JP2738582B2 - ガラス成形体の製造方法 - Google Patents

ガラス成形体の製造方法

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JP2738582B2 JP2048662A JP4866290A JP2738582B2 JP 2738582 B2 JP2738582 B2 JP 2738582B2 JP 2048662 A JP2048662 A JP 2048662A JP 4866290 A JP4866290 A JP 4866290A JP 2738582 B2 JP2738582 B2 JP 2738582B2
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ガラス成形体の製造方法に関する。
[従来の技術] 近年、表面があらかじめ光学鏡面に形成された特殊な
材料からなる成形型を用い、ガラス素材を非酸化性雰囲
気でプレス成形することにより、プレス成形後に研磨仕
上げ等の処理を必要としない光学鏡面を有するレンズ等
のガラス成形体を得るガラス成形体の製造方法が研究さ
れている。
本願出願人は、先にこのような方法を実施する装置を
提案した(特開平1−157425号公報参照)。
この提案にかかる装置は、取出し挿入室、加熱室、均
熱室、プレス室、冷却室等の互いに性質の異なる処理を
施す機能を備えた複数の処理区画を、円周方向に沿って
処理工程順に配置し、回転テーブル状の成形型移動機構
によって、被成形ガラスを収容した成形型を前記各々の
処理区画に所定時間滞留させた後、次の処理区画に順次
移動させるようにして、一連の精密な成形処理を連続的
に行えるようにしたものである。
[発明が解決しようとする課題] ところで、近年においては、ガラス成形体の製造分野
でも、用途の多様化、製品のライフサイクルの短縮化現
象等が進んできており、それにともなって、多品種少量
生産への対応、納期短縮の要請への対応等が急務となっ
ている。
このような要請に対応するためには、多種類のガラス
成形体を短期間で製造する必要がある。
例えば、複数種類の光学部品を組み合わせてそれらを
1セットとして同時に納品しなければならない場合に
は、全種類の光学部品を製造し終わるまで納品できな
い。
ところが、上述の提案にかかるガラス成形体の製造装
置は、1種類のガラス成形体を製造する場合には効率的
であるが、複数種類のガラス成形体を製造する場合には
必ずしも向いていない。
すなわち、複数種のガラス成形体を1つの製造装置で
同時に得ようとすると、1つの製造装置内にそれぞれの
ガラス成形体の製造に最適な処理条件に保たれた処理室
をそれぞれ設ける必要がある。つまり、それぞれのガラ
ス成形体の処理条件である加熱温度、均熱温度、プレス
温度、徐冷温度、プレス時間及びプレス圧力等がガラス
成形体が異なると全て異なる。通常、ガラス成形体を得
るには、装置内に挿入された被成形ガラスを所定の区画
にて徐々に昇温し、所定の温度に達した時点でプレス
し、その後徐々に冷却するという、連続的で滑らかな温
度スケジュールで行わなければならない。したがって、
複数種の被成形ガラスを同一装置内に同時に混在させて
成形するためには、被成形ガラス毎に処理条件の異なる
区画を混在させなければならず、このとき、特に、一連
の各区画の温度はまちまちとなり、極めて異様な状態が
想定されるため、複数種のガラス成形体を同一装置内で
同時に製造することは、過去一顧だにされなかった。
したがって、このような装置で多種類のガラス成形体
を短時間で製造しようとすると、その種類に応じて多数
の装置を設置する必要が生ずる。しかし、この種の装置
は著しく高価であるから、そのためには膨大な設備費が
必要になるとともに、1つの種類の成形体について必要
以上の生産能力を持つことになり、可動率の低下をまね
く。
本発明は、上述の背景のもとでなされたものであり、
1順の処理工程で複数種類のガラス成形体を得ることを
可能にしたガラス成形体の製造方法を提供することを目
的としたものである。
[課題を解決するための手段] 本発明は、以下の構成とすることにより上述の課題を
解決している。
互いに性質の異なる処理を施す機能を備えた複数の処
理区画を処理工程順に配置しておき、被成形ガラスが収
容された成形型を前記各々の処理区画に所定時間滞留さ
せて処理を施した後、次の処理区画に順次移動させて処
理を施すことにより成形を行うガラス成形体の製造方法
において、 前記各処理区画を同じ数の複数の処理室に分離し、1
つの処理区画における複数の処理室には互いに処理の性
質は同じであるが条件の異なる処理を施す機能を持た
せ、 これら各処理室のそれぞれに処理条件の異なる被
成形ガラスを収容した成形型が滞留されるようにして1
つの処理区画で処理条件の異なる複数の被成形ガラスの
処理を行えるようにしたことを特徴とする構成。
[作用] 上述の構成によれば、1つの処理区画で処理条件の異
なる複数の被成形ガラスの処理が行なわれるから、1つ
の処理区画の各処理室に所定時間滞留された複数の成形
型を次の処理区画に順次移動させて処理を施すことによ
り、1順の処理工程によって複数種類のガラス成形体の
成形を行うことができる。
[実施例] 第1図は本発明の一実施例にかかるガラス成形体の製
造装置の平断面図、第2図は第1図のII−II線断面図、
第3図は成形型4の拡大断面図、第4図は第1図のIV−
IV線断面図、第5図は第1図のV−V線断面図である。
以下、これらの図面を参照しながら一実施例にかかるガ
ラス成形体の製造方法及び装置を詳述する。
これらの図において、符号1は気密容器、符号2は回
転テーブル、符号3は成形型保持台、符号4は成形型、
符号5は処理室ケースである。
気密容器1は、ステンレスその他の金属で構成され、
円筒の上・下開口部を密閉した形状をなしたもので、内
部を非酸化性雰囲気に保持できるように気密構造となっ
ている。
回転テーブル2は、気密容器1の内径より僅かに小さ
い径の円板状をなしたもので、図示しないが、その中心
軸が気密容器1の中心と一致し、かつ、裏面が気密容器
1の底部に近接するように、この気密容器1に回転自在
に取り付けられている。また、図示しないが、この回転
テーブル2には回転駆動手段が結合されており、所定の
時間間隔で間欠的に駆動されるようになっている。
この回転テーブル2の外周部近傍には周方向に沿って
等間隔に16個の成形型保持台3が取り付けられている。
第2図に示されるように、この成形型保持台3は断面
略逆「T」字型をなしたもので、その底部3aに形成され
た突起部3bを、回転テーブル2に形成された取付孔2aに
嵌め込むことにより回転テーブル2に固定されるように
なっている。
この成形型保持台3には、成形型4が保持される。第
3図に示されるように、この成形型4は、下型4aと、こ
の下型4aに嵌合されたスリーブ4bと、このスリーブ4aに
滑動自在に嵌合された上型4cとからなり、下型4aと上型
4cとの間に被成形ガラス6を収納し、下型4aの底部に形
成された保持孔4dを成形型保持台3の先端部に形成され
た突起部3cに嵌合することにより、成形型保持台3に保
持されるようになっている。
さて、気密容器1内は、円周方向に8つの区画に分け
られ、それぞれの区画内に成形型4を所定時間滞留させ
て区画毎に性質の異なる処理を施すことができるように
なっている。すなわち、第1図に示されるように、この
気密容器1は、円周方向左まわりに、処理工程順にした
がって、取出し挿入区画、第1加熱区画、第2加熱区
画、均熱区画、プレス区画、第1徐冷区画、第2徐冷区
画、急冷区画に分けられている。これら、各区画は、さ
らに2つの処理室に分けられ、これら2つの処理室で
は、互いに処理の性質は同じであるが条件の異なる処理
を同時に施すことができるようになっている。すなわ
ち、取出し挿入区画には、2つの取出し挿入室P1とP1′
とが設けられ、第1加熱区画には2つの第1加熱室P2と
P2′とが設けられている。同様にして、第2加熱区画に
は2つの第2加熱室P3とP3′が、加熱区画には2つの均
熱室P4とP4′が、プレス区画には2つのプレス室P5とP
5′が、第1徐冷区画には2つの第1徐冷室P6とP6′
が、第2徐冷区画には2つの第2徐冷室P7とP7′が、急
冷区画には2つの急冷室P8とP8′が、それぞれ設けられ
ている。
ここで、第1加熱区画から第2徐冷区画までの区間に
おける処理は高温下での処理である。このため、これら
の区間に形成される各処理室は、気密室1内に形成され
た処理室ケース5内に設けられている。
この処理室ケース5は、円周方向においてその一部
(1/4周)が欠如された空洞の円環体状をなしたもの
で、その中心軸が回転テーブル2の中心軸に一致し、か
つ、その底面が回転テーブル2の表面に対向して近接す
るように図示しない適宜の形態で気密容器1に固定され
ている。この処理室ケース5は、円環体内部の周方向に
おいて12個の処理室に仕切られており、上述の各区画毎
に2つの処理室が割り当てられている。そして、これら
の処理室には加熱手段等の処理に必要な手段が設けられ
ているとともに、周方向において各処理室を仕切る仕切
り部には開閉自在なシャッターS1,S1′,S2,S2′,S3,S
3′,S4,S4′,S5,S5′,S6,S6′,S7がそれぞれ設けられて
いる。
第2図は第1加熱室P2の断面であるが、この第2図に
示されるように、処理室ケース5内面のほぼ全面には熱
線を反射するリフレクタ5aが形成され、また、このリフ
レクタ5aの内側の両側面部には加熱用のヒータ5bが設け
られている。また、底面部にはスリット5cが形成され、
成形型保持台3の上端部がこのスリット5cを通じて処理
室P2内のほぼ中心部に配置されるとともに、成形型保持
台3が周方向に自由に移動できるようになっている。
処理室ケース5内に形成された処理室のうちプレス室
P5,P5′を除く他の処理室は上述の第1加熱室P2と同一
の構造であるのでその説明は省略する。
第4図はプレス室P5の断面図である。第4図に示され
るように、プレス室P5は、その上面部に加圧棒挿入孔5d
が設けられている点のみが上述の他の処理室と異なる。
この加圧棒挿入孔5dからは、プレス処理時に、気密容器
1の上面部に設けられた加圧用ピストンシリンダ装置7
のピストンロッド7aが挿入・降下され、成形型4の上型
4cを加圧し、また、そのとき、同時に、気密容器1の下
面部に設けられた支持用ピストンシリンダ装置8のピス
トンロッド8aが回転テーブル2の成形型保持台3が取り
付けられた部分を支持してプレス処理が行われるように
なっている。なお、加圧用ピストンシリンダ装置7及び
支持用ピストンシリンダ装置8は、それぞれ取付金具7b
及び8bによって気密容器1に該気密容器1の気密を破る
ことのないように固定されている。また、ピストンロッ
ド7aとピストンロッド8aとは、それぞれ気密容器1の上
面部及び下面部に形成された貫通孔1a及び1bを通じて気
密容器1内に挿入される。
さて、取出し挿入室P1,P1′と急冷室P8,P8′とは処理
室ケース5の外に形成されている。
第5図は取出し挿入室P1の断面図であるが、第5図に
示されるように、この取出し挿入室P1は、気密容器1自
体の一部で構成されている。この取出し挿入室P1の上
部、すなわち、気密容器1の上面部には、気密容器1の
気密を破ることなく成形型4の取出し・挿入操作を行う
ために、シール台9aとベルジャー9bとを主要部とする取
出し・挿入操作部が設けられている。すなわち、シール
台9aは気密容器1の上面部に形成された貫通孔1cと連通
するように気密容器1に固定された筒状体であり、また
ベルジャー9bは、ピストンシリンダ装置9のピストンロ
ッド9cによって上・下動可能に保持されたものであり、
通常は両者が接合された状態で取出し・挿入操作室Aを
形成するようになっている。なお、ピストンシリンダ装
置9は取付棒9dによって気密容器1に固定されている。
またシール台9aには図示しない真空ポンプまたは非酸化
性ガス供給タンク等に接続されたパイプ9eが接続されて
いる。
一方、取出し挿入室P1の下部、すなわち、気密容器1
の下面部には、気密容器1の気密を破ることなく成形型
保持台3を持ち上げて上述の取出し・挿入操作室A内に
移動させ昇降棒10aと、この昇降棒10aを昇降駆動するピ
ストンシリンダ装置10が設けられている。昇降棒10aは
気密容器1の底部に形成された貫通孔1dを通じて気密容
器1の内部に挿入されて昇降し、また、ピストンシリン
ダ装置10は取付金具10bによって気密容器1の気密を破
ることのないように、気密容器1に固定されている。
取出し・挿入時には、成形型保持台3が昇降棒10aに
よって持ち上げられ、取出し・挿入操作室A内に移動さ
せられる。このとき、成形型保持台3の下部3aが貫通孔
1cを塞ぐ。この状態でベルジャー9bが持ち上げられて、
取出し・挿入の操作が行われる。取出し・挿入の操作が
終了すると、ベルジャー9bが下ろされ、パイプ9eを通じ
て取出し・挿入操作室A内が真空あるいは非酸化性雰囲
気等の気密容器1内と同じ雰囲気にされる。しかる後、
昇降棒10aがさげられて、成形型保持台3が回転テーブ
ル2に載置される。
なお、取出し挿入室P1′は上述の取出し挿入室P1と同
一の構造を有しているので説明を省略する。
さらに、急冷室P8及びP8′は、図示しないガスによる
急冷機構等を備えているが、その機構はよく知られたノ
ズルその他一般的な冷却機構であるのでその説明は省略
する。
次に、上述の装置を用いて成形条件の異なる2種類の
被成形ガラスを成形した例を手順をおって説明する。
用いた2種類の被成形ガラスは以下の通りである。
被成形ガラスG1 組成(重量%) SiO2 ; 39.2 B2O3 ; 14.5 Al2O3 ; 5.0 BaO ; 41.3 転移温度 615℃ 被成形ガラスG2 組成(重量%) SiO2 ; 27.8 Na2O ; 1.8 Al2O3 ; 2.0 PbO ; 65.2 K2O ; 1.2 TiO2 ; 2.0 転移温度 435℃ 各処理室での処理条件は以下の通りである。
機密容器1内の雰囲気;被酸化性雰囲気 第1加熱室P2の温度;840℃ 第1加熱室P2′の温度;640℃ 第2加熱室P3の温度;840℃ 第2加熱室P3′の温度;640℃ 均熱室P4の温度;700℃ 均熱室P4′の温度;520℃ プレス室P5の温度;700℃ プレス室P5′の温度;520℃ プレス室P5,P5′での プレス圧力;60Kg/cm2 プレス室P5,P5′での プレス時間;45秒 第1徐冷室P6の温度;600℃ 第1徐冷室P6′の温度;430℃ 第2徐冷室P7の温度;350℃ 第2徐冷室P7′の温度;300℃ 急冷室では250℃以下まで急冷する。
回転テーブル2の 回転角度;45℃/1ステップ 回転テーブル2の 回転速度;5秒/1ステップ 回転テーブル2の 停止時間;55秒/1ステップ まず、被成形ガラスG1及びG2を成形型4に収容し、こ
の成形型4を取出し挿入室P1及びP1′内にあるそれぞれ
の成形型保持台3にセットする。この操作は、回転テー
ブル2が停止している間に行う。
回転テーブル2は、1回の移動につき45°ずつ回転
し、被成形ガラス6を収容した各成形型4は、それぞれ
次の処理区画へ移動する。すなわち、各成形型4はそれ
ぞれ隣接する処理室を単に通過して次の所定の処理室に
て停止する。したがって、本実施例のように、2種類の
被成形ガラスを順次成形する場合には、それぞれの被成
形ガラスの成形のための処理室が1つおきに交互に配置
されることになる。
被成形ガラスG1を収容した成形型4は、第1加熱室P
2、第2加熱室P3、均熱室P4、プレス室P5、第1徐冷室P
6、第2徐冷室P7及び急冷室P8を順次移送され、各処理
室で所定時間処理される。そして、この間、成形型4は
被成形ガラスG2を処理するための第1加熱室P2′、第2
加熱室P3′、均熱室P4′、プレス室P5′、第1徐冷室P
6′、第2徐冷室P7′及び急冷室P8′を単に通過するだ
けである。
同様に、被成形ガラスG2を収容した成形型4は、取出
し槽入室P1′にある成形型保持台3にセットされ、被成
形ガラスG2の処理室である第1加熱室P2′、第2加熱室
P3′、均熱室P4′、プレス室P5′、第1徐冷室P6′、第
2徐冷室P7′及び急冷室P8′を順次移送され、各処理室
で所定時間処理される。そして、この間、成形型4は被
成形ガラスG2を処理するための第1加熱室P2、第2加熱
室P3、均熱室P4、プレス室P5、第1徐冷室P6、第2徐冷
室P7及び急冷室P8を単に通過するだけである。
なお、成形型保持台3の移動の際には、シャッターS
1,S1′,S2,S2′,S3,S3′,S4,S4′,S5,S5′,S6,S6′,S7
が一斉に開かれて移動ができるようになっている。
ここで、均熱室P4,P4′によって均熱化処理が終了し
た被成形ガラスG1及びG2の粘度は、成形に適した108.5
ポアズとなり、プレス室P5及びP5′においてはこの粘度
が維持された状態でプレスが行われる。プレス時間は45
秒間である。次いで、徐冷区間に移行されて徐冷が行わ
れるが、第2徐冷室P7,P7′では、被成形ガラスG1及びG
2の粘度が1013ポアズ以上になるまで冷却される。そし
て、急冷室P8,P8′で250℃以下に冷却された後、取出し
挿入室P1及びP1′で成形体が取出される。
なお、この場合、成形型4の移動の際に全シャッター
が開いている時間及び次の処理室へ成形型4が移動する
ために他の被成形ガラスの処理室を通過する時間は極め
て短く、それぞれの処理室の設定温度からのずれや成形
型4内の被成形ガラス6の温度のバランスのくずれ等は
発生しない。
以上により、1順の処理工程で成形条件の異なる2種
類の被成形ガラスG1及びG2の成形処理を同時に行うこと
ができ、2種類のガラス成形体を同時に得ることができ
た。
なお、上述の一実施例では、1順の工程で2種類のガ
ラス成形体を同時に得る例についてのべたが、本発明
は、これに限られることなく、3種類以上のガラス成形
体を得る場合にも適用できることは勿論である。
さらに、上述の一実施例では、各処理区画及び処理室
を円周に沿って配置した例を掲げたが、本発明はこれに
限られるものでなく、各処理区画及び処理室を直線に沿
って配置した場合にも適用でき、その場合には、製造装
置の一端部に挿入室を設け、他端部に取出し室を設けれ
ばよい。
[発明の効果] 以上詳述したように、本発明は、 互いに性質の異なる処理を施す機能を備えた複数の処
理区画を処理工程順に配置しておき、被成形ガラスが収
容された成形型を前記各々の処理区画に所定時間滞留さ
せて処理を施した後、次の処理区画に順次移動させて処
理を施すことにより成形を行なうガラス成形体の製造方
法において、 前記各処理区画を同じ数の複数の処理室に分離し、1
つの処理区画における複数の処理室には互いに処理の性
質は同じであるが条件の異なる処理を施す機能を持た
せ、 これら各処理室のそれぞれに処理条件の異なる被成形
ガラスを収容した成形型が滞留されるようにして1つの
処理区画で処理条件の異なる複数の被成形ガラスの処理
を行えるようにしたことを特徴とする構成を有し、これ
により、1順の処理工程で複数種類のガラス成形体を同
時に得ることを可能にし、従来のように、高価な製造装
置を多数設置することなく、多品種同時生産による製品
の短納期化及び装置の可動率の向上等を図ることができ
るという効果を得ているものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例にかかるガラス成形体の製造
装置の平断面図、第2図は第1図のII−II線断面図、第
3図は成形型4の拡大断面図、第4図は第1図のIV−IV
線断面図、第5図は第1図のV−V線断面図である。 1……気密容器、2……回転テーブル、3……成形型保
持台、4……成形型、5……処理室ケース、6……被成
形ガラス、P2,P2′……第1加熱室、P3,P3′……第2加
熱室、P4,P4′……均熱室、P5,P5′……プレス室、P6,P
6′……第1徐冷室、P7,P7′……第2徐冷室、P8,P8′
……急冷室。

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】互いに性質の異なる処理を施す機能を備え
    た複数の処理区画を処理工程順に配置しておき、被成形
    ガラスが収容された成形型を前記各々の処理区画に所定
    時間滞留させて処理を施した後、次の処理区画に順次移
    動させて処理を施すことにより成形を行うガラス成形体
    の製造方法において、 前記各処理区画を同じ数の複数の処理室に分離し、1つ
    の処理区画における複数の処理室には互いに処理の性質
    は同じであるが条件の異なる処理を施す機能を持たせ、 これら各処理室のそれぞれに処理条件の異なる被成形ガ
    ラスを収容した成形型が滞留されるようにして1つの処
    理区画で処理条件の異なる複数の被成形ガラスの処理を
    行えるようにしたことを特徴とするガラス成形体の製造
    方法。
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