JP2742745B2 - ロールボンドパネルのパターン破れ検知装置 - Google Patents

ロールボンドパネルのパターン破れ検知装置

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JP2742745B2
JP2742745B2 JP4130019A JP13001992A JP2742745B2 JP 2742745 B2 JP2742745 B2 JP 2742745B2 JP 4130019 A JP4130019 A JP 4130019A JP 13001992 A JP13001992 A JP 13001992A JP 2742745 B2 JP2742745 B2 JP 2742745B2
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bond panel
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進 斉藤
浩亮 武正
勉 田村
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昭和アルミニウム株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、膨管された冷媒通路パ
ターンを有するロールボンドパネルのパターン破れ検知
装置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、冷蔵庫やショーケースなどに組
み込まれる熱交換器としてのロールボンドパネルは知ら
れている。この種のものは、ロールボンドパネルの膨管
予定部に高圧空気を封入することによりその膨管予定部
に冷媒通路を形成する。
【0003】ところで、従来、ロールボンドパネルに冷
媒通路を形成するには、アルミニウム製のロールボンド
パネルをプレスのボルスタ間に挟み、このボルスタ間の
寸法を一定にした状態で、膨管予定部に高圧空気を封入
する(例えば、特公昭44−16786号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
装置では、膨管予定部に封入する高圧空気は80〜12
0kg/cm2 と高いので、封入の過程で、アルミニウム製
のロールボンドパネルの膨管予定部にパターン破れが発
生するおそれがある。
【0005】そして、従来の装置では、かりに膨管予定
部にパターン破れが発生したとしても、そのパターン破
れが小さいものであれば、高圧空気が封入されることに
より、膨管予定部に冷媒通路が形成されてしまうので、
その後の工程において、パターン破れの発生を検知する
ことが困難になるという問題がある。
【0006】パターン破れの有る製品をそのまゝ出荷す
ることは許されないので、従来では、人手に頼ってパタ
ーン破れの検査が行われている。
【0007】そこで、本発明の目的は、上述した従来の
技術が有する問題点を解消し、製造工程で簡単にパター
ン破れを検知することのできるロールボンドパネルのパ
ターン破れ検知装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、プレスのボルスタ間に製品対象となるロ
ールボンドパネルを設け、このロールボンドパネルの膨
管予定部に高圧空気を導入することにより膨管パターン
を形成する装置において、前記ボルスタ間に少なくとも
前記ロールボンドパネルの膨管予定部を囲うようにシー
ル部材を設け、このシール部材で囲んだ密閉空間内に、
膨管予定部への高圧空気の導入時にパターン破れ部から
洩出した高圧空気の圧力を検知する内圧センサを設けた
ことを特徴とするものである。
【0009】
【作用】本発明によれば、プレスのボルスタ間に製品対
象となるロールボンドパネルを挟み込み、このロールボ
ンドパネルの膨管予定部に高圧空気を封入することによ
り、冷媒通路となるべき膨管パターンを形成する。膨管
予定部に高圧空気を封入する段階では、膨管パターンに
破れの発生するおそれがあるが、この発明によると、ボ
ルスタ間に少なくともロールボンドパネルの膨管予定部
を囲うようにシール部材が設けられているので、膨管パ
ターンに破れがあれば、高圧空気はその破れ部を通じ
て、シール部材で囲われた密閉空間内に吹き出して、そ
こに滞留するので、密閉空間内の圧力を内圧センサによ
り検知することにより、どの程度のパターン破れが発生
しているか検知される。
【0010】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。
【0011】一般に、熱交換器としてのロールボンドパ
ネルは、アルミニウムの平板を2枚用意し、一方のアル
ミニウム板の表面に圧着防止剤を塗って、その上に他方
のアルミニウム板を重ねて、両者を圧延し、ブレージン
グすることにより製造される。圧着防止剤を塗った部分
には、後の工程で高圧空気が封入され、そこには冷媒通
路が形成される。
【0012】図1〜図4は、本実施例に係る製造装置、
及びその装置を用いて膨管する際の手順を示す。
【0013】基本となる製造装置は、図1に示すよう
に、プレスを構成する上部ボルスタ1aと下部ボルスタ
1bとを備えている。上部ボルスタ1aと下部ボルスタ
1bとの間にはシール部材5が設けられており、このシ
ール部材5で囲われた部分には密閉空間9が形成され
る。また、下部ボルスタ1bには通路3があけられ、こ
の通路3には内圧センサ11が接続される。
【0014】そして、密閉空間9内には、図2に示すよ
うに、製品対象となるロールボンドパネル7が設けられ
る。なお、この実施例では、ロールボンドパネル7の両
面に膨管予定部7aが設けられており、上記のシール部
材5は、少なくともこの膨管予定部7aを囲うように設
けられる。
【0015】次に、図1〜図4を参照し、膨管予定部7
aに高圧空気を封入してそこに冷媒通路を形成する際の
手順と、その際にパターン破れがあればそれを検知する
手順とについて説明する。
【0016】まず、図2に示すように、シール部材5に
より少なくとも膨管予定部7aを囲うようにしてロール
ボンドパネル7をプレスの間に挟み込む。つぎに、図2
に示すように、上部ボルスタ1aと下部ボルスタ1bと
の間の寸法lを一定に保ったまゝ、ロールボンドパネル
7の膨管予定部7a内に高圧P1 の空気を封入する。こ
こでP1 は、80〜120kg/cm2 が適当である。
【0017】これにより膨管予定部7aは膨管して、そ
こには冷媒通路が形成されるが、かりに膨管予定部7a
にパターン破れがある場合には、図3に示すように、そ
の破れ部Aから密閉空間9内に上記の高圧空気が吹き出
す。この際の圧力P1 は、上記のように80〜120kg
/cm2 である。
【0018】しかして、この実施例によれば、密閉空間
9内に吹き出した空気は、図4に示すように、通路3を
通じて内圧センサ11に達する。従って、内圧センサ1
1により密閉空間9内の空気圧力が検知される。
【0019】かかる空気圧力はパターン破れの大きさに
応じて変化するが、この内圧センサ11の検知値とパタ
ーン破れの大きさとの関係を予め定めておけば、膨管予
定部7aにどの程度のパターン破れが発生しているかを
検知できると共に、所定の値を越えた場合にそれを不良
品と判定することもできる。
【0020】以上、一実施例に基づいて本発明を説明し
たが、本発明は、これに限定されるものでないことは明
らかである。例えば、パネルの両面に膨管予定部7aを
有するロールボンドパネル7について説明したが、パネ
ルの片面にのみ膨管予定部7aを有するものに、これを
適用できることはいうまでもない。
【0021】また、内圧センサは密閉空間内の圧力の変
化を検知できるものであればよく、ボルスタに取り付け
られたロードセルのようなものであってもよい。
【0022】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
によれば、プレスのボルスタ間に少なくともロールボン
ドパネルの膨管予定部を囲うようにシール部材を設け、
シール部材で囲んだ密閉空間内の圧力を検知する内圧セ
ンサを設けたから、この内圧センサの検知値に基づい
て、ロールボンドパネルのパターン破れを確実に検知す
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す側面図である。
【図2】膨管用空気供給の段階を示す断面図である。
【図3】パターン破れが発生した段階を示す断面図であ
る。
【図4】パターン破れの発生を検知した段階を示す断面
図である。
【符号の説明】
1a,1b ボルスタ 5 シール部材 7 ロールボンドパネル 7a 膨管予定部 9 密閉空間 11 内圧センサ

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレスのボルスタ間に製品対象となるロ
    ールボンドパネルを設け、このロールボンドパネルの膨
    管予定部に高圧空気を導入することにより膨管パターン
    を形成する装置において、前記ボルスタ間に少なくとも
    前記ロールボンドパネルの膨管予定部を囲うようにシー
    ル部材を設け、このシール部材で囲んだ密閉空間内に、
    膨管予定部への高圧空気の導入時にパターン破れ部から
    洩出した高圧空気の圧力を検知する内圧センサを設けた
    ことを特徴とするロールボンドパネルのパターン破れ検
    知装置。
JP4130019A 1992-04-23 1992-04-23 ロールボンドパネルのパターン破れ検知装置 Expired - Fee Related JP2742745B2 (ja)

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JPS5536083A (en) * 1978-09-07 1980-03-13 Showa Alum Corp Preparation of roll bond panel
FR2561368B1 (fr) * 1983-12-01 1986-08-14 Cegedur Procede de fabrication de panneaux monoface a circuit integre pour echangeurs de chaleur

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