JP2742866B2 - ルイボスティー濃縮エキス - Google Patents
ルイボスティー濃縮エキスInfo
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- JP2742866B2 JP2742866B2 JP5209880A JP20988093A JP2742866B2 JP 2742866 B2 JP2742866 B2 JP 2742866B2 JP 5209880 A JP5209880 A JP 5209880A JP 20988093 A JP20988093 A JP 20988093A JP 2742866 B2 JP2742866 B2 JP 2742866B2
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- Japan
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- extract
- rooibos
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- oligosaccharide
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- Coloring Foods And Improving Nutritive Qualities (AREA)
- Non-Alcoholic Beverages (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は学名を「アスパラサス．
リネアリス」（Ａｓｐａｌａｔｈｕｓ ｌｉｎｅａｒｉ
ｓ）という針葉樹科に属する植物の葉（ルイボス茶ない
しはルイボスティーと称する）を原料とする健康飲料及
び食品添加剤等として有用なルイボスティー濃縮エキス
の沈澱分離防止方法及び沈澱分離防止剤に関するもので
ある。
リネアリス」（Ａｓｐａｌａｔｈｕｓ ｌｉｎｅａｒｉ
ｓ）という針葉樹科に属する植物の葉（ルイボス茶ない
しはルイボスティーと称する）を原料とする健康飲料及
び食品添加剤等として有用なルイボスティー濃縮エキス
の沈澱分離防止方法及び沈澱分離防止剤に関するもので
ある。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】このア
スパラサス・リネアリス（Aspalathus linearis)（以下
アスパラリネアと記す）は南アフリカのセダルバーグ山
脈一帯の海抜 450ｍ以上の高原地帯のみに自生するハー
ブの一種である。そしてこの植物はやせた強酸性の土壌
で昼夜の温度差が大きい過酷な自然条件の中でのみ成育
するという特徴を有し、古くからその葉は南アフリカの
原住民の間に伝わる伝承薬として用いられている。
スパラサス・リネアリス（Aspalathus linearis)（以下
アスパラリネアと記す）は南アフリカのセダルバーグ山
脈一帯の海抜 450ｍ以上の高原地帯のみに自生するハー
ブの一種である。そしてこの植物はやせた強酸性の土壌
で昼夜の温度差が大きい過酷な自然条件の中でのみ成育
するという特徴を有し、古くからその葉は南アフリカの
原住民の間に伝わる伝承薬として用いられている。
【０００３】その機能成分としては活性酸素の除去効果
を有するＳＯＤ様作用のあるフラボノイドが 100ｇ中約
37mgある他、豊富なミネラルも含まれているため成人病
の予防や肌の老化に有用な成分を含んでいる。
を有するＳＯＤ様作用のあるフラボノイドが 100ｇ中約
37mgある他、豊富なミネラルも含まれているため成人病
の予防や肌の老化に有用な成分を含んでいる。
【０００４】特に活性酸素の障害作用によって起こる病
気としては、さまざまな炎症、クローン病や潰瘍性大腸
炎などの自己免疫疾患、心筋梗塞や脳発作などの虚血、
動脈硬化、胃潰瘍、急性膵炎、糖尿病、アルツハイマー
型痴呆など数多くある。そしてこのような活性酸素を取
り除くために生体内でつくられる酵素がＳＯＤであり、
さらにそのＳＯＤと同様の作用をなす、即ちＳＯＤ様作
用を有するものとしてアスパラリネアが注目されてい
る。
気としては、さまざまな炎症、クローン病や潰瘍性大腸
炎などの自己免疫疾患、心筋梗塞や脳発作などの虚血、
動脈硬化、胃潰瘍、急性膵炎、糖尿病、アルツハイマー
型痴呆など数多くある。そしてこのような活性酸素を取
り除くために生体内でつくられる酵素がＳＯＤであり、
さらにそのＳＯＤと同様の作用をなす、即ちＳＯＤ様作
用を有するものとしてアスパラリネアが注目されてい
る。
【０００５】そこで本発明者は先にこのように優れた効
能を有するアスパラリネアの葉（ルイボスティー）を熱
水抽出して容易に摂取できる健康飲料、及びこの熱水抽
出液を濃縮し、更にこの濃縮液を乾燥して食材や食品添
加剤として使い易く加工した粉末あるいは濃縮液とそれ
らの製造方法を提供した。
能を有するアスパラリネアの葉（ルイボスティー）を熱
水抽出して容易に摂取できる健康飲料、及びこの熱水抽
出液を濃縮し、更にこの濃縮液を乾燥して食材や食品添
加剤として使い易く加工した粉末あるいは濃縮液とそれ
らの製造方法を提供した。
【０００６】
【課題を解決するための手段】本発明は上記のルイボス
ティーの熱水抽出液を濃縮した液の該濃縮物（エキス）
の状態を改善し、沈澱分離のない安定したルイボスティ
ーエキスを提供しようとするものである。即ち本発明の
要点とする所はルイボスティーの熱水抽出濃縮エキスに
オリゴ糖を添加混合するルイボスティー濃縮エキスの沈
澱分離を防止する方法及び沈澱分離防止剤に係わるもの
である。
ティーの熱水抽出液を濃縮した液の該濃縮物（エキス）
の状態を改善し、沈澱分離のない安定したルイボスティ
ーエキスを提供しようとするものである。即ち本発明の
要点とする所はルイボスティーの熱水抽出濃縮エキスに
オリゴ糖を添加混合するルイボスティー濃縮エキスの沈
澱分離を防止する方法及び沈澱分離防止剤に係わるもの
である。
【０００７】
【作用】本発明のルイボスティーエキスの製造工程を例
示すると次の通りである。
示すると次の通りである。
【０００８】
【０００９】本発明のルイボスティーエキスはリンゴ、
モモ、パイン等のフルーツジュース、ハニー、ローミ
ツ、ウーロン茶、紅茶、緑茶等に混合して用いることが
でき、アルコール性飲料と混用して用いることもでき
る。またルイボスティーの水抽出濃縮の別法としてルイ
ボスティーとデキストリン水溶液を混合して加熱抽出し
た抽出液を脱濃縮したものを用いることができる。
モモ、パイン等のフルーツジュース、ハニー、ローミ
ツ、ウーロン茶、紅茶、緑茶等に混合して用いることが
でき、アルコール性飲料と混用して用いることもでき
る。またルイボスティーの水抽出濃縮の別法としてルイ
ボスティーとデキストリン水溶液を混合して加熱抽出し
た抽出液を脱濃縮したものを用いることができる。
【００１０】
【実施例】以下に本発明を実施例により更に説明する。
【００１１】（実施例１）アスパラサス・リネアリスの
針葉を天日干し又はかげ干ししてから細断し、この切断
乾燥物９ｇを精製水１リットルに加え25分間沸騰させ、
冷後、濾過してから減圧濃縮しBx40°の濃縮物とした。
この濃縮物30部にオリゴ糖［メイオリゴ糖（フラクトオ
リゴ糖）明治製薬製］の水溶液（Bx75°）70部を加えて
混合しBx64°のエキス 100部としこれを加熱殺菌後、熱
時充填した。
針葉を天日干し又はかげ干ししてから細断し、この切断
乾燥物９ｇを精製水１リットルに加え25分間沸騰させ、
冷後、濾過してから減圧濃縮しBx40°の濃縮物とした。
この濃縮物30部にオリゴ糖［メイオリゴ糖（フラクトオ
リゴ糖）明治製薬製］の水溶液（Bx75°）70部を加えて
混合しBx64°のエキス 100部としこれを加熱殺菌後、熱
時充填した。
【００１２】（実施例２）アスパラサス・リネアリスの
細断乾燥葉に 0.1％重曹水を加え95℃、１時間加熱抽出
した。冷後、その濾液に酸化防止剤として少量のアスコ
ルビン酸ソーダを添加して減圧濃縮してから、これに実
施例１と同様にオリゴ糖を添加、混合し、ルイボスティ
ーエキスとしてからこれを90℃、10分間加熱殺菌して熱
時充填した。
細断乾燥葉に 0.1％重曹水を加え95℃、１時間加熱抽出
した。冷後、その濾液に酸化防止剤として少量のアスコ
ルビン酸ソーダを添加して減圧濃縮してから、これに実
施例１と同様にオリゴ糖を添加、混合し、ルイボスティ
ーエキスとしてからこれを90℃、10分間加熱殺菌して熱
時充填した。
【００１３】
【発明の効果】本発明のルイボスティーエキスはルイボ
スティーの水抽出高濃度濃縮液であるにも拘らずオリゴ
糖の存在によって沈殿物の分離沈降がなく、長期安定し
たルイボスティーエキス製品を提供できた。またルイボ
スティーの薬理作用に加え、オリゴ糖の整腸作用等の生
理作用も加味され、これを例えば60倍程度に希釈して健
康飲料としたり、飲食品に添加したりして健康飲食品用
のエキスとして好適である。
スティーの水抽出高濃度濃縮液であるにも拘らずオリゴ
糖の存在によって沈殿物の分離沈降がなく、長期安定し
たルイボスティーエキス製品を提供できた。またルイボ
スティーの薬理作用に加え、オリゴ糖の整腸作用等の生
理作用も加味され、これを例えば60倍程度に希釈して健
康飲料としたり、飲食品に添加したりして健康飲食品用
のエキスとして好適である。
Claims (2)
- 【請求項１】 ルイボスティーの熱水抽出液を減圧濃縮
するルイボスティー濃縮エキスの製法において、該濃縮
エキスにオリゴ糖を添加混合することを特徴とするルイ
ボスティー濃縮エキスにおける沈澱分離を防止する方
法。 - 【請求項２】 オリゴ糖を有効成分とするルイボスティ
ーの熱水抽出濃縮エキスの沈澱分離防止剤。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5209880A JP2742866B2 (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | ルイボスティー濃縮エキス |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5209880A JP2742866B2 (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | ルイボスティー濃縮エキス |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0739353A JPH0739353A (ja) | 1995-02-10 |
| JP2742866B2 true JP2742866B2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=16580182
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5209880A Expired - Fee Related JP2742866B2 (ja) | 1993-08-02 | 1993-08-02 | ルイボスティー濃縮エキス |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2742866B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP1921057B1 (en) | 2005-08-26 | 2012-01-25 | Asahi Kasei Chemicals Corporation | Process for production of cycloolefin |
| WO2010000580A2 (en) * | 2008-06-09 | 2010-01-07 | Nestec S.A. | Use of rooibos or rooibos extracts with prebiotics for skin and hair |
| EP2133088A3 (en) * | 2008-06-09 | 2010-01-27 | Nestec S.A. | Rooibos and inflammation |
Family Cites Families (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS62239958A (ja) * | 1986-04-11 | 1987-10-20 | Kenji Hattori | ルイボステイ−含有食品の製造方法 |
| JPH01300881A (ja) * | 1988-05-29 | 1989-12-05 | Ishi Kiuchi | 腐敗し難く副作用の無いクロレラ健康飲料およびその製法 |
| JP2670840B2 (ja) * | 1989-03-13 | 1997-10-29 | 株式会社ヤクルト本社 | 果汁含有飲食品用甘味料および果汁含有飲食品 |
| JPH02242659A (ja) * | 1989-03-14 | 1990-09-27 | Nitto Denko Corp | 植物エキス含有飲料 |
-
1993
- 1993-08-02 JP JP5209880A patent/JP2742866B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0739353A (ja) | 1995-02-10 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |