
【0014】また、この排尿バッグは、開口部1a両側
に掴み部5、5を備えるので、排尿などの使用に際し
て、特に、女性が使用する場合に、両手で掴み部5、5
を両側に引張った状態に保持して、開口部1aを大きく
開いて置くことができ、便利である。なお、この掴み部
の一方は、開口部1aを覆う働きがあるために、液体に
よる汚れ部分を外側に露出しない機能も発揮できる。
【0015】
【発明の効果】本願の請求項1の発明に係る排尿用バッ
グは、表側布1bと裏側布1cの2枚の軟質プラスチッ
クシートを重ねて周縁部を封着してなるバッグ本体1の
表側布1bの中間部の上部にファスナー2により開閉自
在とされたスリット状の開口部1aを有するので、自動
車内などにおいて排尿後、バッグ本体1の裏面を床面に
おいた安定した状態で放置した場合、スリット状開口部
1aが上方となって開口部1aからの排尿漏れが少な
い。また、上記開口部1aの両側部に、該開口部1aを
開放状態に保持するとともに閉鎖状態にある開口部1a
を覆うための布片よりなる掴み部5を設けたので、排尿
時あるいは内部の排尿の排出時に開口部を大きく開いて
おくことが出来便利であるのみならず、上方を向く上記
開口部1aを掴み部5が覆うため、開口部1a周辺の排
尿による汚れ部分が外側に露出せず、衛生的であって見
栄えの点でも優れている。
【0016】また、請求項2の発明では、上記バッグ本
体内に配置されて上記開口部とバッグ本体内部とを連通
する中バッグを具備しており、上記中バッグは、バッグ
本体内への連通開口部との間にジグザグの排尿通路を形
成しているので、仮に、使用後に排尿バッグを床面など
に放置して、バッグ本体から中バッグに液体が戻って
も、ジグザグの排尿通路を経由しなければ、開口部まで
逆流できず、この間に、排尿は中バッグの偏平状態の部
分で押さえ込まれ、開口部からの漏出を実質的に防止で
きる。このため、ファスナーによる封鎖が不完全な場合
でも、床に排尿をこぼして、汚損する虞がない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る排尿バッグの一実施例を示す全体
の概略平面図である。
【図2】上記実施例の排尿バッグのバッグ本体内部を示
す横断平面図である。
【図3】上記実施例の排尿バッグの縦断面図である。
【図4】上記実施例の排尿バッグの開閉弁部分の拡大縦
断面図である。
【符号の説明】
1 バッグ本体、1a 開口部、1b 表側布、
1c 裏側布、2 ファスナー、2a スライダ
ー、3 中バッグ、3a 連通開口部、3b 表
布片、3c 裏布片、3d 滞留部、3e 滞留
室、4a 線状固着線、4b 下面線状固着線、5
掴み部 6 把手部 7 開閉弁

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表側布(1b)と裏側布(1c)の2枚
    の軟質プラスチックシートを重ねて周縁部を封着してな
    り、その表側布(1b)にファスナー(2)により開閉
    自在とされたスリット状の開口部(1a)を有するバッ
    グ本体(1)と、上記バッグ本体(1)の上記周縁部に
    突設されバッグ本体(1)を持ち運ぶための把手部
    (6)と、上記バッグ本体(1)の表側布(1b)の外
    側における上記開口部(1a)の両側部に設けられた布
    片よりなり、開口部(1a)を開放状態に保持するとと
    もに閉鎖状態にある開口部(1a)の全体を覆うための
    掴み部(5)とが設けられていることを特徴とする排尿
    用バッグ。
  2. 【請求項2】 上記バッグ本体(1)内に配置されて上
    記開口部(1a)とバッグ本体内部とを連通する中バッ
    グ(3)を具備しており、上記中バッグ(3)内には、
    その表裏布片(3b,3c)の対向面が上記開口部(1
    a)側からバッグ本体内部との連通開口部(3a)側に
    かけて線状又は棒状に固着されていることにより、上記
    開口部(1a)と連通開口部(3a)との間にジグザグ
    状の排尿通路(3d)を形成おり、また、バッグ本体
    (1)の周縁部の上下縁部には把手部(6)、(6)が
    形成されていることを特徴とする請求項1に記載の排尿
    用バッグ。
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JPH0884688A JPH0884688A (ja) 1996-04-02
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