JP2742765B2 - 吸引用カテーテル - Google Patents
吸引用カテーテルInfo
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- JP2742765B2 JP2742765B2 JP6276919A JP27691994A JP2742765B2 JP 2742765 B2 JP2742765 B2 JP 2742765B2 JP 6276919 A JP6276919 A JP 6276919A JP 27691994 A JP27691994 A JP 27691994A JP 2742765 B2 JP2742765 B2 JP 2742765B2
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- catheter
- tube
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61M—DEVICES FOR INTRODUCING MEDIA INTO, OR ONTO, THE BODY; DEVICES FOR TRANSDUCING BODY MEDIA OR FOR TAKING MEDIA FROM THE BODY; DEVICES FOR PRODUCING OR ENDING SLEEP OR STUPOR
- A61M1/00—Suction or pumping devices for medical purposes; Devices for carrying-off, for treatment of, or for carrying-over, body-liquids; Drainage systems
- A61M1/84—Drainage tubes; Aspiration tips
- A61M1/85—Drainage tubes; Aspiration tips with gas or fluid supply means, e.g. for supplying rinsing fluids or anticoagulants
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- Media Introduction/Drainage Providing Device (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本願発明は、主として外科領域で
用いらる管状の医療器具の一つであるカテーテルに係
り、詳しくは、生体内における気管支等の呼吸器系の器
官や機械装置内等から粘性をもった物質を吸引除去する
際に、空気や水・薬液等をもって置換し、かつ、洗浄し
ながら目的物を吸引するのに適した吸引用カテーテルに
関するものである。
用いらる管状の医療器具の一つであるカテーテルに係
り、詳しくは、生体内における気管支等の呼吸器系の器
官や機械装置内等から粘性をもった物質を吸引除去する
際に、空気や水・薬液等をもって置換し、かつ、洗浄し
ながら目的物を吸引するのに適した吸引用カテーテルに
関するものである。
【０００２】
【従来の技術】医療の分野で使用されている、呼吸器系
の器官用の吸引用カテーテルとしては、一本の管体から
なる単管構造のものや、もしくは、複数の管体からなる
多重管構造のものがあり、単管構造のものは該管内を減
圧吸引することによりカテーテルの先端部から粘性をも
った物質を吸引除去するようにし、また、多重管構造の
ものはいずれか一つの管体内を減圧吸引することにより
該管体を吸引管とし、残りの管体を液体や気体等の供
給、もしくは、種々の器具などを挿入を行う側管とし、
該吸引管の先端部より粘性をもった物質を吸引除去する
ようにしている。
の器官用の吸引用カテーテルとしては、一本の管体から
なる単管構造のものや、もしくは、複数の管体からなる
多重管構造のものがあり、単管構造のものは該管内を減
圧吸引することによりカテーテルの先端部から粘性をも
った物質を吸引除去するようにし、また、多重管構造の
ものはいずれか一つの管体内を減圧吸引することにより
該管体を吸引管とし、残りの管体を液体や気体等の供
給、もしくは、種々の器具などを挿入を行う側管とし、
該吸引管の先端部より粘性をもった物質を吸引除去する
ようにしている。
【０００３】また、特開平５−８４３０７号公報に記載
されたように、陽圧で液体を噴射することによりに粘性
をもった物質を押し流し除去するようにしたものもあ
る。
されたように、陽圧で液体を噴射することによりに粘性
をもった物質を押し流し除去するようにしたものもあ
る。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前者の手段に
おいては、単管構造であれ多重管構造であれカテーテル
の吸引部側の先端部形状が平面的な構造であるため、吸
引という手技がときに人体に対して正常でない状態を作
り出してしまう場合がある。すなわち、肺の気管支から
痰を吸引する場合を例にとると、図５（ａ）乃至（ｃ）
に示すとおり、管内が減圧吸引されているカテーテル
（３１）の吸引側において粘性物質である痰（Ｂ′）を
吸引除去しようとすると、時に意に反してカテーテル
（３１）の先端部（３９）が気管支（Ａ′）の内腔には
まり込んでしまうことがあり、カテーテルの吸引部がは
まり込んでしまった該気管支の前方部分は吸引の陰圧を
直接受けて生理的に過大な陰圧となり、該気管支がつぶ
れた無気肺の状態となってしまうことから、呼吸困難や
肺炎の原因の一つとなり人体に対して好ましくない状態
をつくりだしてしまうこととなる。
おいては、単管構造であれ多重管構造であれカテーテル
の吸引部側の先端部形状が平面的な構造であるため、吸
引という手技がときに人体に対して正常でない状態を作
り出してしまう場合がある。すなわち、肺の気管支から
痰を吸引する場合を例にとると、図５（ａ）乃至（ｃ）
に示すとおり、管内が減圧吸引されているカテーテル
（３１）の吸引側において粘性物質である痰（Ｂ′）を
吸引除去しようとすると、時に意に反してカテーテル
（３１）の先端部（３９）が気管支（Ａ′）の内腔には
まり込んでしまうことがあり、カテーテルの吸引部がは
まり込んでしまった該気管支の前方部分は吸引の陰圧を
直接受けて生理的に過大な陰圧となり、該気管支がつぶ
れた無気肺の状態となってしまうことから、呼吸困難や
肺炎の原因の一つとなり人体に対して好ましくない状態
をつくりだしてしまうこととなる。
【０００５】一方、後者の手段においては、陽圧で液体
を噴射させることを利用して痰などの物質を除去しよう
とするものであることから、本願発明のように吸引管に
よる吸引作用だけで痰などの物質を吸引除去しようとす
るものとは基本的な除去手段を異にするものである。
を噴射させることを利用して痰などの物質を除去しよう
とするものであることから、本願発明のように吸引管に
よる吸引作用だけで痰などの物質を吸引除去しようとす
るものとは基本的な除去手段を異にするものである。
【０００６】また、従来の方法の一つとして、テルモ社
のサフィード（登録商標）胃管カテーテルがある。これ
は側管をもつ胃管カテーテルであり、基本的には先端部
が閉鎖されその内部を側管が先端の近くまで達している
ものである。しかしながら、上記のような胃管カテーテ
ルは、先端部が開口していないものであることから除去
物質の吸引口である側孔がカテーテルの側方に有するも
のとなり、先端部が全体的に開口することにより吸引し
ようとする対象物に空気や洗浄液の流れが直接当たるよ
うにする本願発明が目的とするものとは、構造において
基本的に全く異なった概念の基になされたものである。
のサフィード（登録商標）胃管カテーテルがある。これ
は側管をもつ胃管カテーテルであり、基本的には先端部
が閉鎖されその内部を側管が先端の近くまで達している
ものである。しかしながら、上記のような胃管カテーテ
ルは、先端部が開口していないものであることから除去
物質の吸引口である側孔がカテーテルの側方に有するも
のとなり、先端部が全体的に開口することにより吸引し
ようとする対象物に空気や洗浄液の流れが直接当たるよ
うにする本願発明が目的とするものとは、構造において
基本的に全く異なった概念の基になされたものである。
【０００７】本願発明は、上記のような課題を解決し
て、より安全で効果的なカテーテルを提供することを目
的とする。
て、より安全で効果的なカテーテルを提供することを目
的とする。
【０００８】
【課題を解決するための手段】本願発明は、基端部側で
は分岐し互いに独立しており先端部側では併合し中間隔
壁を介して一体的に形成された一つの吸引管腔と少なく
とも一以上の側管腔とからなる多重管構造のカテーテル
であって、該カテーテルの先端部は吸引管腔側及び側管
腔側ともに開口させたものとするとともに、該吸引管腔
と該側管腔とを区分する中間隔壁の先端部に一本ないし
は二本以上の切り込みを設けることにより、該中間隔壁
の一部が線状に欠損した短絡路を形成するようにしたも
のである。
は分岐し互いに独立しており先端部側では併合し中間隔
壁を介して一体的に形成された一つの吸引管腔と少なく
とも一以上の側管腔とからなる多重管構造のカテーテル
であって、該カテーテルの先端部は吸引管腔側及び側管
腔側ともに開口させたものとするとともに、該吸引管腔
と該側管腔とを区分する中間隔壁の先端部に一本ないし
は二本以上の切り込みを設けることにより、該中間隔壁
の一部が線状に欠損した短絡路を形成するようにしたも
のである。
【０００９】
【作用】カテーテルの先端部においてともに開口してな
る吸引管腔と側管腔とを区分けしてなる中間隔壁の先端
部を欠損させて短絡路を形成させると、吸引管腔を陰圧
とすれば該短絡路を介して側管腔側も陰圧となり、該側
管腔側の基端部を大気中におけば空気が側管腔内に吸い
込まれ、該側管腔側の基端部を生理的食塩水や洗浄用薬
液中におけばそれらの液が側管腔内に吸い込まれること
となるので、カテーテルの先端部が気管支の内腔にはま
り込んでしまうことがなくなる。この際、生理的食塩水
や洗浄用薬液などを吸い込みながら行うようにすること
で、痰等の粘着性を有する物質を湿潤させて吸引を行い
やすくすることが出来ることとなる。
る吸引管腔と側管腔とを区分けしてなる中間隔壁の先端
部を欠損させて短絡路を形成させると、吸引管腔を陰圧
とすれば該短絡路を介して側管腔側も陰圧となり、該側
管腔側の基端部を大気中におけば空気が側管腔内に吸い
込まれ、該側管腔側の基端部を生理的食塩水や洗浄用薬
液中におけばそれらの液が側管腔内に吸い込まれること
となるので、カテーテルの先端部が気管支の内腔にはま
り込んでしまうことがなくなる。この際、生理的食塩水
や洗浄用薬液などを吸い込みながら行うようにすること
で、痰等の粘着性を有する物質を湿潤させて吸引を行い
やすくすることが出来ることとなる。
【００１０】しかも、短絡路を、中間隔壁の先端部に一
本ないしは二本以上の切り込みを設けることにより一部
を線状に欠損させてなるものとすると、吸引管腔側を陰
圧とし痰などの吸引物質を吸引する際に該切り込みが設
けられてなる中間隔壁の先端部分が空気や薬液の通過に
よりその際に振動し得る状態となり、該中間隔壁の振動
によりこの部分での該吸引物質の詰まりを防ぎ、該先端
部分に吸い付いた粘性のある吸引物のより円滑な吸引が
行われることとなる。すなわち、切り込みが中間隔壁の
中央付近に一本だけ設けられたものの場合は、吸引管腔
の陰圧に応じて該切り込みの両側の中間隔壁端部が吸引
管腔側に開くこととなり、また、切り込みが中間隔壁の
両端部付近にそれぞれ一本ずつ設けられたものの場合
は、吸引管腔の陰圧に応じて二つの該切り込みに挟まれ
た中間隔壁中央部が吸引管腔側に引かれることとなるの
である。
本ないしは二本以上の切り込みを設けることにより一部
を線状に欠損させてなるものとすると、吸引管腔側を陰
圧とし痰などの吸引物質を吸引する際に該切り込みが設
けられてなる中間隔壁の先端部分が空気や薬液の通過に
よりその際に振動し得る状態となり、該中間隔壁の振動
によりこの部分での該吸引物質の詰まりを防ぎ、該先端
部分に吸い付いた粘性のある吸引物のより円滑な吸引が
行われることとなる。すなわち、切り込みが中間隔壁の
中央付近に一本だけ設けられたものの場合は、吸引管腔
の陰圧に応じて該切り込みの両側の中間隔壁端部が吸引
管腔側に開くこととなり、また、切り込みが中間隔壁の
両端部付近にそれぞれ一本ずつ設けられたものの場合
は、吸引管腔の陰圧に応じて二つの該切り込みに挟まれ
た中間隔壁中央部が吸引管腔側に引かれることとなるの
である。
【００１１】
【実施例】以下、本願発明の一実施例を図面に基づいて
説明する。本願発明は、図１に示すように、基端部側で
は吸引管腔（２）と側管腔（３）とが分岐し互いに独立
した端部を夫々有し、先端部側では吸引管腔（２）と側
管腔（３）とが互いに併合し中間隔壁（４）を介して一
体的に形成され共通する端部を有することとなる、柔軟
な合成樹脂よりなる二重管構造のカテーテルであって、
該カテーテルの先端部は吸引管腔（２）側及び側管腔
（３）側ともに開口されているものであるとともに、該
吸引管腔（２）と該側管腔（３）とを区分する中間隔壁
（４）の先端部の中央付近に、一本の線状の切り込みか
らなる該吸引管腔（２）と該側腔管（３）とをつなぐ短
絡路（５）を形成することにより吸引用カテーテル
（１）としてなるものである。
説明する。本願発明は、図１に示すように、基端部側で
は吸引管腔（２）と側管腔（３）とが分岐し互いに独立
した端部を夫々有し、先端部側では吸引管腔（２）と側
管腔（３）とが互いに併合し中間隔壁（４）を介して一
体的に形成され共通する端部を有することとなる、柔軟
な合成樹脂よりなる二重管構造のカテーテルであって、
該カテーテルの先端部は吸引管腔（２）側及び側管腔
（３）側ともに開口されているものであるとともに、該
吸引管腔（２）と該側管腔（３）とを区分する中間隔壁
（４）の先端部の中央付近に、一本の線状の切り込みか
らなる該吸引管腔（２）と該側腔管（３）とをつなぐ短
絡路（５）を形成することにより吸引用カテーテル
（１）としてなるものである。
【００１２】このようにしてなる吸引用カテーテル
（１）は、吸引管腔（２）の基端部側を外部の吸引装置
（図示せず）に接続して陰圧をかけると、図２及び図３
に示すように、該吸引管腔（２）内が陰圧となって気管
支（Ａ）に詰まった痰などの吸引除去物質（Ｂ）を該吸
引用カテーテル（１）の吸引管腔（２）側の先端部に吸
い付けることとなるが、中間隔壁（４）に線状の切り込
みからなる短絡路（５）が形成されてなることから該短
絡路（５）を介して側管腔（３）より空気や薬液が該吸
引管腔（２）側の陰圧により吸引されることに応じて該
短絡路（５）の両側の中間隔壁端部（４ａ，４ａ）がそ
れぞれ吸引管腔（２）側に開くように振動することとな
るので、該吸引管腔（２）側の先端部（９）が無闇に完
全に塞がれてしまうことがない。
（１）は、吸引管腔（２）の基端部側を外部の吸引装置
（図示せず）に接続して陰圧をかけると、図２及び図３
に示すように、該吸引管腔（２）内が陰圧となって気管
支（Ａ）に詰まった痰などの吸引除去物質（Ｂ）を該吸
引用カテーテル（１）の吸引管腔（２）側の先端部に吸
い付けることとなるが、中間隔壁（４）に線状の切り込
みからなる短絡路（５）が形成されてなることから該短
絡路（５）を介して側管腔（３）より空気や薬液が該吸
引管腔（２）側の陰圧により吸引されることに応じて該
短絡路（５）の両側の中間隔壁端部（４ａ，４ａ）がそ
れぞれ吸引管腔（２）側に開くように振動することとな
るので、該吸引管腔（２）側の先端部（９）が無闇に完
全に塞がれてしまうことがない。
【００１３】しかも、この吸引されることとなる空気や
薬液等の流れと該中間隔壁端部（４ａ，４ａ）の振動
は、吸引用カテーテルの先端部についた痰などの粘稠な
物質（Ｂ）を洗って一層吸引しやすくする。
薬液等の流れと該中間隔壁端部（４ａ，４ａ）の振動
は、吸引用カテーテルの先端部についた痰などの粘稠な
物質（Ｂ）を洗って一層吸引しやすくする。
【００１４】また、本願発明の第二の実施例としては、
図４に示すように、基端部側では吸引管腔（１２）と側
管腔（１３）とが分岐し互いに独立した端部を夫々有
し、先端部側では吸引管腔（１２）と側管腔（１３）と
が互いに併合し中間隔壁（１４）を介して一体的に形成
され共通する端部を有することとなる、柔軟な合成樹脂
よりなる二重管構造のカテーテルであって、該カテーテ
ルの先端部は吸引管腔（１２）側及び側管腔（１３）側
ともに開口されているものであるとともに、該吸引管腔
（１２）と該側管腔（１３）とを区分する中間隔壁（１
４）の先端部の両端付近に、線状の切り込みからなる該
吸引管腔（１２）と該側管腔（１３）とをそれぞれつな
ぐ二つの短絡路（１５ａ，１５ｂ）を形成することによ
り吸引用カテーテル（１１）としてなるものである。
図４に示すように、基端部側では吸引管腔（１２）と側
管腔（１３）とが分岐し互いに独立した端部を夫々有
し、先端部側では吸引管腔（１２）と側管腔（１３）と
が互いに併合し中間隔壁（１４）を介して一体的に形成
され共通する端部を有することとなる、柔軟な合成樹脂
よりなる二重管構造のカテーテルであって、該カテーテ
ルの先端部は吸引管腔（１２）側及び側管腔（１３）側
ともに開口されているものであるとともに、該吸引管腔
（１２）と該側管腔（１３）とを区分する中間隔壁（１
４）の先端部の両端付近に、線状の切り込みからなる該
吸引管腔（１２）と該側管腔（１３）とをそれぞれつな
ぐ二つの短絡路（１５ａ，１５ｂ）を形成することによ
り吸引用カテーテル（１１）としてなるものである。
【００１５】このようにしてなる吸引用カテーテル（１
１）は、前記実施例と同様に吸引管腔（１２）の基端部
側を外部の吸引装置（図示せず）に接続して陰圧をかけ
ると、該短絡路（１５ａ，１５ｂ）を介して側管腔（１
３）より空気や薬液が該吸引管腔（１２）側の陰圧によ
り吸引されることに応じて二つの短絡路（１５ａ，１５
ｂ）によって挟まれた中間隔壁中央部（１４ａ）が吸引
管腔（１２）側に引かれるように振動することとなるの
で、やはり該吸引管腔（１２）側の先端部が無闇に完全
に塞がれてしまうことがない。
１）は、前記実施例と同様に吸引管腔（１２）の基端部
側を外部の吸引装置（図示せず）に接続して陰圧をかけ
ると、該短絡路（１５ａ，１５ｂ）を介して側管腔（１
３）より空気や薬液が該吸引管腔（１２）側の陰圧によ
り吸引されることに応じて二つの短絡路（１５ａ，１５
ｂ）によって挟まれた中間隔壁中央部（１４ａ）が吸引
管腔（１２）側に引かれるように振動することとなるの
で、やはり該吸引管腔（１２）側の先端部が無闇に完全
に塞がれてしまうことがない。
【００１６】また、図示しないが側管腔を複数設けるよ
うにすると、空気や薬剤をそれぞれ別個に吸引して先端
部で混ぜ合わせることが可能であるので、幅広い要求に
対処することが可能となる。
うにすると、空気や薬剤をそれぞれ別個に吸引して先端
部で混ぜ合わせることが可能であるので、幅広い要求に
対処することが可能となる。
【００１７】
【発明の効果】以上のように本願発明によれば、従来使
用されている単管式の吸引用カテーテルに比べ、側管膣
内の空気や薬液が一部欠損された中間隔壁の短絡路を通
り吸引管膣側に吸い出されることとなり、この吸い出さ
れた流れがカテーテルの先端部分の痰などの粘稠な対象
物を洗浄して吸引しやすくし、肺の痰を吸引除去する際
に無気肺を状態を作り出してしまう危険を避けることが
出来る。また、側腔管の手元の口を塞ぐことにより、単
管式の吸引用カテーテルと同様に扱うことが出来る。
用されている単管式の吸引用カテーテルに比べ、側管膣
内の空気や薬液が一部欠損された中間隔壁の短絡路を通
り吸引管膣側に吸い出されることとなり、この吸い出さ
れた流れがカテーテルの先端部分の痰などの粘稠な対象
物を洗浄して吸引しやすくし、肺の痰を吸引除去する際
に無気肺を状態を作り出してしまう危険を避けることが
出来る。また、側腔管の手元の口を塞ぐことにより、単
管式の吸引用カテーテルと同様に扱うことが出来る。
【図１】 本願発明の吸引用カテーテルの先端部を示す
（ａ）正面図、（ｂ）正面中央縦断面図
（ａ）正面図、（ｂ）正面中央縦断面図
【図２】 本願発明の吸引用カテーテルの使用状態を説
明する断面図。
明する断面図。
【図３】 ［図２］における吸引用カテーテルの先端部
を示す部分拡大断面図。
を示す部分拡大断面図。
【図４】 本願発明の吸引用カテーテルの先端部の他の
実施例を示す（ａ）正面図、（ｂ）正面中央縦断面図。
実施例を示す（ａ）正面図、（ｂ）正面中央縦断面図。
【図５】 （ａ）乃至（ｃ）従来の吸引用カテーテルの
使用状態を順次説明する断面図。
使用状態を順次説明する断面図。
【図６】 本発明のカテーテルによる吸引の際の拡大
図。吸引管先端部の陰圧により側管内より吸い出された
空気や薬液が対象物を洗浄・置換しながら吸引している
ところをしめす。
図。吸引管先端部の陰圧により側管内より吸い出された
空気や薬液が対象物を洗浄・置換しながら吸引している
ところをしめす。
【図７】 カテーテル全体の」中間の部分の断面であ
る。
る。
【図８】 手元部分の外観である。
１，１１・・・吸引用カテーテル ２，１２・・・吸引管腔 ３，１３・・・側管腔 ４，１４・・・中間隔壁 ４ａ・・・中間隔壁端部 ５・・・短絡路 １４ａ・・・中間隔壁中央部 １５ａ，１５ｂ・・・短絡路 Ａ・・・気管支 Ｂ・・・吸着除去物質
Claims (1)
- 【請求項１】 基端部側では分岐し互いに独立しており
先端部側では併合し中間隔壁を介して一体的に形成され
た一つの吸引管腔と少なくとも一以上の側管腔とからな
る多重管構造のカテーテルであって、該カテーテルの先
端部は吸引管腔側及び側管腔側ともに開口されているも
のであるとともに、該吸引管腔と該側管腔とを区分する
中間隔壁の先端部に一本ないしは二本以上の切り込みを
設けることにより、該中間隔壁の一部が欠損した短絡路
を形成してなることを特徴とする吸引用カテーテル。
Priority Applications (4)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6276919A JP2742765B2 (ja) | 1994-10-05 | 1994-10-05 | 吸引用カテーテル |
| DE19536118A DE19536118A1 (de) | 1994-10-05 | 1995-09-28 | Ansaugkatheter |
| SE9503441A SE9503441L (sv) | 1994-10-05 | 1995-10-04 | Aspirationskateter |
| CN95117223A CN1119548A (zh) | 1994-10-05 | 1995-10-04 | 吸引器导管 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6276919A JP2742765B2 (ja) | 1994-10-05 | 1994-10-05 | 吸引用カテーテル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08103492A JPH08103492A (ja) | 1996-04-23 |
| JP2742765B2 true JP2742765B2 (ja) | 1998-04-22 |
Family
ID=17576226
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6276919A Expired - Fee Related JP2742765B2 (ja) | 1994-10-05 | 1994-10-05 | 吸引用カテーテル |
Country Status (4)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2742765B2 (ja) |
| CN (1) | CN1119548A (ja) |
| DE (1) | DE19536118A1 (ja) |
| SE (1) | SE9503441L (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2009014026A1 (ja) | 2007-07-26 | 2009-01-29 | Kyoto University | 吸引器具、吸引システムおよび吸引方法 |
Families Citing this family (17)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6394996B1 (en) | 1997-01-07 | 2002-05-28 | C. R. Bard, Inc. | System for aspirating and irrigating tract wounds |
| US7776005B2 (en) | 2003-03-28 | 2010-08-17 | Covidien Ag | Triple lumen catheter with occlusion resistant tip |
| DE10352296B4 (de) * | 2003-11-08 | 2012-11-15 | Rainer Klein | Endstück und Verfahren für die Vakuumabsaugung von partikelbeladenen Flüssigkeiten |
| WO2006055288A2 (en) | 2004-11-04 | 2006-05-26 | Sherwood Service Ag | Catheter insertion apparatus |
| EP1946786A1 (en) | 2007-01-19 | 2008-07-23 | Coloplast A/S | An irrigation system with a pump |
| JP2009072294A (ja) * | 2007-09-19 | 2009-04-09 | Senko Medical Instr Mfg Co Ltd | 吸引カテーテル |
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