JP2733323B2 - ダクト式空気調和機 - Google Patents
ダクト式空気調和機Info
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- JP2733323B2 JP2733323B2 JP1203412A JP20341289A JP2733323B2 JP 2733323 B2 JP2733323 B2 JP 2733323B2 JP 1203412 A JP1203412 A JP 1203412A JP 20341289 A JP20341289 A JP 20341289A JP 2733323 B2 JP2733323 B2 JP 2733323B2
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- air conditioner
- duct
- indoor
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Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 発明は天井裏等に隠蔽して据付けられるダクト式空気
調和機に関するものである。
調和機に関するものである。
従来の技術 一般にダクト式空気調和機は第3図に示すように、天
井裏31に、室内熱交換器32と、この室内熱交換器32に通
風する送風機33とを内蔵したダクト式空気調和機の本体
34を設置し、天井面35に設けた吹出口36を有する吹出チ
ャンバー37と、吸込口38を有する吸込チャンバー40と
を、前記本体34にダクト41でそれぞれ接続している。そ
して、このダクト式空気調和機に接続して冷凍サイクル
を構成するための室外機(図示せず)を別途設置して、
前記本体34内の室内熱交換機32と冷媒配管とを接続し
て、冷房・暖房運転ができるようにしていた。
井裏31に、室内熱交換器32と、この室内熱交換器32に通
風する送風機33とを内蔵したダクト式空気調和機の本体
34を設置し、天井面35に設けた吹出口36を有する吹出チ
ャンバー37と、吸込口38を有する吸込チャンバー40と
を、前記本体34にダクト41でそれぞれ接続している。そ
して、このダクト式空気調和機に接続して冷凍サイクル
を構成するための室外機(図示せず)を別途設置して、
前記本体34内の室内熱交換機32と冷媒配管とを接続し
て、冷房・暖房運転ができるようにしていた。
発明が解決しようとする課題 このような従来の構成では、冷房および暖房運転や除
湿運転はできるが、近年増加しつつあるリビングと台所
とをワンルーム形式として一体化したような居室におい
ては、たばこや料理などの臭いや煙などを屋外へ排出す
る目的で、換気扇やレンヂフード等を設置することが多
いので、これらの機器を運転する際には、冷暖房負荷が
急激に大きくなるばかりでなく、気密性の高い住宅にお
いては、居室内が負圧になってしまい、ガスコンロの火
炎が立ち消えてしまうとか、ドアの開閉がしにくくなっ
てしまうなどの各種問題に対応できないという課題を有
していた。そこで最近では、このような種々の問題を解
消するため、全熱交換式の換気扇や熱交換気装置などが
開発され、さらに差圧検知装置と組み合わせて自動運転
させるものなどが商品化されている。しかしながら、こ
のような商品を組み合わせて使用しても、イニシャルコ
ストや工事費がかさむばかりでなく、インテリアを損ね
ることや、各機能を連動させ,自動的に必要な運転動作
にコントロールすることが難かしいなどの課題を有して
いる。
湿運転はできるが、近年増加しつつあるリビングと台所
とをワンルーム形式として一体化したような居室におい
ては、たばこや料理などの臭いや煙などを屋外へ排出す
る目的で、換気扇やレンヂフード等を設置することが多
いので、これらの機器を運転する際には、冷暖房負荷が
急激に大きくなるばかりでなく、気密性の高い住宅にお
いては、居室内が負圧になってしまい、ガスコンロの火
炎が立ち消えてしまうとか、ドアの開閉がしにくくなっ
てしまうなどの各種問題に対応できないという課題を有
していた。そこで最近では、このような種々の問題を解
消するため、全熱交換式の換気扇や熱交換気装置などが
開発され、さらに差圧検知装置と組み合わせて自動運転
させるものなどが商品化されている。しかしながら、こ
のような商品を組み合わせて使用しても、イニシャルコ
ストや工事費がかさむばかりでなく、インテリアを損ね
ることや、各機能を連動させ,自動的に必要な運転動作
にコントロールすることが難かしいなどの課題を有して
いる。
本発明はこのような課題を解決するもので、換気など
の影響による冷暖房負荷の急激な変動にも対応すること
ができ、自動的に必要機能をコントロールできる一体形
のダクト式空気調和機を提供することを提供することを
目的とするものである。
の影響による冷暖房負荷の急激な変動にも対応すること
ができ、自動的に必要機能をコントロールできる一体形
のダクト式空気調和機を提供することを提供することを
目的とするものである。
課題を解決するための手段 この課題を解決するため本発明は、空気調和機本体に
併設される室内空気の吸込チャンバーに、外気取入用ダ
クト接続口と、外気取入量を調整するための電動ダンパ
ーとを設け、さらに室内負圧を検知する手段と、各種運
転動作を選択操作する手段とを設けたものである。
併設される室内空気の吸込チャンバーに、外気取入用ダ
クト接続口と、外気取入量を調整するための電動ダンパ
ーとを設け、さらに室内負圧を検知する手段と、各種運
転動作を選択操作する手段とを設けたものである。
作用 上記構成により、同一居室内に備えられた換気扇やレ
ンヂフードの運転時に起る冷暖房負荷の急激な変動に対
応するとともに、室内負圧を検知して、その負圧が予め
設定された値以上となった時に電動ダンパーが開とな
り、室内の負圧を解消するように外気を必要量だけ取り
入れ、室内熱交換器により、冷房または加熱されて室内
へ供給されることとなる。
ンヂフードの運転時に起る冷暖房負荷の急激な変動に対
応するとともに、室内負圧を検知して、その負圧が予め
設定された値以上となった時に電動ダンパーが開とな
り、室内の負圧を解消するように外気を必要量だけ取り
入れ、室内熱交換器により、冷房または加熱されて室内
へ供給されることとなる。
実 施 例 以下本発明の一実施例を第1図,第2図にもとづき説
明する。図において、ダクト式空気調和機の本体1は吊
下ボルト2によりスラブ3などに吊り下げ固定され、天
井4裏内に設置され、吸込口5およびエアフィルター6
等を有する吸込チャンバー7と,吸込ダクト8を介して
接続されるとともに、吹出口9等を有する吹出チャンバ
ー10と吹出ダクト11を介して接続されている。前記ダク
ト式空気調和機の本体1内には、室内送風機12と室内熱
交換機13とが設けられ、さらに前記吸込チャンバー7に
は前記吸込ダクト8と相対する位置に外気取入ダクト14
を接続し、この外気取入ダクト14の屋外側には外気取入
口15が設けられている。そしてこの外気取入ダクト14の
吸込チャンバー7の近くには、電動機ケース16内に設け
られる電動機(図示せず)により回転動作する電動ダン
パー17が設けられ、前記電動機ケース16内には、ダイア
フラムとリミットスイッチにより構成され室内負圧を検
知する手段となる差圧検出装置(以上図示せず)が設け
られ、そのダイアフラムには、室内側圧力をサンプリン
グするための室内側圧力パイプ18および室外側圧力をサ
ンプリングするための室外側圧力パイプ19とが接続さ
れ、他端は各々吸込チャンバー7および外気取入ダクト
14に接続されて圧力を検出するようにしている。さらに
前記電動機ケース16には、選択操作する手段としての運
転制御装置(図示せず)を介して前記室内側送風機12の
運転制御をするための信号線20が設けられている。
明する。図において、ダクト式空気調和機の本体1は吊
下ボルト2によりスラブ3などに吊り下げ固定され、天
井4裏内に設置され、吸込口5およびエアフィルター6
等を有する吸込チャンバー7と,吸込ダクト8を介して
接続されるとともに、吹出口9等を有する吹出チャンバ
ー10と吹出ダクト11を介して接続されている。前記ダク
ト式空気調和機の本体1内には、室内送風機12と室内熱
交換機13とが設けられ、さらに前記吸込チャンバー7に
は前記吸込ダクト8と相対する位置に外気取入ダクト14
を接続し、この外気取入ダクト14の屋外側には外気取入
口15が設けられている。そしてこの外気取入ダクト14の
吸込チャンバー7の近くには、電動機ケース16内に設け
られる電動機(図示せず)により回転動作する電動ダン
パー17が設けられ、前記電動機ケース16内には、ダイア
フラムとリミットスイッチにより構成され室内負圧を検
知する手段となる差圧検出装置(以上図示せず)が設け
られ、そのダイアフラムには、室内側圧力をサンプリン
グするための室内側圧力パイプ18および室外側圧力をサ
ンプリングするための室外側圧力パイプ19とが接続さ
れ、他端は各々吸込チャンバー7および外気取入ダクト
14に接続されて圧力を検出するようにしている。さらに
前記電動機ケース16には、選択操作する手段としての運
転制御装置(図示せず)を介して前記室内側送風機12の
運転制御をするための信号線20が設けられている。
上記構成において、通常の冷暖房運転をする場合は、
電動機ケース16内に設けられる差圧検出装置(図示せ
ず)により検出される室内側圧力と室外側圧力の差はほ
とんどないので、前記電動ダンパー17は閉止の位置とな
り、一般的なダクト式空気調和機としての機能を果すも
のである。そして、前記ダクト式空気調和機が設置され
た居室に別途設けられた換気扇やレンヂフート(共に図
示せず)が同時に運転された場合は、前記差圧検出装置
により検出される室内側圧力と室外側圧力との差が大き
くなるので信号線20および運転制御装置を介して、室内
側送風機12の運転制御をする。すなわち外気取入ダクト
14を介して送風量を増大して室内負圧を解消するととも
に冷暖房出力を大きくすることとなる。また、中間期で
冷暖房負荷がごくわずかな場合は、前記室内側送風機12
の運転で室内負圧を解消するだけでもよく、さらに使用
者の要望により積極的に外気を取入れる運転をもできる
よう、各種運転動作を選択操作するリモコンスイッチ
(図示せず)を設けておくとさらに使いやすいものとな
るのである。
電動機ケース16内に設けられる差圧検出装置(図示せ
ず)により検出される室内側圧力と室外側圧力の差はほ
とんどないので、前記電動ダンパー17は閉止の位置とな
り、一般的なダクト式空気調和機としての機能を果すも
のである。そして、前記ダクト式空気調和機が設置され
た居室に別途設けられた換気扇やレンヂフート(共に図
示せず)が同時に運転された場合は、前記差圧検出装置
により検出される室内側圧力と室外側圧力との差が大き
くなるので信号線20および運転制御装置を介して、室内
側送風機12の運転制御をする。すなわち外気取入ダクト
14を介して送風量を増大して室内負圧を解消するととも
に冷暖房出力を大きくすることとなる。また、中間期で
冷暖房負荷がごくわずかな場合は、前記室内側送風機12
の運転で室内負圧を解消するだけでもよく、さらに使用
者の要望により積極的に外気を取入れる運転をもできる
よう、各種運転動作を選択操作するリモコンスイッチ
(図示せず)を設けておくとさらに使いやすいものとな
るのである。
発明の効果 前記実施例の説明より明らかなように本発明は、空気
調和機の本体とダクトで接続される室内空気吸込チャン
バーに、外気取入用ダクトと、外気取入量を調整する電
動ダンパーと連結した電動機ケース内の圧力検出装置
と、室内負圧を検知する差圧検出装置とを備えてリモコ
ンスイッチにより各種運転を選択操作するようにしたの
で、換気扇やレンヂフード等を同時運転する際の室内負
圧を解消するとともに、急激な冷暖房負荷の変動にも対
応することができ、そして冬期に前述のような排気運転
時の負圧解消時には予熱給気装置として機能し、さらに
は中間期の外気取り入れや外気による冷房などの機能も
発揮するなどの効果を有するものである。
調和機の本体とダクトで接続される室内空気吸込チャン
バーに、外気取入用ダクトと、外気取入量を調整する電
動ダンパーと連結した電動機ケース内の圧力検出装置
と、室内負圧を検知する差圧検出装置とを備えてリモコ
ンスイッチにより各種運転を選択操作するようにしたの
で、換気扇やレンヂフード等を同時運転する際の室内負
圧を解消するとともに、急激な冷暖房負荷の変動にも対
応することができ、そして冬期に前述のような排気運転
時の負圧解消時には予熱給気装置として機能し、さらに
は中間期の外気取り入れや外気による冷房などの機能も
発揮するなどの効果を有するものである。
第1図は本発明の一実施例によるダクト式空気調和機の
吸込チャンバーを示す斜視図、第2図は同ダクト式空気
調和機の概要を示す構成図、第3図は従来のダクト式空
気調和機の概要を示す構成図である。 7……吸込チャンバー、14……外気取入ダクト、17……
電動ダンパー、18……室内側圧力パイプ、19……室外側
圧力パイプ。
吸込チャンバーを示す斜視図、第2図は同ダクト式空気
調和機の概要を示す構成図、第3図は従来のダクト式空
気調和機の概要を示す構成図である。 7……吸込チャンバー、14……外気取入ダクト、17……
電動ダンパー、18……室内側圧力パイプ、19……室外側
圧力パイプ。
Claims (1)
- 【請求項1】空気調和機の本体と接続される室内空気の
吸込チャンバーに外気取入用ダクトを接続し、前記吸込
チャンバーの近くに外気取入量を調整するための電動ダ
ンパーを設け、室外側圧力を検知し、かつ室内負圧を検
知する手段と、冷房・暖房・外気取入またはそれらを併
用する各種運転動作を選択操作する手段とを備えてなる
ダクト式空気調和機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1203412A JP2733323B2 (ja) | 1989-08-05 | 1989-08-05 | ダクト式空気調和機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1203412A JP2733323B2 (ja) | 1989-08-05 | 1989-08-05 | ダクト式空気調和機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0367936A JPH0367936A (ja) | 1991-03-22 |
JP2733323B2 true JP2733323B2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=16473645
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1203412A Expired - Fee Related JP2733323B2 (ja) | 1989-08-05 | 1989-08-05 | ダクト式空気調和機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2733323B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
FR2764999B1 (fr) * | 1997-06-23 | 1999-09-17 | Inst Nat Environnement Ind | Procede et dispositif pour le controle d'echange de fluides |
KR100376814B1 (ko) * | 2000-04-25 | 2003-03-19 | 한미설비 주식회사 | 이중압력법을 이용한 실내덕트시스템의 풍량제어장치 |
JP5612928B2 (ja) * | 2010-07-02 | 2014-10-22 | 荏原冷熱システム株式会社 | 冷却塔の運転監視装置 |
-
1989
- 1989-08-05 JP JP1203412A patent/JP2733323B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0367936A (ja) | 1991-03-22 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |