JP2728746B2 - 光ディスク装置およびトラック数検出方法 - Google Patents

光ディスク装置およびトラック数検出方法

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JP2728746B2
JP2728746B2 JP25491889A JP25491889A JP2728746B2 JP 2728746 B2 JP2728746 B2 JP 2728746B2 JP 25491889 A JP25491889 A JP 25491889A JP 25491889 A JP25491889 A JP 25491889A JP 2728746 B2 JP2728746 B2 JP 2728746B2
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  • Moving Of The Head For Recording And Reproducing By Optical Means (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) 本発明は、サンプルサーボ方式の光ディスクを用いて
情報の記録や再生を行なう光ディスク装置および該光デ
ィスク装置におけるアクセス時のトラック数検出方法に
関する。
(従来の技術) サンプルサーボ方式の光ディスクは、第6図に示すよ
うに螺旋状または同心円状に形成されたトラック61上
に、サーボパターン62を間欠的に形成したものである。
記録再生時にはサーボパターン62に対応した検出信号か
ら、クロック再生、トラッキング及びトラックアクセス
に必要な信号が得られる。
第7図はサーボパターン62の公知例を示したもので、
トラック61の中心に対し左右に振分けて配置されたウォ
ブルドピット71,72と、グレイコード部73と、ミラー部7
4及びクロックピット75を有する。ウォブルドピット71,
72はトラッキング信号を得るためのものであり、ミラー
部74はフォーカス誤差信号を得るためのものであり、ま
たクロックピット75は記録・再生時にクロック信号を再
生するためのものである。
グレイコード部73は、トラックアクセスなどのために
光ビームが光ディスク1上を相対的に移動する際に光ビ
ームが横切るトラックの数(クロストラック数)を検出
するための、トラック61毎に変化する特定のピットパタ
ーン(この場合、グレイコードパターン)であり、n種
類(この例ではn=16)のパターンが設定され、隣接す
るnトラックにわたり形成されている。このnトラック
にわたって形成されたグレイコードパターンの組を1セ
ットという。そして、これらのグレイコードのセットが
光ディスク1の半径方向に複数セット設けられている。
トラックアクセス時には、サンプルタイミング毎にグ
レイコード部73に対応した検出信号からグレイコードパ
ターンが読取られる。例えばグレイコード部73のトラッ
クA,B上のグレイコードパターンを第8(a)(b)と
すると、グレイコード部73から光検出器によって得られ
る検出信号は第8図(c)(d)のようになり、これら
をクロック信号を用いて二値化整形することによって、
第8図(e)(f)のようにグレイコードパターンが読
取られる。
現サンプルタイミング時に読取られたグレイコードパ
ターンと前サンプルタイミング時に読取られたグレイコ
ードパターンとを比較することにより、両サンプルタイ
ミング間でのクロストラック数を各サンプルタイミング
においてトラッククロス方向の情報とともに検出するこ
とができる。例えば第7図の例のようにグレイコードパ
ターンが16種類の場合、8トラックまでのクロストラッ
ク数を検出できる。そして、各サンプルタイミング間で
得られるクロストラック数から光ディスクに対する光ビ
ームの相対移動速度を推定し、さらにクロストラック数
を積算することにより、アクセス中の総トラック数を求
めたり、目的のトラックまでの移動距離を知り、トラッ
クアクセス速度を切換えるなどの制御を行なうことがで
きる。
このようにサンプルタイミング間のクロストラック数
と光ビームの相対移動方向、光ビームの相対移動速度お
よび総トラック数などの情報に基づいて、トラックアク
セス動作が行なわれる。なお、一般にトラックアクセス
は目標トラックまでの距離が比較的長い場合、最初は高
速で行なわれ、目標トラックに近付くと減速されて低速
で行なわれる。
ところで、トラックアクセス時にはトラック上ばかり
でなく、トラック間領域からもレベルは低いが検出信号
が得られ、また光ビームのスポットがある程度の大きさ
を持っているために、隣接トラックからのクロストーク
の影響が各トラックからの検出信号に生じる。このよう
なトラック間領域からの検出信号や隣接トラックからの
クロストークの影響により、高速トラックアクセス時に
はグレイコード部73からの検出信号のピーク位置がシフ
トしたり、クロックピット75から得られるクロック信号
の位相が乱れたりすると、グレイコードパターンが実際
とは異なるパターンとして読取られてしまうことがあ
る。
このような場合、サンプルタイミング間のクロストラ
ック数を正確に検出することができず、またサンプルタ
イミング間のクロストラック数から推定される光ビーム
の相対移動速度や、総トラック数も誤ってしまう結果と
なる。特に総トラック数はサンプルタイミング間のクロ
ストラック数をアクセス中積算することによって求まる
ので、クロストラック数の誤りが蓄積されてしまい、総
トラック数に大きな誤差が生じる。
(発明が解決しようとする課題) 上述したように、従来の方式では特に高速アクセス
時、トラック間領域からの検出信号や隣接トラックから
のクロストークなどの影響により、クロストラック数検
出のためのグレイコードパターンを誤って読取ってしま
うことがある。このため、サンプルタイミング間のクロ
ストラック数を正しく検出することが難しく、またクロ
ストラック数から推定される光ビームの相対移動速度、
総トラック数の情報も誤まる可能性が高く、トラックア
クセス動作の信頼性が低いという問題があった。
本発明は、サンプルサーボ方式の光ディスクにおける
トラックアクセス時のトラック数を正確に検出できる光
ディスク装置およびトラック数検出方法を提供すること
を目的とする。
[発明の構成] (課題を解決するための手段) 本発明の光ディスク装置は、アクセススタート時に読
取られた初期位置トラック上の前記ピットパターンを記
憶する初期パターン記憶手段と、この初期パターン記憶
手段に記憶されている初期位置トラック上のピットパタ
ーンとアクセス中に読取られた現在位置トラック上のピ
ットパターンとを比較して、初期位置トラックから現在
位置トラックまでのトラック数のうちで前記所定トラッ
ク数の正の整数倍に満たない剰余トラック数を検出する
剰余トラック数検出手段と、アクセス中に光ビームが前
記セットをクロスしたクロスセット数を計数するクロス
セット数計数手段と、アクセススタート時から前記クロ
スセット数計数手段により計数されたクロスセット数に
前記所定トラック数を乗じた数と、前記剰余トラック数
とを加算して、初期位置トラックから現在位置トラック
までのトラック数を求めるトラック数演算手段とを具備
することを基本的な特徴としている。
また、本発明ではより好ましくは更に、前記ピットパ
ターンの読取りエラーの有無をサンプルタイミング毎に
判定する読取りエラー判定手段と、この判定手段により
読取りエラー無しと判定されたサンプルタイミング毎
に、読取られた前記ピットパターンを前サンプルタイミ
ングで読取られた前記ピットパターンと比較して、これ
ら両サンプルタイミング間で前記光ビームが前記トラッ
クをクロスしたクロストラック数を検出するクロストラ
ック数検出手段と、このクロストラック数検出手段によ
り検出されたクロストラック数を記憶するクロストラッ
ク数記憶手段と、読取りエラー有りと判定された時、前
記クロストラック数記憶手段に記憶されているクロスト
ラック数を読取りエラーの連続発生回数だけ積算するク
ロストラック数積算手段と、読取りエラー無しと判定さ
れた時は前記トラック数演算手段の演算結果を出力し、
読取りエラー有りと判定された時は該演算結果に前記ク
ロストラック数積算手段の積算結果を加算した結果を出
力する出力手段とを有する。
この場合、クロスセット数計数手段は、好ましくは読
取りエラー無しと判定された時は前記剰余トラック数検
出手段の検出結果を監視することにより光ビームが前記
セットをクロスしたかどうかを調べ、読取りエラー有り
と判定された時は前記出力手段の出力結果を監視するこ
とにより前記光ビームが前記セットをクロスしたかどう
かを調べ、クロスする毎にカウントアップする構成とす
る。
(作用) 本発明においては、グレイコードなどの特定ピットパ
ターン1セットが形成されたトラックの数をクロスセッ
ト数に乗じた値と、剰余トラック数との和が、初期位置
トラックから現在位置トラックまでのトラック数として
求められる。ここで、剰余トラック数はサンプルタイミ
ング毎にそれ以前のサンプルタイミングにおける読取り
エラーの有無に関係なく求められるので、読取りエラー
による誤差の蓄積はない。一方、クロスセット数は光ビ
ームが複数のトラック上にわたって形成された特定ピッ
トパターンを1セットクロスする毎に得られる値である
から、誤りが生じる可能性は低い。
また、特定ピットパターンの読取りエラーが発生した
場合は、前サンプルタイミングまでの総トラック数に、
読取りエラーがなかった場合の過去のサンプルタイミン
グ間のクロストラック数が加算されることによって、初
期位置トラックから現在位置トラックまでのトラック数
が求められるため、読取りエラーがあってもトラック数
のデータが大きく誤ることはない。
更に、特定ピットパターンの読取りエラーが発生した
場合は、最終的に出力されるトラック数のデータからセ
ット検出を行なうことにより、クロスセット数の計数の
誤りが防止されるので、トラック数検出の信頼性がより
一層向上する。
(実施例) 以下、図面を参照して本発明の実施例を説明する。
第1図は本発明に係る光ディスク装置の第1の実施例
を示すブロック図であり、特にクロストラック数検出に
関する部分の構成を示している。第1図において、光デ
ィスク1は例えば第6図および第7図に示したようなサ
ンプルサーボ方式の光ディスクであり、記録および再生
時には光学ヘッド2により光ビームが照射され、反射光
が光学ヘッド2内の光検出器で検出されて電気信号(以
下、これを検出信号という)が得られる。
この光学ヘッド2から出力される検出信号は、端子3
を介してクロック再生回路4および二値化整形回路6に
入力される。クロック再生回路4により得られたクロッ
ク信号は、タイミング発生回路4および二値化整形回路
6に入力される。クロック再生回路4は、前記検出信号
から第7図のクロックピット75に対応した信号を抽出
し、波形整形してクロック信号を再生する。タイミング
発生回路5は、このクロック信号に基づいて各部で必要
な各種のタイミング信号を発生する。
二値化整形回路6は、光学ヘッド2から出力されるア
ナログ信号である検出信号を二値化し、さらにクロック
信号により方形波に整形する。第4図は二値化整形回路
6の一例であり、第5図は第4図の各部の波形図であ
る。第4図において、コンパレータ41は第5図(a)に
示す検出信号aを第5図(b)に示すように二値化し、
二値化信号bを出力する。D型フリップフロップ42は、
二値化信号bを第5図(c)に示すクロック信号cの例
えば立上りで読み込み、第5図(d)に示すような信号
dをQ端子より出力する。アンド回路44は、フリップフ
ロップ52の出力信号dと、クロック信号cをディレイ回
路43により第5図(e)に示すように一定時間遅延させ
たディレイドクロック信号eとを入力として、クロック
信号cに同期した第5図(f)に示す二値化整形信号f
を出力する。
二値化整形回路6の出力信号は、パターン番号デコー
ダ7に入力される。パターン番号デコーダ7は、二値化
整形回路6の出力信号から第7図のグレイコード部73の
パターンを検出し、これが第7図に示した16種類のパタ
ーンのうちのどのパターンであるかを判定して、そのパ
ターンの番号を示すデータを出力する。このパターン番
号データは、初期パターンラッチ回路8および剰余トラ
ック数検出部9に入力される。初期パターンラッチ回路
8は、アクセススタート時に得られるパターン番号デー
タ、すなわちアクセススタート時に位置している光ビー
ムが初期位置トラック上のグレイコード部のパターン番
号(以下、初期パターン番号という)のデータを記憶保
持する。
剰余トラック数検出部9は、この初期パターン番号デ
ータと、アクセス中にサンプルタイミング毎にパターン
番号デコーダ7から得られる、光ビームが位置している
現在位置のトラック上のグレイコード部のパターン番号
(以下、現パターン番号という)のデータとを比較し、
両番号データの差によって、初期位置トラックから現在
位置トラックまでのトラック数のうちで、グレイコード
1セットが形成されたnトラック(第7図の例ではn=
16)の正の整数(自然数)倍に満たないトラック数A
(これを剰余トラック数という)を検出する。すなわ
ち、剰余トラック数Aは初期位置トラックから現在位置
トラックまでのトラック数をTとした時、Tをグレイコ
ード1セットが形成されたトラック数nで除した場合の
剰余を表わす。n=16の場合、この剰余トラック数Aの
データは4ビットの二進数によって表わされ、A=0の
とき“0000"とすれば、A=15のとき“1111"となる。
剰余トラック数検出部9からの剰余トラック数Aのデ
ータは、セット検出部10に入力される。セット検出部10
は光ビームがグレイコード部を1セット通過する毎に信
号を発生する回路であり、具体的には例えばn=16の場
合、剰余トラック数検出部9で検出された剰余トラック
数Aのデータ(二進数)の23の位の値をチェックし、こ
れが“H"から“L"に反転する度、すなわち剰余トラック
数Aのデータが“1111"から“0000"に変化した時に、1
セット通過したものと判定してパルス信号を発生する。
セット検出部10から出力されるパルス信号は、クロスセ
ット数カウンタ11に入力される。クロスセット数カウン
タ11は、セット数検出部10からのパルス信号が入力され
る毎にカウントアップし、アクセス中に光ビームが検出
したグレイコードのセット数(これをクロスセット数と
いう)Bを示す二進数のデータを出力する。
クロスセット数カウンタ11の出力データは、剰余トラ
ック数検出部9からの出力データとともにトラック数演
算回路12に入力される。トラック数演算回路12では、次
式に示すように剰余トラック数Aと、クロスセット数B
にグレイコード1セットが形成されたトラック数nを乗
じた値n・Bとを加算して、初期位置トラックから現在
位置トラックまでのトラック数Tを算出して、そのトラ
ック数を示すデータを出力する。なお、n=16の場合、
n・Bはクロスセット数Bのデータ(二進数)を4ビッ
ト上位の桁にビットシフトすればよく、トラック数演算
回路12はビットシフタと加算器で実現される。
T=A+n・B ここで、クロスセット数Bは光ビームがグレイコード
を1セットクロスする毎に、すなわちトラックをn本ク
ロスする毎に1個増加する値であるから、誤りが生じる
可能性は低い。
一方、剰余トラック数Aは剰余トラック数検出部9で
初期パターン番号と現在パターン番号との比較により得
られるデータであって、サンプルタイミング毎にそれ以
前のサンプルタイミングで得られた現在パターン番号に
関係なく更新される値である。すなわち、グレイコード
部のパターンの読取りに際して、あるサンプルタイミン
グで読取りエラーが発生しても、次のサンプルタイミン
グでグレイコード部のパターンが正しく読取られれば、
それより以前のサンプルタイミングでの読取りエラーの
有無に関係なく正しい値が得られる。
従って、この実施例によればアクセス中におけるトラ
ック数の検出誤りが蓄積されることがなく、初期位置ト
ラックから現在位置トラックまでのトラック数を大きく
誤ること無く検出でき、信頼性の高いトラック数検出結
果が得られる。
次に、第2図を参照して本発明の第2の実施例を説明
する。第2図にいおいて、符号3〜12のブロックは第1
図とほぼ同様であり、新たにトラック数ラッチ回路13、
前パターンラッチ回路14、クロストラック数検出部15、
クロストラック数ラッチ回路16、読取りエラー判定部1
7、クロストラック数積算回路18、セレクタ19および加
算器20が設けられている。
トラック数ラッチ回路13は、読取りエラー判定部17で
読取りエラー無しと判定された場合の、トラック数演算
回路12で算出されたトラック数を記憶保持する。
前パターンラッチ回路14は、パターン番号デコーダ7
からのパターン番号を次のパターン番号が出力されるま
で記憶保持する。クロストラック数検出部15は、パター
ン番号デコーダ7から出力される現サンプルタイミング
でのパターン番号と前パターンラッチ回路14に記憶保持
されている前サンプルタイミングでのパターン番号とを
比較して、両サンプルタイミング間でのクロストラック
数を検出する。クロストラック数ラッチ回路16は、読取
りエラー判定部17で読取りエラー無し判定された場合の
クロストラック数検出部15で検出されたクロストラック
数のデータを記憶保持する。
読取りエラー判定部17は、二値化整形回路5の出力信
号中のグレイコードパターンの読取りエラーの有無をア
ンプルタイミング毎に判定する回路であり、例えばグレ
イコードパターンである第8図(e)(f)に示される
ようなパルス対の16種類のパターンを予め記憶し、これ
らと検出されたグレイコードパターンとを比較したり、
あるいはクロストラック数検出部15で検出されたサンプ
ルタイミング間のクロストラック数や、これとクロスト
ラック数ラッチ回路16に保持されているクロストラック
数との差であるクロストラック数変化率その他の情報を
基にして、読取りエラーの有無を判定する。例えば、検
出されたグレイコードパターンが、記憶されたグレイコ
ードパターンのいずれかと一致した場合は読取りエラー
無しと判定し、記憶されたグレイコードパターンのいず
れとも一致しない場合は読取りエラー有りと判定する。
クロストラック数積算回路18は、読取りエラー判定部
17で読取りエラー有りと判定された場合、その読取りエ
ラーの連続した発生回数だけ、クロストラック数ラッチ
回路16に保持されているクロストラック数を積算する。
すなわち、読取りエラーの連続発生回数をNとし、クロ
ストラック数をΔTとすれば、クロストラック数積算回
路18はN・ΔTのデータを発生する。
セレクタ19は、読取りエラー判定部17で読取りエラー
無しと判定された場合はクロストラック数積算回路18の
出力データを出力し、読取りエラー有りと判定された場
合はデータ“0"を出力する。セレクタ19の出力データは
加算器20に入力され、総トラック数演算回路13からの出
力データと加算される。
本実施例においては、グレイコードパターンの読取り
エラーが無い場合は、セレクタ19の出力が“0"となるた
め、総トラック数ラッチ回路13からの総トラック数のデ
ータが加算器20を介してそのまま出力され、第1の実施
例と同様となる。一方、グレイコードパターンの読取り
エラーがあった場合は、セレクタ19よりクロストラック
数積算回路18の出力データが出力されるため、総トラッ
ク数ラッチ回路13に保持されている前サンプルタイミン
グまでの総トラック数に、クロストラック数積算回路18
から出力される読取りエラーがなかった場合の過去のサ
ンプルタイミング間のクロストラック数が加算されたデ
ータが加算器20から出力される。従って、グレイコード
部の読取りエラーがあっても、出力される総トラック数
のデータが大きく誤ることはない。
また、本実施例ではグレイコードパターンの読取りエ
ラーが発生した時は、セット検出部10でセット検出を行
なわないので、グレイコードパターンの読取りエラーに
より、剰余トラック数検出部9から出力された剰余トラ
ック数のデータの23の位が誤って、“H"から“L"になっ
たような場合でも、クロスセット数カウンタ11でクロス
セット数の計数を誤まることがない。
第3図は上述した第2の実施例を更に改良した本発明
の第3の実施例を示したもので、セット検出部10に加算
器20から出力されるクロストラック数のデータがセット
検出部10に帰還されている点が第2の実施例と異なって
いる。
セット検出部10はグレイコード読取りエラーが発生し
た場合には、剰余トラック数検出部9から出力された剰
余トラック数のデータの23の位の代わりに、加算器20の
出力データの23の位をチェックする。そして、セット検
出部10は連続的な読取りエラーの発生により加算器20の
出力データの23の位が“H"から“L"に変わった場合に
は、光ビームがグレイコード部を1セットクロスしたも
のと判断し、クロスセット数カウンタ11に1個パルス信
号を送り、カウンタ11をカウントアップさせる。本実施
例によればグレイコードパターンの読取りエラーが複数
のサンプルタイミングにわたって続いたような場合で
も、クロスセット数を正しくカウントすることができ
る。
すなわち、1回または連続した数回の読取りエラーの
間に光ビームが8トラック以上進んだ場合は、剰余トラ
ック数検出部9から出力される剰余トラック数のデータ
の23の位がずっと“H"または“L"のままとなり、あるセ
ットが検出された後、16トラック以上進んでもセット検
出が行われず、クロスセット数の計数値が誤る可能性が
ある。このような場合、本実施例ではクロストラック数
の積算により加算器20の出力データが増加することを利
用して、セット検出部10でセット検出を行うことにより
セット数の計数を誤ることがなくなるため、トラック数
検出の信頼性を更に高めることができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明によれば光ディスク上で
光ビームがグレイオード等の特定のピットパターンを何
セットクロスしたかを示すクロスセット数と、アクセス
スタート時のピットパターンと現時点のピットパターン
との比較によって求まる1セットのトラック数に満たな
い剰余トラック数とにより、アクセス中のトラック数を
検出するため、アクセス中にあるサンプルタイミングで
特定のピットパターンの読取りエラーが生じても、次の
サンプルタイミングで正しく読取りがなされれば正しい
トラック数が得られるので、従来技術のようなクロスト
ラック数の誤まりの蓄積がなく、しかもセット数の計数
は大まかに行わればよいので、計数誤差の発生が少な
い。従って、アクセス中の初期位置トラックから現在位
置トラックまでのトラック数を大きく誤ること無く求め
ることができ、信頼性の高いアクセス動作が可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る光ディスク装置の第1の実施例を
示すブロック図、第2図は同じく第2の実施例を示すブ
ロック図、第3図は同じく第3の実施例を示すブロック
図、第4図は二値化整形回路の具体例を示す図、第5図
は第4図の動作を説明するためのタイミング図、第6図
はサンプルサーボ方式の光ディスクの概略を示す平面
図、第7図は従来のサンプルサーボ方式の光ディスク上
のサーボパターンの例を示す図、第8図は第7図の隣接
する二つのトラック上のグレイコード部のパターンとグ
レイコード部からの検出信号および二値化整形波形を示
す図である。 1…光ディスク、2…光学ヘッド、4…クロック再生回
路、5…タイミング発生回路、6…二値化整形回路、7
…パターン番号デコーダ、8…初期パターンラッチ回
路、9…剰余トラック数検出部、10…セット検出部、11
…クロスセット数カウンタ、12…トラック数演算回路、
13…総トラック数ラッチ回路、14…前パターンラッチ回
路、15…クロストラック数検出部、16−クロストラック
数ラッチ回路、17…読取りエラー判定部、18…クロスト
ラック数積算回路、19…セレクタ、20…加算器、61…ト
ラック、62…サーボパターン、71,72…ウォプルドピッ
ト、73…グレイコード部、74…ミラー部、75…クロック
ピット。

Claims (6)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】1トラックまたは複数トラック毎に異なる
    特定のピットパターンを隣接する所定トラック数にわた
    って形成してなるセットが半径方向に複数セット形成さ
    れた光ディスクに光ビームを照射し、前記ピットパター
    ンを所定のサンプルタイミングで読取りながら情報の記
    録および再生を行なう光ディスク装置において、 アクセススタート時に読取られた初期位置トラック上の
    前記ピットパターンを記憶する初期パターン記憶手段
    と、 前記初期パターン記憶手段に記憶されている初期位置ト
    ラック上のピットパターンとアクセス中に読取られた現
    在位置トラック上のピットパターンとを比較して、初期
    位置トラックから現在位置トラックまでのトラック数の
    うちで前記所定トラック数の正の整数倍に満たない剰余
    トラック数を検出する剰余トラック数検出手段と、 アクセス中に前記光ビームが前記セットをクロスしたク
    ロスセット数を計数するクロスセット数計数手段と、 前記アクセススタート時から前記クロスセット数計数手
    段により計数されたクロスセット数に前記所定トラック
    数を乗じた数と、前記剰余トラック数とを加算して、前
    記初期位置トラックから前記現在位置トラックまでのト
    ラック数を求めるトラック数演算手段と を具備することを特徴とする光ディスク装置。
  2. 【請求項2】1トラックまたは複数トラック毎に異なる
    特定のピットパターンを隣接する所定トラック数にわた
    って形成してなるセットが半径方向に複数セット形成さ
    れた光ディスクに光ビームを照射し、前記ピットパター
    ンを所定のサンプルタイミングで読取りながら情報の記
    録および再生を行なう光ディスク装置において、 アクセススタート時に読取られた初期位置トラック上の
    前記ピットパターンを記憶する初期パターン記憶手段
    と、 前記初期パターン記憶手段に記憶されている初期位置ト
    ラック上のピットパターンとアクセス中に読取られた現
    在位置トラック上のピットパターンとを比較して、初期
    位置トラックから現在位置トラックまでのトラック数の
    うちで前記所定トラック数の正の整数倍に満たない剰余
    トラック数を検出する剰余トラック数検出手段と、 アクセス中に前記光ビームが前記セットをクロスしたク
    ロスセット数を計数するクロスセット数計数手段と、 前記アクセススタート時から前記クロスセット数計数手
    段により計数されたクロスセット数に前記所定トラック
    数を乗じた数と、前記剰余トラック数とを加算して、前
    記初期位置トラックから前記現在位置トラックまでのト
    ラック数を求めるトラック数演算手段と、 前記ピットパターンの読取りエラーの有無をサンプルタ
    イミング毎に判定する読取りエラー判定手段と、 前記判定手段により読取りエラー無しと判定されたサン
    プルタイミング毎に、読取られた前記ピットパターンを
    前サンプルタイミングで読取られた前記ピットパターン
    と比較して、これら両サンプルタイミング間で前記光ビ
    ームが前記トラックをクロスしたクロストラック数を検
    出するクロストラック数検出手段と、 前記クロストラック数検出手段により検出されたクロス
    トラック数を記憶するクロストラック数記憶手段と、 前記判定手段により読取りエラー有りと判定された時、
    前記クロストラック数記憶手段に記憶されているクロス
    トラック数を読取りエラーの連続発生回数だけ積算する
    クロストラック数積算手段と、 前記判定手段により読取りエラー無しと判定された時は
    前記トラック数演算手段の演算結果を出力し、読取りエ
    ラー有りと判定された時は該演算結果に前記クロストラ
    ック数積算手段の積算結果を加算した結果を出力する出
    力手段とを具備することを特徴とする光ディスク装置。
  3. 【請求項3】前記クロスセット数計数手段は、前記剰余
    トラック数検出手段の検出結果を監視することにより前
    記光ビームが前記セットをクロスしたかどうかを調べ、
    クロスする毎にカウントアップすることを特徴とする請
    求項1または2記載の光ディスク装置。
  4. 【請求項4】前記クロスセット数計数手段は、前記判定
    手段により読取りエラー無しと判定された時は前記剰余
    トラック数検出手段の検出結果を監視することにより前
    記光ビームが前記セットをクロスしたかどうかを調べ、
    前記判定手段により読取りエラー有りと判定された時は
    前記出力手段の出力結果を監視することにより前記光ビ
    ームが前記セットをクロスしたかどうかを調べ、クロス
    する毎にカウントアップすることを特徴とする請求項2
    記載の光ディスク装置。
  5. 【請求項5】1トラックまたは複数トラック毎に異なる
    特定のピットパターンを隣接する所定トラック数にわた
    って形成してなるセットが半径方向に複数セット形成さ
    れた光ディスクに光ビームを照射し、前記ピットパター
    ンを所定のサンプルタイミングで読取りながら情報の記
    録および再生を行なう光ディスク装置のアクセスに際
    し、アクセススタート時に読取られた初期位置トラック
    からアクセス中に読取られた現在位置トラックまでのト
    ラック数を検出する方法において、 前記トラック数のうちで前記所定トラック数の正の整数
    倍に満たない剰余トラック数と、アクセス中に前記光ビ
    ームが前記セットをクロスしたクロスセット数を求め、
    前記クロスセット数に前記所定トラック数を乗じた数
    と、前記剰余トラック数とを加算して、前記トラック数
    を求めることを特徴とする光ディスク装置におけるトラ
    ック数検出方法。
  6. 【請求項6】1トラックまたは複数トラック毎に異なる
    特定のピットパターンを隣接する所定トラック数にわた
    って形成してなるセットが半径方向に複数セット形成さ
    れた光ディスクに光ビームを照射し、前記ピットパター
    ンを所定のサンプルタイミングで読取りながら情報の記
    録および再生を行なう光ディスク装置のアクセスに際
    し、アクセススタート時に読取られた初期位置トラック
    からアクセス中に読取られた現在位置トラックまでのト
    ラック数を検出する方法において、 前記トラック数のうちで前記所定トラック数の正の整数
    倍に満たない剰余トラック数と、アクセス中に前記光ビ
    ームが前記セットをクロスしたクロスセット数を求め、
    前記クロスセット数に前記所定トラック数を乗じた数
    と、前記剰余トラック数とを加算して前記トラック数の
    候補とし、 前記ピットパターンの読取りエラーの有無をサンプルタ
    イミング毎に判定し、読取りエラー無しと判定されたサ
    ンプルタイミング毎に読取られた前記ピットパターンを
    前サンプルタイミングで読取られた前記ピットパターン
    との比較により、これら両サンプルタイミング間で前記
    光ビームが前記トラックをクロスしたクロストラック数
    を検出して記憶し、この記憶されている前記クロストラ
    ック数を読取りエラーの連続発生回数だけ積算してお
    き、 読取りエラー無しと判定された時は前記トラック数の候
    補をそのまま前記トラック数として出力し、読取りエラ
    ー有りと判定された時は該トラック数の候補に、読取り
    エラーの連続発生回数だけ積算された前記クロストラッ
    ク数を加算した結果を前記トラック数として出力するこ
    とを特徴とする光ディスク装置におけるトラック数検出
    方法。
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