JP2732774B2 - 型締シリンダのピストン後退量設定装置 - Google Patents

型締シリンダのピストン後退量設定装置

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JP2732774B2
JP2732774B2 JP5098761A JP9876193A JP2732774B2 JP 2732774 B2 JP2732774 B2 JP 2732774B2 JP 5098761 A JP5098761 A JP 5098761A JP 9876193 A JP9876193 A JP 9876193A JP 2732774 B2 JP2732774 B2 JP 2732774B2
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忠則 大林
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、型締シリンダのピスト
ン後退量設定装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の射出圧縮成形装置としては、特開
昭61−283520号公報に示されるようなものがあ
る。これに示される射出圧縮成形装置は、型締用シリン
ダのピストンロッドに可動盤が取り付けられている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような従来の射出圧縮成形装置には、可動盤の位置制御
を行うのが面倒であるという問題点がある。すなわち、
射出圧縮成形においては、たとえば発泡性樹脂を用いた
場合に、可動盤を前進させて圧縮工程を行うだけでな
く、発泡工程を行うために可動盤を積極的に後退させる
動作も必要となるが、このような後退量は移動量1.0
mm、許容範囲±0.1mmというような精密なものが
多く、可動盤のストローク位置を検知して型締用シリン
ダにフィードバックするような機構が必要になり、可動
盤の位置制御が面倒なことになる。本発明はこのような
課題を解決することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、型締シリンダ
のピストンを所定の後退位置まで後退させる機構を設け
ることにより上記課題を解決する。すなわち本発明の型
締シリンダのピストン後退量設定方法は、シリンダ室が
ピストンによって前進側油室と後退側油室とに区画され
型締シリンダのためのピストン後退量設定装置であっ
て、 油室が形成された上記ハウジングにしゅう動可能に
はめ合わされ、スプリングにより押圧されている補助ピ
ストンを有し、 上記補助ピストンに油圧を作用させるこ
とにより、上記補助ピストンを上記スプリングの力に抗
して上記油室の容積が最小になる位置に押して上記油室
の容積減少分に相当する油量を後退側油室に強制的に送
り込むことにより、ピストンを供給油量に対応した移動
量だけ強制的に前進位置から後退させるようにしてい
る。また上記方法を実施する装置は、筒状のシリンダ本
体(16)と、これの内径部に軸方向に移動可能にはめ
合わされたピストン(18)と、ピストン(18)にこ
れと一体に取り付けられたピストンロッド(20)と、
を有しており、シリンダ室がピストン(18)によって
前進側油室(10a)と後退側油室(10b)とに区画
された型締シリンダ(10)のためのものであって、油
室(22a)が形成されたハウジング(22)と、ハウ
ジング(22)の油室(22a)に移動可能にはめ合わ
された補助ピストン(24)と、ハウジング(22)内
に設けられたスプリング(28)と、ハウジング(2
2)の油室(22a)に接続された油圧源(27)と、
を有しており、ハウジング(22)の油室(22a)
は、後退側油室(10b)と連通されており、スプリン
グ(28)は、補助ピストン(24)に外力が作用して
いない場合には、補助ピストン(24)を油室(22
a)の容積が最大になる位置に押し付けるように力を作
用させてあり、油圧源(27)から補助ピストン(2
4)に油圧を作用させることにより、補助ピストン(2
4)をスプリング(28)の力に抗して油室(22a)
の容積が最小になる位置に押して油室(22a)の容積
減少分に相当する油量を後退側油室(10b)に強制的
に送り込むようにしてある。なお、かっこ内の符号は実
施例の対応する部材を示す。
【0005】
【作用】型締シリンダのピストンが所定の前進位置に停
止した状態で、補助ピストンを油室の容積が減少する方
向に移動させることにより、油室内の作動油を型締シリ
ンダの後退側油室に強制的に送り込む。これにより、型
締シリンダのピストンが前進位置から所定量だけ強制的
に後退させられ、所定の移動量だけ可動盤が後退するこ
とになる。従って可動盤のストローク位置を検知して型
締用シリンダにフィードバックするような機構を用いる
ことなく、可動盤を確実に所定量だけ後退させることが
できる。
【0006】
【実施例】図1に本発明を実施する型締装置を示す。固
定盤32と対向する位置に型締ハウジング34が配置さ
れている。固定盤32及び型締ハウジング34の中間に
可動盤30が配置されている。型締ハウジング34と可
動盤30とは、トグル機構12によって連結されてい
る。すなわちトグル機構12の互いに連結された複数の
リンクは、これらの一端側が型締ハウジング34とそれ
ぞれ連結されており、また他端側が可動盤30とそれぞ
れ連結されている。固定盤32と型締ハウジング34と
は、4本のタイバー36(ただし図中には2本しか見え
ていない)によって連結されている。タイバー36は、
それぞれ可動盤30を貫通している。すなわち、可動盤
30は、タイバー36によって軸方向の移動を案内され
ている。可動盤30には可動側金型38が固定されてお
り、また固定盤32には固定側金型40が固定されてい
る。型締ハウジング34には、型締シリンダ10が取り
付けられている。型締シリンダ10のピストンロッド2
0は、型締ハウジング34の中心部を貫通するとともに
トグル機構12のクロスヘッド部12aと連結されてい
る。
【0007】図2に本発明を実施した上記型締シリンダ
10の一部を拡大して示す。型締シリンダ10は、筒状
のシリンダ本体16、これの内径部に軸方向に移動可能
にはめ合わされたピストン18、ピストン18にこれと
一体に取り付けられた上述のピストンロッド20、シリ
ンダ本体16に油密に固定されたハウジング22、これ
の油室22aに移動可能にはめ合わされた補助ピストン
24、ハウジング22にねじ結合されており流路26a
が形成された流路部材26、及びハウジング22内に設
けられたスプリング28から構成されている。流路部材
26の流路26aは、油圧源27と連通されている。ハ
ウジング22は、これの図中左側の側面によってピスト
ン18の型閉方向(図2中右方向)のストロークを制限
するように取付位置が設定されている。ハウジング22
の油室22aは、型開側油室10b(後退側油室)と連
通されている。スプリング28は、補助ピストン24に
外力が作用していない場合には、補助ピストン24を油
室22aの容積が最大になる位置(図中実線で示す位
置)に押し付けるように力を作用させてある。油圧源2
7から流路部材26の流路26aを通って補助ピストン
24に油圧を作用させることにより、補助ピストン24
をスプリング28の力に抗して油室22aの容積が最小
になる位置(図中仮想線で示す位置)に押すことが可能
である。これにより油室22aの容積減少分に相当する
油量を型開側油室10bに送り込んでピストン18を型
開方向に所定量だけ移動させることが可能である。すな
わち、図1に示すような型開方向の後退位置に、可動側
金型38を位置させることが可能である。
【0008】次に、この実施例の作用を説明する。流路
部材26の流路26aには油圧源27から油圧が供給さ
れておらず、従って補助ピストン24は、スプリング2
8の力によって図示の上昇位置に位置させられており、
油室22aの容積は最大とされている。ピストン18が
図2に示す位置よりも左方の型開位置に位置した状態に
おいて、可動側金型38は、可動盤30と一体の状態で
トグル機構12を介して型開位置(図1に示す位置より
も図中左方の位置)に位置させられている。型締シリン
ダ10の型締側油室(前進側油室)10aに油圧を供給
することにより、型閉が行われ、図示してない射出装置
から金型キャビティC内に発泡性溶融樹脂が所定量射出
される。続いて型締が行われ、ピストン18が図2中実
線で示す位置に位置することになる。次に型締シリンダ
10の型開側油室10bの管路がブロックされ、油圧源
27から流路部材26の流路26aに油圧が供給され
る。これにより補助ピストン24がスプリング28の力
に抗して油室22aの容積が最小になる位置(仮想線位
置)まで押し下げられる。すなわち、油室22a内の作
動油が型締シリンダ10の型開側油室10b内に強制的
に押し出される。これによりピストン18が、図2中仮
想線で示す位置まで移動させられる。ピストン18の移
動量は、油室22aの直径寸法dとストロークsとの
積、及び型開側油室10bの内周部直径寸法と外周部直
径寸法から計算によって求めることができる。補助ピス
トン24の厚さ寸法、又は流路部材26の厚さ寸法を変
更することにより、ストロークsを変更すること、すな
わち型開側油室10bに押し出す油量を変えることがで
きる。このようにして可動側金型38が所定量後退して
キャビティCの容積が増大し、発泡工程が行われること
になる。
【0009】なお、上記実施例の説明においては、トグ
ル式型締装置に本発明を実施するものとしたが、型締シ
リンダを用いるものであればよく、型締シリンダに可動
盤が連結された直動形型締装置に本発明を実施すること
もできる。また、上記実施例の説明においては、ピスト
ン18をハウジング22に当接する位置まで前進させた
状態から所定量後退させるものとしたが、ピストン18
をハウジング22から離れた位置に停止させた状態から
所定量後退させるようにしてもよい。さらに、上記実施
例の説明においては、ハウジング22をシリンダ本体1
6にはめ合わせるようにしたが、シリンダ本体16の外
周部、又はシリンダ本体16から離れた位置に設けるよ
うにすることもできる。
【0010】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
可動側金型の位置を精密測定するようなことなく、可動
側金型を型締位置から所望の後退位置まで確実に後退さ
せることができる。従って発泡性樹脂を用いた発泡成形
を容易に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用する型締装置を示す図である。
【図2】本発明の実施例を示す図である。
【符号の説明】
10 型締シリンダ 10a 型締側油室(前進側油室) 10b 型開側油室(後退側油室) 16 シリンダ本体 18 ピストン 20 ピストンロッド 22 ハウジング 22a 油室 24 補助ピストン 26 流路部材 26a 流路 27 油圧源 28 スプリング

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シリンダ室がピストンによって前進側油
    室と後退側油室とに区画された型締シリンダのための
    ストン後退量設定装置であって、 油室が形成された上記ハウジングにしゅう動可能にはめ
    合わされ、スプリングにより押圧されている補助ピスト
    ンを有し、 上記補助ピストンに油圧を作用させることにより、上記
    補助ピストンを上記スプリングの力に抗して上記油室の
    容積が最小になる位置に押して上記油室の容積減少分に
    相当する油量を後退側油室に強制的に送り込む ことによ
    り、ピストンを供給油量に対応した移動量だけ強制的に
    前進位置から後退させるようにした型締シリンダのピス
    トン後退量設定装置
  2. 【請求項2】 筒状のシリンダ本体(16)と、これの
    内径部に軸方向に移動可能にはめ合わされたピストン
    (18)と、ピストン(18)にこれと一体に取り付け
    られたピストンロッド(20)と、を有しており、シリ
    ンダ室がピストン(18)によって前進側油室(10
    a)と後退側油室(10b)とに区画された型締シリン
    ダ(10)のためのピストン後退量設定装置であって、 油室(22a)が形成されたハウジング(22)と、 ハウジング(22)の油室(22a)に移動可能にはめ
    合わされた補助ピストン(24)と、 ハウジング(22)内に設けられたスプリング(28)
    と、 ハウジング(22)の油室(22a)に接続された油圧
    源(27)と、を有しており、 ハウジング(22)の油室(22a)は、後退側油室
    (10b)と連通されており、スプリング(28)は、
    補助ピストン(24)に外力が作用していない場合に
    は、補助ピストン(24)を油室(22a)の容積が最
    大になる位置に押し付けるように力を作用させてあり、
    油圧源(27)から補助ピストン(24)に油圧を作用
    させることにより、補助ピストン(24)をスプリング
    (28)の力に抗して油室(22a)の容積が最小にな
    る位置に押して油室(22a)の容積減少分に相当する
    油量を後退側油室(10b)に強制的に送り込むように
    した型締シリンダのピストン後退量設定装置。
JP5098761A 1993-03-31 1993-03-31 型締シリンダのピストン後退量設定装置 Expired - Lifetime JP2732774B2 (ja)

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