JP2732675B2 - 温熱治療用プローブ - Google Patents
温熱治療用プローブInfo
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- JP2732675B2 JP2732675B2 JP17861389A JP17861389A JP2732675B2 JP 2732675 B2 JP2732675 B2 JP 2732675B2 JP 17861389 A JP17861389 A JP 17861389A JP 17861389 A JP17861389 A JP 17861389A JP 2732675 B2 JP2732675 B2 JP 2732675B2
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- Japan
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- probe
- impedance
- treatment
- electrodes
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- Thermotherapy And Cooling Therapy Devices (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、体腔内に挿入して患部を加温治療する温熱
治療用プローブに関する。
治療用プローブに関する。
[従来の技術] 近年、前立腺肥大症等の治療に温熱を利用する方法が
考えられている。これは例えば病変部付近に通じる体腔
内に温熱治療用プローブを挿入し、このプローブの先端
部に設けたアンテナからマイクロ波を病変部に向けて放
射することで、病変部を43℃前後に加温し、病変組織を
破壊して除去するものである。
考えられている。これは例えば病変部付近に通じる体腔
内に温熱治療用プローブを挿入し、このプローブの先端
部に設けたアンテナからマイクロ波を病変部に向けて放
射することで、病変部を43℃前後に加温し、病変組織を
破壊して除去するものである。
このような治療法において、その治療効果は内視鏡直
視下、超音波またはX線透視下で、病変部の像の大きさ
が治療前と比べて小さくなった(消去した)ことで確認
していた。
視下、超音波またはX線透視下で、病変部の像の大きさ
が治療前と比べて小さくなった(消去した)ことで確認
していた。
[発明が解決しようとする課題] このように、従来は治療効果の確認を内視鏡直視下、
超音波またはX線透視下で病変部の像の大きさが治療前
と比べて変化したことで行っていたが、内視鏡直視下で
は病変部の表面の変化を見ていたにすぎず、表面下の病
変組織の確認はできない。また、表面下の病変組織の変
化を見たくとも、超音波またはX線透視下では超音波
(X線)像に映る病変部の大きさの変化だけしか見れ
ず、真にその生体組織の性質が病変でなくなったかどう
かの確認な生検などに頼っており、その結果が判明する
までに多くの時間を要していた。
超音波またはX線透視下で病変部の像の大きさが治療前
と比べて変化したことで行っていたが、内視鏡直視下で
は病変部の表面の変化を見ていたにすぎず、表面下の病
変組織の確認はできない。また、表面下の病変組織の変
化を見たくとも、超音波またはX線透視下では超音波
(X線)像に映る病変部の大きさの変化だけしか見れ
ず、真にその生体組織の性質が病変でなくなったかどう
かの確認な生検などに頼っており、その結果が判明する
までに多くの時間を要していた。
そこで、例えば特願昭63−203514号明細書に開示され
ているように、温熱治療用プローブの先端のマイクロ波
用アンテナを囲む位置に熱電対を設け、この熱電対によ
って加温治療時における病変部の温度管理をすること
で、治療の進み度合いをある程度把握することが考えら
れているが、これでも治療を完全、確実かつ安全に行う
という観点から未だ不十分であり、過度の加温処置ある
いは処置不足等の危険を招く虞があった。
ているように、温熱治療用プローブの先端のマイクロ波
用アンテナを囲む位置に熱電対を設け、この熱電対によ
って加温治療時における病変部の温度管理をすること
で、治療の進み度合いをある程度把握することが考えら
れているが、これでも治療を完全、確実かつ安全に行う
という観点から未だ不十分であり、過度の加温処置ある
いは処置不足等の危険を招く虞があった。
また、温熱治療用プローブに超音波振動子を設け、治
療と観察の両方を行えるようにしたものでは、超音波振
動子をスキャンニングさせる機構が必要となり、その結
果プローブが大径化する欠点があった。
療と観察の両方を行えるようにしたものでは、超音波振
動子をスキャンニングさせる機構が必要となり、その結
果プローブが大径化する欠点があった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、治療効果を定量的に、かつ短時間で確
認でき、治療を完全、確実かつ安全に行える温熱治療用
プローブを提供することにある。
とするところは、治療効果を定量的に、かつ短時間で確
認でき、治療を完全、確実かつ安全に行える温熱治療用
プローブを提供することにある。
[課題を解決するための手段および作用] 上記目的を達成するために本発明は、プローブ本体の
加温手段の周辺にインピーダンス計測用電極を設け、被
加温部の生体組織にこの電極を密着または刺入してその
部位のインピーダンスを測定し、加温手段による患部の
加温治療時にそのインピーダンスの変化を読み取ること
で、治療効果を定量的に、かつ短時間で確認するように
したものである。
加温手段の周辺にインピーダンス計測用電極を設け、被
加温部の生体組織にこの電極を密着または刺入してその
部位のインピーダンスを測定し、加温手段による患部の
加温治療時にそのインピーダンスの変化を読み取ること
で、治療効果を定量的に、かつ短時間で確認するように
したものである。
[実施例] 以下、本発明の第1の実施例について第1図ないし第
3図を参照して説明する。
3図を参照して説明する。
図において、1は温熱治療用プローブであり、そのプ
ローブ本体2は可撓性を有し、内部にはマイクロ波を発
振する加温手段としてのアンテナ3がその先端部を外部
に露出させて軸方向に沿って設けられている。このプロ
ーブ本体2はこれよりも大きい内径を有し、かつ可撓性
を有するカテーテル4内に挿通され、これらプローブ本
体2とカテーテル4との間には複数、ここでは3本のイ
ンピーダンス計測用電極5a〜5cが軸方向に沿って進退自
在に設けられている。ここで、各電極5a〜5cの先端部は
それぞれ外側に拡張する方向に屈曲形成されており、カ
テーテル4内では弾性的に収縮して収容され、カテーテ
ル4外では元の形状に弾性復帰して開放するようになっ
ている。なお、プローブ本体2とインピーダンス計測用
電極5a〜5cとは別体となっているが、これらは一体であ
ってもよい。
ローブ本体2は可撓性を有し、内部にはマイクロ波を発
振する加温手段としてのアンテナ3がその先端部を外部
に露出させて軸方向に沿って設けられている。このプロ
ーブ本体2はこれよりも大きい内径を有し、かつ可撓性
を有するカテーテル4内に挿通され、これらプローブ本
体2とカテーテル4との間には複数、ここでは3本のイ
ンピーダンス計測用電極5a〜5cが軸方向に沿って進退自
在に設けられている。ここで、各電極5a〜5cの先端部は
それぞれ外側に拡張する方向に屈曲形成されており、カ
テーテル4内では弾性的に収縮して収容され、カテーテ
ル4外では元の形状に弾性復帰して開放するようになっ
ている。なお、プローブ本体2とインピーダンス計測用
電極5a〜5cとは別体となっているが、これらは一体であ
ってもよい。
そして、プローブ本体2の基端にはマイクロ波伝送用
ケーブル6が接続され、このケーブル6はカテーテル4
内を通じて外部に導出し、その導出端はコネクタ7を介
してマイクロ波発振装置8に着脱自在に接続されてい
る。また、プローブ本体2とカテーテル4との間に設け
られたインピーダンス計測用電極5a〜5cの基端にはイン
ピーダンス計測用ケーブル9が接続され、このケーブル
9の基端はカテーテル4内から導出し、コネクタ10を介
してインピーダンス計測ユニット11に接続されている。
さらに、マイクロ波発振装置8およびインピーダンス計
測ユニット11はそれぞれケーブル12、13を介してコント
ロールユニット14に接続され、これによりハイパーサー
ミア装置を構成している。なお、インピーダンス計測ユ
ニット11の計測データはコントロールユニット14に接続
されている。
ケーブル6が接続され、このケーブル6はカテーテル4
内を通じて外部に導出し、その導出端はコネクタ7を介
してマイクロ波発振装置8に着脱自在に接続されてい
る。また、プローブ本体2とカテーテル4との間に設け
られたインピーダンス計測用電極5a〜5cの基端にはイン
ピーダンス計測用ケーブル9が接続され、このケーブル
9の基端はカテーテル4内から導出し、コネクタ10を介
してインピーダンス計測ユニット11に接続されている。
さらに、マイクロ波発振装置8およびインピーダンス計
測ユニット11はそれぞれケーブル12、13を介してコント
ロールユニット14に接続され、これによりハイパーサー
ミア装置を構成している。なお、インピーダンス計測ユ
ニット11の計測データはコントロールユニット14に接続
されている。
次に、上記ハイパーサーミア装置の使用方法を説明す
る。まず、カテーテル4内にプローブ本体2およびイン
ピーダンス計測用電極5a〜5cを挿通し、各電極5a〜5cを
カテーテル4内に収容した状態でこれを体腔15内に挿入
する。そして、カテーテル4の先端からプローブ本体2
の先端部を突出させてその突出部を体腔15の側壁に面し
て発生した病変部16の直下に配置する。このとき、各電
極5a〜5cもカテーテル4から突出させて外側に拡張さ
せ、その先端を病変部16の表面に直接密着させる。ここ
で、カテーテル4を体腔15内に挿入する際、各電極5a〜
5cの先端部をカテーテル4内に収めて、これを体腔15内
の所定の位置まで挿入したところで各電極5a〜5cを押し
出すようにしたので、体腔15内への挿入時に各電極5a〜
5cが体壁に引っ掛かって挿入しにくくなることがない。
各電極5a〜5cは適度な弾性を有しており、カテーテル4
から押し出されることによって先端部が拡張し、病変部
16に接しやすくなる。
る。まず、カテーテル4内にプローブ本体2およびイン
ピーダンス計測用電極5a〜5cを挿通し、各電極5a〜5cを
カテーテル4内に収容した状態でこれを体腔15内に挿入
する。そして、カテーテル4の先端からプローブ本体2
の先端部を突出させてその突出部を体腔15の側壁に面し
て発生した病変部16の直下に配置する。このとき、各電
極5a〜5cもカテーテル4から突出させて外側に拡張さ
せ、その先端を病変部16の表面に直接密着させる。ここ
で、カテーテル4を体腔15内に挿入する際、各電極5a〜
5cの先端部をカテーテル4内に収めて、これを体腔15内
の所定の位置まで挿入したところで各電極5a〜5cを押し
出すようにしたので、体腔15内への挿入時に各電極5a〜
5cが体壁に引っ掛かって挿入しにくくなることがない。
各電極5a〜5cは適度な弾性を有しており、カテーテル4
から押し出されることによって先端部が拡張し、病変部
16に接しやすくなる。
このような状態において、コントロールユニット14に
よりマイクロ波発振装置8を制御してカテーテル4から
突出したプローブ本体2のアンテナ3からマイクロ波を
病変部16に向けて放射する。これにより、病変部16が43
℃前後に加温され、その病変組織が破壊されて除去され
るようになっている。
よりマイクロ波発振装置8を制御してカテーテル4から
突出したプローブ本体2のアンテナ3からマイクロ波を
病変部16に向けて放射する。これにより、病変部16が43
℃前後に加温され、その病変組織が破壊されて除去され
るようになっている。
病変部16の病変組織は加温治療されるにつれて、その
電気的な特性が変化する。そこで、3本のインピーダン
ス計測用電極5a〜5cのうち、任意に2本を選び、その電
極5a、5b(5c)間に、生体に悪影響を及ぼさない程度の
微弱な交流電流を流すことで、病変部16の電気インピー
ダンスを測定し、その変化を読み取ることで治療の進み
度合いを把握することができる。
電気的な特性が変化する。そこで、3本のインピーダン
ス計測用電極5a〜5cのうち、任意に2本を選び、その電
極5a、5b(5c)間に、生体に悪影響を及ぼさない程度の
微弱な交流電流を流すことで、病変部16の電気インピー
ダンスを測定し、その変化を読み取ることで治療の進み
度合いを把握することができる。
その後、病変部16の治療度合いに応じて病変部16のイ
ンピーダンスが変化し、治療が完了したことをコントロ
ールユニット14が検知してマイクロ波発振装置8の運転
を停止するようになっている。
ンピーダンスが変化し、治療が完了したことをコントロ
ールユニット14が検知してマイクロ波発振装置8の運転
を停止するようになっている。
このように、マイクロ波発振用アンテナ3による病変
部16の加温治療時、インピーダンス計測用電極5a〜5cを
病変部16に密着させてその部位の電気インピーダンスを
測定することで、治療の進み度合い、つまり病変部16の
残存状態を確実に把握でき、完全、確実かつ安全な治療
を行うことができる。
部16の加温治療時、インピーダンス計測用電極5a〜5cを
病変部16に密着させてその部位の電気インピーダンスを
測定することで、治療の進み度合い、つまり病変部16の
残存状態を確実に把握でき、完全、確実かつ安全な治療
を行うことができる。
第4図は本発明の第2の実施例を示す。
この実施例はインピーダンス計測用電極5a〜5cの先端
部を予め内側に巻き込む形状に湾曲形成することで、温
熱治療用プローブ1の挿入方向に対し、突き当たる位置
の体壁に面して発生した病変部16の表面に、上記各電極
5a〜5cの先端部がより確実に密着できるようにしたもの
である。なお、その他の基本構成は上記第1の実施例と
同様である。
部を予め内側に巻き込む形状に湾曲形成することで、温
熱治療用プローブ1の挿入方向に対し、突き当たる位置
の体壁に面して発生した病変部16の表面に、上記各電極
5a〜5cの先端部がより確実に密着できるようにしたもの
である。なお、その他の基本構成は上記第1の実施例と
同様である。
この実施例によれば、特に、体腔内に挿入した温熱治
療用プローブ1の正面方向の体壁に発生した病変部16の
電気インピーダンスを測定することができる。
療用プローブ1の正面方向の体壁に発生した病変部16の
電気インピーダンスを測定することができる。
第5図は本発明の第3の実施例を示す。
この実施例はプローブ本体2の先端部外周にバルーン
21を設け、このバルーン21の外側面にインピーダンス計
測用電極5a〜5cを、その先端を最外周部に位置させて設
けたものである。なお、プローブ本体2内にはバルーン
21内に通じる流体通路22が設けられている。
21を設け、このバルーン21の外側面にインピーダンス計
測用電極5a〜5cを、その先端を最外周部に位置させて設
けたものである。なお、プローブ本体2内にはバルーン
21内に通じる流体通路22が設けられている。
このような構成において、プローブ本体2を内視鏡の
鉗子チャンネル等を通じて体腔内に挿入した後、バルー
ン21内に流体通路22内を通じて流体を注入することで、
バルーン21を膨らませ、インピーダンス計測用電極5a〜
5cの先端を病変部に密着させてその部位の電気インピー
ダンスを測定する。
鉗子チャンネル等を通じて体腔内に挿入した後、バルー
ン21内に流体通路22内を通じて流体を注入することで、
バルーン21を膨らませ、インピーダンス計測用電極5a〜
5cの先端を病変部に密着させてその部位の電気インピー
ダンスを測定する。
この実施例によれば、バルーン21の膨らみ具合によっ
て病変部にインピーダンス計測用電極5a〜5cを確実に密
着させることができ、より確実なインピーダンスの測定
が可能となる。
て病変部にインピーダンス計測用電極5a〜5cを確実に密
着させることができ、より確実なインピーダンスの測定
が可能となる。
第6図は本発明の第4の実施例を示す。
この実施例はバルーン21の外側面にインピーダンス計
測用電極5aを設ける他、病変部の治療温度を検出するた
めの熱電対25を設けたものである。この熱電対25は、例
えば銅電極25aとコンスタンタン電極25bとを先端で1つ
に結束してなる。
測用電極5aを設ける他、病変部の治療温度を検出するた
めの熱電対25を設けたものである。この熱電対25は、例
えば銅電極25aとコンスタンタン電極25bとを先端で1つ
に結束してなる。
このような構成において、上記第3の実施例と同様に
プローブ本体2を内視鏡を介して体腔内に挿入した後、
バルーン21を膨らませてインピーダンス計測用電極5aお
よび熱電対25の先端を病変部に密着させる。そして、プ
ローブ本体2のアンテナ3からマイクロ波を放射して病
変部を加温するが、このとき熱電対25の銅電極25aとコ
ンスタンタン電極25bとの間に生じる起電力によって病
変部の温度を測定し、治療に最適な温度に加温されてい
るかどうかを確認する。次に、熱電対25の銅電極25aと
インピーダンス計測用電極5aとの間に生体に悪影響を及
ぼさない程度の微弱な交流電流を流すことで、病変部の
電気インピーダンスを測定する。
プローブ本体2を内視鏡を介して体腔内に挿入した後、
バルーン21を膨らませてインピーダンス計測用電極5aお
よび熱電対25の先端を病変部に密着させる。そして、プ
ローブ本体2のアンテナ3からマイクロ波を放射して病
変部を加温するが、このとき熱電対25の銅電極25aとコ
ンスタンタン電極25bとの間に生じる起電力によって病
変部の温度を測定し、治療に最適な温度に加温されてい
るかどうかを確認する。次に、熱電対25の銅電極25aと
インピーダンス計測用電極5aとの間に生体に悪影響を及
ぼさない程度の微弱な交流電流を流すことで、病変部の
電気インピーダンスを測定する。
この実施例によれば、病変部の治療温度を検出するた
めの熱電対25がインピーダンス計測用の一方の電極を兼
ねるので、プローブ本体2をさほど大型化することな
く、病変部の温度測定とインピーダンス測定の両方を行
うことができる。
めの熱電対25がインピーダンス計測用の一方の電極を兼
ねるので、プローブ本体2をさほど大型化することな
く、病変部の温度測定とインピーダンス測定の両方を行
うことができる。
第7図は本発明の第5の実施例を示す。
この実施例はインピーダンス計測用電極5a〜5cの先端
を針状に形成し、これを体腔15の側壁の表面下に発生し
た病変部16に体腔壁を通じて刺入することで、体腔壁の
表面下に発生した病変部16に対してもその電気インピー
ダンスを測定できるようにしたものである。
を針状に形成し、これを体腔15の側壁の表面下に発生し
た病変部16に体腔壁を通じて刺入することで、体腔壁の
表面下に発生した病変部16に対してもその電気インピー
ダンスを測定できるようにしたものである。
なお、本発明は上記各実施例に限定されるものではな
い。例えば第1の実施例において、インピーダンス計測
用電極を3本設けたが、これは2本でも、あるいはもっ
と多数本設けてもよい。多数本設けた場合、電気インピ
ーダンスを測定する電極間の組み合わせを多く選択で
き、また短いピッチでインピーダンスを測定できるよう
になり、より詳細な測定が可能となる。
い。例えば第1の実施例において、インピーダンス計測
用電極を3本設けたが、これは2本でも、あるいはもっ
と多数本設けてもよい。多数本設けた場合、電気インピ
ーダンスを測定する電極間の組み合わせを多く選択で
き、また短いピッチでインピーダンスを測定できるよう
になり、より詳細な測定が可能となる。
また、第1の実施例において、プローブ本体およびイ
ンピーダンス計測用電極をカテーテル内に挿通し、これ
を体腔内に挿入したが、カテーテルを内視鏡の鉗子チャ
ンネル内に挿通し、病変部を内視鏡の観察下で治療し、
かつインピーダンスの測定を行うようにすれば、上記電
極の病変部への密着の程度を確認でき、より確実な測定
が可能となる。
ンピーダンス計測用電極をカテーテル内に挿通し、これ
を体腔内に挿入したが、カテーテルを内視鏡の鉗子チャ
ンネル内に挿通し、病変部を内視鏡の観察下で治療し、
かつインピーダンスの測定を行うようにすれば、上記電
極の病変部への密着の程度を確認でき、より確実な測定
が可能となる。
さらに、第1の実施例において、インピーダンス計測
用電極間に交流電流を流したが、交流に代えて直流を流
すようにしてもよい。
用電極間に交流電流を流したが、交流に代えて直流を流
すようにしてもよい。
[発明の効果] 以上述べたように本発明によれば、プローブ本体の加
温手段の周辺にインピーダンス計測用電極を設け、この
電極によって被加温部のインピーダンスを測定するよう
にしたから、患部の治療効果を定量的に、かつ短時間で
確認でき、したがって患部の治療の進み度合いが確実に
把握できるようになって過度の加温処置あるいは処置不
足等の危険をなくすことができる。
温手段の周辺にインピーダンス計測用電極を設け、この
電極によって被加温部のインピーダンスを測定するよう
にしたから、患部の治療効果を定量的に、かつ短時間で
確認でき、したがって患部の治療の進み度合いが確実に
把握できるようになって過度の加温処置あるいは処置不
足等の危険をなくすことができる。
第1図は本発明の第1の実施例を示す温熱治療用プロー
ブの先端部の斜視図、第2図は同じく使用状態図、第3
図は同じく全体構成図、第4図は本発明の第2の実施例
を示す温熱治療用プローブの先端部の使用状態図、第5
図は本発明の第3の実施例を示す温熱治療用プローブの
先端部の側面図、第6図は本発明の第4の実施例を示す
温熱治療用プローブの先端部の側面図、第7図は本発明
の第5の実施例を示す温熱治療用プローブの先端部の使
用状態図である。 2……プローブ本体、3……アンテナ(加温手段)、5a
〜5c……インピーダンス計測用電極、15……体腔、16…
…病変部(患部)。
ブの先端部の斜視図、第2図は同じく使用状態図、第3
図は同じく全体構成図、第4図は本発明の第2の実施例
を示す温熱治療用プローブの先端部の使用状態図、第5
図は本発明の第3の実施例を示す温熱治療用プローブの
先端部の側面図、第6図は本発明の第4の実施例を示す
温熱治療用プローブの先端部の側面図、第7図は本発明
の第5の実施例を示す温熱治療用プローブの先端部の使
用状態図である。 2……プローブ本体、3……アンテナ(加温手段)、5a
〜5c……インピーダンス計測用電極、15……体腔、16…
…病変部(患部)。
Claims (1)
- 【請求項1】加温手段を有したプローブ本体を体腔内に
挿入し、上記加温手段によって患部を加温治療する温熱
治療用プローブにおいて、上記プローブ本体の加温手段
の周辺に被加温部の生体組織に接触し、その部位のイン
ピーダンスを計測するための電極を設けたことを特徴と
する温熱治療用プローブ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17861389A JP2732675B2 (ja) | 1989-07-11 | 1989-07-11 | 温熱治療用プローブ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17861389A JP2732675B2 (ja) | 1989-07-11 | 1989-07-11 | 温熱治療用プローブ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0341950A JPH0341950A (ja) | 1991-02-22 |
JP2732675B2 true JP2732675B2 (ja) | 1998-03-30 |
Family
ID=16051509
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17861389A Expired - Lifetime JP2732675B2 (ja) | 1989-07-11 | 1989-07-11 | 温熱治療用プローブ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2732675B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008117789A1 (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-02 | National University Corporation Shiga University Of Medical Science | マイクロ波手術装置 |
-
1989
- 1989-07-11 JP JP17861389A patent/JP2732675B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2008117789A1 (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-02 | National University Corporation Shiga University Of Medical Science | マイクロ波手術装置 |
JP2008237627A (ja) * | 2007-03-27 | 2008-10-09 | Shiga Univ Of Medical Science | マイクロ波手術装置 |
US9289260B2 (en) | 2007-03-27 | 2016-03-22 | National University Corporation Shiga University Of Medical Science | Microwave surgical device |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0341950A (ja) | 1991-02-22 |
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