JP2735961B2 - Dc−dcコンバータモジュール - Google Patents
Dc−dcコンバータモジュールInfo
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Description
モジュールに関し、さらに詳しくは、DC−DCコンバ
ータの電力変換部分を電気絶縁材料により一体化したモ
ジュールを放熱カバーで覆うと共に、上記モジュールを
ヒートシンクケース内に複数個並列に接続して大電流用
電源装置を構成してなるものである。
種々の提案がなされており、例えば、第7図および第8
図に示すように、DC−DCコンバータの電力変換部分
を熱伝導性の良好な電気絶縁材料で一体化したモジュー
ルが知られている。すなわち、第7図において、1はD
C−DCコンバータ、2は入力側直流電源、3はDC−
DCコンバータ1の一次側スイッチング回路、4は変圧
器等からなる変換トランス、5は出力整流回路、6は出
力平滑回路、7は出力側直流電源、8は制御回路であ
る。そして、これら一次側スイッチング回路3を集積化
した一次基板9と、出力整流回路5及び出力平滑回路6
等の二次整流回路を集積化した二次基板10と、変換ト
ランス4は、制御回路8と共に電気絶縁材料で一体化す
ることにより、第8図に示すように、直流入力端子1
1、直流出力端子12及び制御用端子13を備えたDC
−DCコンバータモジュール14が構成されている。
コンバータモジュールでは、一次基板、二次基板及び変
換トランス等から発生する発熱量が大であり、この熱が
各素子の機能に影響を及ぼすという問題があるため、大
型のヒートシンクを付加したり、強力な冷却風により冷
却する等の、手段が必要であるが、設備が大型化して製
造コストが高くなる等の問題があった。また、モジュー
ルの端部に配設された直流入力端子、直流出力端子及び
制御用端子等は、プリント基板等への実装性を容易にす
るためピン状に突説されているが、実装時にピン端子に
加わるストレスが大きく、しかも振動や衝撃によって折
損することがある等の問題があった。さらに、大電流を
消費する電源装置として、DC−DCコンバータモジュ
ールを複数個並列に接続したものでは、各モジュール毎
に付加したヒートシンクによる放熱対策やピン端子の防
振対策が複雑で大型化すると共に、各モジュールから発
生する放射ノイズが、増大する等の問題があった。
により損傷することがなく、効果的な放熱を行なうこと
ができ、モジュールからの放射ノイズを低減できる構造
を得ることを目的とする。
に、本発明は一次基板、二次基板及び変換トランス等の
電力変換回路を電気的絶縁材料で一体化したDC−DC
コンバータモジュールにおいて、上記DC−DCコンバ
ータモジュールを良熱伝導性シートを介して放熱カバー
で覆うと共に、上記モジュールの実装面に突設されたピ
ン端子を放熱カバー上面に組付けられた端子ホルダーの
端子部に半田付け等により固着したことを特徴とするも
のである。また、大電流を消費する電源装置として、D
C−DCコンバータモジュールをヒートシンク一体ケー
ス内に複数個並列に配設したことを特徴とするものであ
る。
二次基板と変換トランス等の電力変換回路を良熱伝導性
の電気絶縁材料で一体化にモジュール化すると共に、放
熱機能の大きいアルミ等のカバーで覆ったことにより、
それぞれの基板の電力素子から発生する熱、及び変換ト
ランスから発生する熱を均一化して放熱カバーより効果
的な熱放散が可能となる。また、モジュールの実装面よ
り突設したピン端子は、耐熱性樹脂等で成形された端子
ホルダーのネジ端子部に半田付け等により固着されるの
でピン端子に加わるストレスが解消され、振動・衝撃に
対する強度改善になる。さらに、大電流を消費する電源
装置として、DC−DCコンバータモジュールをヒート
シンク一体ケース内に複数個並列に配設したものでは、
上記ヒートシンクケース内を外部から強制冷却すること
により、モジュール全体の熱を内部に蓄積することなく
外部に放散することが可能であり熱設計が容易であると
共に、各モジュール間の応力が回避され、各モジュール
より発生する放射ノイズを軽減することができる。
説明する。図1は本発明によるDC−DCコンバータモ
ジュールのアッセンブリを示す分解斜視図であり、符号
15はDC−DCコンバータモジュール、16はアルミ
等の熱伝導性の良好な放熱カバー、17は端子ホルダ
ー、18はシリコン等の熱伝導性の良好なシート、19
は絶縁シート、20はアルミ等の熱伝導性の良好な放熱
版である。上記DC−DCコンバータモジュール15
は、一次基板、二次基板、及び変換トランス等の電力変
換回路を良熱伝導性の電気絶縁材料で一体化したもので
あり、すでに公知となっているものである。上記DC−
DCコンバータモジュール15の実装面には、直流入力
端子、直流出力端子及び制御用端子等のピン端子21が
突設されている。そして、図2示すように、放熱板20
上に載置されたDC−DCコンバータモジュール15の
実装面であるピン端子21側上面は、熱伝導性の良好な
シート18を介して放熱カバー16で覆われると共に、
放熱カバー16の上面には、絶縁シート19を介して端
子ホルダー17が組み付けられ、この端子ホルダー17
が固定ネジ22により放熱板20に結合される。ここ
で、上記端子ホルダー17は高耐熱性樹脂で成形されて
おり、この端子ホルダー17には各ピン端子21に対応
しかつ対応関係におかれたピン端子21に導通できるネ
ジ端子23が一体的にモールドされているので、端子ホ
ルダー17を放熱板20に結合した後、DC−DCコン
バータモジュール15の各ピン端子21と端子ホルダー
17のネジ端子23の基端部23a とが半田等により固着
される。このようにして結合されたDC−DCコンバー
タモジュールのアッセンブリは、所定のヒートシンク上
に組み付けられると共に、各ネジ端子23に所定のリー
ド線または導電板を接続することにより、電源装置が構
成される。このように構成された実施例によるDC−D
Cコンバータモジュールでは、それぞれの基板の電力素
子から発生する熱が、放熱カバー16及び放熱板20よ
りヒートシンクを介して放散されるので、過熱を防止す
ることができる。また、モジュール15の実装面より突
設された各ピン端子21は、端子ホルダー17のネジ端
子23の基端部23a に半田付されているので、ピン端子
21に加わるストレスが解消され、振動、衝撃に対する
強度が向上する。一方、図3は大電流を消費する電源装
置として、DC−DCコンバータモジュールを複数個並
列に配設した場合の回路図であり、図4ないし図6に示
すようなヒートシンク一体ケース25内に組付けられ
る。上記ヒートシンク一体ケース25は、ケース本体2
6と底蓋27とからなっている。そしてこのケース本体
26には各種端子部を収納するジャンクションボックス
26a が設けられており、このジャンクションボックス26
a を除いた上面には放熱フィン26b が形成されている。
また、上記ケース本体26には、外気吸収用のブリーザ
パイプ28a,28b が取付けられている。
源装置では、モジュール全体の熱を内部に蓄積すること
なく外部に放散することが可能であり、熱設計が容易で
あると共に、各モジュール15間の応力が回避され、し
かも各モジュール15より発生する放射ノイズをケース
内に封じ込めて軽減することができる。
−DCコンバータモジュールでは、電力変換回路を熱伝
導性の良好な電気絶縁材料で一体的にモジュール化し、
放熱機能の大きい放熱カバーで覆うと共に、モジュール
の実装面に突設したピン端子は耐熱性樹脂等で成形され
た端子ホルダーのネジ端子部に半田付け等で固着したの
で、モジュールの各電力素子から発生する熱及び変換ト
ランス等から発生する熱を均一化して放熱カバーより効
果的に熱放散が可能であり、しかもモジュールのピン端
子に加わるストレスが解消され、振動、衝撃に対する強
度改善が可能である。また、大電流を消費する電力装置
としてDC−DCコンバータモジュールをヒートシンク
一体ケース内に複数個並列に配設したものでは、モジュ
ール全体の熱を内部に蓄積することなく外部に放散する
ことが可能であり、熱設計が容易であると共に、各モジ
ュール間の取付応力が回避され、しかも各モジュールよ
り発生する放射ノイズはケース内に封じ込めることによ
って大幅に軽減することができる。
のアッセンブリを示す分解斜視図
ロック図
す斜視図
Claims (2)
- 【請求項1】 一次基板、二次基板及び変換トランス等
の電力変換回路を電気的絶縁材料で一体化したDC−D
Cコンバータモジュールにおいて、上記DC−DCコン
バータモジュールを良熱伝導性シートを介して放熱カバ
ーで覆うと共に、上記モジュールの実装面に突設された
ピン端子を放熱カバー上面に組付けられた端子ホルダー
の端子部に半田付け等により固着したことを特徴とする
DC−DCコンバータモジュール。 - 【請求項2】 上記DC−DCコンバータモジュールを
ヒートシンク一体ケース内に複数個並列に配設して大電
流を消費する電力装置を構成したことを特徴とする請求
項1記載のDC−DCコンバータモジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10216191A JP2735961B2 (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | Dc−dcコンバータモジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10216191A JP2735961B2 (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | Dc−dcコンバータモジュール |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH04261363A JPH04261363A (ja) | 1992-09-17 |
JP2735961B2 true JP2735961B2 (ja) | 1998-04-02 |
Family
ID=14320002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10216191A Expired - Fee Related JP2735961B2 (ja) | 1991-02-08 | 1991-02-08 | Dc−dcコンバータモジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2735961B2 (ja) |
-
1991
- 1991-02-08 JP JP10216191A patent/JP2735961B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH04261363A (ja) | 1992-09-17 |
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