JP2736816B2

JP2736816B2 - カートリッジ式ラベルディスペンサ

Info

Publication number: JP2736816B2
Application number: JP11415690A
Authority: JP
Inventors: 保博山口
Original assignee: OOSAKA SHIIRINGU INSATSU KK
Current assignee: OOSAKA SHIIRINGU INSATSU KK
Priority date: 1990-04-28
Filing date: 1990-04-28
Publication date: 1998-04-02
Anticipated expiration: 2013-04-02
Also published as: JPH0418240A

Description

【発明の詳細な説明】（産業上の利用分野）この発明はカートリッジ式ラベルディスペンサに関
し、特にたとえばラベルが剥離台紙に仮着されたラベル
連続体を用いて、ラベルを剥離台紙から剥離するために
使用されるカートリッジ式ラベルディスペンサに関す
る。

（従来技術）第５図は、ラベルが剥離台紙に仮着されたラベル連続
体を用いて、ラベルを剥離台紙から剥離するために、従
来用いられてきたディスペンサ１を示す斜視図である。

このディスペンサ１は、保持リール２を含む。保持リ
ール２にはラベル連続体３が、ロール状に保持される。
ラベル連続体３は、剥離台紙４を含む。剥離台紙４には
ラベル５が、仮着されている。

ラベル連続体３の一端が引っ張られると、保持リール
２に保持されたラベル連続体３は、その一端が解きほど
かれて、細い円柱状の軸６へ送られる。ラベル連続体３
は、軸６で折り返され、剥離プレート７へ送られる。ラ
ベル連続体３は、剥離プレート７で折り返され、ラベル
５が剥離台紙４から剥離される。

（発明が解決しようとする課題）ところが、従来のディスペンサでは、ラベル連続体を
取り替えるのに手間がかかった。たとえば、ラベル連続
体を取り替える場合、その度ごとに、剥離プレート，軸
などから取り外した後、保持リールから取り外してい
た。そして、別のラベル連続体を保持リールに取り付け
た後、軸，剥離プレートなどに通さなければならなかっ
た。そのため、異なる種類のラベルを必要とする場合、
その度ごとにラベル連続体を取り替えるのに労力を要し
た。

また、いろいろな種類のラベルを必要とする場合、ラ
ベル連続体の保管にも手間がかかった。また、ラベル連
続体の保管中に、ラベル連続体の形がくずれてしまった
り、ラベルが汚れてしまったりする場合があった。

それゆえに、この発明の主たる目的は、ラベル連続体
を簡単に取り替えることができ、ラベル連続体の保管用
としても優れたカートリッジ式ラベルディスペンサを提
供することである。

（課題を解決するための手段）この発明は、ラベル用カートリッジおよび複数のラベ
ル用カートリッジを固定するための据え付け台を含む、
カートリッジ式ラベルディスペンサーであって、このラ
ベル用カートリッジは、剥離台紙にラベルを仮着したラ
ベル連続体を保持するための保持リールと、保持リール
から引き出されたラベル連続体を押さえるためのローラ
と、ローラの近傍に設けられ、送られてきた剥離台紙を
折り返し、剥離台紙からラベルを剥離するための折り返
し用軸と、折り返し用軸の近傍に設けられ、剥離台紙を
押さえるためのガイド用軸と、軸状部に嵌合するための
折れ曲がった突起部とを含み、据え付け台は、互いに平
行に設けられ、ラベル用カートリッジの突起部を嵌合す
るための軸状の嵌合部と、嵌合部の両端で嵌合部を支え
る支え台とを含む、カートリッジ式ラベルディスペンサ
である。

（作用）ローラ，折り返し用軸およびガイド用軸などによっ
て、剥離台紙からラベルを剥離する機能を有する。突起
部を軸状の嵌合部に嵌合するだけでラベル用カートリッ
ジが嵌合部に取り付けられる。また、据え付け台の嵌合
部には、複数のラベル用カートリッジを取り付けること
ができる。

（発明の効果）この発明によれば、据え付け台に形成された嵌合部に
ラベル用カートリッジの突起部を嵌合するだけで、簡単
にラベル用カートリッジを取り付けることができる。し
かも、ラベル用カートリッジを取り付けた後、直ちにラ
ベルを剥離するのに使用することができる。

また、複数のラベル用カートリッジを、据え付け台の
嵌合部に取り付けることができるので、ラベル連続体の
保管用に利用することができる。

この発明の上述の目的，その他の目的，特徴および利
点は、図面を参照して行う以下の実施例の詳細な説明か
ら一層明らかとなろう。

（実施例）第１図は、この発明の一実施例を示す斜視図である。
このカートリッジ式ラベルディスペンサ10は、ラベル用
カートリッジ12と据え付け台14を含む。

据え付け台14は、後述のラベル用カートリッジを固定
するための２本の嵌合部16a,16bと支え台18を含む。支
え台18は、長方形の枠状の基台20を含む。基台20の上方
には、支持用棒22a,22bが形成される。支持用棒22a,22b
を連結するように、連結用棒24が形成される。２つの嵌
合部16a,16bは長尺の軸状に形成され、支持用棒22a,22b
により両端を支持される。

第２図に示すように、ラベル用カートリッジ12は、側
面用板26a,26bを含む。この側面用板26a,26bは、たとえ
ば前後端２本ずつ計４本の四角柱状の接続部材（図示せ
ず）により、間隔を隔てて接続される。

側面用板26a,26bには、それぞれ円形の穴（図示せ
ず）が形成され、第３図に示すように、この穴には円柱
状の保持部材28a,28bが通される。保持部材28a,28bは、
それぞれ保持部材支持用板30a,30bによって支持されて
いる。この保持部材支持用板30a,30bは、ばね性を有す
る金属板などで形成される。保持部材支持用板30a,30b
の下部には、それぞれ支持部32a,32bが形成される。

なお、保持部材支持用板30a,30bは、両側に開いたり
閉じたりすることができる。このとき、保持部材支持用
板30a,30bはばね性を有するため通常の状態では閉じて
いる。支持部32a,32bは、保持部材支持用板30a,30bが両
側に開いたときの支えとなっている。

さらに、側面用板26a,26bの端部には、ローラ34,折り
返し用軸36,ガイド用軸38が、側面用板26a,26bの間に形
成される。これらのローラ34,折り返し用軸36,ガイド用
軸38は互いに近接して形成され、折り返し用軸36は他の
２つより突出した位置に形成される。

ラベル用カートリッジ12のローラ34側には、ローラ3
4,折り返し用軸36,ガイド用軸38と少しの隙間を開け
て、１枚の板が直角に折り曲げられて、ばね部40が形成
される。ばね部40はローラ34に対して、押しつけられる
ように形成される。

第４図に示すように、ラベル用カートリッジ12のロー
ラ34側の下部には、１枚の板が直角に折り曲げられて、
突起部42が形成される。ラベル用カートリッジ12の他方
側には、１枚の板が直角に折り曲げられて、突起部44が
形成される。

第２図に示すように、ラベル用カートリッジ12の保持
部材28a,28bにはラベル連続体46が、ローラ状に保持さ
れる。ラベル連続体46は、剥離台紙48を含む。剥離台紙
48にはラベル50が、仮着されている。

ラベル連続体46の一端が引っ張られると、保持部材28
a,28bに保持されたラベル連続体46は、その一端が解き
ほどかれて、ローラ34から折り返し用軸36へ送られる。
ラベル連続体46は、折り返し用軸36で折り返され、ラベ
ル50が剥離台紙48から剥離される。さらに、剥離台紙48
は、ガイド用軸38へ送られる。

ラベル用カートリッジ12を据え付け台14に取り付ける
場合、突起部42を据え付け台14の嵌合部16aに、突起部4
4を据え付け台14の嵌合部16bに引っ掛ければよい。この
ようにすることにより、ラベル用カートリッジ12の据え
付け台14への取り付けは、極めて容易に行われる。

また、この実施例では、２つのラベル用カートリッジ
12が、据え付け台14に取り付けられている。据え付け台
14に取り付けられるラベル用カートリッジ12の数は、も
ちろん１つでもよいし、３つ以上でもよい。ラベル用カ
ートリッジ12を多数、据え付け台14に取り付けたい場合
は、嵌合部16a,16bの長さを長くすればよい。

保持部材支持用板30a,30bは、前述したように両側に
開いたり閉じたりすることができる。保持部材支持用板
30a,30bを両側に開くと、ラベル連続体46は、自由に出
し入れできる。保持部材支持用板30a,30bをばね性によ
って両側に閉じると、ラベル連続体46は保持される。こ
のようにして、ラベル用カートリッジ12へのラベル連続
体46の取り付け、およびラベル用カートリッジ12からの
ラベル連続体46の取り外しは、簡単に行える。

このように、異なる種類のラベル50を取り扱う場合
も、このラベル用カートリッジ12を、据え付け台14に取
り付けたりするだけでよい。そのため、一度に異なる種
類のラベル50を取り扱うことができ、ラベル剥離作業の
能率化を図ることができる。また、ラベル用カートリッ
ジ12を、他のディスペンサに取り付けて使用する場合
は、このカートリッジ式ラベルディスペンサ10を、ラベ
ル用カートリッジ12の保管用として使用することもでき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施例を示す斜視図である。第２図はラベル用カートリッジを示す斜視図であり、第
３図はその平面図であり、第４図はその側面図ある。第５図は、従来のディスペンサを示す斜視図である。図において、10はカートリッジ式ラベルディスペンサ、
12はラベル用カートリッジ、14は据え付け台、16aおよ
び16bは嵌合部、18は支え台、28aおよび28bは保持部
材、34はローラ、36は折り返し用軸、38はガイド用軸、
42および44は突起部、46はラベル連続体、48は剥離台
紙、50はラベルを示す。

Claims

(57)【特許請求の範囲】

【請求項１】ラベル用カートリッジおよび複数の前記ラ
ベル用カートリッジを固定するための据え付け台を含
む、カートリッジ式ラベルディスペンサであって、前記ラベル用カートリッジは、剥離台紙にラベルを仮着したラベル連続体を保持するた
めの保持リール、前記保持リールから引き出された前記ラベル連続体を押
さえるためのローラ、前記ローラの近傍に設けられ、送られてきた前記剥離台
紙を折り返し、前記剥離台紙から前記ラベルを剥離する
ための折り返し用軸、前記折り返し用軸の近傍に設けられ、前記剥離台紙を押
さえるためのガイド用軸、および軸状部に嵌合するための折れ曲がった突起部を含み、前記据え付け台は、互いに平行に設けられ、前記ラベル用カートリッジの前
記突起部を嵌合するための軸状の嵌合部、および前記嵌合部の両端で前記嵌合部を支える支え台を含む、
カートリッジ式ラベルディスペンサ。