JP2743881B2 - 送信ビットレート判別方法及び装置 - Google Patents
送信ビットレート判別方法及び装置Info
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- JP2743881B2 JP2743881B2 JP25258895A JP25258895A JP2743881B2 JP 2743881 B2 JP2743881 B2 JP 2743881B2 JP 25258895 A JP25258895 A JP 25258895A JP 25258895 A JP25258895 A JP 25258895A JP 2743881 B2 JP2743881 B2 JP 2743881B2
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Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、送信ビットレート
の判別法に関し、特に１９９３年７月に北米で標準化さ
れたスペクトル拡散方式を用い、可変ビットレートで送
信を行う移動通信システム（ＴＩＡ・ＩＳ−９５）にお
ける、送信ビットレートの判別法に関する。
の判別法に関し、特に１９９３年７月に北米で標準化さ
れたスペクトル拡散方式を用い、可変ビットレートで送
信を行う移動通信システム（ＴＩＡ・ＩＳ−９５）にお
ける、送信ビットレートの判別法に関する。
【０００２】
【従来の技術】一般に、スペクトル拡散方式を用いた移
動通信では、基地局が移動局と通信を行う場合に、基地
局は、伝送する音声やデータなどの信号に誤り訂正符号
化やブロックインターリーブなどの信号処理を施し、こ
のような処理を受けた音声やデータをＰＳＫなどで変調
した後、ＰＮ拡散符号（疑似雑音拡散符号、ＰＮはＰｓ
ｅｕｄｏ Ｎｏｉｓｅの略）などの符号を用いて広い帯
域にスペクトルを拡散して伝送する。
動通信では、基地局が移動局と通信を行う場合に、基地
局は、伝送する音声やデータなどの信号に誤り訂正符号
化やブロックインターリーブなどの信号処理を施し、こ
のような処理を受けた音声やデータをＰＳＫなどで変調
した後、ＰＮ拡散符号（疑似雑音拡散符号、ＰＮはＰｓ
ｅｕｄｏ Ｎｏｉｓｅの略）などの符号を用いて広い帯
域にスペクトルを拡散して伝送する。
【０００３】これに対し、移動局では、基地局と同一で
同期の取れたＰＮ符号を系列を用いて、受信信号を逆拡
散した後、復調してベースバンド信号を得、誤り訂正や
インターリーブなどの信号処理を施してもとの音声やデ
ータなどの信号を取り出している。
同期の取れたＰＮ符号を系列を用いて、受信信号を逆拡
散した後、復調してベースバンド信号を得、誤り訂正や
インターリーブなどの信号処理を施してもとの音声やデ
ータなどの信号を取り出している。
【０００４】ＴＩＡ・ＩＳ−９５では、基地局が移動局
と通信を行う際に、通話チャネルにて、図４に示すよう
な信号処理を施した後、スペクトルの拡散・変調を行
い、伝送している。
と通信を行う際に、通話チャネルにて、図４に示すよう
な信号処理を施した後、スペクトルの拡散・変調を行
い、伝送している。
【０００５】図４において、ＴＩＡ・ＩＳ−９５の基地
局は、通話チャネルにおいて、伝送するデータに９．６
Ｋｂｐｓ、４．８Ｋｂｐｓ、２．４Ｋｂｐｓ、１．２Ｋ
ｂｐｓの４つの異なる送信ビットレートを用いて可変ビ
ットレートを実現しており、移動局が受信後受信データ
の誤りを検出するために用いる情報を音声などの送信デ
ータに付加し（４０２）、送信フレームを作成する（４
０３）。その後送信フレーム毎に誤り訂正のために畳み
込み符号化（４０４）を施し、送信ビットレートに応じ
て送信シンボルを繰り返し送信する（４０５）。
局は、通話チャネルにおいて、伝送するデータに９．６
Ｋｂｐｓ、４．８Ｋｂｐｓ、２．４Ｋｂｐｓ、１．２Ｋ
ｂｐｓの４つの異なる送信ビットレートを用いて可変ビ
ットレートを実現しており、移動局が受信後受信データ
の誤りを検出するために用いる情報を音声などの送信デ
ータに付加し（４０２）、送信フレームを作成する（４
０３）。その後送信フレーム毎に誤り訂正のために畳み
込み符号化（４０４）を施し、送信ビットレートに応じ
て送信シンボルを繰り返し送信する（４０５）。
【０００６】このとき、送信シンボルの繰り返し回数
は、送信ビットレートが低いほど多く、送信ビットレー
ト９．６Ｋｂｐｓでは繰り返しなし、すなわち繰り返し
回数１回、４．８Ｋｂｐｓでは２回、２．４Ｋｂｐｓで
は４回、１．２Ｋｂｐｓでは８回繰り返す。
は、送信ビットレートが低いほど多く、送信ビットレー
ト９．６Ｋｂｐｓでは繰り返しなし、すなわち繰り返し
回数１回、４．８Ｋｂｐｓでは２回、２．４Ｋｂｐｓで
は４回、１．２Ｋｂｐｓでは８回繰り返す。
【０００７】さらにブロックインターリーブの処理を施
し（４０６）、４２段のＰＮ符号器によりロングコード
を発生し（４０１０）、デシメータ（４０１１）を介し
て送信データにスクランブルを掛け（４０７）、また、
デシメータ（４０１２）を介して送信データに、移動局
の送信電力を制御するための情報を挿入して（４０
８）、スペクトルを広い帯域に拡散し、変調を掛けて
（４０９）伝送する。
し（４０６）、４２段のＰＮ符号器によりロングコード
を発生し（４０１０）、デシメータ（４０１１）を介し
て送信データにスクランブルを掛け（４０７）、また、
デシメータ（４０１２）を介して送信データに、移動局
の送信電力を制御するための情報を挿入して（４０
８）、スペクトルを広い帯域に拡散し、変調を掛けて
（４０９）伝送する。
【０００８】これに対し、対応する移動局では、図５に
示すような処理を通話チャネルにおいて受信したデータ
に施す。移動局で受信されたデータは、その移動局が交
信している基地局が用いているＰＮ符号と同一かつ同期
の取れたＰＮ符号を用いてスペクトルを逆拡散し（５０
１）、基地局から同期チャネルを介して送られてくるス
クランブルを解除するための情報を用いてロングコード
を発生させ、スクランブルの解除を行う（５０２）。ス
クランブルが解除された受信データは、ブロックインタ
ーリーブ（５０３）により、受信データの順序が入れ替
えられ、４つの送信ビットレートそれぞれに対応したビ
タビ復号器（５０４）によりビダビ復号が行われる。
示すような処理を通話チャネルにおいて受信したデータ
に施す。移動局で受信されたデータは、その移動局が交
信している基地局が用いているＰＮ符号と同一かつ同期
の取れたＰＮ符号を用いてスペクトルを逆拡散し（５０
１）、基地局から同期チャネルを介して送られてくるス
クランブルを解除するための情報を用いてロングコード
を発生させ、スクランブルの解除を行う（５０２）。ス
クランブルが解除された受信データは、ブロックインタ
ーリーブ（５０３）により、受信データの順序が入れ替
えられ、４つの送信ビットレートそれぞれに対応したビ
タビ復号器（５０４）によりビダビ復号が行われる。
【０００９】その後、従来はビダビ復号された受信デー
タは送信ビットレートを判別するために、基地局で誤り
訂正のための符号化に用いた畳み込み符号器（４０４）
と同じ畳み込み符号器で送信ビットレートごとそれぞれ
再符号化（５０５）される。再符号化された復号データ
は、それぞれの送信ビットレートごと、ビタビ復号する
前の受信データとの相関計算が行われ（５０６）、相関
結果をもとに、送信ビットレートの判別（５０７）が行
われる。
タは送信ビットレートを判別するために、基地局で誤り
訂正のための符号化に用いた畳み込み符号器（４０４）
と同じ畳み込み符号器で送信ビットレートごとそれぞれ
再符号化（５０５）される。再符号化された復号データ
は、それぞれの送信ビットレートごと、ビタビ復号する
前の受信データとの相関計算が行われ（５０６）、相関
結果をもとに、送信ビットレートの判別（５０７）が行
われる。
【００１０】
【発明が解決しようとする課題】以上述べたような従来
の方法を用いて送信ビットレートを判別しようとする
と、送信ビットレートが複数ある場合、すべての異なる
送信ビットレートごとにビタビ復号を行わなければなら
ない。また各復号データ系列をそれぞれの送信ビットレ
ートに対応して再符号化し、それぞれの送信ビットレー
トでの再符号化データ系列とビタビ復号する前の受信デ
ータ系列との相関をとり、その相関結果を比べて、送信
ビットレートを判別しなければならない。このため、こ
の従来方式は、所要演算量が多く、さらに装置の回路規
模の増大を招くという問題点がある。
の方法を用いて送信ビットレートを判別しようとする
と、送信ビットレートが複数ある場合、すべての異なる
送信ビットレートごとにビタビ復号を行わなければなら
ない。また各復号データ系列をそれぞれの送信ビットレ
ートに対応して再符号化し、それぞれの送信ビットレー
トでの再符号化データ系列とビタビ復号する前の受信デ
ータ系列との相関をとり、その相関結果を比べて、送信
ビットレートを判別しなければならない。このため、こ
の従来方式は、所要演算量が多く、さらに装置の回路規
模の増大を招くという問題点がある。
【００１１】本発明はこのような問題点に鑑みてなされ
たものであり、本発明の目的は、移動通信において基地
局が複数の異なる送信ビットレートを用いて可変ビット
レートで送信を行い、送信ビットレートに応じて送信シ
ンボルを繰り返し送信している場合、移動局で、受信シ
ンボルの繰り返し回数を検出し、受信したデータの送信
ビットレートの判別を簡単に行う送信ビットレート判別
方法及び装置を提供することにある。
たものであり、本発明の目的は、移動通信において基地
局が複数の異なる送信ビットレートを用いて可変ビット
レートで送信を行い、送信ビットレートに応じて送信シ
ンボルを繰り返し送信している場合、移動局で、受信シ
ンボルの繰り返し回数を検出し、受信したデータの送信
ビットレートの判別を簡単に行う送信ビットレート判別
方法及び装置を提供することにある。
【００１２】
【課題を解決するための手段】前記課題を達成するた
め、本発明における送信ビットレート判別方法は、基地
局において、複数の互いに異なる送信ビットレートのデ
ータを該送信ビットレートに応じてシンボル単位で繰り
返して送信する移動通信システムに対し、移動局で、受
信シンボル系列を送信ビットレートごとに、それぞれ対
応する送信シンボルの繰り返し回数だけ加算し、加算し
た値の絶対値をとり、絶対値の総和がそれぞれの送信ビ
ットレートごと算出した結果をもとに、送信ビットレー
トを判別することを特徴とするものである。
め、本発明における送信ビットレート判別方法は、基地
局において、複数の互いに異なる送信ビットレートのデ
ータを該送信ビットレートに応じてシンボル単位で繰り
返して送信する移動通信システムに対し、移動局で、受
信シンボル系列を送信ビットレートごとに、それぞれ対
応する送信シンボルの繰り返し回数だけ加算し、加算し
た値の絶対値をとり、絶対値の総和がそれぞれの送信ビ
ットレートごと算出した結果をもとに、送信ビットレー
トを判別することを特徴とするものである。
【００１３】
【発明の実施の形態】本発明の送信ビットレート判別装
置を図１に示す。基地局にて送信ビットレートにｎ種類
の送信ビットレートを用いている場合、図１の回路は、
送信ビットレートに対応する送信シンボルの繰り返し回
数分だけ、受信シンボルを加算する加算器（１０１１〜
１０１ｎ）と絶対値の計算を行う計算器（１０２１〜１
０２ｎ）と絶対値をさらに加算する加算器（１０３１〜
１０３ｎ）とそれぞれの加算結果を比較する比較器（１
０４１〜１０４（ｎ−１））と比較結果より送信ビット
レートを判定する判定器（１０５）と判定結果により切
り替わるスイッチ（１０６）とそれぞれの送信ビットレ
ートに対応したビタビ復号器（１０７１〜１０７ｎ）で
構成される。
置を図１に示す。基地局にて送信ビットレートにｎ種類
の送信ビットレートを用いている場合、図１の回路は、
送信ビットレートに対応する送信シンボルの繰り返し回
数分だけ、受信シンボルを加算する加算器（１０１１〜
１０１ｎ）と絶対値の計算を行う計算器（１０２１〜１
０２ｎ）と絶対値をさらに加算する加算器（１０３１〜
１０３ｎ）とそれぞれの加算結果を比較する比較器（１
０４１〜１０４（ｎ−１））と比較結果より送信ビット
レートを判定する判定器（１０５）と判定結果により切
り替わるスイッチ（１０６）とそれぞれの送信ビットレ
ートに対応したビタビ復号器（１０７１〜１０７ｎ）で
構成される。
【００１４】はじめに、移動局では、受信シンボル系列
を、送信ビットレートに対応する送信シンボルの繰り返
し回数分だけ加算するために加算器１０１１〜１０１ｎ
に入力する。次に、加算器１０１１〜１０１ｎの出力が
絶対値を計算する計算器１０２１〜１０２ｎに入力さ
れ、絶対値の計算が行われ、絶対値の計算結果は積算器
１０３１〜１０３ｎに入力される。
を、送信ビットレートに対応する送信シンボルの繰り返
し回数分だけ加算するために加算器１０１１〜１０１ｎ
に入力する。次に、加算器１０１１〜１０１ｎの出力が
絶対値を計算する計算器１０２１〜１０２ｎに入力さ
れ、絶対値の計算が行われ、絶対値の計算結果は積算器
１０３１〜１０３ｎに入力される。
【００１５】そして、積算器１０３１〜１０３ｎの積算
結果は計算器１０３１と積算器１０３ｎの積算結果と比
較するために比較器１０４１に、積算器１０３２と積算
器１０３ｎの積算結果を比較するために比較器１０４２
に、積算器１０３３と積算器１０３ｎの積算結果を比較
するために比較器１０４３に、積算器１０３（ｎ−１）
と積算器１０３ｎの積算結果を比較するために比較器１
０４（ｎ−１）というように、それぞれの比較器１０４
１〜１０４（ｎ−１）に入力され、それぞれの積算器１
０３１〜１０３ｎの積算結果が比較される。比較器から
は比較結果が等しい場合１を出力し、それ以外の場合は
０を出力する。比較器１０４１〜１０４（ｎ−１）〜の
１、０の出力値より判定器１０５は、送信ビットレート
の判定を行い、判定した送信ビットレートに応じてスイ
ッチ１０６を切り替え、受信シンボル系列を判定した送
信ビットレートに対応するビタビ復号器１０７１〜１０
７ｎに送る。また、比較器１０４１〜１０４（ｎ−１）
により、加算器１０３１〜１０３（ｎ−１）と加算器１
０３ｎの加算結果の差の絶対値、又は、自乗値などを出
力し、判定器１０５により、適当なしきい値以下である
最低の送信ビットレートであると判定することもでき
る。これにより同時に動作するビタビ復号器は１つだけ
であり、従来の方法に比べ演算量を低減できる。
結果は計算器１０３１と積算器１０３ｎの積算結果と比
較するために比較器１０４１に、積算器１０３２と積算
器１０３ｎの積算結果を比較するために比較器１０４２
に、積算器１０３３と積算器１０３ｎの積算結果を比較
するために比較器１０４３に、積算器１０３（ｎ−１）
と積算器１０３ｎの積算結果を比較するために比較器１
０４（ｎ−１）というように、それぞれの比較器１０４
１〜１０４（ｎ−１）に入力され、それぞれの積算器１
０３１〜１０３ｎの積算結果が比較される。比較器から
は比較結果が等しい場合１を出力し、それ以外の場合は
０を出力する。比較器１０４１〜１０４（ｎ−１）〜の
１、０の出力値より判定器１０５は、送信ビットレート
の判定を行い、判定した送信ビットレートに応じてスイ
ッチ１０６を切り替え、受信シンボル系列を判定した送
信ビットレートに対応するビタビ復号器１０７１〜１０
７ｎに送る。また、比較器１０４１〜１０４（ｎ−１）
により、加算器１０３１〜１０３（ｎ−１）と加算器１
０３ｎの加算結果の差の絶対値、又は、自乗値などを出
力し、判定器１０５により、適当なしきい値以下である
最低の送信ビットレートであると判定することもでき
る。これにより同時に動作するビタビ復号器は１つだけ
であり、従来の方法に比べ演算量を低減できる。
【００１６】この送信ビットレート判定装置をＴＩＡ・
ＩＳ−９５の移動局に用いる場合を考えると、移動局は
受信したデータに対し図３に示すような処理を施す。こ
の場合の送信ビットレート判別装置３０４の構成は図２
のようになる。
ＩＳ−９５の移動局に用いる場合を考えると、移動局は
受信したデータに対し図３に示すような処理を施す。こ
の場合の送信ビットレート判別装置３０４の構成は図２
のようになる。
【００１７】図３を参照して、ＴＩＡ・ＩＳ−９５の移
動局は、通話チャネルにおいて受信したデータに対し、
ＴＩＡ・ＩＳ−９５の基地局でスペクトルを拡散した際
に用いたＰＮ符号と同一且つ同期の取れたＰＮ符号を用
いて広い帯域に拡散されている受信データを逆拡散（３
０１）し、基地局から同期チャネルを介して送られてく
るスクランブルを解除するための情報をもとにロングコ
ードを発生させ、スクランブルを解除（３０２）する。
そしてブロックインターリーブ（３０３）を施し、受信
シンボル系列の順序をもとに戻し、送信ビットレートを
判別（３０４）し、判別した送信ビットレートに応じた
ビタビ復号器（３０５）を用いて受信データを復号し、
基地局で送信された音声などのデータを取り出す。
動局は、通話チャネルにおいて受信したデータに対し、
ＴＩＡ・ＩＳ−９５の基地局でスペクトルを拡散した際
に用いたＰＮ符号と同一且つ同期の取れたＰＮ符号を用
いて広い帯域に拡散されている受信データを逆拡散（３
０１）し、基地局から同期チャネルを介して送られてく
るスクランブルを解除するための情報をもとにロングコ
ードを発生させ、スクランブルを解除（３０２）する。
そしてブロックインターリーブ（３０３）を施し、受信
シンボル系列の順序をもとに戻し、送信ビットレートを
判別（３０４）し、判別した送信ビットレートに応じた
ビタビ復号器（３０５）を用いて受信データを復号し、
基地局で送信された音声などのデータを取り出す。
【００１８】ＴＩＡ・ＩＳ−９５の基地局は９．６Ｋｂ
ｐｓ、４．８Ｋｂｐｓ、２．４Ｋｂｐｓ、１．２Ｋｂｐ
ｓの４つの送信ビットレートを用い、それぞれの送信ビ
ットレートに対応して送信シンボルを９．６Ｋｂｐｓの
場合繰り返し１回、４．８Ｋｂｐｓの場合２回、２．４
Ｋｂｐｓの場合４回、１．２Ｋｂｐｓの場合８回という
ように送信シンボルを繰り返し送信しているため、図２
の回路は、受信シンボル系列を送信シンボルの繰り返し
回数分だけ加算する加算器が８シンボル加算器（２０
１）、４シンボル加算器（２０２）、２シンボル加算器
（２０３）で構成され、さらに、絶対値の計算を行う計
算器（２０４、２０５、２０６、２０７）と絶対値をさ
らに加算する加算器（２０８、２０９、２０１０、２０
１１）と比較器（２０１２、２０１３、２０１４）と送
信ビットレートの判定を行う判定器（２０１５）と判定
結果によって切り替わるスイッチ（２０１６）と９．６
Ｋｂｐｓ用ビタビ復号器（２０１７）、４．８Ｋｂｐｓ
用ビダビ復号器（２０１８）、２．４Ｋｂｐｓ用ビタビ
復号器（２０１９）、１．２Ｋｂｐｓ用ビタビ復号器で
構成される。
ｐｓ、４．８Ｋｂｐｓ、２．４Ｋｂｐｓ、１．２Ｋｂｐ
ｓの４つの送信ビットレートを用い、それぞれの送信ビ
ットレートに対応して送信シンボルを９．６Ｋｂｐｓの
場合繰り返し１回、４．８Ｋｂｐｓの場合２回、２．４
Ｋｂｐｓの場合４回、１．２Ｋｂｐｓの場合８回という
ように送信シンボルを繰り返し送信しているため、図２
の回路は、受信シンボル系列を送信シンボルの繰り返し
回数分だけ加算する加算器が８シンボル加算器（２０
１）、４シンボル加算器（２０２）、２シンボル加算器
（２０３）で構成され、さらに、絶対値の計算を行う計
算器（２０４、２０５、２０６、２０７）と絶対値をさ
らに加算する加算器（２０８、２０９、２０１０、２０
１１）と比較器（２０１２、２０１３、２０１４）と送
信ビットレートの判定を行う判定器（２０１５）と判定
結果によって切り替わるスイッチ（２０１６）と９．６
Ｋｂｐｓ用ビタビ復号器（２０１７）、４．８Ｋｂｐｓ
用ビダビ復号器（２０１８）、２．４Ｋｂｐｓ用ビタビ
復号器（２０１９）、１．２Ｋｂｐｓ用ビタビ復号器で
構成される。
【００１９】ブロックインターリーブ３０３の処理が施
された受信データは、８シンボル加算器２０１、４シン
ボル加算器２０２、２シンボル加算器２０３及び絶対値
の計算をする計算器２０７にそれぞれ入力される。そし
て、繰り返し回数単位で加算する加算器の出力は、８シ
ンボル加算器２０１の出力が計算器２０４に、４シンボ
ル加算器の出力が計算器２０５に、２シンボル加算器の
出力が計算器２０６に、となるように入力され、計算器
２０４、２０５、２０６、２０７で絶対値が計算され
る。計算器２０４、２０５、２０６、２０７の出力は算
出した絶対値をさらに積算するためにそれぞれ積算器２
０８、２０９、２０１０、２０１１に入力される。
された受信データは、８シンボル加算器２０１、４シン
ボル加算器２０２、２シンボル加算器２０３及び絶対値
の計算をする計算器２０７にそれぞれ入力される。そし
て、繰り返し回数単位で加算する加算器の出力は、８シ
ンボル加算器２０１の出力が計算器２０４に、４シンボ
ル加算器の出力が計算器２０５に、２シンボル加算器の
出力が計算器２０６に、となるように入力され、計算器
２０４、２０５、２０６、２０７で絶対値が計算され
る。計算器２０４、２０５、２０６、２０７の出力は算
出した絶対値をさらに積算するためにそれぞれ積算器２
０８、２０９、２０１０、２０１１に入力される。
【００２０】積算器２０８の出力は加算器２０１１の出
力値を比較するために比較器２０１２に入力される。比
較器２０１２では積算器２０８と積算器２０１１の出力
値が等しい場合は１を出力し、それ以外の場合は０を出
力する。
力値を比較するために比較器２０１２に入力される。比
較器２０１２では積算器２０８と積算器２０１１の出力
値が等しい場合は１を出力し、それ以外の場合は０を出
力する。
【００２１】同様に、積算器２０９出力は積算器２０１
１の出力と比較するために比較器２０１３に、積算器２
０１０出力は積算器２０１１の出力と比較するために比
較器２０１４にそれぞれ入力され、それぞれの比較器は
比較結果が等しい場合は１を出力し、それ以外は０を出
力する。
１の出力と比較するために比較器２０１３に、積算器２
０１０出力は積算器２０１１の出力と比較するために比
較器２０１４にそれぞれ入力され、それぞれの比較器は
比較結果が等しい場合は１を出力し、それ以外は０を出
力する。
【００２２】判定器２０１５では各比較器からの出力値
をもとに送信ビットレートの判定を行う。各比較器から
の出力値が全て１の場合は送信ビットレートが１．２Ｋ
ｂｐｓであり、比較器２０１２の出力が０で、その他の
比較器の出力が１の場合は送信ビットレートが２．４Ｋ
ｂｐｓであり、比較器２０１２と比較器２０１３の出力
が０で、比較器２０１４の出力が１の場合は送信ビット
レートが４．８Ｋｂｐｓであり、各比較器の出力が０の
場合は送信ビットレートが９．６Ｋｂｐｓである。
をもとに送信ビットレートの判定を行う。各比較器から
の出力値が全て１の場合は送信ビットレートが１．２Ｋ
ｂｐｓであり、比較器２０１２の出力が０で、その他の
比較器の出力が１の場合は送信ビットレートが２．４Ｋ
ｂｐｓであり、比較器２０１２と比較器２０１３の出力
が０で、比較器２０１４の出力が１の場合は送信ビット
レートが４．８Ｋｂｐｓであり、各比較器の出力が０の
場合は送信ビットレートが９．６Ｋｂｐｓである。
【００２３】そして送信ビットレートが判別すると判定
器２０１５はスイッチ２０１６を判定した送信ビットレ
ートに応じたビタビ復号器に接続するように切り替え、
判定した送信ビットレートに対応するビタビ復号器に受
信シンボル系列を送る。
器２０１５はスイッチ２０１６を判定した送信ビットレ
ートに応じたビタビ復号器に接続するように切り替え、
判定した送信ビットレートに対応するビタビ復号器に受
信シンボル系列を送る。
【００２４】また、送信ビットレートに応じた送信シン
ボルの繰り返し回数の比が２のべき乗に等しい場合、送
信ビットレートに応じたシンボルの繰り返し回数分だけ
加算する加算器にて、受信シンボルを２シンボル分だけ
加算した加算値を連続して２つ加算すれば４シンボル分
だけ加算した加算結果になり、さらにこの４シンボル分
だけ加算した加算値を連続して２つ加算すれば８シンボ
ル分加算した結果になるといえるため、さらに演算量を
低減できる。
ボルの繰り返し回数の比が２のべき乗に等しい場合、送
信ビットレートに応じたシンボルの繰り返し回数分だけ
加算する加算器にて、受信シンボルを２シンボル分だけ
加算した加算値を連続して２つ加算すれば４シンボル分
だけ加算した加算結果になり、さらにこの４シンボル分
だけ加算した加算値を連続して２つ加算すれば８シンボ
ル分加算した結果になるといえるため、さらに演算量を
低減できる。
【００２５】
【発明の効果】以上説明したように、本発明による送信
ビットレート判別法は、基地局が複数の異なる送信ビッ
トレートを用いて可変ビットレートを実現し、送信ビッ
トレートに応じて送信シンボルを繰り返し送信している
場合、移動局でその繰り返し回数を受信シンボルを加算
することによって検出し、送信ビットレートを判別する
ようにしたため、従来の方法に比べて演算量が低減で
き、回路規模の増大も防ぐことができる。
ビットレート判別法は、基地局が複数の異なる送信ビッ
トレートを用いて可変ビットレートを実現し、送信ビッ
トレートに応じて送信シンボルを繰り返し送信している
場合、移動局でその繰り返し回数を受信シンボルを加算
することによって検出し、送信ビットレートを判別する
ようにしたため、従来の方法に比べて演算量が低減で
き、回路規模の増大も防ぐことができる。
【図１】本発明の一実施形態であるビタビ復号器送信ビ
ットレート判別する回路を示す図である。
ットレート判別する回路を示す図である。
【図２】ＴＩＡ・ＩＳ−９５に適用した場合の送信ビッ
トレートを判別する回路とビタビ復号器を示す図であ
る。
トレートを判別する回路とビタビ復号器を示す図であ
る。
【図３】本発明による送信ビットレート判別装置を用い
た場合のＴＩＡ・ＩＳ−９５の移動局が通話チャネルに
施す処理を示す図である。
た場合のＴＩＡ・ＩＳ−９５の移動局が通話チャネルに
施す処理を示す図である。
【図４】ＴＩＡ・ＩＳ−９５の基地局が通話チャネルに
施す処理を示した図である。
施す処理を示した図である。
【図５】ＴＩＡ・ＩＳ−９５の移動局が通話チャネルに
施す処理を示した図である。
施す処理を示した図である。
１０１１〜１０１ｎ，２０１〜２０３ 加算器 １０２１〜１０２ｎ，２０４〜２０７ 計算器 １０３１〜１０３ｎ，２０８，２０９，２０１０，２０
１１ 積算器 １０４１〜１０４（ｎ−１），２０１２〜２０１４
比較器 １０５，２０１４ 判定器 １０６，２０１６ スイッチ １０７１〜１０７ｎ，２０１７〜２０２０ ビタビ復
号器
１１ 積算器 １０４１〜１０４（ｎ−１），２０１２〜２０１４
比較器 １０５，２０１４ 判定器 １０６，２０１６ スイッチ １０７１〜１０７ｎ，２０１７〜２０２０ ビタビ復
号器
Claims (3)
- 【請求項１】 送信側にて、複数の異なる送信ビットレ
ートを用いて可変ビットレートを実現し、該送信ビット
レートに対応した回数分同一送信データを繰り返し送信
する移動通信システムの受信側における送信ビットレー
ト判別方法であり、 受信側で、受信したシンボル系列を全ての該送信ビット
レート対応する繰り返し回数について、受信したシンボ
ル系列を繰り返し回数に相当する数のシンボルを含む区
分に、その区分内の受信シンボルを加算し、該加算値の
絶対値をとり、さらに該絶対値を受信シンボルの全ての
区分について加算し、 各繰り返し回数毎に求められた加算結果をもとに、 送信
ビットレートを判別することを特徴とする送信ビットレ
ート判別方法。 - 【請求項２】 送信側にて、Ｎ個の異なる送信ビットレ
ートを用いて可変ビットレートを実現し、該送信ビット
レートに対応した回数分送信データを繰り返して送信し
ている移動通信システムの受信側で用いられる送信ビッ
トレート判別装置であり、前記Ｎ個の送信ビットレートの各々に対応して設けられ
たＮ個の加算器であり、各加算器は、受信したシンボル
系列を、対応する送信ビットレートに対応する繰り返し
回数に相当する数で区分された区分内の送信シンボルを
加算する、Ｎ個の加算器 と、 前記Ｎ個の加算器の出力がそれぞれ供給され、各々の絶
対値を計算するＮ個の計算器と、 前記Ｎ個の計算器の出力がそれぞれ供給され、各々の積
算値を出力するＮ個の積算器と、 前記Ｎ個の積算器出力が供給され、それぞれの出力の大
小関係を比較するための比較器と、 この比較器からの比較結果をもとに送信ビットレートを
決定する判定器と、 決定した送信ビットレートに応じてスイッチの経路を切
り替え、前記受信シンボル系列を判定した送信ビットレ
ートに対応するビタビ復号処理部に送出する手段とから
構成されたことを特徴とする送信ビットレート判別装
置。 - 【請求項３】 前記Ｎが２のべき乗であることを特徴と
し、前記送信シンボルレートごとに前記受信シンボル系
列を加算する加算器の加算回数の比が２のべき乗となる
ような請求項２記載の送信ビットレート判別装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25258895A JP2743881B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 送信ビットレート判別方法及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP25258895A JP2743881B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 送信ビットレート判別方法及び装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0998150A JPH0998150A (ja) | 1997-04-08 |
| JP2743881B2 true JP2743881B2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=17239466
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP25258895A Expired - Fee Related JP2743881B2 (ja) | 1995-09-29 | 1995-09-29 | 送信ビットレート判別方法及び装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2743881B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH11163961A (ja) | 1997-11-26 | 1999-06-18 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 伝送レート判定方法およびその装置 |
| US6377618B1 (en) * | 1998-12-30 | 2002-04-23 | Agere Systems Guardian Corp. | Auto-correlation system and method for rate detection of a data communication channel |
| JP2015213268A (ja) * | 2014-05-07 | 2015-11-26 | 富士通株式会社 | 無線通信装置、および復号処理方法 |
-
1995
- 1995-09-29 JP JP25258895A patent/JP2743881B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0998150A (ja) | 1997-04-08 |
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