JP2744380B2 - イメージスキャナ付プリンタ - Google Patents

イメージスキャナ付プリンタ

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JP2744380B2
JP2744380B2 JP4151560A JP15156092A JP2744380B2 JP 2744380 B2 JP2744380 B2 JP 2744380B2 JP 4151560 A JP4151560 A JP 4151560A JP 15156092 A JP15156092 A JP 15156092A JP 2744380 B2 JP2744380 B2 JP 2744380B2
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晴一 山川
隆 菊地
慎一 布留川
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、各種伝票のような予め
所定の印刷がなされている印字媒体の印刷内容(文字や
図柄、罫線枠等)を読み取ることができるイメージスキ
ャナ付プリンタに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のプリンタとしては、実開
昭60−117155号公報に開示されたものがある。
図10は上記従来プリンタを示す側面概略図であり、図
11は同平面図である。図示したプリンタ50におい
て、51は一対のキャリッジシャフトであり、このキャ
リッジシャフト51にはキャリッジ52がスライド自在
に係合されている。またキャリッジ52には、印字ヘッ
ド53と画像読取センサ54とが搭載されており、更に
印字ヘッド53の先端部下方には、所定の間隙を隔てて
プラテン55が対向配置されている。
【0003】一方、図中56はシートガイドであり、こ
のシートガイド56によって媒体走行路Rが形成されて
いる。また、媒体走行路Rの媒体供給側Aと媒体排出側
Bとにはそれぞれ一対のフィードローラ57a,57b
が配設されており、一方のフィードローラ57aはスプ
リング58の付勢力により他方のフィードローラ57b
に圧接している。
【0004】更に、図11において、59は左右一対の
サイドフレームであり、これらのサイドフレーム59に
は、上述したキャリッジシャフト51や、プラテン55
のプラテン軸60、並びに各フィードローラ57a,5
7bのローラシャフト61が支持されている。
【0005】このように構成された従来のプリンタ50
において、先ず媒体供給側Rから供給された印字媒体
(不図示)は、フィードローラ57aの回転駆動により
両フィードローラ57a,57bに挟持された状態で媒
体走行路Rを走行する。そして、印字媒体がプラテン5
5上に搬送されると、図示せぬスペーシングモータの駆
動によりキャリッジ52がスペース動作を開始する。こ
の時、キャリッジ52に搭載された画像読取センサ54
は、キャリッジ52のスペース動作に従って印字媒体に
印刷されている内容を順に読み取って行く。このような
読取動作が行われながら印字媒体は更に媒体走行路Rに
沿って搬送され、その後、媒体排出側Bに配設されたフ
ィードローラ57aの回転駆動により両フィードローラ
57a,57bに挟持された状態でスタッカ等に排出さ
れる。
【0006】ここで、画像読取センサ54によって読み
取られた内容は、電気的な信号に変換されて上位装置、
例えばワープロ等に転送記憶される。そして、この記憶
された内容は、ワープロ等の画面上に出力される。オペ
レータは、画面上に出力された画像(印字媒体から読み
取った画像)の所定位置に文字等の入力操作を行い、そ
れが完了したら再度、印字媒体をプリンタ50の媒体供
給側Aから挿入する。印字媒体は先程と同じようにして
プラテン55上に搬送され、そこで今度は印字ヘッド5
3の印字動作によって、上記オペレータにより入力され
た文字等を印字媒体上の指定された位置に印字する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
プリンタ50においては以下のような問題があった。 (1)画像読取センサ54がキャリッジ52に搭載され
た構成になっているため、キャリッジ52のスペース動
作時に発生する振動や揺れ等が画像読取センサ54に直
接伝わり、画像読取センサ54の読取精度が低下してし
まう。 (2)キャリッジ52のスペース動作の際に、印字ヘッ
ド53の先端部に配設されたリボンプロテクタ(不図
示)が印字媒体の表面を擦った状態で移動するため紙粉
等が多く発生し、これが画像読取センサ54のセンサ面
54aに付着して、画像読取センサ54の読取精度を低
下させてしまう。また、これを防止するには、画像読取
センサ54のセンサ面54aに付着した紙粉を清掃する
機構を設けるなどの特殊な手段が必要となる。 (3)キャリッジ52に印字ヘッド53と画像読取セン
サ54とが搭載されているため、キャリッジ52全体が
大型化してしまう。よって、このキャリッジ52がスペ
ース動作するための空間をプリンタ内部に確保するとな
ると、プリンタ全体としても大型化してしまう。
【0008】本発明は、上記問題を解決するためになさ
れたもので、キャリッジのスペース動作に伴う振動の影
響と、センサ面への紙粉等の付着を防止して、読取精度
に優れたイメージスキャナ付プリンタを提供することを
目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するためになされたもので、左右一対のサイドフレー
ムに支持されたキャリッジシャフトと、このキャリッジ
シャフトにスライド自在に係合されたキャリッジと、こ
のキャリッジに搭載された印字ヘッドと、この印字ヘッ
ドの先端部と所定の間隙を隔てて対向配置されたプラテ
ンと、印字媒体を案内するための第1の媒体走行路を形
成するシートガイドと、媒体走行路上において媒体供給
側と媒体排出側とにそれぞれ配設されたフィードローラ
とを有するプリンタ本体と、このプリンタ本体のシート
ガイドの一端側に連結した状態で配置され、第1の媒体
走行路に印字媒体を案内する第2の媒体走行路を形成し
てなるステージと、このステージの両側面に固定された
状態でプリンタ本体のサイドフレームに係止されるサイ
ド板と、第2の媒体搬送路の略中間位置にステージの幅
方向に渡って固定状態で配設された画像読取センサと、
第2の媒体搬送路上に配設され、ステージ上に供給され
た印字媒体を搬送する搬送ローラとを有する画像読取装
置とによって構成され、この画像読取装置が、プリンタ
本体のキャリッジから離間した状態で媒体供給側に配設
されたものである。また、画像読取装置のステージに画
像読取センサと対向する状態で反射板を埋設し、この反
射板の上面とステージの上面とを面一に形成したもので
ある。
【0010】更に、層状に積み重ねられた複数枚の印字
媒体を収納して、それらの印字媒体を一枚ずつ分離しな
がらプリンタ本体の第1の媒体走行路へと送り出す自動
給紙装置と、上述した画像読取装置とを、プリンタ本体
の媒体供給側において着脱自在に構成したものである。
また、プリンタ本体に画像処理装置が装着されたことを
検出する検出手段を設けたものである。加えて、プリン
タ本体に画像処理装置の装着態様を維持してプリンタ本
体の第1の媒体走行路への印字媒体の挿入可能な空間を
有し且つプリンタ本体での印字を可能としたものであ
る。
【0011】
【作用】本発明のイメージスキャナ付プリンタにおいて
は、画像読取装置のステージ上に供給された印字媒体が
搬送ローラの回転によって第2の媒体走行路を走行す
る。そして、印字媒体に印刷された内容は、その走行途
中において画像読取センサを通過する際に順次読み取ら
れていく。また、画像読取装置を通過した印字媒体は、
ステージによって形成された第2の媒体走行路に案内さ
れて、プリンタ本体の第1の媒体走行路へと送り出され
る。つまり、本発明においては、画像読取装置がプリン
タ本体のキャリッジから離間した状態で配設され、しか
もその画像読取装置には、印字媒体を搬送するための機
構、すなわち第2の媒体走行路を形成するステージや搬
送ローラが具備されているため、キャリッジを停止させ
たままの状態で印字媒体に印刷された内容が画像読取セ
ンサによって読み取られる。また、画像読取装置のステ
ージに画像読取センサと対向する状態で反射板を埋設し
たことにより、画像読取センサのセンサ面から投光され
る光の反射率の点で、反射板と印字媒体との間には大き
な差が生じるようになる。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係わるイメージスキャナ付プ
リンタの実施例を図面に基づいて説明する。図1は、本
発明の実施例を示す側面概略図である。図示したプリン
タ1は、大きくはプリンタ本体2と画像読取装置3とか
ら構成されている。更に、プリンタ本体2は、キャリッ
ジシャフト4、キャリッジ5、印字ヘッド6、プラテン
7、シートガイド8、フイードローラ9a,9bによっ
て構成されており、画像読取装置3は、ステージ10、
サイド板11、画像読取センサ12、搬送ローラ13
a,13bによって構成されている。
【0013】始めに、プリンタ本体2側の構成を図1及
び図2を用いて詳細に説明する。なお、図2はプリンタ
本体の平面図である。キャリッジシャフト4は、互いに
平行に配置された二本のシャフトからなり、各両端部が
サイドフレーム14,14に支持されている。このキャ
リッジシャフト4には、図示せぬスライドベアリング等
を介してキャリッジ5がスライド自在に係合されてい
る。また、キャリッジ5には印字ヘッド6が搭載されて
おり、更に印字ヘッド6の先端部下方には、所定の間隙
を隔ててプラテン7が対向配置されている。このプラテ
ン7のプラテン軸7aは、上述したキャリッジシャフト
4と平行となるようにサイドフレーム14に支持されて
いる。
【0014】シートガイド8は、印字ヘッド6とプラテ
ン7の間隙部分を通過する形で略水平に配設されてお
り、このシートガイド8によって、印字媒体を案内する
ための第1の媒体走行路R1が形成されている。フィー
ドローラ9a,9bは、それぞれ外周面がゴム等の高摩
擦材料で構成されており、第1の媒体走行路R1上にお
いて媒体供給側Aと媒体排出側Bとに配設されている。
これらのフィードローラ9a,9bは、両端部がサイド
フレーム14に支持されたローラシャフト15,15・
・の適宜箇所にそれぞれ軸着されており、しかも一方の
フィードローラ9aがスプリング16の付勢力によって
他方のフィードローラ9bに圧接されている。更に、プ
リンタ本体2の媒体供給側Aにおける各サイドフレーム
14の側面には、それぞれ内側に突出した状態で対向す
る一対の係合ポスト17a,17bが設けられている。
【0015】続いて、図1,図3、及び図4乃至図6を
用いて画像読取装置3側の構成を詳細に説明する。な
お、図3は画像読取装置の平面図であり、図4は同左側
面図、図5は同右側面図、図6は同要部断面図である。
ステージ10は所定の厚さを有する板状部材で、上記プ
リンタ本体2のシートガイド8の一端側に連結した状態
で配置されている。また、ステージ10の上方には、画
像読取センサ12や搬送ローラ13aを覆う状態でカバ
ー18(図6)が設けられている。このステージ10
は、画像読取装置3側において第2の媒体走行路R2を
形成している。よって、ステージ10上に供給される印
字媒体は、この第2の媒体走行路R2に沿って走行し、
その後プリンタ本体2側に形成された第1の媒体走行路
R1に案内される。
【0016】サイド板11は、ステージ10の両側面に
それぞれ固定されており、その先端側にはくわえ込部1
1aが形成され、下端側には係合部11bが形成されて
いる。ここで、くわえ込部11aと係合部11bの形状
及び形成位置は、プリンタ本体2のサイドフレーム14
に設けられた各係合ポスト17a,17bに係脱自在と
なるように設定されている。
【0017】画像読取センサ12は、上記第2の媒体走
行路R2に沿って搬送されてくる印字媒体の内容を読み
取るための、いわゆるイメージスキャナであり、そのセ
ンサ面12aがステージ10の上面と僅かな隙間を隔て
て対向配置されている。この画像読取センサ12は、ス
テージ10によって形成された第2の媒体走行路R2の
略中間位置において、ステージ10の幅方向に渡って固
定状態で配設されている。なお、画像読取センサ12に
よって読み取られた内容は、図示せぬ接続コードを介し
て一旦プリンタの主制御部に転送され、そこから更に上
位装置、例えばワープロ等に転送されるようになってい
る。
【0018】搬送ローラ13a,13bは、ステージ1
0上に供給された印字媒体を搬送するためのもので、画
像読取センサ12の手前側に位置する状態で第2の媒体
走行路R2上に配設されている。これらの搬送ローラ1
3a,13bは、両端部がサイド板11に支持されたロ
ーラシャフト19の所定箇所に軸着されており、しかも
一方の搬送ローラ13aがスプリング20の付勢力によ
って他方の搬送ローラ13bに圧接されている。
【0019】また、ローラシャフト19の一端にはロー
ラギア21が軸着されている。このローラギア21は、
サイド板11の外側に配置された中間ギア22と噛合し
ており、更に中間ギア22は、同様にサイド板11の外
側に配置された連結ギア23と噛合している。ここで、
中間ギア22と連結ギア23とは、サイド板11の外側
に取り付けられたスタッド24,25にそれぞれ回転自
在に支持されている。
【0020】更に、本実施例では、第2の媒体走行路R
2を形成するステージ10に、画像読取センサ12と対
向する状態で反射板26(図6)が埋設されている。そ
して、この反射板26の上面とステージ10の上面とは
面一に形成されている。
【0021】このように構成された本実施例のイメージ
スキャナ付プリンタ1においては、プリンタ本体2に対
して画像読取装置3が以下のようにして装着される。ま
ず、プリンタ本体2のサイドフレーム14に設けた係合
ポスト17aに、画像読取装置3のサイド板11に形成
したくわえ込み11aを嵌め込む。続いて、プリンタ本
体側の係合ポスト17bに画像読取装置3側の係合部1
1bを係合させる。この状態で、画像読取装置3のサイ
ド板11は装置全体の自重によってプリンタ本体2のサ
イドフレーム14に係止され、これによってプリンタ本
体2に画像読取装置3が装着される。
【0022】ここで、プリンタ本体2に画像読取装置3
が装着された状態では、プリンタ本体2側の連結ギア
(不図示)と、画像読取装置3側の連結ギア23とが噛
合するようになっている。これにより、プリンタ本体2
の各フィードローラ9a,9bと画像読取装置3の搬送
ローラ13a,13bとは、プリンタ本体2側に設けら
れたフィードモータ(不図示)を共通の駆動源として回
転するようになる。
【0023】更に、プリンタ本体2と画像読取装置3の
接続部分には、プリンタ本体2に画像読取装置3の装着
状態を維持してプリンタ本体2の第1の媒体走行路R1
に印字媒体を挿入可能な空間Pが形成されている。ま
た、この空間Pを通して挿入された印字媒体に対しては
プリンタ本体2で印字できるようになっている。
【0024】一方、プリンタ本体2から画像読取装置3
を取り外す場合は、まず画像読取装置3の一端側を持ち
上げるようにして、サイド板11の係合部11bをサイ
ドフレーム14の係合ポスト17bから離脱させる。続
いて、画像読取装置3を横方向に引き出すようにして、
サイド板11のくわえ込部11aをサイドフレーム14
の係合ポスト17aから離脱させる。これにより、画像
読取装置3はプリンタ本体2から取り外される。
【0025】次に、本実施例のイメージスキャナ付プリ
ンタ1の動作について説明する。なお、プリンタ本体2
の印字動作については従来と同様であるので説明を省略
し、ここでは画像読取装置3による読取動作についての
み説明する。まず、画像読取装置3のステージ10上に
印字媒体(不図示)が供給されると、図示せぬフィード
モータの駆動によって搬送ローラ13a,13bが回転
し、これにより、印字媒体が搬送ローラ13a,13b
に挟持された状態で第2の媒体走行路R2上を走行す
る。そして、画像読取センサ12が配設されている位置
にくると、印字媒体に印刷されている内容が画像読取セ
ンサ12のセンサ面12aから順次読み取られて行く。
また、ここで読み取られた内容は、プリンタの主制御部
を通して、上位装置であるワープロ等に転送される。
【0026】画像読取装置3を通過した印字媒体は、そ
の後、プリンタ本体2の第1の媒体走行路R1へと導か
れ、媒体供給側Aのフィードローラ9a,9bの回転に
従って第1の媒体走行路R1上を走行する。そして、印
字ヘッド6とプラテン7との間隙部分を通過した後、媒
体排出側Bに配設されたフィードローラ9a,9bの回
転によってスタッカ等に排出される。その際、印字ヘッ
ド6とプラテン7がなす間隙は、キャリッジ5の退避動
作によって印字媒体の走行を妨げない程度に確保され
る。
【0027】このように本実施例のプリンタ1において
は、画像読取装置3がプリンタ本体2のキャリッジ5か
ら離間した状態で配設されており、しかもその画像読取
装置3には、印字媒体を搬送するための機構、すなわち
第2の媒体走行路R2を形成するステージ10や搬送ロ
ーラ13a,13bが具備されているため、キャリッジ
5を停止させたままの状態でも印字媒体に印刷された内
容を画像読取センサ12によって読み取ることができ
る。これにより、キャリッジ5のスペース動作に伴う振
動等の影響が解消されるとともに、リボンプロテクタが
印字媒体の表面を擦って移動する際の紙粉等の発生が確
実に防止され、もって、印字媒体に印刷された画像に対
する画像読取センサ12の読取精度が格段に向上する。
【0028】また、本実施例では、画像読取装置3のス
テージ10に画像読取センサ12と対向する状態で反射
板26が埋設したことにより、画像読取センサ12のセ
ンサ面12aから投光される光の反射率の点で、印字媒
体と反射板26との間に大きな差が生じるようになり、
これによって印字媒体の走行位置が画像読取センサ12
でより正確に検出されるようになる。
【0029】更に、プリンタ本体2に画像読取装置3を
装着した状態で、ステージ10の先端側下方に媒体挿入
口Pが形成されるようにしたので、印字処理だけを行う
ための印字媒体をいちいち画像読取装置3を通すことな
く、直接プリンタ本体2に手差し供給できるようにな
る。
【0030】また、本実施例のイメージスキャナ付プリ
ンタ1の構成においては、層状に積み重ねられた複数枚
の印字媒体を収納して、それらの印字媒体を一枚ずつ分
離しながらプリンタ本体2の第1の媒体走行路R1へと
送り出す自動給紙装置(不図示)が備えられている。こ
の自動給紙装置は、例えば、複数枚の印字媒体を収納す
るカセットと、このカセットの底部に印字媒体と当接す
るように配設された呼び出しローラと、この呼び出しロ
ーラによって繰り出された印字媒体を一枚ずつ分離しな
がら上記プリンタ本体2の第1の媒体走行路R1へと送
り出す送出ローラとから構成される。
【0031】更に、この自動給紙装置は、以下の手段に
よってプリンタ本体2に着脱自在に構成されている。す
なわち、自動給紙装置のカセットの両側面には、所定形
状をなす側板がそれぞれ固定されており、しかも各側板
には、上記画像読取装置3のサイド板11と同様のくわ
え込部11aと係合部11bとが形成されている。よっ
て、これらの側板をプリンタ本体2のサイドフレーム1
4に係脱することにより、プリンタ本体2に対して自動
給紙装置が着脱自在となっている。
【0032】このようにプリンタ本体2に対して画像読
取装置2と自動給紙装置(不図示)とを着脱自在に構成
することにより、印字媒体の画像を読み取る場合や、そ
の読み取った画像の所定位置に文字等を印字する場合、
或いは単に印字媒体に印字処理を行う場合といった、様
々なプリンタの使用目的に応じて画像読取装置3と自動
給紙装置とを適宜交換することができる。一例として、
各種伝票のように同じ画像をした印字媒体を大量に取扱
う場合は、まずプリンタ本体2に画像読取装置3を装着
して、大量にある印字媒体の中の一枚を画像読取センサ
3によって読み取る。その後、ワープロ等の画面上に読
み取った画像を出力して、オペレータ操作により画像の
所定位置に文字等を入力する。続いて、プリンタ本体2
に装着する装置を画像読取装置3から自動給紙装置に交
換する。この自動給紙装置のカセットには上述した大量
の印字媒体が収納されており、自動給紙装置はそれらの
印字媒体を一枚ずつ分離しながらプリンタ本体2の第1
の媒体走行路R1へと送り出す。そして、先程オペレー
タにより入力された文字等がプリンタ本体2側にて印字
媒体の所定位置に印字される。
【0033】加えて、本実施例のイメージスキャナ付プ
リンタ1には、プリンタ本体2に画像読取装置3が装着
されたことを検出する検出手段が設けられている。すな
わち、図2,図7に示すようにプリンタ本体2の一方の
サイドフレーム14の外側にはマイクロスイッチ27が
取り付けられている。このマイクロスイッチ27は螺子
28によってサイドフレーム14に固定されており、そ
の状態で操作レバー27aがサイドフレーム14の上縁
よりも突出して配置されている。
【0034】そして、プリンタ本体2に画像読取装置3
が装着された場合は、図8に示すように連結ギア23を
支持するスタッド25によってマイクロスイッチ27の
操作レバー27aが押下され、マイクロスイッチ27が
オン状態に保持される。一方、プリンタ本体2に自動給
紙装置が装着された場合は、図9に示すように自動給紙
装置の連結ギア29を支持するスタッド30がマイクロ
スイッチ27の操作レバー27aから離れて配置され、
マイクロスイッチ27がオフ状態に保持される。このよ
うに配置構成することにより、マイクロスイッチ27か
ら送り出されるオン/オフ信号を基に、プリンタ本体2
に画像読取装置3が装着されたことを検出することが可
能となる。
【0035】なお、プリンタ本体2に画像読取装置3が
装着されたことを検出する検出手段としては、上述した
マイクロスイッチ27を用いたもの以外にも、例えば、
画像読取装置3の画像読取センサ12とプリンタ本体2
の主制御部とを電気的に接続するコードを介して、像読
取装置3が装着されたことをプリンタ本体2側に報知す
るようにするなど種々の方法が考えられる。
【0036】
【発明の効果】以上、説明したように本発明のイメージ
スキャナ付プリンタによれば、画像読取センサを有する
画像読取装置がプリンタ本体のキャリッジから離間した
状態で配設されており、しかもその画像読取装置には、
印字媒体を搬送するための機構、すなわち第2の媒体走
行路を形成するステージや搬送ローラが具備されている
ため、キャリッジを停止させたままの状態で印字媒体に
印刷された内容を画像読取センサによって読み取ること
ができる。これにより、キャリッジのスペース動作に伴
う振動の影響が解消されるとともに、リボンプロテクタ
が印字媒体の表面を擦って移動する際の紙粉等の発生が
確実に防止され、もって、印字媒体に印刷された画像に
対する画像読取センサの読取精度が格段に向上する。
【0037】また、画像読取装置のステージに画像読取
センサと対向する状態で反射板を埋設したことにより、
画像読取センサのセンサ面から投光される光の反射率の
点で、印字媒体と反射板との間に大きな差が生じるよう
になり、これによって印字媒体の走行位置が画像読取セ
ンサでより正確に検出されるようになる。
【0038】更に、プリンタ本体の媒体供給側において
自動給紙装置と画像読取装置とを着脱自在に構成するこ
とにより、様々なプリンタの使用目的に応じて上記各装
置を適宜交換することが可能となる。
【0039】加えて、本発明においては、プリンタ本体
に画像読取装置を装着した状態でもプリンタ本体の第1
の媒体走行路へ直接印字処理だけを行うための印字媒体
の挿入口(空間)が形成されるようになっているので、
画像読取装置を装着した状態のまま印刷媒体をプリンタ
本体に供給することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す側面概略図である。
【図2】プリンタ本体の平面図である。
【図3】画像読取装置の平面図である。
【図4】画像読取装置の左側面図である。
【図5】画像読取装置の右側面図である。
【図6】画像読取装置の要部断面図である。
【図7】検出手段の構成図である。
【図8】画像読取装置を装着した際の配置図である。
【図9】自動給紙装置を装着した際の配置図である。
【図10】従来プリンタの側面概略図である。
【図11】従来プリンタの平面図である。
【符号の説明】
1 イメージスキャナ付プリンタ 2 プリンタ本体 3 画像読取装置 4 キャリッジシ
ャフト 5 キャリッジ 6 印字ヘッド 7 プラテン 8 シートガイド 9a,9b フィードローラ 10 ステージ 11 サイド板 12 画像読取セ
ンサ 12a センサ面 13a,13b
搬送ローラ 26 反射板 27 マイクロス
イッチ(検出手段) R1 第1の媒体走行路 R2 第2の媒体
走行路 P 空間
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 布留川 慎一 東京都港区虎ノ門1丁目7番12号 沖電 気工業株式会社内 (56)参考文献 特開 平4−181856(JP,A) 特開 昭63−77259(JP,A) 特開 平5−185659(JP,A) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) B41J 3/44 H04N 1/04 107 H04N 1/23 102

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 左右一対のサイドフレームに支持された
    キャリッジシャフトと、このキャリッジシャフトにスラ
    イド自在に係合されたキャリッジと、このキャリッジに
    搭載された印字ヘッドと、この印字ヘッドの先端部と所
    定の間隙を隔てて対向配置されたプラテンと、印字媒体
    を案内するための第1の媒体走行路を形成するシートガ
    イドと、前記媒体走行路上において媒体供給側と媒体排
    出側とにそれぞれ配設されたフィードローラとを有する
    プリンタ本体と、 前記プリンタ本体のシートガイドの一端側に連結した状
    態で配置され、前記第1の媒体走行路に印字媒体を案内
    する第2の媒体走行路を形成してなるステージと、この
    ステージの両側面に固定された状態で前記プリンタ本体
    のサイドフレームに係止されるサイド板と、前記第2の
    媒体搬送路の略中間位置に前記ステージの幅方向に渡っ
    て固定状態で配設された画像読取センサと、前記第2の
    媒体搬送路上に配設され、前記ステージ上に供給された
    印字媒体を搬送する搬送ローラとを有する画像読取装置
    とによって構成され、 前記画像読取装置は、前記プリンタ本体のキャリッジか
    ら離間した状態で前記媒体供給側に配設されたことを特
    徴とするイメージスキャナ付プリンタ。
  2. 【請求項2】 前記画像読取装置のステージに前記画像
    読取センサと対向する状態で反射板を埋設し、この反射
    板の上面と前記ステージの上面とを面一に形成したこと
    を特徴とする請求項1記載のイメージスキャナ付プリン
    タ。
  3. 【請求項3】 層状に積み重ねられた複数枚の印字媒体
    を収納して、それらの印字媒体を一枚ずつ分離しながら
    前記プリンタ本体の第1の媒体走行路へと送り出す自動
    給紙装置と、前記画像読取装置とを、前記プリンタ本体
    の媒体供給側において着脱自在に構成したことを特徴と
    する請求項1記載のイメージスキャナ付プリンタ。
  4. 【請求項4】 前記プリンタ本体に前記画像処理装置が
    装着されたことを検出する検出手段を設けたことを特徴
    とする請求項3記載のイメージスキャナ付プリンタ。
  5. 【請求項5】 前記プリンタ本体に前記画像処理装置の
    装着態様を維持して前記プリンタ本体の第1の媒体走行
    路への印字媒体の挿入可能な空間を有し且つ前記プリン
    タ本体での印字が可能であることを特徴とする請求項1
    記載のイメージスキャナ付プリンタ。
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