JP2735949B2 - プリント付きキャスティングテープ及びその製造方法 - Google Patents

プリント付きキャスティングテープ及びその製造方法

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JP2735949B2
JP2735949B2 JP5505277A JP50527792A JP2735949B2 JP 2735949 B2 JP2735949 B2 JP 2735949B2 JP 5505277 A JP5505277 A JP 5505277A JP 50527792 A JP50527792 A JP 50527792A JP 2735949 B2 JP2735949 B2 JP 2735949B2
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    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
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Description

【発明の詳細な説明】 発明の分野 本発明はプリント付きファイバー材料及びその製造方
法に関する。詳しくは、本発明の好ましい用途はファイ
バーガラス材料及びその上にプリントする方法を考慮し
ている。記載の特定の態様はプリント整形外科用キャス
ティングテープである。本発明は更に整形外科用キャス
ティングテープにおいて利用されるメリヤスファイバー
ガラス布帛のような材料のプリンティングに利用できる
組成物も考慮している。
発明の背景 本明細書で紹介する方法、組成物及び材料は様々な用
途に利用されうるが、それらは特に整形外科用キャステ
ィングテープに関連して開発されている。従って、背景
として、整形外科用キャスティングテープに関係する技
術の特徴及び本発明により解決される問題を提供する。
整形外科用キャスティングテープは基体上にコートさ
れている硬化性樹脂を利用して製造されている。典型的
には、このキャスティングテープは使用することが必要
とされるまでロールとして、水不透性保管パウチの中で
保管される。次いでそれらをこのパウチから取り出し、
必要ならば一定の長さに切り、そして水に浸す。一般
に、このテープは、水硬化性である樹脂を中に含んでお
り、それ故テープを水に浸したすぐ後にそれらは硬化し
て硬くなる。患者にこのテープを装着する医療担当者は
キャスティングテープを水に浸してから適用する。一般
に、水に浸してから数分以内で硬化し始め、そして約15
〜30分以内で荷重に耐えるのに十分なほどに硬化するで
あろう樹脂材料が選ばれる。
かかる整形外科用キャスティングテープは、その開示
内容を引用することで本明細書に組入れるScholzらの米
国特許第4,667,661及び4,774,937号に記載されている。
米国特許'661及び'937号は共に、本発明の譲受人である
セントポール、ミネソタのミネソタ マイニング アン
ド マニュファクチュアリング カンパニーに所有され
ている。
上記に簡潔したタイプの整形外科用キャスティングテ
ープは市販されている。例えばScotchcast(商標)2キ
ャスティングテープ;Scotchcast(商標)PLUSキャステ
ィングテープ及びScotchcast(商標)キャスティングテ
ープが3M社より入手できる。
一般に、キャスティングテープは布帛又は基体であっ
て比較的伸縮性なもの、即ち、未硬化樹脂をコートした
ときに少なくとも約15〜25%、好ましくは少なくとも約
20%の伸長性を有するものより構築することが所望され
る。このことはキャスティングテープを身体の輪郭をな
す領域、例えばかかと、ひざ又はひじに適合させること
を助長するであろう。かかる伸縮性キャスティングテー
プを形成せしめることのできる好ましいファイバー材料
はファイバーガラスである。キャスティングテープ、例
えば米国特許第'661及び'937号のものにおいて利用でき
るファイバーガラス織布又はメリヤス基体には、Scotch
cast(商標)PLUSキャスティングテープのメリヤス基体
が含まれ、そのテープは3M社、セントポール、ミネソタ
より入手できる。その他の有用な材料には、弾性糸を有
するメリヤス、例えばデルタライト コンフォーマブル
(Johnson and Johnson)が含まれる。本明細書で考慮
している用途において有用なタイプの樹脂コート型伸長
性ヒートセットファイバーガラスメリヤステープが、引
用することで本明細書に組入れる米国特許第4,609,578
号に記載されている。
一般的に前述した通り、典型的な整形外科用キャステ
ィングテープは、その上に硬化性樹脂がコートされてい
る基体を含んで成る。この樹脂は一般に添加剤、例えば
潤滑剤及び脱泡剤を中に含んでいる。潤滑剤は樹脂に妨
害を及ぼすことなく(硬化の前に)、この整形外科用キ
ャスティングテープのほどき、装着及び成形を助長する
であろう。脱泡剤はキャストの強度及び孔性を高めるの
に作用する。
装飾的な表示の施されている整形外科用キャスティン
グテープのような品目の供給に関する市場要求が現れて
いる。かかる構築体にとって所望される装飾には例えば
べた色、プリント及び多色装飾が含まれる。従って、好
適な整形外科用キャスティングテープにおいて利用され
るような布帛材料上にかかる装飾をもたらすための方法
及び材料の開発に関する要望が現れている。
発明の概要 本発明に従って、その上にプリントを含んでいるキャ
スティングテープが提供される。好ましくは、このキャ
スティングテープは、少なくとも約15%伸縮性である、
そして好ましくは少なくとも約20%伸縮性であるような
材料から作られている。好ましいキャスティングテープ
は布帛基体;予め選定されたパターンにおいて該基体に
結合している顔料;及び硬化しておらず、好ましくは水
硬化性である樹脂であって、この基体の上をコートして
いる、典型的にはこの予め選定された顔料領域の上を覆
うようにコートしている樹脂、を含んで成る。好ましい
布帛基体は無機ファイバー、好ましくはファイバーガラ
スのメリヤス基体を含んで成る。本明細書に用いている
「プリント」、「プリントパターン」なる語及びその変
形語はべた色プリント;パターン;プリント文字又は記
号;装飾及び任意の類似のインクパターンであってプリ
ンティングによって作り上げられうるものを意味してい
る。この語は単に基体を染めることによって作り出され
るパターンを排除することを意味している。しかしなが
ら、中に染料を含んでいるカラーチップを含んで成るイ
ンクをプリントすることによって作り出されるプリント
パターンは、これらの語及び本発明の範囲に含まれる。
本明細書に用いている「予め選定された」なる語及びそ
の変形語はプリント工程によって意図的に(手当り次第
に、とは異なる)作り出されたプリントパターン(たと
えべた色であるにしても)を称することを意味してい
る。
好ましい樹脂コーティングはイソシアネート官能ポリ
ウレタンプレポリマーを含んで成る。好ましくは、該樹
脂コーティングはその中に、有効な量の疎水性ポリマー
材料の安定分散体を含んでいる。本明細書における「有
効な量」とは、本明細書に記載の如きの添加剤の1又は
複数の利点を供するのに十分な量を意味する。
本発明に従って、多色パターン又はプリントを包括し
ている顔料の好適な予め選定されたパターンが供されう
る。パターンを供するのに好適な顔料は、カラーインデ
ックスピグメントブルー15.3;レッド202;グリーン7;レ
ッド166;レッド178;イエロー109;バイオレット23;レッ
ド254;レッド122;ブラック7;ホワイト6;バイオレット1
9;バイオレット42;及びそれらの混合物を含んで成るも
のである。一定の好ましい用途において、顔料はチップ
形状が施されている、即ち、樹脂マトリックスの中に固
定化されている。この後者の形状はこの顔料が染料を含
んで成るときに特に好ましい。
好ましくは、該基体に結合している顔料は、樹脂系の
硬化を触媒しうるような金属又は金属イオン、及び反応
性塩基性基、例えば第三アミンを実質的に有さないこと
が条件とされる。また、好ましくは、該顔料は潜在的に
反応性な活性ヒドロキシ基を実質的に有さない状態にあ
ることが条件とされる。
しかしながら、もし金属又は金属イオンが、樹脂系の
早期硬化を触媒しがちなタイプでない、又はそのような
状態において供されていないなら、中に金属又は金属イ
オンを有している顔料は許容される。従って、二酸化チ
タン及び酸化鉄(Fe34)のような無機顔料は一定の用
途において利用されうる。
好ましい用途において、該顔料は、アクリル系及びポ
リウレタン樹脂、エチレンビニルアセテートより成るポ
リマー、ポリビニルアルコール、ポリビニルピロリドン
及びそれらの混合物、エチレンプロピレンコポリマー
類、ポリイソブチレン、ポリイソプレン、ブチルゴム、
天然ゴム、合成ゴム、ポリエステル類及びそれらの材料
の混合物より成る群から選ばれるバインダーによって基
体に結合されている。かかるバインダーは、樹脂コーテ
ィングに妨害を及ぼすことなく、基体の上でその場で顔
料を保持するのに有効な状態で供されうる。
好ましくは、本発明にかかわるキャスティングテープ
は棚安定状態で提供される。即ち、ロール形状が施さ
れ、且つ水密パウチシステム、例えばアルミニウム化プ
ラスチックパウチの中にあるときに約1〜5年間にわた
って安定である。この文脈における「安定性」とは、許
容されない早期硬化が起きず、そしてプリントパターン
が保管中に許容されないほどににじむ、流れる又はそう
でなければ分散することがないように供されていること
を意味する。
更に本発明に従って、整形外科用キャスティングテー
プを製造するための方法を提供し、この方法は一般的
に、メリヤス無機ファイバー基体を用意する;この基体
の上に顔料のパターンをプリントしてプリント基体を作
る;そして、このプリント基体に未硬化樹脂を塗布する
(典型的には、この基体のプリント面と同じ面に塗布す
るなら、そのプリントの上を覆って塗布する);ことを
含んで成る。好ましい方法は好適なキャスティングテー
プに関して上述した材料の利用を包括する。下記に説明
する通り、様々なプリント方法が利用できうる。現状予
測できるには、好ましいプリント工程はフレキソプリン
ティング(印刷)である。かかる工程は好適な多色プリ
ントパターンを簡単に提供するのに利用できうる。
更に本発明に従い、好適な用途又は方法に従って製造
された整形外科用キャスティングテープ及び硬化製品を
提供する。かかるテープは魅力的な棚安定状態で簡単に
提供されうる。
図面の簡単な説明 図1は本発明の用途において利用できる一定の基体の
伸長性を示すグラフである。
図2は実施例5に関するパターンを示し、線は色を表
わしている。
図3は実施例11に関するパターンの模式を表わしてい
る。
図4は図3に示しているパターンの模式を表わし、治
療部位に巻かれて示し、そして選定されたプリントパタ
ーン領域の重なりがないことを示している。
発明の詳細な説明 本発明に従って、織布又は不織布、好ましくはメリヤ
ス又は織布整形外科用キャスティングテープの基体上に
細目(アイテム)をプリントするための方法、及びかか
るプリントを成し遂げるためのインクとして利用するた
めの材料を提供する。本発明はまたその上にプリントを
有する整形外科用キャスティングテープ及び硬化物品の
条件を考慮する。この方法、材料及び組成物は例えば、
見当合せを伴って作られたプリントを含む多色プリント
を作り出すために利用されうる。
本明細書の一般的な説明によって示されている通り、
本発明の方法及び組成物は様々な布帛材料を包括するも
の含む広範囲にわたる様々なタイプの整形外科用キャス
ティングテープに関連して利用されうる。しかしながら
本発明は特に、ファイバーガラスより作られた基体を有
する整形外科用キャスティングテープの上にプリントを
施すことにかかわる問題を中心にして、及びそれを解決
するために開発されている。従って、ここでは、プリン
トファイバーガラス基体及び整形外科用キャスティング
テープを提供する概念にかかわる一定の特定の問題を簡
単に考察する。
一般のファイバーガラスキャスティングテープ メリヤスファイバーガラス材料は整形外科用キャステ
ィングテープのために特に所望される基体である。ファ
イバーガラスは比較的強く、安価であり、そして適当な
硬化性樹脂と一緒に用いたとき、非常に硬質で、軽量
で、強い荷重耐性キャストへと硬化するであろう。ファ
イバーガラスは比較的非弾性であるが、それらは少なく
とも15〜20%、又はそれより高い伸長性を有する高伸長
性メリヤス布帛又は基体へと編み込まれうる。整形外科
用キャスティングテープにおいて有用なメリヤスファイ
バーガラス基体は、引用することで本明細書に組入れる
Reedの米国特許第4,609,578号に記載されている。
プリント又はカラーイメージ、領域、パターン又は装
飾が上に施されているかかる基体を有する整形外科用キ
ャスティングテープを提供する問題を考える。この基体
は巻かれて包装される前に、選択的に硬化性な樹脂でコ
ートされている必要があるであろう。典型的には水硬化
性樹脂が利用される。現状好ましい液状硬化性キャステ
ィング樹脂を使用するなら、樹脂を塗布した後に構築体
上にカラーイメージを施すとき、そのイメージは樹脂コ
ーティングの中で分散してしまい、そしてこの基体の上
に固定されないであろう。従って、時間とともにカラー
イメージは樹脂の中で分散(即ち、にじむ)ことが予測
されうる。更に、典型的な製品はライナーを使用してい
ないロール形状で販売されているため、層間で染料の転
写が起こりうる。従って、樹脂を塗布する前にカラーイ
メージ又はパターンを基体に適用及び結合させることが
当然考えられる。
ファイバーガラスは無機材質である。従って、典型的
な有機染料はその中に侵入しないであろう。従ってカラ
ーパターンは、布帛糸の中に規定のパターンにおいて侵
入して、そのパターンで保持されることが期待される染
料として適用することができない。
更に、基体に適用すべき顔料は例えば、後に塗布すべ
き樹脂コーティング(未硬化)の中で比較的不溶性であ
るべきである。もしこの顔料が未硬化樹脂の中で実質的
に可溶性なら、プリント基体に樹脂をコートした後、プ
リントパターンの顔料は樹脂の中で溶けて分散しがちと
なり、イメージを許容できないほどににじませてしまう
であろう。これに関連して、樹脂コーティングはその場
で未硬化のまま、1〜5年にもなりうる製品の棚寿命に
わたって残り続けるであろうことが念頭におかれる。従
って、使用する前ににじみ(流れ)が生ずる十分な時間
があるであろう。更に、この製品は典型的にはロール形
状で保管され、これはある層から隣りの層に至る転写に
よってにじみ又は流れを悪化させうる。
更に、典型的なバインダーが基体に対する顔料の結合
のために利用されるであろう。このバインダーも顔料の
分散、流れ又はにじみを阻止するために未硬化樹脂中で
比較的不溶性であるべきである。
再び述べるが、ファイバーガラスに適用された顔料は
布帛のファイバー又はフィラメントには侵入せず、むし
ろ布帛の外面上の位置を一般に占拠するであろう。その
結果、その後に塗布される樹脂と反応することが比較的
可能となっている。もし顔料が許容されないほど反応性
なら、又はその中に反応性成分もしくは夾雑物を含むな
ら、又は副反応を触媒するかもしくは副反応を触媒する
夾雑物を含むなら、これは樹脂の早期及び/又は許容さ
れない硬化、即ち、不適当な(短くなった)棚寿命をも
たらすであろう。更に、樹脂との反応は色調変化又は色
ぼけをプリントパターンに及ぼしうる。
特定の問題が、「伸縮性」布帛、即ち、布帛のインチ
幅当り1.5lb(1.75kg/cm)を利用して測定したときに機
械方向において少なくとも約15%の伸長性を有する布帛
をプリントする概念によって提示される。多色パターン
(又は多色プリントステーションを必要とする任意のパ
ターン)はプリントするのが難しく、その理由はこの材
料はプリント装置を通過移動する際に伸びる傾向にあ
り、多色領域間の整合が妨げられる、又は阻害されてし
まうからである。同様に、見当合せパターン、即ち、多
重プリントステーション(多色又はそれ以外)間での比
較的正確な整合を必要とするパターンは正確に、且つ再
現性をもって作り上げることが難しいことがある。しか
しながら、本発明の一定の技術は15〜20%又はそれより
高い伸長性を有するプリントキャスティングテープを獲
得するのに利用されうる。
プリント用インク 本発明に従い、選定されたパターンにおいてファイバ
ーガラス基体のような伸縮性基体に適用でき、且つ硬化
性液状樹脂(例えば整形外科用キャスティングテープに
おいて利用できるもの)のオーバーコーティングの後で
さえもその上に残り続けるであろうプリント用インクを
提供する。この好ましいプリント用インクは一般に樹脂
とほとんど反応しないもの及び/又は貯蔵安定性に許容
されないほどの影響を及ぼさないものであろう。一般
に、本明細書に記載の整形外科用キャスティングテープ
は、それが水密アルミニウムホイルラミネート(当業界
にとって通常の)の中でシールされて周囲条件のもとで
保管後、6ヶ月1〜1年の間でほとんど硬化しない(即
ち、利用できない点まで硬化しない)なら、貯蔵安定性
であると考えられる。好ましくは少なくとも3年、そし
て最も好ましくは少なくとも5年貯蔵安定性である。
本発明にかかわる好ましいプリントインク組成物は、
担体として働くビヒクルの中に分散されている/又は数
種の顔料を含んで成る。本明細書で用いる「顔料」なる
語は、硬化性樹脂の中で本質的に不溶性である着色料、
及び不溶性カラーチップ形状が施されている染料又はそ
の他の着色料をその範囲の中に含めることを意図してい
る(しかしそれらに限定されない)。本明細書において
用いている「チップ」なる語は顔料として利用するため
の粉末へと変換された、固形樹脂マトリックス中の着色
料の分散物を称することを意味している。
本発明において有用なプリント用インクは1又は数種
の顔料、ビヒクル(担体)、及び無機基体(好ましくは
ファイバーガラス)に対する顔料の結合のためのバイン
ダーを含む。好ましいプリント用インクは有効な量の1
又は数種の以下の補助剤、即ち、増粘剤、脱泡剤;pH調
節剤;及び可塑剤を含む。
本発明にかかわる好ましいプリント用インクは、樹脂
オーバーコートの早期硬化を起こしうるタイプの微量金
属イオンを実質的に含まないことが条件とされる。特に
一定の形態の水銀、錫、亜鉛、鉄、ナトリウム及びカリ
ウムイオンが避けられるべきである。しかしながら、一
定の無機顔料、例えば二酸化チタン及び酸化鉄(Fe
34)は許容され、なぜならこれらの金属イオンは早期
硬化を触媒する傾向の形態にないからである。更に、本
発明にかかわる好適なプリント用インクはその中にカル
ボン酸の塩類又は成分を実質的に含まない。いづれの文
脈における「実質的に含まない」とは、機械的な定義、
即ち、早期硬化(許容される棚寿命又は貯蔵安定性の損
失)が避けられるほどにその物質を含まないことを意図
する。
更に、本発明にかかわる好ましいプリント用インク
は、無機塩基、例えば酸化ナトリウム及び水酸化カリウ
ムを含む残留塩基;並びに顔料中の塩基性基、例えば第
三アミンであって、このプリント用インクを基体の上に
載せた後にこの構築体に塗布した樹脂の早期硬化を触媒
せしめうるものを実質的に含まない。この文脈における
「実質的に含まない」も機能的な定義を意図している。
即ち、該プリント用インクはかかる物質が十分に排除さ
れており、従って整形外科用キャスティングテープの早
期硬化又は貯蔵安定性(棚寿命)の許容されない損失が
回避されている。この顔料を構成する有機化合物は、か
かる成分を全く含まないことが好ましい。
更に、活性水素化合物を実質的に含まない顔料は避け
ることが好ましく、なぜならそれらは樹脂コーティング
の中へと反応してしまう傾向があるからである。この文
脈における「実質的に含まない」とは上記と類似の機能
的定義を意図する。この文脈における「反応性水素」と
は、ヒドロキシと、アミン等を含む基であって、Zerewi
tinoff試験により定義される通り、反応にとって有用な
基を意図しており、そして例えば不活性化又は置体障害
のファクターによってそれらから遮断されている基は含
んでいない。
上記に説明した通り、本発明の方法及び構築体に従っ
て利用されるためのある程度好ましいプリント用インク
は、本発明にかかわる構築体と共に利用するための好適
な樹脂材料の理解から定義可能である。即ち、該プリン
ト用インクはその中に顔料であって、樹脂の中であまり
可溶性でなく;樹脂とは反応しない傾向にあり;そして
樹脂の早期硬化を引き起こしがちな物質又は成分を実質
的に含まない;顔料を含んでいるべきである。少なくと
もこれらの理由のため、本発明にかかわる好適なプリン
ト用インクを更に定義付けする前に、好ましい樹脂系及
び基体の説明を提供する。
基体 本発明に利用できる好適な基体には、硬化性樹脂でコ
ートされたときに、整形外科用キャスティングテープの
利用のために十分なる伸縮性を示すメリヤス織布及び不
織布シート材料を含む。
本発明にかかわる構築体において利用可能な好適な基
体又はスクリムは、1.5lb/in(1.7kg/cm)幅の荷重のも
とで測定したときに、少なくとも約15%、好ましくは少
なくとも約20%、そして最も好ましくは少なくとも約25
%の伸縮性又は伸長性を有する基体(少なくとも1度柔
軟化したとき、即ち樹脂でコートしたとき)である。好
適なかかる材料は無機繊維状材料、例えばファイバーガ
ラスのメリヤスである。整形外科用キャスティング用途
にとって、基体を確実に比較的多孔性にすることも重要
である。かかる好適な材料は3M社、セントポール、ミネ
ソタより入手できるScotchcast(商標)3キャスティン
グテープに用いられている基体である。許容される布帛
材料の詳細な説明は米国特許第4,609,578号に提供され
ている。
樹脂系 本発明の用途が整形外科用キャスティングテープを前
提とするとき、基体に塗布すべき好適な樹脂系(コーテ
ィング)は、開示内容を引用することで本明細書に組入
れるScholzら第4,667,661号;Scholzら第4,774,937号;
及び南アフリカ共和国特許第90/4053号に記載されてい
るような樹脂系である。好適な樹脂は水により硬化され
る。好適な水硬化性樹脂は、ポリイソシアネートと、多
価活性水素化合物、例えばポリエーテル又はポリエステ
ルポリオールとの反応により生成されるイソシアネート
−官能ポリウレタンプレポリマーである。Scholzらの特
許に開示されている通り、最も好適な水硬化性ポリウレ
タンプレポリマー樹脂は、ポリオールと過剰量のポリイ
ソシアネートとの反応により生成される。好ましいイソ
シアネートはジフェニルメタン4,4′−ジイソシアネー
トに由来する。最も好適なイソシアネートはIsonate214
3L(Dow Chemical)である。2つのScholzらの米国特許
の中に開示されている樹脂は粘着性低下剤も含み、これ
は整形外科用キャスティング材料の装着を助長する。し
かしながら、該樹脂は、中に疎水性ポリマー粒子の安定
な分散体を有しているポリオール(これは使用する総ポ
リオール濃度の少なくとも一部を占める)を利用するこ
とによって改質されていることが、引用することで本明
細書に組入れる南アフリカ共和国特許第90/4053号に記
載の通り好ましい。この粒子は:(1)硬化中の発泡性
を下げる;(2)硬化時間を短縮する;並びに/又は
(3)より強い強度及び層間貼り合わせ力、特により強
い温暖湿潤強度を有する硬化材料をもたらすこと;に役
立つ。好適な態様は1又は複数の上記の利点を供し、一
方、最も好適な態様は上記の3つの利点全てを供する。
繰り返すが、好適な樹脂は水で硬化するものである。
多数のクラスの水硬化性樹脂が知られ、それにはポリウ
レタン類及びシアノアクリレートエステル類が含まれ、
そして感湿性触媒と組合せるとき、末端においてトリア
ルコキシ又はトリハローシラン基で終結しているエポキ
シ樹脂及びプレポリマーが含まれる。例えば、米国特許
第3,932,526号には、1,1ビス(パーフルオロメチルスル
ホニル)−2−アリールエチレン類が、微量の水分を含
むエポキシ樹脂が重合することを引き起こすことが開示
されている。
水硬化性以外である樹脂系が利用されうるが、しかし
ながら整形外科用キャスティングテープの硬化の活性化
のためには水の利用が最も便利であり、安全であり、そ
して整形外科医及び医療キャスティング担当者にとって
慣れ親しまれている。包帯を二価のアクリレート類又は
メタクリレート類、例えばグリシジルメタクリレートと
ビスフェノールA(4,4′−イソプロピリデンジフェノ
ール)の縮合に由来するビス−メタクリレートに含浸す
る米国特許第3,908,664号に開示されているような樹脂
系が利用されうる。この樹脂は第三アミンと有機酸化物
の溶液で濡らすことによって硬化する。また、水は触媒
を含んでいてよい。例えば米国特許第3,630,194号はア
クリルアミドモノマーで含浸された整形外科用テープを
提案しており、その重合は包帯を酸化剤及び還元剤の水
性溶液(当業界においてレドックス開始系として知られ
る)の中に含浸することによって開始せしめている。か
かる包帯の強度、硬質度及び硬化速度は本明細書に開示
されている要因に支配される。
好ましくは、該疎水性ポリマー粒子はビニルモノマー
より作られる。しかしながら、一般に、樹脂と一緒に安
定な分散体であり続ける疎水性ポリマー粒子を形成する
であろう任意のモノマー又はモノマーの組合せが採用さ
れうる。本発明の目的に適することが見い出されたポリ
マー粒子の例は、ポリアクリロニトリル、アクリロニト
リルとスチレンとのコポリマー、及びN−置換化ウレア
(例えばトルエンジイソシアネートとエチレンジアミン
とより生成)より成るものである。エポキシベース樹脂
又は上記の任意の組合せより生成されたポリオールを含
むポリマー粒子も、本発明に利用されるポリマー粒子を
形成するのに利用されうる。
既にかかるポリマー粒子が中に分散されているいくつ
かのポリオール類が市販されており、そしてこれらは本
発明の実施に適している。例えば、アクリロニトリルと
スチレンとのコポリマー(50/50の重量%比において)
より成るポリマー粒子を含むNiax E-562ポリオール(We
st Virginia Corp.,ホイーリング、ウェストバージニア
より入手可能);ポリアクリロニトリルより成るポリマ
ー粒子を含むNiax E-701ポリオール(これもWest Virgi
nia Corp.,ホイーリング、ウェストバージアニより入手
可能);及びポリウレアより成るポリマー粒子を含むMu
Hranol 9151 ポリオール(Mobay Chemical Corp.,ピッ
ツバーグ、ペンシルバニアより入手可能)が全て、本発
明の実施において有用であることが見い出されている。
現状、中にポリマー粒子が分散されている最も好適な
ポリオール類は前述のNiax E-562及びNiax E-701ポリオ
ールであり、それはWest Virginia Polyols Corp.よ
り、「Niax Performance Polyether Polymer Polyols」
と呼ばれている。
ポリオール類を含むポリマー粒子の調製は、全て引用
することで本明細書に組入れる米国特許第3,304,273;4,
125,505及び3,383,351号に記載されている。これらの調
製方法は本発明にかかわる樹脂組成物に利用される所望
のポリオール数含有ポリマー粒子を形成するように利用
できうる。
本発明の硬化性樹脂は整形外科用キャスティング材料
又はその他の用途として利用するための公知の様々なス
クリムと一緒に利用されうる。この目的にとって数多く
の材料が公知であるが、ファイバーガラスが現状好まし
い。これに関係して、本発明の第一の現状好ましい態様
において、該スクリムは米国特許第4,609,578号(Ree
d)に記載されているような伸長性ヒートセットメリヤ
スファイバーガラス布帛を含んで成る。米国特許第4,60
9,578号の範囲に属するメリヤスファイバーガラススク
リムの一例は、3M、セントポール、ミネソタよりScotch
cast(商標)キャスティングテープのスクリム成分とし
て入手できる。このScotchcast(商標)2スクリムはこ
の市販のキャスティングテープから樹脂を除去するよう
に溶媒洗浄することによって獲得できる。
本発明に従って作られた、水硬化性樹脂を含む整形外
科用キャスティング材料をヒト又はその他の動物に、他
の公知の整形外科用キャスティング材料と同じように適
用する。第1に、固定すべき身体部分又は箇所を好まし
くは保護のために常用のキャストパッド及び/又はメリ
ヤス(ストッキネット)で覆う。次に、この整形外科用
材料を水に浸けることによって硬化性樹脂を活性化させ
る。この整形外科用キャスティング材料から余計な水を
絞り出し、次いでこの材料を、身体部分のまわりにそれ
が適切に適合するように巻き付ける、又はそうでなけれ
ば載せる。好ましくは、次にこの材料を成形及び滑らか
にして、可能な最良な装着を成し遂げ、そして身体箇所
を所望の位置に適切に固定させる。いつも必要であるわ
けではないが、所望するなら、該整形外科用キャスティ
ング材料はそのまわりに弾性包帯又はその他の固定手段
を巻き付けることによって硬化の際にその場に固定する
ことができうる。硬化が終了したら、その身体箇所は成
形した整形外科用キャスト又は副本において適切に固定
される。
好ましいプリント用インク 本発明において利用するのに好適なプリント用インク
は少なくとも顔料及びバインダーを含んで成る。この顔
料の目的にはこの意匠に色を授けることにある。この顔
料は巻き上がった製品の中で未硬化の液状樹脂に長期
間、例えば時折り5年以上も暴露されるであろう。従っ
て、この顔料は未硬化樹脂の中で不溶性であり、且つ樹
脂の(又はそれとの)所望されない副反応を引き起こす
(このことは棚寿命を制限し、プリントパターンのぼ
け、流れ又はそうでなければ劣化を及ぼす傾向にある)
ことのないものであるべきである。
整形外科用キャスティングテープにおいて利用する好
適なインシアネート官能ポリウレタンプリポリマー樹脂
に関して、前述した通り、その顔料は好ましくは分子量
が比較的高く(樹脂中での溶解性を低めるため)、そし
て好ましくは重金属もしくは金属イオン類(これらは樹
脂の早期硬化を触媒する)又は高塩基性第三アミン類
(即ち、約9以上のpKaを有し、そしてこれも樹脂の硬
化を触媒し、且つ棚寿命を短くしがちである)を実質的
に含まない。中に共役芳香環類を有する顔料が通常好ま
しいことが認められており、なぜならこれらは樹脂の中
で比較的不溶性である傾向にあるからである。
いくつかの市販の顔料は、潜在的にイソシアネート基
と反応性である活性水素官能基を含む。本願における本
発明の顔料は不溶性であり、且つ樹脂マトリックスの中
に分散されているため(いわゆる「カラーチップ」)、
この顔料が樹脂と若干反応してしまうかどうかを決定す
ることは簡単でなく、且つ必要ではない。有意義な色変
化、劣化、又は棚寿命の制限が起こらない限り、顔料の
反応性は問題とはならない。
本発明にかかわるプリント用インクにおいて利用する
のに好適な顔料は、下記の化学分類に属するものを含ん
で成る:フタロシアニン;ジオキサジン;ジアゾ;アン
トラキノン(バット染料);キナクリドン;ペリレン;
及びイソインドリノン。現状、好ましい顔料は「高性
能」又は「自動車グレード」顔料である。特定の好まし
い顔料には、カラーインデックスピグメント、例えばブ
ルー15.3;レッド202;グリーン7;レッド166:ホワイト6:
バイオレット19:バイオレット42:及びそれらの混合物が
含まれる。カラーインデックスはSociety of Dyers and
Colourists and the American Association of Textil
e Chemists and Colorists、第3版により公開されてお
り、これは引用することで本明細書に組入れる。これら
の顔料、及びその混合物は本発明にかかわる構築体に適
用するプリントパターンにおける様々な選ばれた色又は
色合いを供するのに利用されうる。他に一定の顔料は下
記のようなカラーインデックス構成番号(かっこ内)に
より規定されている・ブルー15.3(74160);グリーン
7(74260);レッド178(71155);バイオレット23(5
1316),レッド122(73915);ブラック7(77266);
ホワイト6(77891);及びバイオレット19(73900)。
一定の上記のカラーインデックス顔料はそれに代って
下記の通りに表示されうる: 本発明にかかわる顔料に適用することの必要な一形式
は、パントン(Pantone)カラー大要の開発を介してい
る。このパトンカラーフォーミュラーガイドは特定の色
の特定の濃淡を達成するためのインク製造者及び配合者
を補助する指針である。このパントンカラーフォーミュ
ラーガイドは9種のベース色で始まる:パントンイエロ
ー;パントンウォームレッド;バントンルビンレッド;
パントンローダミンレッド;パントンパープル;パント
ンレフレックスブルー;パントンプロセスブルー;及び
パントングリーン。インク製造者がこの指針における数
百の色をマッチせることを可能とするために、各ベース
色にマッチするインクを配合することがまず必要であ
る。各ベース色に関して、正しいマッチを得ることが可
能となりうる数多くの潜在的な顔料がある。従って、本
発明にかかわるインク配合に関して、パントンカラー大
要のベース色にマッチしうる顔料を同定することが所望
される。
ベース色がマッチしたら、このパントンカラーフォー
ミュラーガイドはインク製造者によって2通りの一般的
な目的のために利用できうる: 1.色の同定:指針における多色は特定のパントンカラー
同定番号を有している。例えば、パントン340Cは緑の色
合いである(Cはコート紙上でその色がどのように見え
たかを示す。Uで終わるいくつかの色は未コート紙に関
することを示す。)これは使用者及びインク配給者間の
連絡を助ける。顧客は特定の色、例えばパントン340を
選ぶことができる。
2.色の配合:パントンカラーフォーミュラーガイドは特
定の色を得るうえで製造者に役立ちもする。例えば、正
味のパントン340Cは下記に相当する:12部のパントンプ
ロセスブルー75.0;4部のパントンイエロー25.0。このこ
とは、パントン340を得るには、ベース色パントンプロ
セスブルーにマッチする12部のインクを、ベース色パン
トンイエローにマッチする4部のインクと混ぜ合わせる
べきであることを意味する(換言すれば、75%/25%の
混合物)。これは指針にすぎず、従って正確な配合は時
折り異なることがあることに注意すべきである。一般
に、パントン色は、カラーインデックス顔料を利用する
ときは試行錯誤によってマッチされる。
一定の好ましい用途において、該顔料は「チップ」形
状に施されている。即ち、これは樹脂マトリックスの中
に配合されている。この樹脂マトリックスは顔料の光定
着を供するのに役立ち、そして更にはそれが硬化樹脂と
接触したときのその耐化学性を担う。この樹脂マトリッ
クスは一般に熱硬化性又は好ましくは熱可塑性材料、例
えばトルエン−スルホンアミド−メラミン−ホルムアル
デヒド類;ポリエステル類;アクリル類;ポリアミド
類;ポリウレタン類等である。配合はいくつかの方法で
成されることができ、それには;混練;顔料又は染料を
未反応熱硬化性組成物に含ませ、次いで重合し、そして
粉砕すること;及び染料又は顔料を溶媒溶液又は熱可塑
性樹脂のホットメルトに加え、次いで乾かし、そして粉
砕すること;を含む。上述した通り、もし「チップ」形
状を使用するなら、この顔料は「染料」、即ち、硬化性
樹脂の中で可溶性でありうるが、しかしチップ形状で提
供されることによって不溶性にされうるものを含んで成
りうる。例えば、日光蛍光着色料にチップ形状を施すこ
とができる(Kirk-Othmer,Encyclopedia of Chemical T
echnology、第3版、第14巻、頁559-561;引用すること
で本明細書に組入れる、を参照のこと)。
インクビヒクルをインク組成物のための溶媒又は担体
である。このバインダーは基体に顔料粒子を結合させる
ことのできる任意の材料であってもよい。このバインダ
ーは、インクが一担乾いたら、それが樹脂の中で実質的
に不溶性となり、従ってプリントデザインが移動しない
ことを確実とするようなものであるべきである。これは
顔料が保持さ、従ってバインダーと独立して移動しない
ようなものでもあるべきである。
更に、このインクバインダーは樹脂の棚安定性を顕著
に損うものであるべきではない。従って、顔料に関して
前述した通り、それは塩基性基及び一定の金属を「実質
的に含まない」ものであるべきである。
好ましいインクバインダーは、基体の順応性を顕著に
下げることなく基体に対する顔料の接着性を維持せしめ
るものである。即ち、その上にインクバインダーがあっ
たとしても、この基体は使用中に患者の身体の出っ張り
に簡単に順応しうる。
好ましいインクバインダーには、アクリル系及びポリ
ウレタン樹脂より成るもの;エチレン系不飽和モノマー
より成るポリマー、例えばEVA(エチレンビニルアセテ
ート)、PVA(ポリビニルアルコール)、PVP(ポリビニ
ルピロリドン)、エチレンプロピレンコポリマー、ポリ
イソブチレン;並びにポリイソプレン;ブチルゴム;天
然及び合成ゴム;ポリエステル樹脂;タンパク質性物質
(例えばゼラチン、カゼイン);ガム類等が含まれる。
本発明の一定の用途において、該インクはホットメル
トとして供されていてよい。従って、このインクバイン
ダーはホットメルト形状に施されてよい(例えばポリウ
レタン類、EVA等として)。このインクバインダーはゼ
ラチオインクの一部として(例えば可塑剤中で熱せられ
たPVC樹脂微粒子)、放射線硬化性インクの一部として
(紫外光、赤外線、又は電子線硬化性);及び熱転写イ
ンクの一部として供されてもよい。このインクバインダ
ーは可塑剤及びその他の補助化学品も含んでよい。
上記のタイプのインクバインダーはドイツ国特許第1,
140,898号にも開示されている。保持のために比較的少
量のインクバインダーが利用され、その理由はそれをプ
リントするのに必要なインクの量は物品の総重量の比較
的わずか、即ち1%以下であるからである。典型的なコ
ーティング重量は平方メーター当り約0.01〜2.0g、一般
には約1.5g/m2のインクバインダーであろう。
接触及び非接触プリント工程の両者は本発明にかかわ
るプリント構築体を供するのに有用でありうる。例えば
少なくとも下記の方法が、本発明にかかわるプリント構
築体を作り出すのに利用できうる;フレキソグラフィー
プリンティング工程;グラビアプリンティング工程:シ
ルクスクリーン;ホットメルトスクリーンプリンティン
グ;インクジェットプリンティング;連続インクジェッ
ト;及び静電法。該インク中の特定の組成物は変えるこ
とができる、特にバインダー、ビヒクル及び増粘剤に関
しては、選ばれたプリンティングプロセスに応じて変え
ることができることが理解されるであろう。現時点で
は、フレキソグラフィープリンティング工程が好ましい
と見込まれる。
プリント用インクの流動性は非常に重要であり、そし
て選ばれたプリント方法に多大に依存する。このインク
は一般に増粘剤、例えばアルギネート、いなごまめガム
エーテル、デンプンエーテル、セルロース誘導体(例え
ばカルボキシメチルセルロース又はカルボキシエチルセ
ルロース)、ポリアクリル酸、及びアクリル酸とその他
のビニルモノマーとのコポリマーを含むであろう。再
び、インクの好適な流動特性は利用するプリント方法及
び装置に依存して獲得する、且つ変更する。
該プリント用インクは有効な量の補助化学品、例えば
脱泡剤、pH調節剤及び可塑剤を含んでもよい。
該インク担体ビヒクルは溶媒ベース又は水性ベース系
のいづれでもよい。現時点では、水性ベースインクが好
ましくは、その理由は利用のし易さ及び安定性にある。
それはその低毒性及び低環境的影響の理由でも好まし
い。このインクはヒトの皮膚を刺激しない又は感作しな
いことも重要である。
本発明の典型的な用途において、整形外科用キャステ
ィングテープの製造者自身はインクを配合しないであろ
うことが予測される。むしろ、このインクは商業的イン
ク配合者から獲得されるであろう。上記の説明は商業イ
ンク配給者又は配合者から許容のインクを獲得するのに
利用できうる。
本発明において有用なインクを供給できるある商業イ
ンク供給者はLouis O.Werneke Company、プリマウス、
ミネソタである。下記の製品コードのもとで供給される
彼らのインクが本発明にかかわるプリント整形外科用キ
ャスティングテープの製造に許容されることが見い出さ
れた:SSUY-10001(黄);SSR-10002(赤);SSR-10004
(赤);SSP-10005(紫);SSB-10006(青);SSB-10007
(青);SSG-10008(緑);SSY-10013(紫)。これらの顔
料から、様々な色及び色合いがインク供給者によって作
り上げられうる。
更に、商業インク供給者は一般に一定のプリンティン
グ工程にかかわる用途にとって適切な流動性のインクを
作り上げることができる。従って、例えば、上記の顔料
はインク供給者により適当な粘度のインク等として、フ
レキソグラフィー、グラビア、シルクスクリーン、ホッ
トメルトスクリーン、インクジェットプリンティング、
連続インクジェットプリンティング、又は静電プリンテ
ィング法のいづれかに従う用途のために提供されうる。
この原理に関係する問題は溶媒、又は担体、粘度及び補
助剤を考慮している。上記した及び提示した許容される
バインダーのリストには、特定の選ばれたプリンティン
グ方法にとって最も好ましい成分を含んでいることがあ
り、そしてインク配合者はこれを見極わめることができ
るであろう。下記に、様々なプリント工程に利用するの
に許容されるインク組成物を代表する特定の例を提供し
ている。
プリンティングのための基体の製造 上記で説明した通り、本発明にかかわる構築体におい
て利用するのに所望される基体は多少伸長性であり、例
えば機械及び横方向の両方で伸長可能である。かかる材
料は整形外科用キャスティングテープとして所望される
が、それらはプリントするのが難しいことがある。本明
細書記載の一定のプリンティング技術に関して、このプ
リンティング工程を助長するためにプリンティングのた
めの基体を用意することが好ましい。
例えば、本発明にかかわる基体が市販のメリヤスファ
イバーガラス糸を含んで成るなら、それらは典型的には
その上にサイズ剤又は潤滑剤が施されている。プリンテ
ィングの前に、それらは一般にサイズ剤除去に付され、
そしてその布帛を多少ヒートセットに付して、プリンテ
ィング前にそれらをより剛性なものとする。これは熱処
理によって行われうる。例えば、ECDE 75 0/1 0.7又はE
CG 75 0/1 0.72ファイバーガラス糸(PPG Industriesよ
り入手可能)を含んで成るガラスファイバーメリヤス
は、好ましくは本発明にかかわる組成物でプリントする
前に少なくとも約6〜8時間にわたって約750゜F〜900゜F
(399〜482℃)に熱処理する。この工程は糸をアニール
せしめ、そしてサイズ剤を除去し、このことはこのテー
プをその未コート化状態で剛化せしめる。
プリンティング前のかかる脱サイズ剤及び/又は熱処
理段階は、最終組成物を許容されないほどに剛性又は非
柔軟性にはしなく、なぜなら樹脂をこのプリント基体に
載せると、この基体は再柔軟化されるからである。即
ち、流体樹脂はこの基体中の糸を再潤滑化せしめ、そし
て相対的移動を助長する。この樹脂はこの工程を助長す
るためにその中に潤滑剤が施されていてよい。
熱処理に代って、もしサイズ剤がデンプン/油サイズ
剤であるなら、これは硬化させてよい。例えば、かかる
サイズ剤は、もしそれらを水で濡らしてそのデンプンを
溶かす及び/又は膨潤させ、次いで乾燥工程で硬化させ
るなら、まず硬化させてよい。
他方、プリンティングの前に布帛にバインダーを加え
てよい。かかる方法はあまり所望されず、なぜなら布帛
から硬化したサイズ剤を除去するとき、プリントの一部
も除去されうるからである。
プリントの前に布帛を安定化する利点を図1に例証す
る。この図は、米国特許第4,609,578号のexampleにかか
わるECDE 75 0/1 0.7Z糸メリヤスを含んで成る幅4″の
好適な基体に対して適用した特定の応力(延伸負荷)の
もとで獲得できる歪又は延伸の程度(%)を反映してい
る。曲線1は800゜Fで8時間ヒートセットに付した基体
を反映する。曲線2は、15psigの飽和蒸気で飽和し、続
いて12時間乾かす(150゜F又は65.6℃)ことによって硬
化させたデンプンである同一のメリヤス構築体の幅4″
の布帛を含んで成る。曲線3は同一のメリヤス構築体の
幅4″の非安定化基体を反映している。例えば、基体を
ヒートセットによって安定化せしめることは応力の適用
のもとではかなりの延伸性にロスにつながることが認め
られた。かかる安定化技術を通じて、比較的伸長性な布
帛、例えばメリヤスファイバーガラス布帛はフレキソグ
ラフィープリンティング工程のようなプリンティング工
程における処理に対して十分に安定化されうる。繰り返
すが、このプリンティング工程の後、該基体は、糸を再
潤滑化する硬化性樹脂をそれにコートすることにより、
整形外科用キャスティングテープにおける利用のために
所望される十分なる柔軟性に再びなりうる。
非伸長性キャリヤーウェブ、例えばライナーを含ませ
ることも可能であろう。この方法は一般には少なくとも
その値段によって、好ましくない。
実験例 実施例1.スクリーンプリンティング 2重量%のHeliogenブルーK 6911 Dフタロシアニン顔
料(BASF Wyandotle Corp.,Holland,Mlより入手可能)
及び98重量%のPellethane 2103-70Aポリウレタン(Dow
Chemical,Midland,Mlより入手可能)を配合し、そして
対流オーブンの中で130℃で一夜乾燥させた。この乾燥
混合物の一部を約4部(3〜5部)のHC 2112 PMOO-41
ホットメルト接着剤(H.B.Fuller Co.,Minneapolis,Min
nesotaより入手可能)と組合せ、次いでGraco Dynamelt
400ホットメルトポンプ(Graco/LT1,Monterey,CAより
入手可能)の付いたGracoマイクロプリントスクリーン
プリンターより、米国特許第4,609,578号のexampleの記
載のヒートセット(425℃で8hr)サイズ剤除去された幅
4インチ(10.2cm)のファイバーガラスメリヤス布帛の
ストリップの上に塗布した。このプリンティングは375゜
F(191℃)の溶融温度、385゜F(196℃)のスクリーン温
度、及び375℃のバー温度において、特注の40メッシュ
スクリーンを用いて実施した。このスクリーンにより施
されたパターンは文字(DON'T HAVE A COW MANと読める
プリント)、図柄(象及び恐竜)、並びに幾何学図形
(円、三角及び四角)より構成され、そして全て明瞭、
且つ明確であった。プリントされたテープを下記の表1
に記載のキャスティング樹脂で、低湿(6%以下の相対
湿度)環境において42.5重量%の樹脂重量にコートし、
そしてアルミニウムホイルラミネートパウチの中での保
管のために0.75インチ(1.9cm)のポリエチレンコアへ
と巻き上げた。
キャスティング樹脂でコートし、そしてパウチの中で
数日保管した後、このサンプルを取り出し、そして径2
インチ(5.1cm)のマンドレルに適用した。プリントパ
ターンは明確であり、流れ又は低められた棚安定性の徴
候はなかった。
実施例2.水ベースインクによるフレキソグラフィープリ
ンティング 実施例1のヒートセットサイズ剤除去した幅4インチ
(10.2cm)のファイバーガラスメリヤス布帛の225ヤー
ド(206メーター)のロールを、Solvent Safeブルー7
水性ベースインク(Louis O.Werneke Company,Plymout
h,MNより入手可能)でプリントした。このプリンター
は、400セラミックス アニロックス ロール(STORK C
ELLRAMIC INC.,Milwaukee,Wlより入手可能)及び65ジュ
ロメーター計量ロールと組合さった。Mark Andyモデル8
20プリンティングプレス(Mark Andy Co.,St.Louis,MO
より入手可能であり、CYNELフレキソグラフィープレー
トC.E.I.(Dupont DeNemours,Wilmington,DE)を使用し
ている)とした。プリント(グラフィック文字イメー
ジ)のためにフレキソグラフィープレートを利用し、そ
して供用したニップ圧は魅力的な文字を供するために、
紙製品をプリントするのに通常利用されるものよりも若
干高め(約20〜100%)とした。プレススピードは分当
り約50〜100フィートとした。ロール全体を、乾燥雰囲
気(6%以下の相対湿度)の中でカーテンコーティング
技術を利用して、実施例1に記載の樹脂で、乾燥環境の
中で42.5重量%の樹脂となるようにコートした。このテ
ープをチャード(3.66m)のロールに加工し、これをア
ルミニウムホイルラミネートパウチの中にシールした。
約2時間後、このパウチからロールを取り出し、水に浸
け、3回絞り、この水から取り出し、そして余計な水を
絞り出し、径2インチ(5.1cm)のマンドレルのまわり
に巻き付け、そして硬化させた。硬化製品はプリントデ
ザインをはっきり示していた。別のプリントロールを15
0゜F(65.5℃)のオーブンの中に入れ、4週間にわたる
加速劣化試験に付した。大いなる変化、例えばインクの
流れ又は早期硬化は認められなかった。
実施例3.UV硬化性インクによるフレキソグラフィープリ
ンティング 実施例1及び2に用いたヒートセットサイズ剤除去し
た幅4インチ(10.2cm)のファイバーガラス布帛の255
ヤード(206メーター)のロールを、実施例2に記載の
プリント装置上でLT1208ブラック紫外光硬化性インク
(Louis O.Werneke Company,Plymouth,MN)でプリント
したが、ただし使用したCynelプレートは異なるサイズ
の文字及び図柄より成るテストプレートとした。プリン
トした後にこのインクを、10インチ(25.4cm)のセクシ
ョンにおいて、分当り約50〜100フィートのスピードに
おいてベルト上で移動させながら300ワット/平方イン
チのFusion紫外光ランプ(Fusion Systems Inc.,Rockvi
lle,MDより入手可能)に暴露させることによって硬化さ
せた。このプレートは様々な文字のサイズ及び図形のプ
リントを施し、そしてニップ圧及びベルトスピードの増
大な太めのプリンティングをもたらした。本実施例の条
件のもとで、10ポイントタイプは見極わめることができ
るが、16及び20ポイントタイプはもっと明瞭であった。
むろん、このタイプの解像能は布帛基体の孔率に依存す
る。より高めの解像力はより高めの密度の布帛で予測さ
れる。
ロールの一部に実施例2に用いた樹脂をその実施例に
記載の通りにコートし、そしてこの実施例2の通りにパ
ウチの中にシールし、そして試験した。硬化樹脂コート
化製品は、プリントした未硬化布帛よりも明瞭、且つ太
いデザインを示した。加速劣化試験(シール化アルミニ
ウムホイルパウチの中で150゜F(65.6℃)にて)はイン
クの流れ、又はこのインクに基づくキャスティングテー
プロールの早期硬化を示さなかった。
実施例4.架橋性インクによるフレキソグラフィープリン
ティング 実施例2の実験を、3重量%のSolvent Safe架橋剤X1
680(Louis O.Werneke Co.より入手可能)と組合せた水
性ベースSolvent SafeインクSSK 4009を用いて繰り返し
た。使用したテストプレートは実施例3に使用したもの
とした。最終製品はここでも高品質であり、そして加速
劣化試験もインクの流れ又はインクに基づく早期硬化を
示さなかった。
実施例5.様々な布帛上でのフレキソグラフィープリンテ
ィング 幅4インチ(10.2cm)のヒートセットメリヤスファイ
バーガラス布帛(米国特許第4,609,578号に記載の通り
に獲得)の225yd(206m)ロール3巻を様々な方法で処
理した。ロールAは編み込みの後は更に処理せず、ロー
ルBは800゜Fのオープンで8時間ヒートセット及びサイ
ズ剤除去し、そしてロールCは飽和蒸気(12〜15psig又
は844〜1055g/cm2)で直接加熱し、次いで製造者(PPG
Industries,Lexington,NC)により供給されたままのフ
ァイバーガラス上に存在しているデンプン(約1〜1.5
重量%)を硬化するように乾かした。これらのロールそ
れぞれをWebtron 51Cプリンティングプレス(Webtron,
F.Lauderdale,Florida)上で、3種類のインクそれぞれ
を用いて150フィート/分(45.7メーター/分)のライ
ンスピードでプリントした(3つのカラーパターン)。
周囲温度(約25℃)でインクを適用した後の乾燥ゾーン
温度は約38℃とした。
プリントイメージ、安定性及び見当合せ(registrati
on)にかかわるプリント品質を調べるため、見当合せに
必要なパーティーストライプパターンを有するプリンテ
ィングプレートを利用した。このパターンは図面のうち
の図2に示している。プリンティング品質はLouis O.We
rneke Co.より入手可能な下記のインク、即ち、Solvent
Safeイエロー(SSY1)、ブルー285及びSolvent Safeレ
ッド(SSR-4004)を用いた各布帛上で良好であった。見
当合せは布帛B及びCによってより良く保持されている
ことが見い出された。このプリント布帛に実施例2の手
順を利用してコートを施し、加工し、そして包装した。
150゜F(66℃)のオーブンの中で、数週間劣化させた
後、イエロープリントが若干流れていることが認められ
た。他のプリントはかなり安定であり、そして流れは示
されなかった。
実施例6.インクジュットプリンティング Matthews Marking System Division(Matthews Inter
national Corp.,Pittsburgh,PAより入手可能)の不連続
ドットマトリックスプリンターを用い、ヘッドをCompac
t Coder 2002プログラマーで作動させて、幅3インチ
(7.6cm)のヒートセットサイズ除去ファイバーガラス
布帛の255ヤード(206m)のロールに、樹脂コーター上
でのコーティングの前に、巻き出しながら3種類のイン
クを利用してプリントを施した。2台のプリントヘッド
を利用し、一方は2.5インチ当り16ジェット(6.4cm当り
16ジェット)を有する大きな信号を供し、そして他方は
1.25インチ当り16ジェット(3.2当り16ジェット)を有
する小さめの信号を供する。小さな記号を用いるヘッド
はより明確なパターンの認識を供した。使用したインク
は非孔性基体用のMatthewsインクのJam-1013速乾ブラッ
ク、速乾ブルー及び速乾グリーンとした。プリント布帛
を実施例2の通りにコートし、加工し、そして包装し
た。ブルーとブラックインクは良好であったが、グリー
ンインクは顕著に流れた。
実施例7.連続インクジェットプリンティング 市販のMatthews連続インクジェットプリンター(モデ
ルNo.4100)を用い、幅4インチ(10.2cm)のヒートセ
ットメリヤスファイバーガラス布帛(米国特許第4,609,
578号のExampleに記載のECG糸(1.0,0.72)メリヤスを
含んで成る)の225yd(206m)のロールに、樹脂コーテ
ィングを施す前にライン上でプリントを付した。使用し
たインクはMatthews219ブラックメチルエチルケトンベ
ースインクとした。プリンティングヘッドは、50〜100
フィート/分(15〜30メーター/分)で通過するファイ
バーガラスメリヤスから約1インチ(2.54cm)離して位
置させた。このユニットはアルファベット−数字テスト
パターンをプリントした(A〜Z,0〜9)。プリントを
付した布帛に実施例2の方法に従って実施例10の樹脂を
コートした。このコート化布帛を12フィート(3.7メー
ター)に加工し、これをアルミニウムホイルラミネート
パウチの中にシールした。これらのパウチを、150℃(6
5.6℃)のオープンの中で劣化させた。数週間の劣化の
後、ほんのわずかなインクの流れが認められた。
実施例8.シルクスクリーンインク 実施例7のメリヤス構築体と同じ、幅3インチのヒー
トセットサイズ剤除去メリヤスファイバーガラス布帛の
サンプルに、丸い合せピン及び「3M Restricted」の文
字を有するインクスタンプの両方を用いて手でプリント
を施した。使用したインクはRadiantオレンジSD-OG2434
及びMegenta SD-MG2484(Radiant Color Co.,Richmond,
CAより入手可能)とし、これらはファイバーガラス布帛
に良好に付着して魅力的な外観を供した。
実施例9.完全被覆フレキソグラフィープリンティング フレキソグラフィープリンティング装置及びファイバ
ーガラス布帛(共に実施例5に記載)を用い、オーバー
プリントを伴う完全被覆背景プリンティングを実施し
た。使用したインクはL.O.Werneke Coより入手可能な、
ピンク210,Solvent Safe イエロー(SSY1)、ウォーム
レッド(SSRP2)及びブルー285とした。ピンク210は完
全被覆背景色として用い、そしてイエロー、レッド及び
ブルーは異なる宇宙船形状のデザインを用いてオーバー
プリントした。次にこのプリントを付した布帛ロールに
先の実施例に用いた樹脂をコートし、このロールを4ヤ
ード(3.7m)のセクションに加工し、これをアルミニウ
ムホイルラミネートパウチの中でシールし、そしてこれ
らのパウチを150゜F(65.5℃)で数週間劣化させた。こ
れらの色はイエローを除いて安定であり、イエローは若
干流れていることが認められた。
実施例10 実施例5のフレキソグラフィープリンティング装置、
及び米国特許第4,609,578号の方法に従ってECG 75 1/0
0.7ファイバーガラス糸(PPG Industries,Lexington,N
C)を用いて作った幅4インチ(10.2cm)のヒートセッ
トサイズ剤除去メリヤスファイバーガラス布帛の225ヤ
ード(205.7m)のロールを利用して、背景色抜きでこの
布帛に宇宙船デザイオンを、約38℃のインク温度及び15
0フィート/分(45.7m/分)のラインスピードにおいて
3種類のインクを用いて付した。L.O.Werneke Co.より
入手可能なインクはSolvent Safeレッド10004,Solvent
Safeブルー10007及びSolvent Safeパープル10005とし
た。それらを100゜F(43℃)で乾かした。次にプリント
布帛ロールに下記の表2に記載の樹脂を39.5重量%にお
いてコートした。
このロールを304ヤード(3.7m)のロールへと加工
し、これをコート化未プリント布帛のコントロールロー
ルとしてアルミニウムホイルラミネートパウチの中にシ
ールした。このパウチを150゜F(65.5℃)で3.5週間劣化
された。劣化に対する安定性を、下記に記載の試験を利
用して、各ロールをほどくのに必要な力を時間の関数と
して測定することによって評価した。プリントロール
は、コントロールロールに比して優れた劣化性を示し
た。どのプリントロールにおいてもインク流れは認めら
れなかった。
該キャスティング物品を前述した通りに65.5℃(150゜
F)の温度で加速劣化に付した。23〜25℃に冷却し、そ
して24時間平衡にした後、このロールをパウチから取り
出し、そしてロールをほどくのに必要な力を測定できる
ような方法で直ちにほどいた。ロールをほどくのに必要
な力の測定は、50lb(22.7kg)荷重セルの付いたInstro
n(商標)モデル1222引張試験装置を用いて行った。各
ロールは、引張試験装置の荷重セルに付加されている自
由回転式クロスヘッドスピンドルの上の自由回転スピン
ドルから、メリヤス(3M MS O4)で覆われた60回転/分
で回転する径3.75インチ(9.84cm)の巻取りローラーへ
と反時計方向でほどいた。このクロスヘッドスピンドル
は径3/8インチ×長5.5インチ(0.95cm×14cm)の自由回
転ロッドであって、ほどきスピンドルと巻取りローラー
の両者に対して平行な水平位置において掛けられている
ことが確実となるように均合されているものより成る。
その力はMicrocon(商標)モデルMc4100マイクロプロセ
ッサーにより、下記の装置条件を利用して測定した: 面積=0 ゲージ長さ=4.5インチ(11.4cm) クロスヘッドスピード=0.1インチ/分(0.254cm/分) 0.0005インチ(0.00127cm)での平均スターク力(予備
設定.8、伸長率、0.005) 0.0136インチ(0.0345cm)での平均エンド力(予備設
定.9、伸長率、0.01386) 失格基準=100% 荷重限界=43,360kg重 クロスヘッドストップ=オフ 伸長率補正係数=補正なし 95.7インチ(24.3cm)のテープにわたる平均力をほど
き力として記録した(テープの最初3.65インチ(9.3c
m)は無視した)。
ほどき力を5巻のロールについて測定し、そしてその
平均値を得た。結果が示すには、本発明に従い、そして
実施例に記載の通りに作ったキャスティングテープは加
速劣化により、コントロール材料に比敵する、そしてし
ばしばそれより優れた(即ち、低い)ほどき張力を示し
た。
実施例11 実施例5のフレキソグラフィープリンティング外観、
実施例10のインク、及び幅4インチ(10.2cm)のヒート
セットサイズ剤除去メリヤスファイバーガラス布帛のロ
ールを利用しながら、プリンティングプレートを縦方向
で半分に切り、そして布帛ロールの縦方向の50%のみを
プリントするのに用いた。即ち、幅の50%のみをプリン
トした。このプリント布帛を実施例5において用いた樹
脂でその全幅にわたってコートを施してキャスティング
テープのロールを作った。このキャスティングテープの
ロールを水の中への浸漬の通常の技術によって硬化さ
せ、次いで各腕に、回転ごとに非プリント面が重なり合
うように適用したとき、真下の層上での織別性プリント
パターンのなさにある程度基づいて優れたパターンが得
られた。これを図3及び4に示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デイビス,ダニエル ダブリュ. アメリカ合衆国,ミネソタ 55133− 3427,セント−ポール,ピー.オー.ボ ックス 33427 (56)参考文献 特開 平3−45263(JP,A) 特開 昭54−70684(JP,A) 特開 昭63−54484(JP,A) 実開 昭61−14012(JP,U)

Claims (30)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】(a) ファイバーガラス基体; (b) 予め選定されたパターンにおいて前記ファイバ
    ーガラス基体の上にプリントされているインク、ここで
    前記インクはバインダー中の顔料粒子を含んで成り、前
    記顔料粒子は前記バインダーの中で不溶性であり、前記
    バインダーは前記顔料粒子を前記ファイバーガラス基体
    の外面に結合させて前記顔料粒子が移動できないように
    するのに寄与しており、 ここで前記顔料粒子はフタロシアニン顔料;ジオキサジ
    ン顔料;ジアゾ顔料;アントラキノン顔料;キナクリド
    ン顔料;ペリレン顔料;イソインドリノン顔料;及びこ
    れらの混合物より成る群から選ばれる、そして 前記バインダーはアクリル及びポリウレタン樹脂;エチ
    レンビニルアセテートより成るポリマー、ポリビニルア
    ルコール、ポリビニルピロリドン及びこれらの混合物;
    エチレンプロピレンコポリマー;ポリイソブチレン;ポ
    リイソプレン;ブチルゴム;天然ゴム、合成ゴム;ポリ
    エステル;並びにそれらの混合物より成る群から選ばれ
    る、 ;並びに、 (c) 前記ファイバーガラス基体の上に、且つ前記予
    め選定されたパターンのインクの上にコートされている
    硬化性樹脂、ここで前記顔料及びバインダーは前記硬化
    性樹脂の中で不溶性である; を含んでなるキャスティングテープ。
  2. 【請求項2】(a) 前記ファイバーガラス基体が装置
    方向において少なくとも15%伸長性であり;そして (b) 前記硬化性樹脂が水硬化性である; 請求項1に記載のキャスティングテープ。
  3. 【請求項3】前記硬化性樹脂がイソシアネート官能ポリ
    ウレタンプレポリマーを含んで成る、請求項2に記載の
    キャスティングテープ。
  4. 【請求項4】前記ファイバーガラス基体上にプリントさ
    れている前記のインクの予め選定されたパターンが多色
    パターンを含んで成る、請求項1に記載のキャスティン
    グテープ。
  5. 【請求項5】前記顔料粒子における顔料が、下記のカラ
    ーインデックス顔料、即ち、ブルー15.3;レッド202;グ
    リーン7;レッド166;レッド178;イエロー109;バイオレッ
    ト23;レッド242;レッド122;レッド254;ブラック7;ホワ
    イト6;バイオレット19;バイオレット42;及びそれらの混
    合物より成る群から選ばれる、請求項1に記載のキャス
    ティングテープ。
  6. 【請求項6】前記顔料粒子がチップ形状における顔料を
    含んで成る、請求項5に記載のキャスティングテープ。
  7. 【請求項7】前記ファイバーガラス基体上にプリントさ
    れた前記インクが第三アミンを実質的に含まないことが
    条件となっており、これにより前記樹脂の棚安定性に有
    意な悪影響が及ぼされないことを特徴とする、請求項1
    に記載のキャスティングテープ。
  8. 【請求項8】整形外科用キャスティングテープを製造す
    る方法であって下記の段階: (a) ファイバーガラス基体を用意する; (b) 顔料粒子をバインダーと混合する、 ここで前記顔料粒子はフタロシアニン顔料;ジオキサジ
    ン顔料;ジアゾ顔料;アントラキノン顔料;キナクリド
    ン顔料;ペリレン顔料;イソインドリノン顔料;及びそ
    れらの混合物より成る群から選ばれる、そして 前記バインダーはアクリル及びポリウレタン樹脂;エチ
    レンビニルアセテートより成るポリマー、ポリビニルア
    ルコール、ポリビニルピロリドン及びこれらの混合物;
    エチレンプロピレンコポリマー;ポリイソブチレン;ポ
    リイソプレン;ブチルゴム;天然ゴム、合成ゴム;ポリ
    エステル;並びにそれらの混合物より成る群から選ばれ
    る、 (c) 前記顔料粒子及びバインダーを前記ファイバー
    ガラス基体の上にパターンとしてプリントしてプリント
    付きファイバーガラス基体を形成する、ここでこのバイ
    ンダーは前記顔料粒子を前記ファイバーガラス基体の外
    面に結合させて前記顔料粒子が移動できないようにする
    のに寄与する;そして (d) このプリント付きファイバーガラス基体に硬化
    性樹脂を塗布する、ここでこの顔料粒子及びバインダー
    はこの硬化性樹脂の中で不溶性である; を含んで成る方法。
  9. 【請求項9】前記のプリントの段階が、多色パターンを
    プリントすることを含んで成る、請求項8に記載の方
    法。
  10. 【請求項10】前記のプリントの段階が、フレキソグラ
    フィープリンティングの段階を含んで成る、請求項9に
    記載の方法。
  11. 【請求項11】前記のプリントの段階が、フレキソグラ
    フィープリンティングの段階を含んで成る、請求項8に
    記載の方法。
  12. 【請求項12】前記のプリントの段階が、下記のカラー
    インデックス顔料、即ちブルー15.3;レッド202;グリー
    ン7;レッド166;レッド178;イエロー109;バイオレット2
    3;レッド242;レッド122;レッド254;ブラック7;ホワイト
    6;バイオレット19;バイオレット42;及びそれらの混合物
    より成る群から選ばれる顔料を適用する段階を含んで成
    る、請求項8に記載の方法。
  13. 【請求項13】請求項12記載の方法で作られた整形外科
    用キャスティングテープ。
  14. 【請求項14】請求項8記載の方法で作られた整形外科
    用キャスティングテープ。
  15. 【請求項15】硬化済みの物品であって: (a) 予め選定されたパターンにおいてその上にプリ
    ントされたインクを有するファイバーガラス基体、ここ
    で前記インクはバインダー中の顔料粒子を含んで成り、
    前記顔料粒子は前記バインダーの中で不溶性であり、前
    記バインダーは前記顔料粒子を前記ファイバーガラス基
    体の外面に結合させて前記顔料粒子が移動できないよう
    にするのに寄与しており、 ここで前記顔料粒子はフタロシアニン顔料;ジオキサジ
    ン顔料;ジアゾ顔料;アントラキノン顔料;キナクリド
    ン顔料;ペリレン顔料;イソインドリノン顔料;及びこ
    れらの混合物より成る群から選ばれる、そして 前記バインダーはアクリル及びポリウレタン樹脂;エチ
    レンビニルアセテートより成るポリマー、ポリビニルア
    ルコール、ポリビニルピロリドン及びこれらの混合物;
    エチレンプロピレンコポリマー;ポリイソブチレン;ポ
    リイソプレン;ブチルゴム;天然ゴム、合成ゴム;ポリ
    エステル;並びにそれらの混合物より成る群から選ばれ
    る、並びに (b) 前記ファイバーガラス基体の上に、且つ前記予
    め選定されたパターンのインクの上にコートされている
    硬化済みの樹脂、ここで前記顔料及びバインダーは前記
    硬化性樹脂の中で不溶性である; を含んで成る物品。
  16. 【請求項16】前記プリント段階の前に前記ファイバー
    ガラス基体を脱サイズ剤処理する段階を更に含んで成
    る、請求項8記載の方法。
  17. 【請求項17】前記プリント段階の前に前記ファイバー
    ガラス基体をヒートセットに付する段階を更に含んで成
    る、請求項8記載の方法。
  18. 【請求項18】前記プリント段階の前に前記ファイバー
    ガラス基体をデンプン硬化に付する段階を更に含んで成
    る、請求項8記載の方法。
  19. 【請求項19】前記バインダーがエチレン系不飽和モノ
    マーより出来たポリマーを含んで成る、請求項1記載の
    キャスティングテープ。
  20. 【請求項20】前記インクがゼラチオンインクである、
    請求項1記載のキャスティングテープ。
  21. 【請求項21】前記インクが、可塑剤中のPVC樹脂の微
    細粒子を含んで成るゼラチオンインクである、請求項1
    記載のキャスティングテープ。
  22. 【請求項22】前記インクが水性ベースインクである、
    請求項1記載のキャスティングテープ。
  23. 【請求項23】前記インクが有機溶媒ベースインクであ
    る、請求項1記載のキャスティングテープ。
  24. 【請求項24】前記バインダーがエチレン系不飽和モノ
    マーより出来たポリマーを含んで成る、請求項8記載の
    方法。
  25. 【請求項25】前記粒子及びバインダーがゼラチオンイ
    ンクの形態にある、請求項8記載の方法。
  26. 【請求項26】前記粒子及びバインダーが、可塑剤中の
    PVC樹脂の微細粒子を含んで成るゼラチオンインクの形
    態にある、請求項8記載の方法。
  27. 【請求項27】前記粒子及びバインダーが水性ベースイ
    ンクの形態にある、請求項8記載の方法。
  28. 【請求項28】前記粒子及びバインダーが有機溶媒ベー
    スインクの形態にある、請求項8記載の方法。
  29. 【請求項29】前記プリントの段階がシルクスクリーン
    プリンティングの段階を含んで成る、請求項8記載の方
    法。
  30. 【請求項30】前記プリントの段階がホットメルトスク
    リーンプリンティングの段階を含んで成る、請求項8記
    載の方法。
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