JP2729345B2 - スクイブ異常検出回路の異常診断装置 - Google Patents

スクイブ異常検出回路の異常診断装置

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JP2729345B2 JP16285693A JP16285693A JP2729345B2 JP 2729345 B2 JP2729345 B2 JP 2729345B2 JP 16285693 A JP16285693 A JP 16285693A JP 16285693 A JP16285693 A JP 16285693A JP 2729345 B2 JP2729345 B2 JP 2729345B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はエアバッグダイアグノー
シス・システムを構成するスクイブ異常検出回路に異常
があるかどうかを診断するスクイブ異常検出回路の異常
診断装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図5は現在主として用いられているスク
イブ異常検出回路を概略的に示した回路構成図である。
図5において、50はスクイブ異常検出回路、20はス
クイブを示しており、スクイブ20のプラス端側は電流
制限用抵抗R4 を介して電源電圧VD に接続されてお
り、スクイブ20のマイナス端側はスイッチングトラン
ジスタTR50 を介して接地されている。前記電流制限用
抵抗R4 には抵抗R5 とスイッチS1とで構成されたセ
−フィングセンサ14が並列に接続されており、接続点
Aおよび接続点Cはオペアンプ51に接続され、オペア
ンプ51は図示しないA/Dコンバータを介してマイク
ロコンピュータ(図示せず)に接続されている。なお、
スイッチングトランジスタTR50 のベ−スにはマイクロ
コンピュータ(図示せず)からスイッチングに関する制
御信号が入力されるようになっている。
【0003】上記の如く構成された回路において、スク
イブ20が正常であるかどうかの検出(=スクイブ20
の抵抗値RS の測定)は、以下のように行なわれてい
る。スイッチングトランジスタTR50 をオンさせてスク
イブ20に試験電流を流し、スクイブ20の両端に電位
差ΔVを発生させる。次に、接続点Aの電位をモニタ
し、前記試験電流の大きさIを算出する。そして、これ
ら電位差ΔVと試験電流の大きさIとからスクイブ20
の抵抗値RS (=ΔV/I)を求めている。
【0004】しかし、上記したスクイブ20の抵抗値R
S の検出方法には以下に示す問題点がある。エアバッグ
装置は通常、ステアリングホイール内に装着されてお
り、スクイブ20へのワイヤハーネスは、クラクッショ
ンへ電流を供給するワイヤハーネスとハイ側どうし及び
ロー側どうしが撚り合わされている。このため、スクイ
ブ20へのワイヤハーネスが前記クラクッションへ電流
を供給するワイヤハーネスとレアショートする可能性が
ある。スクイブ20へのワイヤハ−ネスがレアショート
すると、レアショートしていない場合に対してスクイブ
20に流れる試験電流値がわずかではあるが変化し、ス
クイブ20の抵抗値RS を精密に測定することができな
くなってしまうという問題が生ずる。
【0005】例えば、スクイブ20に25mA程度の試
験電流を供給した場合、スクイブ20のハイ側のワイヤ
ハーネスが前記クラクションのハイ側のワイヤハーネス
を介して+Bレアショートしていると、該クラクション
のハイ側のワイヤハ−ネスからスクイブ20のプラス端
に電流が流れ込み、スクイブ20に流れる電流値は50
mA程度になる。この時、スクイブ20のプラス端側
(=接続点A)の電位は上昇し、また、スクイブ20の
両端の電位差ΔVも大きくなる。一方、スクイブ20の
ロー側のワイヤハーネスが前記クラクションのロー側の
ワイヤハ−ネスを介してGNDレアショートしている
と、スクイブ20のマイナス端から電流が流れ出し、ス
クイブ20に流れる電流値は10mA程度になる。この
時、前記接続点Aの電位は下降し、前記電位差ΔVも小
さくなる。
【0006】このように、スクイブ20へのワイヤハー
ネスにレアショートが生じると、スクイブ20を流れる
電流値が変化し、前記接続点Aの電位及びスクイブ20
の両端の電位差ΔVが変動する。したがって、前記接続
点Aの電位と前記電位差ΔVとをモニタしてスクイブ2
0の抵抗値を求めるようになっているスクイブ異常検出
回路(図5)の場合、スクイブ20へのワイヤハーネス
にレアショートが生じると、該レアショートにより変動
した接続点Aの電位およびスクイブ20の両端の電位差
ΔVに基づいてスクイブ20の抵抗値RS を算出するこ
とになり、スクイブ20の抵抗値RS を誤検出してしま
うという問題点がある。
【0007】以上述べたように、図5に示した従来のス
クイブ異常検出回路50には上記した問題点がある。そ
こで、スクイブ20の抵抗値RS を測定する際にスクイ
ブ20へのワイヤハーネスにレアショートが生じている
かどうかを判定することができ、抵抗値RS を精密に検
出し、スクイブ20の正常・異常を正確に判別すること
ができる回路となるように、図5に示した回路を改良し
たスクイブ異常検出回路60(図6)を本発明者は先に
提案した。
【0008】<改良例>図6に示したスクイブ異常検出
回路60が図5に示したスクイブ異常検出回路50と異
なっているのは、電流制限用抵抗R4 と接続点Aとの間
にスイッチングトランジスタTRHが介装されて第1の異
常検出回路12が構成され、また、スイッチングトラン
ジスタTRLと電流制限用抵抗R3 とが直列に接続された
第2の異常検出回路13がスイッチングトランジスタT
R50 に並列に接続されている点であり、その他の構成は
同じである。スクイブ異常検出回路60においては、ス
クイブ20のプラス端側である接続点Aの電位とマイナ
ス端側である接続点Cの電位、およびスクイブ20の両
端の電位差ΔVをモニタすることができるようになって
いる。
【0009】上記の如く構成されたスクイブ異常検出回
路60において、スクイブ20の抵抗値RS の検出は、
以下のように行なわれる。まず、マイクロコンピュータ
(図示せず)によりスイッチングトランジスタT RHおよ
びスイッチングトランジスタTRLがオンされる。つい
で、電源電圧VD から電流制限用抵抗R4 ースイッチン
グトランジスタTRHースクイブ20ー電流制限用抵抗R
3 ースイッチングトランジスタTRLの経路でスクイブ2
0に試験電流が供給される。そして、該試験電流により
生じるスクイブ20の両端の電位差ΔVに基づいてスク
イブ20の抵抗値RS が検出される。
【0010】次に、スクイブ異常検出回路60を用いれ
ば、スクイブ20へのワイヤハーネスにレアショートが
生じているかどうかを判定することができ、スクイブ2
0の抵抗値RS を正確に検出することができることを、
簡単に説明する。 [+Bレアショートが生じている場合]スクイブ20へ
のハイ側のワイヤハーネスが+Bレアショートすると、
接続点Aおよび接続点Cの電位がともに上昇する。この
とき、接続点Cの電位をモニタし、電流制限用抵抗R3
を流れる電流IL が算出される(接続点Cの電位をVC
とすると、IL =VC /R3 となる)。そして、該電流
L とスクイブ20の両端の電位差ΔVとに基づいて、
+Bレアショートでスクイブ20のプラス端に流れ込む
電流による検出誤差がキャンセルされる。
【0011】[GNDレアショートしている場合]スク
イブ20へのロー側のワイヤハーネスがGNDレアショ
ートすると、接続点Aおよび接続点Cの電位がともに下
降する。このとき、接続点Aの電位をモニタして電流制
限用抵抗R4 を流れる電流IH が算出される(接続点A
の電位をV A とすると、IH =(VD −VA )/R4
なる)。そして、該電流IH とスクイブ20の両端の電
位差ΔVとに基づいて、GNDレアショートでスクイブ
20のマイナス端から流れ出す電流による検出誤差がキ
ャンセルされる。以上説明したようにスクイブ異常検出
回路60を用いれば、スクイブ20へのワイヤハーネス
にレアショトが生じているかどうかを判定することがで
き、スクイブ20の抵抗値RS を正確に検出することが
できる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、スクイ
ブ異常検出回路60の第1の異常検出回路12を構成す
るスイッチングトランジスタTRHおよび/または第2の
異常検出回路13を構成するスイッチングトランジスタ
RLが正常でなければ、スクイブ異常検出回路60にお
ける上記した効果を得ることはできない。つまり、スク
イブ異常検出回路60には、前記第1の異常検出回路1
2および/または第2の異常検出回路13が故障してい
れば、スクイブ20は正常であるにもかかわらず、スク
イブ20が異常であると誤検出されてしまうという課題
がある。
【0013】本発明は上記課題に鑑みなされたものであ
り、スクイブ異常検出回路を構成する第1の異常検出回
路および第2の異常検出回路に異常がないかどうかを診
断することができるスクイブ異常検出回路の異常診断装
置を提供することを目的としている。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明に係るスクイブ異常検出回路の異常診断装置
は、電源電圧のプラス側とスクイブの一端との間に抵抗
とトランジスタとで構成され、前記スクイブの異常を検
出する第1の異常検出回路が介装され、前記スクイブの
他端とアースとの間に、抵抗とトランジスタとで構成さ
れて前記スクイブの異常を検出する第2の異常検出回路
が介装され、前記第1の異常検出回路には並列にスイッ
チと抵抗等で構成されたセーフィングセンサが接続さ
れ、前記第2の異常検出回路には並列に第2の抵抗が接
続され、前記スクイブの一端および前記第2の異常検出
回路と前記第2の抵抗との接続点Bは前記一端および前
記接続点Bの電位をモニタするモニタ手段を介してマイ
クロコンピュータに接続され、該マイクロコンピュータ
は前記第1の異常検出回路を構成するトランジスタおよ
び前記第2の異常検出回路を構成するトランジスタに接
続されていることを特徴としている。
【0015】
【作用】上記構成に係るスクイブ異常検出回路の異常診
断装置においては、前記接続点Bの電位VB と前記スク
イブの一端(=該スクイブの一端と前記第1の異常検出
回路との接続点A)の電位VA とが前記モニタ手段によ
りモニタされる。前記第1の異常検出回路のスイッチン
グトランジスタおよび/または前記第2の異常検出回路
のスイッチングトランジスタの異常・正常を判断する場
合は、以下のように行なわれる。
【0016】前記両スイッチングトランジスタを共にオ
フさせた状態で、あるいはどちらか一方のスイッチング
トランジスタのみをオンさせた状態で、実際にモニタし
て得られる接続点Aの電位VA と、接続点Bの電位VB
とが所定の大小関係にあるかどうかが比較される。ま
た、前記両トランジスタが正常であれば、前記第1の抵
抗、前記第2の抵抗、前記セーフィンングセンサを構成
する抵抗、前記第1の異常検出回路を構成する抵抗およ
び前記第2の異常検出回路を構成する抵抗とで前記電源
電圧を分圧して得ることができる接続点Aにおける電位
A の理論値と前記モニタされた電位VA との大きさが
比較され、前記および該比較の結果に基づいて前記両ス
イッチングトランジスタの正常・異常が判断される。
【0017】
【実施例】以下、本発明に係るスクイブ異常検出回路の
異常診断装置の実施例を図面に基づいて説明する。な
お、従来例と同一の機能を有する構成部品については同
じ符合を付すことにする。
【0018】図1は実施例に係るスクイブ異常検出回路
の異常診断装置10を概略的に示した回路構成図であ
る。図1において、12はスイッチングトランジスタT
RHと電流制限用抵抗R4 とで構成された第1の異常検出
回路を示しており、スイッチングトランジスタのエミッ
タは電源電圧VD に接続され、コレクタは電流制限用抵
抗R4 を介して接続点Aに接続されている。接続点Aは
スクイブ20のプラス側に接続されており、スクイブ2
0のマイナス側は第2の異常検出回路13、接続点Bお
よび第1の抵抗R1 を介して接地されている。第2の異
常検出回路13は電流制限用抵抗R3 とスイッチングト
ランジスタTRLとで構成されており、電流制限用抵抗R
3 の一端はスクイブ20のマイナス側に接続され、他端
はスイッチングトランジスタTRLのコレクタに接続さ
れ、スイッチングトランジスタTRLのエミッタは接続点
Bに接続されている。
【0019】また、第1の異常検出回路12には並列に
抵抗R5 とスイッチS1とで構成されたセーフィングセ
ンサ14が接続されており、第2の異常検出回路13に
は並列に第2の抵抗R2 が接続されている。接続点Aお
よび接続点Bはオペアンプ15に接続されており、オペ
アンプ15はA/Dコンバータ16を介してマイクロコ
ンピュータ17に接続されている。マイクロコンピュー
タ17は第1の異常検出回路12を構成するスイッチン
グトランジスタTRHのベースおよび第2の異常検出回路
を構成するスイッチングトランジスタTRLのベースにそ
れぞれ接続されている。なお、図1には示していない
が、説明するまでもなくスクイブ20の両端の電位もオ
ペアンプ(図示せず)およびA/Dコンバータ(図示せ
ず)を介してマイクロコンピュータ17に入力され、モ
ニタすることができるようになっている。
【0020】上記の如く構成されたスクイブ異常検出回
路の異常診断装置10の動作を図2〜図4に基づいて説
明する。図2は第1の異常検出回路12および第2の異
常検出回路13の異常を診断する処理に関するマイクロ
コンピュータ17の動作を示したフローチャートであ
り、図3及び図4はマイクロコンピュータ17によりス
イッチングトランジスタTRHおよびスイッチングトラン
ジスタTRLがオン・オフされた際、電源電圧VD からス
クイブ20に供給される電流が流れる経路を示した等価
回路である。
【0021】まず、図3、図4に示した等価回路から説
明する。図3(a)はスイッチングトランジスタTRH
よびスイッチングトランジスタTRLが共にオフされてい
る場合を示している。スクイブ20の抵抗値RS は通常
2〜3Ω程度であり、R1 〜R5 の抵抗値に比べてかな
り小さい。したがって、図3(a)の場合、実際はスク
イブの抵抗値RS を含む分、下記式で示される値より
もごく僅か大きくなるが、実際的には接続点Aの電位V
Aaは、VAa=p・VD ‥‥ とみなしてよい。ただ
し、p=(R1 +R2 )/(R1 +R2 +R5 )であ
る。
【0022】図3(b)はスイッチングトランジスタT
RHがオフされてスイッチングトランジスタTRLがオンさ
れている場合を示している。上記と同様に図3(b)の
場合、接続点Aの電位VAbは、VAb=m・VD ‥‥
となる。ただし、m=(R1 +R23)/(R1 +R
23+R5 )、R23=R2 ・R3 /(R2 +R3 )であ
る。
【0023】図4(a)はスイッチングトランジスタT
RHがオンされてスイッチングトランジスタTRLがオフさ
れている場合を示している。上記と同様に図4(a)の
場合、接続点Aの電位VAcは、VAc=r・VD ‥‥
となる。ただし、r=(R1 +R2 )/(R1 +R
2 +R45)、R45=R4 ・R5 /(R4 +R5 )であ
る。
【0024】図4(b)はスイッチングトランジスタT
RHおよびスイッチングトランジスタTRLが共にオンされ
ている場合を示している。上記と同様に図4(b)の場
合、接続点Aの電位VAdは、VAd=VD ・(R1
23)/(R1 +R23+R45) ‥‥ となる。
【0025】次に、図2に示したフローチャートに基づ
いて第1の異常検出回路12および/または第2の異常
検出回路13に異常があるかどうかを診断するマイクロ
コンピュータ17における異常診断処理を説明する。ま
ずステップ1では、マイクロコンピュータ17からスイ
ッチングトランジスタTRHおよびスイッチングトランジ
スタTRLに対して共にオフさせるスイッチング信号が入
力される。図3、図4に示した等価回路から解るよう
に、接続点Aの電位VA がもっとも低くなるのは図3
(b)における理論値VAbの場合である。ステップ2で
は、ステップ1で設定した状態の下で、実際にモニタし
て得られる接続点Aの電位VA が図3(b)で示した理
論値VAb(=m・VD )よりもさらに低いかどうか、す
なわち、VA <VAbであるかどうかが判断される。VA
<V Abであれば、ステップ3に移ってスクイブ20がG
NDショートしているか或はセーフィングセンサ14が
オープンとなっている可能性があると判断される。一
方、ステップ2においてVA ≧VAbであると判断された
場合は、ステップ4に進む。
【0026】ステップ4では実際にモニタして得ること
ができる接続点Aの電位VA と接続点Bの電位VB
が、 VA <n・VB の関係にあるかどうかが判断さ
れる。ただし、n=(R1 +R2 )/R1 である。と
ころで図3(a)の場合、VAa=n・VBa 、図3
(b)の場合、VAb=VBb・(R1 +R23)/R1
ある。したがってステップ1の状態で、スイッチングト
ランジスタTRLがショートしていなければ、 VA =n
・VB となるが、スイッチングトランジスタTRLがシ
ョートしていれば、 VA =VB ・(R1 +R23)/R
1 となる。ここで、R2 >R23で、n>(R1
23)/R1 であるから、スイッチングトランジスタT
RLがショートしている場合、実際にモニタして得られる
接続点Bの電位VBにn=(R1 +R2 )/R1 を乗算
して得られる値は、実際にモニタして得られる接続点A
の電位VA よりも必ず大きくなる。よって、ステップ4
において前記関係がイエスと判断された場合は、ステッ
プ5においてスイッチングトランジスタTRLがショート
していると見なされ、ノーと判断された場合はステップ
6に進む。
【0027】ステップ6では接続点Aの電位VA が V
A >p・VD なる関係を満たしているかどうかが判断
される。スクイブ異常検出回路の異常診断装置10に異
常がなければ、図3(a)に示したようにステップ1の
状態において、接続点Aの電位VA は、ほぼ p・VD
となる。よって、ステップ6においてVA >p・V D
と判断された場合は、ステップ7において、セーフィン
グセンサ14がショ−トして接続点Aが直接電源に接続
された状態になっているか、あるいはスイッチングトラ
ンジスタTRHがショートして接続点Aと電源電圧VD
の間に介装される抵抗がR45(<R5 )となって接続点
Aの電位が上昇したとみなされる。一方、ステップ6で
ノ−と判断された場合は、ステップ8に進んで、スイッ
チングトランジスタTRLに対してオン信号を入力する。
【0028】ステップ9では接続点Aの電位VA が、
A >q・VB であるかどうか判断される。ただし、
q=(R1 +R23)/R1 である。ステップ9ではス
テップ4における判断処理とは逆の観点に立った判断処
理が行なわれる。すなわち、スイッチングトランジスタ
RLがオープンでなければ VA =q・VB となる
が、スイッチングトランジスタTRLがオープンであれ
ば、VA =n・VB となる。前記したように、q<n
であるから、スイッチングトランジスタTRLがオープン
している場合のVB にqを乗算して得られる値は、その
ときに実際にモニタして得られる接続点Aの電位VA
りも必ず小さくなる。したがってステップ9において、
A >q・VB であると判断されたときは、ステップ1
0においてスイッチングトランジスタTRLがオープンし
ているとみなされ、 VA ≦q・VBであると判断され
た場合はステップ11に進む。
【0029】ステップ11ではスイッチングトランジス
タTRHに対してオン信号が入力され、スイッチングトラ
ンジスタTRLに対してオフ信号が入力される。ステップ
12では VA <r・VD であるかどうかが判断され
る。スイッチングトランジスタTRHが正常であれば、こ
の時の等価回路は図4(a)に示したものになり、接続
点Aの電位VA は VA =r・VD となる。しかし、ス
イッチングトランジスタTRHがオープンであれば、この
時の等価回路は図3(a)に示したものとなり、VA
p・VD となる。ここで、r>p であるから、スイッ
チングトランジスタTRHがオープンしているときのVB
にrを乗算して得られる値は、そのとき実際にモニタし
て得られる接続点Aの電位VA よりも必ず大きくなる。
よって、ステップ12の判断においてイエスと判断され
た場合は、ステップ13に移ってスイッチングトランジ
スタTRHがオープンしていると見なされ、一方、ステッ
プ12でノーと判断された場合は、ステップ14に進
み、スクイブ20のオープン・ショート検知処理を開始
する。
【0030】以上説明したように実施例に係るスクイブ
異常検出回路の異常診断装置10を用いれば、スクイブ
20のオープン・ショート異常を検知する処理を行なう
前に、第1異常検出回路12を構成するスイッチングト
ランジスタTRHおよび第2異常検出回路を構成するスイ
ッチングトランジスタTRLに異常がないかどうかを診断
することができる。
【0031】
【発明の効果】以上詳述したように本発明に係るスクイ
ブ異常検出回路の異常診断装置を用いれば、スクイブの
異常を検知する処理を行なう前に、第1の異常検出回路
を構成するスイッチングトランジスタおよび第2の異常
検出回路を構成するスイッチングトランジスタに異常が
ないかどうかを診断することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るスクイブ異常検出回路の異常診断
装置の実施例を概略的に示した回路構成図である。
【図2】マイクロコンピュータの異常診断処理に関する
動作を示したフローチャートである。
【図3】及び
【図4】(a)、(b)はスイッチングトランジスタの
オン・オフ状態に応じて流れる電流の経路を示した等価
回路である。
【図5】従来のスクイブ異常検出回路を概略的に示した
回路構成図である。
【図6】従来例を改良した改良例を概略的に示した回路
構成図である。
【符号の説明】
10 スクイブ異常検出回路の異常診断装置 12 第1の異常検出回路 13 第2の異常検出回路 14 セーフィングセンサ 15 オペアンプ(モニタ手段) 16 A/Dコンバータ(モニタ手段) 17 マイクロコンピュータ 20 スクイブ R1 第1の抵抗 R2 第2の抵抗
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G01R 31/00 (56)参考文献 特開 平6−171455(JP,A) 特開 平6−74987(JP,A) 特開 平6−72281(JP,A) 特開 平6−72279(JP,A) 特開 平5−319201(JP,A) 特開 平5−278560(JP,A) 特開 平5−262201(JP,A) 特開 平5−178163(JP,A) 特開 平4−266550(JP,A) 特開 平4−185552(JP,A) 特開 平1−306343(JP,A)

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電源電圧のプラス側とスクイブの一端と
    の間に抵抗とトランジスタとで構成され、前記スクイブ
    の異常を検出する第1の異常検出回路が介装され、 前記スクイブの他端とアースとの間に、抵抗とトランジ
    スタとで構成されて前記スクイブの異常を検出する第2
    の異常検出回路および第1の抵抗が介装され、 前記第1の異常検出回路には並列にスイッチと抵抗等で
    構成されたセーフィングセンサが接続され、前記第2の
    異常検出回路には並列に第2の抵抗が接続され、 前記スクイブの一端および前記第2の異常検出回路と前
    記第2の抵抗との接続点Bは前記一端および前記接続点
    Bの電位をモニタするモニタ手段を介してマイクロコン
    ピュータに接続され、 該マイクロコンピュータは前記第1の異常検出回路を構
    成するトランジスタおよび前記第2の異常検出回路を構
    成するトランジスタに接続されていることを特徴とする
    スクイブ異常検出回路の異常診断装置。
JP16285693A 1993-06-30 1993-06-30 スクイブ異常検出回路の異常診断装置 Expired - Fee Related JP2729345B2 (ja)

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