JP2733229B2 - Press cutting method of press - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は例えばパンチプレス等で板状のワークに追切
り加工を行うプレスの追切り加工方法に関する。 （従来の技術） 従来、例えばタレットパンチプレスなどのパンチプレ
ス等を使用して板材にスロッティング加工あるいはカッ
ティング加工を施す場合には、金型であるパンチの刃先
の断面形状を矩形状又は円形状に形成せしめて単発打ち
を連続的に行なっていたのである（いわゆるニブリング
加工）。ところで、このパンチプレスでは、パンチを上
下動せしめるラムのストロークは簡単に調整することが
出来ないため追切り加工が出来なかったのである。した
がって、一定のストロークによる単発打ちでスロッティ
ング加工あるいはカッティング加工を行なわなければな
らなかった。 また、従来の単発打ちによるスロッティング加工ある
いはカッティング加工では、パンチの刃先の断面形状は
矩形状又は長円形状にて形成されているため、継ぎ目に
ばり等が発生し“だれあと”の圧痕部がのこるという問
題がある。したがって、継ぎ目に発生したばりや“だれ
あと”の圧痕部を後工程で修正しなければならず、製品
精度の低下および工程アップの要因となってしまう。 そこで、本出願人は上記問題点を解決した手段を特願
昭61−273966号として出願している。 すなわち、その内容は一定ストローク長で上下動する
ストライカを備えてなるプレスにより板材に追切り加工
を行なう方法において、ダイと協働するパンチの下部に
高低差を有して形成された切刃部における上端部が前記
板材に剪断を行なう前にストライカによるパンチの下降
が解除されてパンチを上昇復帰せしめる工程と、板材の
送りを歩進的に行なう工程とを繰返しつつ板材に追切り
加工を施し、最終的段階において上記切刃部の上端部が
板材を剪断する方法である。 （発明が解決しようとする問題点） しかしながら、前述したプレスの追切り加工方法にお
いて、例えばワークのX,Y基準線に対し傾斜した直線の
追切り加工を行なう場合の歩進は、従来のニブリング加
工と同様にワークを45度方向へ僅かに移送してからX,Y
基準線に平行に必要方向へ僅か量移送して、結果として
傾斜した直線となるように移動している。すなわち、加
工中の軸移動時は、ワークから切断分離されることなく
ワークに取り付いている連続した抜きカスがダイの矩形
状の穴の幅いっぱいに入った状態にあり、その抜きカス
がダイの穴に規制されてX,Y基準線に平行に移動せず、
ワークを保持しているクランプ装置からワークが僅かに
位置ずれを生じて正確な追切り加工ができないことがあ
るという問題がある。 本発明は上記問題点を改善するため、ワークをＸ軸に
対し傾斜した方向へ追切り加工する際、追切り加工によ
って連続的に生じる抜きカスの影響を受けずにほぼ一直
線に正確かつ確実に追切り加工をできるようにしたプレ
スの追切り加工方法を提供することにある。 ［発明の構成］ （問題点を解決するための手段） 前述のごとき従来の問題に鑑みて、本発明は、プレス
に備えたパンチとダイとによる加工位置に対して接近離
反する方向であるＹ軸方向及び上記Ｙ軸方向に対して直
交するＸ軸方向へ移動位置決め自在のワーク移動位置決
め装置に備えたクランプによってワークを把持し、数値
制御装置によって前記ワーク移動位置決め装置における
上記クランプのＸ軸方向、Ｙ軸方向への移動位置決めの
制御を行うことにより前記加工位置に対してワークの位
置決めを行い、打抜き加工部分の断面形状が矩形状のパ
ンチの下部に高低差を有して形成された切刃部における
下端部が前記ワークの剪断を行った後、上記切刃部にお
ける上端部が前記ワークに剪断を行う前にパンチを上昇
復帰する工程と、前記ワークの送りを歩進的に行う工程
とを繰り返し、抜きカスを連続した状態に生じせしめて
前記ワークに直線の追切り加工を行うに際し、前記Ｘ軸
方向に対して傾斜した方向へワークを移動して直線の追
切り加工を行うとき、直線追切りの始点から終点までの
軌跡が直線になるように前記数値制御装置による直線補
間制御でワークを移動し、上記終点位置において前記切
刃部の上端部でもって抜きカスの切断を行うプレスの追
切り加工方法である。 （作用） 本発明のプレスの追切り加工方法を採用することによ
り、ワークをＸ軸方向に対し傾斜した方向へ追切り加工
する場合に、クランプで把持されたワークを数値制御装
置による直線補間制御により移動せしめるのでワークに
継がったままの抜きカスがダイの矩形状の穴に沿って移
動される。したがって、ワークはクランプ装置から位置
ずれを生じるようなことがなく、正確に加工を施すこと
ができる。 （実施例） 以下、本発明の実施例を図面に基づいて詳細に説明す
る。 第２図を参照するに、メカニカルプレスとしての例え
ば数値制御装置を備えたタレット式パンチプレス１にお
けるＣ形フレーム３のギャップ部５には、数値制御のワ
ーク移動位置決め装置７が設けてある。ワークＷはクラ
ンプ９でクランプされ、ワーク移動位置決め装置７によ
り第２図において紙面に対して直交する方向（Ｘ軸方
向）と左右方向（Ｙ軸方向）とに移動位置決め自在であ
る。 Ｃ形フレーム３の上腕11には、軸13のまわりを回転自
在な上部タレット盤15が吊り下げられていて、上部タレ
ット盤15の上面には他種類のパンチ組立体17が複数の同
心円弧上にとりつけられている。 パンチ組立体17の中で上部タレット盤15の最もワーク
移動位置決め装置７に近接した位置の上腕11には打圧装
置19が設けてあって、その下端でストライカ21がパンチ
Ｐの頭部を強く打圧する。 Ｃ形フレーム３の下腕23には、軸25のまわりを回転自
在な下部タレット盤27が設けてあって、この下部タレッ
ト盤27には、パンチＰに対応するダイＤが軸心をパンチ
Ｐと一致させて多種嵌着してある。 上部タレット盤15と下部タレット盤27とは、Ｃ形フレ
ームのコラム部29に設けた例えばサーボモータ31などで
駆動され、チエン33,中間軸35を介し上チエン37,下チエ
ン39を経て同方向に同一角度だけ回動されるのである。 パンチ組立体17の近傍にはストロークを変更する介在
物41が設けてある。 より詳細には、第３図に示されているように、パンチ
組立体17の上方部右側における上腕11の一部には、介在
物41としての例えばエアシリンダ43,45が設けてある。
エアシリンダ43の先端部には、ピストンロッド47が左方
へ向けて水平に取付けてあり、左右方向へ伸縮自在とな
っている。エアシリンダ45の先端部には、ピストンロッ
ド49を介してスペーサ51が取付けてある。ピストンロッ
ド49の左右方向の伸縮によって、スペーサ51が左右方向
に移動するようになっている。 パンチ組立体17としての中空円筒形状からなるパンチ
ガイド53内にパンチＰが位置決め用ガイドキー55に合わ
せて挿入され、ガイドキー55はねじ57などで固定してあ
る。パンチガイド53の外周部には、パンチガイド53をワ
ークＷから浮かすために上方へ付勢したリフトスプリン
グ59が介装してある。 パンチＰの上部にはパンチＰの頭部61がねじ63で固定
してある。頭部61の外周部にはパンチＰをワークＷから
抜き取るために上方へ付勢したストリップスプリング65
が介設してある。 パンチＰの下部の打抜き加工部をなす刃先部の断面形
状は矩形状をなしており、この刃先部と同形状の孔を有
したストリッパプレート67が前記パンチガイド53にねじ
69などで固定してある。 第３図において、パンチＰの下部の刃先部は矩形形状
の異高刃を呈している。第３図においてワークＷの進行
方向の前側すなわち右側へ設けた異高刃の前側下端刃部
71がワークＷの進行方向の後側へ設けた異高刃の後側上
端刃部73より下方向へ大きく突出してある。しかも、異
高刃の前側下端刃部71と後側上端刃部73との間には、任
意の曲線状中間刃部75を形成して連設してある。曲線状
中間刃部75は例えば曲率半径R₁のものと、曲率半径R₂の
ものとからなり、後側上端刃部73から前側下端刃部71に
連設せしめてある。 上記構成とすることにより、ワークＷを追切りした
際、例えば打抜かれたカスは曲線状中間刃部75にて円弧
を描きながらダイＤ側内に入りこむことになる。 下部タレット盤27には、前述した如くパンチＰに対応
するダイＤが軸心を一致させて第３図に示されているよ
うに嵌着してある。ダイＤの裏逃げ部77を例えば打抜か
れたカスの引掛かりを防止するために例えば逆円錐形状
に傾斜して形成してある。而して、打抜かれた抜きカス
はダイＤの裏逃げ部77に引掛らないことになる。したが
って、打抜かれた抜きカスはダイＤの下方へ落し易くな
る。 次に、ワークＷに追切り加工する方法を第４図により
説明すると、第４図の（Ａ）の状態が追切り加工する前
の状態で、ストライカ21を図示省略の打圧装置により下
降せしめてパンチＰの頭部61を打圧する。パンチＰの頭
部61を打圧した状態が第４図の（Ｂ）である。すなわち
パンチＰの刃先部である異高刃の前側下端刃部71がダイ
Ｄに入り込み、曲線状中間部75でワークＷが切断され
る。第４図の（Ｂ）の状態で介在物41としてのシリンダ
43を作動させてピストンロッド47を前方第４図の（Ｂ）
において左方へ延伸せしめ、パンチＰの頭部61の外周部
近くに位置させる。 第４図の（Ｂ）の状態でストライカ21を上昇させる
と、パンチＰは第４図の（Ａ）の状態に戻ろうとする
が、ピストンロッド47によりパンチＰの上昇が抑制され
て第４図の（Ｃ）に示す如く、ピストンロッド47の下部
に当接する。 さらに、ストライカ21を打圧装置により下降せしめる
ことによって、第４図の（Ｂ）の如くとなり、パンチＰ
のストロークが所定の長さより小となって追切り加工が
繰返えされる。そして、ワークＷから例えば抜きカスW_a
を切り落す際には、介在物41としてのシリンダ43の作動
によりピストンロッド47を元の位置に戻すと共に、シリ
ンダ45を作動させて、ピストンロッド49を第４図の
（Ｄ）において左方向に延伸してスペーサ51をパンチＰ
の頭部61上に介在せしめる。その状態でストライカ21が
下降することによって、パンチＰの刃先部である異高刃
の後側上端刃部73がワークＷの抜きカスW_aをワークＷか
ら切り落として追切り加工が終了する。 第４図の（Ａ）〜（Ｄ）で説明した追切り加工の時間
に対するパンチＰの刃先部である異高刃の前側下端刃部
71と後側上端刃部73のストローク下方位置における状態
が第５図の（Ａ）および（Ｂ）に示されている。 第５図の（Ａ）および（Ｂ）において、Ａ点およびＢ
点が追切り加工する前の異高刃の前側下端刃部71,後側
上端刃部73のそれぞれの位置を表わし、実線の曲線が前
側下端刃部71における追切り加工の軌跡、点線の曲線が
後側上端刃部73における追切り加工の軌跡を示してい
る。前側下端刃部71のストローク上端71_aがワークＷの
厚さｔ内に、ストローク下端71_bがワークＷの厚さｔの
下方でストローク長Ｓでストロークし、抜きカスW_aを切
り落とす際に、パンチＰのストロークを追切り中のスト
ロークより大きくして後側上端刃部73のストローク下端
を板材Ｗの厚さｔより下方の位置73Cに下降して抜きカ
スW_aがワークＷより切り落されるのである。 第５図の（Ｂ）の例は第５図の（Ａ）とほぼ同様であ
るが、第５図の（Ａ）と事なる点は、前側下端刃部71の
ストローク上端71_aがワークＷの厚さｔより上方へ上っ
た状態で追切り加工が施されるものである。その他は第
５図の（Ａ）と同じであるから説明を省略する。 上述したワークの追切り加工を行なうことにより従来
発生していた“だれあと”と呼ばれている圧痕部がほと
んどなくきれいに高精度な追切り加工がなされる。しか
も、従来のようなラムアジャストが不要となる。また、
上述した追切り金型を用いることによって、例えば抜き
カスがうまく巻かれ、後の処理が非常に楽になると共
に、追切りがきれいとなる。 ワークＷはクランプ９でクランプされ、数値制御装置
により数値制御されるワーク移動位置決め装置７でＸ
軸,Y軸方向に移動される。 今、第１図の（Ｂ）には追切り加工しようとするワー
クＷの平面図が示されている。第１図の（Ｂ）におい
て、左右方向をＸ軸方向、上下方向をＹ軸方向とし、Ｘ
軸方向に対し例えば30度傾斜した右斜目上方向へ矩形形
状の孔Ｈを追切り加工しようとするものである。 この場合には穴Ｈの出発点位置を矩形形状のパンチＰ
における中心Ｑの座標（100,150）と、送り速度例えば3
000mm/minを予め設定して数値制御の加工プログラム中
に、第１図の（Ａ）に示したような直線補間のＧコード
を組み込んで追切り加工を施すことによって、ワークＷ
に継がれた抜きカスはダイＤの穴に沿って移動されて、
ワークＷはクランプ９で把持されている個所で位置ずれ
せずに直線移動されることになる。 すなわち、第１図の（Ａ）において、G90でパンチＰ
の出発点の座標とパンチの形状が指定され、GO1でワー
クＷの送り速度が指定されると共に、G01〜G00で直線補
間が行なわれるのである。 直線補間を行なう手段の例としてはX,Y移動距離の長
い方のモータを高速に、短い方のモータを低速にする方
法がよく用いられる。 而して、プレス特にパンチプレスで追切り加工を行な
うと、抜きカスW_aがワークＷに継がれた状態で連続的に
打抜かれていくので、この時の位置決め移動に直線補間
制御による移動を採用することによって、抜きカスW_aが
ダイＤの穴に沿って移動される。その結果、ワークＷの
クランプずれを防止できて、正確かつ確実な追切り加工
を行なうことができる。 なお、本発明は前述した実施例に限定されることな
く、適宜の変更を行なうことにより、その他の態様で実
施し得るものである。例えば、実施例においてメカニカ
ルなタレットパンチプレスによる追切り加工方法につい
て説明したが、油圧プレスによる追切り加工で対応する
ことも可能である。 ［発明の効果］ 以上のごとき実施例の説明により理解されるように、
要するに本発明は、プレスに備えたパンチとダイとによ
る加工位置に対して接近離反する方向であるＹ軸方向及
びＹ軸方向に対して直交するＸ軸方向へ移動位置決め自
在のワーク移動位置決め装置に備えたクランプによって
ワークを把持し、数値制御装置によって前記ワーク移動
位置決め装置におけるクランプのＸ軸方向、Ｙ軸方向へ
の移動位置決めの制御を行うことにより前記加工位置に
対してワークの位置決めを行い、打抜き加工部分の断面
形状が矩形状のパンチの下部に高低差を有して形成され
た切刃部における下端部が前記ワークの剪断を行った
後、上記切刃部における上端部が前記ワークに剪断を行
う前にパンチを上昇復帰する高低と、前記ワークの送り
を歩進的に行う工程とを繰り返し、抜きカスを連続した
状態に生じせしめて前記ワークに直線の追切り加工を行
うに際し、前記Ｘ軸方向に対して傾斜した方向へワーク
を移動して直線の追切り加工を行うとき、直線追切りの
始点から終点までの軌跡が直線になるように前記数値制
御装置による直線補間制御でワークを移動し、上記終点
位置において前記切刃部の上端部でもって抜きカスの切
断を行うプレスの追切り加工方法である。 上記構成より明らかなように、本発明においては、打
抜き加工部分の断面形状が矩形状のパンチによって抜き
カスを連続した状態に発生せしめて直線の追切り加工を
行う方法であって、Ｘ軸方向に対して傾斜した方向へワ
ークを移動して直線の追切り加工を行うとき、直線切り
の始点から終点までの軌跡が直線となるように数値制御
装置による直線補間制御でワークを移動する構成であ
る。 したがって、本発明によれば、ワークをＸ軸に対して
傾斜した方向へ移動して追抜き加工を行うとき、追抜き
加工によって発生した抜きカスがワークに連続し、ダイ
内に位置する場合であっても、ワークの歩進方向と追切
り加工方法とが常に一致しているから、上記抜きカスが
ワークの移動を僅かでも阻害するように作用することが
なく、Ｘ軸に対して傾斜した方向へのワークの移動位置
決めを正確に行うことができ、従来の問題を解消するこ
とができるものである。Description: TECHNICAL FIELD The present invention relates to a press-cutting method for press-cutting a plate-shaped work by a punch press or the like. 2. Description of the Related Art Conventionally, when performing slotting or cutting on a sheet material using a punch press such as a turret punch press, for example, the cross-sectional shape of a cutting edge of a punch, which is a mold, is rectangular or circular. In this case, the single punching was continuously performed (so-called nibbling). By the way, in this punch press, the stroke of the ram for moving the punch up and down cannot be easily adjusted, so that the additional cutting process cannot be performed. Therefore, the slotting process or the cutting process must be performed in a single shot with a constant stroke. In addition, in the conventional single-shot punching or cutting, the cross-sectional shape of the cutting edge of the punch is formed in a rectangular or oval shape. There is a problem that it is stuck. Therefore, it is necessary to correct the burrs generated at the seam and the indented portion of the "after-scratch" in a post-process, which causes a reduction in product accuracy and an increase in the process. Therefore, the present applicant has filed a means for solving the above problem as Japanese Patent Application No. 61-273966. That is, in a method of performing additional cutting on a plate material by a press having a striker that moves up and down with a constant stroke length, a cutting blade portion formed with a difference in height under a punch cooperating with a die. Before the upper end of the plate is sheared, the punch is lifted by the striker is released and the punch is raised and returned, and the step of feeding the plate in a stepwise manner is repeatedly cut and processed to the plate. In the final stage, the upper end of the cutting blade portion shears the plate material. (Problems to be Solved by the Invention) However, in the above-described press-cutting method, for example, in the case of performing the cut-off processing of a straight line inclined with respect to the X and Y reference lines of the work, the step is increased by the conventional nibbling. X and Y after slightly transferring the workpiece in the 45 ° direction as in machining
It is transported by a small amount in the required direction in parallel with the reference line, and as a result, is moved so as to form an inclined straight line. In other words, when the axis moves during machining, the continuous cutting waste attached to the work without cutting and separating from the work is in the state of filling the full width of the rectangular hole of the die, and the cutting waste is It does not move parallel to the X and Y reference lines
There is a problem in that the workpiece may be slightly displaced from the clamp device holding the workpiece and accurate follow-up processing may not be performed. The present invention solves the above-mentioned problems by accurately and reliably forming a substantially straight line without being affected by scum that is continuously generated by the additional cutting when the workpiece is additionally cut in a direction inclined with respect to the X axis. An object of the present invention is to provide a press-cutting method for a press that can perform a cut-off process. [Structure of the Invention] (Means for Solving the Problems) In view of the conventional problems as described above, the present invention relates to a Y direction in which a punch and a die provided in a press approach and separate from a processing position. The work is gripped by a clamp provided in a work movement positioning device capable of moving and positioning in the X-axis direction orthogonal to the axial direction and the Y-axis direction, and the clamp is provided in the work movement positioning device in the X-axis direction by a numerical control device. By controlling the movement positioning in the Y-axis direction, the workpiece is positioned with respect to the processing position, and the cross-sectional shape of the punched portion is formed at a lower portion of a rectangular punch with a difference in elevation. A step of raising and returning the punch after the lower end of the blade portion shears the work, and before the upper end portion of the cutting edge portion shears the work; The step of feeding the workpiece in a stepwise manner is repeated, so that the blank is generated in a continuous state, and the workpiece is moved in the direction inclined with respect to the X-axis direction when performing the straight-line follow-up processing on the workpiece. When performing the follow-up machining of a straight line, the workpiece is moved by linear interpolation control by the numerical controller so that the trajectory from the start point to the end point of the straight-line follow-up is a straight line, and the cutting edge portion is moved at the end point position. This is a method of additional cutting of a press for cutting a scrap at its upper end. (Effect) By adopting the press-cutting method of the press of the present invention, when the work is additionally cut in the direction inclined with respect to the X-axis direction, the work held by the clamp is subjected to linear interpolation control by a numerical controller. As a result, the scrap that remains connected to the workpiece is moved along the rectangular hole of the die. Therefore, the workpiece can be accurately processed without causing a positional shift from the clamp device. Hereinafter, embodiments of the present invention will be described in detail with reference to the drawings. Referring to FIG. 2, a numerically controlled work movement positioning device 7 is provided in a gap portion 5 of a C-shaped frame 3 in a turret type punch press 1 provided with, for example, a numerical control device as a mechanical press. The work W is clamped by the clamp 9 and can be moved and positioned in a direction (X-axis direction) perpendicular to the paper surface in FIG. 2 and a left-right direction (Y-axis direction) by the work movement positioning device 7. On the upper arm 11 of the C-shaped frame 3, an upper turret board 15 rotatable around a shaft 13 is suspended. On the upper surface of the upper turret board 15, other types of punch assemblies 17 are provided on a plurality of concentric arcs. Attached to A pressing device 19 is provided on the upper arm 11 of the upper turret board 15 at the position closest to the workpiece movement positioning device 7 in the punch assembly 17, and a striker 21 at the lower end thereof strongly presses the head of the punch P. Press. The lower arm 23 of the C-shaped frame 3 is provided with a lower turret 27 which is rotatable around an axis 25. In this lower turret 27, a die D corresponding to the punch P Various kinds of fittings are made to match. The upper turret disk 15 and the lower turret disk 27 are driven by, for example, a servo motor 31 provided in a column portion 29 of a C-shaped frame, and are moved in the same direction through an upper chain 37 and a lower chain 39 via a chain 33 and an intermediate shaft 35. At the same angle. In the vicinity of the punch assembly 17, an intervening object 41 for changing the stroke is provided. More specifically, as shown in FIG. 3, a part of the upper arm 11 on the upper right side of the punch assembly 17 is provided with, for example, air cylinders 43 and 45 as inclusions 41.
A piston rod 47 is horizontally attached to the left end of the air cylinder 43 so as to extend to the left, and is freely expandable and contractible in the left-right direction. A spacer 51 is attached to the tip of the air cylinder 45 via a piston rod 49. The spacer 51 moves in the left-right direction by the expansion and contraction of the piston rod 49 in the left-right direction. A punch P is inserted into a hollow cylindrical punch guide 53 serving as the punch assembly 17 in accordance with the positioning guide key 55, and the guide key 55 is fixed with a screw 57 or the like. A lift spring 59 biased upward to float the punch guide 53 from the workpiece W is interposed on the outer periphery of the punch guide 53. A head 61 of the punch P is fixed to an upper portion of the punch P with a screw 63. A strip spring 65 urged upward to remove the punch P from the workpiece W is provided on the outer periphery of the head 61.
Is interposed. The cross-sectional shape of the cutting edge portion forming the punching portion below the punch P is rectangular, and a stripper plate 67 having a hole having the same shape as the cutting edge portion is screwed into the punch guide 53.
It is fixed at 69 etc. In FIG. 3, the cutting edge at the lower part of the punch P presents a rectangular-shaped uneven blade. In FIG. 3, a front lower end blade portion of a different height blade provided on the front side in the traveling direction of the workpiece W, that is, on the right side.
Reference numeral 71 protrudes largely downward from the rear upper end blade portion 73 provided on the rear side in the traveling direction of the workpiece W. In addition, an arbitrary curved intermediate blade portion 75 is formed between the front lower end blade portion 71 and the rear upper end blade portion 73 of the different height blade and is continuously provided. Curved intermediate blade portion 75 and that of the radius of curvature R _1, consists with that of the radius of curvature R _2, the rear upper edge portion 73 are brought continuously provided in the front lower edge portion 71. With the above configuration, when the workpiece W is further cut off, for example, the scum that has been punched enters the die D side while drawing an arc at the curved intermediate blade portion 75. As shown in FIG. 3, the die D corresponding to the punch P is fitted to the lower turret board 27 with the axes thereof aligned as described above. The back escape portion 77 of the die D is formed to be inclined, for example, in an inverted conical shape in order to prevent the punched scum from being caught. Thus, the punched scum does not catch on the back escape portion 77 of the die D. Accordingly, the punched scum is easily dropped below the die D. Next, a method of additional cutting of the workpiece W will be described with reference to FIG. 4. In the state of FIG. 4A before the additional cutting, the striker 21 is lowered by a pressing device (not shown). To press the head 61 of the punch P. FIG. 4B shows a state in which the head 61 of the punch P is pressed. That is, the front lower end blade portion 71 of the different height blade, which is the blade edge portion of the punch P, enters the die D, and the workpiece W is cut at the curved intermediate portion 75. The cylinder as the inclusion 41 in the state of FIG.
By operating the piston 43, the piston rod 47 is moved forward (FIG. 4B).
, And is positioned near the outer periphery of the head 61 of the punch P. When the striker 21 is raised in the state of FIG. 4B, the punch P attempts to return to the state of FIG. 4A, but the rise of the punch P is suppressed by the piston rod 47, and the punch P is lifted. As shown in (C) of FIG. Further, by lowering the striker 21 by the pressing device, the striker 21 becomes as shown in FIG.
Is smaller than the predetermined length, and the additional cutting is repeated. Then, for example, the scrap W _a
Is cut off, the piston rod 47 is returned to the original position by the operation of the cylinder 43 as the inclusion 41, and the cylinder 45 is operated to move the piston rod 49 leftward in FIG. 4D. Stretch and punch spacer 51
On the head 61. By the striker 21 is lowered in this state, the side upper edge portion 73 after the different high blade is cutting edge of the punch P is additionally cut processing is ended cut off scrap W _a of the workpiece W from the workpiece W. The front lower edge portion of the different height blade which is the edge portion of the punch P with respect to the time of the additional cutting described in FIGS. 4 (A) to 4 (D).
FIGS. 5A and 5B show the state at the stroke lower position of 71 and the rear upper edge portion 73. FIG. In FIGS. 5A and 5B, points A and B
The points represent the positions of the front lower end blade portion 71 and the rear upper end blade portion 73 of the different height blade before the additional cutting process, and the solid line curve indicates the locus of the additional cutting process at the front lower edge portion 71, and the dotted line curve. Indicates the trajectory of the follow-up cutting in the rear upper edge portion 73. Stroke upper end 71 _a of the front lower edge portion 71 in the thickness t of the workpiece W, the stroke lower end 71 _b is stroke stroke length S under the thickness t of the workpiece W, when the cut off scrap W _a, Kas W _a punching lowered stroke lower than the thickness t of the sheet material W on the lower position 73C of the punch P after made larger than the stroke in the add cut stroke side upper edge portion 73 is cut off from the work W Because Although examples of FIG. 5 (B) is substantially similar to the FIG. 5 (A), of FIG. 5 (A) and things become points, stroke upper end 71 _a of the front lower edge portion 71 and a work W The additional cutting process is performed in a state where it is higher than the thickness t. The other parts are the same as those shown in FIG. By performing the above-mentioned additional cutting of the work, there is almost no indented portion which is conventionally referred to as a "drag after", and the accurate additional cutting is performed with high precision. In addition, the conventional ram adjustment is not required. Also,
By using the above-described die for cutting, for example, a scrap can be wound well, so that the subsequent processing becomes very easy and the cutting is beautiful. The work W is clamped by the clamp 9 and X is moved by the work movement positioning device 7 which is numerically controlled by the numerical controller.
The axis is moved in the Y-axis direction. Now, FIG. 1B shows a plan view of a workpiece W to be subjected to additional cutting. In FIG. 1B, the left-right direction is the X-axis direction and the up-down direction is the Y-axis direction.
The hole H having a rectangular shape is to be cut and machined upward in the right diagonal direction inclined at an angle of, for example, 30 degrees with respect to the axial direction. In this case, the starting point position of the hole H is set to the rectangular punch P.
Of the center Q at (100,150) and the feed rate, for example, 3
000 mm / min is set in advance and the G code of linear interpolation as shown in FIG.
The scrap that has been passed to the die is moved along the hole of the die D,
The work W is linearly moved without being displaced at the position gripped by the clamp 9. That is, in FIG.
The coordinates of the starting point and the shape of the punch are designated, the feed speed of the work W is designated by GO1, and the linear interpolation is performed by G01 to G00. As an example of the means for performing linear interpolation, a method is often used in which the motor with the longer X, Y moving distance is set to the high speed and the motor with the shorter X, Y moving distance is set to the low speed. And Thus, when the additionally cut machining in a press particular punch press, since scrap W _a is gradually stamped continuously in a state of being spliced to the work is W, the movement by linear interpolation control the positioning movement when this by adopting, scrap W _a is moved along the bore of the die D. As a result, it is possible to prevent the workpiece W from being displaced in the clamp, and it is possible to perform accurate and reliable additional cutting. The present invention is not limited to the above-described embodiment, but can be embodied in other modes by making appropriate changes. For example, in the embodiment, the additional cutting method using a mechanical turret punch press has been described. However, the additional cutting method using a hydraulic press may be used. [Effects of the Invention] As can be understood from the above description of the embodiments,
In short, the present invention relates to a work movement positioning device capable of moving and positioning in a Y-axis direction which is a direction approaching and separating from a processing position by a punch and a die provided in a press and an X-axis direction orthogonal to the Y-axis direction. The workpiece is gripped by the provided clamp, and the workpiece is positioned relative to the processing position by controlling the movement and positioning of the clamp in the X-axis direction and the Y-axis direction in the workpiece movement positioning device by the numerical control device. After the lower end of the cutting edge portion formed with a difference in height at the lower part of the punch having a rectangular cross section of the punched portion performs the shearing of the work, the upper end of the cutting edge portion becomes the work. The step of raising and returning the punch before performing the shearing and the step of stepwise feeding the work are repeated to generate a scrap in a continuous state. When performing the straight-line follow-up processing on the work, when performing the straight-line follow-up processing by moving the work in the direction inclined with respect to the X-axis direction, the trajectory from the start point to the end point of the straight-line follow-up is linear. This is a press-cutting method of a press in which a workpiece is moved by linear interpolation control by the numerical controller so as to cut off a scrap at the upper end portion of the cutting edge portion at the end point position. As is apparent from the above configuration, in the present invention, a method of performing a straight-line follow-up process by generating punched scum in a continuous state by a punch having a rectangular cross section at a punched portion, the X-axis direction When the workpiece is moved in the direction inclined with respect to and the follow-up processing of the straight line is performed, the workpiece is moved by linear interpolation control by the numerical controller so that the trajectory from the start point to the end point of the straight line cut is a straight line is there. Therefore, according to the present invention, when the workpiece is moved in the direction inclined with respect to the X axis to perform the additional punching, the scrap generated by the additional punching is continuous with the workpiece and is located in the die. Also, since the stepping direction of the work always coincides with the follow-up cutting method, the above-mentioned scrap does not act to hinder the movement of the work even a little, and the cutting waste does not act in the direction inclined with respect to the X axis. In this case, the positioning of the workpiece can be accurately performed, and the conventional problem can be solved.

【図面の簡単な説明】 第１図の（Ａ）は本発明の追切り加工を行なう際の直線
補間の一例を示し、第１図の（Ｂ）は本発明は追切り加
工を行なうワークの平面図である。 第２図は本発明を実施した一実施例のタレットパンチプ
レスの側面図である。 第３図は第２図におけるIII矢視部分の一部断面の拡大
図である。 第４図の（Ａ）〜（Ｄ）は追切り加工動作の一例を示す
動作図である。 第５図の（Ａ）および（Ｂ）は追切り加工動作を説明す
るための説明図である。 １……タレットパンチプレス、７……ワーク移動位置決
め装置 ９……クランプ、Ｐ……パンチ、Ｄ……ダイ、Ｗ……ワ
ークBRIEF DESCRIPTION OF THE DRAWINGS FIG. 1 (A) shows an example of linear interpolation at the time of additional cutting according to the present invention, and FIG. It is a top view. FIG. 2 is a side view of a turret punch press according to one embodiment of the present invention. FIG. 3 is an enlarged view of a partial cross section taken along the arrow III in FIG. (A) to (D) of FIG. 4 are operation diagrams showing an example of the follow-up machining operation. (A) and (B) of FIG. 5 are explanatory views for explaining the follow-up cutting operation. 1 turret punch press, 7 work movement positioning device 9 clamp, P punch, D die, W work

Claims (1)

(57)【特許請求の範囲】 １．プレスに備えたパンチとダイとによる加工位置に対
して接近離反する方向であるＹ軸方向及び上記Ｙ軸方向
に対して直交するＸ軸方向へ移動位置決め自在のワーク
移動位置決め装置に備えたクランプによってワークを把
持し、数値制御装置によって前記ワーク移動位置決め装
置における上記クランプのＸ軸方向、Ｙ軸方向への移動
位置決めの制御を行うことにより前記加工位置に対して
ワークの位置決めを行い、打抜き加工部分の断面形状が
矩形状のパンチの下部に高低差を有して形成された切刃
部における下端部が前記ワークの剪断を行った後、上記
切刃部における上端部が前記ワークに剪断を行う前にパ
ンチを上昇復帰する工程と、前記ワークの送りを歩進的
に行う工程とを繰り返し、抜きカスを連続した状態に生
じせしめて前記ワークに直線の追切り加工を行うに際
し、前記Ｘ軸方向に対して傾斜した方向へワークを移動
して直線の追切り加工を行うとき、直線追切りの始点か
ら終点までの軌跡が直線になるように前記数値制御装置
による直線補間制御でワークを移動し、上記終点位置に
おいて前記切刃部の上端部でもって抜きカスの切断を行
うことを特徴とするプレスの追切り加工方法。(57) [Claims] A clamp provided in a work movement positioning device capable of moving and positioning in a Y-axis direction which is a direction approaching and separating from a processing position by a punch and a die provided in a press and an X-axis direction orthogonal to the Y-axis direction. The workpiece is positioned relative to the processing position by gripping the workpiece and controlling the movement of the clamp in the X-axis direction and the Y-axis direction of the clamp in the workpiece movement positioning apparatus by a numerical control device. After the lower end portion of the cutting edge portion formed with a difference in height at the lower portion of the punch having a rectangular cross section performs shearing of the work, the upper end portion of the cutting edge portion shears the work. The step of raising and returning the punch before and the step of feeding the work step by step are repeated to generate a scrap in a continuous state, and When performing the straight-line follow-up processing, when moving the work in the direction inclined with respect to the X-axis direction and performing the straight-line follow-up processing, the trajectory from the start point to the end point of the straight-line follow-up is linear. A press-cutting method for a press, wherein the workpiece is moved by linear interpolation control by the numerical controller, and the scrap is cut at the end point by the upper end of the cutting edge.